JP2018119300A - 建築用板材の持上げ工具 - Google Patents

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【課題】建設現場で積層されている建築用板材を吊り上げるための係止金具や吊り紐などの吊上げ補助具の取付を安全に且つ一人で行う持上げ工具の提供。【解決手段】工具本体部2に上下方向に移動自在に支持されている垂直移動部材が可動ハンドル部の操作により上下動することによって、垂直移動部材が建築用板材の端部を持上げる建築用板材の持上げ工具1であって、工具本体部2は、台座5の略中央部に支持ハンドル7を具備する摺動支持軸6が固定されており、垂直移動部は、摺動支持軸6に外嵌して案内されながら上下動する垂直摺動筒9と、垂直摺動筒9と共に上下動して建築用部材の端部を持上げる持上台10及び連結腕を有し、可動ハンドル部は、可動ハンドル13を具備するL字型回動杆12の垂直杆12aと水平杆12bの交差部が連結腕と回転自在に連結され、水平杆の端部が連結杆15を介して台座と回動自在に連結している。【選択図】図1

Description

この発明は、建築作業現場において主として用いられる建築用板材の持上げ工具に関するものである。
従来、外壁や床などの建築用板材として、例えば押出成形セメント板等の中空セメント板材等が用いられている。この建築用板材は工場で生産された後にトラック等で建設現場に搬入されて複数枚積み重ねられた状態で仮置きされ、その後に、クレーンにより建築物の所定場所に運搬されて組み込まれる作業がなされている。ところが建築用板材は仮置き状態では上下間に隙間なく積み重ねられているため、このままではクレーンで持ち上げるための係止金具やスリング等の吊上げ補助具を建築用板材の下方に通すことができない。又、積み重ねられた上下の建築用板材の間に先に輪木を差し込んで隙間を開けておき、後の吊上げ作業に備える必要がある場合もある。このような荷揚げの予備作業として建築用板材の一端を片方ずつ持上げて、その下方の建築用板材との間に隙間を設けて吊上げ補助具や輪木をそれぞれ通す作業が必要となる。従来、この予備作業を人力で行っていたので、持ち上げる作業者と吊上げ補助具や輪木を通す作業者の最低2人が必要であった。
このような人手で行う作業を簡素化するために、例えば下記特許文献1には、基端部が作業者の手で把持され、先端部が軽量気泡コンクリートパネル等の建築用板材の上面に当接される棒状操作部と、当棒状操作部の途中に突設された枝部と、該枝部の先端に棒状操作部とは直交方向に延びるよう固定され建築用板材の小口面の凹状目地部に嵌合される目地嵌合部とを備えた軽量気泡コンクリートパネル等の建築用板材の持上げ具が開示されている。この持上げ具では、目地嵌合部を作用点として、てこの原理を応用することで建築用板材の一端側が容易に且つ持ち上げを小さい力で楽に行うことができるようになる。
実開平5−583753号公報
しかしながら、例えば押出成形セメント板材等の建築用板材は、その材質のために重量が重いので、特に大規模工事では建築用板材の設置枚数も多いために作業者に多大な労力と、作業者の手が建築用板材の間に挟まれる危険性も存在した。
また、上記特許文献1に開示されている持上げ具においては、てこの原理で作業者が負担する建築用板材を持ち上げる力は多少軽減されるものの、建築用板材の片方を持上げ状態を人力で保持しながら、下方の建築用板材との間に開いた隙間にクレーンで持ち上げるための係止金具やスリング等の吊上げ補助具を通さなければならないので、前記の人力で行う場合の作業と同様に、一人で作業を行うことが出来ず、非効率であるという問題点がある。
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、主たる目的は建築用板材の持上げるための係止金具や吊上げ紐などの吊上げ補助具の設置を一人で行うことができ、且つ、その手間と労力を軽減させることができ、更に一人で作業を行っていても、吊上げ補助具の取付や輪木の差し込み作業が安全に行える建築用板材の持上げ工具を提供することにある。
