JP2017525482A - 弾性ベルトを有する着用可能物品 - Google Patents

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Abstract

着用可能物品(20)が本体(38)と環状弾性ベルト(40)を備え、環状弾性ベルト(40)が、前側ベルト(84)と後側ベルト(86)とを備え、弾性体(96)のうちの少なくとも一部が、高密度アレイ(124)の少なくとも2つのセットに配列され、高密度アレイ(124)が、以下のa)、b)、及びc)を満たすように定義され、a)1つの高密度アレイは、2〜4つの弾性体により形成される、b)1つの高密度アレイ(124)内のそれぞれの弾性体は、それぞれの弾性体間に、2〜4mmの内側インターバル(132)の間隔で配置される、c)1つの特定の高密度アレイ(124)が、当該特定の高密度アレイ(124)の外側の、少なくとも1つの隣接する弾性体との間に、8mmより小さい、外側インターバル(134)の間隔で配置される、前側ベルト(84)のベルト側縁部(89)の全長が、後側ベルト(86)のベルト側縁部(89)のある一定の長さと継ぎ合わされて、シーム長LSを画定し、前側及び後側ベルト(84、86)のそれぞれが、4つのゾーンに分割され、少なくとも2つの高密度アレイが、前側腰部ゾーン(102)、後側腰部ゾーン(102)、及び前側脚部ゾーン(108)のそれぞれに配置されている。

Description

本発明は、弾性体のアレイを複数有する弾性ベルトを有する着用可能物品に関する。
乳幼児、及び失禁症状のあるその他の個人は、尿及び他の身体排出物を受容及び収容する着用可能物品(おむつなど)を着用する。引っ張って着用するタイプの着用可能物品、又はパンツタイプの着用可能物品とも呼ばれる物品は、着用者の両脚を脚部開口部に挿入した後、当該物品を下部胴体あたりの位置まで上方に滑らせるように動かして着用する物品である。パンツタイプの吸収性物品は、歩くことができてトイレのトレーニング中の幼児用として、更には、もう少し年下の幼児であっても、テープで止めるタイプの吸収性物品をつけさせるのがより困難になりがちな、動きの激しい幼児用に広く普及している。
多くのパンツタイプの着用可能物品は、弾性的に収縮可能な状態で腰部開口部及び/又は脚部開口部に固定された弾性的要素を採用している。通常、使い捨てではない下着類でもそうであるように、確実に脚部及び腰部周りで、完全に弾性的にフィットするようにするために、脚部開口部及び腰部開口部は少なくとも部分的に、それぞれの開口部の周囲に配置された伸縮性のある要素で囲まれている。
着用者の股部領域を覆う本体と、腰部開口部及び脚部開口部を画定する別体の弾性ベルトとを有する、パンツタイプの着用可能物品は、PCT国際公開第2006/17718A号に記載されたもののように、当該分野においては周知である。そのようなパンツタイプの着用可能物品は、ベルトタイプパンツと呼ばれることもある。他方で、パンツタイプの着用可能物品の中には、着用可能な本体の外側カバーが、当該物品の、衣類に面する側の表面全体を完全に覆うように構成されているものもある。そのようなパンツタイプの着用可能物品は、一体型パンツと呼ばれることもある。一体型パンツと比べると、ベルトタイプパンツは、物品のあるエリアでより少ない数の素材のレイヤーしか有していないため、通気性が良く、また経済的に製造できるという利点がある。ベルトタイプパンツにおいて、弾性ベルトは、腰部開口部及び胴体下部エリアのフィット感を高めるだけでなく、ベルトタイプパンツの脚部開口部は本体と弾性ベルトと両方により提供される弾力性の組み合わせにより伸縮可能となっており、弾性ベルトが脚部開口部のフィット感をも高めている。このように、ベルトタイプパンツにおいては、ずり落ちの防止と、物品全体の高いフィット感が、弾性ベルトにより実現されている。一定の引張り応力を弾性ベルトに対して与えることは、ずり落ちの防止及び物品全体の高いフィット感実現のために不可欠である。ベルトタイプパンツの弾性ベルトには、物品の横方向に延びるように配された複数の弾力性のある素線により、経済的方法で、弾力性が与えられている。比較的細い弾力性のある素線が提供する張力により、着用者の皮膚に赤く跡が残る場合がある。更に、弾力性のある素線が提供する張力により、着用者が履き心地の悪さを感じる場合もある。
PCT国際公開第2006/17718A号
上述の事情により、フィット感、履き心地、ずり落ち防止、漏れの防止、及び赤化(red marking)の防止という点でバランスの取れた性能を有する、パンツタイプの着用可能物品が必要とされている。そのような着用可能物品を経済的な方法で提供することもまた必要とされている。
本発明は、長手方向及び横方向に連続した着用可能物品に向けられており、該着用可能物品は本体と環状弾性ベルトとを備え、環状弾性ベルトは、前側ベルトと後側ベルトとを備える。前側ベルトの中心は、本体の前側腰部パネルに接合されており、後側ベルトの中心は、本体の後側腰部パネルに接合されている。前側ベルト及び後側ベルトのそれぞれは、本体が重ならない左側部パネル及び右側部パネルを有し、前側ベルト及び後側ベルトの横方向縁部はシームによって接合されて、腰部開口部及び2つの脚部開口部を形成している。
前記前側ベルト及び後側ベルトのそれぞれは、内側シート、外側シート、及び複数の弾性体により形成され、当該複数の弾性体は、前記内側シートと前記外側シートとの間に挟まれ、互いに横方向に実質的に平行に延びている。
前側ベルト及び後側ベルトのそれぞれが、横方向に連続する近位及び遠位縁部を有し、近位縁部が遠位縁部よりも、物品の長手方向の中心に対して近い位置にあり、前側ベルト及び後側ベルトのそれぞれが、側縁部を有し、
前側ベルト又は後側ベルトのいずれか一方に配置された弾性体のうちの少なくとも一部が、高密度アレイの少なくとも2つのセットに配列され、前記高密度アレイが以下のa)、b)、及びc)を満たすように定義され、
a)1つの高密度アレイは、2〜4つの弾性体により形成される、
b)1つの高密度アレイ内のそれぞれの弾性体は、それぞれの弾性体間に、長手方向に、2〜4mmの内側インターバルの間隔で配置される、
c)1つの特定の高密度アレイが、前記特定の高密度アレイの外側の、少なくとも1つの隣接する弾性体との間に、長手方向に、前記特定の高密度アレイの内側インターバルよりも大きく、8mmより小さい、外側インターバルの間隔で配置される、
