JP2018110319A - スピーカキャビネット及びスピーカ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ボックス体の剛性を高めて、バッフル板の振動を確実に防止するスピーカキャビネット及びスピーカ装置を提供する。
【解決手段】スピーカ装置は、バッフル板13及び複数の側板14、15を有する木製のボックス体19の内部に、バッフル板の背面に沿って固定されたリブ部51と、リブ部の両端部とバッフル板に交差する方向に延びる二つの側板との間を相互に連結状態とする筋交い部とを備えた補強部材50を設けてなる。筋交い部は、リブの両端部から延びる一対の前側斜め部54とこれら前側斜め部に対して交差部53を介して連結された後側斜め部55とを有し、後側斜め部の先端が側板15の内面に接している。
【選択図】図3
【解決手段】スピーカ装置は、バッフル板13及び複数の側板14、15を有する木製のボックス体19の内部に、バッフル板の背面に沿って固定されたリブ部51と、リブ部の両端部とバッフル板に交差する方向に延びる二つの側板との間を相互に連結状態とする筋交い部とを備えた補強部材50を設けてなる。筋交い部は、リブの両端部から延びる一対の前側斜め部54とこれら前側斜め部に対して交差部53を介して連結された後側斜め部55とを有し、後側斜め部の先端が側板15の内面に接している。
【選択図】図3
Description
本発明は、木材製のボックス体の内側に補強部材を設けてなるスピーカキャビネット及びスピーカ装置に関する。
木材製のボックス体により外壁を構成するスピーカキャビネットにおいては、複数枚の平板でボックス体を組み立て、内側にリブなどを設けて補強することが行われる。この明細書では、スピーカーキャビネットのうちの、補強材や脚や取っ手が取り付けられる、箱の部分をボックス体と呼ぶ。
特許文献1では、ボックス体のバッフル板、両側板、背板の内面に溝を形成し、この溝に補強枠を接着固定して振動を防止している。
また、特許文献2では、バッフル板、両側板、背板の内面に密着した横枠と、少なくとも底板の内面と両側板に密着し、枠材で囲む平面をバッフル板に平行とした縦枠とにより、ボックス体を補強している。
特許文献1では、ボックス体のバッフル板、両側板、背板の内面に溝を形成し、この溝に補強枠を接着固定して振動を防止している。
また、特許文献2では、バッフル板、両側板、背板の内面に密着した横枠と、少なくとも底板の内面と両側板に密着し、枠材で囲む平面をバッフル板に平行とした縦枠とにより、ボックス体を補強している。
しかしながら、ボックス体の内面に枠状の補強部材を固着するだけでは、剛性が低く、バッフル板の振動を防止する効果は小さい。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、ボックス体の剛性を高めて、バッフル板の振動を確実に防止することを目的とする。
本発明のスピーカキャビネットは、少なくとも1のバッフル板と2の側板とを有するボックス体と、前記ボックス体の内部に設けられた、前記ボックス体を補強する補強部材とを備えたスピーカキャビネットであって、前記補強部材が、前記バッフル板の背面に固定されたリブ部と、前記リブ部の両端部と前記バッフル板に交差する方向の前記2の側板との間を連結するX字状の筋交い部とを備える。
バッフル板の背面に固定されたリブ状部が筋交い部によって両側板の内面に連結されており、従来技術の枠状の補強部材に比べて、剛性を高く、バッフル板の振動を強力に防止できる。
本発明のスピーカキャビネットにおいて、前記X字状の筋交い部の交差部は、前記リブ部と平行に延びた棒状である。
筋交い部の交差部を棒状とすることにより、交差部が延びた分、ブリッジする距離は小さくなるから、全体としての剛性をより高めることができる。棒状の交差部はリブ部と平行から、横方向の剛性も低下しない。
本発明のスピーカキャビネットにおいて、前記リブ部と前記筋交い部は一素材で作るとよい。さらに言えば、前記ボックス体及び前記補強部材を木材で作るのがよい。
リブ部及び筋交い部を一素材で作ることにより、これら補強部材自体の剛性が上がり、ボックス体をより強固に補強できる。また、ボックス体と補強部材は、木材により容易に作ることができる。
リブ部及び筋交い部を一素材で作ることにより、これら補強部材自体の剛性が上がり、ボックス体をより強固に補強できる。また、ボックス体と補強部材は、木材により容易に作ることができる。
本発明のスピーカ装置は、前記スピーカキャビネットと、前記バッフル板における前記補強部材の両側にそれぞれ設けられたスピーカユニットとを備える。
