JP2018114128A - 電動開閉装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】構成が簡易でスリップトルクの管理が容易なトルクリミッタを提供する。【解決手段】モータと、減速機構と、トルクリミッタとを備えて便座または便蓋を開閉する電動開閉装置において、減速機構として、少なくとも平歯の歯車部材を含む複数の歯車部材を設け、トルクリミッタとして、複数の歯車部材のうちモータのトルクにより回転する第1歯車部材と一体回転する第1回転部材と、平歯の歯車部材を介して出力部材に連結された第2歯車部材または出力部材と一体回転する第2回転部材と、第1回転部材および第2回転部材の一方の回転部材に係止されると共に他方の回転部材に摩擦接触される摩擦部材とを設ける。【選択図】図3

Description

本発明は、出力部材に出力されるトルクにより便座または便蓋を開閉する電動開閉装置に関する。
従来、この種の電動開閉装置としては、ウォームと一体回転する外輪と、モータシャフトと一体回転するスリーブと、スリーブの外周に相対回転不能に設けられた内輪と、外輪に係止されると共に内輪に締着され所定荷重以上の外力が作用した場合に外輪と内輪との間で相対回転を生じさせるコイルスプリングとを有するトルクリミッタを備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。なお、電動開閉装置は、ウォームに噛合されたウォームホイールを有する減速機構によって、ウォームの回転を減速して被駆動部材(便座,便蓋)を開閉する。
特開2010−246880号公報
上述した電動開閉装置では、コイルスプリングに加えて外輪とスリーブと内輪とを必要とするため、装置が複雑化してしまう。また、上述した電動開閉装置では、モータシャフトとウォームとの間にトルクリミッタが設けられているが、ウォームはトルク伝達効率のバラツキが大きいため、スリップトルクの管理が困難である。
本発明は、構成が簡易でスリップトルクの管理が容易なトルクリミッタを備える電動開閉装置を提供することを主目的とする。
本発明の電動開閉装置は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の電動開閉装置は、
出力部材に出力されるトルクにより便座または便蓋を開閉する電動開閉装置であって、
モータと、
少なくとも平歯の歯車部材を含む複数の歯車部材を有し、前記モータのトルクを前記出力部材に伝達する減速機構と、
前記複数の歯車部材のうち前記モータのトルクにより回転する第1歯車部材と一体回転する第1回転部材と、前記複数の歯車部材のうち平歯の歯車部材を介して前記出力部材に連結された第2歯車部材または前記出力部材と一体回転する第2回転部材と、前記第1回転部材および前記第2回転部材の一方の回転部材に係止されると共に他方の回転部材に摩擦接触された摩擦部材とを有し、前記出力部材に規定を超えるトルクが作用したときに前記摩擦部材と前記他方の回転部材との間に滑りを生じさせてトルクの伝達を遮断するトルクリミッタと、
を備えることを要旨とする。
この本発明の電動開閉装置では、モータと、減速機構と、トルクリミッタとを備えるものにおいて、減速機構として、少なくとも平歯の歯車部材を含む複数の歯車部材を設け、トルクリミッタとして、複数の歯車部材のうちモータのトルクにより回転する第1歯車部材と一体回転する第1回転部材と、平歯の歯車部材を介して出力部材に連結された第2歯車部材または出力部材と一体回転する第2回転部材と、第1回転部材および第2回転部材の一方の回転部材に係止されると共に他方の回転部材に摩擦接触される摩擦部材とを設ける。平歯歯車はウォーム等の歯車に比してトルク伝達効率のバラツキ(個体差)が小さいため、モータのトルクにより回転する第1歯車部材と平歯の歯車部材を介して出力部材に連結された第2歯車部材との間にトルクリミッタを配置することにより、出力部材からの外力によって摩擦部材と他方の回転部材との間に滑りを生じさせるトルク(スリップトルク)の管理が容易となる。または、モータのトルクにより回転する第1歯車部材と、出力部材との間にトルクリミッタを配置することにより、同様に、スリップトルクの管理が容易となる。また、トルクリミッタは、摩擦部材を、第1回転部材に対して係止すると共に第2回転部材に対して摩擦接触させることにより構成されるから、構成を簡易なものとすることができる。
