JP2018110533A - 水槽設備 - Google Patents

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JP2018110533A JP2017001167A JP2017001167A JP2018110533A JP 2018110533 A JP2018110533 A JP 2018110533A JP 2017001167 A JP2017001167 A JP 2017001167A JP 2017001167 A JP2017001167 A JP 2017001167A JP 2018110533 A JP2018110533 A JP 2018110533A
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Norihiro Kato
周裕 加藤
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Abstract

【課題】基台内部に第1および第2水槽間を連通接続する連通管路を簡単に形成できる水槽設備を提供する。【解決手段】本発明の水槽設備は、基台1と、基台1上に設けられた第1および第2水槽2,3と、基台1の内部に設けられ、かつ第1および第2水槽2,3間を連通接続するための往き管路4等の連通管路とを備える。基台1の上板11に、第1水槽2の底面に対応して往き管路4の一端開口4bが設けられ、基台1の上板11に、第2水槽3の底面に対応して往き管路4の他端開口4aが設けられる。上方が開口され、かつ長さ方向の両端が閉塞された溝型形状の往き管路部材40等の連通管路部材が、その上方開口の両端部が、往き管路4の一端開口4bおよび他端開口4aに適合させつつ、連通管路部材の上方開口周縁部が基台1の上板の裏面にシーリング材7を介して水密状態に取り付けられることにより、往き管路4が形成されている。【選択図】図6

Description

この発明は例えば、一般家庭等において観賞魚や水草等の水棲生物を飼育栽培しつつ観賞する際に用いられる水槽設備に関する。
各家庭等で多く用いられる一般の観賞魚用の水槽は、水槽内に観賞魚等の水棲生物以外に、水質や水温等を調整して水質を所定の品質以上に維持すための濾過装置や冷却/加熱器等の器具類が配置されている。このような器具類は、良好な飼育環境を維持するために必要不可欠な器具であるものの、観賞する者にとっては目障りとなる場合もあり美観を損なうおそれがある。
そこで下記特許文献1,2に示すように観賞用水槽内に水質維持用(飼育環境維持用)の器具類が配置されない水槽設備が開発されている。この水槽設備は、観賞魚が飼育される観賞用水槽としてのメイン水槽と、水質維持用の器具類が配置される器具用水槽としてのサブ水槽と、両水槽間を連結する往き管および戻り管と、循環ポンプとを備え、循環ポンプの駆動によって、サブ水槽内の水を往き管を介してメイン水槽に供給しつつ、メイン水槽内の水を戻り管を介してサブ水槽内に戻すようにしている。このように両水槽間に水を循環させることによって、メイン水槽に器具類を配置せずにメイン水槽内の水質を良好に維持するようにしている。
特許第4746140号 特許第4791606号
ところで上記特許文献1,2に示すような2つの水槽を有する従来の水槽設備として、基台を備え、その基台上に観賞用水槽および器具用水槽が配置されるとともに、基台内部に往き管および戻り管が埋設された水槽設備が提案されている。この水槽設備においては、メイン水槽の底面に往き管の吐出口および戻り管の吸水口が設けられ、吐出口からサブ水槽の水が吐出されてメイン水槽に供給されることになる。
しかしながら、このような水槽設備においては、2つの水槽間を連通接続するための往き管や戻り管等の連通管路を、基台内部の限られたスペースに形成する必要があり、構造が複雑となる場合があり、往き管や戻り管等の連通管路を簡単に形成することが困難となり、ひいては水槽設備全体の製作も困難になるという課題があった。
