JP2018112464A - 液漏れ検知装置 - Google Patents

液漏れ検知装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2018112464A
JP2018112464A JP2017002763A JP2017002763A JP2018112464A JP 2018112464 A JP2018112464 A JP 2018112464A JP 2017002763 A JP2017002763 A JP 2017002763A JP 2017002763 A JP2017002763 A JP 2017002763A JP 2018112464 A JP2018112464 A JP 2018112464A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pair
liquid leakage
detection device
parallel
flat plates
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017002763A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6817820B2 (ja
Inventor
大木 紀知
Noritomo Oki
紀知 大木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KYB Corp
Original Assignee
KYB Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KYB Corp filed Critical KYB Corp
Priority to JP2017002763A priority Critical patent/JP6817820B2/ja
Priority to PCT/JP2018/000169 priority patent/WO2018131560A1/ja
Publication of JP2018112464A publication Critical patent/JP2018112464A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6817820B2 publication Critical patent/JP6817820B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01MTESTING STATIC OR DYNAMIC BALANCE OF MACHINES OR STRUCTURES; TESTING OF STRUCTURES OR APPARATUS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01M3/00Investigating fluid-tightness of structures
    • G01M3/02Investigating fluid-tightness of structures by using fluid or vacuum
    • G01M3/04Investigating fluid-tightness of structures by using fluid or vacuum by detecting the presence of fluid at the leakage point
    • G01M3/16Investigating fluid-tightness of structures by using fluid or vacuum by detecting the presence of fluid at the leakage point using electric detection means

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Examining Or Testing Airtightness (AREA)
  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)

Abstract

【課題】流体圧装置における液漏れを早期に検知する。【解決手段】液漏れ検知装置100は、所定の隙間を空けて互いに対向する一対の平行平板21,22を有する電極部20と、電極部20における電気的特性(静電容量)に基づいて、一対の平行平板21,22間における作動油の有無を判定して液漏れを検知する検知部30と、を備え、電極部20は、一対の平行平板21,22間の隙間20Aがピストンロッド2の外周面に臨むように設けられる。【選択図】図2