こうした本発明の電動開閉装置において、前記他方の回転部材は、軸方向に延出された軸部材と、該軸部材の外周に固定された金属製の円筒部材とを有し、前記摩擦部材は、内周が前記円筒部材の外周に摩擦接触された金属製のコイルスプリングであるものとしてもよい。こうすれば、円筒部材とコイルスプリングとの間の摩耗を低減し、経年使用による摩擦力の低下を抑制することができる。
また、本発明の電動開閉装置において、前記減速機構は、前記モータのトルクにより回転するウォームと、前記ウォームと噛合するウォームホイールとを有し、前記第1歯車部材は、前記ウォームホイールであるものとしてもよい。こうすれば、モータの回転をウォームおよびウォームホイールによって大きく減速して出力部材に伝達しつつ、トルクリミッタと出力部材との間にウォームを配置しないようにしてスリップトルクの管理を容易にすることができる。
さらに、本発明の電動開閉装置において、前記第1回転部材は、前記第1歯車部材と一体成形されているものとしてもよい。こうすれば、部品点数を削減することができると共に構成をより簡易なものとすることができる。
また、本発明の電動開閉装置において、前記第2回転部材は、前記第2歯車部材と一体成形されているものとしてもよい。こうすれば、部品点数を削減することができると共に構成をより簡易なものとすることができる。
本発明の一実施例としての電動開閉装置20を有する便座装置10の構成の概略を示す構成図である。 電動開閉装置20の構成の概略を示す構成図である。 電動開閉装置20を分解して示す分解斜視図である。 トルクリミッタ50の外観を示す外観斜視図である。 トルクリミッタ50を分解して示す分解斜視図である。 トルクリミッタ50の断面図である。
本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は本発明の一実施例としての電動開閉装置20を有する便座装置10の構成の概略を示す構成図であり、図2は電動開閉装置20の構成の概略を示す構成図であり、図3は電動開閉装置20を分解して示す分解斜視図である。便座装置10は、便器の上面に設置され、便座14に着座した使用者の局部を図示しないノズルから噴射する洗浄水によって洗浄可能な温水洗浄便座装置として構成されており、図1に示すように、便器の上面後方に設置される本体12と、本体12に対して開閉可能に支持された便座14および便蓋16と、本体12に内蔵され便座14および便蓋16をそれぞれ開閉する電動開閉装置20,21と、を備える。以下、電動開閉装置20の詳細について説明する。なお、電動開閉装置21は、電動開閉装置20と同様に構成されているから、その詳細な説明については省略する。
電動開閉装置20は、図2および図3に示すように、モータ32と、出力シャフト34と、減速機構40と、トルクリミッタ50と、モータ32を収容する第1ハウジング22と、出力シャフト34の一部および減速機構40の一部を収容する第2ハウジング24と、第1および第2ハウジング22,24の間に設けられたブラケット25と、を備える。
出力シャフト34は、便座14の回動部に相対回転不能に嵌合され、回動を伴って便座14を開閉させる。また、出力シャフト34には、図2および図3に示すように、便座14を開方向に付勢するためのアシストスプリング36が設けられている。
減速機構40は、図3に示すように、モータ32の回転軸(図示せず)と一体回転するよう同軸に連結された第1ウォーム41と、第1ウォーム41に噛合される第1ウォームホイール42と、第1ウォームホイール42と一体回転するよう同軸に連結された第2ウォーム43と、第2ウォーム43に噛合される第2ウォームホイール44と、第2ウォームホイール44と一体回転するよう同軸に連結された平歯の第1小径ギヤ45と、第1小径ギヤ45に噛合される平歯の第1大径ギヤ46と、第1大径ギヤ46と一体回転するよう同軸に連結された第2小径ギヤ47と、第2小径ギヤ47に噛合される平歯且つ大径の出力ギヤ48とを備える。出力ギヤ48には、外周面にスプラインを有する筒状の連結部48aが軸方向に延出され、連結部48aの外周面が出力シャフト34の端部に設けられた筒状の連結部34aの内周面とスプライン嵌合されている。これにより、モータ32からのトルクは、互いに噛合する第1ウォーム41および第1ウォームホイール42による減速と、互いに噛合する第2ウォーム43および第2ウォームホイール44による減速と、互いに噛合する第1小径ギヤ45および第1大径ギヤ46による減速と、互いに噛合する第2小径ギヤ47および出力ギヤ48による減速とを経て出力シャフト34に伝達されて、便座14を開閉することとなる。なお、出力ギヤ48には、回転角度検出用ギヤ49が噛合されており、回転角度検出用ギヤ49には、その回転角度に応じた信号を出力する図示しない回転角度センサ(例えば、ロータリポテンショメータやロータリエンコーダなど)が設けられている。
