JP2018116651A - 電力需要家向けポイントシステム - Google Patents

電力需要家向けポイントシステム Download PDF

Info

Publication number
JP2018116651A
JP2018116651A JP2017008847A JP2017008847A JP2018116651A JP 2018116651 A JP2018116651 A JP 2018116651A JP 2017008847 A JP2017008847 A JP 2017008847A JP 2017008847 A JP2017008847 A JP 2017008847A JP 2018116651 A JP2018116651 A JP 2018116651A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
company
point
electric power
points
power
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017008847A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6399116B2 (ja
Inventor
隆 寺崎
Takashi Terasaki
隆 寺崎
隆太 中川
Ryuta Nakagawa
隆太 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chugoku Electric Power Co Inc
Original Assignee
Chugoku Electric Power Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chugoku Electric Power Co Inc filed Critical Chugoku Electric Power Co Inc
Priority to JP2017008847A priority Critical patent/JP6399116B2/ja
Publication of JP2018116651A publication Critical patent/JP2018116651A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6399116B2 publication Critical patent/JP6399116B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】 電力事業者に対する需要家の関心を高める。【解決手段】 電力事業者Dのウェブサーバ2に、電力使用量に基づいて需要家Mに電力事業者ポイントを付与する使用量ポイントタスク232と、提携事業者T側から送られ各需要家Mの提携事業者ポイントを含む移行依頼に基づいて、該提携事業者ポイントを該当する需要家Mの電力事業者ポイントに移行するポイント移行タスク233と、を備える。【選択図】 図1

