JP2018113747A - 監視システム、監視装置および収集装置 - Google Patents

監視システム、監視装置および収集装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2018113747A
JP2018113747A JP2017001759A JP2017001759A JP2018113747A JP 2018113747 A JP2018113747 A JP 2018113747A JP 2017001759 A JP2017001759 A JP 2017001759A JP 2017001759 A JP2017001759 A JP 2017001759A JP 2018113747 A JP2018113747 A JP 2018113747A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
identification information
communication
monitoring device
monitoring
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017001759A
Other languages
English (en)
Inventor
浅尾 芳久
Yoshihisa Asao
芳久 浅尾
恵俊 杉本
Ayatoshi Sugimoto
恵俊 杉本
友久 松下
Tomohisa Matsushita
友久 松下
哲生 後藤
Tetsuo Goto
哲生 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP2017001759A priority Critical patent/JP2018113747A/ja
Publication of JP2018113747A publication Critical patent/JP2018113747A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation

Landscapes

  • Remote Monitoring And Control Of Power-Distribution Networks (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

【課題】各装置による太陽電池パネルに関する計測結果を収集する構成において、通信用の設定作業の円滑化を実現することのできる監視システム、監視装置および収集装置を提供する。
【解決手段】監視システムは、太陽電池パネルに関する計測を行う監視装置と、収集装置とを備え、前記収集装置は、前記監視装置の固有の識別情報である固有識別情報と、前記監視装置の通信用の識別情報である通信用識別情報との対応関係を示す対応情報を記憶し、前記監視装置は、自己の前記固有識別情報を前記収集装置へ送信し、前記収集装置は、前記対応情報を用いて、前記監視装置から受信した前記固有識別情報に対応する前記通信用識別情報を前記固有識別情報の送信元である前記監視装置へ送信し、前記監視装置は、前記計測の結果、および前記収集装置から受信した前記通信用識別情報を示す計測情報を前記収集装置へ送信する。
【選択図】図4

Description

本発明は、監視システム、監視装置および収集装置に関する。
近年、太陽光発電システムの故障を検知するための技術が開発されている。たとえば、特開2012−205078号公報(特許文献1)には、以下のような太陽光発電用監視システムが開示されている。すなわち、太陽光発電用監視システムは、複数の太陽電池パネルからの出力を集約して電力変換装置に送り込む太陽光発電システムについて、前記太陽電池パネルの発電状況を監視する太陽光発電用監視システムであって、前記複数の太陽電池パネルからの出力電路が集約された場所に設けられ、各太陽電池パネルの発電量を計測する計測装置と、前記計測装置に接続され、前記計測装置による発電量の計測データを送信する機能を有する下位側通信装置と、前記下位側通信装置から送信される前記計測データを受信する機能を有する上位側通信装置と、前記上位側通信装置を介して前記太陽電池パネルごとの前記計測データを収集する機能を有する管理装置とを備える。
特開2012−205078号公報
特許文献1に記載の太陽光発電用監視システムのように、収集した各計測装置による計測結果を管理装置において判別するためには、たとえば各計測装置に対して管理装置との通信用の識別情報を設定する。
このような太陽光発電用監視システムにおいて、通常、計測装置の通信先となる管理装置を計測装置の設置以前に把握することは困難であるため、計測装置の設置後に、管理者が計測装置に対して通信用の識別情報を直接入力する設定作業を行う。特に、大規模な発電所においては、多数の計測装置が設けられるため、設定作業に要する時間および手間を軽減することが望まれる。
この発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、その目的は、各装置による太陽電池パネルに関する計測結果を収集する構成において、通信用の設定作業の円滑化を実現することのできる監視システム、監視装置および収集装置を提供することである。
(1)上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わる監視システムは、太陽電池パネルに関する計測を行う監視装置と、収集装置とを備え、前記収集装置は、前記監視装置の固有の識別情報である固有識別情報と、前記監視装置の通信用の識別情報である通信用識別情報との対応関係を示す対応情報を記憶し、前記監視装置は、自己の前記固有識別情報を前記収集装置へ送信し、前記収集装置は、前記対応情報を用いて、前記監視装置から受信した前記固有識別情報に対応する前記通信用識別情報を前記固有識別情報の送信元である前記監視装置へ送信し、前記監視装置は、前記計測の結果、および前記収集装置から受信した前記通信用識別情報を示す計測情報を前記収集装置へ送信する。
(5)上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わる監視装置は、太陽電池パネルに関する計測を行う計測部と、自己の前記監視装置の固有の識別情報である固有識別情報を送信する送信部と、前記送信部により送信された前記固有識別情報に対応する、通信用の識別情報である通信用識別情報を受信する受信部とを備え、前記送信部は、前記計測部による計測結果、および前記受信部により受信された前記通信用識別情報を示す計測情報を送信する。
(6)上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わる収集装置は、太陽電池パネルに関する計測を行う監視装置の固有の識別情報である固有識別情報と、前記監視装置の通信用の識別情報である通信用識別情報との対応関係を示す対応情報を記憶する記憶部と、前記監視装置から送信された前記固有識別情報を受信する受信部と、前記記憶部に記憶されている前記対応情報を用いて、前記受信部により受信された前記固有識別情報に対応する前記通信用識別情報を、前記固有識別情報の送信元である前記監視装置へ送信する送信部とを備える。
本発明は、このような特徴的な処理部を備える監視システムとして実現することができるだけでなく、かかる特徴的な処理をステップとする監視方法として実現したり、かかるステップをコンピュータに実行させるためのプログラムとして実現したりすることができる。
また、本発明は、このような特徴的な処理部を備える監視装置として実現することができるだけでなく、かかる特徴的な処理をステップとする監視方法として実現したり、かかるステップをコンピュータに実行させるためのプログラムとして実現したりすることができる。また、監視装置の一部または全部を実現する半導体集積回路として実現することができる。
また、本発明は、このような特徴的な処理部を備える収集装置として実現することができるだけでなく、かかる特徴的な処理をステップとする監視方法として実現したり、かかるステップをコンピュータに実行させるためのプログラムとして実現したりすることができる。また、収集装置の一部または全部を実現する半導体集積回路として実現することができる。
本発明によれば、各装置による太陽電池パネルに関する計測結果を収集する構成において、通信用の設定作業の円滑化を実現することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る太陽光発電システムの構成を示す図である。 図2は、本発明の実施の形態に係る集電ユニットの構成を示す図である。 図3は、本発明の実施の形態に係る太陽電池ユニットの構成を示す図である。 図4は、本発明の実施の形態に係る監視システムの構成を示す図である。 図5は、本発明の実施の形態に係る監視装置の構成を示す図である。 図6は、本発明の実施の形態に係る監視装置の構成を詳細に示す図である。 図7は、本発明の実施の形態に係る監視システムにおける収集装置の構成を示す図である。 図8は、本発明の実施の形態に係る収集装置における記憶部に保存されている第1の対応情報の一例を示す図である。 図9は、本発明の実施の形態に係る監視システムにおける管理装置の構成を示す図である。 図10は、本発明の実施の形態に係る管理装置における記憶部に保存されている第2の対応情報の一例を示す図である。 図11は、本発明の実施の形態に係る監視システムによる通信用IDの通知処理の動作手順を定めたシーケンスの一例を示す図である。 図12は、本発明の実施の形態に係る監視システムによる計測結果の表示処理の動作手順を定めたシーケンスの一例を示す図である。
最初に、本発明の実施形態の内容を列記して説明する。
(1)本発明の実施の形態に係る監視システムは、太陽電池パネルに関する計測を行う監視装置と、収集装置とを備え、前記収集装置は、前記監視装置の固有の識別情報である固有識別情報と、前記監視装置の通信用の識別情報である通信用識別情報との対応関係を示す対応情報を記憶し、前記監視装置は、自己の前記固有識別情報を前記収集装置へ送信し、前記収集装置は、前記対応情報を用いて、前記監視装置から受信した前記固有識別情報に対応する前記通信用識別情報を前記固有識別情報の送信元である前記監視装置へ送信し、前記監視装置は、前記計測の結果、および前記収集装置から受信した前記通信用識別情報を示す計測情報を前記収集装置へ送信する。
このような構成により、管理者が監視装置に対して通信用識別情報を直接入力するなどの作業を行うことなく、監視装置に対して通信用識別情報を設定することができる。したがって、各装置による太陽電池パネルに関する計測結果を収集する構成において、通信用の設定作業の円滑化を実現することができる。
(2)好ましくは、前記固有識別情報と、前記通信用識別情報と、前記監視装置を収容する接続箱とが対応付け可能に構成されている。
このように、監視システム全体として、固有識別情報と通信用識別情報と接続箱との対応関係が把握されている構成により、接続箱ごとに、太陽電池パネルに関する計測結果をモニタ等に表示することができる。
(3)好ましくは、前記収集装置は、前記固有識別情報の送信要求をブロードキャストし、前記監視装置は、前記収集装置からブロードキャストされた前記送信要求を受信して、自己の前記固有識別情報を前記収集装置へ送信する。
このような構成により、収集装置において、複数の監視装置の各々の固有識別情報を一度に収集することができるため、通信用識別情報の設定処理を効率的に行うことができる。
(4)より好ましくは、前記監視装置は、自己の前記固有識別情報に基づくタイミングで、自己の前記固有識別情報を前記収集装置へ送信する。
このような構成により、複数の監視装置の各々の固有識別情報の送信タイミングをずらすことができるため、同一の電力線を介して情報の送信を行う複数の監視装置からそれぞれ送信される信号同士の干渉を防ぐことができる。
(5)本発明の実施の形態に係る監視装置は、太陽電池パネルに関する計測を行う計測部と、自己の前記監視装置の識別情報である固有識別情報を送信する送信部と、前記送信部により送信された前記固有識別情報に対応する、通信用の識別情報である通信用識別情報を受信する受信部とを備え、前記送信部は、前記計測部による計測結果、および前記受信部により受信された前記通信用識別情報を示す計測情報を送信する。
このような構成により、管理者が監視装置に対して通信用識別情報を直接入力するなどの作業を行うことなく、監視装置に対して通信用識別情報を設定することができる。したがって、各装置による太陽電池パネルに関する計測結果を収集する構成において、通信用の設定作業の円滑化を実現することができる。
(6)本発明の実施の形態に係る収集装置は、太陽電池パネルに関する計測を行う監視装置の固有の識別情報である固有識別情報と、前記監視装置の通信用の識別情報である通信用識別情報との対応関係を示す対応情報を記憶する記憶部と、前記監視装置から送信された前記固有識別情報を受信する受信部と、前記記憶部に記憶されている前記対応情報を用いて、前記受信部により受信された前記固有識別情報に対応する前記通信用識別情報を、前記固有識別情報の送信元である前記監視装置へ送信する送信部とを備える。
このような構成により、管理者が監視装置に対して通信用識別情報を直接入力するなどの作業を行うことなく、監視装置に対して通信用識別情報を設定することができる。したがって、各装置による太陽電池パネルに関する計測結果を収集する構成において、通信用の設定作業の円滑化を実現することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。また、以下に記載する実施の形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
<構成および基本動作>
[太陽光発電システムの構成]
図1は、本発明の実施の形態に係る太陽光発電システムの構成を示す図である。
図1を参照して、太陽光発電システム401は、4つの集電ユニット60と、PCS8とを備える。PCS8は、銅バー7と、電力変換部9とを含む。
図1では、4つの集電ユニット60を代表的に示しているが、さらに多数または少数の集電ユニット60が設けられてもよい。
図2は、本発明の実施の形態に係る集電ユニットの構成を示す図である。図2を参照して、集電ユニット60は、4つの太陽電池ユニット75と、銅バー72とを含む。
図2では、4つの太陽電池ユニット75を代表的に示しているが、さらに多数または少数の太陽電池ユニット75が設けられてもよい。
図3は、本発明の実施の形態に係る太陽電池ユニットの構成を示す図である。
図3を参照して、太陽電池ユニット75は、3つの太陽電池パネル78と、銅バー77とを含む。
図3では、3つの太陽電池パネル78を代表的に示しているが、さらに多数または少数の太陽電池パネル78が設けられてもよい。
太陽電池パネル78は、たとえば複数の太陽電池パネルが直列接続されたストリングである。なお、太陽電池パネル78は、複数の太陽電池パネルを含む構成に限らず、1つの太陽電池パネルを含む構成であってもよい。
太陽光発電システム401では、複数の太陽電池パネル78からの出力ライン1,5,2すなわち電力線がそれぞれPCS8に電気的に接続される。
より詳細には、太陽電池パネル78の出力ライン1は、太陽電池パネル78に接続された第1端と、銅バー77に接続された第2端とを有する。各出力ライン1は、銅バー77を介して出力ライン5に集約される。銅バー77は、たとえば筐体の一例である接続箱76の内部に設けられている。
太陽電池パネル78は、太陽光を受けると、受けた太陽光のエネルギーを直流電力に変換し、変換した直流電力を出力ライン1へ出力する。
図2および図3を参照して、出力ライン5は、対応の太陽電池ユニット75における銅バー77に接続された第1端と、銅バー72に接続された第2端とを有する。各出力ライン5は、銅バー72を介して出力ライン2に集約される。銅バー72は、たとえば筐体の一例である集電箱71の内部に設けられている。
再び図1を参照して、太陽光発電システム401では、上述のように複数の太陽電池パネル78からの各出力ライン1が出力ライン5に集約され、各出力ライン5が出力ライン2に集約され、各出力ライン2が電力変換装置の一例であるPCS8に電気的に接続される。
より詳細には、各出力ライン2は、対応の集電ユニット60における銅バー72に接続された第1端と、銅バー7に接続された第2端とを有する。PCS8において、内部ライン3は、銅バー7に接続された第1端と、電力変換部9に接続された第2端とを有する。
PCS8は、たとえば、コンテナ6の内部に設けられている。PCS8において、電力変換部9は、たとえば、各太陽電池パネル78において発電された直流電力を出力ライン1、銅バー77、出力ライン5、銅バー72、出力ライン2、銅バー7および内部ライン3経由で受けると、受けた直流電力を交流電力に変換して系統へ出力する。
[監視システムの構成]
図4は、本発明の実施の形態に係る監視システムの構成を示す図である。
図4を参照して、監視システム301は、複数の監視装置111と、収集装置101と、管理装置151とを備える。
図4では、1つの集電ユニット60に対応して設けられた4つの監視装置111を代表的に示しているが、さらに多数または少数の監視装置111が設けられてもよい。また、監視システム301は、1つの収集装置101を備えているが、複数の収集装置101を備えてもよい。
監視システム301は、太陽光発電システム401に用いられる。監視システム301では、子機である監視装置111におけるセンサの情報が、親機である収集装置101へ定期的または不定期に伝送される。
監視装置111は、たとえば集電ユニット60に設けられている。より詳細には、監視装置111は、4つの太陽電池ユニット75にそれぞれ対応して4つ設けられている。各監視装置111は、たとえば、対応の出力ライン5に電気的に接続されている。
監視装置111は、対応の太陽電池ユニット75における各出力ライン1の電流をセンサにより計測する。また、監視装置111は、対応の太陽電池ユニット75における出力ライン5の電圧をセンサにより計測する。
収集装置101は、たとえばPCS8の近傍に設けられている。より詳細には、収集装置101は、たとえば、コンテナ6の内部において、PCS8に対応して設けられ、信号線46を介して銅バー7に電気的に接続されている。なお、収集装置101は、コンテナ6の外部に設けられてもよい。
監視装置111および収集装置101は、出力ライン2,5を介して電力線通信(PLC:Power Line Communication)を行うことにより情報の送受信を行う。
より詳細には、各監視装置111は、対応の出力ラインの電流および電圧の計測結果、ならびに自己の通信用の識別情報である通信用識別情報(以下、「通信用ID(Identification)」と称する。)を収集装置101に通知する。収集装置101は、たとえば、各監視装置111から通知された計測結果および通信用IDの組を収集し、収集した計測結果および通信用IDの複数の組を管理装置151に通知する。
ここで、各監視装置111の通信用IDは、収集装置101から各監視装置111に対して事前に通知されることにより設定されたIDである。
より詳細には、収集装置101は、監視システム301に設けられている各監視装置111の固有の識別情報である固有識別情報(以下、「固有ID」と称する。)および通信用IDの組を予め記憶している。固有IDは、監視装置111の製造番号などである。また、監視装置111は、自己の固有IDを予め記憶している。
たとえば、収集装置101は、固有IDの送信要求をブロードキャストする。そして、各監視装置111は、収集装置101からブロードキャストされた送信要求を受信すると、自己の固有IDを収集装置101に通知する。
収集装置101は、監視装置111から固有IDの通知を受けると、予め記憶している固有IDおよび通信用IDの組の中から、通知された固有IDに対応する通信用IDを特定する。そして、収集装置101は、特定した通信用IDを当該固有IDの送信元である監視装置111に通知する。これにより、各監視装置111には、収集装置101との通信を行うための通信用IDが設定される。
[監視装置]
(全体概要)
図5は、本発明の実施の形態に係る監視装置の構成を示す図である。図5では、出力ライン1、出力ライン5、銅バー77および銅バー72がより詳細に示されている。
図5を参照して、出力ライン1は、プラス側出力ライン1pと、マイナス側出力ライン1nとを含む。出力ライン5は、プラス側出力ライン5pと、マイナス側出力ライン5nとを含む。
銅バー77は、プラス側銅バー77pと、マイナス側銅バー77nとを含む。銅バー72は、プラス側出力ライン5pおよびマイナス側出力ライン5nにそれぞれ対応して、プラス側銅バー72pおよびマイナス側銅バー72nを含む。
プラス側出力ライン1pは、対応の太陽電池パネル78に接続された第1端と、プラス側銅バー77pに接続された第2端とを有する。マイナス側出力ライン1nは、対応の太陽電池パネル78に接続された第1端と、マイナス側銅バー77nに接続された第2端とを有する。
プラス側出力ライン5pは、プラス側銅バー77pに接続された第1端と、集電箱71におけるプラス側銅バー72pに接続された第2端とを有する。マイナス側出力ライン5nは、マイナス側銅バー77nに接続された第1端と、集電箱71におけるマイナス側銅バー72nに接続された第2端とを有する。
監視装置111は、検出部11と、3つの電流センサ(計測部)16と、電圧センサ(計測部)17と、通信部(受信部および送信部)14とを備える。なお、監視装置111は、出力ライン1の数に応じて、さらに多数または少数の電流センサ16を備えてもよい。
監視装置111は、たとえば、太陽電池パネル78の近傍に設けられている。具体的には、監視装置111は、たとえば、計測対象の出力ライン1が接続された銅バー77が設けられた接続箱76の内部に収容されている。なお、監視装置111は、接続箱76の外部に設けられてもよい。
監視装置111は、たとえば、プラス側出力ライン5pおよびマイナス側出力ライン5nとそれぞれプラス側電源線26pおよびマイナス側電源線26nを介して電気的に接続されている。
(通信用IDの通知)
図6は、本発明の実施の形態に係る監視装置の構成を詳細に示す図である。
図6を参照して、監視装置111は、検出部11、3つの電流センサ16、電圧センサ17および通信部14に加えて、さらに、処理部12と、カウンタ13と、記憶部15と、DC/DCコンバータ19とを備える。
監視装置111における各回路は、出力ライン5から供給される太陽電池パネル78の出力電圧を電源電圧として用いて動作する。
より詳細には、DC/DCコンバータ19は、マイナス側出力ライン5nおよびプラス側出力ライン5pからマイナス側電源線26nおよびプラス側電源線26pをそれぞれ介して受ける太陽電池パネル78の直流電圧を昇圧または降圧し、直流電圧Vcを生成する。そして、DC/DCコンバータ19は、生成した直流電圧Vcを、監視装置111における各回路へ出力する。
カウンタ13は、たとえば、水晶振動子を用いた発振回路等により生成されるクロックパルスをカウントし、カウントした値を保持する。このカウント値は、たとえば現在時刻を示す。
記憶部15には、自己の監視装置111の固有ID、およびハッシュ関数が保存されている。ハッシュ関数は、固有IDを示す固有ID情報の収集装置101への送信タイミングを算出するための関数である。
処理部12は、収集装置101からブロードキャストされた固有IDの送信要求を出力ライン2,5および通信部14経由で受信すると、たとえば、記憶部15に保存されている固有IDおよびハッシュ関数を用いて、当該送信要求の受信タイミングから固有ID情報の送信タイミングまでの待機時間tを算出する。
そして、処理部12は、カウンタ13におけるカウント値を監視し、送信要求の受信タイミングから待機時間tが経過したタイミングにおいて、固有ID情報を収集装置101へ送信する。
待機時間tは、たとえば、ゼロ〜最大値Mに含まれる値である。各監視装置111の固有IDは互いに異なるため、各監視装置111において算出される待機時間tは互いに異なる値となる。これにより、各監視装置111からの固有ID情報の送信タイミングがずれるため、同一の電力線を介して情報の送信を行う複数の監視装置111からそれぞれ送信される信号同士の干渉を防ぐことができる。
なお、処理部12は、収集装置101からブロードキャストされた送信要求を受信した場合に限らず、たとえば、起動したタイミング、または定期的もしくは不定期に固有ID情報を収集装置101へ送信してもよい。
また、処理部12は、収集装置101から送信された通信用IDを示す通信用ID情報を出力ライン2,5および通信部14経由で受信すると、当該通信用ID情報の示す通信用IDを抽出する。そして、処理部12は、抽出した通信用IDを記憶部15に保存する。
(計測結果の通知)
記憶部15には、固有ID、ハッシュ関数、および通信用IDに加えて、さらに、後述する計測情報パケットの宛先装置のID(以下、宛先IDとも称する。)、および計測情報パケットの送信可能期間を算出するための期間情報が保存されている。この例では、宛先装置のIDは、収集装置101のIDである。また、送信可能期間は、たとえば、監視システム301における他の監視装置111の送信可能期間と重複しないように設けられる。
期間情報は、たとえば、基準時刻ts、送信可能期間の長さLp、送信可能期間の到来する周期Tpd、および送信可能期間の開始タイミングから計測情報の送信タイミングまでの時間Taを含む。Taは、たとえば、監視装置111ごとに異なる値が設定されている。送信可能期間の開始タイミングは、たとえば、ts+Tpd×Knを算出することにより求められる。ここで、Knはゼロ以上の整数である。また、計測情報の送信タイミングは、(ts+Tpd×Kn)+Taを算出することにより求められる。
処理部12は、記憶部15における期間情報に基づいて計測情報の送信タイミングを算出する。そして、処理部12は、カウンタ13におけるカウント値を監視し、算出した送信タイミングの所定時間前になると、計測命令を検出部11へ出力する。
3つの電流センサ16は、複数の太陽電池パネル78のそれぞれに対応するマイナス側出力ライン1nの電流を計測し、計測結果を示す計測信号を検出部11へ出力する。なお、電流センサ16は、プラス側出力ライン1pを通して流れる電流を計測してもよい。
電圧センサ17は、出力ライン5の電圧を計測し、計測結果を示す計測信号を検出部11へ出力する。
検出部11は、たとえば、処理部12から計測命令を受けると、受けた計測命令に従って、各電流センサ16および電圧センサ17から受けた各計測信号に対して平均化およびフィルタリング等の信号処理を行った信号をデジタル信号に変換し、変換したデジタル信号を計測命令の応答として処理部12へ出力する。
処理部12は、対応の太陽電池パネル78に関する計測結果を示す計測情報を作成する。より詳細には、処理部12は、検出部11から受けた各デジタル信号の示す計測結果と、対応の電流センサ16のID、電圧センサ17のID、および自己の監視装置111の通信用IDとを含む計測情報を作成する。
処理部12は、計測情報の送信タイミングが到来すると、記憶部15から宛先IDを取得し、送信先IDが宛先IDであり、データ部分が計測情報である計測情報パケットを作成する。そして、処理部12は、作成した計測情報パケットを通信部14へ出力する。
通信部14は、出力ライン5,2を介した電力線通信により計測情報を送信する。より詳細には、処理部12により作成された計測情報パケットは、周期Tpdの間隔で通信部14から収集装置101へ送信される。
[収集装置]
(全体概要)
図7は、本発明の実施の形態に係る監視システムにおける収集装置の構成を示す図である。図7では、出力ライン2、内部ライン3および銅バー7がより詳細に示されている。
図7を参照して、出力ライン2は、プラス側出力ライン2pと、マイナス側出力ライン2nとを含む。内部ライン3は、プラス側内部ライン3pと、マイナス側内部ライン3nとを含む。銅バー7は、プラス側銅バー7pと、マイナス側銅バー7nとを含む。
プラス側出力ライン2pは、対応の集電ユニット60の集電箱71におけるプラス側銅バー72pに接続された第1端と、プラス側銅バー7pに接続された第2端とを有する。マイナス側出力ライン2nは、対応の集電ユニット60の集電箱71におけるマイナス側銅バー72nに接続された第1端と、マイナス側銅バー7nに接続された第2端とを有する。
プラス側内部ライン3pは、プラス側銅バー7pに接続された第1端と、PCS8に接続された第2端とを有する。マイナス側内部ライン3nは、マイナス側銅バー7nに接続された第1端と、PCS8に接続された第2端とを有する。
収集装置101は、PLC通信部(受信部および送信部)42を備える。PLC通信部42は、信号線46および出力ライン2,5を介して監視装置111と電力線通信を行う。
より詳細には、PLC通信部42は、信号線46であるプラス側信号線46pおよびマイナス側信号線46nを介してプラス側銅バー7pおよびマイナス側銅バー7nとそれぞれ電気的に接続されている。
たとえば、PLC通信部42は、出力ライン2,5、銅バー7,72および信号線46を介して各種パケットを複数の監視装置111との間で送受信する。
(通信用IDの通知)
収集装置101は、PLC通信部42に加えて、さらに、処理部43と、LAN(Local Area Network)通信部44と、記憶部45とを備える。
処理部43は、たとえば、管理者が自己の収集装置101に対して所定の操作を行った場合、または定期的もしくは不定期に、PLC通信部42および出力ライン2,5を介して、固有IDの送信要求をブロードキャストする。
記憶部45には、固有IDと通信用IDとの対応関係を示す第1の対応情報、および自己のネットワークIDが保存されている。
図8は、本発明の実施の形態に係る収集装置における記憶部に保存されている第1の対応情報の一例を示す図である。
図8を参照して、記憶部45には、たとえば、対応テーブルT1が第1の対応情報として保存されている。対応テーブルT1は、固有IDと通信用IDとの組を複数含む。
たとえば、管理者が、固有IDと通信用IDとの組を収集装置101に対して入力すると、収集装置101における図示しない入力受付部が、管理者により入力された内容を示す情報を処理部43へ出力する。そして、処理部43は、たとえば、入力受付部から受けた情報に基づいて対応テーブルT1を作成し、作成した対応テーブルT1を記憶部45に保存する。
通信用IDは、たとえば、ネットワークIDおよびノードIDを含む。計測情報の送信先が同一の収集装置101である複数の監視装置111には、それぞれ、当該収集装置101と共通のネットワークIDが付され、かつ互いに異なるノードIDが付される。
具体的には、対応テーブルT1では、固有ID「1234」と、通信用ID「10−1」とが対応づけられており、通信用IDに含まれる「10」がネットワークIDであり、通信用IDに含まれる「1」がノードIDである。
また、たとえば、対応テーブルT1では、固有ID「2345」と、通信用ID「10−2」とが対応づけられており、通信用IDに含まれる「10」がネットワークIDであり、通信用IDに含まれる「2」がノードIDである。
再び図7を参照して、PLC通信部42は、複数の監視装置111からそれぞれ送信された固有ID情報を受信し、受信した固有ID情報を処理部43へ出力する。
処理部43は、たとえば、固有IDの送信要求をブロードキャストしたタイミングから所定時間経過するまでの間に固有ID情報を受けると、当該固有ID情報の示す固有IDを抽出する。そして、処理部43は、抽出した固有IDに対応する通信用IDを、記憶部45に保存されている対応テーブルT1から読み出す。
そして、処理部43は、対応テーブルT1から読み出した通信用IDを示す通信用ID情報を、固有ID情報の送信元である監視装置111へ、PLC通信部42を介してユニキャストで送信する。
なお、収集装置101は、たとえば、通信用ID情報を送信した後も、管理者による所定の操作が行われた場合、もしくは定期的または不定期に固有IDの送信要求をブロードキャストする。これにより、通信用ID情報の送信後に新たに監視装置111が設置された場合であっても、新たな監視装置111に通信用IDを通知することができる。
また、収集装置101は、固有IDの送信要求をブロードキャストする代わりに、各監視装置111に対して固有IDの送信要求をユニキャストで送信してもよい。
また、たとえば、管理者が、交換等の保守のために、複数の監視装置111のうちの一部の監視装置111を、電源線26との接続を切断するなどにより監視システム301から取り外した場合、収集装置101に対する操作を行うことにより、取り外した監視装置111の固有IDおよび通信用IDの組を対応テーブルT1の中から削除することができる。
(計測結果の通知)
処理部43は、複数の監視装置111からそれぞれ送信された計測情報をPLC通信部42経由で受信し、受信した各計測情報に含まれる計測結果および通信用IDの組を記憶部45に保存する。
より詳細には、上述のとおり、計測情報の送信先が同一の収集装置101である複数の監視装置111には、それぞれ、当該収集装置101と共通のネットワークIDが付されている。このため、処理部43は、たとえば、受信した計測情報に含まれる通信用IDのネットワークIDを確認することにより、受信した計測情報が自己の収集装置101を宛先とする計測情報であるか否かを確認し、当該計測情報に含まれる計測結果および通信用IDの組を保存すべきか否かを判断することができる。
すなわち、処理部43は、受信した計測情報に含まれる通信用IDのネットワークIDが自己のネットワークIDと同一である場合に、当該計測情報に含まれる計測結果および通信用IDの組を記憶部45に保存する。
また、処理部43は、たとえば、管理装置151から送信された収集情報要求をLAN通信部44経由で受信すると、記憶部45に保存されている各監視装置111の計測結果および通信用IDを示す収集情報を、LAN通信部44経由で管理装置151へ送信する。
[管理装置]
図9は、本発明の実施の形態に係る監視システムにおける管理装置の構成を示す図である。また、図10は、本発明の実施の形態に係る管理装置における記憶部に保存されている第2の対応情報の一例を示す図である。
図9および図10を参照して、管理装置151は、入力受付部61と、通信部62と、処理部63と、記憶部64と、通知部65とを備える。
記憶部64には、接続箱76のIDである接続箱IDと、当該接続箱76に収容される監視装置111の通信用IDとの対応関係を示す第2の対応情報が保存されている。接続箱IDは、各接続箱76に付された文字または数字などである。
より詳細には、記憶部64には、たとえば、図10に示すような対応テーブルT2が第2の対応情報として保存されている。対応テーブルT2は、接続箱IDと通信用IDとの組を複数含む。
たとえば、管理者が、接続箱IDと通信用IDとの組を管理装置151に対して入力すると、入力受付部61が、管理者により入力された内容を示す情報を処理部63へ出力する。そして、処理部63は、入力受付部61から受けた情報に基づいて対応テーブルT2を作成し、作成した対応テーブルT2を記憶部64に保存する。
具体的には、監視システム301において複数の収集装置101、たとえば収集装置101a,101b,・・・が設けられているとする。また、接続箱ID「A」,「B」,「C」および「D」にそれぞれ対応する接続箱76には、監視装置111が1つずつ収納されており、これら4つの監視装置111は、いずれも、収集装置101aと共通のネットワークIDとして「10」が付されているとする。
また、接続箱ID「E」,「F」,「G」および「H」にそれぞれ対応する接続箱76には、監視装置111が1つずつ収納されており、これら4つの監視装置111は、いずれも、収集装置101bと共通のネットワークIDとして「20」が付されているとする。
この場合、対応テーブルT2には、たとえば、接続箱ID「A」および通信用ID「10−1」の組、接続箱ID「B」および通信用ID「10−2」の組、接続箱ID「C」および通信用ID「10−3」の組、ならびに接続箱ID「D」および通信用ID「10−4」の組が含まれる。
さらに、対応テーブルT2には、たとえば、接続箱ID「E」および通信用ID「20−1」の組、接続箱ID「F」および通信用ID「20−2」の組、接続箱ID「G」および通信用ID「20−3」の組、ならびに接続箱ID「H」および通信用ID「20−4」の組が含まれる。
また、処理部63は、たとえば定期的または不定期に、収集情報要求を通信部62経由で収集装置101へ送信する。そして、処理部63は、収集情報要求に対して収集装置101から送信された収集情報を通信部62経由で受信し、当該収集情報に含まれる計測結果および通信用IDの複数の組を抽出する。
そして、処理部63は、抽出した各通信用IDに対応する接続箱IDを、記憶部64に保存されている対応テーブルT2から読み出す。そして、処理部63は、読み出した接続箱IDと、当該接続箱IDに対応する通信IDとともに収集情報から抽出した計測結果とを対応づけて、たとえば図示しない表示装置における液晶モニタなどに表示する。
なお、管理装置151は、計測結果と、当該計測結果の送信元である監視装置111を特定可能な情報とを対応づけて表示する構成であれば、計測結果と接続箱IDとを対応づけて表示する構成に限定されない。
具体的には、管理装置151における記憶部64には、対応テーブルT2の代わりに、一例として、監視装置111の設置位置を示す位置情報と、監視装置111の通信用IDとの対応関係を示す対応テーブルT3が保存されてもよい。この場合、管理装置151における処理部63は、受信した収集情報から抽出した各通信用IDに対応する位置情報を、記憶部64に保存されている対応テーブルT3から読み出す。そして、処理部63は、読み出した位置情報と、当該位置情報に対応する通信IDとともに収集情報から抽出した計測結果とを対応づけて、液晶モニタなどに表示することができる。
<動作の流れ>
次に、本発明の実施の形態に係る監視システム301による動作の流れについて説明する。
監視システム301における各装置は、コンピュータを備え、当該コンピュータにおけるCPU等の演算処理部は、以下のシーケンスまたはフローチャートの各ステップの一部または全部を含むプログラムを図示しないメモリから読み出して実行する。これら複数の装置のプログラムは、それぞれ、外部からインストールすることができる。これら複数の装置のプログラムは、それぞれ、記録媒体に格納された状態で流通する。
ここでは、監視システム301に、3つの監視装置111として、監視装置111a、監視装置111bおよび監視装置111cが設けられているとする。
[通信用IDの通知処理]
図11は、本発明の実施の形態に係る監視システムによる通信用IDの通知処理の動作手順を定めたシーケンスの一例を示す図である。
図11を参照して、まず、たとえば管理者が収集装置101に対して所定の操作を行うと、収集装置101は、固有IDの送信要求をブロードキャストする(ステップS11)。
次に、監視装置111a,111b,111cは、収集装置101からの送信要求を受信すると、たとえば、自己の固有IDおよびハッシュ関数を用いて、固有ID情報の送信タイミングまでの待機時間tを算出する(ステップS12)。
たとえば、監視装置111aにより算出された待機時間tがtaであり、監視装置111bにより算出された待機時間tがtbであり、監視装置111cにより算出された待機時間tがtcであるとする。ここで、ta<tb<tcであるとする。
この場合、監視装置111aは、たとえば、収集装置101からの送信要求の受信タイミングから待機時間taが経過したタイミングにおいて、自己の固有IDを示す固有ID情報を収集装置101へ送信する(ステップS13)。
次に、監視装置111bは、たとえば、収集装置101からの送信要求の受信タイミングから待機時間tbが経過したタイミングにおいて、自己の固有IDを示す固有ID情報を収集装置101へ送信する(ステップS14)。
次に、監視装置111cは、たとえば、収集装置101からの送信要求の受信タイミングから待機時間tcが経過したタイミングにおいて、自己の固有IDを示す固有ID情報を収集装置101へ送信する(ステップS15)。
次に、収集装置101は、監視装置111a、監視装置111bおよび監視装置111cからそれぞれ受信した固有ID情報の示す固有IDの各々に対応する通信用IDを、たとえば自己の保存する対応テーブルT1から読み出す(ステップS16)。
次に、収集装置101は、たとえば、対応テーブルT1から読み出した通信用IDのうち、監視装置111aの固有IDに対応する通信用IDを示す通信用ID情報を、監視装置111aへ送信する(ステップS17)。
そして、監視装置111aは、収集装置101から受信した通信用ID情報に含まれる通信用IDを保存する(ステップS18)。
次に、収集装置101は、たとえば、対応テーブルT1から読み出した通信用IDのうち、監視装置111bの固有IDに対応する通信用IDを示す通信用ID情報を、監視装置111bへ送信する(ステップS19)。
そして、監視装置111bは、収集装置101から受信した通信用ID情報に含まれる通信用IDを保存する(ステップS20)。
次に、収集装置101は、たとえば、対応テーブルT1から読み出した通信用IDのうち、監視装置111cの固有IDに対応する通信用IDを示す通信用ID情報を、監視装置111cへ送信する(ステップS21)。
そして、監視装置111cは、収集装置101から受信した通信用ID情報に含まれる通信用IDを保存する(ステップS22)。
[計測結果の表示処理]
図12は、本発明の実施の形態に係る監視システムによる計測結果の表示処理の動作手順を定めたシーケンスの一例を示す図である。
図12を参照して、まず、監視装置111a,111b,111cは、太陽電池パネル78に関する計測を行う(ステップS31)。
そして、監視装置111a,111b,111cは、互いに異なるタイミングで、計測結果および自己の通信用IDを含む計測情報を収集装置101へ送信する。たとえば、監視装置111aが計測情報を収集装置101へ送信し(ステップS32)、次に、監視装置111bが計測情報を収集装置101へ送信し(ステップS33)、次に、監視装置111cが計測情報を収集装置101へ送信する(ステップS34)。
そして、収集装置101は、監視装置111a、監視装置111bおよび監視装置111cからそれぞれ受信した計測情報に含まれる計測結果および通信用IDを抽出し、抽出した計測結果と通信用IDとを対応づけて保存する(ステップS35)。
次に、管理装置151が収集情報要求を収集装置101へ送信すると(ステップS36)、収集装置101は、たとえば、監視装置111a、監視装置111bおよび監視装置111cの各々の計測結果および通信用IDを示す収集情報を管理装置151へ送信する(ステップS37)。
次に、管理装置151は、収集装置101から受信した収集情報に含まれる複数の通信用IDおよび計測結果の組を抽出する。そして、管理装置151は、抽出した各通信用IDに対応する接続箱IDを、たとえば自己の保存する対応テーブルT2から読み出す(ステップS38)。
そして、管理装置151は、読み出した接続箱IDと、当該接続箱IDに対応する通信用IDとともに収集情報から抽出した計測結果とを対応づけて、たとえば表示装置における液晶モニタに表示する。
具体的には、管理装置151は、監視装置111aを収容する接続箱76の接続箱IDと、監視装置111aによる計測結果とを対応づけ、監視装置111bを収容する接続箱76の接続箱IDと、監視装置111bによる計測結果とを対応づけ、かつ監視装置111cを収容する接続箱76の接続箱IDと、監視装置111cによる計測結果とを対応づけて表示する(ステップS39)。
ところで、上述した特許文献1に記載の太陽光発電用監視システムのように、収集した各計測装置による計測結果を管理装置において判別するためには、たとえば各計測装置に対して管理装置との通信用の識別情報を設定する。
このような太陽光発電用監視システムにおいて、通常、計測装置の通信先となる管理装置を計測装置の設置以前に把握することは困難であるため、計測装置の設置後に、管理者が計測装置に対して通信用の識別情報を直接入力する設定作業を行う。特に、大規模な発電所においては、多数の計測装置が設けられるため、管理者は、発電所内を巡回して1つ1つの計測装置に対して直接設定作業を行う必要があり、設定作業に要する時間および手間を軽減することが望まれる。
これに対して、本発明の実施の形態に係る監視システム301では、監視装置111は、太陽電池パネル78に関する計測を行う。また、収集装置101は、監視装置111の固有IDと、監視装置111の通信用IDとの対応関係を示す第1の対応情報として対応テーブルT1を記憶する。また、監視装置111は、自己の固有IDを示す固有ID情報を収集装置111へ送信する。また、収集装置101は、対応テーブルT1を用いて、監視装置111から受信した固有ID情報の示す固有IDに対応する通信用IDを、固有ID情報の送信元である監視装置111へ送信する。また、監視装置111は、太陽電池パネル78の計測の結果、および収集装置101から受信した通信用ID情報の示す通信用ID、を示す計測情報を収集装置101へ送信する。
このような構成により、管理者が監視装置111に対して通信用IDを直接入力するなどの作業を行うことなく、監視装置111に対して通信用IDを設定することができる。
したがって、本発明の実施の形態に係る監視システム301では、各監視装置111による太陽電池パネル78に関する計測結果を収集する構成において、通信用の設定作業の円滑化を実現することができる。
また、固有IDと、通信用IDと、監視装置111を収容する接続箱76の接続箱IDとが対応付け可能に構成されている。
このように、監視システム301全体として、固有IDと通信用IDと接続箱IDとの対応関係が把握されている構成により、接続箱76ごとに、太陽電池パネル78に関する計測結果をモニタ等に表示することができる。
また、収集装置101は、固有IDの送信要求をブロードキャストする。また、監視装置111は、収集装置101からブロードキャストされた送信要求を受信して、自己の固有IDを示す固有ID情報を収集装置101へ送信する。
このような構成により、収集装置101において、複数の監視装置111の各々の固有IDを一度に収集することができるため、通信用IDの設定処理を効率的に行うことができる。
また、監視装置111は、自己の固有IDに基づくタイミングで、固有ID情報を収集装置101へ送信する。
このような構成により、複数の監視装置111の各々の固有ID情報の送信タイミングをずらすことができるため、同一の電力線を介して情報の送信を行う複数の監視装置111からそれぞれ送信される信号同士の干渉を防ぐことができる。
また、本発明の実施の形態に係る監視装置111では、センサ16は、太陽電池パネル78に関する計測を行う。また、通信部14は、自己の監視装置111の固有IDを示す固有ID情報を送信する。また、通信部14は、送信した固有ID情報に対応する、通信用IDを示す通信用ID情報を受信する。さらに、通信部14は、センサ16による計測結果、および受信した通信用ID情報の示す通信用ID、を示す計測情報を送信する。
このような構成により、管理者が監視装置111に対して通信用IDを直接入力するなどの作業を行うことなく、監視装置111に対して通信用IDを設定することができる。したがって、各監視装置111による太陽電池パネル78に関する計測結果を収集する構成において、通信用の設定作業の円滑化を実現することができる。
また、本発明の実施の形態に係る収集装置101では、記憶部45は、太陽電池パネル78に関する計測を行う監視装置111の固有IDと、監視装置111の通信用IDとの対応関係を示す第1の対応情報として対応テーブルT1を記憶する。また、PLC通信部42は、監視装置111から送信された固有ID情報を受信する。また、PLC通信部42は、記憶部45に記憶されている対応テーブルT1を用いて、受信した固有ID情報の示す固有IDに対応する通信用IDを示す通信用ID情報を、固有ID情報の送信元である監視装置111へ送信する。
このような構成により、管理者が監視装置111に対して通信用IDを直接入力するなどの作業を行うことなく、監視装置111に対して通信用IDを設定することができる。したがって、各監視装置111による太陽電池パネル78に関する計測結果を収集する構成において、通信用の設定作業の円滑化を実現することができる。
上記実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
以上の説明は、以下に付記する特徴を含む。
[付記1]
太陽電池パネルに関する計測を行う複数の監視装置と、
収集装置とを備え、
前記収集装置は、前記監視装置の固有の識別情報である固有識別情報と、前記監視装置の通信用の識別情報である通信用識別情報との対応関係を示す第1の対応情報を記憶し、
前記監視装置は、自己の前記固有識別情報を前記収集装置へ送信し、
前記収集装置は、前記第1の対応情報を用いて、前記監視装置から受信した前記固有識別情報に対応する前記通信用識別情報を前記固有識別情報の送信元である前記監視装置へ送信し、
前記監視装置は、前記計測の結果、および前記収集装置から受信した前記通信用識別情報を示す計測情報を前記収集装置へ送信し、
さらに、管理装置を備え、
前記管理装置は、接続箱と、前記接続箱に収容される前記監視装置の前記通信用識別情報との対応関係を示す第2の対応情報を記憶し、
前記収集装置は、複数の前記監視装置からそれぞれ受信した前記計測情報に含まれる前記計測の結果および前記通信用識別情報を抽出し、抽出した前記監視装置ごとの前記計測の結果および前記通信用識別情報を示す収集情報を前記管理装置へ送信し、
前記管理装置は、前記第2の対応情報を用いて、前記収集装置から受信した前記収集情報の示す各前記計測の結果を前記接続箱ごとに表示する、監視システム。
[付記2]
太陽電池パネルに関する計測を行う計測部と、
自己の固有の識別情報である固有識別情報を送信する送信部と、
前記送信部により送信された前記固有識別情報に対応する、通信用の識別情報である通信用識別情報を受信する受信部とを備え、
前記送信部は、前記計測部による計測結果、および前記受信部により受信された前記通信用識別情報を示す計測情報を送信し、
さらに、前記送信部による前記固有識別情報の送信タイミングを算出する処理部を備え、
前記処理部は、自己の前記固有識別情報およびハッシュ関数を用いて、前記送信タイミングを算出する、監視装置。
[付記3]
太陽電池パネルに関する計測を行う監視装置の固有の識別情報である固有識別情報と、前記監視装置の通信用の識別情報である通信用識別情報との対応関係を示す対応情報を記憶する記憶部と、
前記監視装置から送信された前記固有識別情報を受信する受信部と、
前記記憶部に記憶されている前記対応情報を用いて、前記受信部により受信された前記固有識別情報に対応する前記通信用識別情報を、前記固有識別情報の送信元である前記監視装置へ送信する送信部とを備え、
前記受信部は、さらに、複数の前記監視装置から、前記計測の結果および前記通信用識別情報を示す計測情報をそれぞれ受信し、
さらに、前記受信部により受信された各前記計測情報から前記計測の結果および前記通信用識別情報を抽出して保存する処理部を備え、
前記送信部は、前記処理部により抽出された前記監視装置ごとの前記計測の結果および前記通信用識別情報を示す収集情報を送信する、収集装置。
1,2,5 出力ライン
3 内部ライン
6 コンテナ
7 銅バー
8 PCS
9 電力変換部
11 検出部
12 処理部
13 カウンタ
14 通信部(受信部および送信部)
15 記憶部
16 電流センサ(計測部)
17 電圧センサ(計測部)
19 DC/DCコンバータ
26 電源線
42 PLC通信部(受信部および送信部)
43 処理部
44 LAN通信部
45 記憶部
46 信号線
60 集電ユニット
61 入力受付部
62 通信部
63 処理部
64 記憶部
65 通知部
71 集電箱
72 銅バー
75 太陽電池ユニット
76 接続箱
77 銅バー
78 太陽電池パネル
101 収集装置
111 監視装置
151 管理装置
301 監視システム
401 太陽光発電システム

Claims (6)

  1. 太陽電池パネルに関する計測を行う監視装置と、
    収集装置とを備え、
    前記収集装置は、前記監視装置の固有の識別情報である固有識別情報と、前記監視装置の通信用の識別情報である通信用識別情報との対応関係を示す対応情報を記憶し、
    前記監視装置は、自己の前記固有識別情報を前記収集装置へ送信し、
    前記収集装置は、前記対応情報を用いて、前記監視装置から受信した前記固有識別情報に対応する前記通信用識別情報を前記固有識別情報の送信元である前記監視装置へ送信し、
    前記監視装置は、前記計測の結果、および前記収集装置から受信した前記通信用識別情報を示す計測情報を前記収集装置へ送信する、監視システム。
  2. 前記固有識別情報と、前記通信用識別情報と、前記監視装置を収容する接続箱とが対応付け可能に構成されている、請求項1に記載の監視システム。
  3. 前記収集装置は、前記固有識別情報の送信要求をブロードキャストし、
    前記監視装置は、前記収集装置からブロードキャストされた前記送信要求を受信して、自己の前記固有識別情報を前記収集装置へ送信する、請求項1または請求項2に記載の監視システム。
  4. 前記監視装置は、自己の前記固有識別情報に基づくタイミングで、自己の前記固有識別情報を前記収集装置へ送信する、請求項3に記載の監視システム。
  5. 監視装置であって、
    太陽電池パネルに関する計測を行う計測部と、
    自己の前記監視装置の固有の識別情報である固有識別情報を送信する送信部と、
    前記送信部により送信された前記固有識別情報に対応する、通信用の識別情報である通信用識別情報を受信する受信部とを備え、
    前記送信部は、前記計測部による計測結果、および前記受信部により受信された前記通信用識別情報を示す計測情報を送信する、監視装置。
  6. 太陽電池パネルに関する計測を行う監視装置の固有の識別情報である固有識別情報と、前記監視装置の通信用の識別情報である通信用識別情報との対応関係を示す対応情報を記憶する記憶部と、
    前記監視装置から送信された前記固有識別情報を受信する受信部と、
    前記記憶部に記憶されている前記対応情報を用いて、前記受信部により受信された前記固有識別情報に対応する前記通信用識別情報を、前記固有識別情報の送信元である前記監視装置へ送信する送信部とを備える、収集装置。
JP2017001759A 2017-01-10 2017-01-10 監視システム、監視装置および収集装置 Pending JP2018113747A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017001759A JP2018113747A (ja) 2017-01-10 2017-01-10 監視システム、監視装置および収集装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017001759A JP2018113747A (ja) 2017-01-10 2017-01-10 監視システム、監視装置および収集装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018113747A true JP2018113747A (ja) 2018-07-19

Family

ID=62912596

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017001759A Pending JP2018113747A (ja) 2017-01-10 2017-01-10 監視システム、監視装置および収集装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018113747A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022009613A1 (ja) * 2020-07-09 2022-01-13 住友電気工業株式会社 判定装置、判定方法および判定プログラム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022009613A1 (ja) * 2020-07-09 2022-01-13 住友電気工業株式会社 判定装置、判定方法および判定プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9204208B2 (en) Smartgrid energy-usage-data storage and presentation systems, devices, protocol, and processes including an announcement protocol
US8983784B2 (en) Smartgrid energy-usage-data storage and presentation systems, devices, protocol, and processes including a storage distribution process and protocol
US9002670B2 (en) Smartgrid energy-usage-data storage and presentation systems, devices, protocol, and processes including a storage distribution process
US9322668B2 (en) Smartgrid energy-usage-data storage and presentation systems, devices, protocol, and processes
JP2011129085A (ja) 電力消費を制御するスマートエネルギー管理装置およびその方法
JP2012168734A (ja) エネルギ消費監視システム、方法、及びコンピュータプログラム
JP2014154114A (ja) 検針システム、通信装置、スマートメータ
JP2009033811A (ja) 計測・監視システム、その電力品質計測装置、プログラム
KR20170081881A (ko) 마이크로그리드용 에너지 관리 시스템
JP4762032B2 (ja) 省エネルギー啓蒙システム
JP2009153252A (ja) デマンド監視システム
EP3124918B1 (en) Power metering system, load power monitoring system using the same and operation method thereof
JP2018113747A (ja) 監視システム、監視装置および収集装置
EP3125393B1 (en) A method for automatically associating a module to a corresponding inverter, and related module and power generation system
JP6737162B2 (ja) 監視システムおよび監視装置
JP2006204041A (ja) 電力系統監視制御システム、方法、プログラム、および管理サーバ
WO2022016574A1 (zh) 一种电力节能监控控制系统
KR20110090632A (ko) 태양광 발전장치 모니터링 시스템
JP2015091170A (ja) 分散型電源の状態検知プログラム、記録媒体、監視端末及び通信装置
JP3176095U (ja) 電力情報サービス装置
CN207968077U (zh) 一种基于gprs远程监控的光伏发电系统
JP2011128785A (ja) 集合住宅のエネルギー消費量の計測管理システム及び管理サーバ
KR101019272B1 (ko) 원격 검침 시스템
CN206378540U (zh) 一种便携式防窃电在线监测装置
JP6314166B2 (ja) 太陽光発電システムに用いるストリング監視装置の配置を確認するシステム、ストリング監視装置、検査用無線通信装置、及び配置確認方法