JP2018112533A - 計測装置、情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム - Google Patents

計測装置、情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2018112533A
JP2018112533A JP2017004615A JP2017004615A JP2018112533A JP 2018112533 A JP2018112533 A JP 2018112533A JP 2017004615 A JP2017004615 A JP 2017004615A JP 2017004615 A JP2017004615 A JP 2017004615A JP 2018112533 A JP2018112533 A JP 2018112533A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
logical expression
logical
allowable range
measurement
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017004615A
Other languages
English (en)
Inventor
幸恵 黒木
Yukie Kuroki
幸恵 黒木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2017004615A priority Critical patent/JP2018112533A/ja
Publication of JP2018112533A publication Critical patent/JP2018112533A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)

Abstract

【課題】物体を評価するのに利便性の点で有利な計測装置を提供する。【解決手段】計測装置は、物体の複数種類の特性を計測する計測部と、前記複数種類の特性の各々が許容範囲内にあるか判定を行い、前記判定の結果を論理変数とする論理式に基づいて、前記物体の評価を行う処理部と、ユーザによる入力に基づいて前記論理式を設定する論理式設定部とを含む。【選択図】図4

Description

本発明は、計測装置、情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムに関する。
印刷面や塗装面、製品外面などの面の評価は、当該面の反射特性を示す複数種類の指標値に基づいて行われる。当該複数種類の指標値は、JISやISOで規定されており、例えば鏡面光沢度、ヘイズ、DOI(Distinctness of Image)、写像性などを含みうる。特許文献1には、上記のような反射特性を示す複数種類の指標値を計測する計測装置が提案されている。
特開2014−126408号公報
従来の計測装置では、計測した物体の複数種類の特性を表示するだけであり、ユーザは、表示された複数種類の特性を参照しながら物体の評価を行っていた。しかしながら、ユーザは、複数種類の特性を参照するだけでは、それらの特性が、当該物体について要求される許容範囲にそれぞれ収まっているのか否かを一見して判断することができず、物体の評価を容易に且つ迅速に行うことが困難であった。
そこで、本発明は、物体を評価するのに利便性の点で有利な計測装置を提供することを例示的目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一側面としての計測装置は、物体の複数種類の特性を計測する計測部と、前記複数種類の特性の各々が許容範囲内にあるか判定を行い、前記判定の結果を論理変数とする論理式に基づいて、前記物体の評価を行う処理部と、ユーザによる入力に基づいて前記論理式を設定する論理式設定部と、を含むことを特徴とする。
本発明の更なる目的又はその他の側面は、以下、添付図面を参照して説明される好ましい実施形態によって明らかにされるであろう。
本発明によれば、例えば、物体を評価するのに利便性の点で有利な計測装置を提供することができる。