本発明によれば、バッフル板の背面に固定したリブ部を筋交い部によって側板に固定した構造としたので、ボックス体の剛性が上がり、バッフル板の振動を強力に防止できる。
以下、本発明のスピーカ装置の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
このスピーカ装置1は、スピーカキャビネット10と、その内部に取り付けられたスピーカユニット20,21とを有している。このスピーカ装置は、図1のように立てて使う使用形態と、図5のように寝かせて使う使用形態とが想定されており、その意味でどちらが上と決まっていないが、この明細書では、図1の形態で正面から視た方向で、前後方向、左右方向、上下方向を定義する。
スピーカキャビネット10は、図1、図2及び図5に示すように六角形をなす天板11及び底板12、図3及び図4に示す正面のバッフル板13、バッフル板13の両側に配置される一対の前側板14、これら前側板14の背部に配置される一対の後側板15、これら後側板15の間に配置されるパネル板16及び後述するように二つに分かれた背面板17A,17B、これら背面板17A,17Bとパネル板16との間を閉塞する上側閉塞板18A、下側閉塞板18Bにより囲まれたボックス体19を備えている。
このスピーカ装置1は、スピーカキャビネット10と、その内部に取り付けられたスピーカユニット20,21とを有している。このスピーカ装置は、図1のように立てて使う使用形態と、図5のように寝かせて使う使用形態とが想定されており、その意味でどちらが上と決まっていないが、この明細書では、図1の形態で正面から視た方向で、前後方向、左右方向、上下方向を定義する。
スピーカキャビネット10は、図1、図2及び図5に示すように六角形をなす天板11及び底板12、図3及び図4に示す正面のバッフル板13、バッフル板13の両側に配置される一対の前側板14、これら前側板14の背部に配置される一対の後側板15、これら後側板15の間に配置されるパネル板16及び後述するように二つに分かれた背面板17A,17B、これら背面板17A,17Bとパネル板16との間を閉塞する上側閉塞板18A、下側閉塞板18Bにより囲まれたボックス体19を備えている。
この実施形態では、スピーカユニット20,21は二種類設けられており、図4に示すようにバッフル板13の上部にホーン形スピーカユニット20が取り付けられ、下部にコーン形スピーカユニット21が取り付けられている。そして、これらホーン形スピーカユニット20及びコーン形スピーカユニット21を含めてバッフル板13の全面を覆うようにグリル板30が設けられている。また、このバッフル板13の上端部は天板11の内面に形成した溝11a内に嵌め込まれ、バッフル板13の両側部は、前側板14の下面に形成した上下方向に沿う溝14a内に嵌め込まれた状態に固定され、バッフル板13の下端部が底板12に固定されている。
一対の前側板14はバッフル板13に対してほぼ直角に設けられているが、その後方に配置される両後側板15は、後方に向かうにしたがって間隔を漸次狭めるように角度をつけて設けられている。この場合、両後側板15は、その上端部間及び下端部間が、それぞれ背面板17A,17Bにより連結されており、これら背面板17A,17Bにより連結された上端部と下端部の間に、後端部の高さ方向の中間部を凹状に切り欠くように切欠部15aが形成されている。そして、これら切欠部15aの間を閉塞するように、ボックス体19の内側にパネル板16が設けられるとともに、このパネル板16と両後側板15及び背面板17A,17Bとにより囲まれたスペースを閉塞する上側閉塞板18A及び下側閉塞板18Bが設けられている。
これにより、ボックス体19の背部は、図2に示すように、その高さ方向の中央部の凹部35と、その上方及び下方の突出部36A,36Bとにより構成される。これら突出部36A,36Bのうち上側突出部36Aは、一対の後側板15、背面板17A、天板11及び上側閉塞板18Aにより、また、下側突出部36Bは、一対の後側板15、背面板17B、底板12及び下側閉塞板18Bにより、それぞれ空気が漏れないように形成される。パネル板16は、一対の後側板15の切り欠き部15aの間に配置され、凹部35の底面を形成する。パネル板16は、凹部35で後方に露出している。
そして、両前側板14の高さ方向の中央部に、持ち運び用の取っ手部材40が取り付けられている。これら取っ手部材40は、前側板14に形成した矩形の孔部14b内に取り付けられており、孔部14bの周縁部の内面に固定されるフランジ部41と、そのフランジ部41により囲まれた部分をボックス体19の外面に向けて凹状に形成してなる凹状部42と、この凹状部42に架け渡されるハンドル部43とにより構成されている。このため、取っ手部材40は、凹状部42を形成している部分がボックス体19の内側に突出する。