前記前側ベルトのベルト側縁部の全長が、前記後側ベルトのベルト側縁部のある一定の長さと継ぎ合わされて、シーム長LSを画定し、
前記前側ベルト及び前記後側ベルトのそれぞれが、横方向に延びる4つのゾーンに分割され、前記4つのゾーンが、前記シーム長LSのパーセンテージに対して、前記遠位縁部から前記近位縁部までのそれぞれの位置によって画定され、0〜25%が腰部ゾーンであり、25〜50%が遠位腹部ゾーンであり、50〜85%が近位腹部ゾーンであり、85〜100%が脚部ゾーンであり、
少なくとも2つの高密度アレイが、前側腰部ゾーン、後側腰部ゾーン、及び前側脚部ゾーンのそれぞれに配置されている。
本明細書の末尾には、本発明を構成するものと見なされる主題を具体的に特定しかつ個別に特許請求する特許請求の範囲が添付されているが、本発明は、実質的に同様の要素が同様の符合を用いて示されている添付の図面と以下の説明文を併せ読むことでより良く理解されるものと考えられる。
着用可能物品の一実施形態の斜視図である。 本発明の着用可能物品の一実施形態の、シームの接合が解除されて取り外されて、衣類に面する側の表面を見せるように、平たく伸ばした状態の概略上平面図である。 着用可能物品の一実施形態の、衣類に面する側の表面を見せるように、平たく伸ばした状態の概略側平面図である。 着用可能物品の別の実施形態の、シームの接合が解除されて取り外されて、衣類に面する側の表面を見せるように、平たく伸ばした状態の概略上平面図である。 着用可能物品の別の実施形態の、衣類に面する側の表面を見せるように、平たく伸ばした状態の概略側平面図である。 「物品全体力測定法」にかかるハンガータイプの試料保持用固定具の一例の概略図である。 従来技術の着用可能物品の一実施形態の、シームの接合が解除されて取り外されて、衣類に面する側の表面を見せるように、平たく伸ばした状態の概略上平面図である。 従来技術の着用可能物品の一実施形態の、衣類に面する側の表面を見せるように、平たく伸ばした状態の概略側平面図である。
用語の定義
本明細書で使用する時、以下の用語は下記で指定される意味を有するものとする。
「着用可能物品」は、パンツ、テープ止めするおむつ、失禁者用ブリーフ、女性の生理用衣類等の形となり得る、着用の物品を指す。「着用可能物品」は、尿、大便、経血のような、身体から排出される様々な排出物を吸収し収容するようにも構成されている場合がある。「着用可能物品」は、PCT国際公開第2011/087503A号に開示されたもののような、吸収及び収容機能を提供するための、分離可能な、使い捨ての吸収性インサート、と共に用いるように適合されうる外側カバーとして機能する場合もある。
「パンツ」は、予め成形された腰部及び脚部開口部を有する使い捨て吸収性物品を指す。パンツは、着用者の両脚を脚部開口部に入れ、パンツを滑らせて、着用者の胴体下部の周りの位置に至らせることにより身に付けることができる。パンツは、通常、「閉鎖型おむつ」、「締結済おむつ」、「プルオン式おむつ」、「トレーニングパンツ」及び「おむつパンツ」とも呼ばれる。
「長手方向の」とは、物品のウエスト縁部から対向するウエスト縁部に実質的に垂直に及び、物品の最大直線寸法にほぼ平行に延びる方向を指す。
「横方向の」とは、長手方向と垂直な方向を指す。
「身体に面する」及び「衣類に面する」とは、それぞれ、要素若しくは要素の面、又は要素の群の相対位置を指す。「身体に面する」とは、要素又は面が他の要素又は面より、着用時に着用者により近いことを意味する。「衣類に面する」とは、要素又は面が他の要素又は面より、着用時に着用者からより遠く離れていることを意味する(すなわち、要素又は面が、吸収性のある使い捨て物品の上に着用され得る着用者の衣類に近接する)。
「配置される」とは、要素がある特定の場所又は位置に設けられていることを指す。
「接合される」とは、要素が直接的に他の要素に取り付けられることによって要素が直接固定される形態、及び要素が中間の部材に取り付けられ、その中間部材が次に他の要素に取り付けられることによって要素が他の要素に間接的に固定される形態を指す。
「延伸性」及び「延伸可能な」とは、弛緩状態の構成要素の幅又は長さを伸ばす又は増大させることができることを意味する。
「伸縮性」又は「弾性のある」は、構成要素が弾性材から作製された少なくとも一部分を含むことを意味する。
「伸長可能な材料」、「延展可能な材料」、又は「延伸可能な材料」は互換的に使用され、付勢力を加えると、破裂又は破断することなく、EDANA法20.2−89で測定して弛緩した元の長さの少なくとも約110%の伸長した長さまで延伸でき(すなわち、元の長さよりも10%長く延伸でき)、加えた力を解放した際に、完全に破裂又は破断することなく、その伸び率の約20%未満というわずかな回復を示す材料を指す。このような伸長性材料が、適用された力を解放した際に、その伸び率の少なくとも40%を回復する場合、伸長性材料は、「弾性」又は「エラストマー」と見なされる。例えば、100mmの初期長さを有する弾性材料は、少なくとも150mmまで延伸することができ、力を除くと少なくとも130mmの長さまで縮む(すなわち、40%の回復を示す)。加えた力を解放した際に、材料がその伸び率の40%未満を回復する場合、当該伸長性材料は、「実質的に非弾性」又は「実質的に非エラストマー」であると考えられる。例えば、100mmの初期長さを有する伸長可能な材料は、少なくとも150mmまで延伸することができ、力を除くと少なくとも145mmの長さまで縮む(すなわち、10%の回復を示す)。
図2及び図4は、シームの接合が取り外され、衣服に面する面を見せるように平たく伸ばした状態の、本発明の着用可能物品20の実施形態の概略上平面図であり、図1は、サイドシームが接合された同類の物品の斜視図である。着用可能物品20は、長手方向の軸線として機能する長手方向中心線L1を有し、横方向の軸線として機能する横方向中心線T1を有する。着用可能物品20は、肌に面する側の表面、衣類に面する側の表面、前側領域26、後側領域28、股部領域30、及びシーム32を有する。シーム32は、前側領域26及び後側領域28を接合し、2つの脚部開口部、及び腰部開口部を形成する。着用可能物品20は、着用者の股部領域を覆う本体38、並びに前側ベルト84及び後側ベルト86(以後、「前側及び後側ベルト」と呼ぶ場合もある)と、を備える。前側及び後側ベルト84、86は、横方向に延び、腰部開口部を画定する環状弾性ベルト40(以後、「腰ベルト」と呼ぶ場合もある)を形成する。前側及び後側ベルト84、86、並びに本体38は、共に脚部開口部を画定する。