Description

本発明は、流体圧装置に用いられる液漏れ検知装置に関するものである。
摺動や回転するシャフトを有する流体圧装置では、シャフトの外周に設けられて液漏れを防止するシールが劣化し、液漏れが発生することがある。
特許文献1には、シリンダ端の下方に受け部が設けられ、ロッド外周から漏洩した作動油を計量部内に貯留し、単位時間当たりの漏れ量を計測する油圧装置の油漏れ検知装置が開示されている。この油漏れ検知装置では、単位時間当たりの漏れ量が許容値を超えると、液漏れが発生していると判断して、報知される。
特開平06−207608号公報
特許文献1の油漏れ検知装置では、漏れ量の計測のために、所定量の作動油を計量部に貯留しなければならず、液漏れ検知に時間がかかってしまう。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、流体圧装置における液漏れを早期に検知する液漏れ検知装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、シャフトを有する流体圧装置に用いられる液漏れ検知装置であって、所定の隙間を空けて互いに対向する一対の平行平板を有する電極部と、電極部における電気的特性に基づいて、一対の平行平板間における液体の有無を判定して液漏れを検知する検知部と、を備え、電極部は、一対の平行平板間の隙間がシャフトの外周面に臨むように設けられることを特徴とする。
第1の発明では、一対の平行平板間の隙間がシャフトの外周面に臨むため、シャフトの外周から漏れ出す液体は、平行平板間の隙間に導かれる。一対の平行平板間の隙間に液体が流入すると、電極部の電気的特性が変化するため、電極部の電気的特性の変化に基づき液漏れの有無を判定することができる。このように、電極部の電気的特性に基づくことで、一対の平行平板間に流入する程度の少量であっても、流体圧装置の液漏れを検知することができる。
第2の発明は、電気的特性が、静電容量であることを特徴とする。
第2の発明によれば、一対の平行平板間の隙間が空気層であるか液体であるかで大きな差が生じる静電容量に基づいて液漏れの有無が検知されるため、液漏れの検知精度を向上させることができる。
第3の発明は、一対の平行平板が、それぞれ環状に形成されシャフトの軸方向に並んで設けられることを特徴とする。
第3の発明では、流体圧装置の取付姿勢に関わらず、液漏れして鉛直方向の下方に溜まる液体の有無を確実に検知することができる。
第4の発明では、平行平板は、周方向に分割されていることを特徴とする。
第4の発明では、シャフト外径よりも大きい取付部がシャフトの先端に設けられる場合であっても、平行平板を容易にシャフトの外周面に臨むように設けることができる。したがって、流体圧装置への平行平板の取り付けが容易になる。
第5の発明では、電極部は、シャフトを支持する流体圧装置のハウジングの外部に設けられることを特徴とする。
第5の発明によれば、電極部が外付けされるため、液漏れ検知装置を既存の流体圧機器にも容易に適用することができる。
本発明によれば、流体圧装置の液漏れを早期に検知することができる。
本発明の実施形態に係る液漏れ検知装置が用いられる油圧シリンダの断面図である。 本発明の実施形態に係る液漏れ検知装置を示す片側拡大断面図である。 図2におけるA−A線に沿った全断面図である。 本発明の実施形態に係る液漏れ検知装置における電極部の第1変形例を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る液漏れ検知装置における電極部の第2変形例を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る液漏れ検知装置の変形例を示す拡大断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る液漏れ検知装置100及びこれを備える流体圧装置について説明する。以下では、流体圧装置が作動油を作動液として駆動する油圧シリンダ101である場合について説明する。図1は、油圧シリンダ101を示す断面図である。図2は、後述するシリンダヘッド周辺の拡大断面図であり、液漏れ検知装置100を示すものである。なお、図1では、液漏れ検知装置100の図示を省略する。
油圧シリンダ101は、図1及び図2に示すように、ハウジングとしての筒状のシリンダチューブ1と、シリンダチューブ1に挿入されるシャフトとしてのピストンロッド2と、ピストンロッド2の基端(図1中右端)に連結されシリンダチューブ1の内周面に沿って摺動するピストン3と、油圧シリンダ101の液漏れ(油漏れ)を検知する液漏れ検知装置100と(図2参照)、を備える。
シリンダチューブ1の内部は、ピストン3によってロッド側室4と反ロッド側室5との2つの流体圧室に仕切られる。油圧シリンダ101は、油圧源(作動流体圧源)からロッド側室4または反ロッド側室5に導かれる作動油圧によって伸縮作動する。シリンダチューブ1の内周とピストン3の外周との間は、シール部材(図示省略)によって封止される。これにより、シリンダチューブ1の内周とピストン3の外周との間を通じたロッド側室4と反ロッド側室5との連通が遮断される。