Description

この発明は、電力の需要家に対してポイントを付与する電力需要家向けポイントシステムに関する。
電力事業者(電力供給側)の発電設備を含む電力設備は、全体の使用電力が一時的に上昇する場合であっても、電力の供給が停止しないように、上昇時の電力に応じた電力を供給可能な容量にしなければならず、過剰な電力設備となるおそれがある。一方、需要家が電力使用量を抑えてくれれば発電量を低くすることができ、その結果、電力設備の過剰化を抑制することができる。換言すれば、需要家が自身の電力使用量に関心を持って省エネルギーを心掛けてくれれば、電力設備の過剰化を抑制することができ、発電コストなどを低減することが可能となる。
また、需要家に電力使用量への関心を促すために、定額電力料金で契約している需要家に対して、契約時に需要家から受け付けた電力使用予定量と実際の電力使用量とを比較し、実際の電力使用量が電力使用予定量よりも低かった場合に、需要家に対して電力基本料金の割引等の特典を与えるシステムが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−153441号公報
ところで、いわゆる電力自由化が進む近年においては、各電力事業者は、電力料金の適正化(低料金化)をより図るとともに、サービスの向上や多様化などを図ることが期待されている。一方、各需要家は、自己の電力使用態様や各電力事業者から提供される料金メニュー、サービスなどに基づいて、自己に最適な電力事業者を選定するとともに、使用電力の適正化(省エネ・節電)を図ることが期待される。
このように、需要家がこれまで以上に電力使用や電力事業者に関心を持ち、電力需給に関わっていく(参加していく)ことが期待される。さらに、電力事業者にとっては、需要家により関心を寄せてもらい、永く安定した需給関係を築くことが望ましい。
しかしながら、例えば、特許文献1に記載のシステムでは、需要家が特典を取得できる手段が省エネルギーしかなく、省エネルギーには需要家の我慢を伴う。また、電気機器の高性能化・省エネ化などが進んだ現代社会では、省エネルギーにも限界があるため、取得できる特典が少なくなってしまう。さらには、電力供給側が提供する料金割引等の特典を与えるだけであるため、需要家の要求を満たせない場合がある。このような理由から、従来の特典サービスでは、需要家が早期に関心を失ってしまうおそれがあり、需要家が電力事業者に関心を寄せて永く安定した需給関係を築く、ということが期待できない。
そこでこの発明は、電力事業者に対する需要家の関心を高めることが可能な電力需要家向けポイントシステムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、電力の需要家に電力事業者ポイントを付与し該電力事業者ポイントを使用するためのポイント使用メニューを提供する事業者を電力事業者とし、自己の需要家に提携事業者ポイントを付与し該提携事業者ポイントの移行について前記電力事業者と提携している事業者を提携事業者とし、前記電力事業者の電力事業者システムに、電力使用量に基づいて前記需要家に電力事業者ポイントを付与する使用量ポイント手段と、前記提携事業者側から送られ各需要家の提携事業者ポイントを含む移行依頼に基づいて、該提携事業者ポイントを該当する需要家の電力事業者ポイントに移行するポイント移行手段と、を備えることを特徴とする電力需要家向けポイントシステムである。
この発明によれば、提携事業者側から移行依頼が送信されると、移行依頼中の各需要家の提携事業者ポイントが、該当する(同一の)需要家の電力事業者ポイントに移行される。つまり、需要家が提携事業者から取得した提携事業者ポイントが、電力事業者の電力事業者ポイントに加算・集約される。
請求項2の発明は、請求項1に記載の電力需要家向けポイントシステムにおいて、前記電力事業者システムに、前記ポイント移行手段で移行した提携事業者ポイントの数に応じた対価であり、前記提携事業者に請求する請求額を算出する請求額算出手段を備える、ことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または2に記載の電力需要家向けポイントシステムにおいて、前記電力事業者ポイントの使用について前記電力事業者と提携している事業者をコラボ事業者とし、前記ポイント使用メニューには、前記コラボ事業者が提供する物品およびサービスの少なくとも一方と前記電力事業者ポイントを交換するためのコラボレーションメニューを複数含み、前記需要家は、前記電力事業者システムにアクセス可能な通信端末を介して、いずれかのコラボレーションメニューを選択可能となっている、ことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項3に記載の電力需要家向けポイントシステムにおいて、前記移行依頼に含まれる需要家が、所定のコラボレーションメニューを選択している場合、前記電力事業者システムは、該需要家に対して移行した提携事業者ポイントの数を当該コラボ事業者に通知する、ことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項3または4に記載の電力需要家向けポイントシステムにおいて、前記コラボレーションメニューには、所定のスポーツチームまたはスポーツ選手であるサポート対象に前記電力事業者ポイントを寄付するサポートメニューが含まれ、前記電力事業者システムに、前記サポートメニューを選択しているすべての需要家の電力事業者ポイントを寄付ポイントとして合算する合算手段を備える、ことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、提携事業者から取得した提携事業者ポイントが電力事業者の電力事業者ポイントに加算・集約されるため、より多くの電力事業者ポイントを貯めることができる。従って、電力事業者が提供するポイント使用メニューでより多くの電力事業者ポイントを使用することができるため、電力事業者に対する需要家の関心を高めることが可能となり、この結果、需要家と電力事業者との永く安定した需給関係を築くことが期待できる。
また、提携事業者は、提携事業者ポイントの使い道(交換用途・ポイント使用メニュー)を提供する必要がなく、費用を抑えながらポイントによって顧客吸引力を高めることが可能となる。
さらに、提携事業者ポイントが電力事業者ポイントに自動的に移行・集約されるため、需要家の負担・労力が削減されるとともに、確実にかつ無駄なく移行することができる。
請求項2の発明によれば、移行した提携事業者ポイントの数に応じた請求額が算出されるため、この請求額を提携事業者に請求することで、電力事業者と提携事業者との間でのポイント原資の精算処理を速やかに行うことができる。この結果、電力事業者と提携事業者との負担の均衡化・公平化が図れ、本システム・サービスを安定して維持、運用することが可能となる。
請求項3の発明によれば、コラボ事業者とのコラボレーションメニューを需要家が選択可能なため、電力事業者が提供する特典やポイント交換だけではなく、より多くの物品やサービスのなかから電力事業者ポイントを交換することがきる。しかも、電力事業者の電力事業者システムを介してコラボ事業者の物品などと交換することができる。この結果、需要家の要求をより満たすことが可能となり、電力事業者に対する需要家の関心を高めることが可能となる。
請求項4の発明によれば、移行依頼に含まれる需要家が、所定のコラボレーションメニューを選択している場合には、この需要家に対して移行した提携事業者ポイントの数がこのコラボレーションメニューのコラボ事業者に通知される。つまり、所定のコラボレーションメニューを選択している需要家の提携事業者ポイントが電力事業者ポイントに移行された場合には、移行されたポイント数がコラボ事業者に通知される。このため、この通知を受けたコラボ事業者は、どのくらいポイント使用量(負担)が増えるのかを予測したり、電力事業者との間で負担の分配を調整したりすることができ、より円滑かつ柔軟な運用が可能となる。