本体38は、本体38上に配置され、身体排出物を吸収し収容するための吸収性コア62を内包している。図2及び図4に示される実施形態では、本体38はほぼ長方形の形状であり、左右の長手方向に延びる側縁部48(以下、「側縁部」と呼ぶこともある)、並びに前側及び後側の、横方向に延びる末端縁部50(以下、「末端縁部」と呼ぶこともある)を有する。また、本体38は、着用可能物品20の前側領域26に位置する前側腰部パネル52、及び後側領域28に位置する後側腰部パネル54を有する。更に本体38は、股部領域30において、前側腰部パネル52と後側腰部パネル54との間に位置する股部パネル56を有する。前側ベルト84の中心部は、本体38の前側腰部パネル52に接合され、後側ベルト86の中心部は、本体38の後側腰部パネル54に接合される。前側及び後側ベルト84、86は、本体38が重なり合わない左側部パネル及び右側部パネル82をそれぞれ有する。
図1、図2及び図4を参照すると、前側ベルト84及び後側ベルト86によって形成された環状ベルト40は、フィット力を動的に生成し、着用中に動的に生成された力を分散させるように作用する。以後、本明細書において、用語「近位」は、物品の長手方向中心部に対して、また、本体38の股部パネル56に対して「遠位」部分の位置よりも近い「近位」部分の位置を示すために使用される。したがって、近位縁部90は、本体38の股部パネル56に対して、遠位縁部88よりも近くに位置している。前側及び後側ベルト84、86は、両側縁部89においてのみ、シーム32で互いに接合されることができ、それにより、腰部開口部及び2つの脚部開口部を有する着用可能物品を形成する。それぞれの脚部開口部は、前側ベルト84、後側ベルト86、及び本体38からの弾力性の組み合わせにより、当該脚部開口部の周囲に弾力性を持たせることができる。前側脚部開口部領域120は、前側ベルト84の左側部及び右側部パネル82の近位縁部90に沿った、脚部開口部に隣接する位置に配置される。
前側及び後側ベルト84、86は、股部領域30において、互いに不連続となっている。かかる実施形態では、物品の着用者に面する側の表面又は衣類に面する側の表面のいずれか全体を覆う材料はない。前側中央パネル80は、本体38の前側腰部パネル52と部分的に重なり合ってよい。後側中央パネル80は、本体38の後側腰部パネル54と部分的に重なり合ってよい。しかしながら、両中央パネル80は、本体38の股部パネル56内へとは伸びず、また股部パネル56内に配置されなくてよい。図2及び図4に示される実施形態では、中央パネル80はそれぞれ、前側腰部パネル52及び後側腰部パネル54と部分的に重なり合い、また前側腰部パネル52及び後側腰部パネル54に接合される。
図2及び図4を参照すると、前側ベルト84及び後側ベルト86はそれぞれ、内側シート94及び外側シート92(以後、まとめて「ベルトシート」と呼ぶこともある)を備え、ゾーンごとに、以下に説明するような関係にしたがって弾力性を付与するよう構成されてもよい。(内側シート94は図示されていない。)前側及び後側ベルト84、86のそれぞれは、内側及び外側シート94、92の間に挟まれた複数のベルト状弾性体96を有する積層体として作られていてよい。一実施形態においては、ベルト状弾性体96は横方向に延伸し、前側ベルト84及び後側ベルト86が接合されると、環状弾性ベルトを提供する。一実施形態においては、弾性体96のうちの少なくとも一部は、横方向に、互いに平行に延伸している。一実施形態においては、全ての弾性体96が、横方向に、実質的に互いに平行に延伸している。このような物品は、経済的に作成することが可能である。
一実施形態においては、伸ばされた状態での後側ベルト86の有効横方向幅LWは、同じ条件の前側ベルト84の横方向幅と等しくなっていてよい。用語「有効横方向幅」は、物品の、衣類に面する側の表面を形成するために利用できる幅を意味する。一実施形態においては、図2及び図4に示されるように、前側ベルト84及び後側ベルト86の近位縁部90及び遠位縁部88のそれぞれは、実質的に平行になっていてよい。
一実施形態においては、後側ベルト86の、後側遠位縁部88と後側近位縁部90との間の長手方向の長さLBは、後側ベルト86の全体の幅LWにわたって、前側ベルト84の、前側遠位縁部88と前側近位縁部90との間の長手方向の長さLFにほぼ等しい長さである。そのような実施形態においては、シーム32が前側ベルト84及び後側ベルト86の等しい長さの側縁部89を閉じて、物品を形成している。このような物品は、経済的に作成することが可能である。
一実施形態においては、後側ベルト86の、後側遠位縁部88と後側近位縁部90との間の長手方向の長さLBは、後側ベルト86の全体の幅LWにわたって、前側ベルト84の、前側遠位縁部88と前側近位縁部90との間の長手方向の長さLFよりも長くなっている(図1〜図4)。そのような実施形態においては、着用可能物品が、腰部開口部と脚部開口部とを形成するように組み立てられる際に、着用可能物品20が横方向中心線T1に沿って、前側遠位縁部88が後側遠位縁部88と整列するように折り畳まれる。前側側縁部89もまた、後側側縁部89の一部分と整列する。次に、前側ベルト84と後側ベルト86とが前側及び後側側縁部89で、シーム32により接合される。しかしながら、前側及び後側近位縁部90は、互いに整列しないでよい。後側近位縁部90は、後側側部パネル82の近位部分が前側近位縁部90を超えて本体38の股部パネル56に向かって延びるように、長手方向において、横方向中心線T1に対して前側近位縁部90よりも近くに配置されてよい。後側側部パネル82の近位部分の側縁部は、どこにも接合されず、付着されなくてよい。このようにして後側側部パネル82の近位部分は、図1に示すような、おしりカバー95を提供する。
後側ベルト86の長手方向の長さLBと前側ベルト84の長手方向の長さLFとが等しいか否かに関わらず、前側ベルト84のベルト側縁部89の長手方向の長さLFの全体が、後側ベルト86のベルト側縁部89と継ぎ合わされて、図3に示すようなシーム長LSを画定する。前側ベルト84が、実質的に互いに平行な、真っ直ぐの遠位縁部88と近位縁部90を有する場合には、前側ベルト84の長手方向の長さLFはシーム長LSと等しくなる。