シリンダチューブ1には、一端(先端)の開口部1Aを封止すると共にピストンロッド2を摺動自在に支持する円筒状のシリンダヘッド6が設けられる。シリンダヘッド6は、周方向に並ぶ複数の締結ボルト(図示省略)を介してシリンダチューブ1に締結される。シリンダヘッド6は、ピストンロッド2を支持するハウジングの一部を構成する。
シリンダヘッド6の内周には、図2に示すように、ブッシュ10、サブシール11、メインシール12、及びダストシール13が基端側(図2中右側)から先端側(図2中左側)に向かってこの順で介装される。
ブッシュ10がピストンロッド2の外周面に摺接することにより、ピストンロッド2がシリンダチューブ1の軸方向に移動するように支持される。
サブシール11及びメインシール12は、ピストンロッド2の外周面とシリンダヘッド6の内周面との間の隙間を封止して、主にロッド側室4の作動油が外部に漏れることを防止する。ダストシール13は、サブシール11及びメインシール12と同様に、ピストンロッド2の外周面とシリンダヘッド6の内周面との間の隙間を封止して、主に外部からシリンダチューブ1内へのダストの侵入を防止する。
図1に示すように、シリンダチューブ1の基端部とピストンロッド2の先端部には、油圧シリンダ101を他の機器に取り付けるための取付部(クレビス)1A,2Aがそれぞれ設けられる。ピストンロッド2の基端部には、ねじ締結によってピストン3が取り付けられる。
ロッド側室4に油圧源が連通し、反ロッド側室5にタンク(図示省略)が連通すると、ロッド側室4に作動油が供給され、反ロッド側室5内の作動油はタンクに排出される。このため、油圧シリンダ101は収縮作動する。
反ロッド側室5に油圧源が連通し、ロッド側室4にタンクが連通すると、反ロッド側室5に作動油が供給され、ロッド側室4内の作動油はタンクに排出される。このため、油圧シリンダ101は伸長作動する。
液漏れ検知装置100は、図2に示すように、所定の間隔を持った隙間20Aを空けて互いに対向する一対の平行平板21,22を有する電極部20と、電極部20の電気的特性に基づいて液漏れを検知する検知部30と、を備える。
一対の平行平板21,22は、メインシール12とサブシール11との間であって、ピストンロッド2を支持するシリンダヘッド6の内周に設けられる。一対の平行平板21,22は、ピストンロッド2の外周面に対向するように配置され、両者の間の隙間20Aが、ピストンロッド2の外周面に臨むように設けられる。これにより、一対の平行平板21,22間の隙間20Aが、メインシール12とサブシール11との間であって、ピストンロッド2の外周面とシリンダヘッド6の内周面との間に形成される隙間に連通する。また、一対の平行平板21,22は、図2及び図3に示すように、ピストンロッド2が挿通する環状に形成されピストンロッド2の軸方向に並んで設けられる。
一対の平行平板21,22のそれぞれは、配線25を通じて検知部30及び電源(図示省略)と電気的に接続される。一対の平行平板21,22には、配線25を通じて電源から電圧が印加される。
検知部30は、CPU(中央演算処理装置)、ROM(リードオンリメモリ)、RAM(ランダムアクセスメモリ)、及びI/Oインターフェース(入出力インターフェース)を備えるマイクロコンピュータで構成されたコントローラである。ROMはCPUの制御プログラム等を予め記憶し、I/Oインターフェースは接続された機器との情報の入出力に使用される。
検知部30は、内部の検出回路(図示省略)によって、電極部20の電気的特性として静電容量を測定する。検知部30は、測定結果と予め定められる閾値とを比較して、測定した静電容量が閾値以上である場合には、油圧シリンダ101に液漏れが発生していると判定する。
次に、液漏れ検知装置100の作用について説明する。
液漏れ検知装置100による液漏れ検知では、電源から電圧が印加された一対の平行平板21,22間の静電容量が検知部30によって測定される。検知部30は、静電容量の測定結果が閾値以上であるか否かを判定する。
液漏れが発生していない状態(通常状態)では、一対の平行平板21,22間の隙間20Aは、空気で満たされている。検知部30による液漏れの判定の閾値は、このような通常状態における電極部20の静電容量、つまり、一対の平行平板21,22間の隙間20Aが空気層である場合における電極部20の静電容量を基に設定される。具体的には、一対の平行平板21,22間の隙間20Aが空気層である場合の静電容量よりもわずかに大きな値が閾値として設定される。よって、測定された静電容量が閾値よりも小さい場合には、検知部30は、一対の平行平板21,22間には作動油が流入しておらず、液漏れは発生していないと判定する。
油圧シリンダ101のサブシール11が劣化し、そのシール性能が低下すると、ロッド側室4の作動油がサブシール11を超えて、ピストンロッド2の先端側に漏れ出す。
サブシール11を超えて作動油が漏れ出すと、一対の平行平板21,22間の隙間20Aにも作動油が流入する。一対の平行平板21,22間の隙間20Aに作動油が流入すると、通常状態と比較して、電極部20の静電容量が閾値よりも大きくなる。よって、測定された静電容量が閾値以上である場合には、検知部30は、一対の平行平板21,22間に作動油が流入し、液漏れが発生していると判定する。
