JP2018119319A - 除塵装置 - Google Patents
除塵装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2018119319A JP2018119319A JP2017011512A JP2017011512A JP2018119319A JP 2018119319 A JP2018119319 A JP 2018119319A JP 2017011512 A JP2017011512 A JP 2017011512A JP 2017011512 A JP2017011512 A JP 2017011512A JP 2018119319 A JP2018119319 A JP 2018119319A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- screen
- opening
- dust removing
- screen frame
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 239000000428 dust Substances 0.000 title claims abstract description 63
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 119
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 claims abstract description 14
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 3
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 3
- 230000014759 maintenance of location Effects 0.000 description 3
- 239000013535 sea water Substances 0.000 description 3
- 241000242583 Scyphozoa Species 0.000 description 2
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 description 2
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 2
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 description 1
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 description 1
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 239000002699 waste material Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Filtration Of Liquid (AREA)
Abstract
Description
また塵芥を捕集するスクリーン枠にこのような構成を組み込んだ場合、塵芥が付着し易くなりメンテナンスに時間がかかる問題があった。
回動するスクリーン枠のうち、上流側の水面付近に位置するスクリーン枠のみが水位差の解消に関与している。スクリーン枠は固定ではなく回動する構成のため、スクリーン枠の全数又はほぼ全数に構成を設けなければならない。
また、このような構成を組み込むことによりスクリーン枠の自重が増加したり、水中を回動する際、水流の抵抗を受け易くなったりして、駆動源の動力が大きくなり、装置全体の稼働コストが増加してしまう。
上記第1の手段によれば、スクリーンフレームの主面に流水が通過可能な開口を設けているため、大量の塵芥によりスクリーンが閉塞するなどして発生する水路の上流側と下流側の大きな水位差を解消することができる。また、装置の回動部分ではなく、固定したフレームに開口を設けているので、水流の抵抗や、回動部分の動力増加のおそれがない。
上記第2の手段によれば、開口部を開閉自在なダンパにより水位差が発生していないときは、開口部を塞いで、流水と共に塵芥が通過することを防止できる。また大きな水位差が発生したときは、水流の圧力によって開放状態となり、水流を効率的に通過させることができる。
上記第3の手段によれば、ウェイトにより水位差がないときには開口部をダンパで閉塞した状態を維持できる。所定の水位差の水圧のときにダンパが開放状態となる重量に設定したウェイトによりダンパの開放のタイミングを制御できる。
上記第4の手段によれば、水面付近を浮遊するクラゲなどの海洋生物がスクリーンを閉塞して通水を妨げて水位差が発生する実情から、最低水位又は/及び最低水位と最高水位の間に開口部を設けることにより、水面付近の開口部から流水を通過させて効率的に水位差を解消することができる。
上記第5の手段によれば、水路壁とスクリーンフレームの間のデッドスペースに滞留している塵芥をスクリーン枠へ向けて流して捕集することができる。また、デッドスペースの滞留を解消することにより、デッドスペース付近のスクリーンフレームの腐食や海洋生物の付着・成長を防止できる。
上記第6の手段によれば、スクリーン又はバーで塵芥と流水を分離し、案内部から流水のみが通過しデッドスペースの滞留を解消することができる。
上記第7の手段によれば、点検、部品交換、清掃などのメンテナンス時の作業を容易に行うことができる。
[除塵装置1A]
図1は除塵装置の説明図である。図2はダンパの説明図である。図3はウェイトの説明図である。図4は案内部の説明図であり、(1)は平面図(ダンパはプレートのみ)、(2)は正面図である。図1に示す除塵装置1Aは、図5に示す除塵装置1と基本構成は同じである。