計測システムの外観図である。 計測システムの構成を示すブロック図である。 計測部の構成を示す図である。 複数の計測結果の一覧が表示される画面の一例を示す図である。 許容範囲を設定する際に表示される画面を示す図である。 ヒストグラムが表示された画面を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施の形態について説明する。なお、各図において、同一の部材ないし要素については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
<第1実施形態>
本発明に係る計測システム100(計測装置)の構成について、図1および図2を参照しながら説明する。図1は、本実施形態の計測システム100の外観図であり、図2は、計測システム100の構成を示すブロック図である。計測システム100は、例えば、計測装置10と情報処理装置18(コンピュータ)とを含みうる。情報処理装置18は、例えば、CPU等を有する処理部18aと、メモリ等を有する記憶部18bと、計測装置10で得られた計測結果を出力する出力部18cと、マウスやキーボード等を有する入力部18dと、通信I/F18eを含みうる。情報処理装置18は、無線やケーブルにより通信I/F18eを介して計測装置10(制御部15)と接続され、計測装置10で計測された計測結果(反射特性)を取得しうる。また、本実施形態の情報処理装置18は、LCDなどの表示部18f(ディスプレイ)を有し、出力部18cは、計測装置10で得られた計測結果を表示部18fに表示させる表示制御部としても機能しうる。
計測装置10は、例えば、計測部12、出力部13、入力部14(操作部)および制御部15を含み、物体(被計測物)の特性を計測する。本実施形態では、計測装置10が、物体の特性として、当該物体の被計測面20の反射特性を計測する例について説明するが、計測装置10が計測する物体の特性は、被計測面20の反射特性に限られるものではない。計測部12は、筐体11の内部(筐体内)に設けられており、筐体11により外光を遮断した状態で、筐体11の下面に設けられた開口部を介して被計測面20の反射特性を示す複数種類の指標値(物体の複数種類の特性)を計測する。本実施形態の出力部13は、筐体の上面に設けられたLCDなどの表示部13a(ディスプレイ)に被計測面の反射特性などを表示させる表示制御部として機能しうる。入力部14は、筐体11の上面に設けられた複数のボタン14aを介して、ユーザからの各種設定を受け付ける。本実施形態の入力部14は、複数のボタン14aを有するが、それに限られず、例えば、筐体11の上面に設けられた表示部13a(ディスプレイ)をタッチパネル式とし、当該タッチパネル式の表示部13aを含んでもよい。制御部15は、例えば、CPU等を有する処理部15aと、メモリ等を有する記憶部15bとを含み、計測部12、出力部13および入力部14を制御する。また、計測装置10には、電源ボタン16および通信I/F17(USBポート)が筐体11(の側面)に設けられうる。
ここで、本実施形態において、反射特性を示す複数種類の指標値は、鏡面光沢度、ヘイズ、DOI(Distinctness of Image)、写像性、BRDFの半値幅、反射率およびうねりのうちのいずれかを含みうる。これら複数種類の指標値のうちの幾つかについて説明すると、鏡面光沢度は正反射成分の光量を示し、ヘイズは正反射成分周辺の光の分布を示し、DOIおよび写像性は写り込み像のコントラストの低下を示している。
次に、計測部12の構成、および計測部12により被計測面20の反射特性(複数種類の指標値)を計測する方法について、図3を参照しながら説明する。図3は、計測部12の構成を示す図である。計測部12は、被計測面20に光を照射する照射部と、被計測面20で反射された光(反射光)を検出する検出部とを含みうる。例えば、照射部は、光源12a、レンズ12b、スリット12cおよびレンズ12dを含み、検出部は、レンズ12eおよびセンサ12fを含みうる。
光源12aから射出された光束は、レンズ12bによりスリット12cに集光される。スリット12cには、光源12aの像がいったん結像されて矩形の2次光源となる。スリット12cから射出された光束は、再び発散光束となり、レンズ12dにより平行光とされて被計測面20を照射する。被計測面20からの反射光は、被計測面20の反射特性による特有の反射パターンとなり、レンズ12eにより集束されて、センサ12fの受光面により受光される。センサ12fは、例えば、CCDやCMOSなどで構成された光電変換素子が二次元的に配列されたエリアセンサを含み、センサ12fの受光面に形成される反射光の強度分布は、図3の破線内に示すように、角度に応じて強度が変化する反射パターンとなる。このようにセンサ12fによって検出された反射光の強度分布に基づいて被計測面20の反射特性を示す複数種類の指標値が求められる。
