JP2018110663A - 移動装置及び移動装置を有する電動車椅子 - Google Patents

移動装置及び移動装置を有する電動車椅子 Download PDF

Info

Publication number
JP2018110663A
JP2018110663A JP2017002162A JP2017002162A JP2018110663A JP 2018110663 A JP2018110663 A JP 2018110663A JP 2017002162 A JP2017002162 A JP 2017002162A JP 2017002162 A JP2017002162 A JP 2017002162A JP 2018110663 A JP2018110663 A JP 2018110663A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
turntable
wheel
differential
moving device
wheels
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017002162A
Other languages
English (en)
Inventor
中村 隆
Takashi Nakamura
隆 中村
嘉明 森田
Yoshiaki Morita
嘉明 森田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Imasen Electric Industrial Co Ltd
Original Assignee
Imasen Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Imasen Electric Industrial Co Ltd filed Critical Imasen Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2017002162A priority Critical patent/JP2018110663A/ja
Publication of JP2018110663A publication Critical patent/JP2018110663A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Retarders (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
  • Arrangement Of Transmissions (AREA)
  • Motor Power Transmission Devices (AREA)

Abstract

【課題】電動車椅子の向きを変更することなく、横方向又は斜め方向等の360°のいずれの方向にも移動可能であり、また車輪を駆動させることなく着座部の方向を変更することができる車椅子及びこうした車椅子その他の移動体に使用可能な移動装置を提供する。【解決手段】本発明の移動装置100は、駆動装置50と、少なくとも2つの車輪40と、前記駆動装置50からの駆動力を2つの車輪40の車軸の動力に差をつける差動装置60と、上方本体部と、前記上方本体部を回転させるターンテーブル20と、前記ターンテーブル20を駆動する作動させるターンテーブル用駆動装置25と、前記上方本体部に直接又は間接的に設けられてなる補助車輪と、を備えていることを特徴とする。【選択図】図2