上記目的を達成するために、この発明の建築用板材の持上げ工具は、工具本体部に上下方向に移動自在に支持されている垂直移動部材が可動ハンドル部の操作により上下動することによって、前記垂直移動部材が建築用板材の端部を持上げる建築用板材の持上げ工具であって、前記工具本体部は、台座の略中央部に支持ハンドルを具備する摺動支持軸が固定されており、前記垂直移動部は、前記摺動支持軸に外嵌して案内されながら上下動する垂直摺動筒と、該垂直摺動筒と共に上下動して前記建築用部材の端部を持上げる持上台及び連結腕を有し、前記可動ハンドル部は、可動ハンドルを具備するL字型の回動杆の垂直杆と水平杆の交差部が前記連結腕と回転自在に連結され、前記水平杆の端部が連結杆を介して前記台座と回動自在に連結されていることを特徴としている。
又、前記L型回動杆の交差部の軸と台座の側板に設けた軸との直線距離は、前記L型回動杆の交差部の軸と水平杆の先端部分に設けた軸との距離の長さと、前記水平杆の先端部分に設けた軸と前記台座の側板に設けた軸との距離の長さの和よりも、短いことを特徴としている。
更に、前記連結腕は、2つの連結腕が可動ハンドル部の交差部の幅の間隔を開けて垂直摺動部から平行に突出するように設けられていることを特徴としている。
更に又、前記摺動支持軸及び該摺動支持軸に外嵌する垂直摺動筒は断面形状が四角形であることを特徴としている。
又、前記可動ハンドルは、引く側へ屈曲していることを特徴としている。
上記手段によると、積層されている建築用板材の上下に隣接する凹部に持上工具の持上台及び台座を挿入して、一方の手で支持ハンドルを握りもう一方の手で可動ハンドルを作業者自身の方向へ引くだけの作業で良いので作業が簡単であり、又、可動ハンドルと持上台の長さの比を大きくすることによって、作業者の可動ハンドルを引く力を弱く出来るので疲れが少ない。更に、可動ハンドルを最後まで引いて建築用板材を持ち上げて隙間を形成した後は、手を離しても隙間はそのまま維持できるので、形成された隙間に吊り上げ補助具を挿入する作業が1人で行うことが出来て省人化を図ることが出来る。小型であるので持ち運びが便利である。
又、前記L型回動杆の交差部の軸と台座の側板に設けた軸との直線距離は、前記L型回動杆の交差部の軸と水平杆の先端部分に設けた軸との距離と、前記水平杆の先端部分に設けた軸と前記台座の側板に設けた軸との距離の長さの和よりも、短いこととすることにより、可動ハンドルを手前に最後まで引いた時に、水平杆と連結杆の先端が折れ曲がった状態で摺動支持軸に当接して建築用板材の間隔を開けた状態が維持される
連結腕が2つの連結腕からなりその間にL型回動部の交差部が入れば回転する交差部が連結腕で挟まれて防御されて安全である。又、前記摺動支持軸や垂直摺動筒の断面形状が四角形であれば、相互に回転することがないので、上下方向の直線運動だけとなり作業が安定する。更に又、可動ハンドルが引く側へ屈曲しているので、支持ハンドルとの間の間隔が大きくなり手を入れやすく、作業能率が向上する。
この発明の一実施形態の全体斜視図 工具本体部の斜視図 図2の工具本体部の正面図 垂直移動部の斜視図 図4の垂直移動部の正面図 可動ハンドル部の斜視図 図6の可動ハンドル部の正面図 連結杆の斜視図 建築用板材端部への取付時の持上工具説明図 建築用板材端部の持ち上げ途中の持上工具説明図 建築用板材端部を最後まで持ち上げた時の持上工具説明図 図9の断面図 建築用板材端部への取付時使用説明図 建築用板材端部の持上げ使用説明図 クレーンによる建築用板材の吊上げ参考図
この発明の実施形態について以下図面に基づいて説明する。この発明の建築用板材の持上げ工具1は、図1乃至図7に示されているように、工具本体部2、該工具本体部2にガイバされて上下動する垂直移動部3、該垂直移動部3をてこの原理で上方へ持上げする可動ハンドル部4を主要な構成要件としている。そして、この建築用板材の持上げ工具1で持上げる建築用板材Aは4つの側端面の少なくともいずれか1つに穴若しくは溝などの凹部Bが形成されているものが対象である。