第1ウォームホイール42および第2ウォーム43は、樹脂材料により一体成形され、支持板26によって回転自在に支持されている。第2ウォームホイール44および第1小径ギヤ45は、それぞれ樹脂材料により成形されてトルクリミッタ50を介して連結されており、ブラケット25と支持板26とに回転自在に支持されている。第1大径ギヤ46および第2小径ギヤ47は、樹脂材料により一体成形され、ブラケット25と第2支持板27とに回転自在に支持されている。出力ギヤ48は、樹脂材料により成形され、ブラケット25と第2支持板27とに回転自在に支持されている。
トルクリミッタ50は、出力シャフト34に入力される過大トルクを遮断するものである。図4はトルクリミッタ50の外観を示す外観斜視図であり、図5はトルクリミッタ50を分解して示す分解斜視図であり、図6はトルクリミッタ50の断面図である。トルクリミッタ50は、第2ウォームホイール44と一体回転するよう同軸に連結された外輪52と、第1小径ギヤ45と一体回転するよう同軸に連結されたフランジ付きの回転軸54と、回転軸54の外周にフランジに突き当てるように挿通された円筒部材としての内輪56と、外輪52と内輪56との間に装着されたコイルスプリング58とを備える。
外輪52は、樹脂材料により第2ウォームホイール44と一体成形されており、側壁部には、周方向に所定角度開口する開口窓52aが形成されている。回転軸54は、樹脂材料により第1小径ギヤ45と一体成形され、I型断面に形成されている。内輪56は、金属製の円筒部材であり、熱処理などによって十分な硬度に高められている。内輪56は、内部にI型断面の軸孔を有し、同様のI型断面に形成された回転軸54に相対回転不能に連結されている。
コイルスプリング58は、金属製のコイルスプリングであり、螺旋部58aと、螺旋部58aの両端部から径方向に延びる2つの直線部58bとを有する。螺旋部58aは、内周部が内輪56の外周面に圧入されて摩擦接触している。2つの直線部58bは、それぞれ外輪52の開口窓52aの周方向における両端部に係止されている。これにより、コイルスプリング58は、外輪52に対して周方向の相対移動が制限される。本実施例では、2つの直線部58bの周方向における開き角が開口窓52aの周方向における開口角よりも小さく、コイルスプリング58は、外輪52に対して周方向に遊びを有している。したがって、コイルスプリング58の2つの直線部58bと外輪52の開口窓52aの両端部との当接位置は、ギヤの回転方向によって変化し、ギヤが一方向に回転しているときには、コイルスプリング58の2つの直線部58bの一方が開口窓52aの両端部の一方と当接して外輪52と内輪56とを一体回転させ、ギヤが他方向に回転しているときには、コイルスプリング58の2つの直線部58bの他方が開口窓52aの両端部の他方と当接して外輪52と内輪56とを一体回転させる。
また、コイルスプリング58は、軸方向における長さが内輪56よりも短くなるように形成されている。このため、コイルスプリング58は、外力により第1小径ギヤ45に対して軸方向に荷重が作用しても、軸方向に圧縮されず、荷重の影響を受けないようになっている。
こうして構成された電動開閉装置20では、モータ32とトルクリミッタ50との間にはウォームおよびウォームホイール(第1ウォーム41,第1ウォームホイール42,第2ウォーム43および第2ウォームホイール44)が配置され、トルクリミッタ50と出力シャフト34との間には平歯のギヤ(第1小径ギヤ45,第1大径ギヤ46,第2小径ギヤ47および出力ギヤ48)が配置される。出力シャフト34(便座14)に外力(トルク)が入力されると、入力された外力は平歯のギヤを介してトルクリミッタ50に伝達される。そして、トルクリミッタ50に規定(スリップトルク)を超えるトルクが伝達されると、コイルスプリング58と内輪56との間に滑りを生じさせ、トルクを遮断する。これにより、減速機構40が備えるギヤに過大な負荷が作用しないようにして、ギヤが破損するのを抑制することができる。本実施例では、トルクリミッタ50と出力シャフト34との間には、トルクの伝達効率のバラツキ(個体差)の小さい平歯のギヤしか配置されていないため、トルクリミッタと出力シャフトとの間にトルクの伝達効率のバラツキ(個体差)の大きいウォームが配置されるものに比して、スリップトルクの管理を容易に行なうことができる。