Description

本発明は、移動装置及び移動装置を有する電動車椅子に関する。
電動車椅子には、運転操縦用の操作部と、使用者が着座する着座部を有する車体フレームに対し、駆動部と連結した車輪が左右に1つずつ合計2つの車輪が設けられているタイプのもの(特許文献1)、又は車体フレームに対し、前側に進行方向を決定する機能を有する2つの前車輪と、主として駆動輪としての機能又は車体安定性の機能を有する2つの後車輪とで合計4つの車輪を有するタイプのもの(特許文献2)がある。
しかしながら、いずれの電動車椅子においても、使用者が正面に向いた状態で電動車椅子を横方向や斜め方向に移動させることができない。そのため、室内等の狭い場所において希望の位置まで電動車椅子を移動させたい場合に、直線状に移動することができず、大きく回り込んだり、スイッチバックさせたりする必要があったりと、所望の位置に移動することが困難であったり、時間がかかったりするという課題があった。
また、電動車椅子の車輪の位置を変更することなく、使用者の向きを変更することができないといった課題があった。
特開2015−119821号公報 特開2015−142656号公報
本発明は、かかる課題を解決するためになされたものであり、電動車椅子の向きを変更することなく、横方向又は斜め方向等の360°のいずれの方向にも移動可能であり、また車輪を駆動させることなく着座シートの方向を変更することができる車椅子及びこうした車椅子その他の移動体に使用可能な移動装置を提供することを目的とする。
本発明は、上述の目的を達成するために、以下の手段を採った。
本発明にかかる移動装置は、
駆動装置と、
少なくとも2つの車輪と、
前記駆動装置からの駆動力を2つの車輪の車軸に伝達するとともに、それぞれの車軸の回転数に差をつけることができる差動装置と、
上方本体部と、
前記上方本体部を回転させるターンテーブルと、
前記ターンテーブルを駆動するターンテーブル用駆動装置と、
前記上方本体部に直接又は間接的に設けられてなる補助車輪と、
を備えていることを特徴とする。
本発明にかかる移動装置によれば、駆動装置によって車輪を可動することで前後左右等の車輪の向いている方向への移動を可能にするとともに、ターンテーブル用駆動装置を駆動することによって、車輪の向きを360°任意の方向に回転移動させることができる。したがって、上方本体部の向きにかかわらず、任意の方向へ移動装置を移動させることができる。
また、本発明にかかる移動装置において、前記差動装置は、デフロック機構を有することを特徴とするものであってもよい。
デフロック機構を設けることによって、車輪を回転させることなく、上方本体部のみ回転させることができる。そのため、移動装置下方側を所定の位置に固定した状態のまま、上方本体部のみを任意の方向へ向けることができる。
さらに、本発明にかかる移動装置において、前記デフロック機構を可動するデフロック用アクチュエータを有することを特徴とするものであってもよい。
かかる構成を採用することによって、上方本体部のみの回転と、移動装置下方側の回転を自在に変更することができる。
さらに、本発明にかかる移動装置において、前記補助車輪は、4個有することを特徴とするものであってもよい。
かかる構成を採用することによって、上方本体部の安定性を向上させることができる。
さらに、本発明にかかる移動装置において、さらに、操作手段を有することを特徴とするものであってもよい。
かかる構成を採用することによって、使用者が任意に上方本体部のみの回転移動、移動装置下方側のみの回転移動、前進、後進等を自在に制御することができる。
さらに、本発明は、上述した移動装置を備えたことを特徴とする電動車椅子を提供する。
かかる電動車椅子によれば、使用者は、着座シートを任意の向きたい方向に向けることができる。また、着座シートの向きにかかわらず、任意の方向へ電動車椅子を移動させることができる。
本発明にかかる移動装置及び電動車椅子によれば、下方部を固定した状態で上方本体部を任意の方向へ向けることができ、また、上方本体部の向きにかかわらず、360°任意の方向へ移動させることができる。
図1は、本実施形態にかかる移動装置100の斜視図である。 図2は、本実施形態にかかる移動装置100において上方本体部10を省略した斜視図である。 図3は、本実施形態にかかる移動装置100の一部正面図である。 図4は、本実施形態にかかる移動装置100の断面図である。
以下、本発明にかかる移動装置100の実施形態について図面に沿って詳細に説明する。図1は、本実施形態にかかる移動装置100の斜視図であり、図2は、本実施形態にかかる移動装置100において上方本体部10を省略した斜視図であり、図3は、本実施形態にかかる移動装置100の一部正面図である。図4は、本実施形態にかかる移動装置100の断面図である(ただし、見づらくなることから、断面線は省略してある。)。なお、以下に説明する実施形態及び図面は、本発明の実施形態の一部を例示するものであり、これらの構成に限定する目的に使用されるものではない。また、各図において対応する構成要素には同一又は類似の符号が付されている。
本実施形態にかかる移動装置100は、人間が乗ったり、又は荷物等を載置したりして人間や荷物の移動を補助するための器具に適用可能な装置であり、例えば、電動車椅子、電動カートや台車等に適用可能である。勿論これらの使用に限定されるものではない。本実施形態においては、車椅子に適用する場合を例として説明する。
