JP2018106311A - 個体識別標識及びそれを利用した通報システム、並びに、個体識別標識の生成システム - Google Patents

個体識別標識及びそれを利用した通報システム、並びに、個体識別標識の生成システム Download PDF

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Abstract

【課題】二次元コードシンボルと可読文字情報等を利用した個体識別標識による通報システムを提供する。
【解決手段】通信端末4によって読み取られた二次元コードシンボル2のデータは、二次元コードシンボル読取機能により個体識別情報とアクセス情報に復号化されて、これらは通信端末4の画面に表示される。情報管理装置5にも通信端末4との通信機能が備わっており、復号化されたアクセス情報を用いて、通信端末4は情報管理装置5との通信を確立し、両者の間でのデータのやり取りや通話ができる通信可能な状態となる。通信端末4と情報管理装置5との間で通信が確立された後に、復号化された個体識別情報が通信端末4から情報管理装置5に対して送信され、又は、復号化されて通信端末4の画面上に表示された個体識別情報が音声通話により情報管理装置5に伝達される。
【選択図】図6

Description

情報技術の発展に伴って、携帯電話・スマートフォン・タブレットなど、我々に身近な通信端末の高機能化が日々進んでいる。カメラとしての撮影機能を備えることはもとより、様々な情報処理系アプリなども搭載して、電話機という旧来の製品概念を超え、超小型のコンピュータとして分類されるべき高機能かつ安価な通信端末が、世代を超えて使用され、広く社会に行き渡るようになっている。そして、ホームページのURL(統一資源位置指定子)などを記録した二次元コードシンボルも社会に広く普及し、これを利用者の通信端末で読み取らせて、その端末上に画面表示されたURLに基づき、利用者が所定のホームページ等へ容易にアクセス可能となるサービス等も、商用・非商用の垣根を越えて、我々のごく身近において活用されている。
また、このように普及が進む通信端末と二次元コードシンボルの双方を組み合わせて利用する情報処理の仕組みとしては、下記の文献を含めて、これまでにも様々なアイデアの提案がなされている。すなわち、これらを用いて荷物の所有者を特定しようとするものや、認知症による徘徊者を保護した際の連絡手段とする考え方などである。
一方で我が国の社会情勢に関しては、平成28年版の高齢社会白書によると、65歳以上の高齢者数が総人口に占める比率を示す高齢化率は26.7%となっており、我が国は世界に先駆けて超高齢化社会の到来を迎えようとしている現状がある。そして、今後の更なる高齢化の進行を避けがたい状況下においては、後記の非特許文献でも紹介されているように、社会に広く普及して安価であり、取り扱いも容易である二次元コードシンボルを積極的に利用した高齢者等の見守りに対する期待感は、今後益々高まるものと予想される。また、生活に喜びを与えてくれる大切な存在として、犬や猫などのペットを飼う家庭も増え、迷子になったペットの保護やその行方探しなど、人のみに限らず、動物や事物に関しての情報管理や緊急通報の在り方についても、今後の新たな仕組みづくりが必要とされるように思われる。
同時に、情報技術の急速な進展に伴う負の側面としては、特殊詐欺等の標的とされやすいと考えられる高齢者のみに限らず、個人情報流出時の爆発的拡散などを含め、サイバー犯罪を始めとする様々な危機に巻き込まれる危険性は、あらゆる人々にとっても、これまで以上に大きくなっている。また、我々の社会に根付く、個人の人格尊重という根本的な価値観としても、個人情報の適切な保護を含めた情報管理の在り方に対しては、あらゆる分野において最大限の配慮を行うべきものとされ、情報セキュリティに関して更なる安全性の向上が常に望まれている。
特開2014−215999号公報 特開2016−122357号公報
認知症最新ニュース 東大阪市「見守りトライくんシール」配付 認知症高齢者の徘徊対策に 2015年2月24日付 https://info.ninchisho.net/archives/2931
本件発明は、前記のような問題点をふまえ、人やペットなどの保護対策を含め、様々な用途に利用可能な新たな通報システムを提供しようとするものである。そして、現代社会における優先課題である個人情報保護などに関しても、安全性の更なる向上を実現しようとするものである。
併せて、通報システムで使用される個体識別標識の二次元コードシンボルが破損や汚損などにより読み取りが困難となった場合でも、これと併用される可読文字情報を利用することで、検索対象となる被保護者等に関する情報を特定することが可能となり、若しくは、情報の絞り込みが可能となるシステムを実現しようとするものである。
また、複数の通信又は通報の手段を用いることが可能で、利用者が置かれた個別の状況に即して、より柔軟な対応を選択することが可能となる通報システムを目指している。