請求項5の発明によれば、サポートメニューを選択しているすべての需要家の電力事業者ポイントが寄付ポイントとして合算されるため、この寄付ポイントをサポート対象に寄付することで、所定のスポーツチームやスポーツ選手を支援したい需要家の要求を満たすことができる。しかも、提携事業者ポイントを含めた電力事業者ポイントが寄付されるため、より多くの電力事業者ポイントを寄付することができる。この結果、電力事業者に対する需要家の関心を高めて、需要家と電力事業者との永く安定した需給関係を築くことが期待できる。
この発明の実施の形態に係る電力需要家向けポイントシステムを示す概略構成図である。 図1の電力需要家向けポイントシステムのウェブサーバを示す概略構成ブロック図である。 図1の電力需要家向けポイントシステムのウェブサイトのログイン画面を示す図である。 図3のウェブサイトのマイページの画面を示す図である。 図3のウェブサイトのポイントサービスページの画面を示す図である。 図3のウェブサイトのコラボレーション紹介ページの画面を示す図である。 図2のウェブサーバのポイント移行タスクのフローチャートである。 図1の電力需要家向けポイントシステムの作用、動作を示すタイミングチャートである。
以下、この発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。
図1は、この発明の実施の形態に係る電力需要家向けポイントシステム1を示す概略構成図であり、電力事業者Dのウェブサーバ2がインターネットなどの通信網を介して、提携事業者Tの提携先コンピュータ4と、各コラボ事業者C〜Cのコラボコンピュータ5〜5とに、通信自在に接続されている。
ここで、電力事業者Dは、自社電力の需要家Mに電力事業者ポイントを付与し該電力事業者ポイントを使用するためのポイント使用メニューを提供する(ポイント交換する)事業者であり、ウェブサーバ2と通信自在な電力使用量サーバ3を備える。このように、この実施の形態では、ウェブサーバ2と電力使用量サーバ3とで電力事業者システムを構成しているが、3つ以上のサーバ・コンピュータなどで電力事業者システムを構成したり、1つのサーバなどで電力事業者システムを構成したりしてもよい。また、ウェブサーバ2には、各需要家Mが通信端末6を介してアクセス可能となっている。
提携事業者Tは、自己・自社の需要家M(顧客)に提携事業者ポイントを付与する事業者である。また、需要家Mに付与した提携事業者ポイントを電力事業者ポイントに移行・集約することに電力事業者Dと合意・提携している事業者であり、この実施の形態では、LPガスの使用量に応じて需要家Mにポイントを付与するLPガス事業者Tの場合について、主として説明する。
コラボ事業者C〜Cは、電力事業者ポイントの使用について電力事業者Dと提携している事業者であり、コラボレーションメニューのポイント交換先となる。例えば、電力事業者ポイントを数倍(例えば、2倍)したポイント分だけ通信料金を割り引く電気通信事業者や、電力事業者ポイントを数倍(例えば、1.5倍)したポイントを物品やサービスと交換できる百貨店などが含まれる。
電力使用量サーバ3は、各需要家Mの毎月(所定期間)の電力使用量や電力料金などを記憶するサーバであり、この実施の形態では、検針データを収集するコンピュータ・サーバから定期的に検針データを受信することで、毎月の電力使用量や電力料金を算出、管理する。これに対して、電力使用量や電力料金を算出したりする他のコンピュータ・サーバから毎月の電力使用量等を受信して記憶してもよく、結果的に毎月の電力使用量や電力料金を記憶していればよい。また、需要家Mが電力事業者Dと複数の契約をしている場合には、契約ごとに毎月の電力使用量や電力料金を記憶する。
提携先コンピュータ4は、LPガス事業者Tの従業員等が操作するコンピュータであり、例えば、LPガス事業者Tが各需要家Mに付与した提携事業者ポイントの数(履歴)や現在有効なポイント数を管理、記憶したり、電力事業者ポイントに移行したポイント数を管理、記憶したりするのに使用される。さらに、需要家Mが電力事業者Dのポイントサービスの会員である場合には、この需要家Mの電力事業者Dにおける契約番号とWeb会員IDなどを記憶する。
また、この実施の形態では、後述するように、依頼ファイル(移行依頼)をウェブサーバ2に定期的に送信することで、提携事業者ポイントを電力事業者ポイントに移行する処理を定期的に行うために使用される。ここで、この実施の形態では、半年(1〜6月、7〜12月)あたりのLPガスの使用量に応じて、LPガス事業者Tから需要家Mに提携事業者ポイントを付与し、この提携事業者ポイントを年に2回(2月、8月)LPガス事業者Tから電力事業者Dに移行する(この需要家Mの電力事業者ポイントに加算する。)。
コラボコンピュータ5〜5は、コラボ事業者C〜Cの従業員等が操作するコンピュータであり、例えば、コラボ事業者C〜Cが自社の各需要家M(顧客)に付与したポイントを管理、記憶したりするのに使用される。
通信端末6は、需要家Mが操作する端末で、パーソナルコンピュータやスマートフォン(多機能携帯端末)などを含み、インターネットなどの通信網を介してウェブサーバ2などと通信自在となっている。
ウェブサーバ2は、電力事業者Dのウェブサイトを提供するサーバであり、図2に示すように、主として、メモリ21と、需要家データベース22と、メインタスク23と、これらを制御などする中央処理部24と、を備える。
メモリ21は、各種情報・データを記憶する記憶部であり、例えば、後述するようにしてコラボレーションメニューの加入時に需要家Mによって入力された情報や、電力使用量サーバ3や各コンピュータ4、5〜5から受信した情報などを記憶する。
需要家データベース22は、各需要家Mに関する情報を記憶するデータベースであり、各需要家Mの識別情報に対して、電力事業者Dとの契約番号、契約名義、契約住所、契約種別、需要家Mのメールアドレスのほかに、次のような情報が記憶されている。
・ポイントサービスの会員であるか否か、会員である場合のWeb会員IDとパスワード
・現在有効な電力事業者ポイント数
・現在のポイント権利の有無
・加入しているコラボレーションメニュー
・移行された提携事業者ポイントの履歴
このように、この実施の形態では、ウェブサーバ2に需要家データベース22を備えているが、需要家データベース22のデータのすべてまたは一部を他のコンピュータ・サーバに記憶し、必要に応じてウェブサーバ2が他のコンピュータ・サーバから取得するようにしてもよい。
メインタスク23は、需要家Mがアクセス可能なウェブサイトを提供、運営するためのタスク・プログラム群であり、この実施の形態では、電力事業者Dのウェブサイトのうち、各需要家Mに電力事業者ポイントを付与するポイントサービス・サイトを提供するためのタスクについて、主として説明する。このメインタスク23は、主として、加入タスク231と、使用量ポイントタスク(使用量ポイント手段)232と、ポイント移行タスク(ポイント移行手段)233と、請求額算出タスク(請求額算出手段)234と、合算タスク(合算手段)235と、を備える。
メインタスク23は、まず、図3に示すようなログイン画面・ページを通信端末6に表示させ、予め登録された会員IDとパスワードが入力されると、図4に示すような、該需要家Mのマイページを通信端末6に表示させる。このマイページには、この需要家Mの氏名や会員ID、契約住所などとともに、直近の月度の電力使用量、請求額、現在有効なポイント数などが表示される。ここで、会員IDとパスワードは、電力事業者Dによるポイントサービスを受けることを、予め登録している会員に与えられるものである。
次に、このマイページから、ポイントサイトへ移動するためのボタンが操作されると、図5に示すポイントサービスページを通信端末6に表示させる。このポイントサービスページには、需要家Mの現在有効なポイント数や、ポイント履歴を確認するためのボタン、サポートメニューへの加入状況などの他、ポイントを貯めるコンテンツを紹介するためのバナーなどが表示される。