前記工具本体部2は、図2、図3に示されるように、台座5と、該台座5の内部の略中央部に固定された四角柱からなる摺動支持軸6、該摺動支持軸6の上端に固定された手握部を先端に有する支持ハンドル7を有している。更に又、前記台座5の両側板5bの一端側には軸穴5cが形成されている。前記摺動支持軸6の長さと支持ハンドル7の長さは、建築用板材Aの持ち上げ距離に応じて適宜選択される。摺動支持軸6の内部は空洞とすれば全体の重さが軽減される。摺動支持軸6と支持ハンドル7は同一部材からなる一体成形されたものであってもよい。
前記垂直移動部3は、図4、図5に示されるように、前記工具本体部2の摺動支持軸6に外嵌して上下動する垂直摺動筒9と、この垂直摺動筒9の高さ方向の中央部分で且つ前記台座5を形成する側板5bの前記軸穴5cを形成した側と反対側の上方に位置する側面に建築用板材Aの凹部Bに差し込む持上台10が突出して設けられている。又、この持上台10と反対側には先端に軸穴11aを形成した2つの連結腕11が可動ハンドル部4の幅の間隔を開けて平行に突出するように設けられている。
前記可動ハンドル部4は、図6、図7に示すように、側面視がL字型を有するL型回動杆12の垂直杆12aの上方に先端に手握部を有し且つ支持ハンドル7との間隔を開けて手を入れやすくして作業能率を上げるために作業者方向へ少し曲った可動ハンドル13を固定し、前記垂直杆12aに対して略直角方向に延びる水平杆12bの先端部分及び前記垂直杆12aと水平杆12bの交差部12cにはそれぞれ軸穴12d、12eが設けられている。図1、図6等からも分かるように、可動ハンドル13の先端は前記支持ハンドル7の先端と略同一高さとして作業能率が上るようにしている。又、L型回動杆12は内部が詰った四角柱棒を直角に折り曲げて形成したものであっても、金属板からなる断面がコの字型の中空部材であってもよい。コの字型の中空部材の場合には、全体重量が軽減されるのに加えて、水平杆12bに形成する軸穴12dが形成し易い。
又、可動ハンドル13を最も手前に引き下げた図11の状態においては、前記L型回動杆12の交差部12cの軸14と台座5の側板5bに設けた軸17との直線距離aは、前記L型回動杆12の交差部12cの軸14と水平杆12bの先端部分に設けた軸16の距離bと、前記水平杆12bの先端部分に設けた軸16と前記台座5の側板5bに設けた軸17との距離cの和よりも、短くなるように形成されている。即ち、a<b+cの関係となっている。これによって、持上台10に建築用板材Aの荷重が掛かって垂直摺動筒9が下方へ付勢されても、軸16を中心に折れ曲がった水平杆12bと連結杆15の端が摺動支持軸6の側面に当接して下降を阻止し得て、両手を支持ハンドル7及び可動ハンドル13から話しても距離D3を安定して維持できる。
上記の主構成要件からなるこの建築用部材の持上げ工具1を使用するに際しては、図1に示すように組立てた状態で使用する。まず、摺動支持軸6に垂直摺動筒9を外嵌して工具本体部2と垂直移動部3とを連結する。次に、垂直移動部3の2本の連結腕11の間に可動ハンドル部4の交差部12cを入れて2本の連結腕11の軸穴11aと交差部12cの軸穴12eを一致させて軸14を挿入して垂直移動部3に対して可動ハンドル部4が回動自在となるように固定する。交差部12cは2本の連結腕11の内側に入るために動いても安全である。
そして、次に、可動ハンドル部4のL型回動杆12の水平杆12bの先端部に形成した軸穴12dと所定長さにあらかじめ形成してある連結杆15の一方の端に形成している軸穴15aを合わせて軸16を挿入して相互に回動自在とし、更に連結杆15の他方の端に形成しているもう一つの軸穴15bと工具本体部2の台座5の側板5bに設けている軸穴5cとを一致させて軸17を挿入して相互に回転自在としている。前記水平杆12bが断面コの字型の中空で2つの側板12fを具備している場合には、前記連結杆15はそれぞれこの2つの側板12fの内側に合わせるようにすることで、連結杆12aの回動部分が側板12fによって保護されるので安全である。又、この2つの連結杆15の下方端も同様に前記台座5を形成する2つの側板5bの内側に合わせるようにすると同様に安全に保護される。尚、2つの連結管15を使用したが、これに代えて、前記水平杆12bと同じように、断面コの字型の中空で2つの側板を具備するものを連結杆15とすれば、連結杆15が相互に繋がったことと同じであり、剛性・耐久性が生じて尚且つ動作も安定・スムーズになる利点がある。