グリル板30は、例えばスチール等の金属板の表面に布を貼り付けた構成であり、スピーカユニット20,21から放射される音を通過可能な複数の孔が設けられている。図1に示すように全体として長方形状に形成されるが、その幅方向の中央部を前方に突出させるように湾曲した形状に形成されている。このため、天板11及び底板12も、このグリル板30の湾曲に併せて、前端面が前方に向けて凸となるように円弧状に形成されている。また、バッフル板13の前面の上端部、中間部、及び下端部には、図3及び図4に示すように、グリル板30の背面を当接して、グリル板30を湾曲状態に保持するための桟部材31〜33がそれぞれ固定されており、これら桟部材31〜33の前面にグリル板30が設けられる。
また、バッフル板13の背面(内面)と、両後側板15との間には、その高さ方向の中間部に、補強部材50が設けられている。この場合、補強部材50は、バッフル板13に取り付けられている両スピーカユニット20,21の間に配置されているが、二つのスピーカユニット20,21は、実施形態では下部のコーン形スピーカユニット21が上部のホーン形スピーカユニット20よりも大きいため、補強部材50は、高さ方向の中央位置より若干上寄りに配置される。
この補強部材50は、図3に示すように、バッフル板13の背面に幅方向に沿って固定されたリブ部51と、このリブ部51の両端部と両後側板15との間をそれぞれ連結する筋交い部52とを備える。筋交い部52は、その途中で交差するX字状であり、その交差部にリブ部51と平行に延びる棒状部53を有する。そして、その棒状部53の両端部に、リブ部51の両端部との間を連結する一対の前側斜め部54と、一対の後側板15の内面に向けて延びる一対の後側斜め部55とが設けられている。
この場合、リブ部51は、横方向にバッフル板13の両端あたりまで延びており、リブ部51の両端面がバッフル板13の両側の前側板14の内面に固定されている。一方、筋交い部52の一対の後側斜め部55の先端面はボックス体19の一対の後側板15の内面に固定されている。
この場合、リブ部51は、横方向にバッフル板13の両端あたりまで延びており、リブ部51の両端面がバッフル板13の両側の前側板14の内面に固定されている。一方、筋交い部52の一対の後側斜め部55の先端面はボックス体19の一対の後側板15の内面に固定されている。
したがって、この補強部材50は、リブ部51と交差部と2本の前側斜め部54とにより囲まれた貫通孔61を有するとともに、補強部材50がボックス体19の内側に配置された状態においては、前側斜め部54と後側斜め部55とボックス体19の前側板14とにより囲まれたほぼ三角形状をなす側部貫通部62が棒状の交差部53の両側方に1個ずつ形成され、後部には、交差部53と両後側斜め部55と後側板15及びパネル板16とにより囲まれた後部貫通部63が形成され、キャビネット内の空気は、貫通孔61、貫通部62,63をボックス体19の高さ方向(上下方向)に貫通する。
そして、両側部貫通部62内には、前側板14に取り付けられた取っ手部材40が張り出しており、後部貫通部63内には、パネル板16の取付穴に取り付けられたパワーアンプの回路基板Cが張り出している。逆に言えば、補強部材50は、これら取っ手部40材及び回路基板Cを避けるように設計されている。なお、パワーアンプは、外部から音信号を受け取る入力端子と、その音信号を増幅してスピーカユニット20、21を駆動する増幅回路と、その音量を制御する操作つまみ等を備えており、前記取付穴に取り付けられたとき、その穴をふさぐ構造をしている。
そして、両側部貫通部62内には、前側板14に取り付けられた取っ手部材40が張り出しており、後部貫通部63内には、パネル板16の取付穴に取り付けられたパワーアンプの回路基板Cが張り出している。逆に言えば、補強部材50は、これら取っ手部40材及び回路基板Cを避けるように設計されている。なお、パワーアンプは、外部から音信号を受け取る入力端子と、その音信号を増幅してスピーカユニット20、21を駆動する増幅回路と、その音量を制御する操作つまみ等を備えており、前記取付穴に取り付けられたとき、その穴をふさぐ構造をしている。
