JP2018118093A - 弾性ベルトを有する着用可能物品 - Google Patents

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本 広 一 森
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Chunmin Cheng
川 雅 晴 西
Masaharu Nishikawa
川 雅 晴 西
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Abstract

【課題】フィット感、おしり領域のカバー、履き心地、ずり落ち防止、及び漏れの防止などの、バランスの取れたパンツタイプの着用可能物品を提供すること。
【解決手段】着用可能物品が、本体と環状弾性ベルト(40)を備え、環状弾性ベルトが、前側ベルトと後側ベルトを備え、各前・後側ベルトのベルト側縁部が継ぎ合わされてシーム長が画定される。前・後側ベルトがそれぞれ、横方向に延びる4つのゾーンに分割され、シーム長のパーセンテージに対して、腰部開口部から近位縁部までのそれぞれの位置によって画定され、0〜25%が腰部ゾーン(102)であり、25〜50%が遠位腹部ゾーン(104)であり、50〜85%が近位腹部ゾーン(106)であり、85〜100%が脚部ゾーン(108)であり、前側近位腹部ゾーンの引張り応力が、他のいずれのゾーンの引張り応力より大きく、前側遠位腹部ゾーンの引張り応力の200%以上である。
【選択図】図3

Description

本発明は、特定の引張り応力プロファイルのゾーンを有する弾性ベルトを有する着用可能物品に関する。
乳幼児、及び失禁症状のあるその他の個人は、尿及び他の身体排出物を受容及び収容する着用可能物品(おむつなど)を着用する。引っ張って着用するタイプの着用可能物品、又はパンツタイプの着用可能物品とも呼ばれる物品は、着用者の両脚を脚部開口部に挿入した後、当該物品を下部胴体あたりの位置まで上方に滑らせるように動かして着用する物品である。パンツタイプの吸収性物品は、歩くことができてトイレのトレーニング中の幼児用として、更には、もう少し年下の幼児であっても、テープで止めるタイプの吸収性物品をつけさせるのがより困難になりがちな、動きの激しい幼児用に広く普及している。
多くのパンツタイプの着用可能物品は、弾性的に収縮可能な状態で腰部開口部及び/又は脚部開口部に固定された弾性的要素を採用している。通常、使い捨てではない下着類でもそうであるように、確実に脚部及び腰部周りで、完全に弾性的にフィットするようにするために、脚部開口部及び腰部開口部は少なくとも部分的に、それぞれの開口部の周囲に配置された伸縮性のある要素で囲まれている。
着用者の股部領域を覆う本体と、腰部開口部及び脚部開口部を画定する別体の弾性ベルトとを有する、パンツタイプの着用可能物品は、PCT国際公開第2006/17718A号に記載されたもののように、当該分野においては周知である。そのようなパンツタイプの着用可能物品は、ベルトタイプパンツと呼ばれることもある。他方で、パンツタイプの着用可能物品の中には、着用可能な本体の外側カバーが、当該物品の、衣類に面する側の表面全体を完全に覆うように構成されているものもある。そのようなパンツタイプの着用可能物品は、一体型パンツと呼ばれることもある。一体型パンツと比べると、ベルトタイプパンツは、物品のあるエリアでより少ない数の素材のレイヤーしか有していないため、通気性が良く、また経済的に製造できるという利点がある。一体型タイプであるか、ベルトタイプであるかを問わず、できる限り直線のサイドシームを提供することを含む、衣服にほぼ類似した外観のパンツタイプの着用可能物品を提供したいという要望が存在する。一方、人体に、特に36ヶ月未満の年齢の子供の下部胴体に、よりフィットするパンツタイプの着用可能物品を提供することが望まれている。成人のものに比べると、幼児は比較的大きな前側腰部を有する。そのような大きな腰部領域に適合させるために、胴体のより上部に延びるパンツを設けることができる。しかしながら、上述のベルトタイプのパンツの利点を考えても、パンツのこのような延びは、通気性及びコストの観点から重要ではない可能性がある。
PCT国際公開第2006/17718A号
上述の事情により、フィット感、おしり領域のカバー、履き心地、ずり落ち防止、及び漏れの防止などの、バランスの取れた性能を有する、パンツタイプの着用可能物品が必要とされている。そのような着用可能物品を経済的な方法で提供することもまた必要とされている。
本発明は、長手方向及び横方向に連続している着用可能物品に向けられ、それは、本体と環状弾性ベルトとを備え、環状弾性ベルトが、前側ベルトと後側ベルトとを備え、前側ベルトの中心が、本体の前側腰部パネルに接合され、後側ベルトの中心が、本体の後側腰部パネルに接合され、前側及び後側ベルトのそれぞれが、本体が重ならない左側部パネル及び右側部パネルを有し、前側ベルト及び後側ベルトの横方向縁部がシームにより接合されて、腰部開口部及び2つの脚部開口部を形成し、前側ベルト及び後側ベルトのそれぞれが、内側シートと、外側シートと、それらに挟まれて実質的に互いに平行に横方向に延びる複数の弾性体と、によって形成され、
それぞれの前側ベルト及び後側ベルトは、横方向に連続する近位及び遠位縁部を有し、近位縁部は遠位縁部よりも、物品の長手方向の中心に対してより近い位置にあり、前側ベルト及び後側ベルトのそれぞれは、側縁部を有し、
前記前側ベルトのベルト側縁部の全長が、前記後側ベルトのベルト側縁部のある一定の長さと継ぎ合わされて、シーム長LSを画定し、
前記前側ベルト及び前記後側ベルトのそれぞれが、横方向に延びる4つのゾーンに分割され、前記4つのゾーンが、前記シーム長LSのパーセンテージに対して、前記腰部開口部から前記近位縁部までのそれぞれの位置によって画定され、0〜25%が腰部ゾーンであり、25〜50%が遠位腹部ゾーンであり、50〜85%が近位腹部ゾーンであり、85〜100%が脚部ゾーンであり、
近位腹部ゾーンの引張り応力が、他のいずれのゾーンの引張り応力より大きく、前側遠位腹部ゾーンの引張り応力の200%以上である。