一実施形態においては、前側又は後側ベルト84、86の遠位縁部88に向かう側の外側シート92は、内側シート94の長手方向のサイズよりも長くなっていてもよい。また、外側シート92の端部フラップは、腰部開口部において内側シート94の遠位端の上に折り畳まれてもよい。前側及び後側ベルト84、86は、ベルト40の通気性及び柔軟性のために低厚不織布材料で提供されてよい。
前側及び後側弾性ベルト84、86の引張り応力(N/m)は、本発明の利点を提供するために、それぞれプロファイルされるとよい。引張り応力は、例えば本明細書で以下に説明するベルトゾーン引張り応力測定法によって測定されてもよい。前側及び後側弾性ベルト84、86の弾力性が横方向に延びる複数の弾性体96によって提供される場合、引張り応力は、以下の方法の1つ又は複数によって調整されてもよい。1)弾性体96の伸び率、2)弾性体96の密度(dtex)、3)複数の弾性体96の長手方向のインターバル、及び4)弾性体96の弾力性の横方向の有効長さ。伸び率について言えば、「0%の伸び率」とは、弾性体の長さが元の長さであることを示す。弾性体の一部がその弾力性を取り除かれている場合、残りの、影響を受けていない弾性体で、弾力性を付与する能力のある部分が、「弾性体の弾力性の有効長さ」として定義される。前側ベルト84及び/又は後側ベルト86に配置された弾性体96は、本体38の前側腰部パネル52及び/又は後側腰部パネル54に重なるエリアのある部分が、弾力性を取り除かれるように扱われる場合がある。本体38が吸収性コア62を備える場合に、少なくとも1つの弾性体の、前側腰部パネル52及び/又は後側腰部パネル54と重なるエリアの少なくとも一部から弾力性が取り除かれていることが有利な場合がある。前側エリア及び/又は後側エリアにおける弾力性は、吸収性コア62を塊状に集め、本体38が着用者にぴったりとフィットするのを妨げる恐れがあるからである。一実施形態では、少なくとも1つの、又は少なくとも半数の、又は少なくとも3分の2の、又は全ての弾性体の弾力性の少なくとも一部、又は少なくとも10%、又は少なくとも20%、又は少なくとも30%が、本体38の前側腰部パネル52及び後側腰部パネル54又は吸収性コア62と重なる領域において取り除かれている。
図3を参照すると、本発明のベルト40の弾性体96は、アレイ状に配列されていてもよい。基本アレイ122であれ、高密度アレイ124であれ、本発明のアレイは、長手方向に互いに近くに配置された、少なくとも2つの弾性体96を有する。具体的には、複数の弾性体96が、本明細書で内側インターバル132と定義する2〜4mmのインターバルの間隔で配置される。2〜4mmの内側インターバル132の間隔で配置される任意の2つ以上の弾性体96を、本明細書ではアレイと呼ぶ。理論に縛られないで言うならば、弾性体96をそのように互いに近くに配置することにより、アレイは、あたかもある程度の幅を有する1つの弾性体であるかのような性質を示し、しかも様々な利点を有する。例えば、アレイが提供する張力は、アレイ内の複数の弾性体96の張力を合わせたものと概ね同じであり、しかもそれぞれの弾性体96は、かなり小さい張力で配置され得る。更に、アレイの内側インターバル132に作り出されるギャザーは非常に細かいので、内側シート94の、着用者に向いた側の面積が、かなり大きくなる。内側インターバル132の素材の面積が増えたことと、アレイが複数の弾性体96でできていることと組み合わされて、着用者にかかる張力は、単一の弾性体の幅に比べてより分散された幅でかかるものとなる。すなわち、アレイは、あたかも1つの弾性体であるかのような性質を示している。それゆえ、アレイは、経済的に供給可能な比較的低い密度の弾性体を用いながらも、着用者のフィット感を高めることができる。狭い範囲にかかる張力を、単一の弾性体のそれと比べて減らすことができるので、着用者の肌が赤くなるのを減らすことも可能になり、着用者の履き心地を改善し、よりソフトなフィット感を提供することができる。更に、アレイは、使い捨てでない下着に配される、ある程度の幅を持つ弾性体のような外観を提供できる。このように、アレイを配することで、下着のような外見、すなわちより高品質な見た目を感じさせることができる。
本明細書においては、基本アレイ122は、2〜10つの弾性体、2〜5つの弾性体、又は2〜3つの弾性体を含む。本明細書においては、高密度アレイ124は、2〜4つの弾性体、又は2〜3つの弾性体を含む。基本アレイ122は、アレイの外側の少なくとも1つの隣接する弾性体との間を、長手方向に8〜22mmと比較的大きい外側インターバル134として、配置されてよい。高密度アレイ124は、アレイの外側の少なくとも1つの隣接する弾性体との間を、長手方向に8mm未満、又は4mm〜8mm未満と比較的小さい外側インターバル134として配置されてよく、ここで、外側インターバル134は、内側インターバル132より大きい。
まとめると、アレイは次のa)、b)、c)を満たすものとして定義できる。
a)1つのアレイは、2〜10つの弾性体により形成される。
b)1つのアレイ内のそれぞれの弾性体は、それぞれの弾性体間に、長手方向に、2〜4mmの内側インターバル132の間隔で配置される。
c)1つの特定のアレイは、当該特定のアレイの外側の、少なくとも1つの隣接する弾性体との間に、長手方向に、内側インターバル132より大きい、外側インターバル134の間隔で配置される。
まとめると、基本アレイ122は、次のa)、b)、c)を満たすものとして定義できる。
a)1つの基本アレイ122は、2〜10つの弾性体により形成される、
b)1つの基本アレイ122内のそれぞれの弾性体は、それぞれの弾性体間に、長手方向に、2〜4mmの内側インターバル132の間隔で配置される、
c)1つの特定の基本アレイ122は、当該特定の基本アレイ122の外側の、少なくとも1つの隣接する弾性体との間に、長手方向に、8〜22mmの外側インターバル134の間隔で配置される。
まとめると、高密度アレイ124は、次のa)、b)、c)を満たすものとして定義できる。
a)1つの高密度アレイ124は、2〜4つの弾性体により形成される、
b)1つの高密度アレイ124内のそれぞれの弾性体は、それぞれの弾性体間に、長手方向に、2〜4mmの内側インターバル132の間隔で配置される、