ボックス体19の外壁を構成している天板11、底板12、バッフル板13、前側板14、後側板15、パネル板16、背面板17A,17B、両閉塞板18A,18B及び補強部材50は、それぞれ木製で適度な厚さを有する板であり、例えば、合板、パーティクルボード、MDF(Medium Density Fiberboard)等の何れでもよい。強度の不足を補うための補強部材50は、1つの板素材から、例えば、糸鋸で1枚の板から切り出したり、プレス機で1枚の板から打抜いて、形成されており、リブ部51及び筋交い部52が同一平面状に形成される。この場合、リブ部51は、その長手方向に垂直の厚さ方向の断面が厚さよりも幅の大きい矩形状である。このため、リブ部51は、その厚さ方向に平行な軸を中心とする曲げモーメントに対する剛性が、その軸に直交する軸を中心とする曲げモーメントに対する剛性よりも高い。
そして、補強部材50は、ボックス体19に、ボックス体19の内面に形成した溝内に補強部材50が嵌め込まれた状態で接着されている。具体的には、バッフル板13には、その内面に幅方向に沿って溝13aが形成され、このバッフル板13に連続する前側板14の前端部には、バッフル板13の溝13aと連続する溝14aが形成され、これら溝13a,14a内に補強部材50のリブ部51の先端部から両端部が嵌め込まれている。また、後側板15には、バッフル板13の溝13aと同じ高さ位置に溝15aがそれぞれ設けられており、その溝15aに補強部材50の両後側斜め部55の先端部が嵌め込まれている。これら溝13a,14a,15aで、補強部材50はボックス体19に接着剤により固定される。
なお、両前側板14に取り付けられている取っ手部材40は、そのハンドル部43等が前側板14の外表面から突出しないように設けられている。また、このスピーカ装置1は、底板12を接地させて使用する縦置き姿勢だけでなく、図5に示すように、両後側板15のいずれかを床Fに接地させた横置き姿勢でも用いることができるようになっており、これら底板12と両後側板15とに接地用の脚部70が設けられる。
このように構成したスピーカキャビネット10を有するスピーカ装置1は、ボックス体19の高さ方向の中間位置でバッフル板13、一対の前側板14、一対の後側板15を、ボックス体19の内部で補強部材50を連結しているので、木製でありながら剛性が高いボックス体19となっている。そして、その補強部材50のリブ部51がバッフル板13の幅にわたって固定され、その両端部が両前側板14に固定されているので、リブ部51の剛性が高く、バッフル板13の振動の発生を強力に防止することができる。
また、前述したように、このスピーカ装置1は、底面を接地した縦置き姿勢だけでなく、後側板15の表面を接地した横置き姿勢でも用いることが想定されているが、その横置き姿勢においても、接地面を形成する後側板15と他の後側板15及びバッフル板13の間を連結するように補強部材50が上下方向に沿って配置されるので、この横置き姿勢のボックス体19に上下方向に荷重が作用したとしても、つぶされることはない。実施形態のようにボックス体19が直方体形状でない場合、上方から荷重が作用した場合には、垂直方向の板が少なくつぶされ易いために、本構造の補強部材50が特に有効である。
この補強部材50は、1つの板素材から形成しているので、特に面方向に沿う座屈荷重に強く、ボックス体19の強度を大きく向上させることができる。
この補強部材50は、1つの板素材から形成しているので、特に面方向に沿う座屈荷重に強く、ボックス体19の強度を大きく向上させることができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、実施形態のスピーカキャビネットは天板11及び底板12が六角形の六角柱であったが、三角柱、四角柱(直方体)、五角柱などの形状であってもよい。例えば、矩形の天板及び底板と、一対の側板及び背面板による直方体状のスピーカキャビネットとする場合は、バッフル板の背面にリブ部を固定し、筋交い部の両後側斜め部の先端を一対の側板に固定すればよい。本発明においては、この直方体状のスピーカキャビネットにおける両側板、及び実施形態の後側板について、バッフル板に交差する方向に延びる二つの側板と称している。
補強部材50の交差部53を棒状部により構成したが、必ずしも棒状でなくてもよく、前側斜め部及び後側斜め部が直接的に交差する形状としてもよい。
一対の後側板15に切欠部15aを形成してスピーカキャビネットの背面に凹部35を設けていたが、必ずしも設ける必要はない。その場合、背面板17は上から下までの1枚板とすればよく、凹部35を覆うためのパネル板16、および、閉塞板18A、18Bは不要になる。凹部35の無いスピーカキャビネットとした場合、パワーアンプは側板の何れか1つに取付穴を開けて取り付ければよい。