以上説明した実施例の電動開閉装置20は、減速機構40に配置するトルクリミッタ50を、減速機構40の第2ウォームホイール44と一体回転する外輪52と、出力シャフト34に平歯の第1大径ギヤ46,平歯の第2小径ギヤ47および平歯の出力ギヤ48を介して連結された平歯の第1小径ギヤ45と一体回転する内輪56と、外輪52と内輪56との間に装着されるコイルスプリング58とにより構成する。平歯のギヤはウォーム等のギヤに比してトルク伝達効率のバラツキが小さいため、トルクリミッタ50と出力ギヤ34との間に平歯のギヤのみを介在させることにより、出力シャフト34からの外力によってコイルスプリング58と内輪56との間に滑りを生じさせるトルク(スリップトルク)の管理が容易となる。また、トルクリミッタ50は、外輪52と内輪56とコイルスプリング58とにより構成されるから、構成を簡易なものとすることができる。
また、実施例の電動開閉装置20は、内輪56を金属製の円筒部材により構成し、内輪56の外周に金属製のコイルスプリング58の螺旋部58aを摩擦接触させるから、内輪56とコイルスプリング58との摩耗を低減し、経年使用による摩擦力の低下、即ちスリップトルクの低下を抑制することができる。
さらに、実施例の電動開閉装置20は、モータ32とトルクリミッタ50との間に第1ウォーム41,第1ウォームホイール42,第2ウォーム43および第2ウォームホイール44を配置するから、モータ32の回転を十分に減速して出力シャフト34に伝達しつつ、トルクリミッタ50と出力シャフト34との間にウォームを配置しないようにしてスリップトルクの管理を容易にすることができる。
また、実施例の電動開閉装置20は、トルクリミッタ50の外輪52を第2ウォームホイール44と一体成形すると共に回転軸54を第1小径ギヤ45と一体成形するから、部品点数を削減することができると共に構成をより簡易なものとすることができる。
実施例では、内輪56は、内部にI型断面の軸孔を有し、同じくI型断面に形成された回転軸54に相対回転不能に固定されるものとしたが、これに限定されるものではなく、例えば、D型断面によって固定するなど、内輪56と回転軸54とが固定できれば如何なる断面形状としてもよい。また、内輪を回転軸に圧入することにより固定してもよい。
実施例では、内輪56をコイルスプリング58と同様に金属より形成するものとしたが、樹脂材料により形成してもよい。この場合、内輪56と回転軸54とを樹脂材料により一体化してもよい。この場合、第1小径ギヤ45と回転軸54と内輪56とを樹脂材料により一体化することもでき、部品点数をさらに削減して構成をより簡易なものとすることができる。
実施例では、内輪56と摩擦接触させる摩擦部材としてコイルスプリング58を用いるものとしたが、これに限定されるものではなく、内輪および外輪の一方に係止されると共に内輪および外輪の他方に押し付けられて摩擦接触可能な部材であれば、如何なる部材により構成してもよい。
実施例では、外輪52を第2ウォームホイール44と一体成形するものとしたが、これに限定されるものではなく、外輪52と第2ウォームホイール44とが一体回転するように同軸に連結されるものであれば、別部材により構成してもよい。
実施例では、回転軸54を第1小径ギヤ45と一体成形するものとしたが、これに限定されるものではなく、回転軸54と第1小径ギヤ45とが一体回転するように同軸に連結されるものであれば、別部材により構成してもよい。
実施例では、第2ウォームホイール44に外輪52を設けると共に第1小径ギヤ45に内輪56を設けるものとしたが、第2ウォームホイール44に内輪を設けると共に第1小径ギヤ45に外輪を設けるものとしてもよい。