移動装置100は、図1及び図2に示すように、主として、人間が着座する着座シート(図示せず。)や着座シートが取り付けられる取付部等からなる上方本体部10と、上方本体部10の回転方向の移動を制御するターンテーブル20及びこのターンテーブル20を駆動するターンテーブル用駆動装置25と、移動装置100を移動させるための2つの車輪40、主としてこの車輪40を駆動する駆動装置50及び2つの車輪40の回転を差動可能にする差動装置60と、上方本体部10の水平状態を保持する補助車輪70と、移動装置100を操作する操作手段90と、を備えている。
上方本体部10は、荷物や人間等の移動させたい物体を載置する部分であり、例えば、電動車椅子の場合は、着座シート又はこの着座シートが取り付けられる取付部材等が相当する。
ターンテーブル20は、図2に示すように、内側に配置されるリング状の第1ターンテーブル21と、第1ターンテーブル21の外周側に配置されるリング状の第2ターンテーブル22とを有している。それぞれ第1ターンテーブル21と第2ターンテーブル22との間には、図4に示すように、ベアリング23が設けられており、同心軸を中心に互いに異なる回転が可能に設けられる。
第1ターンテーブル21は、上方本体部10と相対位置が変更しないように上方本体部10に対して直接又は間接的に固定されている。すなわち、第1ターンテーブル21は、上方本体部10と同様に回転する。第2ターンテーブル22は、下方の差動装置60や車輪40との相対位置が変更しないように固定される。本実施形態では下方側の差動装置60や車輪40と位置が固定されている底面板24に固定されている。したがって、第2ターンテーブル22は、車輪40の方向の変更と同様に回転する。第2ターンテーブル22の外周には、図2に示すように、ギア歯22aが設けられている。
ターンテーブル用駆動装置25は、電動モータ等の駆動機器からなり、図4に示すように、上方本体部10に固定されている。ターンテーブル用駆動装置25はピニオンギア25aで第2ターンテーブル22のギア歯22aと噛合しており、ターンテーブル用駆動装置25を駆動させることによって、第2ターンテーブル22に対して回転する力を加えることができる。よって、第2ターンテーブル22が移動しないように固定されていれば、ターンテーブル用駆動装置25を駆動することによって、ターンテーブル用駆動装置25は、第2ターンテーブル22の周囲に沿って回転するように移動し、ひいてはターンテーブル用駆動装置25が固定されている上方本体部10が回転することになる。
なお、本実施形態においては、第1ターンテーブル21を上方本体部10に固定し、第2ターンテーブル22を下方の差動装置60や車輪40等との相対位置が変更しないように配置したが、逆に第1ターンテーブル21を差動装置60や車輪40との相対位置が変更しないように配置し、第2ターンテーブル22を上方本体部10に固定し、第1ターンテーブル21とターンテーブル用駆動装置25とが連動するように設けてもよい。
車輪40は、移動装置100の両側に配置される2つの車輪40a、40bを有しており、後述する駆動装置50と連動しており、移動装置100の駆動輪としての機能を有する。
駆動装置50は、電動モータ等の駆動機器からなる。駆動装置50は、第1ターンテーブル21との相対位置が変わらないように、第1ターンテーブル21に対して直接又は間接的に取り付けられる。本実施形態においては、第1ターンテーブル21と固定されている上方本体部10に固定することによって、第1ターンテーブル21との相対位置が変わらないように設置されている。駆動装置50の回転力は差動装置60内に配置されるドライブピニオン55に伝達される。駆動装置50とドライブピニオン55の間には、適切な速度又はトルクを調整する中間ギア52を適宜設けても良い。駆動装置50としては、駆動していない場合に、電磁ブレーキ付モータのように軸が回転するのを防止するタイプのものを使用してもよい。
差動装置60は、いわゆるディファレンシャル機構を有する装置であり、それぞれの車輪40a及び車輪40bの車軸42a及び車軸42bの回転数に差を設けたり、回転方向を逆にしたりするための機構である。差動装置60は、図3に示すように、駆動装置50に連動しているドライブピニオン55と、このドライブピニオン55の回転を車軸42aへ伝達するため、ドライブピニオン55と噛合するかさ歯車からなるリングギア64と、それぞれギア歯が対向するようにそれぞれの車軸42a及び車軸42bに設けられたかさ歯車からなる2つのサイドギア65a及びサイドギア65bと、それぞれのサイドギア65a、65bに係合するかさ歯車からなる2つのディファレンシャルピニオン66と、ディファレンシャルピニオン66の軸を支持するデフケース68と、を有している(それぞれのギア歯は省略してある。)。さらに、差動装置60は、デフロック機構を有している。本実施形態においては、車軸42bには複数の嵌合孔69aを有するデフロック板69が設けられており、デフケース68の先端に設けられた嵌合突起68aと嵌合することにより、ロックして車軸42aと車軸42bが連結され、同回転に回転する。デフロック板69は、車軸42bの軸に対して平行に移動可能に設けられるとともに、かつこのデフロック板69に対して、デフロックを解除する方向(図3の矢印Aの方向)に付勢する付勢ばね69bが設けられている。また、デフロック板69には、図2に示すように、デフロック用アクチュエータ62が連結されている。したがって、デフロック用アクチュエータ62がオフの場合には、デフロックが解除され、デフロック用アクチュエータ62をオンにすることによって、デフロック板69をデフケース68側に移動させてデフロックさせることができる。