スクリーンフレーム5Aの主面には開口部20を設けている。開口部20は、水路の上流側から下流側へ水流が通過可能な孔である。開口部20の孔径、設置数は、装置の大きさに応じて任意に設定変更できる。
この開口部20の取付け箇所は、スクリーンフレーム5Aにおける水路の最低水位側に1つ以上又は/及び最低水位と最高水位の間に1つ以上設けている。水面付近で浮遊するクラゲなどの海洋生物は、主に水面付近に位置するスクリーン4で捕集されている。水面付近のスクリーン枠が閉塞し易く通水の妨げとなっている。このため、最低水位側又は/及び最低水位と最高水位の間に開口部を設けることにより水面付近から流水を通過させて効率的に水位差を解消することができる。
図2に示すように開口部20には、孔を開閉可能なダンパ30を取り付けている。本実施形態のダンパ30は、スクリーンフレーム5Aの下流側に面する主面に開口部20を塞ぐプレート32と、一端側がプレートに接続する一対のサポート34と、サポート34の他端側に接続する回転軸36からなる。なおダンパ30の構成は、所定の水圧により開口部20を開閉自在な構成であれば、他の構成も採用し得る。このような構成のダンパ30により、プレート32が回転軸36の軸回りを回転自在となり、プレート32が開口部に接近したときスクリーンフレーム5Aの開口部20を閉塞状態とする。またプレート32が開口部20から離れたとき開放状態となる。
ダンパ30は、装置全体の大きさを考慮して開口部20に取付けない構成であっても良い。この場合、水路壁7とスクリーンフレーム5Aの間のデッドスペースに水流を発生させて、通水面積を大きく確保でき水位差を発生し難くすることができる。
図3に示すようにダンパ30にはウェイト40を取り付けている。本実施形態のウェイト40は、一対のサポート34の間にボルトなどの固定手段42により取り付けた錘である。水位差が発生するとダンパ30に流水の水圧がかかり、この水圧がダンパ30の自重よりも大きくなると、開口部20からダンパ30が離れて開放状態となり流水が通過可能となる。所定の水位差のときにダンパ30を開放したいときには、あらかじめ、ダンパの取り付け位置における水位差の水圧を求めておく。ウェイト40は、この水圧になったときにダンパが開放可能となるように重量を任意に設定変更可能に構成している。
このような構成のウェイト40により、水位差がないとき又は所定水位差まで開口部20をダンパ30で閉塞した状態を維持できる。そして所定の水位差のときにダンパ30が開放状態となり、ダンパの開放のタイミングを制御できる。
図4に示すようにスクリーンフレーム5Aの上流側であって、水路の水路壁7に流水をスクリーン4に導入する案内部50を設けている。案内部50は、従来、水路壁7とフレームスクリーン5Aの間のデッドスペースの上流側であって、水路の底面から水面に亘って形成している。案内部50は平面視で水流に対して水路両側の水路壁7からスクリーン4の両端に向けて傾斜しており、水流及び塵芥をスクリーン4に向けて導入している。
このような構成の案内部50により、水路壁7とスクリーンフレーム5Aの間のデッドスペースに滞留している塵芥をスクリーン4へ向けて流して捕集することができる。また、デッドスペースの滞留を解消することにより、デッドスペース付近のスクリーンフレーム5Aの腐食や海洋生物の付着・成長を防止できる。
またバー又は波網形を用いた案内部50の場合、バー又は波網の凸部を水平方向に配置すると良い。これにより塵芥がバー又は波網の凸部に沿ってスクリーン4へ滑るように導入することができる。
さらに案内部50は、水路両端の水路壁7で水路底面から水面の天地方向に沿って形成し、水流方向に複数分割すると良い。これにより案内部50の点検、部品交換、清掃などのメンテナンス時の作業を容易に行うことができる。
除塵装置1Aは、スクリーンフレーム5Aの主面に設けた開口部20により、スクリーンフレーム5Aと水路壁7の間のデッドスペースに流れを生じさせて、水位差が発生し難くしている。
また水路両端の水路壁7に設けた案内部50により、スクリーンフレーム5Aと水路壁7の間のデッドスペースに滞留している塵芥をスクリーン4へ向けて流して捕集することができる。従ってデッドスペースの滞留を解消することにより、デッドスペース付近のスクリーンフレーム5Aの腐食や海洋生物の付着・成長を防止できる。
また、あらかじめ所定の水位差のときであって開口部20から流水を通過させたいときには、ウェイト40付きのダンパ30により、所定の水位差の水圧が作用したときに開口部20を閉塞していたダンパ30が開放状態となり、開口部20から水流を通過させることができる。
案内部により水路壁とスクリーンフレームの間のデッドスペースが少なくなり、通水面積を大きく確保できる。またデッドスペースの塵芥をスクリーンへ水流と共に導入しているので、塵芥の滞留を低減できる。さらにデッドスペースに流れを発生させることにより、デッドスペース付近のスクリーンフレームなどの設備部品の腐食、海洋生物の付着・成長を防止できる。
Claims (7)
- 水路を横切る一対のリンクチェーンと、前記リンクチェーンを回動させる上部及び下部スプロケットホイールと、前記リンクチェーンのリンク毎に水流方向に対して垂直又は所定角度に傾斜させたスクリーンと、前記上部及び下部スプロケットホイールを支持するスクリーンフレームを備えた除塵装置において、
前記スクリーンフレームは、主面に流水が通過する開口部を備えたことを特徴とする除塵装置。 - 前記スクリーンフレームは、下流側の主面に前記開口部を開閉自在なダンパを備えたことを特徴とする請求項1に記載の除塵装置。
- 前記ダンパは、前記開口部を閉じる方向に付勢するウェイトを取付けたことを特徴とする請求項2に記載の除塵装置。
- 前記開部口は、前記水路の最低水位側に1つ以上又は/及び最低水位と最高水位の間に1つ以上設けたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の除塵装置。