一対の前側板14にそれぞれ穴を開けて取っ手部材40を取り付けていたが、その穴を開けない、取っ手部材40を取り付けない構造としても良い。
スピーカ装置1は、パネル板16の取付穴にパワーアンプを取り付けたパワードスピーカであったが、本発明のスピーカ装置は、同取付穴に入力端子と音信号を帯域分割するネットワークとを取り付けたパッシブスピーカであってもよい。
例えば、実施形態のスピーカキャビネットは天板11及び底板12が六角形の六角柱であったが、三角柱、四角柱(直方体)、五角柱などの形状であってもよい。例えば、矩形の天板及び底板と、一対の側板及び背面板による直方体状のスピーカキャビネットとする場合は、バッフル板の背面にリブ部を固定し、筋交い部の両後側斜め部の先端を一対の側板に固定すればよい。本発明においては、この直方体状のスピーカキャビネットにおける両側板、及び実施形態の後側板について、バッフル板に交差する方向に延びる二つの側板と称している。
補強部材50の交差部53を棒状部により構成したが、必ずしも棒状でなくてもよく、前側斜め部及び後側斜め部が直接的に交差する形状としてもよい。
一対の後側板15に切欠部15aを形成してスピーカキャビネットの背面に凹部35を設けていたが、必ずしも設ける必要はない。その場合、背面板17は上から下までの1枚板とすればよく、凹部35を覆うためのパネル板16、および、閉塞板18A、18Bは不要になる。凹部35の無いスピーカキャビネットとした場合、パワーアンプは側板の何れか1つに取付穴を開けて取り付ければよい。
一対の前側板14にそれぞれ穴を開けて取っ手部材40を取り付けていたが、その穴を開けない、取っ手部材40を取り付けない構造としても良い。
スピーカ装置1は、パネル板16の取付穴にパワーアンプを取り付けたパワードスピーカであったが、本発明のスピーカ装置は、同取付穴に入力端子と音信号を帯域分割するネットワークとを取り付けたパッシブスピーカであってもよい。
1…スピーカ装置、10…スピーカキャビネット、11…天板、11a,13a,14a,15a…溝、12…底板、13…バッフル板、14…前側板、14b…孔部、15…後側板、15a…切欠部、16…パネル板、17A,17B…背面板、18A,18B…閉塞板、19…ボックス体、20,21…スピーカユニット、30…グリル板、31〜33…桟部材、35…凹部、36A,36B…突出部、40…取っ手部材、41…フランジ部、42…凹状部、43…ハンドル部、50…補強部材、51…リブ部、53…棒状部(交差部)、54…前側斜め部、55…後側斜め部、61…貫通孔、62…側部貫通部、63…後部貫通部、70…脚部、C…回路基板、F…床。
Claims (5)
- 少なくとも1のバッフル板と2の側板とを有するボックス体と、前記ボックス体の内部に設けられた、前記ボックス体を補強する補強部材と
を備えたスピーカキャビネットであって、
前記補強部材が、
前記バッフル板の背面に固定されたリブ部と、
前記リブ部の両端部と前記バッフル板に交差する方向の前記2の側板との間を連結するX字状の筋交い部とを備えることを特徴とするスピーカキャビネット。 - 前記X字状の筋交い部は、
その交差部が、前記リブ部と平行に延びた棒状である請求項1記載のスピーカキャビネット。 - 前記リブ部と前記筋交い部は、一素材で作られている請求項1又は2記載のスピーカキャビネット。
- 前記ボックス体及び前記補強部材が木材により作られている請求項1から3のいずれか一項記載のスピーカキャビネット。
- 請求項1から4のいずれか一項記載のスピーカキャビネットと、前記バッフル板における前記補強部材の両側にそれぞれ設けられたスピーカユニットとを備えるスピーカ装置。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020161855A (ja) * | 2019-03-25 | 2020-10-01 | 株式会社Jvcケンウッド | スピーカシステム |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020161855A (ja) * | 2019-03-25 | 2020-10-01 | 株式会社Jvcケンウッド | スピーカシステム |
JP7200788B2 (ja) | 2019-03-25 | 2023-01-10 | 株式会社Jvcケンウッド | スピーカシステム |
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