通報システムの情報管理装置には、検索対象となる人等を一意に特定するためのID記番号等の個体識別情報及びこれと関連付けられた氏名や連絡先等の属性情報を蓄積し、これらの情報を検索可能に管理するデータベース機能が備わっている。そして、この情報管理装置へのアクセス情報と前記の個体識別情報とを符号化して記録された二次元コードシンボルが表示され、その二次元コードシンボルの周囲には、これを取り巻くように、同じ個体識別情報を符号化した可読文字情報を複数かつ順次の並びで一連に配置した個体識別標識が使用される。すなわち、この個体識別標識においては、例えば、通報されて情報検索の対象となる身元不明者や飼い主とはぐれたペットなどに対して付与される固有のID記番号である個体識別情報が、二次元コードシンボル及び可読文字情報として符号化される。そのため、身元不明者やペットの飼い主等の氏名や住所など、個人を直接的に特定する重要な情報は、この個体識別標識が外部の一般市民等の目に触れる領域においては、一切使用されることがない。
また、二次元コードシンボルと併用される可読文字情報に関しても、その配列等に工夫を凝らした。誤り訂正機能の限界を超えた破損や汚損などにより、この個体識別標識の二次元コードシンボルが機能を欠損した場合でも、併用された可読文字情報の一部を読み取ることで検索対象の特定、又は、検索対象の絞り込みが可能となるようにした。更に、必要に応じて個体識別標識本体、言葉を代えると、この標識の下地や背景に、又は、個体識別標識の構成要素である可読文字等に情報を分類するためのコードとしての色彩を与え、それらの色彩を色情報として利用する。すなわち、この色彩に対応する色情報に個体識別情報や属性情報の分類情報(カテゴリー情報)となる付加情報を対応させることで、前記の検索対象の特定又は絞り込みの機能を一層強化するものとした。
一方で、通報を行うための通信端末に関しては、通信機能・撮影機能・二次元コードシンボル読取機能を備えたものが基本になるが、二次元コードシンボル読取機能を持たない通信端末でも、可読文字情報の利用による通報が可能である。
情報管理装置としては、前記のデータベース機能のほか、通信端末との通信機能、受信した通報内容や検索結果を画面等に表示する機能、検索に必要で情報抽出の鍵となる個体識別情報や可読文字情報の入力機能、検索結果である属性情報を画面に表示したり、用紙に印刷したりする出力機能を備えるものとした。
そして、通信端末で個体識別標識の二次元コードシンボルを読み取り、又は、通報者が可読文字情報を読み取るなどして、通報が行われ、この二次元コードシンボル又は可読文字情報から復号化された個体識別情報に基づき、情報管理装置のデータベース装置に蓄積管理された属性情報が検索される。
この場合、二次元コードシンボルのアクセス情報からインターネット経由で通報が行われるルート、電子メールにより情報管理装置への通報が行われるルート、又は、読み取られた可読文字情報が音声通話により伝達されて通報が行われるルートのように、個体識別標識に接した通報者が使用する通信端末の機能や、その時に対応が可能な通報手段を適宜選択して情報管理装置へのアクセスができるように、より多様な通報ルートを確保する。
前記のように、個体識別標識には、個人等が直接的に特定されうる個人情報などは記録されず、情報検索の手掛かりとなる個体識別情報も符号化されたうえで記録される。一方、情報の検索がなされ、氏名・住所・病歴等の特記事項など被保護者等を特定して、その保護のために役立てられる属性情報は、施設内で集中管理される情報管理装置内において厳重に管理されるため、本件発明の通報システムには、個人情報など重要情報の保護に関して有益な効果がある。
また、二次元コードシンボルと共に可読文字情報を用い、更に必要に応じて色情報を用いることで、二次元コードシンボルの誤り訂正機能を補足することができる。そのため、事故や災害時などの非常時において個体識別標識が大きく欠損したようなときでも、検索対象の特定又は絞り込みが可能となるため、情報検索の確実性が向上し、対象の特定に関して有用な手掛かりが得られることになる。
また、本件の場合、単に二次元コードシンボルのみが検索の手段となるのではない。二次元コードシンボルを利用してインターネット経由で情報管理装置にアクセスする方法のほか、撮影した個体識別標識の画像を電子メール送信するなどの通報方法も可能である。更には、二次元コードシンボルの読み取りや写真撮影ができない状況であっても、個体識別標識の可読文字情報や色情報を音声通話などにより通報することで、必要となる情報の検索を行うことが可能である。デジタルデバイドの存在下において、スマートフォンなどの通信端末を利用しにくい情報弱者や、通信手段が制限されやすい災害時などにおいても、それぞれの状況に応じて、多様な通報経路と情報検索の手段を適宜選択することが可能となる。
個体識別標識の正面図である。 符号化され、個体識別標識に記録される情報を示す参考図である。 一部が毀損した状態の個体識別標識の正面図である。 個体識別標識生成システムの各機能を示す参考図である。 通報システムの構成図である。 二次元コードシンボルが復号化され、情報検索が行われる過程を示す参考図である。 可読文字情報が復号化され、情報検索が行われる過程を示す参考図である。 図形により可読文字情報が区分けされた個体識別標識の正面図である。 個体識別標識の色彩と色情報及び付加情報の対応関係を示す参考図である。 個体識別標識の色彩に対応する付加情報により、検索情報の絞り込みが行われる過程を示す参考図である。 通報システムによる被保護者の身元確認のイメージ図である。