ここで、電力事業者Dのポイント使用メニューには、電力事業者ポイントを、電力事業者Dが提供する特定地域の物品およびサービスの少なくとも一方に交換するためのポイント交換メニューのほかに、コラボ事業者C〜Cが提供する物品およびサービスの少なくとも一方に交換するためのコラボレーションメニューを複数含む。そして、需要家Mは、ポイント交換メニューまたはいずれかのコラボレーションメニューを選択可能で、いずれかのコラボレーションメニューに加入すると、加入日から所定期間(例えば、1年間)は、本メニューを辞めたり、他のコラボレーションメニューに加入・変更したりできないものとする。
また、サポートメニューは、コラボレーションメニューの1つで、所定のスポーツチームまたはスポーツ選手であるサポート対象に電力事業者ポイントを寄付するメニューである。この実施の形態では、サポート対象がプロサッカーチームであるABCチームの場合について、主として説明する。また、サポートメニューを選択している需要家Mをサポート需要家Mとする。
そして、図5のポイントサービスページでコラボレーションメニューのボタンが選択されると、図6に示すコラボレーション紹介ページを通信端末6に表示させる。そして、このコラボレーション紹介ページでいずれかのコラボレーションメニューが選択されると、そのメニューのサービス内容や加入ボタンなどを通信端末6に表示させる。
加入タスク231は、図6のコラボレーション紹介ページでいずれかのコラボレーションメニューが選択され、さらに、加入ボタンが選択されると起動され、当該コラボレーションメニューへの加入処理を行うタスク・プログラムである。まず、この需要家Mがこのコラボレーションメニューに加入できるか否かを判定する。具体的には、第1に、この需要家Mがポイントサービスを受けることを予め登録している会員であり、かつ第2に、他のコラボレーションメニューに加入していない場合(あるいは、加入日から所定期間経過している場合)に、加入可と判定する。ここで、第1の要件を満たしていない場合には、ログイン画面において登録が可能である。そして、加入可と判定した場合には、需要家データベース22の該当需要家Mに対して、当該コラボレーションメニューに加入していることを記憶する。
使用量ポイントタスク232は、実際の電力使用量に基づいて需要家Mに電力事業者ポイントを付与するタスク・プログラムであり、この実施の形態では、電力使用量に対応する電力料金に従ってポイントを付与する。すなわち、当月の電力使用量および電力料金が確定すると、確定した各契約番号の電力料金を電力使用量サーバ3から取得し、この電力料金に基づいて電力事業者ポイントを算出して各需要家Mに付与する。このとき、この実施の形態では、単位電力料金(例えば、200円)ごとに所定数のポイントを付与する。そして、付与した電力事業者ポイントを、需要家データベース22の該需要家Mに関連付けて記憶するとともに、現在有効なポイント数に加算、記憶する。
ここで、電力料金の取得方法は、どのような方法であってもよい。例えば、電力使用量と電力料金が確定した後に、確定した電力使用量等を通知する検針通知を電力使用量サーバ3からウェブサーバ2に送信してもよいし、電力使用量等が確定した後に、ウェブサーバ2から電力使用量サーバ3にアクセスして確定した電力使用量等を取得するようにしてもよく、さらには、他のデータベースやコンピュータ・サーバを介して電力使用量等を取得してもよい。ところで、電力使用量に対応する電力料金に基づいてポイントを算出、付与しているが、電力使用量に基づいて直接ポイントを算出して付与するようにしてもよい。
ポイント移行タスク233は、提携事業者T側から送られ各需要家Mの提携事業者ポイントを含む依頼ファイルに基づいて、各提携事業者ポイントを該当する需要家Mの電力事業者ポイントに移行するタスク・プログラムである。すなわち、LPガス事業者Tが各需要家Mに付与した提携事業者ポイントを、該当する需要家Mの電力事業者ポイントに加算・集約する。
具体的にこの実施の形態では、図7に示すように、定期的に(年に2回)電子メールなどによって、提携先コンピュータ4からウェブサーバ2に依頼ファイルが送信される(ステップS31)。ここで、依頼ファイルには、移行対象の各需要家Mの電力事業者Dにおける契約番号とWeb会員IDと提携事業者ポイント数などが含まれる。
これを受けてポイント移行タスク233は、判定ツールによって、依頼ファイル中の各需要家Mの提携事業者ポイントを移行できるか否か、つまり、各需要家Mが現在ポイントサービスの会員であってポイント権利を有するか否かを判定する(ステップS32)。例えば、依頼ファイル中の各需要家Mの契約番号とWeb会員IDが、需要家データベース22に記憶されている各需要家Mの契約番号とWeb会員IDに一致し、かつ、ポイント権利を有する場合には、移行可と判定する。
従って、需要家Mが現在ポイントサービスを退会している場合やポイント権利がない場合には、移行不可と判定する。また、コラボレーションメニューに加入しているか否かは、判定要素にはならない。ここで、需要家MがLPガス事業者Tの所定の会員であるか否かもチェックし、会員である場合に移行可と判定してもよい。そして、その判定結果を仮結果ファイルにして提携先コンピュータ4に送信する。ここで、仮結果ファイルには、依頼ファイルの各需要家M(契約番号)に対する移行の可否、移行できない場合の理由などが含まれる。このように、ポイントを移行する前に仮結果ファイルをLPガス事業者T側に送ることで、LPガス事業者T側での確認、検証を可能にして、円滑かつ適正なポイント移行、サービス運用を可能にするものである。
そして、この仮結果ファイルをLPガス事業者Tにおいて確認、検証し、提携先コンピュータ4からウェブサーバ2に再度依頼ファイルが送信される(ステップS33)。これを受けてポイント移行タスク233は、再度判定ツールによって、依頼ファイル中の各需要家Mの提携事業者ポイントを移行できるか否かを判定し、さらに、付与ファイルツールによって、ポイント付与ファイルを生成する(ステップS34)。ここで、ポイント付与ファイルには、移行が可能と判定された各需要家Mの契約番号とWeb会員IDと提携事業者ポイント数などが含まれる。
次に、移行ツールによって、ポイント付与ファイル中の各需要家Mの提携事業者ポイント数を、需要家データベース52の当該需要家Mの現在有効なポイント数に移行・加算して記憶する(ステップS35)。つまり、提携事業者ポイント数を同数の電力事業者ポイント数に換算して、加算する。続いて、結果ファイルツールによって、ポイントを移行した結果を抽出して結果ファイルを作成する(ステップS36)。ここで、結果ファイルには、依頼ファイル中の各需要家Mに対する、移行の可否、移行したポイント数、移行できない場合の理由などが含まれる。そして、送信ツールによって、結果ファイルを電子メールなどで提携先コンピュータ4に送信する(ステップS37)ものである。ここで、各ツールの起動や一部の処理を電力事業者Dの管理者等が手動で行ってもよい。
さらに、ウェブサーバ2は、依頼ファイルに含まれる需要家Mが、所定のコラボレーションメニューを選択している場合に、該需要家Mに対して移行した提携事業者ポイントの数を当該コラボ事業者C〜Cに通知する機能を有する。すなわち、ポイント移行タスク233で作成された結果ファイルと需要家データベース52に基づいて、ポイント移行した需要家Mであって所定のコラボレーションメニューに加入している需要家Mを抽出し、抽出した各需要家Mに対して移行したポイント数を合計する。そして、この合計数を、該コラボレーションメニューを提供するコラボ事業者C〜Cのコラボコンピュータ5〜5に、電子メールなどで送信、通知する。