このように、作動油がメインシール12やサブシール11から漏れ出して一対の平行平板21,22間の隙間20Aに流入すると、電極部20の静電容量が変化する。液漏れ検知装置100は、このような電極部20の静電容量の変化に基づいて液漏れを判定するため、作動油を貯留してその貯留量を観察するような従来技術と比較して、一対の平行平板21,22間の隙間20Aに流入する程度のわずかな漏れ量であっても液漏れを検知することができる。
次に、本実施形態の変形例について説明する。
上記実施形態では、流体圧装置が油圧シリンダ101である場合について説明した。これに限らず、液漏れ検知装置100は、摺動又は回転するシャフトを有し作動液が給排される流体圧装置として、緩衝器、液圧モータ、液圧ポンプ等に用いられてもよい。作動液は、作動油に限らず、例えば水などその他の液体でもよい。
また、上記実施形態では、電極部20は、一対の平行平板21,22を有する。これに対し、電極部20は、二対以上の平行平板21,22を有していてもよい。
また、上記実施形態では、一対の平行平板21,22は、それぞれ一体的に環状に形成される。これに対し、平行平板21,22は、図4に示すように、周方向に分割された複数の平板によって環状に構成されるものでもよい。この場合には、分割された平行平板21,22のそれぞれに検知部30及び電源との配線25が接続される。
図1に示す油圧シリンダ101のように、ピストンロッド2の外径よりも大きな取付部2Aが先端に設けられる場合には、一体的に環状に形成される平行平板21,22は、シリンダチューブ1にピストンロッド2が挿入された状態で組み付けることは難しい。これに対し、平行平板21,22を分割された環状に形成することで、シリンダチューブ1にピストンロッド2が挿入された状態であっても、ピストンロッド2の外周面に近接するように平行平板21,22を取り付けることができる。
また、一対の平行平板21,22が分割された環状に構成される場合には、周方向に分割された領域のうちいくつの領域において液漏れが検知されたかにより、液漏れの程度を判定することができる。例えば、周方向に4分割される場合には、そのうちの周方向の1領域においてのみ液漏れが検知されると液漏れ発生の初期であり、3領域にわたって液漏れが検知された場合には、液漏れが進行している、というように液漏れの程度を判定することもできる。
また、油圧シリンダ101の取付状態(取付姿勢)が予め定められている場合には、平行平板21,22は、環状でなくてもよい。例えば、平行平板21,22は、半円弧形状などの円弧形状(図5参照)や、湾曲部を有するC字又はU字形状に形成されてもよい。この場合には、液漏れした作動油が溜まる鉛直方向の下方に一対の平行平板21,22を配置すればよい。これによれば、液漏れが発生する部位が周方向のいずれの位置であっても、液漏れした作動油が鉛直方向の下方に導かれて一対の平行平板21,22間の隙間20Aに導かれるため、液漏れを検知することができる。また、平行平板21,22を環状以外の形状に形成する場合、図5に示すように、その両端により区画される開口部の幅Wをピストンロッド2の直径Dよりも大きくすることにより、開口部を通じてピストンロッド2を径方向から平行平板21,22の内側に導くことができる。つまり、環状に形成される場合のように、平行平板21,22の内側の孔径を取付部2Aの大きさよりも大きくし、平行平板21,22の孔を取付部2Aが通過するようにしてピストンロッド2を軸方向から平行平板21,22の内側に導く必要がない。このように、平行平板21,22の幅Wは取付部2Aの大きさ(直径)よりも小さくできるため、平行平板21,22の形状をピストンロッド2の外形に沿うように形成することができる。
反対に、油圧シリンダ101の取付状態が不明である場合には、上記実施形態のように、ピストンロッド2の全周に臨むように一対の平行平板21,22を環状に形成することが望ましい。これによれば、油圧シリンダ101の取付状態にかかわらず、作動油が溜まる鉛直方向の下方には、一対の平行平板21,22の一部が必ず位置することになるため、確実に液漏れを検知することができる。
また、上記実施形態では、電極部20の一対の平行平板21,22は、メインシール12とサブシール11との間であって、ピストンロッド2を支持するシリンダヘッド6の内周に設けられる。これに対し、一対の平行平板21,22は、ピストンロッド2の外周をシールするシール材(メインシール12、サブシール11、ダストシール13)を超えて液漏れしたロッド側室4の作動油が一対の平行平板21,22間の隙間20Aに導かれる位置であれば、任意の位置に設けることができる。つまり、一対の平行平板21,22間の隙間がピストンロッド2の外周面に臨むとは、ロッド側室4からシール材を超えて液漏れした作動油が一対の平行平板21,22間の隙間20Aに導かれる位置に電極部20が設けられることを意味する。