本明細書の末尾には、本発明を構成するものと見なされる主題を具体的に特定しかつ個別に特許請求する特許請求の範囲が添付されているが、本発明は、実質的に同様の要素が同様の符合を用いて示されている添付の図面と以下の説明文を併せ読むことでより良く理解されるものと考えられる。
本発明の着用可能物品の一実施形態の斜視図である。 本発明の着用可能物品の一実施形態の、シームの接合が解除されて取り外されて、衣類に面する側の表面を見せるように、平たく伸ばした状態の概略上平面図である。 本発明の着用可能物品の一実施形態の、衣類に面する側の表面を見せるように、平たく伸ばした状態の概略側平面図である。 本発明の着用可能物品の一実施形態の、マネキンに着せた状態での側面図である。 従来技術の着用可能物品の、マネキンに着せた状態での側面図である。 「物品全体力測定法」にかかるハンガータイプの試料保持用固定具の一例の概略図である。 本発明の着用可能物品の一実施形態の、「ベルトシーム形状測定法」にかかるストレッチボードに着せた状態での側面図である。 従来技術の着用可能物品の一実施形態の、シームの接合が解除されて取り外されて、衣類に面する側の表面を見せるように、平たく伸ばした状態の概略上平面図である。 従来技術の着用可能物品の一実施形態の、衣類に面する側の表面を見せるように、平たく伸ばした状態の概略側平面図である。
用語の定義
本明細書で使用する時、以下の用語は下記で指定される意味を有するものとする。
「着用可能物品」は、パンツ、テープ止めするおむつ、失禁者用ブリーフ、女性の生理用衣類等の形となり得る、着用の物品を指す。「着用可能物品」は、尿、大便、経血のような、身体から排出される様々な排出物を吸収し収容するようにも構成されている場合がある。「着用可能物品」は、PCT国際公開第2011/087503A号に開示されたもののような、吸収及び収容機能を提供するための、分離可能な、使い捨ての吸収性インサート、と共に用いるように適合されうる外側カバーとして機能する場合もある。
「パンツ」は、予め成形された腰部及び脚部開口部を有する使い捨て吸収性物品を指す。パンツは、着用者の両脚を脚部開口部に入れ、パンツを滑らせて、着用者の胴体下部の周りの位置に至らせることにより身に付けることができる。パンツは、通常、「閉鎖型おむつ」、「締結済おむつ」、「プルオン式おむつ」、「トレーニングパンツ」及び「おむつパンツ」とも呼ばれる。
「長手方向の」とは、物品の腰部縁部から対向する腰部縁部に実質的に垂直に及び、物品の最大直線寸法にほぼ平行に延びる方向を指す。
「横方向の」とは、長手方向と垂直な方向を指す。
「身体に面する」及び「衣類に面する」とは、それぞれ、要素若しくは要素の面、又は要素の群の相対位置を指す。「身体に面する」とは、要素又は面が他の要素又は面より、着用時に着用者により近いことを意味する。「衣類に面する」とは、要素又は面が他の要素又は面より、着用時に着用者からより遠く離れていることを意味する(すなわち、要素又は面が、吸収性のある使い捨て物品の上に着用され得る着用者の衣類に近接する)。
「配置される」とは、要素がある特定の場所又は位置に設けられていることを指す。
「接合される」とは、要素が直接的に他の要素に取り付けられることによって要素が直接固定される形態、及び要素が中間の部材に取り付けられ、その中間部材が次に他の要素に取り付けられることによって要素が他の要素に間接的に固定される形態を指す。
「延伸性」及び「延伸可能な」とは、弛緩状態の構成要素の幅又は長さを伸ばす又は増大させることができることを意味する。
「伸縮性」又は「弾性のある」は、構成要素が弾性材から作製された少なくとも一部分を含むことを意味する。
「伸長可能な材料」、「延展可能な材料」、又は「延伸可能な材料」は互換的に使用され、付勢力を加えると、破裂又は破断することなく、EDANA法20.2−89で測定して弛緩した元の長さの少なくとも約110%の伸長した長さまで延伸でき(すなわち、元の長さよりも10%長く延伸でき)、加えた力を解放した際に、完全に破裂又は破断することなく、その伸び率の約20%未満というわずかな回復を示す材料を指す。このような伸長性材料が、適用された力を解放した際に、その伸び率の少なくとも40%を回復する場合、伸長性材料は、「弾性」又は「エラストマー」と見なされる。例えば、100mmの初期長さを有する弾性材料は、少なくとも150mmまで延伸することができ、力を除くと少なくとも130mmの長さまで縮む(すなわち、40%の回復を示す)。加えた力を解放した際に、材料がその伸び率の40%未満を回復する場合、当該伸長性材料は、「実質的に非弾性」又は「実質的に非エラストマー」であると考えられる。例えば、100mmの初期長さを有する伸長性材料は、少なくとも150mmまで延伸することができ、力を取り除くと少なくとも145mmの長さまで縮む(すなわち、10%の回復を示す)。
図1は、本発明の着用可能物品20の一実施形態の斜視図であり、図2は、シームの接合が解除され、平らに伸ばされた状態で、衣類に面する側の表面を見せるようにした、当該物品の模式的平面図である。着用可能物品20は、長手方向の軸線として機能する長手方向中心線L1を有し、横方向の軸線として機能する横方向中心線T1を有する。着用可能物品20は、肌に面する側の表面、衣類に面する側の表面、前側領域26、後側領域28、股部領域30、及びシーム32を有する。シーム32は、前側領域26及び後側領域28を接合し、2つの脚部開口部、及び腰部開口部を形成する。着用可能物品20は、着用者の股部領域を覆う本体38、並びに前側ベルト84及び後側ベルト86(以後、「前側及び後側ベルト」と呼ぶ場合もある)と、を備える。前側及び後側ベルト84、86は、横方向に延び、腰部開口部を画定する環状弾性ベルト40(以後、「腰ベルト」と呼ぶ場合もある)を形成する。前側及び後側ベルト84、86、並びに本体38は、共に脚部開口部を画定する。