このように、この実施の形態では、所定のコラボレーションメニューを選択している全需要家Mに対して移行された提携事業者ポイントの総数を、当該コラボ事業者C〜Cに通知する。これに対して、需要家Mごとのポイント移行数を通知してもよい。また、所定のコラボレーションメニューとは、ポイントの移行数を通知することについて、電力事業者Dと合意・締結しているコラボ事業者C〜Cのコラボレーションメニューである。
請求額算出タスク234は、ポイント移行タスク233で移行した提携事業者ポイントの数に応じた対価であり、LPガス事業者Tに請求する請求額を算出するタスク・プログラムである。すなわち、まず、ポイント移行タスク233で作成された結果ファイルの各需要家Mの移行したポイント数を合計して、全需要家Mに対する総移行ポイント数を算出する。次に、電力事業者DとLPガス事業者Tで予め合意した1ポイントあたりの対価(例えば、1ポイント=1円)に基づいて、総移行ポイント数に応じた請求額を算出し、この請求額を出力する。このとき、総移行ポイント数や請求額を記した請求書を出力・印刷してもよい。
合算タスク235は、サポートメニューを選択しているすべての需要家Mの電力事業者ポイントを寄付ポイントとして合算するタスク・プログラムである。すなわち、毎月所定時に、需要家データベース22のすべてのサポート需要家Mの全ポイント(現在有効なポイント数)を引き去り、そのポイント数を寄付ポイントとして合算、貯蓄する。従って、各サポート需要家Mの現在有効な電力事業者ポイント数がゼロとなる。そして、毎月の寄付ポイントを累積・加算していく。
次に、このような構成の電力需要家向けポイントシステム1の作用および、電力需要家向けポイントシステム1による電力需要家向けポイント方法などについて説明する。
まず、図8に示すように、需要家Mが通信端末6でウェブサーバ2にアクセスし(ステップS1)、図3のログイン画面で会員IDとパスワードを入力し、図6のコラボレーション紹介ページでいずれかのコラボレーションメニューを選択して、加入ボタンを選択すると、加入タスク231が起動され(ステップS2)、この需要家Mの該コラボレーションメニューへの加入処理が行われる。その後、当月の電力使用量および電力料金が確定すると、例えば、電力使用量サーバ3からウェブサーバ2に検針通知が送信されて(ステップS3)、使用量ポイントタスク232が起動され(ステップS4)、当月の実電力使用量(電力料金)に基づいて各需要家Mに電力事業者ポイントが付与される。
次に、所定時に(定期的に)提携先コンピュータ4からウェブサーバ2に依頼ファイル(移行依頼)が送信され(ステップS5)、これを受けてポイント移行タスク233が起動される(ステップS6)。これにより、上記のようにして、LPガス事業者T側から送られた各需要家Mの提携事業者ポイントが、該当する需要家Mの電力事業者ポイントに移行・集約される。このように、定期的かつ自動的にポイントの移行が行われる。
続いて、請求額算出タスク234が起動され(ステップS7)、移行した提携事業者ポイントの数に応じた請求額が算出される。そして、この請求額や総移行ポイント数などを記した請求書が、ウェブサーバ2・電力事業者D側から提携先コンピュータ4・LPガス事業者T側に送信される(ステップS8)。さらに、所定のコラボレーションメニューを選択している需要家Mに対して移行されたポイントの総数が、該当するコラボ事業者C〜Cに通知される(ステップS9)。
一方、毎月所定時に合算タスク235が起動され(ステップS10)、各サポート需要家Mのポイントが引き去られて寄付ポイントとして貯蓄、累積される。そして、毎年所定時に、貯蓄された寄付ポイントに相当する寄付金が電力事業者DからABCチームに寄付される。例えば、1ポイントを1円として寄付される。このように、前年の寄付時から今年の寄付時に貯まった全サポート需要家Mの全ポイントが寄付される。
このように、この電力需要家向けポイントシステム1および電力需要家向けポイント方法によれば、LPガス事業者Tから取得した提携事業者ポイントが電力事業者Dの電力事業者ポイントに加算・集約されるため、より多くの電力事業者ポイントを貯めることができる。従って、電力事業者Dが提供するポイント使用メニューでより多くの電力事業者ポイントを使用することができるため、電力事業者Dに対する需要家Mの関心を高めることが可能となり、この結果、需要家Mと電力事業者Dとの永く安定した需給関係を築くことが期待できる。
また、提携事業者ポイントがあまり貯まらない場合や使い道があまりないような場合に、電力を使用することで定期的に確実に貯まる電力事業者ポイントに提携事業者ポイントを移行・集約することで、提携事業者ポイントを無駄なく有効に使用することができる。一方、LPガス事業者Tは、提携事業者ポイントの使い道(交換用途・ポイント使用メニュー)を提供する必要がなく、費用を抑えながらポイントによって顧客吸引力を高めることが可能となる。
さらに、提携事業者ポイントが電力事業者ポイントに自動的に移行・集約されるため、需要家Mの負担・労力が削減されるとともに、確実にかつ無駄なく移行することができる。
また、移行した提携事業者ポイントの数に応じた請求額が算出されるため、この請求額をLPガス事業者Tに請求することで、電力事業者DとLPガス事業者Tとの間でのポイント原資の精算処理を速やかに行うことができる。この結果、電力事業者DとLPガス事業者Tとの負担の均衡化・公平化が図れ、本システム・サービスを安定して維持、運用することが可能となる。
一方、コラボ事業者C〜Cのコラボレーションメニューを需要家Mが選択可能なため、電力事業者Dが提供する特典やポイント交換だけではなく、より多くの物品やサービスのなかから電力事業者ポイントを交換することがきる。しかも、電力事業者Dのウェブサーバ2を介してコラボ事業者C〜Cの物品などと交換することができる。この結果、需要家Mの要求をより満たすことが可能となり、電力事業者Dに対する需要家Mの関心を高めることが可能となる。
また、LPガス事業者Tからの依頼ファイルに含まれる需要家Mが、所定のコラボレーションメニューを選択している場合には、この需要家Mに対して移行した提携事業者ポイントの数がこのコラボレーションメニューのコラボ事業者C〜Cに通知される。つまり、所定のコラボレーションメニューを選択している需要家Mの提携事業者ポイントが電力事業者ポイントに移行された場合には、移行されたポイント数がコラボ事業者C〜Cに通知される。このため、この通知を受けたコラボ事業者C〜Cは、どのくらいポイント使用量(負担)が増えるのかを予測したり、電力事業者Dとの間で負担の分配を調整したりすることができ、より円滑かつ柔軟な運用が可能となる。
さらに、サポートメニューを選択しているすべての需要家Mの電力事業者ポイントが寄付ポイントとして合算されるため、この寄付ポイントをサポート対象に寄付することで、所定のスポーツチームやスポーツ選手を支援したい需要家Mの要求を満たすことができる。しかも、提携事業者ポイントを含めた電力事業者ポイントが寄付されるため、より多くの電力事業者ポイントを寄付することができる。この結果、電力事業者Dに対する需要家Mの関心を高めて、需要家Mと電力事業者Dとの永く安定した需給関係を築くことが期待できる。
以上、この発明の実施の形態について説明したが、具体的な構成は、上記の実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、この発明に含まれる。例えば、上記の実施の形態では、提携事業者Tが1つの場合について説明したが、複数の提携事業者Tからの提携事業者ポイントを電力事業者ポイントに移行・集約してもよい。また、ウェブサーバ2における一部の機能を、電力事業者Dの管理者等が手動で行うようにしてもよい。
1 電力需要家向けポイントシステム
2 ウェブサーバ(電力事業者システム)
231 加入タスク
232 使用量ポイントタスク(使用量ポイント手段)
233 ポイント移行タスク(ポイント移行手段)
234 請求額算出タスク(請求額算出手段)
235 合算タスク(合算手段)
3 電力使用量サーバ(電力事業者システム)
4 提携先コンピュータ
〜5 コラボコンピュータ
6 通信端末