以下、図面を参照しながら、本件発明の詳細について説明を行う。
まず始めに図1に個体識別標識1の一例を示す。なお、これはその正面図である。
個体識別標識1の大きさの例として、小さいものではその1辺を20ミリメートル程度の正方形状とすることが考えられる。しかし、使用状況に応じてこれを変更することに支障はなく、他の例としては35ミリメートルの正方形状や50ミリメートルの正方形状などとすることが考えられる。なお、これを正方形状に限定する必要もなく、形状・大きさとも自由に設定することは可能である。また、この個体識別標識1は紙やフィルム等の柔軟な素材材質に二次元コードシンボル2等が印刷され、その裏面に接着剤が塗布されたシール状のものであることも考えられる。他にも、薄く軽いプレート状で荷物等に取り付け可能なもの、場合によっては携帯電話やスマートフォンなどの画面上に電子的手段で表示される画像のようなものも考えられる。
図1の例では、個体識別標識1の中央部に二次元コードシンボル2が表示されている。この二次元コードシンボル2は、QRコード(登録商標)のように、社会に広く普及が進んだものを選択することが考えられる。図2は、この個体識別標識1に符号化されて記録される情報について示している。なお、図中の実線は対応関係(結び付き)又は流れを、破線は同一のものとしての対応関係を示すものである。すなわち、この二次元コードシンボル2とは、この個体識別標識1と協働する情報管理装置5において集中管理される個体識別情報と、この情報管理装置5へ接続するためのアクセス情報とが符号化されたものである。そして、情報管理装置5のデータベース装置では、個体識別情報と共に、この個体識別情報と関連付けられた属性情報が蓄積され、これらの情報は検索可能に管理されている。
二次元コードシンボル2の周囲には、前記の個体識別情報が二次元コードシンボル2とは異なる方法で符号化された可読文字情報3が、同じ方向に向けて複数一連となるように並べて配置されている。なお、この図1及び図2における可読文字情報3とは、アルファベットからなる文字列「AAHRDNKM」である。しかし、これはアルファベットのみに限られず、数字・ひらがな・カタカナなど、人による読み取りと称呼が可能で、他者に対して容易に伝達可能なものであれば良い。図1では、二次元コードシンボル2の左辺下側から始まり、右辺下側まで、これらが一連となるように順次配置されている。また、この例では、二次元コードシンボル2の下辺には情報管理装置5へのアクセス情報が可読文字で記載されるが、この部分にも更に可読文字情報3が追加されても良いし、一辺に複数の可読文字情報3が表示されても良い。
可読文字情報3が複数一連に配置された、この個体識別標識1は、大きな破損や汚損などで図3のようになり、二次元コードシンボル2が読み取り不能となり、可読文字情報3の一部が読めなくなった場合でも、残された文字を集めて、ある程度の復元を行うことができる。例えば、このケースでは、残された可読文字を「AA※※DNKM」(※は欠損である。)のように組み合わせることで、可読文字情報3の一部を復元し、可読文字情報3に符号化された個体識別情報について、その復元状況に応じた絞り込みを行うことが可能となる。
次に、図4により、この個体識別標識1を生成する仕組みについて説明する。これは、コンピュータやプリンタ等からなるシステムとして構成される。
この個体識別標識生成システムには、個体識別情報と、情報管理装置5へのアクセス情報とを入力するための入力機能が備わっている。一般的には、モニターやキーボードを備えたコンピュータシステムが想定される。そして、入力された個体識別情報とアクセス情報は、第一の変換機能によって二次元コードシンボル2として符号化される。この第一の変換機能は、携帯電話やスマートフォンなどにおいてアプリとして普及している汎用プログラムのような機能を持つものでも良い。
また同時に、入力された個体識別情報は、第二の変換機能によって可読文字情報3として符号化される。この変換機能は、例えば、個体識別情報が数字の並びによって構成されている場合には、これを所定の計算ルールに基づき変換して、その結果をアルファベットに置換する変換プログラムのようなもので良い。
そして、この二次元コードシンボル2及び可読文字情報3は、生成システムの出力機能により、これらが表示された個体識別標識1として生成システム外に出力される。なお、ここで言う出力とは、プリンタによる前記のシール状の個体識別標識1の印刷処理であったり、コンピュータや通信端末4等の画面等に画像表示される電子データとして生成し出力することも考えられる。
図5は、本件発明に係る個体識別標識1を利用した通報システムの構成図である。
次に、この図5を用い、前記の個体識別標識1を用いて通報がなされ、復号化された個体識別情報に関連付けられた属性情報を情報管理装置5のデータベース装置10から検索するための通報システムについて説明する。
個体識別標識1を撮影したり、二次元コードシンボル2を復号化したりするための通信端末4がある。これらは、撮影機能付きの携帯電話やスマートフォンなどで良い。これらはインターネット回線6又は電話回線7に接続可能である。
情報管理装置5は、受信装置8、入力装置9、データベース装置10、出力装置11を備えている。