この発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、メイン水槽等の第1水槽とサブ水槽等の第2水槽との間を連通接続する往き管路および戻り管路等の連通管路を簡単に形成できて、水槽設備全体を簡単に製作することができる水槽設備を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、以下の手段を備えるものである。
[1]基台と、
前記基台上に設けられた第1および第2水槽と、
前記基台の内部に設けられ、かつ前記第1および第2水槽間を連通接続するための連通管路とを備え、
前記基台の上板に、前記第1水槽の底面に対応して前記連通管路の一端開口が設けられ、
前記基台の上板に、前記第2水槽の底面に対応して前記連通管路の他端開口が設けられ、
上方が開口され、かつ長さ方向の両端が閉塞された溝型形状の連通管路部材が、その上方開口の両端部が、前記連通管路の一端開口および他端開口に適合させつつ、前記連通管路部材の上方開口周縁部が前記基台の上板の裏面にシーリング材を介して水密状態に取り付けられることにより、前記連通管路が形成されていることを特徴とする水槽設備。
[2]前記シーリング材がシリコン系シーリング材によって構成されている前項1に記載の水槽設備。
[3]前記連通管路部材の外周縁部に周方向に間隔をおいて複数のねじ留め片が外方に突出するように形成され、
前記ねじ留め片が前記基台の上板の裏面にねじ留め固定されることにより、前記連通管路部材が前記基台に固定されている前項1または2に記載の水槽設備。
[4]前記連通管路は、往き管路と、戻り管路とを備え、
前記第1水槽の底面に、前記往き管路および前記戻り管路の各一端開口が設けられ、
前記第2水槽の底面に、前記往き管路および前記戻り管路の各他端開口が設けられ、
前記連通管路部材は、前記往き管路を形成するための往き管路部材と、前記戻り管路を形成するための戻り管路部材とを備え、
循環ポンプによって、前記第2水槽内の水を前記往き管路を介して前記第1水槽内に供給するとともに、前記第1水槽内の水を前記戻り管を介して前記第2水槽内に戻すように構成されている前項1〜3のいずれか1項に記載の水槽設備。
[5]前記第1水槽は、水棲生物を観賞するためのメイン水槽によって構成されるとともに、
前記第2水槽は、水質を維持するための器具類が配置されたサブ水槽によって構成されている前項4に記載に水槽設備。
発明[1]の水槽設備によれば、基台の上板の裏面側に、第1水槽側の一端開口および第2水槽側の他端開口間を架け渡すように溝型形状の連通管路部材を介して取り付けて連通管路を形成するようにしているため、溝型形状の連通管路部材を基台の裏面に取り付けるだけで簡単に連通管路を形成することができ、ひいては水槽設備全体を効率良く簡単に製作することができる。
発明[2]の水槽設備によれば、溝型形状の連通管路部材の上方開口周縁部と基台の上板裏面との間をシリコン系シーリング材によって密着固定しているため、作業効率良く水密性に優れた連通管路を製作することができる。
発明[3]の水槽設備によれば、連通管路部材の外周縁部に形成したねじ留め片を基台にねじ留め固定しているため、シーリング材が硬化する前の状態であっても、連通管路部材を基台に安定した状態に固定することができる。そのためシーリング材が硬化するまで放置する必要がなく、硬化前の状態でそのまま次の製作工程を実施することができ、水槽設備組立作業を効率良く行うことができる。
発明[4][5]の水槽設備によれば、良好な美観を確保しつつ、快適な飼育環境下で観賞魚等の水棲生物を観賞飼育することができる。
図1はこの発明の実施形態である水槽設備を示す斜視図である。 図2は実施形態の水槽設備を分解して示す斜視図である。 図3は実施形態の水槽設備に適用された基台を示す平面図である。 図4は実施形態の水槽設備をその水槽周壁体を取り外した状態で示す斜視図である。 図5は実施形態の基台を示す下面図である。 図6は実施形態の基台を下面側から見た分解図である。 図7は実施形態の基台における管路周辺を示す断面図である。 図8は実施形態の水槽設備に適用された管路部材を示す斜視図である。