M 需要家
D 電力事業者
T LPガス事業者(提携事業者)
〜C コラボ事業者
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、電力の需要家に電力事業者ポイントを付与し該電力事業者ポイントを使用するためのポイント使用メニューを提供する事業者を電力事業者とし、自己の需要家に提携事業者ポイントを付与し該提携事業者ポイントの移行について前記電力事業者と提携している事業者を提携事業者とし、前記電力事業者の電力事業者システムに、電力使用量に基づいて前記需要家に電力事業者ポイントを付与する使用量ポイント手段と、前記提携事業者側から送られ各需要家の提携事業者ポイントを含む移行依頼に基づいて、該提携事業者ポイントを該当する需要家の電力事業者ポイントに移行するポイント移行手段と、を備えることを特徴とする電力需要家向けポイントシステムである。
請求項2の発明は、電力の需要家に電力事業者ポイントを付与し該電力事業者ポイントを使用するためのポイント使用メニューを提供する事業者を電力事業者とし、自己の需要家に提携事業者ポイントを付与し該提携事業者ポイントの移行について前記電力事業者と提携している事業者を提携事業者とし、前記電力事業者の電力事業者システムに、電力使用量に基づいて複数の各需要家に電力事業者ポイントを付与する使用量ポイント手段と、前記提携事業者側から送られる複数の各需要家の識別情報と提携事業者ポイントを含む移行依頼に基づいて、該提携事業者ポイントを該当する複数の各需要家の電力事業者ポイントに移行するポイント移行手段と、を備えることを特徴とする電力需要家向けポイントシステムである。
請求項3の発明は、電力の需要家に電力事業者ポイントを付与し該電力事業者ポイントを使用するためのポイント使用メニューを提供する事業者を電力事業者とし、自己の需要家に提携事業者ポイントを付与し該提携事業者ポイントの移行について前記電力事業者と提携している事業者を提携事業者とし、前記電力事業者ポイントの使用について前記電力事業者と提携している事業者をコラボ事業者とし、前記電力事業者の電力事業者システムに、電力使用量に基づいて前記需要家に電力事業者ポイントを付与する使用量ポイント手段と、前記提携事業者側から送られる各需要家の提携事業者ポイントを含む移行依頼に基づいて、該提携事業者ポイントを該当する需要家の電力事業者ポイントに移行するポイント移行手段と、を備え、前記ポイント使用メニューには、前記コラボ事業者が提供する物品およびサービスの少なくとも一方と前記電力事業者ポイントを交換するためのコラボレーションメニューを複数含み、前記需要家は、前記電力事業者システムにアクセス可能な通信端末を介して、いずれかのコラボレーションメニューを選択可能となっており、前記移行依頼に含まれる需要家が、所定のコラボレーションメニューを選択している場合、前記電力事業者システムは、該需要家に対して移行した提携事業者ポイントの数を当該コラボ事業者に通知する、ことを特徴とする電力需要家向けポイントシステムである。
請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の電力需要家向けポイントシステムであって、前記ポイント移行手段は、前記移行依頼に含まれる需要家の提携事業者ポイントが電力事業者ポイントに移行可能か否かを判定し、その判定結果を前記提携事業者へ送信する、ことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の電力需要家向けポイントシステムであって、前記提携事業者は、定期的に前記提携事業者ポイントを需要家に付与して移行依頼を行う、ことを特徴とする。
請求項の発明は、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の電力需要家向けポイントシステムにおいて、前記電力事業者システムに、前記ポイント移行手段で移行した提携事業者ポイントの数に応じた対価であり、前記提携事業者に請求する請求額を算出する請求額算出手段を備える、ことを特徴とする。
請求項の発明は、請求項1または2に記載の電力需要家向けポイントシステムにおいて、前記電力事業者ポイントの使用について前記電力事業者と提携している事業者をコラボ事業者とし、前記ポイント使用メニューには、前記コラボ事業者が提供する物品およびサービスの少なくとも一方と前記電力事業者ポイントを交換するためのコラボレーションメニューを複数含み、前記需要家は、前記電力事業者システムにアクセス可能な通信端末を介して、いずれかのコラボレーションメニューを選択可能となっている、ことを特徴とする。
請求項の発明は、請求項に記載の電力需要家向けポイントシステムにおいて、前記移行依頼に含まれる需要家が、所定のコラボレーションメニューを選択している場合、前記電力事業者システムは、該需要家に対して移行した提携事業者ポイントの数を当該コラボ事業者に通知する、ことを特徴とする。
請求項の発明は、請求項3、7または8のいずれかに記載の電力需要家向けポイントシステムにおいて、前記コラボレーションメニューには、所定のスポーツチームまたはスポーツ選手であるサポート対象に前記電力事業者ポイントを寄付するサポートメニューが含まれ、前記電力事業者システムに、前記サポートメニューを選択しているすべての需要家の電力事業者ポイントを寄付ポイントとして合算する合算手段を備える、ことを特徴とする。
請求項1、2、3の発明によれば、提携事業者から取得した提携事業者ポイントが電力事業者の電力事業者ポイントに加算・集約されるため、より多くの電力事業者ポイントを貯めることができる。従って、電力事業者が提供するポイント使用メニューでより多くの電力事業者ポイントを使用することができるため、電力事業者に対する需要家の関心を高めることが可能となり、この結果、需要家と電力事業者との永く安定した需給関係を築くことが期待できる。
請求項の発明によれば、移行した提携事業者ポイントの数に応じた請求額が算出されるため、この請求額を提携事業者に請求することで、電力事業者と提携事業者との間でのポイント原資の精算処理を速やかに行うことができる。この結果、電力事業者と提携事業者との負担の均衡化・公平化が図れ、本システム・サービスを安定して維持、運用することが可能となる。
請求項3、7の発明によれば、コラボ事業者とのコラボレーションメニューを需要家が選択可能なため、電力事業者が提供する特典やポイント交換だけではなく、より多くの物品やサービスのなかから電力事業者ポイントを交換することがきる。しかも、電力事業者の電力事業者システムを介してコラボ事業者の物品などと交換することができる。この結果、需要家の要求をより満たすことが可能となり、電力事業者に対する需要家の関心を高めることが可能となる。
請求項3、8の発明によれば、移行依頼に含まれる需要家が、所定のコラボレーションメニューを選択している場合には、この需要家に対して移行した提携事業者ポイントの数がこのコラボレーションメニューのコラボ事業者に通知される。つまり、所定のコラボレーションメニューを選択している需要家の提携事業者ポイントが電力事業者ポイントに移行された場合には、移行されたポイント数がコラボ事業者に通知される。このため、この通知を受けたコラボ事業者は、どのくらいポイント使用量(負担)が増えるのかを予測したり、電力事業者との間で負担の分配を調整したりすることができ、より円滑かつ柔軟な運用が可能となる。
請求項の発明によれば、サポートメニューを選択しているすべての需要家の電力事業者ポイントが寄付ポイントとして合算されるため、この寄付ポイントをサポート対象に寄付することで、所定のスポーツチームやスポーツ選手を支援したい需要家の要求を満たすことができる。しかも、提携事業者ポイントを含めた電力事業者ポイントが寄付されるため、より多くの電力事業者ポイントを寄付することができる。この結果、電力事業者に対する需要家の関心を高めて、需要家と電力事業者との永く安定した需給関係を築くことが期待できる。