例えば、検出された反射光の強度分布に基づいてBRDFを求める際には、例えば特開2016−211999号公報に記載されているように、当該強度分布のフーリエ変換からスリット情報のフーリエ変換を除算してBRDFのフーリエ変換を求める。これを逆フーリエ変換することで、被計測面のBRDFを求めることができる。BRDF(双方向反射率分布関数:Bidirectional Reflectance Distribution Function)とは、被計測面の反射率の分布を表す関数であり、入射光の照度に対する反射光の輝度の比率を表す。より厳密には、物体表面上のある点でのBRDFは、入射および反射の双方向に依存し、照射方向からの入射光の強度に対する反射光(拡散光)の強度の比として定義される。また、鏡面光沢度、ヘイズ、DOIおよび写像性の指標値は、点像分布関数としてのBRDFではなく矩形スリットのボケ像としての強度分布に基づいて取得または生成(算出)されうる。そのため、検出された反射光の強度分布に基づいて、テーブルを参照したり、装置情報をコンボリューションしたりすることで、それらの指標値を求めることができる。
ここで、被計測面20の反射特性を計測する際に照射部により被計測面20に照射される光の入射角θ(被計測面20からの反射光の反射角θ’)は、JISやISOなどに従って、反射特性の指標(規格)ごとに規定される。そのため、例えば、反射特性の指標として鏡面光沢度を計測する場合では、入射角θは、20度、45度、60度、75度および85度のいずれかに設定される。また、反射特性の指標としてヘイズを計測する場合では、入射角θは、20度および30度のいずれかに設定される。反射特性の指標として写像性を計測する場合では、入射角θは、45度および60度のいずれかに設定される。反射特性の指標としてDOIを計測する場合では、入射角θは、20度および30度のいずれかに設定される。本実施形態の計測部12では、入射角θが互いに異なるように照射部と検出部との対が複数設けられてもよいし、入射角θを変更することができるように照射部および検出部を駆動する駆動部が設けられてもよい。
このように計測部12により計測された被計測面20の反射特性を示す複数種類の指標値は、筐体11に設けられた表示部13aに出力部13によって表示される。もしくは、無線やケーブルにより通信I/F17(通信I/F18e)を介して情報処理装置18(処理部18a)に送られ、情報処理装置18の出力部18cによって表示部18f(ディスプレイ)に表示される。
ここで、従来の計測装置では、計測した複数種類の指標値(数値)を表示するだけであり、ユーザは、表示された複数種類の指標値を参照しながら被計測面20(物体)の評価を行っていた。しかしながら、ユーザは、複数種類の指標値を参照するだけでは、各指標値が、被計測面20について要求される許容範囲に収まっているのか否かを一見して判断することができず、被計測面20(物体)の評価を容易に且つ迅速に行うことが困難であった。そこで、本実施形態の計測システム100は、計測部12により計測された複数種類の指標値の各々について、指標値の種類ごとに設定された許容範囲内にあるか否かの判定を行う。そして、複数種類の指標値の各々についての当該判定に結果を論理変数(演算要素)とする論理式に基づいて、被計測面20の反射特性の総合的な評価(物体の評価(合否判定))を行い、それにより得られた評価結果(合否判定の結果)を出力する。
以下に、計測部12により計測された複数種類の指標値に基づいて被計測面20の総合的な評価を行う方法について説明する。ここで、本実施形態では、被計測面20の総合的な評価を情報処理装置18の処理部18aが行い、その評価結果を出力部18cによって表示部18fに表示する例について説明する。しかしながら、それに限られるものではなく、被計測面20の総合的な評価を計測装置10の内部において行ってもよい。例えば、被計測面20の総合的な評価を制御部15の処理部15aが行い、その評価結果を出力部13によって表示部13a(または表示部18c)に表示してもよい。