c)1つの特定の高密度アレイ124は、当該特定の高密度アレイ124の外側にある、少なくとも1つの隣接する弾性体との間に、長手方向に、特定の高密度アレイ124の内側インターバル132よりも大きく、8mmより小さい、外側インターバル134の間隔で配置される。
前側ベルト84は、少なくとも5つのアレイを含んでよい。前側ベルト84は、少なくとも1、少なくとも2、少なくとも3、又は少なくとも4つの基本アレイ122を含んでいてよい。前側ベルト84に配置される弾性体は全て、アレイ状に配列されてよい。前側ベルト84は、複数の基本アレイ122と複数の高密度アレイ124とを含んでいてよい。前側ベルト84に配置される弾性体は全て、基本アレイ122又は高密度アレイ124に配列される。
後側ベルト86は、少なくとも5つのアレイを含んでよい。後側ベルト86は、少なくとも1、少なくとも2、少なくとも3、又は少なくとも4つの基本アレイ122を含んでいてよい。後側ベルト86に配置される弾性体は全て、アレイ状に配列されてよい。後側ベルト86は、複数の基本アレイ122と複数の高密度アレイ124とを含んでいてよい。後側ベルト86に配置される弾性体は全て、基本アレイ122に配列されてよい。
再び図3を参照して、アレイは、前側ベルト84と後側ベルト86との両方に配置されていてよい。前側及び後側ベルト84、86それぞれからのアレイは、整合配列136に配置されていてよい。「整合配列136」が意味するのは、前側ベルト84のベルト側縁部89でアレイに含まれる少なくとも1つの弾性体と、後側ベルト86のベルト側縁部89でアレイに含まれる少なくとも1つの弾性体とが、両方のシーム32で実質的に同じ位置に位置するようになっていることである。「実質的に同じ位置」が意味するのは、物品の高速生産で起こる設計配列からの妥当な逸脱以内、例えば4mm以内、又は2mm以内の位置であることである。一実施形態においては、前側ベルト84のベルト側縁部89でアレイに含まれる全ての弾性体と、後側ベルト86のベルト側縁部89でアレイに含まれる全ての弾性体とが、両方のシーム32で実質的に同じポジションに位置するようになっていてよい。前側及び後側ベルト84、86の遠位縁部88が、実質的に平行で一致していて、かつ、図2〜図5に示すように、全ての弾性体96が互いに実質的に平行となるように横方向に延びているような実施形態においては、整合配列になっているかどうかは、ベルトの遠位縁部88からの該当するアレイの位置を比較することでもまた、見分けることができる。前側及び後側ベルト84、86においてそれぞれの遠位縁部88からのアレイの位置が一致する場合に、整合配列になっていると見なすことができる。
整合配列136は、基本アレイ122又は高密度アレイ124の一方で形成されるようになっていてよい。アレイの整合配列136は、例えば、腰部開口部又は脚部開口部の近くで、外側インターバル134内に明確に画定されたギャザーを提供するために有益であり得る。図3中の符号136で示されるエリアには、2組の整合配列136が含まれていると見なせる。
更に図3を参照すると、少なくとも3つの基本アレイが物品に配置されている場合、アレイが交互配列138となるように、長手方向のある場所に配置され得る。「交互配列138」が意味するのは、次のe)又はf)のいずれか一方の配列である。
e)前側ベルト84に含まれる1つの特定の基本アレイのベルト側縁部89が、後側ベルト86の2つの基本アレイの、ベルト側縁部89における外側インターバル134内に位置している。
f)後側ベルト86に含まれる1つの特定の基本アレイのベルト側縁部89が、前側ベルト84の2つの基本アレイの、ベルト側縁部89における外側インターバル134内に位置している。
前側又は後側ベルト84、86の一方に含まれる、1より多い数(例えば、2又は3)の特定の基本アレイが、ベルト側縁部89で、他方のベルトに含まれる2つのアレイの、ベルト側縁部89における外側インターバル134内に位置していてもよい。
すなわち、前側又は後側ベルト84、86の一方のベルト側縁部89における少なくとも1つの基本アレイ122が、前側又は後側ベルト84、86の他方のベルト側縁部89における、2つの基本アレイ122の外側インターバル134内に位置している時に、両方のシーム32において、交互配列になっていると見なすことができる。基本アレイ122が交互配列138になっていることは、前側ベルト84及び後側ベルト86に配置された基本アレイ122が提供する力を分配できるので、側部のシーム32の周りで、ソフトなフィット感を提供するのに有益である場合もある。図3中には、2つのエリアが符号138で示されている。符号138で示されるエリアには、2組の交互配列138が含まれていると見なせる。本発明の物品は、少なくとも2、又は少なくとも3組の交互配列138を有していてよい。
上述のように、本発明の基本アレイ122又は高密度アレイ124は、アレイ中の弾性体96の張力を合わせた張力と概ね等しい張力を提供することができるが、それぞれの弾性体96は、比較的小さい張力で配置されていてよい。したがって、基本アレイ122を形成するための弾性体96は、940dtex以下の密度を有してもよく、その伸び率が100%〜350%、又は150%から300%の範囲で配置されてもよい。伸び率について言えば、「0%の伸び率」とは、弾性体の長さが元の長さであることを示す。したがって、高密度アレイ124を形成するための弾性体96は、1100dtex以下、又は940dtex以下の密度を有してもよく、その伸び率が150%から300%の範囲で配置されてもよい。
一実施形態では、1つの物品に配置される全ての弾性体96の数は、経済的に物品を提供するために、限定される場合がある。本発明のベルトは、全部で、60つ以下、54つ以下、又は46つ以下の弾性体を配置してもよい。本発明の物品は、物品の長手方向の全長が350mm〜600mmで、有効横方向ベルト幅(LW)が315mm〜500mmで、後側ベルトの長手方向の長さ(LB)が100mm〜180mmで、前側ベルトの長手方向の長さ(LF)が80mm〜160mmで、本体の長手方向の長さが310mm〜560mmで、本体の横方向の幅が150mm〜210mmであってよい。本発明の物品は、前側ベルトの遠位縁部から本体の長手方向の縁部までの距離が0mm〜70mmで、後側ベルトの遠位縁部から本体の長手方向の縁部までの距離が0mm〜90mmであってよく、上記の距離は、前側及び後側ベルトにおいて、等しくなっていてもなっていなくてもよい。本体の長手方向の長さは、物品の長手方向の全長の70%〜100%であってよい。本体が吸収性コア62を備える場合には、当該コアはその長手方向の長さが、270mm〜500mmで、コアの横方向の最大幅が、90mm〜125mmで、コアの長手方向の縁部から本体の長手方向の縁部までの距離が10mm〜40mmであってよい。コアの長手方向の長さは、物品の長手方向の全長の60%〜95%、又は本体の66%〜97%であってよい。