本体38は、本体38上に配置され、身体排出物を吸収し収容するための吸収性コア62を内包している。図2に示される実施形態では、本体38はほぼ長方形の形状であり、左右の長手方向に延びる側縁部48(以下、「側縁部」と呼ぶこともある)、並びに前側及び後側の、横方向に延びる末端縁部50(以下、「末端縁部」と呼ぶこともある)を有する。また、本体38は、着用可能物品20の前側領域26に位置する前側腰部パネル52、及び後側領域28に位置する後側腰部パネル54を有する。更に本体38は、股部領域30において、前側腰部パネル52と後側腰部パネル54との間に位置する股部パネル56を有する。前側ベルト84の中心部は、本体38の前側腰部パネル52に接合され、後側ベルト86の中心部は、本体38の後側腰部パネル54に接合される。前側及び後側ベルト84、86は、本体38が重なり合わない左側部パネル及び右側部パネル82をそれぞれ有する。
図1及び図2を参照すると、前側ベルト84及び後側ベルト86によって形成された環状ベルト40は、フィット力を動的に生成し、着用中に動的に生成された力を分散させるように作用する。以後、本明細書において、用語「近位」は、物品の長手方向中心部に対して、また、本体38の股部パネル56に対して「遠位」部分の位置よりも近い「近位」部分の位置を示すために使用される。したがって、近位縁部90は、本体38の股部パネル56に対して、遠位縁部88よりも近くに位置している。前側及び後側ベルト84、86は、両側縁部89においてのみ、シーム32で互いに接合されることができ、それにより、腰部開口部及び2つの脚部開口部を有する着用可能物品を形成する。それぞれの脚部開口部は、前側ベルト84、後側ベルト86、及び本体38からの弾力性の組み合わせにより、当該脚部開口部の周囲に弾力性を持たせることができる。前側脚部開口部領域120は、前側ベルト84の左側部及び右側部パネル82の近位縁部90に沿った、脚部開口部に隣接する位置に配置される。
前側及び後側ベルト84、86は、股部領域30において、互いに不連続となっている。かかる実施形態では、物品の着用者に面する側の表面又は衣類に面する側の表面のいずれか全体を覆う材料はない。前側中央パネル80は、本体38の前側腰部パネル52と部分的に重なり合ってよい。後側中央パネル80は、本体38の後側腰部パネル54と部分的に重なり合ってよい。しかしながら、両中央パネル80は、本体38の股部パネル56内へとは伸びず、また股部パネル56内に配置されなくてよい。図2に示される実施形態では、両中央パネル80はそれぞれ、前側腰部パネル52及び後側腰部パネル54と部分的に重なり合い、また前側腰部パネル52及び後側腰部パネル54に接合される。
図2を参照すると、前側ベルト84及び後側ベルト86はそれぞれ、内側シート94、外側シート92(以後、まとめて「ベルトシート」とも呼ぶ)、並びに、それらの間に挟まれて、互いに実質的に平行に横方向に延び、ゾーンごとに、以下に説明するような関係にしたがって弾力性を付与するよう構成されている複数の弾性体96を備えてもよい。(内側シート94は図示されていない。)このような物品は、経済的に作成することが可能である。
一実施形態においては、伸ばされた状態での後側ベルト86の有効横方向幅LWは、同じ条件の前側ベルト84の横方向幅と等しくなっていてよい。用語「有効横方向幅」は、物品の、衣類に面する側の表面を形成するために利用できる幅を意味する。一実施形態においては、図2に示されるように、前側ベルト84及び後側ベルト86それぞれの有する、近位縁部90及び遠位縁部88のそれぞれは、実質的に平行になっていてよい。
一実施形態においては、後側ベルト86の、後側遠位縁部88と後側近位縁部90との間の長手方向の長さLBは、後側ベルト86の全体の幅LWにわたって、前側ベルト84の、前側遠位縁部88と前側近位縁部90との間の長手方向の長さLFにほぼ等しい長さである。そのような実施形態においては、シーム32が前側ベルト84及び後側ベルト86の等しい長さの側縁部89を閉じて、物品を形成している。このような物品は、経済的に作成することが可能である。
一実施形態においては、後側ベルト86の、後側遠位縁部88と後側近位縁部90との間の長手方向の長さLBは、後側ベルト86の横方向のその全体の幅LWにわたって、前側ベルト84の、前側遠位縁部88と前側近位縁部90との間の長手方向の長さLFよりも長くなっていてもよい(図1〜図3)。そのような実施形態においては、着用可能物品が、腰部開口部と脚部開口部とを形成するように組み立てられる際に、着用可能物品20が横方向中心線T1に沿って、前側遠位縁部88が後側遠位縁部88と整列するように折り畳まれる。前側側縁部89もまた、後側側縁部89の一部分と整列する。次に、前側ベルト84と後側ベルト86とが前側及び後側側縁部89で、シーム32により接合される。しかしながら、前側及び後側近位縁部90は、互いに整列しないでよい。後側近位縁部90は、後側側部パネル82の近位部分が前側近位縁部90を超えて本体38の股部パネル56に向かって延びるように、長手方向において、横方向中心線T1に対して前側近位縁部90よりも近くに配置されてよい。後側側部パネル82の近位部分の側縁部は、どこにも接合されず、付着されなくてよい。このようにして後側側部パネル82の近位部分は、図1に示すような、おしりカバー95を提供する。
後側ベルト86の長手方向の長さLBと前側ベルト84の長手方向の長さLFとが等しいか否かに関わらず、前側ベルト84のベルト側縁部89の長手方向の長さLFの全体が、後側ベルト86のベルト側縁部89と継ぎ合わされて、図3に示すようなシーム長LSを画定する。前側ベルト84が、実質的に互いに平行な、真っ直ぐの遠位縁部88と近位縁部90を有する場合には、前側ベルト84の長手方向の長さLFはシーム長LSと等しくなる。
一実施形態では、前側又は後側ベルト84、86の遠位縁部88に向かう外側シート92は、内側シート94の長手方向のサイズよりも長くなっていてもよく、外側シート92の縁部フラップは、腰部開口部において内側シート94の遠位縁部の上に折り畳まれてもよい。前側及び後側ベルト84、86は、ベルト40の通気性及び柔軟性のために低厚不織布材料で提供されてよい。