受信装置8は、インターネット回線6及び電話回線7に接続されたコンピュータ及び電話機などから構成され、以下のような受信機能を有する。これらは携帯電話やスマートフォンなどの通信端末4から、インターネット回線6を通じて個体識別情報や個体識別標識1の画像を受信したり、電話回線7を通じた音声通話を受信したり、通報があった場合に対応するため使用される。また、通報された個体識別情報や通報に用いられた通信端末4の連絡先など、受信に関連する各種の情報も、このコンピュータのモニタ画面等に表示され、受信内容が確認できる仕組みとなっている。
入力装置9は、受信装置8と同じコンピュータでも良い。これはデータベース装置10に接続されており、これに蓄積され、検索可能に管理される個体識別情報や属性情報という登録情報を入力する場合においても使用することが可能である。また、通信端末4により通報され、受信装置8により受信される個体識別情報や可読文字情報3という検索情報を入力して、データベース装置10の登録情報から、この検索情報に関連する属性情報を抽出するためにも用いられる。
データベース装置10はデータベースサーバなどからなるが、入力装置9によって入力された情報を蓄積して、検索可能な登録情報として管理している。そして、通報された個体識別情報など、検索キーとなる検索情報を必要に応じて入力することによって、これで管理される登録情報からの情報検索を行い、必要とされる属性情報を抽出することができる。
出力装置11は、入力装置9と同様に、受信装置8と同じコンピュータでも良い。この場合、検索されて抽出された属性情報はモニタ画面に表示されるが、必要に応じてプリンタも出力装置11として追加される。
なお、この情報管理装置5と前記の個体識別標識生成システムを連携させ、個体識別標識1を生成する際に、情報管理装置5のデータベース装置10に個体識別情報を登録し、併せて、これと関連する属性情報の入力及び登録が行われる装置としても良い。
図6は、個体識別標識1の二次元コードシンボル2を用いて通報が行われる場合の処理の流れである。以下、図5及び図6により、この流れを説明する。
まず、通信端末4には、インターネット回線6や電話回線7を用いた通信機能が備わっている。また、内蔵カメラにより個体識別標識1の二次元コードシンボル2を通信端末4の画面に映し出すと同時に、その二次元コードシンボル2を解析して復号化する二次元コードシンボル読取機能を有している。
通信端末4によって読み取られた二次元コードシンボル2のデータは、二次元コードシンボル読取機能により個体識別情報とアクセス情報に復号化されて、これらは通信端末4の画面に表示される。情報管理装置5にも通信端末4との通信機能が備わっており、復号化されたアクセス情報を用いて、通信端末4は情報管理装置5との通信を確立し、両者の間でのデータのやり取りや通話ができる通信可能な状態となる。この通信の確立は、画面に表示されたアクセス情報が情報管理装置5のURLや電子メールアドレスで、これにリンクが設定されている場合には、この表示画面をタッチ操作するなどして行うことができる。これにより、インターネット経由でスムーズに接続がなされるほか、表示されるアクセス情報が電話番号の場合は、電話回線7で接続して音声通話で情報のやりとりを行うことも考えられる。
通信端末4と情報管理装置5との間で通信が確立された後に、復号化された個体識別情報が通信端末4から情報管理装置5に対して送信され、又は、復号化されて通信端末4の画面上に表示された個体識別情報が音声通話により情報管理装置5に伝達される。情報管理装置5の受信装置8には、通信端末4からのデータを受信する機能と併せて、受信したデータを画面に表示する機能が与えられている。具体的には、情報管理装置5の受信装置8には、通信端末4から送信された個体識別情報を受信してそれを表示するほか、接続の状況に応じた情報を、例えば、通報に用いられた電子メールアドレスや電話番号などを表示するためのモニタ画面等が備わっている。
受信装置8で受信され表示された個体識別情報は、情報管理装置5において、そのまま一連の処理として入力装置9により自動入力されるか、又はこれと選択的に、情報管理装置5の操作者による確認等を経たうえでの入力処理がなされる。一方、音声通話により個体識別情報が伝達された場合は、情報管理装置5の操作者がこれを受けて、通報者からの聞き取りなど、必要な情報収集と確認を行ったうえで入力処理を行うことになる。
そして、データベース装置10においては、検索情報として入力された個体識別情報に基づき、これと関連付けられた登録情報の検索が行われ、必要とされる属性情報が抽出される。こうして得られた属性情報は出力装置11により出力される。この出力処理はプリンタにより用紙に印刷されたり、確認がしやすいように、個体識別情報等の検索情報が表示されているコンピュータのモニタ画面等に、これと並べて表示される設定とすることが可能である。
図7は、個体識別標識1の可読文字情報3を用いる場合の通報の流れである。
通信端末4の撮影機能により、個体識別標識1が撮影される。二次元コードシンボル2と異なり、可読文字情報3には情報管理装置5へのアクセス情報が含まれていないため、個体識別標識1の下側に記載されたアクセス情報に基づき、情報管理装置5にアクセスすることになる。このアクセス情報は、情報管理装置5の専用通報画面のURL・電子メールアドレス・電話番号などとすることが考えられる。なお予め、情報管理装置5へのアクセス情報が通信端末4の所持者などの関係者間で周知され了解されている場合には、このアクセス情報の記載は不要となり、ここに可読文字情報3を追加して表示することも考えられる。また、可読文字情報3とアクセス情報を二段書きにするなどしても良い。
そして、撮影された可読文字情報3を含む個体識別標識1の画像は、前記の専用通報画面のフォームから通報に添付されたり、電子メールに添付されるなどして、情報管理装置5へと送信される。
情報管理装置5に送信された画像の可読文字情報3はOCR等により機械的に読み取られ、又は、情報管理装置5の操作者の目視によって読み取られる。そして、読み取られた可読文字情報3は、情報管理装置5において、自動的に、又は、操作者によって入力され、情報管理装置5の変換機能により個体識別情報に復号化される。そして、復号化された個体識別情報は、前記の二次元コードシンボル2の場合と同様にモニタ画面等に表示されるなどして、そのまま一連の入力処理とされるか、又はこれと選択的に、情報管理装置5の操作者による確認が行われるなどしてから入力処理がなされる。そして、データベース装置10においては、入力された個体識別情報に基づき、これと関連付けられた属性情報が抽出されてモニタ画面等に出力される。
先に説明した二次元コードシンボル2の場合においては、個体識別標識1が毀損したとしても、その毀損が二次元コードシンボル2の誤り訂正機能の範囲内であれば、個体識別情報及び情報管理装置5へのアクセス情報の適正な復号化が行われる。しかし、図3のように可読文字情報3の全てを読み取れず、その毀損状態が誤り訂正機能の範囲を超える場合でも、情報管理装置5のデータベース装置10が「AA※※DNKM」の欠損部(※)にアルファベットを補足して検索実行するなど、個体識別情報の絞り込みを行う。
ところで、二次元コードシンボル2には、情報管理装置5へのアクセス情報が符号化されて含まれていた。そのため、通信端末4から情報管理装置5への接続は、インターネット回線6・電話回線7のいずれを経由する場合でも、二次元コードシンボル2が復号化され、通信端末4の画面に表示されたアクセス情報のタッチ操作でリンクを辿ることもでき、極めて容易である。また、他の予備的なアクセス方法としては、画面に表示されたアクセス情報に基づき、情報管理装置5あてに電話通報を行うことも可能である。
一方、ここで説明した可読文字情報3の場合、個体識別標識1の撮影画像では、情報管理装置5へのアクセス情報は個体識別標識1上に表示された単なる文字画像であるに過ぎない。そして、この場合には、通信端末4の画面操作によって情報管理装置5に直接的にアクセスすることはできない。しかしこの場合でも、アクセス情報のURLからインターネット経由で専用通報画面にアクセスし、個体識別標識1の画像や可読文字情報3を送信する方法、個体識別標識1の画像を電子メールに添付して情報管理装置5に送信する方法等が選択可能である。また、アクセス情報に基づき、情報管理装置5に電話回線7経由で接続し、目視により読み取った可読文字情報3を音声通話により情報管理装置5の操作者に伝達する方法なども可能である。したがって、使用する通信端末4の機能やその時々の状況に応じて、少なくとも3通りの通報手段の選択が可能となる。
個体識別標識1には、可読文字情報3が二次元コードシンボル2を取り巻くように一連に複数配置されているから、図3のように個体識別標識1の一部が欠けた場合にも、残された可読文字情報3を組み合わせて、ある程度の復元を行うことは可能であった。そして、これを復号化して、検索対象を特定したり、ある程度の絞り込みを行うことが可能となることも既に説明をした。しかし、更に個体識別情報又は属性情報を細分類するためのカテゴリー情報として付加情報を設定し、この付加情報にそれぞれ異なる色彩を割り当てて、これを色情報として利用することで、検索対象の更なる絞り込み等に役立てることも可能である。
付加情報と色情報の対応例としては、健康な人が緑色(色情報:G)、なんらかの身体上の持病を有する人が黄色(色情報:Y)、なんらかの精神上の持病を有する人が青色(色情報:B)、認知症を煩う人がオレンジ色(色情報:O)のような区分けである。ただし、色情報はアルファベットでなく数字等であっても良いし、住所など地理的な区分け等に対して、この色情報を対応させることも考えられる。
また、個体識別標識1に対する色彩の割り当ての方法としては、次のような例が考えられる。
まず第一の方法は、個体識別標識1の本体、すなわち標識そのものの下地又は背景に対して色彩を付与する方法である。第二の方法は、可読文字情報3を構成する文字に対して付加情報に対応した色彩を与える方法である。なお、この場合には、個体識別標識1本体の色と、可読文字情報3の色が同じ場合などは、文字の縁取りなどによって可読文字情報3が明確に読み取れるようにすることが必要である。第三の方法は、可読文字情報3を構成する文字、図8の場合では「A」や「H」などのアルファベットが四角形によって区分けされているが、この四角形に対して付加情報に対応した色彩を与える方法である。なお、この文字を区分する図形は四角形に限らず、丸でも三角形でも支障ない。また、これらの三つの方法を個別に採用することも考えられるし、複数の方法を組み合わせて、数種の付加情報を重畳的に用いることでカテゴリーをより細分化し、検索情報のスクリーニングをより有効に実行することも可能である。
このように、個体識別標識1の色彩を付加情報に紐付けられた色情報として使用する場合には、この色彩を有する個体識別標識1の生成システムに関しては、次のようなものとなる。まず、システムに入力された個体識別情報と情報管理装置5へのアクセス情報を二次元コードシンボル2に符号化し、入力された同じ個体識別情報を可読文字情報3に符号化する。これは、色情報を有しない個体識別標識1の生成システムと同様である。そして、この二次元コードシンボル2と可読文字情報3を個体識別標識1に表示する出力工程において、個体識別標識1の彩色が同時に行われることになる。すなわち、付加情報に対応する色情報に基づき、図1や図8の個体識別標識1の本体又は文字や図形という構成要素が所定の色彩で彩色されて生成されるものとなる。
そして、情報のスクリーニングに用いる付加情報に対応させた、この色情報による、個体識別情報又はこれに関連付けられた属性情報の絞り込みについて、図9及び図10により再び説明する。
図9は、個体識別標識1の色彩と色情報及び付加情報の対応関係、そして、付加情報による個体識別情報や属性情報の分類関係の一例を示している。
個体識別標識1本体の色彩に色情報αが対応しており、これと紐付けられた付加情報αが個体識別情報を分類している。可読文字を区分けしている図形の色彩に対応する色情報βには付加情報βが、可読文字の色彩に対応する色情報γには付加情報γが紐付けられている。これらの色情報はそれぞれに個体識別情報や属性情報を分類するものであるから、これを重畳的に適用した検索を実行することで検索対象をより狭い範囲に絞り込むことができる。例えば、色情報αとして前記の色情報G・Y・B・O等を入力し、個体識別情報を健康な人・身体上の持病を持つ人・精神上の持病を持つ人・認知症の人のように細分化し、特定の属性を有する一群としての絞り込みを行うことが可能である。
図10は、色情報の利用による検索対象の絞り込みの流れである。
可読文字情報3による個体識別情報の通報と同じく、通信端末4のカメラ機能を使用して、色彩を有する個体識別標識1を撮影する。可読文字情報3が表示された色彩を有する個体識別標識1の画像が、通信端末4から情報管理装置5に送信される。この送信はインターネット回線6経由又は電話回線7経由などで行うことが可能である。又は、通信端末4の機能や通報者の状況によってカメラの使用ができない場合には、画像の送信によるのではなく、音声通話による可読文字情報3と色彩の通報であっても良い。情報管理装置5において入力された可読文字情報3は個体識別情報に復号化される。そして、その個体識別情報は情報管理装置5のモニタ画面等に表示される。この個体識別情報は情報管理装置5において、自動的に、又は、情報管理装置5の操作者によって再入力され、データベース装置10で蓄積管理される個体識別情報に関連付けられた属性情報が検索されて抽出される。このとき、個体識別標識1の色彩も色情報として読み取られ、情報管理装置5の置換機能により、読み取られた色情報はこれと紐付けられた付加情報に置換される。そして、この付加情報と関連付けられた個体識別情報又は属性情報のみが抽出されるようにして情報の絞り込みが行われる。すなわち、色情報と対応する付加情報がフィルターとして情報の細分化に利用され、情報の絞り込みに機能することになる。そして、図3のように個体識別標識1が毀損して、可読文字情報3の完全な読み取りが困難な場合などにおいても、この付加情報により、より狭い範囲で情報の絞り込みを行うことが可能となり、検索対象となる登録情報の特定がより一層容易になる。
また、二次元コードシンボル2を利用する場合には、アクセス情報からリンクする専用通報画面等に色情報のチェック欄を設け、個体識別情報と共に色情報を通報してもらうことにより、より詳細な情報検索が可能となる仕様にしても良い。
次に、この個体識別標識1を用いた通報システムの具体的な使用例である。
図11は、俳諧者や迷子等の身元不明者、すなわち被保護者12を保護した通報者13が、スマートフォンなど自己が所有する通信端末4を用いて情報管理装置5にアクセスし、その操作者14に被保護者12の保護についての通報を行う事例である。
図11では、被保護者12が着用している衣服に個体識別標識1がアイロンシールなどで圧着されている状況である。通報者13は、身元不明の被保護者12を保護したが、被保護者12自身では自己の身元や連絡先を表現できず、それらの情報を知りたい通報者13は、被保護者12の衣服の個体識別標識1に気が付き、これが身元確認の手掛かりになるものと認識する。そして、手持ちのスマートフォンなど通信端末4のカメラで個体識別標識1の二次元コードシンボル2を映し出すと、二次元コードシンボル2が解析対象として把捉され、通信端末4の内蔵アプリで復号化される。これにより、通信端末4の画面上には、被保護者12の個体識別情報であるID記番号が表示されると同時に、被保護者12の氏名・住所・連絡先などの属性情報が厳重に管理されている情報管理装置5へのアクセス情報が表示される。次に、このアクセス情報を通信端末4の画面上で選択操作することで所定の通報画面や電子メール送受信ソフトが開き、通信端末4と情報管理装置5との通信が可能となる。又は、通報者13が電話による音声通話により操作者14に連絡するなどして、通信端末4から情報管理装置5との接続が確立される。
次に、通報者13は、通信端末4によって復号化された個体識別情報を情報管理装置5に送信し、又は、これを情報管理装置5の操作者14に伝達する。情報管理装置5の受信装置8であるコンピュータのモニタ画面には、着信した個体識別情報が表示される。この表示を見て、又は、通報者13からの通報を受けることにより、情報管理装置5の操作者14は、被保護者12が通報者13によって保護されていることを把握する。但し、情報管理装置5の操作者14は、まだこの時点では被保護者12の氏名や連絡先等を特定できていない状況である。操作者14は、必要に応じて、通報者13と電子メールや音声通話でのやりとりなどを行い、被保護者12の状況を把握しようとする。そして、モニタ画面に表示されたり、通報者13から伝達された個体識別情報、すなわち被保護者12に固有のID記番号を、情報管理装置5の入力装置9であるコンピュータのキーボードやタッチ画面を用いて入力を行う。なお、個体識別情報の受信から入力までを自動処理とすることも可能である。
情報管理装置5のデータベース装置10には、このID記番号と紐付けされて管理されている被保護者12の氏名・住所等の属性情報が検索可能に蓄積されている。この属性情報は、個体識別情報であるID記番号が入力されることで、情報管理装置5のデータベース機能によって抽出される。そして抽出された属性情報は、情報管理装置5の出力装置11であるコンピュータのモニタ画面に検索結果として表示される。また、必要に応じて、同じ出力装置11であるプリンタにより用紙に印刷されて、被保護者12の属性情報の確認、関係機関での情報共有などに役立てられる。
しかし、被保護者12が事故に巻き込まれるなどして、個体識別標識1が毀損している場合も考えられる。我が国に広く普及している二次元コードシンボル2であるQRコード(登録商標)には、その一部が欠損した場合などにおいても正常な読み取りを可能とする誤り訂正機能が備わっている。しかし、その誤り訂正機能の限界を超えて個体識別標識1が毀損したような場合、又は、通報者13の通信端末4に二次元コードシンボル2の読み取り機能が備わっていない場合なども想定される。このような場合、通報者13は個体識別標識1の画像を撮影し、これを電子メールに添付して情報管理装置5に送信することができる。又は、個体識別標識1の可読文字情報3を読み取り、読み取った可読文字情報3を情報管理装置5の操作者14に音声通話によって伝達するなどの対応を行うことになる。そして、通報された可読文字情報3は入力され、復号化されて個体識別情報となり、これに関連する属性情報が検索される。
そして、可読文字情報3の欠損など、その復元が必要となる場合には、個体識別標識1に残された複数の可読文字情報3を適宜組み合わせるなどして可読文字情報3の復元が行われる。次に、情報管理装置5のデータベース装置10では、復元された可読文字情報3の入力を受け、その欠損文字を補足した検索処理等が実行されることになる。これにより、被保護者12の特定が困難な場合においても、所定の範囲内で登録情報(個体識別情報や属性情報)がリストアップされるなど、被保護者12の氏名等についてある程度の範囲内での絞り込みを行うことが可能となる。
また、複数の異なる色彩を別個の色情報として分類し、この色情報に従い彩色された個体識別標識1の場合には、この色情報に対応する付加情報により、個体識別情報や属性情報のスクリーニングが行われ、被保護者12の更なる絞り込みが実現できることになる。
このようにして、被保護者12の属性情報が得られ、身元や連絡先等が特定できた段階で、情報管理装置5の操作者14は、被保護者12の保護のための措置を実施することになる。すなわち、被保護者12の家族や病院・警察などの関係諸機関等へ連絡をしたり、被保護者12の保護にあたる係員を現場に急行させるなどして被保護者12が保護されることになる。
1 個体識別標識
2 二次元コードシンボル
3 可読文字情報
4 通信端末
5 情報管理装置
6 インターネット回線
7 電話回線
8 受信装置
9 入力装置
10 データベース装置
11 出力装置
12 被保護者
13 通報者
14 操作者

Claims (9)

  1. 個体識別情報と、この個体識別情報及びこれと関連付けた属性情報を検索可能に蓄積管理する情報管理装置へのアクセス情報と、を符号化した二次元コードシンボルが表示され、その二次元コードシンボルの周囲には前記個体識別情報を符号化した可読文字情報が複数一連に表示されたことを特徴とする個体識別標識。
  2. 個体識別標識本体が、前記個体識別情報又は前記属性情報のいずれかの分類のため前記情報管理装置において検索可能に蓄積管理される付加情報に対応する色情報に基づき付与される色彩を有することを特徴とする請求項1に記載の個体識別標識。
  3. 前記可読文字情報を構成する可読文字が、前記個体識別情報又は前記属性情報のいずれかの分類のため前記情報管理装置において検索可能に蓄積管理される付加情報に対応する色情報に基づき付与される色彩を有することを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の個体識別標識。