上記のように組立てられたこの発明の建築用部材の持上げ工具1の使用について図9乃至図15について説明する。使用開始に当っては、図9に示すように、可動ハンドル13を支持ハンドル7と同じようにほぼ垂直方向に立てた状態にしておく。これによって、垂直移動部3の垂直摺動筒9は、連結杆15が台座5及び水平杆12bと軸16で回転自在に連結され、且つ、L型回動杆12の交差部12cと垂直移動部3の連結腕11も軸14で回転自在に連結されているリンク機構を構成し、しかも垂直摺動筒9が摺動支持軸6に上下動自在に外嵌していることから、台座5を構成する2つの側板5bの上面と持上台10の上面との距離D1は最小距離を保ってこれ以上小さくなることはない状態で静止している。この距離D1は、図14に示すように、積み重ねられた建築用板材Aの端面に形成されている断熱材等の挿入用の穴である凹部Bの上下間の距離としておくことによって、スムーズに作業が行える。この建築用板材の持上工具1の使用範囲を小型の建築用板材Aに適用する場合には、この最小距離D1を小さくなるように設計すれば対応できる。
積層された建築用板材Aの上下の凹部Bの間隔距離に距離D1を合わせるには、可動ハンドル13を図9に示す矢印方向すなわち作業者自身の方向へ引きあるいは逆に押すことによって可能である。引いた時には垂直移動部3は3つの軸14、16、17によるリンク機構が働いて垂直摺動筒9が摺動支持軸6に沿って上昇し、逆に可動ハンドル13を作業者から離れる方向である支持ハンドル7方向へ押して回動させれば、同じリンク機構によってD1の距離は縮小する。このようにD1の間隔距離と上下2つの凹部Bの距離を略一致させてから、図13に示すように、上下の凹部Bの中へ持上台10及び台座5の先端を挿入する。この時、一方の手で支持ハンドル7を他方の手で可動ハンドル13を持って可動ハンドル13を作業者自身の方向へ引くことによって、距離D1が大きくなって図10に示す距離D2となり、持上台10は上側の建築用板材Aの凹部Bの上方内面に当接し、台座5の底板5aの裏面が下側の建築用板材Aの凹部Bの下方内面に当接する。そして更に可動ハンドル13を手前に引き続けると、図11に示す距離D3となって、図14に示すように、上下の建築用板材Aの間に隙間Lが形成される。
この時、図11に示すように、可動ハンドル13を最大限まで作業者方向へ引けば支持ハンドル7とほぼ直角を形成して静止する。この状態においては、持上台10の上方に建築用板材Aの荷重が掛かっている場合であっても、前記した理由によって、垂直摺動筒9が摺動支持軸6を滑って落下することは生じない。すなわち、図11において持上台10に荷重が掛かった時には、その荷重により垂直摺動筒9が下方へ摺り落ちようとするが、この垂直摺動筒9に連結されている連結腕11と軸14によって回動可能に連結されているL型回動杆12の水平杆12bと連結杆15とは垂直方向に一直線ではなく「く」の字型に屈曲するため、水平杆12bの側端が摺動支持軸6に当接してその荷重による回動を止めている。このことによって、建築用板材Aの荷重が持上台10、垂直摺動筒9に掛かっても摺り落ちることがない。この摺り落ちない安定した状態は、可動ハンドル13を作業者方向に最後まで引いた時である。これで作業者は支持ハンドル7及び可動ハンドル13から両手を離すことが出来る。
尚、この摺り落ちないようにするための他の手段として、垂直摺動筒6の上下幅の長さを小さくすることにより、持上台10に掛かった荷重は偏荷重として垂直摺動筒6に伝達されて垂直摺動支持軸6に対する摺動摩擦で係止することも可能であるが、安定性に欠けるためにあまり適切ではない。