前側及び後側弾性ベルト84、86の引張り応力(N/m)は、本発明の利点を提供するために、それぞれプロファイルされるとよい。引張り応力は、例えば以下に説明するベルトゾーン引張り応力測定法によって測定されると良い。前側及び後側弾性ベルト84、86の弾力性が、横方向に延びる複数の弾性体96によって供給される場合、引張り力は、次の方法のうちの1つ又は複数によって調整されてもよい。1)弾性体96の伸び率、2)弾性体96の密度(dtex)、3)複数の弾性体96の長手方向の間隔、及び4)弾性体96の横方向の弾力性の有効長さ。伸び率についていえば、「0%の伸び率」とは、弾性体の長さが元の長さであることを示す。弾性体の一部がその弾力性を取り除かれている場合、残りの、影響を受けていない弾性体で、弾力性を付与する能力のある部分が、「弾性体の弾力性の有効長さ」として定義される。前側ベルト84及び/又は後側ベルト86に配置された弾性体96は、本体38の前側腰部パネル52及び/又は後側腰部パネル54に重なるエリアのある部分が、弾力性を取り除かれるように扱われる場合がある。
本体38が吸収性コア62を備える場合に、少なくとも1つの弾性体の、前側腰部パネル52及び/又は後側腰部パネル54と重なるエリアの少なくとも一部から弾力性が取り除かれていることが有利な場合がある。前側及び/又は後側エリアにおける弾力性は、吸収性コア62を塊状に集め、本体38が着用者にぴったりとフィットするのを妨げる恐れがあるからである。一実施形態では、少なくとも1つの、少なくとも半数の、少なくとも3分の2の、又は全ての弾性体の弾力性の少なくとも一部、少なくとも10%、少なくとも20%、又は少なくとも30%が、本体38の前側腰部パネル52及び後側腰部パネル54又は吸収性コア62と重なる領域において取り除かれている。
図3を参照すると、前側及び後側ベルト84、86はそれぞれ、横方向に延びる4つのゾーンに分割されている。その4つのゾーンは、遠位縁部88から近位縁部90への間のそれぞれの位置の、シーム長LSのパーセンテージで定義されている。前側ベルト84のベルト側縁部89の全長が、後側ベルト86のベルト側縁部89のある長さと継ぎ合わされて、シーム長LSが画定されている。シーム長LSが、前側ベルト84の遠位縁部88で0%、前側ベルト84の近位縁部90で100%とされる場合、上記のゾーンは以下のように定義される:0〜25%が腰部ゾーン102、25〜50%が遠位腹部ゾーン104、50〜85%が近位腹部ゾーン106、そして85〜100%が脚部ゾーン108である。ある弾性体が遠位縁部88から25%の位置に配置されている時には、当該弾性体は、腰部ゾーン102に含まれていると考えられる。ある弾性体が遠位縁部88から50%の位置に、又は遠位縁部88から85%の位置に配置されている時には、当該弾性体は、近位腹部ゾーン106に含まれていると考えられる。後側ベルト86の長手方向の長さLBが、前側ベルト84の長手方向の長さLFよりも長い実施形態においては、後側ベルト86の「LBからLSを引いた」残りの長さに相当する部分は、上記の4ゾーンには入れないものとする。
本発明の物品では、前側近位腹部ゾーン106の引張り応力が、前側又は後側のいずれかの、他のどのゾーンの引張り応力よりも大きい。前側近位腹部ゾーン106の引張り応力は、前側遠位腹部ゾーン104の引張り応力の200%以上であってもよい。一実施形態では、前側遠位腹部ゾーン104の引張り応力は、後側遠位腹部ゾーン104の引張り応力より小さいか、又はその70%以下であってもよい。一実施形態では、前側近位腹部ゾーン106の引張り応力は、後側近位腹部ゾーン106の引張り応力の150%以上であってもよい。
理論に縛られないで言うならば、引張り応力に関する前述のゾーンごとのプロファイリングは、本発明の物品に、人間の身体、特に36か月よりも年少の幼児の下部胴体によく沿うような形の腰ベルト40を提供するものと信じられている。それゆえ、本発明の物品は着用者によくフィットし、着用者に快適な着心地を感じさせるが、そのために、ずり落ち防止や漏れ防止といった面で妥協をしていない。すなわち、前側近位腹部ゾーン106は、高い引張り応力にさらされて、物品が着用者の転子部に向かって固定されてもよく、一方では後側近位腹部ゾーン106により多くの領域を残し、着用者のおしりを収容する。物品が転子部に確実に固定されている限り、前側脚部開口部に隣接する脚部ゾーン108には、近位腹部ゾーン106に比べて、極めて小さい引張り応力が作用し得る。したがって、前側脚部開口部領域120では、ソフトなフィットが脚の動きを容易にする。更に、後側遠位腹部ゾーン104に、前側遠位腹部ゾーン104に比べてより大きな引張り応力を与えることで、着用者の前側腰部領域が収容される。
上述したプロファイリングの結果、本発明の物品に、図4に示されるような、物品を着用者が着用している状態を側方から見た場合にS字形のサイドシーム32を取らせることができる。前側ベルト84が、前側近位腹部ゾーン106の物品中で最も大きい引張り応力によって前側に向かって引っ張られるので、サイドシーム32の残りの部分は、それに応じて湾曲し得る。本発明の腰部ベルト40は、以下に説明する「ベルトシーム形状測定法」によって測定されると、d値は+10mm以上、又は+15mm以上、又は+20mm以上になり得る。このようなd値は、物品が、着用者の比較的大きな腰部領域及びおしり領域へ適合し、一方では前側近位腹部ゾーン106での良好な固定を提供することを示している。サンプルが平衡に達するまでに一定の長さの時間が許容される限り、サンプルにストレッチボード180がどのように挿入されていても、湾曲したサイドシーム32及び正のd値が観測される。本発明の腰ベルト40のそのような性質は、図5に示されるような、サイドシーム32が比較的直線的であるか、わずかに後方に向かって傾斜している市販の多くのベルトタイプの着用可能物品と対照的である。図5の物品においては、本明細書のベルトシーム形状測定法によるd値は負になり得る。本発明の物品の腰部ベルト40が、そのフル伸張時の70%まで伸ばされると、シーム32は、横方向軸線に沿って+10mm以上、又は+15mm以上、又は+20mm以上の幅を有するほどに湾曲され得る。