実施例では、トルクリミッタ50を、第2ウォームホイール44と第1小径ギヤ45との間に設けるものとしたが、第1大径ギヤ46と第2小径ギヤ47との間に設けるものとしてもよいし、出力ギヤ48と出力シャフト34との間に設けるものとしてもよい。前者の場合、第1大径ギヤ46および第2小径ギヤ47の一方に外輪を設けると共に第1大径ギヤ46および第2小径ギヤ47の他方に内輪を設け、外輪と内輪との間にコイルスプリングを装着するものとすればよい。また、後者の場合、出力ギヤ48および出力シャフト34の一方に外輪を設けると共に出力ギヤ48および出力シャフト34の他方に内輪を設け、外輪と内輪との間にコイルスプリングを装着するものとすればよい。このように、トルクリミッタ50は、出力シャフト34との間に平歯のギアが介在するか、出力シャフト34に直接配置するものであれば、如何なる位置に配置するものとしてもよいのである。
実施例では、本発明を、便座14を開閉する電動開閉装置20に適用して説明したが、便蓋16を開閉する便蓋開閉装置21に適用するものとしてもよい。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、モータ32が「モータ」に相当し、第2ウォームホイール44が「第1歯車部材」に相当し、第1小径歯車45が「第2歯車部材」に相当し、減速機構40が「減速機構」に相当し、外輪52が「第1回転部材」に相当し、固定軸54および内輪56が「第2回転部材」に相当し、コイルスプリング58が「摩擦部材」に相当し、トルクリミッタ50が「トルクリミッタ」に相当する。また、コイルスプリング58が「コイルスプリング」に相当し、回転軸54が「軸部材」に相当し、内輪56が「円筒部材」に相当する。また、第2ウォーム43が「ウォーム」に相当し、第2ウォームホイール44が「ウォームホイール」に相当する。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、電動開閉装置の製造産業などに利用可能である。
10 便座装置、12 本体、14 便座、16 便蓋、20,21 電動開閉装置、22 第1ハウジング、24 第2ハウジング、25 ブラケット、26 支持板、27 第2支持板、32 モータ、34 出力シャフト、34a 連結部、36 アシストスプリング、40 減速機構、41 第1ウォーム、42 第1ウォームホイール、43 第2ウォーム、44 第2ウォームホイール、45 第1小径ギヤ、46 第1大径ギヤ、47 第2小径ギヤ、48 出力ギヤ、48a 連結部、49 回転角度検出用ギヤ、50 トルクリミッタ、52 外輪、52a 開口窓、54 回転軸、56 内輪、58 コイルスプリング、58a 螺旋部、58b 直線部。

Claims (5)

  1. 出力部材に出力されるトルクにより便座または便蓋を開閉する電動開閉装置であって、
    モータと、
    少なくとも平歯の歯車部材を含む複数の歯車部材を有し、前記モータのトルクを前記出力部材に伝達する減速機構と、
    前記複数の歯車部材のうち前記モータのトルクにより回転する第1歯車部材と一体回転する第1回転部材と、前記複数の歯車部材のうち平歯の歯車部材を介して前記出力部材に連結された第2歯車部材または前記出力部材と一体回転する第2回転部材と、前記第1回転部材および前記第2回転部材の一方の回転部材に係止されると共に他方の回転部材に摩擦接触された摩擦部材とを有し、前記出力部材に規定を超えるトルクが作用したときに前記摩擦部材と前記他方の回転部材との間に滑りを生じさせてトルクの伝達を遮断するトルクリミッタと、
    を備える電動開閉装置。
  2. 請求項1記載の電動開閉装置であって、
    前記他方の回転部材は、軸方向に延出された軸部材と、該軸部材の外周に固定された金属製の円筒部材とを有し、
    前記摩擦部材は、内周が前記円筒部材の外周に摩擦接触された金属製のコイルスプリングである、
    電動開閉装置。
  3. 請求項1または2記載の電動開閉装置であって、
    前記減速機構は、前記モータのトルクにより回転するウォームと、前記ウォームと噛合するウォームホイールとを有し、
    前記第1歯車部材は、前記ウォームホイールである、
    電動開閉装置。
  4. 請求項1ないし3いずれか1項に記載の電動開閉装置であって、
    前記第1回転部材は、前記第1歯車部材と一体成形されている、
    電動開閉装置。
  5. 請求項1ないし4いずれか1項に記載の電動開閉装置であって、
    前記第2回転部材は、前記第2歯車部材と一体成形されている、
    電動開閉装置。
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