補助車輪70は、自ら駆動するものではなく、上方本体部10の水平方向を支持するための車輪であり、上方本体部10に固定され、上方本体部10が傾くことを防止している。補助車輪70は特に限定するものではなく、前後左右の移動を可能にする形態であればよく、例えば、キャスター等であってもよい。補助車輪70は、水平状態を保持するものであるため、少なくとも3つ以上、好ましくは、安定性確保のため4つ以上設けるとよい。
操作手段90は、人間による入力によって、ターンテーブル用駆動装置25、駆動装置50及びデフロック用アクチュエータ62に信号を送信し、これらの駆動を制御する装置である。例えば、操縦桿のようなスティック状のもの、タッチパネルのようなタッチ型入力手段、リモートコントローラ、又はタブレット型コンピュータであってもよい。コントロールユニットは、操作手段90側であっても、別体に設けられていてもいずれであってもよい。本実施形態では、図1に示すように、タブレット型コンピュータを使用している。
次に、以上のように作製された移動装置100の動きについて説明する。まず、移動装置100を車輪40の向いている方向に移動させる場合について説明する。操作手段90に前進又は後進等の車輪40を回転させる入力をすることによって、入力信号により駆動装置50が駆動する。この際にターンテーブル用駆動装置25は駆動しない。駆動装置50が駆動することによって、中間ギア52を介してドライブピニオン55を回転させる。ドライブピニオン55の回転は、リングギア64に伝達され、車軸42aが回転し、車輪40aが回転する。この際に、車軸42bは、デフロック状態、デフロック解除状態にかかわらず、差動装置60のディファレンシャル機能によって同方向に回転する。よって、デフロック用アクチュエータ62は、オンの状態でもオフの状態でも構わない。より好ましくは、デフロック状態にすれば、車軸42a及び車軸42bの回転が完全に固定し、直進性が安定するため、デフロック用アクチュエータ62をオンにし、デフロック状態で使用するとよい。これにより、車輪40の回転方向に移動装置100全体が移動することになる。なお、車輪40の回転方向の切り替えは、駆動装置50の回転方向を逆転してもよいし、中間ギア等に例えば遊星ギア等を利用したりして、機構的に正逆反転機構を設けても構わない。
次に、車輪40が回転することなく(すなわち、上方本体部10の下方側は移動、又は回転することなく)、上方本体部10を回転させる場合について説明する。操作手段90に上方本体部10の回転を入力することで、入力信号が送信されデフロック用アクチュエータ62がオンになる。これにより差動装置60がデフロックされる。次に、信号によりターンテーブル用駆動装置25が起動される。これにより、第2ターンテーブル22に対し、回転させる力が加わる。この際に、車輪40には反力が発生し、反対方向に回転する力が加わる。例えば、図2に示すように、矢印Bの方向に上方本体部10を回転させようとすると、車輪40bには、反力として矢印Cの方向へ回転する力が加わる。車輪40bの回転する力は、デフロックされているので、リングギア30b、ドライブピニオン55、駆動装置50の順に力が伝達する。しかし、駆動装置50がオフの状態にあるので、逆相ブレーキやうず電流ブレーキ等のモーターブレーキによってドライブピニオン55の回転が防止されるため、車輪40の回転が防止される。そのため、下方側は回転することができず、ターンテーブル用駆動装置25が第2ターンテーブル22の周囲を回転するように移動し、ターンテーブル用駆動装置25が固定されている上方本体部10が下方側の車輪40、差動装置60等に対して回転することになる。
次に、上方本体部10を移動、回転させることなく、車輪40の方向を回転する方法について説明する。操作手段90に車輪40の向きの変更を入力することで、入力信号によってデフロック用アクチュエータ62がオフになり、差動装置60のデフロック機構が解除される。次に信号により、ターンテーブル用駆動装置25が起動される。これにより、図2に示すように、矢印Bの方向に上方本体部10を回転させようとすると、車輪40bには、反力として矢印Cの方向へ回転する力が加わる。この回転は、差動装置60のサイドギア65b(矢印Cの回転方向)、2つのディファレンシャルピニオン66(矢印D及びEの回転方向)、サイドギア65a(矢印Fの回転方向)と伝達し、サイドギア65aに対してサイドギア65bと逆回転の力が伝達される。そのため、このサイドギア65bに連結された車輪40aは車輪40bと逆回転することになる。これにより、車輪40は回転し、方向を変更することができる。この際に、上方本体部10は、補助車輪70に荷重がかかっているため、回転することが防止される。
上方本体部10が回転することなく、車輪40の方向が変更するための条件は以下のとおりである。
T1:回転中心に対して、車輪40を回転させるのに必要なトルク、すなわち、上方本体部10の下方側を回転させるために必要なトルク
T2:回転中心に対して補助車輪70が回転するのに必要なトルク、すなわち、上方本体部10を回転させるのに必要なトルク
とした場合に、T2>T1となれば補助車輪70が移動することなく、車輪40の方向が変更することになる。
したがって、
F1:車輪40の転がり抵抗力
F2:補助車輪70の転がり抵抗力
L1:回転中心から車輪40までの距離
L2:回転中心から補助車輪70までの距離
μ :転がり軸受けの摩擦トルク
とし、車輪40が2個、補助車輪70が4つとした場合、それぞれT1、T2は以下のようになる。
T1=(F1×μ×L1)×2
T2=(F2×μ×L2)×4
よって、(F2×μ×L2)×4>(F1×μ×L1)×2
の場合に車輪40の方向が変更することになる。

