JP6737162B2 - 監視システムおよび監視装置 - Google Patents

監視システムおよび監視装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6737162B2
JP6737162B2 JP2016241387A JP2016241387A JP6737162B2 JP 6737162 B2 JP6737162 B2 JP 6737162B2 JP 2016241387 A JP2016241387 A JP 2016241387A JP 2016241387 A JP2016241387 A JP 2016241387A JP 6737162 B2 JP6737162 B2 JP 6737162B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
time synchronization
monitoring
time
monitoring device
synchronization request
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016241387A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018098902A (ja
Inventor
恵俊 杉本
恵俊 杉本
浅尾 芳久
芳久 浅尾
友久 松下
友久 松下
哲生 後藤
哲生 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP2016241387A priority Critical patent/JP6737162B2/ja
Publication of JP2018098902A publication Critical patent/JP2018098902A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6737162B2 publication Critical patent/JP6737162B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Description

本発明は、監視システムおよび監視装置に関する。
近年、太陽光発電システムの故障を検知するための技術が開発されている。たとえば、特開2012−205078号公報(特許文献1)には、以下のような太陽光発電用監視システムが開示されている。すなわち、太陽光発電用監視システムは、複数の太陽電池パネルからの出力を集約して電力変換装置に送り込む太陽光発電システムについて、前記太陽電池パネルの発電状況を監視する太陽光発電用監視システムであって、前記複数の太陽電池パネルからの出力電路が集約された場所に設けられ、各太陽電池パネルの発電量を計測する計測装置と、前記計測装置に接続され、前記計測装置による発電量の計測データを送信する機能を有する下位側通信装置と、前記下位側通信装置から送信される前記計測データを受信する機能を有する上位側通信装置と、前記上位側通信装置を介して前記太陽電池パネルごとの前記計測データを収集する機能を有する管理装置とを備える。
特開2012−205078号公報
特許文献1に記載のシステムのような太陽光発電用監視システムでは、複数の計測装置が設けられ、各計測装置が自己に対応する太陽電池パネルの計測を行う。そして、各計測装置による所定期間の計測データを比較すれば、太陽電池パネルの故障等を検知することができる。この場合、複数の計測装置間で時刻の同期を行うため、各計測装置と管理装置との間で時刻に関する情報の送受信が行われることにより、各計測装置と管理装置との間で時刻同期処理が行われる。
この時刻同期処理においては、複数の計測装置から管理装置へそれぞれ送信される信号同士の干渉を避け、全ての計測装置において管理装置との時刻同期処理が早期に完了することが望まれる。
この発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、その目的は、各装置による太陽電池パネルに関する計測結果を収集する構成において、各装置間での時刻同期を早期に確立することのできる監視システムおよび監視装置を提供することである。
(1)上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わる監視システムは、太陽電池パネルに関する計測を行う1または複数の監視装置と、収集装置とを備え、各前記監視装置は、時刻同期要求を前記収集装置へ送信し、前記収集装置は、前記各監視装置から送信された前記時刻同期要求を受信して、現在時刻を含む時刻同期応答を前記各監視装置へ送信し、前記各監視装置は、前記収集装置から送信された前記時刻同期応答を受信して、前記時刻同期応答に含まれる前記現在時刻に基づいて自己の現在時刻を設定し、前記各監視装置は、自己の識別情報に基づくタイミングで、前記時刻同期要求を前記収集装置へ送信する。
(5)上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わる監視装置は、太陽電池パネルに関する計測を行う監視装置であって、時刻同期要求を送信する送信部と、現在時刻を含む時刻同期応答を受信する受信部と、前記受信部により受信された前記時刻同期応答に含まれる前記現在時刻に基づいて、自己の前記監視装置における現在時刻を設定する設定部とを備え、前記送信部は、自己の前記監視装置の識別情報に基づくタイミングで、前記時刻同期要求を送信する。
本発明は、このような特徴的な処理部を備える監視システムとして実現することができるだけでなく、かかる特徴的な処理をステップとする監視方法として実現したり、かかるステップをコンピュータに実行させるためのプログラムとして実現したりすることができる。
また、本発明は、このような特徴的な処理部を備える監視装置として実現することができるだけでなく、かかる特徴的な処理をステップとする監視方法として実現したり、かかるステップをコンピュータに実行させるためのプログラムとして実現したりすることができる。また、監視装置の一部または全部を実現する半導体集積回路として実現することができる。