例えば、一対の平行平板21,22は、メインシール12とダストシール13との間に設けられていてもよい。また、図6に示すように、一対の平行平板21,22は、シリンダヘッド6の外部であって、シリンダヘッド6から突出するピストンロッド2の外周面に対向するように設けられてもよい。言い換えれば、一対の平行平板21,22は、ピストンロッド2を収容するハウジング(シリンダチューブ1及びシリンダヘッド6)の外部に設けられるものでもよい。この場合には、一対の平行平板21,22を支持すると共に外部への液漏れを防止するカバー8をシリンダヘッド6とは別に設けることが望ましい。この場合であっても、ダストシール13から漏れた作動油が一対の平行平板21,22間の隙間に導かれ、ダストシール13からの液漏れを検知することができる。図6に示す変形例のように、電極部20を外付けの構成とすれば、既存の油圧シリンダ101にも液漏れ検知装置100を容易に取り付けることができる。
また、上記実施形態では、液漏れを判定するための電極部20の電気的特性は、静電容量である。これに対し、電気的特性は、導電率などその他のものでもよい。なお、空気層と作動油では静電容量の差が大きいことから、閾値の設定が容易となり、高い精度で液漏れを検知できるため、電気的特性は、静電容量とすることが望ましい。
以上の実施形態によれば、以下に示す効果を奏する。
液漏れ検知装置100では、一対の平行平板21,22間の隙間がピストンロッド2の外周面に臨むため、サブシール11を超えてロッド側室4から漏れ出す作動油は、平行平板21,22間の隙間20Aに導かれる。一対の平行平板21,22間の隙間20Aに作動油が流入すると、電極部20の静電容量が閾値を超えて変化するため、液漏れの有無を容易に判定することができる。このように、電極部20の静電容量に基づくことで、一対の平行平板21,22間に流入する程度の少量であっても、油圧シリンダ101の液漏れを検知することができる。したがって、油圧シリンダ101の液漏れを早期に検知することができる。
また、液漏れ検知装置100では、電極部20の静電容量に基づき液漏れを検知する。空気層と作動油では静電容量の差が大きいことから、検知部30による判定の閾値の設定が容易となり、高い精度で液漏れを検知することができる。
また、液漏れ検知装置100は、シリンダチューブ1及びシリンダヘッド6の外部であって、シリンダヘッド6から突出するピストンロッド2の外周面に臨むように電極部20を外付けすることで、既存の油圧シリンダ101にも容易に適用することができる。
以下、本発明の実施形態の構成、作用、及び効果をまとめて説明する。
ピストンロッド2を有する油圧シリンダ101に用いられる液漏れ検知装置100は、所定の隙間を空けて互いに対向する一対の平行平板21,22を有する電極部20と、電極部20における電気的特性(静電容量)に基づいて、一対の平行平板21,22間における作動油の有無を判定して液漏れを検知する検知部30と、を備え、電極部20は、一対の平行平板21,22間の隙間20Aがピストンロッド2の外周面に臨むように設けられる。
この構成では、一対の平行平板21,22間の隙間20Aがピストンロッド2の外周面に臨むため、ピストンロッド2の外周から漏れ出す作動油は、平行平板21,22間の隙間20Aに導かれる。一対の平行平板21,22間の隙間20Aに作動油が流入すると、電極部20の電気的特性(静電容量)が変化するため、電極部20の電気的特性(静電容量)の変化に基づき液漏れの有無を判定することができる。このように、電極部20の電気的特性(静電容量)に基づくことで、一対の平行平板21,22間に流入する程度の少量であっても、油圧シリンダ101の液漏れを検知することができる。したがって、油圧シリンダ101の液漏れを早期に検知することができる。
また、液漏れ検知装置100では、電気的特性は、静電容量である。
この構成では、一対の平行平板21,22間の隙間20Aが空気層であるか作動油であるかで大きな差が生じる静電容量に基づいて液漏れの有無が検知されるため、液漏れの検知精度を向上させることができる。
また、液漏れ検知装置100では、一対の平行平板21,22は、それぞれ環状に形成されシャフトの軸方向に並んで設けられる。
この構成では、油圧シリンダ101の取付姿勢に関わらず、液漏れして鉛直方向の下方に溜まる作動油の有無を確実に検知することができる。
また、液漏れ検知装置100では、平行平板21,22は、周方向に分割されている。
この構成では、ピストンロッド2の外径よりも大きい取付部2Aがピストンロッド2の先端に設けられる場合であっても、平行平板21,22を容易にピストンロッド2の外周面に臨むように設けることができる。したがって、油圧シリンダ101への平行平板21,22の取り付けが容易になる。
また、液漏れ検知装置100では、電極部20は、一対の平行平板21,22間の隙間20Aがピストンロッド2のうちシリンダヘッド6から突出する部分の外周面に臨むように設けられる。
この構成によれば、電極部20を外付けすることができるため、液漏れ検知装置100を既存の油圧シリンダ101にも容易に適用することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
1…シリンダチューブ(ハウジング)、2…ピストンロッド(シャフト)、6…シリンダヘッド(ハウジング)、20…電極部、20A…隙間、21,22…平行平板、30…検知部、100…液漏れ検知装置、101…油圧シリンダ(流体圧装置)