具体的に、一般的な人間及び車椅子の重量・大きさを想定して計算すると、
車椅子の重量:60Kg
乗員の重量 :75Kg
車椅子と乗員の重量:135Kg
車輪車軸、補助車輪軸の転がり軸受け摩擦トルク :μ=0.001
L1 :145mm
L2 :294.5mm
とすると、
車輪2個とキャスター4個に等分して負荷がかかると想定すると、
(135Kg)×9.8/6=220.5N
F1=220.5N×0.001=0.2205N
F2=220.5N×0.001=0.2205N

T1=(0.2205N×145mm)×2=63.9Nmm
T2=(0.2205N×294.5mm)×4=259.7Nmm
→ T2>T1
となり、車輪40のみが方向を変更することになる。
かかる結果によれば、T2とT1との間には約4倍の負荷の相違があり、一般的な車椅子やカート、台車等であれば、車輪40のみが方向を転換することがわかる。
以上のように作製された移動装置100によれば、車輪40の向きに対して、上方本体部10の向きを自在に変更することができる。したがって、例えば、車椅子の場合、一定の位置まで移動した後に自身の方向を360°すべての方向に向けることができる。また、自分の向いている方向に対して、車輪40の方向を任意に変更することができるので、自身の向いている方向以外のすべての方向に移動させることができる。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得る。
上述した実施形態で示すように、電動車椅子として産業上利用可能である。
10…上方本体部、20…ターンテーブル、21…第1ターンテーブル、22…第2ターンテーブル、22a…ギア歯、23…ベアリング、24…底面板、25…ターンテーブル用駆動装置、25a…ピニオンギア、30b…リングギア、40…車輪、40a…車輪、40b…車輪、42a…車軸、42b…車軸、50…駆動装置、52…中間ギア、55…ドライブピニオン、60…差動装置、62…デフロック用アクチュエータ、64…リングギア、65a…サイドギア、65b…サイドギア、66…ディファレンシャルピニオン、68…デフケース、68a…嵌合突起、69…デフロック板、69a…嵌合孔、69b…付勢ばね、70…補助車輪、90…操作手段、100…移動装置

Claims (6)