上述のような建築用板材Aを持ち上げるために可動ハンドル13を作業者側へ引き込む力は、てこの原理により交差部12cと連結腕11とを回転自在に固定する軸14から可動ハンドル13の先端迄の距離と持上台10の先端迄の距離の比によって決るため、可動ハンドル13の長さを持上台10の長さより十分に大きくすることで、小さい力でも建築用板材Aの持上げが出来て作業が楽になる。
前述のようにして、積層されている隣接した上下2つの建築用板材Aの間に隙間Lが形成されると、そこに吊り紐や吊り金具などの吊上げ補助具Cを通して入れる。吊上げる際には図15に示すように、長手方向の両側に吊上げ補助具Cを通さなければならないので一枚の建築用板材Aの両端部で片方ずつ同じ操作を繰り返して2つの吊上げ補助具Cを挿入する。図では1枚の建築用板材Aを吊り紐でクレーンで吊上げる場合について説明しているが、複数枚の建築用板材Aを吊り上げる場合にも同様の作業によって行うことができる。
以上の説明で明らかなように、この発明の建築用板材の持上げ工具1によると、簡単な操作で建築用板材Aの端部を持ち上げることが出来るのに加えて、持上台10と可動ハンドル13の長さの比を大きくすることで、少ない力で楽に作業が可能となる。また、可動ハンドル13を作業者側へ引くことによって持上げられるので、横方向に開くより力が入れ易い。更に又、上下の建築用板材Aの端部の隙間Lを開けたままの状態で2つのハンドル7、13から両手を離しても隙間Lはそのまま維持できるために、開いた隙間Lに吊上げ補助具Cの挿入を同じ作業者が一人でき、省人化を図ることが出来る。
この発明の建築用板材の持上げ工具は、高層、低層建築物に拘わらず、全ての建築物の建築用板材の吊上げ作業や輪木の挿入時に使用できるため、使用用途は広汎であり、多くの需要が見込まれる。
1 建築用板材持上げ工具
2 工具本体部
3 垂直移動部
4 可動ハンドル部
5 台座
6 摺動支持軸
7 支持ハンドル
9 垂直摺動筒
10 持上台
11 連結腕
12 L型回動杆
12a 垂直杆
12b 水平杆
13 可動ハンドル
14、16、17 軸
15 連結杆
実開平05−058753号公報

Claims (5)

  1. 工具本体部に上下方向に移動自在に支持されている垂直移動部材が可動ハンドル部の操作により上下動することによって、前記垂直移動部材が建築用板材の端部を持上げる建築用板材の持上げ工具であって、
    前記工具本体部は、台座の略中央部に支持ハンドルを具備する摺動支持軸が固定されており、
    前記垂直移動部は、前記摺動支持軸に外嵌して案内されながら上下動する垂直摺動筒と、該垂直摺動筒と共に上下動して前記建築用部材の端部を持上げる持上台及び連結腕を有し、
    前記可動ハンドル部は、可動ハンドルを具備するL字型回動杆の垂直杆と水平杆の交差部が前記連結腕と回転自在に連結され、前記水平杆の端部が連結杆を介して前記台座と回動自在に連結されていることを特徴とする建築用板材の持上げ工具。
  2. 前記L型回動杆の交差部の軸と台座の側板に設けた軸との直線距離は、前記L型回動杆の交差部の軸と水平杆の先端部分に設けた軸との距離と、前記水平杆の先端部分に設けた軸と前記台座の側板に設けた軸との距離の長さの和よりも、短いことを特徴とする請求項1記載の建築用板材の持上げ工具。
  3. 前記連結腕は、2つの連結腕が可動ハンドル部の交差部の幅の間隔を開けて垂直摺動部から平行に突出するように設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の築用板材の持上げ工具。
  4. 前記摺動支持軸及び該摺動支持軸に外嵌する垂直摺動筒は断面形状が四角形であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の建築用板材の持上げ工具。
  5. 前記可動ハンドルは、引く側へ屈曲していることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の建築用板材の持上げ工具。
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