Claims (5)

  1. シャフトを有する流体圧装置に用いられる液漏れ検知装置であって、
    所定の隙間を空けて互いに対向する一対の平行平板を有する電極部と、
    前記電極部における電気的特性に基づいて、前記一対の平行平板間における液体の有無を判定して液漏れを検知する検知部と、を備え、
    前記電極部は、前記一対の平行平板間の前記隙間が前記シャフトの外周面に臨むように設けられることを特徴とする液漏れ検知装置。
  2. 前記電気的特性は、静電容量であることを特徴とする請求項1に記載の液漏れ検知装置。
  3. 前記一対の平行平板は、それぞれ環状に形成され前記シャフトの軸方向に並んで設けられることを特徴とする請求項1または2に記載の液漏れ検知装置。
  4. 前記平行平板は、周方向に分割されていることを特徴とする請求項3に記載の液漏れ検知装置。
  5. 前記電極部は、前記シャフトを支持する前記流体圧装置のハウジングの外部に設けられることを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載の液漏れ検知装置。
JP2017002763A 2017-01-11 2017-01-11 液漏れ検知装置 Active JP6817820B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017002763A JP6817820B2 (ja) 2017-01-11 2017-01-11 液漏れ検知装置
PCT/JP2018/000169 WO2018131560A1 (ja) 2017-01-11 2018-01-09 液漏れ検知装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017002763A JP6817820B2 (ja) 2017-01-11 2017-01-11 液漏れ検知装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018112464A true JP2018112464A (ja) 2018-07-19
JP6817820B2 JP6817820B2 (ja) 2021-01-20

Family

ID=62839946

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017002763A Active JP6817820B2 (ja) 2017-01-11 2017-01-11 液漏れ検知装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6817820B2 (ja)
WO (1) WO2018131560A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020031973A1 (ja) * 2018-08-10 2020-02-13 Kyb株式会社 流体漏れ検出システム