Claims (5)

  1. 電力の需要家に電力事業者ポイントを付与し該電力事業者ポイントを使用するためのポイント使用メニューを提供する事業者を電力事業者とし、自己の需要家に提携事業者ポイントを付与し該提携事業者ポイントの移行について前記電力事業者と提携している事業者を提携事業者とし、前記電力事業者の電力事業者システムに、
    電力使用量に基づいて前記需要家に電力事業者ポイントを付与する使用量ポイント手段と、
    前記提携事業者側から送られ各需要家の提携事業者ポイントを含む移行依頼に基づいて、該提携事業者ポイントを該当する需要家の電力事業者ポイントに移行するポイント移行手段と、
    を備えることを特徴とする電力需要家向けポイントシステム。
  2. 前記電力事業者システムに、前記ポイント移行手段で移行した提携事業者ポイントの数に応じた対価であり、前記提携事業者に請求する請求額を算出する請求額算出手段を備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電力需要家向けポイントシステム。
  3. 前記電力事業者ポイントの使用について前記電力事業者と提携している事業者をコラボ事業者とし、前記ポイント使用メニューには、前記コラボ事業者が提供する物品およびサービスの少なくとも一方と前記電力事業者ポイントを交換するためのコラボレーションメニューを複数含み、
    前記需要家は、前記電力事業者システムにアクセス可能な通信端末を介して、いずれかのコラボレーションメニューを選択可能となっている、
    ことを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載の電力需要家向けポイントシステム。
  4. 前記移行依頼に含まれる需要家が、所定のコラボレーションメニューを選択している場合、前記電力事業者システムは、該需要家に対して移行した提携事業者ポイントの数を当該コラボ事業者に通知する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の電力需要家向けポイントシステム。
  5. 前記コラボレーションメニューには、所定のスポーツチームまたはスポーツ選手であるサポート対象に前記電力事業者ポイントを寄付するサポートメニューが含まれ、
    前記電力事業者システムに、前記サポートメニューを選択しているすべての需要家の電力事業者ポイントを寄付ポイントとして合算する合算手段を備える、
    ことを特徴とする請求項3または4のいずれか1項に記載の電力需要家向けポイントシステム。
JP2017008847A 2017-01-20 2017-01-20 電力需要家向けポイントシステム Active JP6399116B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017008847A JP6399116B2 (ja) 2017-01-20 2017-01-20 電力需要家向けポイントシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017008847A JP6399116B2 (ja) 2017-01-20 2017-01-20 電力需要家向けポイントシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018116651A true JP2018116651A (ja) 2018-07-26
JP6399116B2 JP6399116B2 (ja) 2018-10-03