本発明によれば、各装置による太陽電池パネルに関する計測結果を収集する構成において、各装置間での時刻同期を早期に確立することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る太陽光発電システムの構成を示す図である。 図2は、本発明の実施の形態に係る集電ユニットの構成を示す図である。 図3は、本発明の実施の形態に係る太陽電池ユニットの構成を示す図である。 図4は、本発明の実施の形態に係る監視システムの構成を示す図である。 図5は、本発明の実施の形態に係る監視装置の構成を示す図である。 図6は、本発明の実施の形態に係る監視装置の構成を詳細に示す図である。 図7は、本発明の実施の形態に係る各監視装置から送信される時刻同期要求の送信タイミングの例1を示す図である。 図8は、本発明の実施の形態に係る各監視装置から送信される時刻同期要求の送信タイミングの例2を示す図である。 図9は、本発明の実施の形態に係る監視装置における現在時刻の設定方法を説明するための図である。 図10は、本発明の実施の形態に係る各監視装置からの計測情報の送信タイミング、および時刻同期要求の再送タイミングの例を示す図である。
最初に、本発明の実施形態の内容を列記して説明する。
(1)本発明の実施の形態に係る監視システムは、太陽電池パネルに関する計測を行う1または複数の監視装置と、収集装置とを備え、各前記監視装置は、時刻同期要求を前記収集装置へ送信し、前記収集装置は、前記各監視装置から送信された前記時刻同期要求を受信して、現在時刻を含む時刻同期応答を前記各監視装置へ送信し、前記各監視装置は、前記収集装置から送信された前記時刻同期応答を受信して、前記時刻同期応答に含まれる前記現在時刻に基づいて自己の現在時刻を設定し、前記各監視装置は、自己の識別情報に基づくタイミングで、前記時刻同期要求を前記収集装置へ送信する。
このような構成により、各監視装置から送信された時刻同期要求が互いに干渉することを防ぎ、収集装置へ到達する可能性を高めることができるため、監視装置と収集装置との間の時刻同期が確立する可能性を高めることができる。これにより、時刻同期の確立までに長時間を要することを防ぐことができる。したがって、各装置による太陽電池パネルに関する計測結果を収集する構成において、各装置間での時刻同期を早期に確立することができる。
(2)好ましくは、前記各監視装置は、前記計測の結果を示す計測情報を前記収集装置へ送信し、前記計測情報の周期的な送信期間が設定されており、前記送信期間の一部の期間である送信可能期間において、前記各監視装置からの前記計測情報の送信が許可され、前記監視装置は、前記時刻同期要求の再送が可能であり、前記監視装置による前記時刻同期要求の1または複数の再送タイミングが、前記送信可能期間以外の期間である送信禁止期間に含まれるように設定される。
このような構成により、計測情報と干渉することのない時刻同期要求が送信される機会があることになるため、時刻同期要求が収集装置へ到達する可能性を高めることができる。
(3)より好ましくは、前記各監視装置は、前記時刻同期要求の再送を周期的に行う。
このような構成により、時刻同期要求の再送周期の設定を行うことにより、時刻同期要求の再送タイミングを容易に調整することができる。
(4)より好ましくは、前記再送の周期は、前記送信周期が複数含まれる所定の同期期間内に少なくとも1回、前記再送タイミングが前記送信禁止期間に含まれるように設定される。
このような構成により、所定の複数の送信周期の中で、時刻同期要求が計測情報と確実に干渉しない機会を設けることができる。
(5)本発明の実施の形態に係る監視装置は、太陽電池パネルに関する計測を行う監視装置であって、時刻同期要求を送信する送信部と、現在時刻を含む時刻同期応答を受信する受信部と、前記受信部により受信された前記時刻同期応答に含まれる前記現在時刻に基づいて、自己の前記監視装置における現在時刻を設定する設定部とを備え、前記送信部は、自己の前記監視装置の識別情報に基づくタイミングで、前記時刻同期要求を送信する。
このような構成により、各監視装置から送信された時刻同期要求が互いに干渉することを防ぎ、収集装置へ到達する可能性を高めることができるため、監視装置と収集装置との間の時刻同期が確立する可能性を高めることができる。これにより、時刻同期の確立までに長時間を要することを防ぐことができる。したがって、各装置による太陽電池パネルに関する計測結果を収集する構成において、各装置間での時刻同期を早期に確立することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。また、以下に記載する実施の形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
<構成および基本動作>
[太陽光発電システムの構成]
図1は、本発明の実施の形態に係る太陽光発電システムの構成を示す図である。
図1を参照して、太陽光発電システム401は、4つの集電ユニット60と、PCS8とを備える。PCS8は、銅バー7と、電力変換部9とを含む。
図1では、4つの集電ユニット60を代表的に示しているが、さらに多数または少数の集電ユニット60が設けられてもよい。
図2は、本発明の実施の形態に係る集電ユニットの構成を示す図である。図2を参照して、集電ユニット60は、4つの太陽電池ユニット75と、銅バー72とを含む。
図2では、4つの太陽電池ユニット75を代表的に示しているが、さらに多数または少数の太陽電池ユニット75が設けられてもよい。
図3は、本発明の実施の形態に係る太陽電池ユニットの構成を示す図である。
図3を参照して、太陽電池ユニット75は、3つの太陽電池パネル78と、銅バー77とを含む。
図3では、3つの太陽電池パネル78を代表的に示しているが、さらに多数または少数の太陽電池パネル78が設けられてもよい。
太陽電池パネル78は、たとえば複数の太陽電池パネルが直列接続されたストリングである。なお、太陽電池パネル78は、複数の太陽電池パネルを含む構成に限らず、1つの太陽電池パネルを含む構成であってもよい。
太陽光発電システム401では、複数の太陽電池パネル78からの出力ライン1,5,2すなわち電力線がそれぞれPCS8に電気的に接続される。
より詳細には、太陽電池パネル78の出力ライン1は、太陽電池パネル78に接続された第1端と、銅バー77に接続された第2端とを有する。各出力ライン1は、銅バー77を介して出力ライン5に集約される。銅バー77は、たとえば筐体の一例である接続箱76の内部に設けられている。
太陽電池パネル78は、太陽光を受けると、受けた太陽光のエネルギーを直流電力に変換し、変換した直流電力を出力ライン1へ出力する。
図2および図3を参照して、出力ライン5は、対応の太陽電池ユニット75における銅バー77に接続された第1端と、銅バー72に接続された第2端とを有する。各出力ライン5は、銅バー72を介して出力ライン2に集約される。銅バー72は、たとえば筐体の一例である集電箱71の内部に設けられている。
再び図1を参照して、太陽光発電システム401では、上述のように複数の太陽電池パネル78からの各出力ライン1が出力ライン5に集約され、各出力ライン5が出力ライン2に集約され、各出力ライン2が電力変換装置の一例であるPCS8に電気的に接続される。
より詳細には、各出力ライン2は、対応の集電ユニット60における銅バー72に接続された第1端と、銅バー7に接続された第2端とを有する。PCS8において、内部ライン3は、銅バー7に接続された第1端と、電力変換部9に接続された第2端とを有する。
PCS8は、たとえば、コンテナ6の内部に設けられている。PCS8において、電力変換部9は、たとえば、各太陽電池パネル78において発電された直流電力を出力ライン1、銅バー77、出力ライン5、銅バー72、出力ライン2、銅バー7および内部ライン3経由で受けると、受けた直流電力を交流電力に変換して系統へ出力する。
[監視システムの構成]
図4は、本発明の実施の形態に係る監視システムの構成を示す図である。
図4を参照して、監視システム301は、複数の監視装置111と、収集装置101と、管理装置151とを備える。
図4では、1つの集電ユニット60に対応して設けられた4つの監視装置111を代表的に示しているが、さらに多数または少数の監視装置111が設けられてもよい。また、監視システム301は、1つの収集装置101を備えているが、複数の収集装置101を備えてもよい。
監視システム301は、太陽光発電システム401に用いられる。監視システム301では、子機である監視装置111におけるセンサの情報が、親機である収集装置101へ定期的または不定期に伝送される。
監視装置111は、たとえば集電ユニット60に設けられている。より詳細には、監視装置111は、4つの太陽電池ユニット75にそれぞれ対応して4つ設けられている。各監視装置111は、たとえば、対応の出力ライン5に電気的に接続されている。
監視装置111は、対応の太陽電池ユニット75における各出力ライン1の電流をセンサにより計測する。また、監視装置111は、対応の太陽電池ユニット75における出力ライン5の電圧をセンサにより計測する。
収集装置101は、たとえばPCS8の近傍に設けられている。より詳細には、収集装置101は、たとえば、コンテナ6の内部において、PCS8に対応して設けられ、信号線46を介して銅バー7に電気的に接続されている。なお、収集装置101は、コンテナ6の外部に設けられてもよい。
監視装置111および収集装置101は、出力ライン2,5を介して電力線通信(PLC:Power Line Communication)を行うことにより情報の送受信を行う。
より詳細には、各監視装置111は、対応の出力ラインの電流および電圧の計測結果、ならびに自己の通信用の識別情報である通信用識別情報(以下、「通信用ID(Identification)」と称する。)を収集装置101に通知する。収集装置101は、たとえば、各監視装置111から通知された計測結果および通信用IDの組を収集し、収集した計測結果および通信用IDの複数の組を管理装置151に通知する。
管理装置151は、たとえば、各監視装置111による所定期間の計測結果を比較することにより、各監視装置111に対応する太陽電池ユニット75の故障等を検知する。このため、複数の監視装置111間で時刻が同期している必要があり、たとえば、収集装置101の時刻を基準として各監視装置111間での時刻同期がとられる。
より詳細には、たとえば、監視装置111は、太陽電池パネル78からの供給電力を受けて起動すると、収集装置101における現在時刻の通知を受けるための時刻同期要求Rqを収集装置101へ送信する。
収集装置101は、監視装置111から送信された時刻同期要求Rqを受信して、たとえば自己のカウンタのカウント値を確認することにより現在時刻を取得する。そして、収集装置101は、取得した現在時刻を含む時刻同期応答Rsを、時刻同期要求Rqの送信元である監視装置111へ送信する。
監視装置111は、収集装置101から送信された時刻同期応答Rsを受信して、当該時刻同期応答Rsに含まれる現在時刻に基づいて、たとえば現在時刻を示す自己のカウンタのカウント値を設定する。各監視装置111がこのような現在時刻の設定を行うことにより、複数の監視装置111間の時刻が同期する。
[監視装置]
(全体概要)
図5は、本発明の実施の形態に係る監視装置の構成を示す図である。図5では、出力ライン1、出力ライン5、銅バー77および銅バー72がより詳細に示されている。
図5を参照して、出力ライン1は、プラス側出力ライン1pと、マイナス側出力ライン1nとを含む。出力ライン5は、プラス側出力ライン5pと、マイナス側出力ライン5nとを含む。
銅バー77は、プラス側銅バー77pと、マイナス側銅バー77nとを含む。銅バー72は、プラス側出力ライン5pおよびマイナス側出力ライン5nにそれぞれ対応して、プラス側銅バー72pおよびマイナス側銅バー72nを含む。
プラス側出力ライン1pは、対応の太陽電池パネル78に接続された第1端と、プラス側銅バー77pに接続された第2端とを有する。マイナス側出力ライン1nは、対応の太陽電池パネル78に接続された第1端と、マイナス側銅バー77nに接続された第2端とを有する。
プラス側出力ライン5pは、プラス側銅バー77pに接続された第1端と、集電箱71におけるプラス側銅バー72pに接続された第2端とを有する。マイナス側出力ライン5nは、マイナス側銅バー77nに接続された第1端と、集電箱71におけるマイナス側銅バー72nに接続された第2端とを有する。
監視装置111は、検出部11と、3つの電流センサ16と、電圧センサ17と、通信部(受信部および送信部)14とを備える。なお、監視装置111は、出力ライン1の数に応じて、さらに多数または少数の電流センサ16を備えてもよい。
監視装置111は、たとえば、太陽電池パネル78の近傍に設けられている。具体的には、監視装置111は、たとえば、計測対象の出力ライン1が接続された銅バー77が設けられた接続箱76の内部に収容されている。なお、監視装置111は、接続箱76の外部に設けられてもよい。
監視装置111は、たとえば、プラス側出力ライン5pおよびマイナス側出力ライン5nとそれぞれプラス側電源線26pおよびマイナス側電源線26nを介して電気的に接続されている。
(時刻同期要求の送信)
図6は、本発明の実施の形態に係る監視装置の構成を詳細に示す図である。
図6を参照して、監視装置111は、検出部11、3つの電流センサ16、電圧センサ17および通信部14に加えて、さらに、処理部(設定部)12と、カウンタ13と、記憶部15と、DC/DCコンバータ19とを備える。
監視装置111における各回路は、出力ライン5から供給される太陽電池パネル78の出力電圧を電源電圧として用いて動作する。
より詳細には、DC/DCコンバータ19は、マイナス側出力ライン5nおよびプラス側出力ライン5pからマイナス側電源線26nおよびプラス側電源線26pをそれぞれ介して受ける太陽電池パネル78の直流電圧を昇圧または降圧し、直流電圧Vcを生成する。そして、DC/DCコンバータ19は、生成した直流電圧Vcを、監視装置111における各回路へ出力する。
通信部14は、出力ライン5および電源線26等を介した電力線通信により情報の送受信を行う。
カウンタ13は、たとえば、水晶振動子を用いた発振回路等により生成されるクロックパルスをカウントし、カウント値を保持する。上述のように、このカウント値が、たとえば自己の監視装置111における現在時刻を示す。
記憶部15には、たとえば、自己の監視装置111の通信用IDが保存されている。監視装置111の通信用IDは、管理者が監視装置111に対して事前に入力したID、または収集装置101が監視装置111に対して事前に通知したIDである。
通信用IDは、たとえば、ネットワークIDおよびノードIDを含む。センサの計測結果を示す計測情報Meの送信先が同一の収集装置101である複数の監視装置111には、それぞれ、当該収集装置101と共通のネットワークIDが付され、かつ互いに異なるノードIDが付される。
処理部12は、たとえば、太陽電池パネル78が発電を開始して各監視装置111が起動すると、記憶部15に保存されているノードIDを用いて、自己の監視装置111の起動タイミングから時刻同期要求Rqの送信タイミングまでの待機時間Tを算出する。
そして、処理部12は、カウンタ13のカウント値を監視し、起動タイミングから待機時間Tが経過したタイミングにおいて、時刻同期要求Rqを通信部14へ出力する。通信部14は、処理部12から受けた時刻同期要求Rqを、電源線26、出力ライン5,2および信号線46を介して収集装置101へ送信する。
(a)具体例1
図7は、本発明の実施の形態に係る各監視装置から送信される時刻同期要求の送信タイミングの例1を示す図である。
ここでは、記憶部15には、たとえば、通信用IDに加えて、さらに、待機時間Tの最大値Tm、および監視システム301に配置可能な監視装置111の最大個数nが保存されている。また、図7に示すように、監視システム301における各監視装置111のノードIDが、「1」〜「n」であるとする。
各監視装置111における処理部12は、たとえば、自己の監視装置111における記憶部15に保存されているノードID、待機時間Tの最大値Tm、および監視装置111の最大個数nを用いて、各監視装置111における時刻同期要求Rqの送信タイミングがTm/nずつシフトするように待機時間Tを算出する。
たとえば、ノードIDが「1」である監視装置111(ID1)における処理部12により算出される待機時間TがT1であり、ノードIDが「2」である監視装置111(ID2)における処理部12により算出される待機時間TがT2であり、ノードIDが「n」である監視装置111(IDn)における処理部12により算出される待機時間TがTnであるとする。
この場合、たとえば、待機時間T1=Tm/nとなり、待機時間T2=(Tm/n)×2となり、待機時間Tn=(Tm/n)×n=Tmとなる。
そして、時刻t0において各監視装置111が起動すると、監視装置111(ID1)は、時刻t0から待機時間T1が経過したタイミングにおいて時刻同期要求Rqを収集装置101へ送信する。また、監視装置111(ID2)は、時刻t0から待機時間T2が経過したタイミングにおいて時刻同期要求Rqを収集装置101へ送信する。また、監視装置111(IDn)は、時刻t0から待機時間Tnが経過したタイミングにおいて時刻同期要求Rqを収集装置101へ送信する。
収集装置101は、監視装置111から送信された時刻同期要求Rqを受信して、現在時刻を含む時刻同期応答Rsを、時刻同期要求Rqの送信元である監視装置111へ送信する。
(b)具体例2
図8は、本発明の実施の形態に係る各監視装置から送信される時刻同期要求の送信タイミングの例2を示す図である。図8では、収集装置101からの時刻同期応答Rsの送信タイミングを図示していない。
ここでは、監視システム301が備える監視装置111の個数が最大個数nよりも少ないk(<n)であり、各監視装置111のノードIDが「1」〜「k」であるとする。
各監視装置111における処理部12は、たとえば、自己の監視装置111における記憶部15に保存されているノードID、待機時間Tの最大値Tm、および監視装置111の最大個数nを用いて、各監視装置111における時刻同期要求Rqの送信タイミングが(Tm/n)×2ずつシフトするように待機時間Tを算出する。
より詳細には、各監視装置111における処理部12は、自己の監視装置111のノードID「x」(xは、1以上かつk以下の整数)が偶数である場合、待機時間Tx=(Tm/n)×xを算出する。
また、各監視装置111における処理部12は、たとえば、自己の監視装置111のノードID「x」が奇数である場合、待機時間Tx=Tm−(Tm/n)×xを算出する。
すなわち、図8を参照して、ノードID「1」の監視装置111(ID1)における処理部12により算出される待機時間T1は、T1=Tm−(Tm/n)となる。また、ノードID「2」の監視装置111(ID2)における処理部12により算出される待機時間T2は、T2=(Tm/n)×2となる。
また、ノードID「3」の監視装置111(ID3)における処理部12により算出される待機時間T3は、T3=Tm−(Tm/n)×3となる。また、ノードID「4」の監視装置111(ID4)における処理部12により算出される待機時間T4は、T4=(Tm/n)×4となる。
なお、各監視装置111における処理部12は、上述した算出方法以外の他の算出方法によって待機時間Tを算出してもよい。
たとえば、監視システム301が備える監視装置111の個数が最大個数nよりも少ないk(<n)である場合、上述した「具体例1」のように、各監視装置111における処理部12は、各監視装置111の送信タイミングがTm/kずつシフトするように待機時間Tを算出してもよい。すなわち、処理部12は、自己の監視装置111のノードIDが「x」である場合、待機時間Tとして、T=(Tm/k)×xを算出してもよい。
また、各監視装置111における処理部12は、自己の監視装置111のノードIDに限らず、他の固有な識別情報を用いて待機時間Tを算出してもよい。
また、上述した各監視装置111における処理部12は、自己の監視装置111が起動したタイミングから待機時間Tが経過したタイミングにおいて時刻同期要求Rqの送信を行うが、このような構成に限定されず、たとえば、収集装置101からブロードキャストされた所定の情報を受信したタイミングから待機時間Tが経過したタイミングにおいて時刻同期要求Rqの送信を行う構成であってもよい。
具体的には、管理者が収集装置101に対して所定の操作を行った場合、収集装置101は、時刻設定要求Rqをブロードキャストする。そして、各監視装置111は、収集装置101からブロードキャストされた時刻設定要求Rqを受信すると、待機時間Tの算出を行い、時刻設定要求Rqを受信したタイミングから待機時間Tが経過したタイミングにおいて時刻同期要求Rqを収集装置101へ送信する。
(現在時刻の設定)
再び図6を参照して、処理部12は、収集装置101から送信された時刻同期応答Rsを、通信部14経由で受信する。そして、処理部12は、受信した時刻同期応答Rsに含まれる現在時刻に基づいて、カウンタ13のカウント値を新たに設定することにより、自己の監視装置111における現在時刻の設定を行う。
図9は、本発明の実施の形態に係る監視装置における現在時刻の設定方法を説明するための図である。
図9を参照して、まず、監視装置111における処理部12が、カウンタ13が時刻tsを示すタイミングにおいて、時刻同期要求Rqを収集装置101へ送信する。そして、収集装置101は、監視装置111から送信された時刻同期要求Rqを受信すると、たとえば自己のカウンタのカウント値を確認することにより、現在時刻tcを取得する。
次に、収集装置101は、取得した現在時刻tcを含む時刻同期応答Rsを、時刻同期要求Rqの送信元である監視装置111へ送信する。
次に、監視装置111における処理部12は、カウンタ13が時刻trを示すタイミングにおいて、収集装置101から送信された時刻同期応答Rsを受信すると、たとえば、時刻同期要求Rqを送信した時刻ts、受信した時刻同期応答Rsに含まれる現在時刻tc、および時刻同期応答Rsを受信した時刻trを用いて、カウンタ13のカウント値を新たに設定する。
より詳細には、監視装置111から収集装置101への時刻同期要求Rqの伝送時間と、収集装置101から監視装置111への時刻同期応答Rsの伝送時間とが等しい場合、監視装置111におけるカウンタ13のカウント値と、収集装置101におけるカウンタのカウント値との差tdは、td=tc−(ts+tr)/2となる。
また、変更前のカウント値がtbであり、変更後のカウント値がtaであるとすると、ta=tb+tdとなる。このため、処理部12が、カウンタ13の現在のカウント値tbをカウント値taに変更することにより、監視装置111と収集装置101との間で時刻を同期させることができる。
なお、監視装置111が時刻同期要求Rqを送信したタイミングである時刻tsから時刻同期応答Rsを受信するまでのタイミングである時刻trまでの期間において、たとえば、複数の監視装置111からそれぞれ送信された信号同士が干渉したり、監視装置111と収集装置101との間の通信障害が生じたりすることがある。このような場合、時刻trにおいて監視装置111により受信された時刻同期応答Rsに基づく変更後のカウント値は、精度が十分ではない可能性がある。
このため、処理部12は、たとえば、時刻trから時刻tsまでの間隔を確認し、当該間隔が所定値Th以上である場合、上述のようなカウント値の変更を行わない構成であってもよい。
(計測結果の通知)
再び図6を参照して、処理部12は、カウンタ13のカウント値を変更することにより自己の監視装置111と収集装置101との間の時刻同期を確立させると、電流センサ16および電圧センサ17の計測結果を示す計測情報Meを通信部14経由で収集装置101へ送信する。
より詳細には、計測情報Meの周期的な送信期間が設定されており、送信期間の一部の期間である送信可能期間において計測情報Meの送信が許可されている。各監視装置111における処理部12は、送信可能期間において、互いに異なるタイミングで計測情報Meの送信を行う。
記憶部15には、通信用IDに加えて、さらに、後述する計測情報パケットの宛先装置のID(以下、宛先IDとも称する。)、および計測情報パケットの送信タイミングを算出するための期間情報が保存されている。この例では、宛先装置のIDは、収集装置101のIDである。また、送信タイミングは、たとえば、送信可能期間において、監視システム301における他の監視装置111の送信タイミングと重ならないように設定されている。
期間情報は、たとえば、基準時刻ts0、送信可能期間の長さLp、送信可能期間の到来する周期Tpd、および送信可能期間の開始タイミングから計測情報Meの送信タイミングまでの時間Taを含む。Taは、たとえば、監視装置111ごとに異なる値が設定されている。
送信可能期間の開始タイミングは、たとえば、ts0+Tpd×Knを算出することにより求められる。ここで、Knはゼロ以上の整数である。また、計測情報Meの送信タイミングは、(ts0+Tpd×Kn)+Taを算出することにより求められる。
処理部12は、自己の監視装置111と収集装置101との間の時刻同期を確立させると、記憶部15における期間情報に基づいて計測情報Meの送信タイミングを算出する。そして、処理部12は、カウンタ13のカウント値を監視し、算出した送信タイミングの所定時間前になると、計測命令を検出部11へ出力する。
3つの電流センサ16は、複数の太陽電池パネル78のそれぞれに対応するマイナス側出力ライン1nの電流を計測し、計測結果を示す計測信号を検出部11へ出力する。なお、電流センサ16は、プラス側出力ライン1pを通して流れる電流を計測してもよい。
電圧センサ17は、出力ライン5の電圧を計測し、計測結果を示す計測信号を検出部11へ出力する。
検出部11は、たとえば、処理部12から計測命令を受けると、受けた計測命令に従って、各電流センサ16および電圧センサ17から受けた各計測信号に対して平均化およびフィルタリング等の信号処理を行った信号をデジタル信号に変換し、変換したデジタル信号を計測命令の応答として処理部12へ出力する。
処理部12は、対応の太陽電池パネル78に関する計測結果を示す計測情報Meを作成する。より詳細には、処理部12は、検出部11から受けた各デジタル信号の示す計測結果と、対応の電流センサ16のID、電圧センサ17のID、および自己の監視装置111の通信用IDとを含む計測情報Meを作成する。
処理部12は、計測情報Meの送信タイミングが到来すると、記憶部15から宛先IDを取得し、送信先IDが宛先IDであり、データ部分が計測情報Meである計測情報パケットを作成する。そして、処理部12は、作成した計測情報パケットを、周期Tpdの間隔で通信部14を介して収集装置101へ送信する。
なお、処理部12は、送信可能期間に含まれるタイミングにおいて計測情報Meを送信すればよく、計測情報Meを周期的に送信しなくてもよい。
(時刻同期要求の再送)
処理部12は、たとえば、時刻同期要求Rqの送信タイミングである時刻tsから時刻同期応答Rsの受信タイミングである時刻trまでの長さが所定値Th以上である場合、または時刻同期要求Rqの送信後の所定時間以内に時刻同期応答Rsを受信しなかった場合、時刻同期要求Rqの再送を行う。
ここで、ある監視装置111による時刻同期要求Rqの再送が行われる期間と、他の監視装置111による計測情報Meの送信が行われる期間とが重なる場合、これら複数の監視装置111からそれぞれ送信された信号同士が干渉することがある。このため、処理部12による時刻同期要求Rqの再送タイミングは、他の監視装置111による計測情報Meの送信が行われない期間に含まれるように設定されている。
図10は、本発明の実施の形態に係る各監視装置からの計測情報の送信タイミング、および時刻同期要求の再送タイミングの例を示す図である。
図10を参照して、上述した計測情報Meの送信可能期間の到来する周期Tpdは、送信可能期間の長さLpよりも大きい値に設定されている。すなわち、周期Tpdにおいて、各監視装置111による計測情報Meの送信が行われない期間である送信禁止期間が設けられている。
処理部12は、たとえば、自己の監視装置111と収集装置101との時刻同期が確立するまで、時刻同期要求Rqの再送を周期的に行う。時刻同期要求Rqの再送間隔である再送周期をTrdとすると、再送周期Trdは、送信禁止期間の長さLst、および計測情報Meの送信周期Tpdに基づいて設定される。
たとえば、時刻同期要求Rqの再送周期Trdは、計測情報Meの送信周期Tpdが複数含まれる所定の同期期間Tsp内において少なくとも1回、時刻同期要求Rqの再送タイミングが送信禁止期間に含まれるように設定されている。
具体的には、監視システム301に設けられている各監視装置111のノードIDが、「1」〜「n」であるとする。また、ノードIDが「x」(xは、1以上かつk以下の整数)である監視装置111(IDx)は収集装置101との時刻同期が確立しておらず、他の監視装置111は収集装置101との時刻同期が確立しているとする。
また、計測情報Meの送信周期Tpdが1分であり、送信可能期間の長さLpが45秒であり、送信禁止期間の長さLstが15秒であるように設定されているとする。さらに、同期期間Tspの長さが3分であり、時刻同期要求Rqの再送周期Trdが45秒に設定されているとする。
この場合、ノードIDが「x」である監視装置111(IDx)による時刻同期要求Rqの再送タイミングは、同期期間Tspにおいて4回到来し、これら4回のうちの1回は計測情報Meの送信禁止期間に含まれることになる。
送信禁止期間に含まれるタイミングにおいて監視装置111(IDx)から送信される時刻同期要求Rqは、他の監視装置111から送信される計測情報Meと干渉することがないため、収集装置101へ到達する可能性が高くなる。この結果、監視装置111(IDx)と収集装置101との間の時刻同期が確立する可能性を高めることができる。
なお、時刻同期要求Rqの再送タイミングは、図10に示すような送信禁止期間に含まれるような設定に限らず、送信禁止期間に含まれないように設定されてもよい。また、時刻同期要求Rqの再送タイミングは、周期的なタイミングに設定されなくてもよい。
また、時刻同期要求Rqの複数回の再送タイミングがいずれも複数回の送信禁止期間にそれぞれ含まれるような設定がなされてもよい。この場合、同期期間Tspと計測情報Meの送信周期Tpdとが一致する。
ところで、特許文献1に記載のシステムのような太陽光発電用監視システムでは、複数の計測装置が設けられ、各計測装置が自己に対応する太陽電池パネルの計測を行う。そして、各計測装置による所定期間の計測データを比較すれば、太陽電池パネルの故障等を検知することができる。この場合、複数の計測装置間で時刻の同期を行うため、各計測装置と管理装置との間で時刻に関する情報の送受信が行われることにより、各計測装置と管理装置との間で時刻同期処理が行われる。
このような時刻同期処理は、たとえば各計測装置の起動後に行われるが、各計測装置は太陽電池パネルからの供給電力を受けてほぼ同一のタイミングで起動する場合が多く、この場合、各計測装置から管理装置へ送信される信号同士が干渉してしまう。このような場合、全ての計測装置おいて管理装置との時刻同期処理が完了するまでには長時間を要する可能性が高くなる。
これに対して、本発明の実施の形態に係る監視システム301では、1または複数の監視装置111は、太陽電池パネル78に関する計測を行う。また、各監視装置111は、時刻同期要求Rqを収集装置101へ送信する。そして、収集装置101は、各監視装置111から送信された時刻同期要求Rqを受信して、現在時刻を含む時刻同期応答Rsを各監視装置111へ送信する。そして、各監視装置111は、収集装置101から送信された時刻同期応答Rsを受信して、時刻同期応答Rsに含まれる現在時刻に基づいて自己の現在時刻を設定する。また、各監視装置111は、自己のノードIDに基づくタイミングで、時刻同期要求Rqを収集装置101へ送信する。
このような構成により、各監視装置111から送信された時刻同期要求Rqが互いに干渉することを防ぎ、収集装置101へ到達する可能性を高めることができるため、監視装置111と収集装置101との間の時刻同期が確立する可能性を高めることができる。これにより、時刻同期の確立までに長時間を要することを防ぐことができる。したがって、各装置による太陽電池パネル78に関する計測結果を収集する構成において、各装置間での時刻同期を早期に確立することができる。
また、本発明の実施の形態に係る監視システム301では、各監視装置111は、計測の結果を示す計測情報Meを収集装置101へ送信する。また、計測情報Meの周期的な送信期間が設定されており、送信期間の一部の期間である送信可能期間において、各監視装置111からの計測情報Meの送信が許可されている。また、監視装置111は、時刻同期要求Rqの再送が可能であり、監視装置111による時刻同期要求Rqの1または複数の再送タイミングが、送信可能期間以外の期間である送信禁止期間に含まれるように設定される。
このような構成により、計測情報Meと干渉することのない時刻同期要求Rqが送信される機会があることになるため、時刻同期要求Rqが収集装置101へ到達する可能性を高めることができる。
また、本発明の実施の形態に係る監視システム301では、各監視装置111は、時刻同期要求Rqの再送を周期的に行う。
このような構成により、時刻同期要求Rqの再送周期Trdの設定を行うことにより、時刻同期要求Rqの再送タイミングを容易に調整することができる。
また、本発明の実施の形態に係る監視システム301では、時刻同期要求Rqの再送周期Trdは、計測情報Meの送信周期Tpdが複数含まれる所定の同期期間Tsp内に少なくとも1回、時刻同期要求Rqの再送タイミングが送信禁止期間に含まれるように設定される。
このような構成により、所定の複数の送信周期の中で、時刻同期要求Rqが計測情報Meと確実に干渉しない機会を設けることができる。
また、本発明の実施の形態に係る監視装置111は、太陽電池パネル78に関する計測を行う。通信部14は、時刻同期要求Rqを送信し、現在時刻を含む時刻同期応答Rsを受信する。そして、処理部12は、通信部14により受信された時刻同期応答Rsに含まれる現在時刻に基づいて、自己の監視装置111における現在時刻を設定する。また、通信部14は、自己の監視装置111のノードIDに基づくタイミングで、時刻同期要求Rqを送信する。
このような構成により、各監視装置111から送信された時刻同期要求Rqが互いに干渉することを防ぎ、収集装置101へ到達する可能性を高めることができるため、監視装置111と収集装置101との間の時刻同期が確立する可能性を高めることができる。これにより、時刻同期の確立までに長時間を要することを防ぐことができる。したがって、各装置による太陽電池パネル78に関する計測結果を収集する構成において、各装置間での時刻同期を早期に確立することができる。
上記実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
以上の説明は、以下に付記する特徴を含む。
[付記1]
太陽電池パネルに関する計測を行う1または複数の監視装置と、
収集装置とを備え、
各前記監視装置は、時刻同期要求を前記収集装置へ送信し、
前記収集装置は、前記各監視装置から送信された前記時刻同期要求を受信して、現在時刻を含む時刻同期応答を前記各監視装置へ送信し、
前記各監視装置は、前記収集装置から送信された前記時刻同期応答を受信して、前記時刻同期応答に含まれる前記現在時刻に基づいて自己の現在時刻を設定し、
前記各監視装置は、自己の識別情報に基づくタイミングで、前記時刻同期要求を前記収集装置へ送信し、
前記監視装置は、前記太陽電池パネルからの供給電力を受けて起動すると、自己のノードID(Identification)を用いて、自己の起動タイミングから前記時刻同期要求の送信タイミングまでの待機時間を算出し、前記起動タイミングから前記待機時間が経過したタイミングにおいて、前記時刻同期要求を前記収集装置へ送信する、監視システム。
[付記2]
太陽電池パネルに関する計測を行う監視装置であって、
時刻同期要求を送信する送信部と、
現在時刻を含む時刻同期応答を受信する受信部と、
前記受信部により受信された前記時刻同期応答に含まれる前記現在時刻に基づいて、自己の前記監視装置における現在時刻を設定する設定部とを備え、
前記送信部は、自己の前記監視装置の識別情報に基づくタイミングで、前記時刻同期要求を送信し、
さらに、自己の前記監視装置のノードID(Identification)を記憶する記憶部を備え、
前記設定部は、自己の前記監視装置が前記太陽電池パネルからの供給電力を受けて起動すると、前記記憶部に記憶されている前記ノードIDを用いて、自己の前記監視装置の起動タイミングから前記時刻同期要求の送信タイミングまでの待機時間を算出し、
前記送信部は、前記起動タイミングから、前記設定部により算出された前記待機時間が経過したタイミングにおいて、前記時刻同期要求を送信する、監視装置。
1,2,5 出力ライン
3 内部ライン
6 コンテナ
7 銅バー
8 PCS
9 電力変換部
11 検出部
12 処理部(設定部)
13 カウンタ
14 通信部(受信部および送信部)
15 記憶部
16 電流センサ
17 電圧センサ
19 DC/DCコンバータ
26 電源線
46 信号線
60 集電ユニット
71 集電箱
72 銅バー
75 太陽電池ユニット
76 接続箱
77 銅バー
78 太陽電池パネル
101 収集装置
111 監視装置
151 管理装置
301 監視システム
401 太陽光発電システム

Claims (5)

  1. 太陽電池パネルに関する計測を行う1または複数の監視装置と、
    収集装置とを備え、
    各前記監視装置は、時刻同期要求を前記収集装置へ送信し、
    前記収集装置は、前記各監視装置から送信された前記時刻同期要求を受信して、現在時刻を含む時刻同期応答を前記各監視装置へ送信し、
    前記各監視装置は、前記収集装置から送信された前記時刻同期応答を受信して、前記時刻同期応答に含まれる前記現在時刻に基づいて自己の現在時刻を設定し、
    前記各監視装置は、自己の識別情報に基づくタイミングで、前記時刻同期要求を前記収集装置へ送信する、監視システム。
  2. 前記各監視装置は、前記計測の結果を示す計測情報を前記収集装置へ送信し、
    前記計測情報の周期的な送信期間が設定されており、前記送信期間の一部の期間である送信可能期間において、前記各監視装置からの前記計測情報の送信が許可され、
    前記監視装置は、前記時刻同期要求の再送が可能であり、
    前記監視装置による前記時刻同期要求の1または複数の再送タイミングが、前記送信可能期間以外の期間である送信禁止期間に含まれるように設定される、請求項1に記載の監視システム。
  3. 前記各監視装置は、前記時刻同期要求の再送を周期的に行う、請求項2に記載の監視システム。
  4. 前記再送の周期は、前記送信周期が複数含まれる所定の同期期間内に少なくとも1回、前記再送タイミングが前記送信禁止期間に含まれるように設定される、請求項3に記載の監視システム。
  5. 太陽電池パネルに関する計測を行う監視装置であって、
    時刻同期要求を送信する送信部と、
    現在時刻を含む時刻同期応答を受信する受信部と、
    前記受信部により受信された前記時刻同期応答に含まれる前記現在時刻に基づいて、自己の前記監視装置における現在時刻を設定する設定部とを備え、
    前記送信部は、自己の前記監視装置の識別情報に基づくタイミングで、前記時刻同期要求を送信する、監視装置。
JP2016241387A 2016-12-13 2016-12-13 監視システムおよび監視装置 Active JP6737162B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016241387A JP6737162B2 (ja) 2016-12-13 2016-12-13 監視システムおよび監視装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016241387A JP6737162B2 (ja) 2016-12-13 2016-12-13 監視システムおよび監視装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018098902A JP2018098902A (ja) 2018-06-21
JP6737162B2 true JP6737162B2 (ja) 2020-08-05

Family

ID=62633937

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016241387A Active JP6737162B2 (ja) 2016-12-13 2016-12-13 監視システムおよび監視装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6737162B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019217205A (ja) * 2018-06-22 2019-12-26 東芝ライフスタイル株式会社 電気掃除装置
JPWO2020095553A1 (ja) * 2018-11-06 2021-09-24 住友電気工業株式会社 監視システム、収集制御装置、監視装置、監視方法および収集制御方法
WO2020188703A1 (ja) * 2019-03-18 2020-09-24 三菱電機株式会社 時刻同期装置、通信システム、時刻同期方法および時刻同期プログラム

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06343235A (ja) * 1993-05-28 1994-12-13 Toshiba Corp 監視制御装置
JP2004158965A (ja) * 2002-11-05 2004-06-03 Tokyo Electric Power Co Inc:The 集中制御を含むプロトコルを用いた集中制御方法
JP4367090B2 (ja) * 2003-10-31 2009-11-18 日本電気株式会社 観測結果通信端末および情報収集システム
US20120163279A1 (en) * 2010-07-07 2012-06-28 Xuan Mai Tran Communication apparatus, communication terminal apparatus, communication system, and communication method
JP5757122B2 (ja) * 2011-03-25 2015-07-29 住友電気工業株式会社 太陽光発電用監視システム
JP6181211B2 (ja) * 2014-01-20 2017-08-16 日立オートモティブシステムズ株式会社 電源制御システム及び電源制御装置
JP2016019200A (ja) * 2014-07-10 2016-02-01 ローム株式会社 センサノード通信端末、ホスト通信端末および無線センサネットワークシステム
US10070402B2 (en) * 2014-12-08 2018-09-04 Eaton Intelligent Power Limited Adaptive, predictive synchronization for reducing connection establishment delays in ad-hoc frequency hopping spread spectrum networks
CN105515207B (zh) * 2016-02-17 2018-04-13 阳光电源股份有限公司 一种电池板监控系统的数据上传方法及该电池板监控系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018098902A (ja) 2018-06-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6737162B2 (ja) 監視システムおよび監視装置
JP6264131B2 (ja) 太陽光発電用監視システム及びその通信方法
WO2015005071A1 (ja) センサ情報処理装置、センサ情報処理方法およびセンサ情報処理プログラム
WO2010042533A2 (en) Photovoltaic module performance monitoring system and devices
CN102170347B (zh) 同步信号检测装置
CN1489819A (zh) 电力网保护系统
JP2012204571A (ja) 発電システム監視装置およびコンピュータプログラム
JP2004173123A (ja) 計測情報送信装置及び多点計測情報収集システム
US20180067218A1 (en) Observation system and observation method
US7782766B2 (en) Data collection system and data collection method
JP2016517232A (ja) データ処理方法、コーディネータ、及びノードデバイス
JP2015132998A (ja) 自動検針システム
TW201203898A (en) Communication device, communication method, and integrated circuit
US9398614B2 (en) Data collection system, data collection device, wireless communication device, and communication method for collecting data
CN101888709B (zh) 一种无线传感器系统以及无线传感器装置
US9134359B2 (en) Power generating component connectivity testing
JP6642730B2 (ja) 判定装置および監視装置
CN207883111U (zh) 一种具有多路径冗余组网功能的防爆型无线检测系统
TWI706141B (zh) 停電測出系統
JP2015226288A (ja) 通信システム、太陽光発電用監視システム、通信方法、及びコンピュータプログラム
JP6696396B2 (ja) 親機および監視システム
US7802150B2 (en) Ensuring maximum reaction times in complex or distributed safe and/or nonsafe systems
JP5370078B2 (ja) 無線検針装置
JP2018113747A (ja) 監視システム、監視装置および収集装置
CN110366240A (zh) 无线传感器网络高精度同步触发方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200529

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200616

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200629

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6737162

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250