- 前記スクリーンフレームの上流側であって、前記水路の水路壁に流水を前記スクリーンに導入する案内部を設けたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1に記載の除塵装置。
- 前記案内部は、網又は/及びバーであることを特徴とする請求項5に記載の除塵装置。
- 前記案内部は、前記水路の両端で天地方向に沿って形成し、水流方向に複数分割したことを特徴とする請求項5又は6に記載の除塵装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017011512A JP6799276B2 (ja) | 2017-01-25 | 2017-01-25 | 除塵装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017011512A JP6799276B2 (ja) | 2017-01-25 | 2017-01-25 | 除塵装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018119319A true JP2018119319A (ja) | 2018-08-02 |
JP6799276B2 JP6799276B2 (ja) | 2020-12-16 |
Family
ID=63044810
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017011512A Active JP6799276B2 (ja) | 2017-01-25 | 2017-01-25 | 除塵装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6799276B2 (ja) |
-
2017
- 2017-01-25 JP JP2017011512A patent/JP6799276B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6799276B2 (ja) | 2020-12-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100641826B1 (ko) | 협잡물 걸름부를 구비한 가동보 | |
RU2013152392A (ru) | Многоцелевое роторное устройство и генерирующая система, включающая такое устройство | |
KR101453668B1 (ko) | 차집관거의 유량조절장치 | |
TW201309899A (zh) | 水車發電單元 | |
KR101424053B1 (ko) | 조력발전장치 | |
KR101139533B1 (ko) | 차집관거의 우수 조절 및 토사 유입 방지장치 | |
US9611607B2 (en) | Hydro-electric power plant comprising a grating assembly for taking water into the turbine, which is designed to discharge floating debris stopped by the grating | |
CN107648918A (zh) | 一种栅网一体机 | |
KR101106890B1 (ko) | 우수토실의 우수유입 방지장치 | |
JP2018119319A (ja) | 除塵装置 | |
KR101200458B1 (ko) | 수력 발전 장치 | |
KR100641742B1 (ko) | 이물질 제거장치가 구비된 해수교환 방파제 | |
KR102042384B1 (ko) | 수류 유도장치를 구비한 제진기 | |
JP4586104B2 (ja) | 水力発電システム及び総合水力発電システム | |
JP4148519B2 (ja) | 農業用水路等の落差工に設置する水力発電装置 | |
KR101030951B1 (ko) | 로타리식 제진기의 스크린 장치 | |
RU2576964C1 (ru) | Устье дренажного коллектора | |
JP6937033B2 (ja) | 水力発電装置 | |
JP4953917B2 (ja) | 除塵設備 | |
JP2013083173A (ja) | 水力発電装置用導水装置 | |
KR101356852B1 (ko) | 우수 및 토사유입 방지장치 | |
JP2003269315A (ja) | 用水路用水力発電装置 | |
JP5162606B2 (ja) | 可搬型水力発電装置 | |
CN217810888U (zh) | 一种新型循环式齿耙清污机 | |
US11913422B2 (en) | Wave force utilization unit and wave force utilization system using same |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20191001 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200806 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200825 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200911 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20201021 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20201103 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6799276 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |