JP2018109866A - 画像処理装置および画像処理プログラム - Google Patents
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Abstract
Description
第1の画像を表わす第1の画像データと、該第1の画像データに追加記録がなされた第2の画像を表わす第2の画像データとを取得する画像取得部と、
前記第2の画像の中から、前記第1の画像に対し追加記録された画像である追加記録画像を抽出する追加記録画像抽出部と、
前記追加記録画像に対応する第1の画像の領域に文字認識処理を実行する文字認識領域を設定し、該文字認識領域の面積を変化させながら、該文字認識領域について文字認識処理を繰り返し実行する文字認識処理実行部と
を備えたことを特徴とする文字認識装置である。
前記追加記録画像抽出部が、前記追加記録画像を構成する、相互に分離した複数の図形であっても、予め定められた閾値距離以内に互いに近づいた複数の図形については該複数の図形が同一の追加記録画像に属するものとみなすことを特徴とする請求項1に記載の文字認識装置である。
前記文字認識処理実行部が、認識の確からしさの算出を含む文字認識処理を実行するものであって、前記文字認識領域の面積を変化させながら文字認識処理の実行を繰り返して、確からしさが予め定められた閾値を越えたときの文字、確からしさが極大値に達したときの文字、若しくは、文字認識処理の実行を予め定められた回数繰り返した中での最大の確からしさが得られた文字を認識結果とするものであることを特徴とする請求項1または2に記載の文字認識装置である。
前記文字認識処理実行部が、前記追加記録画像に対応する領域に、予め定められた閾値を越える確からしさの文字が認識されなかった場合に、該追加記録画像に対応する領域に設定された前記文字認識領域の位置をずらして、文字認識処理を実行することを特徴とする請求項3に記載の文字認識装置である。
前記文字認識処理実行部は、他の第2の画像の追加記録画像の位置を参照して、前記文字認識領域をずらす位置を決定することを特徴とする請求項4に記載の文字認識装置である。
前記文字認識処理実行部は、前記追加記録画像に対応する領域に設定された前記文字認識領域の位置をずらすとともに、前記他の第2の画像の追加記録画像に対応する、予め定められた閾値を越える確からしさが得られたときの文字認識領域の面積に応じた面積の文字認識領域を設定して、該文字認識領域について文字認識処理を実行することを特徴とする請求項4または5に記載の文字認識装置である。
前記文字認識処理実行部は、前記第1の画像上に前記文字認識領域を設定し、該第1の画像上の文字を認識対象とするものであることを特徴とする請求項1から6のうちのいずれか1項に記載の文字認識装置である。
前記文字認識処理実行部は、前記第2の画像上若しくは前記第1の画像と該第2の画像との差分の画像上に前記文字認識領域を設定し、該第2の画像上若しくは該差分の画像上の文字を認識対象とするものであることを特徴とする請求項1から6のうちのいずれか1項に記載の文字認識装置である。
前記文字認識処理実行部は、前記第1の画像上の、前記追加記録画像に対応する領域が空白の領域であった場合に、前記第2の画像上若しくは前記第1の画像と該第2の画像との差分の画像上に前記文字認識領域を設定して該第2の画像上若しくは該差分の画像上の文字を認識対象とし、前記第1の画像上の前記追加記録画像に対応する領域が空白の領域ではなかった場合に、該第1の画像上に前記文字認識領域を設定して該第1の画像上の文字を認識対象とするものであることを特徴とする請求項1から6のうちのいずれか1項に記載の文字認識装置である。
プログラムを実行する情報処理装置内で実行されて、該情報処理装置を、
第1の画像を表わす第1の画像データと、該第1の画像データに追加記録がなされた第2の画像を表わす第2の画像データとを取得する画像取得部と、
前記第2の画像の中から、前記第1の画像に対し追加記録された画像である追加記録画像を抽出する追加記録画像抽出部と、
前記追加記録画像に対応する領域に文字認識処理を実行する文字認識領域を設定し、該文字認識領域の面積を変化させながら、該文字認識領域について文字認識処理を実行する文字認識処理実行部と
を備えた文字認識装置として動作させることを特徴とする文字認識プログラムである。
図4(A)は、記入前のアンケート用紙、すなわち未記入原稿51を表している。ここでは、アンケート内容として(1)〜(3)の3つの設問があり、それら3つの設問のうち、(1)と(2)の設問に対する回答は、1〜5の数字のうちのいずれか1つの数字を○印で囲うことによりその数字を選択する方式のものである。(3)の設問は、その回答を、空白の回答欄511に自由に記入してもらう形式の設問である。
今回取り出した1つの個別追加記録画像に対応する未記入原稿上の領域が空白ではなかったときは(ステップS26)、次に、その領域に追加記録されている画像が閾値以上の寸法の画像か否かが判定される(ステップS27)。そして、その領域に閾値以上の寸法の画像が記録されていたときは、未記入原稿上に文字認識領域を設定する(ステップS28)。一方、その個別追加記録画像に対応する未記入原稿上の領域が空白だったときは(ステップS26)、本実施形態では、差分画像上に文字認識領域を設定する(ステップS29)。また、その個別追加記録画像に対応する未記入原稿上の画像が空白ではないものの閾値に満たない寸法の画像、すなわちノイズ画像であったときも(ステップS27)、差分画像上に文字認識領域を設定する(ステップS29)。なお、その個別追加記録画像に対応する未記入原稿上の領域が空白あるいは閾値に満たない寸法の画像だったときは、差分画像上ではなく、今回処理を行なっている記入済原稿上に文字認識領域を設定してもよい。
(a)文字認識の確からしさが予め定められた閾値を越えたこと
(b)文字認識の確からしさが極大値に達したこと
(c)文字認識領域の面積を徐々に拡大しながらの文字認識処理を、予め定められた回数繰り返したこと
などが採用される。ここで、停止条件として上記の(a)または(b)を採用したときも、文字認識処理が無限に続かないように、上記の(c)を併用することが望ましい。
ここでは、再認識処理(ステップS10)の説明に移る前に、ステップS08における文字認識処理の第2例について説明する。
図10は、図3に1つのステップ(ステップS08)で示した第2例としての文字認識処理の第2例についての詳細フローを示した図である。この図10に示した第2例としての文字認識処理は、図5に示した第1例としての文字認識処理に代えて採用することのできる文字認識処理である。
この図10に示した文字認識処理のステップS21〜S25は、図5に示した文字認識処理の同じステップS21〜S25とそれぞれ同一の処理であり、ここでの重複説明は省略する。
ステップS25において個別追加記録画像有り、と判定されると、図5に示した第1例の場合、2値化処理により、空白か否かが判定され(図5、ステップS26)、空白でなかったときは、そこに記録されている画像が閾値以上の寸法の画像か否かが判定される(ステップS27)。これに対し、この図10に示した第2例の場合、それらステップS27,S28は存在せず、いきなり、未記入原稿上に文字認識領域を設定し(ステップS211)、その文字認識領域について文字認識処理を実行する(ステップS212)。そして、その文字認識処理(ステップS212)を、停止条件を満足するまで(ステップS213)、文字認識領域を図9に示すD1→D2→D3→・・・のように再設定しながら(ステップS214)、繰り返す。これらステップS212〜S214は、未記入原稿のみを処理対象としている点を除き、図5のステップS30〜S32とそれぞれ同一の処理である。
そして、停止条件を満足すると(ステップS213)、その未記入原稿上に設定(再設定)された文字認識領域から文字が認識されたか否かが判定される(ステップS215)。文字が認識されたか否かのここでの判定は、単なるノイズと区別するための判定であり、閾値としての確からしさは、かなり低いレベル(例えば、確からしさ20%)に設定されている。そして、文字が認識されたと判定されると(ステップS215)、その認識された情報が保存される(ステップS216)。
一方、ステップS215において、文字が認識されない、あるいは確からしさが閾値以下と判定されると、今度は差分画像上に文字認識領域が設定されて(ステップS217)、文字認識処理が実行される(ステップS218)。ステップS217〜S221の処理は、差分原稿のみを処理対象としている点を除き、図5のステップS30〜S33とそれぞれ同一の処理である。
図5に示した第1例の場合、未記入原稿上の対象の領域が空白か否かを直接に判定しているが(図5、スッテップS26)、それに代えて、この図10示した処理のように、未記入原稿上に文字が存在することを仮定して、未記入原稿上から文字を認識しようとし、文字が認識できない場合を空白とし、あるいは低い確からしさでしか認識できない場合をノイズとして、差分画像上からの文字認識処理に移ってもよい。
次に、再認識処理(図3、ステップS10)について説明する。
ここでは、文字認識処理の中心点(図11に示す面積最小の文字認識領域D)を予め定められた領域内(例えば上下左右4ピクセルずつの領域内)で移動させながら、図9を参照して説明した文字認識処理が繰り返される。具体的には、図12に示したフローの通りである。
ここでは先ず、予め定められた領域内(例えば上下左右4ピクセルずつの領域内)における、ある1つのずれた位置に面積最小の文字認識領域を設定し(ステップS41)、その文字認識領域について文字認識処理を実行する(ステップS42)。そして、この文字認識処理を、停止条件を満足するまで(ステップS43)、文字認識領域を再設定しながら(すなわち、図9に示すD1→D2→D3→・・・のように文字認識領域を徐々に広げながら)(ステップS44)、繰り返す。
停止条件を満足すると(ステップS43)、予め定められた領域内(例えば上下左右4ピクセルずつの領域内)の全てについて中心点(面積最小の文字認識領域D)をずらして文字認識処理を行なったか否かが判定され(ステップS45)、中心点をずらすべき位置がその領域内に未だ残っているときは、ステップS41に戻って、その残っている、中心点をずらすべき位置のうちの1つに中心点をずらして、ステップS42〜S44の処理を実行する。一方、ステップS45において、中心点をずらすべき領域内の全ての位置に中心点をずらし終えたことが判定されると、今度は、今回の一連の文字認識処理の結果、確からしさがアップしたか否かが判定され(ステップS46)、確からしさがアップしたときは、それまで保存しておいた同じ対象の認識結果が、今回の再認識結果に置き換えられる(ステップS47)。
以上の再認識処理が、上記の(d)〜(f)の条件を満たす各文字について実行されて(図3、ステップS09,S10)、この文字認識処理ルーチンの実行を終了する。
次に、再認識処理の第2例について説明する。
図13は、図3に1つのステップとして示した再認識処理の第2例についての詳細フローを示した図である。この第2例の再認識処理は、図12を参照して説明した第1例としての再認識処理に代えて採用することのできる処理である。
11 画像取得部
12 追加記録画像抽出部
13 追加記録画像分離部
14 文字認識処理実行部
20 スキャナ
21 原稿トレイ
22 排紙トレイ
23 上蓋
30 ノート型パーソナルコンピュータ(ノートPC)
31 表示画面
32 キーボード
51 未記入原稿
52 記入済原稿
53 差分画像
511 回答欄
521,522 ○印
523 文字列
551,552 個別追加記録画像
Claims (10)
- 第1の画像を表わす第1の画像データと、該第1の画像データに追加記録がなされた第2の画像を表わす第2の画像データとを取得する画像取得部と、
前記第2の画像の中から、前記第1の画像に対し追加記録された画像である追加記録画像を抽出する追加記録画像抽出部と、
前記追加記録画像に対応する第1の画像の領域 に文字認識処理を実行する文字認識領域を設定し、該文字認識領域の面積を変化させながら、該文字認識領域について文字認識処理を繰り返し実行する文字認識処理実行部と
を備えたことを特徴とする文字認識装置。 - 前記追加記録画像抽出部が、前記追加記録画像を構成する、相互に分離した複数の図形であっても、予め定められた閾値距離以内に互いに近づいた複数の図形については該複数の図形が同一の追加記録画像に属するものとみなすことを特徴とする請求項1に記載の文字認識装置。
- 前記文字認識処理実行部が、認識の確からしさの算出を含む文字認識処理を実行するものであって、前記文字認識領域の面積を変化させながら文字認識処理の実行を繰り返して、確からしさが予め定められた閾値を越えたときの文字、確からしさが極大値に達したときの文字、若しくは、文字認識処理の実行を予め定められた回数繰り返した中での最大の確からしさが得られた文字を認識結果とするものであることを特徴とする請求項1または2に記載の文字認識装置。
- 前記文字認識処理実行部が、前記追加記録画像に対応する領域に、予め定められた閾値を越える確からしさの文字が認識されなかった場合に、該追加記録画像に対応する領域に設定された前記文字認識領域の位置をずらして、文字認識処理を実行することを特徴とする請求項3に記載の文字認識装置。
- 前記文字認識処理実行部は、他の第2の画像の追加記録画像の位置を参照して、前記文字認識領域をずらす位置を決定することを特徴とする請求項4に記載の文字認識装置。
- 前記文字認識処理実行部は、前記追加記録画像に対応する領域に設定された前記文字認識領域の位置をずらすとともに、前記他の第2の画像の追加記録画像に対応する、予め定められた閾値を越える確からしさが得られたときの文字認識領域の面積に応じた面積の文字認識領域を設定して、該文字認識領域について文字認識処理を実行することを特徴とする請求項4または5に記載の文字認識装置。
- 前記文字認識処理実行部は、前記第1の画像上に前記文字認識領域を設定し、該第1の画像上の文字を認識対象とするものであることを特徴とする請求項1から6のうちのいずれか1項に記載の文字認識装置。
- 前記文字認識処理実行部は、前記第2の画像上若しくは前記第1の画像と該第2の画像との差分の画像上に前記文字認識領域を設定し、該第2の画像上若しくは該差分の画像上の文字を認識対象とするものであることを特徴とする請求項1から6のうちのいずれか1項に記載の文字認識装置。
- 前記文字認識処理実行部は、前記第1の画像上の、前記追加記録画像に対応する領域が空白の領域であった場合に、前記第2の画像上若しくは前記第1の画像と該第2の画像との差分の画像上に前記文字認識領域を設定して該第2の画像上若しくは該差分の画像上の文字を認識対象とし、前記第1の画像上の前記追加記録画像に対応する領域が空白の領域ではなかった場合に、該第1の画像上に前記文字認識領域を設定して該第1の画像上の文字を認識対象とするものであることを特徴とする請求項1から6のうちのいずれか1項に記載の文字認識装置。
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第1の画像を表わす第1の画像データと、該第1の画像データに追加記録がなされた第2の画像を表わす第2の画像データとを取得する画像取得部と、
前記第2の画像の中から、前記第1の画像に対し追加記録された画像である追加記録画像を抽出する追加記録画像抽出部と、
前記追加記録画像に対応する領域に文字認識処理を実行する文字認識領域を設定し、該文字認識領域の面積を変化させながら、該文字認識領域について文字認識処理を実行する文字認識処理実行部と
を備えた文字認識装置として動作させることを特徴とする文字認識プログラム。
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