図4は、複数回(5回)にわたる反射特性の計測により得られた複数の計測結果の一覧が表示された表示部18fの画面(一覧ウィンドウ30)の一例を示す図である。処理部18aは、一覧ウィンドウ30のデータ受信ボタン31が入力部18dを介してユーザにより押下されると、計測部12による複数回の反射特性の計測により得られ且つ制御部15の記憶部15bに記憶された複数の計測結果を制御部15から取得する。そして、処理部18aは、制御部15から取得した複数の計測結果を記憶部18bに記憶させ、複数の計測結果の一覧を一覧ウィンドウ30の領域32に出力部18cによって表示する。各計測結果は、被計測面20の反射特性を示す複数種類の指標値を含み、図4に示す例では、複数種類の指標値として指標A、指標Bおよび指標Cが表示されている。一覧ウィンドウ30に表示される指標値は、鏡面光沢度、ヘイズ、DOI(Distinctness of Image)、写像性、BRDF半値幅、反射率およびうねりのいずれかであり、ユーザによって任意に設定されうる。
処理部18aは、各計測結果における複数種類の指標値の各々について、指標値の種類ごとに予め設定された許容範囲内にあるか否かの判定を行う。即ち、処理部18aは、当該判定を行う判定部18aを含みうる(図2参照)。そして、処理部18aは、図4に示すように、出力部18cにより、許容範囲内にない指標値と許容範囲内にある指標値とを識別可能に表示部18fに出力する(表示させる)。識別可能に表示させる1つの方法としては、複数の計測結果の一覧(領域32)において、許容範囲内にない指標値(または、許容範囲内にある指標値)を、ハイライト表示するなどの強調表示を行う。例えば、指標Aについての許容範囲が10以上かつ20以下に設定され、指標Bについての許容範囲が40以上かつ50以下に設定され、指標Cについての許容範囲が70以上かつ80以下に設定されているとする。この場合において、図4に示す一覧ウィンドウ30におけるNo.1の計測結果に着目すると、指標Aは許容範囲内の15.6であるのに対し、指標Bは許容範囲外の50.2、および指標Cは許容範囲外の68.8である。そのため、処理部18aは、No.1の計測結果の指標Bおよび指標Cをハイライト表示する(強調表示する)。強調表示には、ハイライト表示(背景色を変えた表示)の他に、背景の模様を変えた表示や、文字色を変えた表示も含まれうる。これにより、ユーザは、計測部12により計測された複数種類の指標値の各々が許容範囲内にあるか否かを、一覧ウィンドウ30を一見するだけで迅速に判断することができる。
ここで、処理部18aは、入力部18dを介したユーザによる入力に基づいて、指標値の種類ごとの許容範囲を設定する範囲設定部18a(許容範囲設定部)を含みうる(図2参照)。図5は、指標値の種類ごとの許容範囲を設定する際に表示部18fに表示される画面(設定ウィンドウ40)を示す図である。設定ウィンドウ40は、指標値の種類ごとに、最小許容値と最大許容値とを設定するための領域41を含み、入力部18dを介してユーザにより指標値の種類ごとの最小許容値と最大許容値とが入力される。これにより、処理部18a(範囲設定部18a)は、指標値の種類ごとの許容範囲を設定することができる。
次に、処理部18aは、入力部18dを介したユーザによる入力に基づいて論理式を設定し、設定した論理式に基づいて、被計測面20の反射特性の総合的な評価(合否判定、論理判定)を計測結果ごとに行う。即ち、処理部18aは、当該評価を行う評価部18aを含みうる(図2参照)。そして、処理部18aは、出力部18cにより、各計測結果についての反射特性の総合的な評価結果(合否判定の結果)を、一覧ウィンドウ30の論理判定の欄に出力する(表示させる)。このとき、処理部18aは、合格の表示と不合格の表示とを識別可能に表示するとよい。具体的には、不合格(NG)の表示(または、合格(OK)の表示)を、ハイライト表示するなどの強調表示を行うとよい。
論理式は、複数種類の指標値の各々について許容範囲内にあるか否かの判定の結果を論理変数(演算要素)として、被計測面20の反射特性を総合的に評価するための式であり、ユーザにより任意に設定されうる。つまり、処理部18aは、入力部18dを介したユーザによる入力に基づいて、論理式を設定する論理式設定部18aを含みうる(図2参照)。ここで、処理部18a(論理式設定部18a)は、ユーザによる入力に基づいて、複数種類の指標値のうちいずれかの指標値が許容範囲内にあれば合格に相当する真理値を有する論理式(即ち、合格判定とする論理式)を設定することができる。換言すると、処理部18a(論理式設定部18a)は、ユーザによる入力に基づいて、論理演算子として論理和を含む論理式を設定することができる。