本発明の物品は、腰ベルト40に配置された弾性体96によって提供される腰部周囲力が、以下に説明する物品全体力測定法にしたがって測定すると、10N以下、又は8N以下であってよい。物品全体力測定法は、物品が腰部周りに伸長させられた時に物品20によって提供される力を数量化するためのものであり、ユーザーが両手を物品の中に挿し込んで、物品を拡げる時に、物品20が横方向に最初に伸長される状況をシミュレーションしたものである。すなわち、測定されるのは、横方向に配置された弾性体96が提供する概略の全張力である。例えば本体の長手方向の側縁部に沿って等、他にも弾性体が物品に配置され得るが、ユーザーが物品を横方向に伸長した場合には、そのような他の弾性体の影響は小さいことが知られている。物品全体力測定は物品を、19.6Nの力になるまで横方向に延伸させて、又は負荷をかけて得られる。なお、そのような大きさの力は、物品のベルト40が最大伸長量の70%に達した時点で得られる。物品を拡げる際にユーザーが感じると予想される力は、ユーザーが過度な力を使わずにベルト40を拡げられて満足感を得られるように制御することが可能である。
基本アレイ122に、高密度アレイ124に、又は他の場所に配列された弾性体は、弾性ベルトの異なるゾーンに組み合わせて配置されて、引張り応力の高いエリアや低いエリアを作り出すことができる。図3及び図5を参照すると、前側及び後側ベルト84、86はそれぞれ、横方向に延びる4つのゾーンに分割されている。その4つのゾーンは、遠位縁部88から近位縁部90への間のそれぞれの位置の、シーム長LSのパーセンテージで定義されている。前側ベルト84のベルト側縁部89の全長が、後側ベルト86のベルト側縁部89のある長さと継ぎ合わされて、シーム長LSが画定されている。シーム長LSが、前側ベルト84の遠位縁部88で0%、前側ベルト84の近位縁部90で100%とされる場合、上記のゾーンは以下のように定義される:0〜25%が腰部ゾーン102であり、25〜50%が遠位腹部ゾーン104であり、50〜85%が近位腹部ゾーン106であり、85〜100%が脚部ゾーン108である。ある弾性体が遠位縁部88から25%の位置に配置されている時には、当該弾性体は、腰部ゾーン102に含まれていると考えられる。ある弾性体が遠位縁部88から50%の位置に、又は遠位縁部88から85%の位置に配置されている時には、当該弾性体は、近位腹部ゾーン106に含まれていると考えられる。後側ベルト86の長手方向の長さLBが、前側ベルト84の長手方向の長さLFよりも長い実施形態においては、後側ベルト86の「LBからLSを引いた」残りの長さに相当する部分は、上記の4ゾーンには入れないものとする。
図3を参照すると、少なくとも1組の交互配列138が、遠位腹部ゾーン104と近位腹部ゾーン106と脚部ゾーン108のうちの少なくとも1つのゾーンに位置していてもよい。少なくとも1組の整合配列136が、腰部ゾーン102と脚部ゾーン108のうちの少なくとも1つのゾーンに位置していてよい。腰部ゾーン102は、少なくとも1組の整合配列136を含んでいてよい。遠位腹部ゾーン104は、少なくとも1組の交互配列138を含んでいてよい。近位腹部ゾーン106は、少なくとも1組の交互配列138を含んでいてよい。脚部ゾーン108は、少なくとも1組の整合配列136を含んでいてよい。腰部ゾーン102に配置された全ての弾性体96は、整合配列136にあってよい。遠位腹部ゾーン104に配置された全ての弾性体96は、交互配列138にあってよい。
一実施形態においては、高密度アレイ124が、より大きな引張り応力が望まれるゾーンに配置される場合がある。少なくとも2つの高密度アレイ124を配置することが、特に効果的な場合がある。図3を参照すると、少なくとも2つの高密度アレイ124が、前側近位腹部ゾーン106に配置されてよい。前側近位腹部ゾーン106の引張り応力は、他のいかなるゾーンの引張り応力より大きくなっていてよい。少なくとも2つの高密度アレイ124が後側遠位腹部ゾーン104に配置されてよい。前側脚部ゾーン108の引張り応力は、前側近位腹部ゾーン106の引張り応力の50%以下であってよく、後側脚部ゾーン108の引張り応力は、後側近位腹部ゾーン106の引張り応力の100%以下であってよい。後側遠位腹部ゾーン106の引張り応力は、前側遠位腹部ゾーン106の引張り応力よりも大きくなっていてよい。
一実施形態においては、前側近位腹部ゾーンには少なくとも2つの高密度アレイ124が配置されているので、物品が着用者の転子部で、留まるように、大きな引張り応力がかかる場合がある。一実施形態においては、後側遠位腹部ゾーンには少なくとも2つの高密度アレイ124が配置されているので、前側遠位腹部ゾーン106よりも大きな引張り応力がかかる場合があり、そうすることで着用者の前側腰部エリアはうまく収容できるようになる。
図3及び図5に示すように、一実施形態においては、高密度アレイ124は、より大きな引張り応力が望まれるゾーンに配置される場合があるが、美的効果を狙って配置される場合もある。上述のように、アレイは、ある一定の幅を有する弾性体のような外観、つまり、使い捨てではない下着に配置される弾性体に類似した外観を提供する。少なくとも2つの高密度アレイ124が前側腰部ゾーン102と後側腰部ゾーン102のそれぞれに配置されてよいので、腰部バンドのような外観を呈することができる。前側腰部ゾーン102と後側腰部ゾーン102とからの、これらの少なくとも2つの高密度アレイ124は、整合配列136になるように配置されてよい。少なくとも2つの高密度アレイ124が、脚部バンドのような外観を呈するように前側脚部ゾーン108に配置されてもよい。
本発明の着用可能物品は、当技術分野のものに比べて、前側腰部ゾーン102及び後側腰部ゾーン102のそれぞれに配置された少なくとも2つの高密度アレイ124によって下着の外観を呈して腰部バンド外観を提供し、前側脚部ゾーン108に配置された少なくとも2つの高密度アレイ124によって脚部バンドの外観を提供する。