本発明の一実施形態では、前側脚部ゾーン108の引張り応力は、後側脚部ゾーン108の引張り応力の80%〜200%であってもよい。一実施形態では、前側腰部ゾーン102の引張り応力は、後側腰部ゾーン102の引張り応力の80%〜120%であってもよい。
本発明の物品は、ゾーンのそれぞれに配置され、引張り応力を提供するための複数の弾性体を有してもよい。前側近位腹部ゾーン106に配置された弾性体は、540dtex以上の密度を有してもよい。前側近位腹部ゾーン106の弾性体は、少なくとも250%の伸び率で配置されてもよい。一実施形態では、6〜18の弾性体が前側近位腹部ゾーン106に配置されてもよい。
一実施形態では、前側腰部ゾーン102の弾性体の少なくともいくつか、又は少なくとも3つが、後側腰部ゾーン102のそれらと、サイドシーム32において位置がほぼ一致するように構成されてもよい。一実施形態では、前側脚部ゾーン108の弾性体の少なくともいくつか、又は少なくとも3つが、後側脚部ゾーン108のそれらと、サイドシーム32において位置がほぼ一致するように構成されてもよい。一実施形態では、前側及び後側腰部ゾーン102は、腰部開口部に最も近く、サイドシーム32において一致する3つ又は4つの弾性素線を備えてもよく、これによって、図4に示すように、弾性素線が作り出したギャザーが腰部バンドの外観126を提供する。一実施形態では、前側及び後側脚部ゾーン108は、前側脚部開口部領域120に最も近く、サイドシーム32において一致する3つ又は4つの弾性素線を備えてもよく、これによって、図4に示すように、弾性素線が作り出したギャザーが脚部バンドの外観128を提供する。腰部及び脚部バンドの外観126、128は、良好なフィット感、又は漏れの防止を着用者又は世話をする人に対して暗示し得る。
更に図4を参照すると、一実施形態では、腰部ゾーン102は、弾性体の間に10〜20mmの1つのインターバルを有する。かかる比較的大きなインターバルは、指フック130として適するギャザーを提供してもよく、そのフック130には、着用者又は世話をする人が、物品20の引き上げを容易にするために、指を挿入することができる。上述の腰部バンドの外観126を提供するためのギャザーは、人間工学的に好ましい指フック130としても機能することができる。一実施形態では、腰部開口部に最も近くに位置する2〜3の弾性体が、2〜4mmのインターバルで配置されて弾性体のアレイを作ってサイドシーム32で合致され、そのような弾性体のアレイに隣接するインターバルが、指フック130を提供してもよい。
本明細書に記述する弾性プロファイルは、物品ごとの弾性ベルト40に、合計60個以下の、又は46個以下の弾性体を使用することによって、長手方向の軸線で420mm以上の、又は450mm以上の、又は500mm以上の物品の経済的な製作のために利用され得る。本発明の物品は、物品の長手方向の全長が350mm〜600mmで、有効横方向ベルト幅(LW)が315mm〜500mmで、後側ベルトの長手方向の長さ(LB)が100mm〜180mmで、前側ベルトの長手方向の長さ(LF)が80mm〜160mmで、本体の長手方向の長さが310mm〜560mmで、本体の横方向の幅が150mm〜210mmであってよい。本発明の物品は、前側ベルトの遠位縁部から本体の長手方向の縁部までの距離が0mm〜70mmで、後側ベルトの遠位縁部から本体の長手方向の縁部までの距離が0mm〜90mmであってよく、上記の距離は、前側及び後側ベルトにおいて、等しくなっていてもなっていなくてもよい。本体の長手方向の長さは、物品の長手方向の全長の70%〜100%であってよい。本体が吸収性コア62を備える場合には、当該コアはその長手方向の長さが、270mm〜500mmで、コアの横方向の最大幅が、90mm〜125mmで、コアの長手方向の縁部から本体の長手方向の縁部までの距離が10mm〜40mmであってよい。コアの長手方向の長さは、物品の長手方向の全長の60%〜95%、又は本体の66%〜97%であってよい。
本発明の物品は、腰ベルト40に配置された弾性体96によって提供される腰部周囲力が、以下に説明する物品全体力測定法にしたがって測定すると、10N以下、又は8N以下であってよい。物品全体力測定法は、物品が腰部周りに伸長させられた時に物品20によって提供される力を数量化するためのものであり、ユーザーが両手を物品の中に挿し込んで、物品を拡げる時に、物品20が横方向に最初に伸長される状況をシミュレーションしたものである。すなわち、測定されるのは、横方向に配置された弾性体96が提供するだいたいの全張力である。例えば本体の長手方向の側縁部に沿って等、他にも弾性体が物品に配置され得るが、ユーザーが物品を横方向に伸長した場合には、そのような他の弾性体の影響は小さいことが知られている。物品全体力測定法は物品を、19.6Nの力になるまで横方向に延伸させて、又は負荷をかけて得られる。なお、そのような大きさの力は、物品のベルト40が最大伸長量の70%に達した時点で得られる。物品を拡げる際にユーザーが感じると予想される力は、ユーザーが過度な力を使わずにベルト40を拡げられて満足感を得られるように制御することが可能である。
一実施形態では、同一ゾーンの前側及び後側に配置された弾性体の伸び率は、実質的に一致している。弾性体のある長さの弾力性が取り除かれると、その弾性体の弾力性の有効長さが考慮される。同一のゾーンの前側及び後側に配置された弾性体の伸び率を一致させ、かつ前側及び後側ベルト84、86を同一の幅LWとすることによって、物品20は、非伸張、緊縮状態で、物品20が平らにされ得るように、製作することができる。物品20の着用者の体型に適合する上述の形状効果は、物品20が伸張されて着用可能状態にある時のみに発揮されるものである。かかる平らになる可能性は、多くの市販のパンツタイプの着用可能物品に見られ、物品の経済的な供給のための多くの利点を提供する。平らになる可能性は、物品20の組立て、輸送、及び包装に役立つ。
得られた本発明の着用可能物品は、フィット感、おしり領域のカバー、着心地、ずり落ち防止、及び漏れ防止を提供することができる。得られた本発明の吸収性物品は、経済的な方法で作製することができる。
物品全体力測定法
コンピューターのインターフェイスを実装した電子式応力試験器によって力の測定を行う。例えば、TestWorks 4というソフトウェアを実装したMTS Criterion C42(中国のMTSシステムズ社=MTS SYSTEMS CO.,LTDより入手可能)又は同等の機器を用いることができる。ロードセルを選択する。その際、試料に対する力が、使われるロードセルの能力の10%から90%の間になるようにする。試験器は、製造者の指示書にしたがって較正される。全ての試験は、23℃±2℃、及び50%±5%の相対湿度に維持された空調室で行う。
応力試験器に、図6に示すような、複数のハンガー式の試料保持固定具300を装着する。それぞれの固定具は、試験中に資料が滑るのを防ぐために、剛性のある、直線的な、ゴムでコーティングされた、水平なバー部302を含む。水平なバー部のバーの外径(ゴムコーティングを含む)は10.0mmである。水平なバー部302の中央軸線は、全テスト過程を通して平行で同一鉛直面内に保たれるように構成されている。基準周長は、次式により決定される。
基準周長=2×(H+D+πD/2)
式中、Hは両水平バー部302間の鉛直方向ギャップ、Dはバーの外径である。
試験器は、以下のステップをこなすように設定される。
Figure 2018118093
試料としての物品20を上側の水平バー部302に、バーが物品の腰部開口部と一方の脚部開口部を通るように挿し込む。試験片が下側のバー302より上部にぶら下がり、かつ同バー302に触れないようにクロスヘッドを持ち上げる。ロードセルを較正し、物品を引き伸ばすことなく下側のバー302が物品の腰部開口部と他方の脚部開口部を挿通できるようにクロスヘッドを降ろす。物品を調整し、物品の長手方向中心線L1が、上側と下側のバー302の真ん中で、水平な面上に来るようにする。バー302と接しているサイド部の中心が、試験器のロードセルと同じ鉛直面上に載っているようにする。物品を必要に応じて手でその場所に保持しつつ、力が0.05Nと0.1Nの間になるように、クロスヘッドをゆっくりと上げる。ただし、その際に不要な力を加えないように留意せねばならない。この時の基準周長が、初期基準周長である。試験を開始する。クロスヘッドを、力が19.6Nになるまで、254mm/分のスピードで上方に動かす。その後、クロスヘッドをすぐに初期基準周長になるまで同じ速度で戻す。19.6Nでの最大周長と、試験中で、物品が延伸される最中に70%伸長時周長になった時点での力を記録する。
周長(mm)=2×(H+D+πD/2)
19.6Nでの最大周長は、フル伸長時周長(mm)として定義される。70%伸長時周長は、フル伸長時周長×0.7で定義される。腰部周囲力は、試験中に負荷をかけていく(物品が延伸されていく)最中に70%伸長時周長となった時点での力として定義される。
5つの試料が分析され、それらの平均初期基準周長、平均フル伸長時周長、及び平均腰部周囲力を計算し、それぞれ、1mm、1mm、0.01N単位の概数にする。
ベルトゾーン引張り応力測定法
引張り応力(N/m)は、張力(N)を試験片の幅(m)で除して計算される。コンピューターのインターフェイスを実装した電子式応力試験器によって力の測定を行ってもよい。例えば、TestWorks 4というソフトウェアを実装したMTS Criterion C42(中国のMTSシステムズ社=MTS SYSTEMS CO.,LTDより入手可能)又は同等の機器を用いることができる。ロードセルを選択する。その際、試料に対する力が、使われるロードセルの能力の10%から90%の間になるようにする。試験器は、製造者の指示書にしたがって較正される。全ての試験は、23℃±2℃、及び50%±5%の相対湿度に維持された空調室で行う。試験器は、少なくとも試験片と同じ幅を有している単線接触型グリップを装備している。
試験片を得るために、サンプルの物品は、側部のシーム32にそって切り開かれ、腰ベルトと本体との間の接着部を分離させて前側及び後側弾性ベルト部40が本体38から取り外される。ベルト部分にしわを作らないように留意して、コールドスプレーを使ってもよい。ベルト状弾性体96にはスプレーをかけないように留意する。本発明にしたがって、得られた弾性ベルト40をゾーン102、104、106、及び108に分ける。ただし、弾性体96のいずれもカットしないように留意する。試験前に、23℃±2℃、及び50%±5%の相対湿度で2時間、試料を予め調整する。
試験器は、以下のステップをこなすように設定される。初期基準長を、別々の、同じ種類の物品を用いて、前記の方法で、物品全体力測定時に決定される初期基準周長から計算する。初期基準長=0.5×初期基準周長。最終基準長が、前記の方法で、物品全体力測定時に決定されるフル伸長時周長から計算される。
Figure 2018118093
試験片の一端を上側クランプで挟み、負荷を較正する。試験片の他端を下側クランプで挟む。試験片それぞれの端部約5mmはグリップの接触線の後ろ側に出るようにする。試験が開始され、試験片が最終基準長まで、254mm/分のクロスヘッド速度で延伸される。その後すぐに、同じ速度で元々の基準長まで戻す。試験中、試験片は物品の横方向に延伸される。試験中に負荷を解除される最中に最終基準長の70%になった時のアンロード力が、記録される。
5つの物品が分析され、前側及び後側のゾーン102、104、106、及び108のそれぞれに対してアンロード力が記録される。前側及び後側の試験片を含むそれぞれのゾーンに対して平均張力(N)を計算し、0.01N単位の概数にする。それぞれのゾーンに対して、引張り応力が、平均張力(N)を平均試験片幅(m)で除して計算され、0.1N/m単位の概数にする。
ベルトシーム形状測定法
パンツタイプの吸収性物品20からのベルト試料と、サンプルのサイズにしたがってサンプルを支持するボード(以下「ストレッチボード」と呼ぶ)と、が準備される。
ベルト試料は、腰部ベルトと本体との接着を分離して、物品の本体38から腰部ベルト40を取り外すことによって準備される。ベルト部分にしわを作らないように留意して、コールドスプレーを使ってもよい。ベルト状弾性体96にはスプレーをかけないように留意する。サンプルのシーム長さLS(図3参照)を、ベルトを平らにして張力をかけずに、±1mm以内まで測定する。
上述したように、フル伸張時周長が、同一バッチの別の物品を使用する物品全体力測定中に決定される。フル伸張時幅は、フル伸張時周長の50%として定義される。
ストレッチボードは180であり、ポリメチルメタクリレート、ポリカーボネート、又は類似の堅い材料からなり、以下の寸法を有する。
Figure 2018118093
例えば、ベルトのサイドシーム長LSが130mmであれば、ストレッチボードの長さは170〜230mmとすべきである。試料のフル伸張時幅が355mmで、ボード厚が8.5mmであれば、ボード幅は240mmとすべきである。
図7に示すように、ボードの挿入のために試料をできる限りわずかに伸ばし、シーム32の全長がストレッチボード180の前側及び後側平面上(側面上ではなく)に置かれるように、ストレッチボード180が試料に挿入される。ストレッチボード180の1つの側部と他の側部上のそれぞれのシーム32の遠位縁部88(すなわち腰部開口部の)、並びに、ストレッチボード180の1つの側部と他の側部のそれぞれのシーム32の近位縁部(すなわち脚部開口部の)が、それぞれ同一長手方向軸線の±5mm以内に整列されるように、試料がストレッチボード180上で調整される。
挿入されたストレッチボード180を伴う試料は、次に1分間放置されて、25±2℃及び相対湿度50±10%の環境で平衡に到達する。この伸張状態(LSS)での端から端の直線のサイドシーム長さ(輪郭長さではなく)が測定される。長手方向に腰部開口部から離れたLSSの70%点(70%点)、及び腰部開口部から離れたLSSの25%(25%点)における、シーム32の横方向の位置が測定され、差「d」(単位mm)を得る(図7参照)。70%点が、25%点に比べてベルトの前側長手方向中心線のより近くに位置していれば、d値は正である。25%点が、70%点に比べてベルトの前側長手方向中心線のより近くに位置していれば、d値は負である。ストレッチボード180の両方の側部上の両シーム32に対してd値を得る。5つの同じ物品の「d」値を測定し、平均d値(10値の平均)を1mm単位で求める。
(実施例1)
本発明の着用可能物品であって、弾性のプロファイルは図2及び図3、並びに下記表1にしたがい、有効ベルト幅LWが355mmで、シーム長LSが130mmのもの。
比較実施例1
従来技術の着用可能物品であって、弾性のプロファイルは図8及び図9、並びに下記表1にしたがい、有効ベルト幅LWが355mmで、シーム長LSが130mmのもの。
Figure 2018118093
「腹部カット」と示されている弾性体は、その弾力性が、本体38と重なる中央パネル80の中央エリアから取り除かれており、その弾力性の有効長さは66%である。
それぞれ実施例1及び比較例1について、腰部周囲力及び引張り応力がそれぞれのゾーンについて、本明細書の物品全体力測定法及びベルトゾーン引張り応力測定法により測定された。本明細書のベルトシーム形状測定法によって、実施例1及び比較例1についてd値が測定された。測定結果は表2に示す。
Figure 2018118093
実施例1については、前側近位腹部ゾーンの引張り応力は、他のどのゾーンよりも大きく、前側遠位腹部ゾーン104の引張り応力の200%を超え、後側近位ゾーンの引張り応力の150%を超える。また、実施例1については、前側腰部ゾーン102の引張り応力は、後側腰部ゾーン102の引張り応力の80〜120%であり、前側脚部ゾーン108の引張り応力は、後側脚部ゾーン108の引張り応力の80〜200%であった。
実施例1については、前側近位腹部ゾーンの引張り応力は、前側遠位腹部ゾーン104の引張り応力より小さく、後側近位ゾーンの引張り応力の150%未満である。
実施例1の引張り応力のゾーンごとのプロファイリングは、比較例1と比べて、ベルトの全張力は大きく増えていない。
比較例1と比べて、実施例1は、以下のものの1つ又は複数について改善がみられる:フィット感、おしり領域のカバー、着心地、ずり落ちの防止、漏れの防止、腰部周りのフィット感、ベルトの内側のやわらかさ、赤化(red marking)の防止、全体のやわらかさ、見た目のやわらかさ、感じられる全体的な品質。
消費者の受け止め
同じ吸収性コアを含む実施例1及び比較例1を、それぞれ50人、51人のパネリストの消費者の使用テストにかけた。パネリストは、年齢0か月〜36か月までの、男女比はほぼ等しい日本サイズ4号(Lサイズ)の着用者の世話をしている人たちであった。パネリストである世話をする人たちは、いずれかの製品を5日間使用するのに十分な量の製品を与えられ、下記の質問を含む質問票に回答し、その性能について、「非常に悪い」から「非常に良い」までの5段階で評価するように求められた。100は「非常に良い」、75は「良い」、50は「普通」、25は「悪い」、そして「0」は「非常に悪い」を示す。評価は平均をとり、統計的に分析された。試験の結果を下の表3に示す。
Figure 2018118093
90%の信頼水準で、統計的に比較例1を有意に上回る。
消費者の受け止め試験の結果によれば、本発明の実施例1は、比較例1と比べて、表に記載された製品の全ての点でより好意的に受け止められており、製品の多くの点で、統計的に有意により良く受け止められていた。とりわけ、実施例1は「製品のすべての点をお考えになって」、「おむつ全体のやわらかさ」及び「おむつ全体の品質について」という点について、有意により良いと感じられていた。
本明細書において開示されている寸法及び値は、列挙されている正確な数値に厳密に限定されるものと理解すべきではない。むしろ、特に断らない限り、そのような各寸法は、記載された値及びその値の周辺の機能的に同等の範囲の両方を意味するものとする。例えば、「40mm」として開示される寸法は、「約40mm」を意味することを意図する。