例えば、図5に示す設定ウィンドウ40の領域42に、論理積(AND「*」)や論理和(OR「+」)を論理演算子として含む論理式が、入力部18dを介してユーザにより入力されうる。図5に示す例では、設定ウィンドウ40の領域42に、「指標A*(指標B+指標C)」から成る論理式が入力されている。このような論理式では、指標Aが許容範囲内にあり、指標Bおよび指標Cの少なくとも一方が許容範囲内にあるときに、被計測面20の反射特性の総合的な評価が「合格(OK)」となる。
図4の一覧ウィンドウ30に示すNo.1の計測結果では、指標Aは許容範囲内にあるものの、指標Bおよび指標Cは共に許容範囲内にないため、合否判定は「不合格(NG)」となる。一方、No.5の計測結果では、指標Cが許容範囲内にないものの、指標Aおよび指標Bがともに許容範囲内にあるため、合否判定は「合格(OK)」となる。このような合否判定を、反射特性の計測結果とともに一覧ウィンドウ30に表示することにより、ユーザは、反射特性の総合的な評価を、一覧ウィンドウ30を一見するだけで容易に且つ迅速に判断することができる。
ここで、論理式は、被計測面20の種類(属性)ごとに複数記憶され、記憶された複数の論理式の中から1つの論理式を、被計測面20の種類(属性)に応じてユーザが選択する構成であってもよい。この構成では、処理部18a(論理式設定部18a)は、ユーザに選択された当該1つの論理式を、反射特性の総合的な評価に使用する論理式として設定する。また、本実施形態では、論理式において「指標A」等の用語を用いたが、それに限られず、「指標A」等の用語の代わりに「1」や「A」などの記号を用いてもよい。論理式において、論理積を示す「*」の代わりに「AND」や「∩」、「∧」などの記号を用いてもよく、論理和を示す「+」の代わりに「OR」や「∪」、「∨」などの記号を用いてもよい。さらに、本実施形態では、合否判定の結果として「OK/NG」を表示したが、それに限られず、「合格/不合格」、「可/不可」、「○/×」などの他の記号を用いてもよい。「花のアイコン/無印」や「無印/髑髏のアイコン」などを用いてもよい。
<第2実施形態>
第2実施形態では、第1実施形態で説明した機能に対して付加可能な機能について説明する。ユーザは、反射特性の所定の指標について設定した許容範囲と、当該所定の指標についての複数の計測結果の度数分布(ヒストグラム)との対応関係を確認し、許容範囲をさらに適切な範囲に設定し直したい場合がある。そのため、処理部18aは、出力部18cにより、複数種類の指標のうちユーザによって選択された指標についてのヒストグラムを表示部18fに出力する(表示させる)。
例えば、処理部18aは、図5に示す設定ウィンドウ40の「指標B」のタイトル欄が押下されることによって「指標B」が選択されると、指標Bについてのヒストグラムを表示する。図6は、指標Bについてのヒストグラムが表示された画面(統計ウィンドウ50)を示す図である。図6に示す例では、指標Bについて、計測部12により過去に行われた複数の計測結果の全てを統計対象としたヒストグラムが表示されている。しかしながら、それに限られず、被計測面20の種類(属性)ごとの計測結果を統計対象としたヒストグラムを表示してもよいし、一覧ウィンドウ30に表示された計測結果のみを統計対象としたヒストグラムが表示されてもよい。また、図6に示すヒストグラムでは、設定ウィンドウ40においてユーザにより設定された指標Bについての許容範囲の度数を示すバー51が強調表示されている。ユーザは、このように表示されたヒストグラムを確認することにより、指標Bについての許容範囲をさらに適切な範囲に設定することができる。
<第3実施形態>
第3実施形態では、第1実施形態で説明した機能に対して付加可能な機能について説明する。
付加可能な1つ目の機能としては、一覧ウィンドウ30のタイトル欄が入力部18dを介してユーザにより押下されたときに、複数の計測結果をソートする機能である。例えば、「指標A」のタイトル欄がユーザにより押下されたとき、処理部18aは、指標Aについての指標値を昇順または降順にソートするように、複数の計測結果を並べ替える。これにより、ユーザは、指標の種類ごとに、指標値の変遷と合否判定の結果との境界を容易に確認することできる。指標Bおよび指標Cについても同様である。また、「論理判定」のタイトル欄がユーザにより押下されたとき、処理部18aは、複数の計測結果を、「合格(OK)」の計測結果のグループと「不合格(NG)」の計測結果のグループとに分ける。これにより、ユーザは、合格および不合格それぞれにおける指標値の傾向を容易に確認することができる。
付加可能な2つ目の機能としては、一覧ウィンドウ30のタイトル欄が入力部18dを介してユーザにより移動(ドラッグ)されることで、列を入れ替える機能である。例えば、ユーザは、指標Aおよび指標Cのみを確認したい場合、指標Cの列を指標Aの列の隣に移動させることにより、指標Aと指標Cとを容易に確認することができる。
付加可能な3つ目の機能としては、一覧ウィンドウ30における各指標の列および論理判定の列の表示/非表示を切り替える機能である。例えば、指標Aおよび指標Cのみを確認したい場合、指標Bの列を非表示にすることにより、指標Aと指標Cとを隣接させて容易に確認することができる。また、全ての指標の列を非表示することにより、合否判定の結果(論理判定の列)のみが表示されたシンプルな画面とすることができる。更に、論理判定の列を非表示にすることもできる。
付加可能な4つ目の機能としては、一覧ウィンドウ30に表示された複数の計測結果のうち、入力部18dを介してユーザにより選択された計測結果の表示/非表示を切り替える機能である。これにより、不要な計測結果を非表示にすることができる。例えば、図4に示す一覧ウィンドウ30において、合格判定となったNo.2およびNo.5の計測結果を非表示にすることにより、不合格判定となった計測結果(No.1、No.3、No.4)のみを表示することができる。
<第4実施形態>
第1実施形態では、一覧ウィンドウ30のデータ受信ボタン31が押下されたことによって、制御部15の記憶部15bに記憶された複数の計測結果を一覧表示する例について述べた。しかしながら、それに限られるものではなく、一覧ウィンドウ30のファイル読込ボタン33が押下されたことによって、情報処理装置18の記憶部18bに既に記憶された複数の計測結果を一覧表示してもよい。ここで、一覧ウィンドウ30には、ファイル保存ボタン34がある。このファイル保存ボタン34がユーザにより押下されると、処理部18aは、領域32に表示している複数の計測結果を、許容範囲内にあるか否かの判定および合否判定とともに記憶部18bに記憶(保存)させる。
<第5実施形態>
第1実施形態では、合否判定(反射特性の総合的な評価)の結果を、情報処理装置18の出力部18cによって表示部18fに表示することにより(または、計測装置10の出力部13によって表示部13aに表示することにより)出力した。しかしながら、これに限られるものではなく、計測システム100では、合否判定の結果をサウンドによって出力してもよい。例えば、出力部18cは、一覧ウィンドウ30に表示された複数の計測結果のうち、入力部18dを介してユーザにより選択された(押下された)計測結果について、「ピンポン/ブー」などのサウンドによって合否判定の結果を出力してもよい。
また、計測システム100では、LEDなどの発光素子を筐体11に設け、計測部12による被計測面20の反射特性の計測ごとに、当該発光素子の点灯や発光色によって合否判定の結果を出力してもよい。この場合、例えば、計測装置10の制御部15(処理部15a)が、論理式を用いた合否判定を行い、出力部13が、合否判定の結果を当該発光素子に出力する。例えば、制御部15は、計測部12による被計測面20の反射特性の計測が終了すると、その都度、計測部12により計測された複数種類の指標値に基づいて合否判定を行い、その合否判定の結果を、発光素子の点灯や発光色によって出力する。具体的には、制御部15(出力部13)合否判定における「合格/不合格」を、発光素子の「一定時間点灯/一定時間点滅」、または「青色発光/赤色発光」などによって出力する。
<その他の実施形態>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されないことはいうまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。
10:計測装置、11:筐体、12:計測部、13:表示部、14:入力部、15:制御部、18:情報処理装置、100:計測システム

Claims (12)

  1. 計測装置であって、
    物体の複数種類の特性を計測する計測部と、
    前記複数種類の特性の各々が許容範囲内にあるか判定を行い、前記判定の結果を論理変数とする論理式に基づいて、前記物体の評価を行う処理部と、
    ユーザによる入力に基づいて前記論理式を設定する論理式設定部と、
    を含むことを特徴とする計測装置。
  2. ユーザによる入力に基づいて前記許容範囲を設定する範囲設定部を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の計測装置。
  3. 前記判定の結果と前記評価の結果とを出力する出力部を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の計測装置。
  4. 前記出力部は、前記判定の結果として、前記複数種類の特性のうち前記許容範囲内にない特性と前記許容範囲内にある特性とを識別可能に出力することを特徴とする請求項3に記載の計測装置。
  5. 前記出力部は、前記判定の結果と前記評価の結果とを表示部に表示させることを特徴とする請求項3又は4に記載の計測装置。
  6. 前記複数種類の特性のそれぞれは、前記物体の面の反射特性を含むことを特徴とする請求項1乃至5のうちいずれか1項に記載の計測装置。
  7. 前記反射特性は、鏡面光沢度、ヘイズ、DOI、写像性、BRDFの半値幅、反射率およびうねりのうちのいずれかを含むことを特徴とする請求項6に記載の計測装置。
  8. 前記論理式設定部は、前記複数種類の反射特性のうちいずれかが許容範囲内にあれば合格に相当する真理値を有する論理式を設定できることを特徴とする請求項1乃至7のうちいずれか1項に記載の計測装置。
  9. 前記論理式設定部は、論理演算子として論理和を含む論理式を設定できることを特徴とする請求項1乃至7のうちいずれか1項に記載の計測装置。
  10. 物体の複数種類の特性に基づいて、前記物体の評価を行う情報処理装置であって、
    前記複数種類の特性の各々が許容範囲内にあるか判定を行う判定部と、
    前記判定の結果を論理変数とする論理式に基づいて、前記物体の評価を行う評価部と、
    前記評価部で使用される前記論理式をユーザによる入力に基づいて設定する設定部と、
    を含むことを特徴とする情報処理装置。
  11. 物体の複数種類の特性に基づいて、前記物体の反射特性の総合的な評価を行う情報処理方法であって、
    前記複数種類の特性の各々が許容範囲内にあるか判定を行う判定工程と、
    前記判定の結果を論理変数とする論理式に基づいて、前記物体の評価を行う評価工程と、
    前記評価工程で使用される前記論理式をユーザによる入力に基づいて設定する設定工程と、
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  12. 請求項11に記載の情報処理方法の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラム。
JP2017004615A 2017-01-13 2017-01-13 計測装置、情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム Pending JP2018112533A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017004615A JP2018112533A (ja) 2017-01-13 2017-01-13 計測装置、情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017004615A JP2018112533A (ja) 2017-01-13 2017-01-13 計測装置、情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018112533A true JP2018112533A (ja) 2018-07-19

Family

ID=62912193

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017004615A Pending JP2018112533A (ja) 2017-01-13 2017-01-13 計測装置、情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018112533A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021148671A (ja) * 2020-03-19 2021-09-27 株式会社リコー 分析装置及び分析装置の表示方法

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06186140A (ja) * 1992-03-18 1994-07-08 Tokyo Electric Power Co Inc:The プラント設備診断装置
JPH08262032A (ja) * 1995-03-20 1996-10-11 Pfu Ltd 試験実施システム
JP2001183232A (ja) * 1999-12-27 2001-07-06 Shimadzu Corp 分光測定システム
JP2006343152A (ja) * 2005-06-07 2006-12-21 Anritsu Corp 印刷はんだ検査装置
JP2012047582A (ja) * 2010-08-26 2012-03-08 Dainippon Printing Co Ltd 近赤外線吸収性能の面分布測定方法、及び近赤外線吸収フィルタの製造方法
JP5066865B2 (ja) * 2006-08-09 2012-11-07 トヨタ自動車株式会社 燃料電池用補強型電解質膜、その製造方法、燃料電池用膜−電極接合体、及びそれを備えた固体高分子型燃料電池

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06186140A (ja) * 1992-03-18 1994-07-08 Tokyo Electric Power Co Inc:The プラント設備診断装置
JPH08262032A (ja) * 1995-03-20 1996-10-11 Pfu Ltd 試験実施システム
JP2001183232A (ja) * 1999-12-27 2001-07-06 Shimadzu Corp 分光測定システム
JP2006343152A (ja) * 2005-06-07 2006-12-21 Anritsu Corp 印刷はんだ検査装置
JP5066865B2 (ja) * 2006-08-09 2012-11-07 トヨタ自動車株式会社 燃料電池用補強型電解質膜、その製造方法、燃料電池用膜−電極接合体、及びそれを備えた固体高分子型燃料電池
JP2012047582A (ja) * 2010-08-26 2012-03-08 Dainippon Printing Co Ltd 近赤外線吸収性能の面分布測定方法、及び近赤外線吸収フィルタの製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021148671A (ja) * 2020-03-19 2021-09-27 株式会社リコー 分析装置及び分析装置の表示方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Comerford et al. The observed concentration–mass relation for galaxy clusters
Tan et al. Color constancy through inverse-intensity chromaticity space
CN104601899A (zh) 图像处理装置和图像处理方法
US9423885B2 (en) High resolution and high sensitivity optically activated touch sensing device using multiple color light sources
JP2018040649A (ja) 画像検査装置、画像検査方法、画像検査プログラム及びコンピュータで読み取り可能な記録媒体並びに記録した機器
US6566670B1 (en) Method and system for guiding a web of moving material
TW201423478A (zh) 手勢判斷裝置、其操作方法與手勢判斷方法
JP2013508852A (ja) 接触面上における1つまたは複数の対象用の接触データの決定
WO2011062716A1 (en) User interface methods and systems for providing gesturing on projected images
EP3407049A1 (en) Measuring optical array polarity, power, and loss using a position sensing detector and photodetector-equipped optical testing device
CN108872703A (zh) 快速复合制造的高速低噪处理中超频谱无损评估的系统和方法
JP4679313B2 (ja) 表面平滑性測定装置
JP2018112533A (ja) 計測装置、情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
TW200820052A (en) Optimization of statistical movement measurement for optical mouse, with particular application to laser-illuminated surfaces
JP7308823B2 (ja) 粒子径分布測定装置及び粒子径分布測定装置用プログラム
CN109059987A (zh) 一种校准光传感器的方法、装置及移动终端
US20140368470A1 (en) Adaptive light source driving optical system for integrated touch and hover
JP5554689B2 (ja) 位置および動作判定方法および入力装置
US20180074655A1 (en) Touch screen, touch display device and touch detection method
US20190331600A1 (en) Measurement apparatus, information processing apparatus, information processing method, and storage medium
CN105308548A (zh) 光学触摸屏
US20140267173A1 (en) Touch control apparatus and associated selection method
CN107492188B (zh) 一种纸币的真伪验证方法及移动终端
KR101009912B1 (ko) 다층 감광소자를 갖는 양방향 터치 스크린 시스템
JP6827818B2 (ja) 計測装置、情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200107

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201030

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201127

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20210103

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210113

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210126

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20210709