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11499546B2 (en) 2018-07-31 2022-11-15 Bio-Chem Fluidics, Inc. Piston pump comprising an electro-fluidic leak detection element
EP3767267B1 (en) * 2019-07-19 2023-01-04 ABB Schweiz AG Oil leakage sensor for motors

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6111626A (ja) * 1984-06-27 1986-01-20 Hitachi Ltd 液体漏れ検出装置
JPH0199038U (ja) * 1987-12-23 1989-07-03
JPH0545246A (ja) * 1991-08-09 1993-02-23 Eagle Ind Co Ltd 軸封装置用漏れ検出装置
JP2000180289A (ja) * 1998-12-17 2000-06-30 Kayaba Ind Co Ltd 油漏れ検出器
US20110205072A1 (en) * 2010-02-22 2011-08-25 Rached Ben-Mansour Leak detection band

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6111626A (ja) * 1984-06-27 1986-01-20 Hitachi Ltd 液体漏れ検出装置
JPH0199038U (ja) * 1987-12-23 1989-07-03
JPH0545246A (ja) * 1991-08-09 1993-02-23 Eagle Ind Co Ltd 軸封装置用漏れ検出装置
JP2000180289A (ja) * 1998-12-17 2000-06-30 Kayaba Ind Co Ltd 油漏れ検出器
US20110205072A1 (en) * 2010-02-22 2011-08-25 Rached Ben-Mansour Leak detection band

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020031973A1 (ja) * 2018-08-10 2020-02-13 Kyb株式会社 流体漏れ検出システム
JP2020026845A (ja) * 2018-08-10 2020-02-20 Kyb株式会社 流体漏れ検出システム及び異常診断方法
CN111247347A (zh) * 2018-08-10 2020-06-05 Kyb株式会社 流体泄漏检测系统
CN111247347B (zh) * 2018-08-10 2022-03-22 Kyb株式会社 流体泄漏检测系统

Also Published As

Publication number Publication date
WO2018131560A1 (ja) 2018-07-19
JP6817820B2 (ja) 2021-01-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6622566B2 (ja) 液漏れ検知装置
WO2018131560A1 (ja) 液漏れ検知装置
WO2017199607A1 (ja) 液漏れ検知装置
JP6643393B2 (ja) 流体漏れ検出システム及び流体圧システム
JP6661716B2 (ja) シールアセンブリおよびシールアセンブリから成るシールリング
US6094970A (en) Leak detector for a pump
JP2018054021A (ja) 液体漏れ検知ユニット
US11499574B2 (en) Fluid leakage detection device and reciprocating fluid pressure device
JP6307648B1 (ja) 漏洩検知システム付シリンダ装置、漏洩検知用カートリッジおよび漏洩検知システム付ドレンパイプ
JP6802735B2 (ja) 流体漏れ検出装置
JP6864507B2 (ja) シール状態検出装置
US11225985B2 (en) Fluid leakage detection device and reciprocating fluid pressure device
TWI751210B (zh) 液體洩漏檢測單元
CN110770560B (zh) 液体泄漏检测单元
CN110940615A (zh) 润滑油特性测量装置和润滑油特性测量方法
AU2015357838B2 (en) Length compensation device
SE448907B (sv) Tetningsring med inre och yttre tetningslepp av elastomer for en kolv eller kolvstang
JPH0545246A (ja) 軸封装置用漏れ検出装置
KR100799256B1 (ko) 운동용 고압 실링장치
JP2019199895A (ja) シール劣化診断装置及び流体圧システム
CN220270032U (zh) 一种回转窑密封结构及回转窑
CN213364056U (zh) 套管式热电偶
JP2010204064A (ja) 液体メーター用基準体積管
JP2019113448A (ja) 圧力検出器及びこれを備える流体装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190920

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200414

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20200526

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200710

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201201

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201225

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6817820

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350