  1. 駆動装置と、
    少なくとも2つの車輪と、
    前記駆動装置からの駆動力を2つの車輪の車軸に伝達するとともに、それぞれの車軸の回転数に差をつけることができる差動装置と、
    上方本体部と、
    前記上方本体部を回転させるターンテーブルと、
    前記ターンテーブルを駆動するターンテーブル用駆動装置と、
    前記上方本体部に直接又は間接的に設けられてなる補助車輪と、
    を備えていることを特徴とする移動装置。
  2. 前記差動装置は、デフロック機構を有することを特徴とする請求項1記載の移動装置。
  3. 前記デフロック機構を可動するデフロック用アクチュエータを有することを特徴とする請求項2に記載の移動装置。
  4. 前記補助車輪は、4個有することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の移動装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の移動装置において、
    さらに、操作手段を有することを特徴とする移動装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の移動装置を備えたことを特徴とする電動車椅子。
JP2017002162A 2017-01-10 2017-01-10 移動装置及び移動装置を有する電動車椅子 Pending JP2018110663A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017002162A JP2018110663A (ja) 2017-01-10 2017-01-10 移動装置及び移動装置を有する電動車椅子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017002162A JP2018110663A (ja) 2017-01-10 2017-01-10 移動装置及び移動装置を有する電動車椅子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018110663A true JP2018110663A (ja) 2018-07-19

Family

ID=62911562

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017002162A Pending JP2018110663A (ja) 2017-01-10 2017-01-10 移動装置及び移動装置を有する電動車椅子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018110663A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP4321774A1 (de) * 2022-08-08 2024-02-14 Österreichische Post AG Zustellerwagen

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001087315A (ja) * 1999-09-17 2001-04-03 Seishiro Yoshihara 電動移行台車及び駆動車輪セット
JP2001190601A (ja) * 2000-01-12 2001-07-17 Toyama Prefecture 電動車椅子
JP2008521704A (ja) * 2004-12-01 2008-06-26 ボリンジア インダストリー アーゲー 歩行する人によって操作されるようになされた種類の走行物体
JP2013248356A (ja) * 2012-05-30 2013-12-12 Fuji Hensokuki Co Ltd 車椅子用デフロック付きギャードモータ

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001087315A (ja) * 1999-09-17 2001-04-03 Seishiro Yoshihara 電動移行台車及び駆動車輪セット
JP2001190601A (ja) * 2000-01-12 2001-07-17 Toyama Prefecture 電動車椅子
JP2008521704A (ja) * 2004-12-01 2008-06-26 ボリンジア インダストリー アーゲー 歩行する人によって操作されるようになされた種類の走行物体
JP2013248356A (ja) * 2012-05-30 2013-12-12 Fuji Hensokuki Co Ltd 車椅子用デフロック付きギャードモータ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP4321774A1 (de) * 2022-08-08 2024-02-14 Österreichische Post AG Zustellerwagen

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5376347B2 (ja) 操舵可能な駆動機構および全方向移動車
US20110070998A1 (en) Drive unit
JP6299793B2 (ja) 立ち乗り型移動装置
EP3006308A1 (en) Stop control device of vehicle
JP4985744B2 (ja) シート装置
JP2019172100A (ja) 移動装置
JP2018110663A (ja) 移動装置及び移動装置を有する電動車椅子
CN110296195B (zh) 移动载具与传动总成
JP6837910B2 (ja) 全方向移動車両
JP2007090927A (ja) 自動走行装置
JP2014004291A (ja) 乗用姿勢制御装置を備えた乗用車両
JP5751130B2 (ja) 移乗装置及び移乗装置制御方法
JP2022059721A (ja) 電動車両の駆動システム
JP2005212727A (ja) 4輪独立操舵車両
JP2013170588A (ja) トランスアクスル及びホイール式作業車輌
JP2001246967A (ja) 車両用シート装置
JP2015177835A (ja) トルク混合装置及びトルク混合装置の駆動方法
WO2015132911A1 (ja) 台車装置
KR101788177B1 (ko) 휠체어
JP2013193597A (ja) 車両用駆動操舵装置
JP2018098898A (ja) 電動車両の駆動制御装置
KR20140078363A (ko) 전동 스쿠터
JP2004049905A (ja) 電動車椅子
JP2010012031A (ja) 操縦装置並びに電動車椅子
JPH0698899B2 (ja) 全方向移動装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190110

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191218

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200107

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200305

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200623

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200820

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20210202