物品全体力測定法
コンピューターのインターフェイスを実装した電子式応力試験器によって力の測定を行う。例えば、TestWorks 4というソフトウェアを実装したMTS Criterion C42(中国のMTSシステムズ社=MTS SYSTEMS CO.,LTDより入手可能)又は同等の機器を用いることができる。ロードセルを選択する。その際、試料に対する力が、使われるロードセルの能力の10%から90%の間になるようにする。試験器は、製造者の指示書にしたがって較正される。全ての試験は、23℃±2℃、及び50%±5%の相対湿度に維持された空調室で行う。
応力試験器に、図6に示すような、複数のハンガー式の試料保持固定具300を装着する。それぞれの固定具は、試験中に資料が滑るのを防ぐために、剛性のある、直線的な、ゴムでコーティングされた、水平なバー部302を含む。水平なバー部のバーの外径(ゴムコーティングを含む)は10.0mmである。水平なバー部302の中央軸線は、テスト過程を通して平行で、同一鉛直面内にあるように構成されている。基準周長は、次式により決定される。
基準周長=2×(H+D+πD/2)
式中、Hは水平なバー部302間の鉛直方向ギャップ、Dはバーの外径である。
試験器は、以下のステップをこなすように設定される。
Figure 2017525482
試料としての物品20を上側の水平なバー部302に、バーが物品の腰部開口部と一方の脚部開口部を通るように挿し込む。試験片が下側のバー302より上部にぶら下がり、かつ同バー302に触れないようにクロスヘッドを持ち上げる。ロードセルを較正し、物品を引き伸ばすことなく下側のバー302が物品の腰部開口部と他方の脚部開口部を挿通できるようにクロスヘッドを降ろす。物品を調整し、物品の長手方向中心線L1が、上側と下側のバー302の真ん中で、水平な面上に来るようにする。バー302と接しているサイド部の中心が、試験器のロードセルと同じ鉛直面上に載っているようにする。物品を必要に応じて手でその場所に保持しつつ、力が0.05Nと0.1Nの間になるように、クロスヘッドをゆっくりと上げる。ただし、その際に不要な力を加えないように留意せねばならない。この時の基準周長が、初期基準周長である。試験を開始する。クロスヘッドを、力が19.6Nになるまで、254mm/分のスピードで上方に動かす。その後、クロスヘッドをすぐに初期基準周長になるまで同じ速度で戻す。19.6Nでの最大周長と、試験中で、延伸される最中に70%伸長時周長になった時点での力を記録する。
周長(mm)=2×(H+D+πD/2)
19.6Nでの最大周長は、フル伸長時周長(mm)として定義される。70%伸長時周長は、フル伸長時周長×0.7で定義される。腰部周囲力は、試験中に負荷をかけていく(物品が延伸されていく)最中に70%伸長時周長となった時点での力として定義される。
5つの試料が分析され、それらの平均初期基準周長、平均フル伸長時周長、及び平均腰部周囲力を計算し、それぞれ、1mm、1mm、0.01N単位の概数にする。
ベルトゾーン引張り応力測定法
引張り応力(N/m)は、張力(N)を試験片の幅(m)で除して計算される。コンピューターのインターフェイスを実装した電子式応力試験器によって力の測定を行ってもよい。例えば、TestWorks 4というソフトウェアを実装したMTS Criterion C42(中国のMTSシステムズ社=MTS SYSTEMS CO.,LTDより入手可能)又は同等の機器を用いることができる。ロードセルを選択する。その際、試料に対する力が、使われるロードセルの能力の10%から90%の間になるようにする。試験器は、製造者の指示書にしたがって較正される。全ての試験は、23℃±2℃、及び50%±5%の相対湿度に維持された空調室で行う。試験器は、少なくとも試験片と同じ幅を有している単線接触型グリップを装備している。
試験片を得るために、サンプルの物品は、側部のシーム32にそって切り開かれ、腰ベルトと本体との間の接着部を分離させて前側及び後側弾性ベルト部40が本体38から取り外される。ベルト部分にしわを作らないように留意して、コールドスプレーを使ってもよい。ベルト状弾性体96にはスプレーをかけないように留意する。本発明にしたがって、得られた弾性ベルト40をゾーン102、104、106、及び108に分ける。ただし、弾性体96のいずれもカットしないように留意する。試験前に、23℃±2℃、及び50%±5%の相対湿度で2時間、試料を予め調整する。
試験器は、以下のステップをこなすように設定される。初期基準長を、別々の、同じ種類の物品を用いて、前記の方法で、物品全体力測定時に決定される初期基準周長から計算する。初期基準長=0.5×初期基準周長。最終基準長が、前記の方法で、物品全体力測定時に決定されるフル伸長時周長から計算される。
Figure 2017525482
試験片の一端を上側クランプで挟み、負荷を較正する。試験片の他端を下側クランプで挟む。試験片それぞれの端部約5mmはグリップの接触線の後ろ側に出るようにする。試験が開始され、試験片が最終基準長まで、254mm/分のクロスヘッド速度で延伸される。その後すぐに、同じ速度で元々の基準長まで戻す。試験中、試験片は物品の横方向に延伸される。試験中に負荷を解除される最中に最終基準長の70%になった時のアンロード力が、記録される。
5つの物品が分析され、前側及び後側のゾーン102、104、106、及び108のそれぞれに対してアンロード力が記録される。前側及び後側の試験片を含むそれぞれのゾーンに対して平均張力(N)を計算し、0.01N単位の概数にする。それぞれのゾーンに対して、引張り応力が、平均張力(N)を平均試験片幅(m)で除して計算され、0.1N/m単位の概数にする。
(実施例1)
本発明の着用可能物品であって、弾性のプロファイルは図2及び図3、並びに下記表1にしたがい、有効ベルト幅LWが355mmで、シーム長LSが130mmのもの。
(実施例2)
本発明の着用可能物品であって、弾性のプロファイルは図4及び図5、並びに下記表1にしたがい、有効ベルト幅LWが355mmで、シーム長LSが130mmのもの。
比較実施例
本発明の着用可能物品であって、弾性のプロファイルは図7及び図8、並びに下記表1にしたがい、有効ベルト幅LWが355mmで、シーム長LSが130mmのもの。
Figure 2017525482