Family

ID=62984231

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017008847A Active JP6399116B2 (ja) 2017-01-20 2017-01-20 電力需要家向けポイントシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6399116B2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007080284A (ja) * 2006-11-06 2007-03-29 Hitachi Ltd ポイント管理方法及びその実施装置並びにその処理プログラムを記録した記録媒体

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007080284A (ja) * 2006-11-06 2007-03-29 Hitachi Ltd ポイント管理方法及びその実施装置並びにその処理プログラムを記録した記録媒体

Non-Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
"クレジットカード決済の新市場を開拓せよ", CARDWAVE 第18巻 第8号, vol. 第18巻, JPN6017046091, 19 July 2005 (2005-07-19), JP, pages p.16 *
"ネットが変えるポイントサービス「点で攻める」が新常識", 日経ネットビジネス NO.98, vol. 第98号, JPN6017046094, 10 June 2002 (2002-06-10), JP, pages 59 - 61 *
新サービス「ふるさとスポーツ.JP」を開始,[ONLINE], JPN7017003991, 30 November 2015 (2015-11-30) *

Also Published As

Publication number Publication date
JP6399116B2 (ja) 2018-10-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN103596121A (zh) 面向无线移动网络的流量共享方法
JP2010108471A (ja) 顧客基準負荷基盤の常時負荷低減システム
JP6098400B2 (ja) 情報処理装置及びプログラム
US20120117236A1 (en) Network connection communication system
KR101701407B1 (ko) 무선 데이터 사용요금의 과금 방법 및 과금서버
KR20140013578A (ko) 인터넷을 이용한 모임 관리 방법
CN105550857A (zh) 燃气表的支付方法及燃气信息管理系统
TW202008236A (zh) 垃圾簡便收取系統及其方法
JP6399116B2 (ja) 電力需要家向けポイントシステム
JP6332434B1 (ja) 電力需要家向けポイントシステム
KR101630344B1 (ko) 관리비 절감 시스템 그리고 플랫폼 서버 연동 클라우드 기반 결재 서비스 방법
JP2010103892A (ja) 通信端末、料金プラン管理装置、管理システム、管理方法および管理プログラム
JP6090499B1 (ja) 電力需要家向けポイントシステム
JP6494069B2 (ja) 通信容量管理装置、通信容量移管方法およびコンピュータプログラム
JP2018077559A (ja) 生活インフラ選択プログラム、及び、生活インフラ選択装置
CN107733993A (zh) 基于复合物联网的电费收取方法及物联网系统
Zhou et al. Sharing economy meets energy markets: group purchasing of energy plans in retail energy markets
CN107730239A (zh) 基于复合物联网的燃气费收取方法及物联网系统
JP7003413B2 (ja) ポイント交換システム
Dimogerontakis et al. Meshdapp–blockchain-enabled sustainable business models for networks
JP2016167176A (ja) エネルギー会社切替システムおよびエネルギー会社切替方法
Sen et al. A Survey of Smart Data Pricing: Past Proposals, Current Plans, and Future Trends
Funk et al. Increasing charging station availability through peer-to-peer reservation markets
US20150178695A1 (en) Point to multi-point energy transaction platform and related methods of use
Givens The Anchor-Business-Community Model for Rural Energy Development: Is it a Viable Option?

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20180327

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180614

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20180614

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20180703

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180807

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180820

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6399116

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150