図1はこの発明の実施形態である水槽設備を示す斜視図、図2は実施形態の水槽設備を分解して示す斜視図、図3は実施形態の水槽設備の基台を示す平面図、図4は実施形態の水槽設備をその水槽周壁体を取り外した状態で示す斜視図である。
これらの図に示すように本実施形態の水槽設備は、基台1と、観賞用水槽としてのメイン水槽2と、器具用水槽としてのサブ水槽3と、両水槽2,3間を連通接続する往き管路(供給管路)4および戻り管路(排出管路)5と、吐出ポンプ15とを基本的な構成要素として備えている。
基台1は硬質合成樹脂の成形品によって構成されている。基台1の上壁によって構成される上板11には、メイン水槽2およびサブ水槽3に対応する各領域がそれぞれ凹陥形成されることにより、基台1の上面にメイン水槽側凹陥部21およびサブ水槽側凹陥部31がそれぞれ形成されている。両凹陥部21,31は平面視においてそれぞれ矩形状に形成されている。
後に説明するようにメイン水槽側凹陥部21の底面22は、メイン水槽2の底面22を構成するものであり、サブ水槽側凹陥部31の底面32は、サブ水槽3の底面32を構成するものである。なお本実施形態においては、メイン水槽2が第1水槽として構成されるとともに、サブ水槽3が第2水槽として構成されている。
メイン水槽側凹陥部21には平面視において、それぞれ長円形状の吐出口4bおよび吸込口5aが形成されている。吐出口4bは後述の往き管路4の吐出口として機能するとともに、吸込口5aは後述の戻り管路5の吸込口として機能する。ここで本実施形態においては、往き管路4の吐出口4bが往き管路4の一端開口として構成されるとともに、戻り管路5の吸込口5aが戻り管路5の一端開口として構成されている。
吐出口4bには、その吐出口4bの形状に対応する形状を有し、かつ吐出口4bを水密状態に閉塞するための吐出口閉塞蓋41が着脱自在(開閉自在)に取り付けられている。この吐出口閉塞蓋41には、水の流通を許容する円形の流出孔42が形成されている。
また吸込口5aには、その吸込口5aの形状に対応する形状を有し、かつ吸込口5aを水密状態に閉塞するための吸込口閉塞蓋51が着脱自在(開閉自在)に取り付けられている。この吸込口閉塞蓋51には、水の流通を許容する円形の流入孔52が形成されている。
基台1におけるサブ水槽側凹陥部31には、円形の吸込口4aおよび吐出口5bが形成されている。この吸込口4aは往き管路4の吸込口として機能するとともに、吐出口5bは戻り管路5の吐出口として機能する。ここで本実施形態においては、往き管路4の吸込口4aが往き管路4の他端開口として構成されるとともに、戻り管路5の吐出口5bが戻り管路5の他端開口として構成されている。
図5は水槽設備の基台1を示す下面図(裏面図)、図6は基台1を裏面側から見た分解斜視図である。両図に示すように基台1の裏面には、サブ水槽3の往き管路吸込口4aからメイン水槽2の往き管路吐出口4bにかけての領域に往き管路部材40が設けられるとともに、メイン水槽2の戻り管路吸込口5aからサブ水槽3の戻り管路吐出口5bにかけての領域に戻り管路部材50が設けられている。ここで本実施形態においては、往き管路部材40および戻り管路部材50が連通管路部材(管路部材)として構成されている。
図6〜図8に示すように管路部材40,50は、断面が略U字状に形成された溝型形状を有する硬質合成樹脂製の長尺部材によって構成されている。この管路部材40,50は、上方に開口された上方開口61が形成されるものの、長さ方向の両端面には閉塞壁が形成されており、長さ方向の両端面は長さ方向に対しそれぞれ閉塞されている。
また管路部材40,50の上方開口61の周縁部(周壁上端面)には、その周縁部に沿って連続するシーリング材充填溝62がそれぞれ形成されている。さらに管路部材40,50の外周縁部には、その外周縁部に沿って適宜間隔をおいて複数のねじ留め片63が外方に突出するように一体に形成されている。
一方、基台1の裏面側(下面側)には、管路部材40,50を設置する領域の外周縁部に沿って連続してリブ12が、裏面側(下方)に突出するように一体に形成されている。このリブ12は、管路部材40,50のシーリング材充填溝62に対応して形成されており、シーリング材充填溝62内に嵌め込むことができるようになっている。また基台1の裏面側におけるリブ12の外側には、上記管路部材40,50のねじ留め片63にそれぞれ対応してねじ留め部13が一体に形成されている。
そして管路部材40,50のシーリング材充填溝62にペースト状ないし糊状のシリコン系シーリング材7を塗布して充填し、そのシーリング材付きの管路部材40,50をシーリング材充填溝62内にリブ12が嵌まり込むように配置する。さらに管路部材40,50を基台1側に押し付けた状態でビス等のねじ71を管路部材40,50のねじ留め片63に貫通して基台1のねじ留め部13にねじ留めすることによって、管路部材40,50を基台1に固定する。この固定状態においては、シーリング材7が管路部材40,50の上方開口周縁部と基台1の上板11(リブ12)との間に充填配置されることにより、その間の水密が図られた状態で、管路部材40,50が基台1に密着固定されている。
ここで本実施形態においては、往き管路部材40と基台1の上板11とによって往き管路4が形成されるとともに、戻り管路部材50と基台1の上板11とによって戻り管路5が形成されている。さらに本実施形態においては、往き管路4および戻り管路5が連通管路(管路)として構成されている。
また往き管路部材40の上方開口61における一端部が基台1のメイン水槽底面22の吐出口4bに対応して配置されるとともに、他端部がサブ水槽底面32の吸込口4aに対応して配置されている。従って既述した通りサブ水槽底面32の吸込口4aが往き管路4の吸込口として機能するとともに、メイン水槽底面22の吐出口4bが往き管路4の吐出口として機能する。
さらに戻り管路部材50の上方開口61における一端部が基台1のメイン水槽底面22の吸込口5aに対応して配置されるとともに、他端部がサブ水槽底面32の吐出口5bに対応して配置されている。従って既述した通り、メイン水槽底面22の吸込口5aが戻り管路5の吸込口として機能するとともに、サブ水槽底面32の吐出口5bが戻り管路5の吐出口として機能する。
図1および図2に示すように基台1におけるメイン水槽側凹陥部21に取り付けられるメイン水槽周壁体20は、メイン水槽2の周囲4壁を構成するものであり、上下両端が開放された筒状(角筒状)に形成されている。このメイン水槽周壁体20は、透明なガラス板ないし合成樹脂板によって構成されており、水平面形状(水平断面形状)がメイン水槽側凹陥部21の平面形状に対応する形状を有している。このメイン水槽周壁体20の下端部がメイン水槽側凹陥部21に嵌め込まれた状態で固定されている。なおメイン水槽周壁体20の下端部とメイン水槽側凹陥部21の周縁部との間にペースト状ないし糊状のシリコン系シーリング材(図示省略)が充填塗布されることにより、メイン水槽周壁体20が基台1に水密状態に固定されている。ここで本実施形態においてはメイン水槽周壁体20と、メイン水槽側凹陥部21の底面とによって観賞用水槽としてのメイン水槽2が形成されている。
また基台1におけるサブ水槽側凹陥部31に取り付けられるサブ水槽周壁体30は、サブ水槽3の周囲4壁を構成するものであり、上下両端が開放された筒状(角筒状)に形成されている。このサブ水槽周壁体30は、黒色等に色付けされた不透明なガラス板ないし合成樹脂板によって構成されており、水平面形状(水平断面形状)がサブ水槽側凹陥部31の平面形状に対応する形状を有している。このサブ水槽周壁体30の下端部がサブ水槽側凹陥部31に嵌め込まれた状態で固定されている。なおサブ水槽周壁体30の下端部とサブ水槽側凹陥部31の周縁部との間にペースト状ないし糊状のシリコン系シーリング材(図示省略)が充填塗布されることにより、サブ水槽周壁体30が基台1に水密状態に固定されている。ここで本実施形態においてはサブ水槽周壁体30と、サブ水槽側凹陥部31の底面とによって器具用水槽としてのサブ水槽3が形成されている。
図1〜図4に示すようにメイン水槽2の底面22において、吐出口閉塞蓋41の流出孔42には吐出ノズル23が着脱自在に取り付けられるとともに、吸込口閉塞蓋51の流入孔52にはストレーナパイプ(ストレーナ付きパイプ)24が着脱自在に取り付けられている。これにより往き管路4内の水は吐出ノズル23を介してメイン水槽2内に吐出されるとともに、メイン水槽2内の水はストレーナパイプ24を介して戻り管路5内に吸い込まれるようになっている。なお吐出ノズル23やストレーナパイプ24等、メイン水槽2側に設けられる部品は、目立たないように透明な材料によって構成するのが好ましい。
またサブ水槽3の底面32において、戻り管路吐出口5bにはストレーナパイプ(ストレーナ付きパイプ)34が着脱自在に取り付けられており、戻り管路5内の水はストレーナパイプ34を介してサブ水槽3内に吸い込まれるようになっている。
さらにサブ水槽3の底面32には、循環ポンプとしての吐出ポンプ15が設置されている。この吐出ポンプ15の吐出口は、サブ水槽底面32における往き管路吸込口4aに嵌め込まれるように配置されるとともに、吐出ポンプ15の吸込口はサブ水槽3内に開口するように配置されている。従ってサブ水槽3内の水が吐出ポンプ15に吸い込まれて往き管路吸込口4aを介して往き管路4内に吐出されるようになっている。
またサブ水槽3における吐出ポンプ15とストレーナパイプ34との間には両者間を仕切るようにフィルター(濾過装置)16が配置されており、戻り管路吐出口5bからサブ水槽3内に吸い込まれた水は、フィルター16を通って濾過されてから上記吐出ポンプ15によって往き管路吸込口4aから吐出されるようになっている。
以上のように構成された本実施形態の水槽設備においては、メイン水槽2およびサブ水槽3が共に大気に開放されるとともに、両水槽2,3が往き管路4および戻り管路5を介して連通接続されている。従ってメイン水槽2およびサブ水槽3に貯留された水は、水位が等しく水面高さが一致するようになっている。
そしてこの水槽設備において、吐出ポンプ15を駆動すると、サブ水槽3内の水が吐出ポンプ15によって吸い込まれて往き管路4内に吸込口4aから吐出される。往き管路4内に吐出された水は往き管路4を通って、メイン水槽底面22の吐出口4bに設けられた閉塞蓋41の流出孔42を通って吐出ノズル23からメイン水槽2内に供給される。
こうしてサブ水槽3からメイン水槽2内に水が供給されると、供給量と同量の水がメイン水槽2から戻り管路5を介してサブ水槽3に自動的に戻される。すなわちメイン水槽2内の水は、吸込口5aに設けられた閉塞蓋51の流入孔52からストレーナパイプ24を介して戻り管路5内に吸い込まれて、その水が戻り管路5を通ってサブ水槽底面32の吐出口5bからストレーナパイプ34を介してサブ水槽3内に吸い込まれる。サブ水槽3内に吸い込まれた水は、フィルター16を通って濾過された後、上記と同様に吐出ポンプ15に吸い込まれて、往き管路4内に吐出される。
このようにメイン水槽2とサブ水槽3との間で水を循環させることによって、メイン水槽2内にフィルター等の器具類を配置することなく、メイン水槽2内の水質を良好な状態に維持することができる。よってメイン水槽2内において、良好な飼育環境下で観賞魚等の水棲生物を飼育することができる。さらにメイン水槽2内には、観賞を妨げるようなフィルターや循環ポンプ等が配置されないため、観賞者にとって良好な美観を得ることができる。
また本実施形態の水槽設備においては、メイン水槽底面22の吐出口4bを吐出口閉塞蓋41によって閉塞するとともに、その閉塞蓋41に形成された流出孔42からメイン水槽2内に水を吐出させるようにしている。このため、実質的に吐出口4bとして機能する流出孔42の開口面積を小さくできるため、流出孔42からメイン水槽2内に吐出される水の勢いを十分に強く確保することができる。従って流出孔42から吐出された水は、メイン水槽2内を大きく循環してから戻り管路5の吸込口5a(流入孔52)から吸い込まれるようになり、ショートカットが発生するのを有効に防止することができる。
しかも本実施形態の水槽設備においては、吐出口閉塞蓋41をメイン水槽底面22の吐出口4bに着脱自在に取り付けているため、吐出口閉塞蓋41を取り外すことによって、吐出口4bの全域を開放できて往き管路4の吐出口部分を大きく開放することができる。このため、吐出口閉塞蓋41を取り外すことによって、往き管路4の吐出口周辺を難なく清掃することができ、その吐出口周辺の保守点検を無理なく確実に行うことができる。
さらに本実施形態の水槽設備においては、メイン水槽底面22の吸込口5aを、流入孔付きの吸込口閉塞蓋51によって閉塞しているため、実質的に吸込口5aとして機能する流入孔52の開口面積を小さくすることができ、流入孔52(吸込口5a)が際立って目立つような不具合を防止でき、美観を一層向上させることができる。また吸込口閉塞蓋51を取り外すことによって、吸込口5aの全域を大きく開放できるため上記と同様に、戻り管路5の吸込口周辺を難なく清掃することができ、その吸込口周辺の保守点検を無理なく確実に行うことができる。
もっとも本発明においては、戻り管路5の吸込口5aに必ずしも閉塞蓋51を取り付ける必要はなく、比較的大きい吸込口5aをメイン水槽底面22にそのまま残存配置するようにしても良く、その比較的大きい吸込口5aを閉塞するように板状等のストレーナ部材を直接取り付けるようにしても良い。
また本実施形態の水槽設備においては、基台1の上板11の裏面側に、メイン水槽2側の吐出口4bおよびサブ水槽3側の吸込口4a間を架け渡すように、溝型形状の往き管路部材40を取り付けて往き管路4を形成するとともに、メイン水槽2側の吸込口5aおよびサブ水槽3側の吐出口5b間を架け渡すように溝型形状の戻り管路部材50を取り付けて戻り管路5を形成するようにしているため、溝型形状の管路部材40,50を基台1の裏面に取り付けるだけで簡単に往き管路4および戻り管路5を形成することができ、ひいては水槽設備全体を効率良く簡単に製作することができる。
また本実施形態の水槽設備においては、溝型形状の管路部材40,50の上方開口周縁部と基台1の上板裏面との間にシリコン系シーリング材7を充填して、その間を密着固定しているため、作業効率良く水密性に優れた往き管路4および戻り管路5を製作することができるとともに、水漏れ等のない高品質の水槽設備を確実に提供することができる。
さらに管路部材40,50を基台1に取り付けるに際して、管路部材40,50の上方開口周縁部にシーリング材7を塗布した後、管路部材40,50の外周縁部に形成したねじ留め片63を基台1のねじ留め部13にねじ71によってねじ留め固定するようにしているため、シーリング材7が硬化する前の状態であっても、管路部材40,50を基台1に安定した状態に固定することができる。そのためシーリング材7が硬化するまで放置する必要がなく、硬化前の状態でそのまま次の製作工程を実施することができる。このようにシーリング材7の硬化時間を考慮せずに続けて処理できるため、水槽設備を効率良く短時間で組み立てることができ、生産効率を向上させることができる。また場合によっては、シーリング材7が硬化する前の状態であっても製品として出荷することも可能である。
なお上記実施形態においては、水平断面が矩形状のメイン水槽2およびサブ水槽3を形成する場合を例に挙げて説明したが、それだけに限られず、本発明においては、メイン水槽2およびサブ水槽3の形状は特に限定されるものではない。例えばメイン水槽2およびサブ水槽3の水平断面形状を円形状、楕円形状、長円形状、上記実施例以外の多角形状の他、異形断面形状に形成するようにしても良い。
さらに上記実施形態においてメイン水槽2およびサブ水槽3は、高さ位置にかかわらず水平断面形状が変化しないような筒状に形成されているが、本発明はそれだけに限られるものではない。例えば本発明においては、メイン水槽およびサブ水槽として、円錐形状、円錐台形状、角錐形状、角錐台形状、鼓型形状、樽型形状等、高さ位置によって水平断面形状や大きさが変化するようなものを用いるようにしても良い。
またメイン水槽2とサブ水槽3を互いに同じような形状に形成する必要もなく、例えば一方の水槽を円形断面とし、他方の水槽を矩形断面に形成するようにしても良い。
また上記実施形態においては、メイン水槽2の前後左右の4つの周壁を全て透明に形成する場合を例に挙げて説明したが、それだけに限られず、本発明においては、メイン水槽2の少なくとも一部の領域例えば、一側壁のみが透明に形成されていれば良い。
さらに本発明においてサブ水槽3は必ずしも不透明に形成する必要はなく、少なくとも一部を透明に形成するようにしても良い。
また上記実施形態においては、サブ水槽3内に水質維持用の器具類としてフィルター16を配置する場合を例に挙げて説明したが、水質維持用の器具類は濾過装置だけに限られるものではない。例えばサブ水槽3内に水温を調整するための加熱器や冷却器等の器具類を配置するようにしても良い。
この発明の水槽設備は、一般家庭等において観賞魚や水草等の水棲生物を飼育栽培しつつ観賞する際に好適に用いることができる。
1:基台
11:上板
15:吐出ポンプ(循環ポンプ)
16:フィルター(器具類)
2:メイン水槽(第1水槽)
22:底面
3:サブ水槽(第2水槽)
32:底面
15:吐出ポンプ(循環ポンプ)
4:往き管路(連通管路)
40:往き管路部材(連通管路部材)
4a:吸込口(他端開口)
4b:吐出口(一端開口)
5:戻り管路(連通管路)
50:戻り管路部材(連通管路部材)
5a:吸込口(一端開口)
5b:吐出口(他端開口)
61:上方開口
63:ねじ留め片
7:シーリング材
71:ねじ

Claims (5)

  1. 基台と、
    前記基台上に設けられた第1および第2水槽と、
    前記基台の内部に設けられ、かつ前記第1および第2水槽間を連通接続するための連通管路とを備え、
    前記基台の上板に、前記第1水槽の底面に対応して前記連通管路の一端開口が設けられ、
    前記基台の上板に、前記第2水槽の底面に対応して前記連通管路の他端開口が設けられ、
    上方が開口され、かつ長さ方向の両端が閉塞された溝型形状の連通管路部材が、その上方開口の両端部が、前記連通管路の一端開口および他端開口に適合させつつ、前記連通管路部材の上方開口周縁部が前記基台の上板の裏面にシーリング材を介して水密状態に取り付けられることにより、前記連通管路が形成されていることを特徴とする水槽設備。
  2. 前記シーリング材がシリコン系シーリング材によって構成されている請求項1に記載の水槽設備。
  3. 前記連通管路部材の外周縁部に周方向に間隔をおいて複数のねじ留め片が外方に突出するように形成され、
    前記ねじ留め片が前記基台の上板の裏面にねじ留め固定されることにより、前記連通管路部材が前記基台に固定されている請求項1または2に記載の水槽設備。
  4. 前記連通管路は、往き管路と、戻り管路とを備え、
    前記第1水槽の底面に、前記往き管路および前記戻り管路の各一端開口が設けられ、
    前記第2水槽の底面に、前記往き管路および前記戻り管路の各他端開口が設けられ、
    前記連通管路部材は、前記往き管路を形成するための往き管路部材と、前記戻り管路を形成するための戻り管路部材とを備え、
    循環ポンプによって、前記第2水槽内の水を前記往き管路を介して前記第1水槽内に供給するとともに、前記第1水槽内の水を前記戻り管を介して前記第2水槽内に戻すように構成されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の水槽設備。
  5. 前記第1水槽は、水棲生物を観賞するためのメイン水槽によって構成されるとともに、
    前記第2水槽は、水質を維持するための器具類が配置されたサブ水槽によって構成されている請求項4に記載に水槽設備。
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