あらゆる相互参照又は関連特許若しくは関連出願を含む、本明細書に引用される全ての文献は、明確に除外ないしは別の方法で限定されない限り、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。いかなる文献の引用も、本明細書中で開示又は特許請求される任意の発明に対する先行技術であるとはみなされず、あるいはそれを単独で又は他の任意の参考文献(単数又は複数)と組み合わせた時に、そのような発明全てを教示、示唆、又は開示するとはみなされない。更に、本文書における用語の任意の意味又は定義が、参照することによって組み込まれた文書内の同じ用語の意味又は定義と競合する程度に、本文書におけるその用語に与えられた意味又は定義が適用されるものとする。
本発明の特定の実施形態が例示され説明されてきたが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく、様々な他の変更及び修正を行うことができる点は、当業者には明白であろう。したがって、本発明の範囲内にあるそのような全ての変更及び修正は、添付の特許請求の範囲において網羅することを意図している。

Claims (19)

  1. 長手方向及び横方向に連続している着用可能物品であって、本体と環状弾性ベルトとを備え、前記環状弾性ベルトが、前側ベルトと後側ベルトとを備え、前記前側ベルトの中心が、前記本体の前側腰部パネルに接合され、前記後側ベルトの中心が、前記本体の後側腰部パネルに接合され、前記前側ベルト及び前記後側ベルトのそれぞれが、前記本体が重ならない左側部パネル及び右側部パネルを有し、
    前記前側ベルト及び前記後側ベルトの横方向縁部がシームのみにより接合されて、腰部開口部及び2つの脚部開口部を形成し、
    前記前側ベルト及び前記後側ベルトのそれぞれが、内側シートと、外側シートと、それらの間に挟まれて、実質的に互いに平行に横方向に延びる複数の弾性体と、によって形成される着用可能物品において、
    前記前側ベルト及び前記後側ベルトのそれぞれが、横方向に連続する近位縁部及び遠位縁部を有し、前記近位縁部が前記遠位縁部よりも、前記物品の長手方向の中心に対してより近い位置にあり、前記前側ベルト及び前記後側ベルトのそれぞれが側縁部を有し、
    前記前側ベルトのベルト側縁部の全長が、前記後側ベルトのベルト側縁部のある一定の長さと継ぎ合わされて、シーム長LSを画定し、
    前記前側ベルト及び前記後側ベルトのそれぞれが、横方向に延びる4つのゾーンに分割され、前記4つのゾーンが、前記シーム長LSのパーセンテージに対して、前記遠位縁部から前記近位縁部までのそれぞれの位置によって画定され、0〜25%が腰部ゾーンであり、25〜50%が遠位腹部ゾーンであり、50〜85%が近位腹部ゾーンであり、85〜100%が脚部ゾーンであり、
    前記前側近位腹部ゾーンの引張り応力が、他のいずれのゾーンの引張り応力より大きく、前記前側遠位腹部ゾーンの引張り応力の200%以上である、着用可能物品。
  2. 前記前側遠位腹部ゾーンの引張り応力が、前記後側遠位腹部ゾーンの引張り応力より小さい、請求項1に記載の物品。
  3. 前記前側遠位腹部ゾーンの引張り応力が、前記後側遠位腹部ゾーンの引張り応力の70%以下である、請求項1又は2に記載の物品。
  4. 前記前側近位腹部ゾーンの引張り応力が、前記後側近位腹部ゾーンの引張り応力の150%以上である、請求項1から3のいずれか一項に記載の物品。
  5. 前記前側脚部ゾーンの引張り応力が、前記後側脚部ゾーンの引張り応力の80%〜200%である、請求項1から4のいずれか一項に記載の物品。
  6. 前記前側腰部ゾーンの引張り応力が、前記後側腰部ゾーンの引張り応力の80%〜120%である、請求項1から5のいずれか一項に記載の物品。
  7. 本明細書のベルトシーム形状測定法によるd値が、+10mm以上である、請求項1から6のいずれか一項に記載の物品。
  8. 前記前側近位腹部ゾーン上に配置された前記弾性体のそれぞれが、540dtex以上の密度を有する、請求項1から7のいずれか一項に記載の物品。
  9. 前記前側近位腹部ゾーン上の前記弾性体のそれぞれが、250%以上の伸びにおいて配置されている、請求項8に記載の物品。
  10. 6〜18つの弾性体が前記前側近位腹部ゾーン上に配置されている、請求項1から9のいずれか一項に記載の物品。
  11. 前記前側腰部ゾーンの少なくとも3つの弾性体、及び前記後側腰部ゾーンの少なくとも3つの弾性体が、前記サイドシームで位置が一致して腰部バンドの外観を作るように構成されている、請求項1から10のいずれか一項に記載の物品。
  12. 前記腰部ゾーンが、弾性体の間の10〜20mmの1つのインターバルを有して指フックを形成する、請求項11に記載の物品。
  13. 前記前側脚部ゾーンの少なくとも3つの弾性体、及び前記後側脚部ゾーンの少なくとも3つの弾性体が、前記サイドシームで位置が一致して脚部バンドの外観を作るように構成されている、請求項1から12のいずれか一項に記載の物品。
  14. 同一ゾーンの前記前側ベルト及び前記後側ベルト上に配置された前記弾性体の伸び率が、実質的に一致している、請求項1から13のいずれか一項に記載の物品。
  15. 前記弾性ベルトには、合計60個以下の弾性体が配置されている、請求項1から14のいずれか一項に記載の物品。
  16. 本明細書の物品全体力測定法による腰部周囲力が10N以下である、請求項1から15のいずれか一項に記載の物品。
  17. 前記物品の長手方向の軸線に沿った長さが420mm以上である、請求項1から16のいずれか一項に記載の物品。
  18. 前記前側ベルト及び前記後側ベルトの前記近位縁部及び前記遠位縁部のそれぞれが実質的に平行であり、前記後側ベルトの長手方向の長さが、前記前側ベルトの長手方向の長さよりも長く、前記前側ベルトの前記遠位縁部が、前記後側ベルトの前記遠位縁部と整列しており、前記前側ベルトの前記近位縁部が、前記後側ベルトの前記近位縁部と整列していない、請求項1から17のいずれか一項に記載の物品。
  19. 前記弾性体のうちの少なくとも1つの弾力性の少なくとも一部が、前記本体の前記前側腰部パネル及び前記後側腰部パネルと重なる領域で取り除かれる、請求項1から18のいずれか一項に記載の物品。
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