「腹部カット有」と示されている弾性体は、その弾力性が、本体38と重なる中央パネル80の中央エリアから取り除かれており、その弾力性の有効長さは66%である。
比較実施例と比べると、実施例1及び実施例2は、良好なフィット感、快適な着ごこち、ずり落ち防止、漏れの防止、赤化の防止、を有する着用可能な物品を提供する。更に、前側腰部ゾーン102及び後側腰部ゾーン102に配置された一致する高密度アレイ124が腰部バンドの外観を提供し、前側脚部ゾーン108に配置された高密度アレイ124が脚部バンドの外観を提供して、物品が下着類であることがわかる。
本明細書で開示する寸法及び値は、列挙された正確な数値に厳密に限られるとして理解されるべきではない。それよりむしろ、特に指示がない限り、このような寸法はそれぞれ、列挙された値とその値を囲む機能的に同等な範囲との両方を意味することを意図する。例えば、「40mm」として開示される寸法は、「約40mm」を意味することを意図する。
あらゆる相互参照又は関連特許若しくは関連出願を含む、本明細書に引用される全ての文献は、明確に除外ないしは別の方法で限定されない限り、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。いかなる文献の引用も、本明細書中で開示又は特許請求される任意の発明に対する先行技術であるとはみなされず、あるいはそれを単独で又は他の任意の参考文献(1乃至複数)と組み合わせた時に、そのような発明全てを教示、示唆、又は開示するとはみなされない。更に、本文書での用語の任意の意味又は定義の範囲が、参照により組み込まれた文書中の同一の用語の任意の意味又は定義と矛盾する場合には、本文書中で用語に割り当てられる意味又は定義に準拠するものとする。
本発明の特定の実施形態が説明及び記載されてきたが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく他の様々な変更及び修正を実施できることが当業者には自明であろう。したがって、本発明の範囲内に含まれるそのような全ての変更及び修正は、添付の特許請求の範囲によって網羅されることが意図される。

Claims (8)

  1. 長手方向及び横方向に連続している着用可能物品であって、本体と環状弾性ベルトとを備え、前記環状弾性ベルトが、前側ベルトと後側ベルトとを備え、前記前側ベルトの中心が、前記本体の前側腰部パネルに接合され、前記後側ベルトの中心が、前記本体の後側腰部パネルに接合され、前記前側ベルト及び前記後側ベルトのそれぞれが、前記本体が重ならない左側部パネル及び右側部パネルを有し、
    前記前側ベルト及び前記後側ベルトの横方向縁部はシームによって接合されて、腰部開口部及び2つの脚部開口部を形成し、
    前記前側ベルト及び前記後側ベルトのそれぞれが、内側シートと、外側シートと、それらの間に挟まれて、実質的に互いに平行に横方向に延びる複数の弾性体と、によって形成される着用可能物品において、
    前記前側ベルト及び前記後側ベルトのそれぞれが、横方向に連続する近位縁部及び遠位縁部を有し、前記近位縁部が前記遠位縁部よりも、前記物品の長手方向の中心に対してより近い位置にあり、前記前側ベルト及び前記後側ベルトのそれぞれが側縁部を有し、
    前記前側ベルト又は前記後側ベルトのいずれか一方に配置された前記弾性体のうちの少なくとも一部が、高密度アレイの少なくとも2つのセットに配列され、前記高密度アレイが以下のa)、b)、及びc)を満たすように定義され、
    a)1つの高密度アレイは、2〜4つの弾性体により形成される、
    b)1つの高密度アレイ内のそれぞれの弾性体は、それぞれの弾性体間に、長手方向に、2〜4mmの内側インターバルの間隔で配置される、
    c)1つの特定の高密度アレイが、前記特定の高密度アレイの外側の、少なくとも1つの隣接する弾性体との間に、長手方向に、前記特定の高密度アレイの内側インターバルよりも大きく、8mmより小さい、外側インターバルの間隔で配置される、
    前記前側ベルトのベルト側縁部の全長が、前記後側ベルトのベルト側縁部のある一定の長さと継ぎ合わされて、シーム長LSを画定し、
    前記前側ベルト及び前記後側ベルトのそれぞれが、横方向に延びる4つのゾーンに分割され、前記4つのゾーンが、前記シーム長LSのパーセンテージに対して、前記遠位縁部から前記近位縁部までのそれぞれの位置によって画定され、0〜25%が腰部ゾーンであり、25〜50%が遠位腹部ゾーンであり、50〜85%が近位腹部ゾーンであり、85〜100%が脚部ゾーンであり、
    少なくとも2つの高密度アレイが、前記前側腰部ゾーン、前記後側腰部ゾーン、及び前記前側脚部ゾーンのそれぞれに配置されている、着用可能物品。
  2. 前記高密度アレイの前記弾性体は、940dtex以下の密度を有する、請求項1に記載の物品。
  3. 前記高密度アレイの前記弾性体が、100%〜350%の伸び率で配置されている、請求項1又は2に記載の物品。
  4. 前記弾性ベルトには、合計60個以下の弾性体が配置されている、請求項1から3のいずれか一項に記載の物品。
  5. 本明細書の物品全体力測定法による腰部周囲力が、10N以下である、請求項1から4のいずれか一項に記載の物品。
  6. 前記前側腰部ゾーン及び前記後側腰部ゾーンの前記高密度アレイが整合配列に配列されており、前記整合配列が、両シームの実質的に同じ場所に位置する、前記前側ベルトのベルト側縁部の前記高密度アレイと、前記後側ベルトのベルト側縁部の前記高密度アレイと、を有することによって形成される、請求項1から5のいずれか一項に記載の物品。
  7. 前記前側ベルト及び前記後側ベルトの前記近位縁部及び前記遠位縁部のそれぞれが、実質的に平行であり、前記後側ベルトの長手方向の長さが、前記前側ベルトの長手方向の長さよりも長く、前記前側ベルトの遠位縁部が、前記後側ベルトの遠位縁部と整列しており、前記前側ベルトの近位縁部が、前記後側ベルトの近位縁部と整列していない、請求項1から6のいずれか一項に記載の物品。
  8. 前記弾性体のうちの少なくとも1つの弾力性の少なくとも一部が、前記本体の前記前側腰部パネル及び前記後側腰部パネルと重なる領域で取り除かれる、請求項1から7のいずれか一項に記載の物品。
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