  4. 前記可読文字情報を構成する可読文字が図形により区分けされ、その図形が前記個体識別情報又は前記属性情報のいずれかの分類のため前記情報管理装置において検索可能に蓄積管理される付加情報に対応する色情報に基づき付与される色彩を有することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の個体識別標識。
  5. 前記個体識別情報と、この個体識別情報及びこれと関連付けた前記属性情報を検索可能に蓄積管理する前記情報管理装置への前記アクセス情報の入力機能、入力された前記個体識別情報及び前記アクセス情報を前記二次元コードシンボルに符号化する第一の変換機能、入力された前記個体識別情報を前記可読文字情報に符号化する第二の変換機能、符号化された前記二次元コードシンボル及び前記可読文字情報が表示された個体識別標識を出力する出力機能を備え、前記二次元コードシンボル及び前記可読文字情報が表示された請求項1に記載の個体識別標識を生成することを特徴とする個体識別標識生成システム。
  6. 前記個体識別情報と、この個体識別情報及びこれと関連付けた前記属性情報を検索可能に蓄積管理する前記情報管理装置への前記アクセス情報と、前記個体識別情報又は前記属性情報の分類のために前記情報管理装置において検索可能に蓄積管理される前記付加情報の入力機能、入力された前記個体識別情報及び前記アクセス情報を前記二次元コードシンボルに符号化する第一の変換機能、入力された前記個体識別情報を前記可読文字情報に符号化する第二の変換機能、符号化された前記二次元コードシンボル及び前記可読文字情報が表示され、前記付加情報に対応する色情報に基づき付与される色彩に彩色された個体識別標識を出力する出力機能を備え、前記二次元コードシンボル及び前記可読文字情報が表示され、前記色彩に彩色された請求項2乃至請求項4のいずれかに記載の個体識別標識を生成することを特徴とする個体識別標識生成システム。
  7. 個体識別情報と、この個体識別情報及びこれと関連付けた属性情報を検索可能に蓄積管理する情報管理装置へのアクセス情報と、を符号化した二次元コードシンボルが表示され、その二次元コードシンボルの周囲には前記個体識別情報を符号化した可読文字情報が複数一連に表示された個体識別標識と、
    前記情報管理装置との通信機能、撮影機能、前記個体識別標識の前記二次元コードシンボルを前記個体識別情報と前記アクセス情報に復号化する二次元コードシンボル読取機能を備えた通信端末と、
    前記通信端末との通信機能、前記通信端末で復号化され送信される前記個体識別情報の受信機能、前記情報管理装置で蓄積管理される前記個体識別情報・前記属性情報及び受信した前記個体識別情報の入力機能、入力された前記個体識別情報・前記属性情報を検索可能に蓄積管理し、受信して入力される前記個体識別情報に基づき、これと関連付けられた前記属性情報を検索して抽出するデータベース機能、抽出された前記属性情報の出力機能を備えた前記情報管理装置と、を有し、
    前記通信端末により前記個体識別標識の前記二次元コードシンボルを読み取ることで、前記個体識別情報及び前記アクセス情報が復号化され、前記通信端末と前記情報管理装置とが通信可能となり、前記個体識別情報が前記情報管理装置に送信又は伝達され、この個体識別情報の入力により、これと関連付けられた前記属性情報が検索され出力されることを特徴とする通報システム。
  8. 個体識別情報と、この個体識別情報及びこれと関連付けた属性情報を検索可能に蓄積管理する情報管理装置へのアクセス情報と、を符号化した二次元コードシンボルが表示され、その二次元コードシンボルの周囲には前記個体識別情報を符号化した可読文字情報が複数一連に表示された個体識別標識と、
    前記情報管理装置との通信機能、撮影機能、前記個体識別標識の前記二次元コードシンボルを前記個体識別情報と前記アクセス情報に復号化する二次元コードシンボル読取機能を備えた通信端末と、
    前記通信端末との通信機能、前記通信端末で復号化され送信される前記個体識別情報又は前記通信端末により撮影され送信される前記個体識別標識の画像の受信機能、前記情報管理装置で蓄積管理される前記個体識別情報・前記属性情報及び受信した前記個体識別情報・前記個体識別標識の前記画像に表示された前記可読文字情報の入力機能、入力された前記可読文字情報を前記個体識別情報に復号化する変換機能、入力された前記個体識別情報・前記属性情報を検索可能に蓄積管理し、受信して入力され又は復号化され入力される前記個体識別情報に基づき、これと関連付けられた前記属性情報を検索して抽出するデータベース機能、抽出された前記属性情報の出力機能を備えた前記情報管理装置と、を有し、
    前記通信端末により前記個体識別標識の前記二次元コードシンボルを読み取ることで、前記個体識別情報及び前記アクセス情報が復号化され、前記通信端末と前記情報管理装置とが通信可能となり、前記個体識別情報が前記情報管理装置に送信又は伝達され、この個体識別情報の入力により、これと関連付けられた前記属性情報が検索され出力されることに加え、
    前記通信端末により撮影され送信された前記個体識別標識の前記画像から読み取られた前記可読文字情報の入力又は前記個体識別標識から読み取られ伝達された前記可読文字情報の入力により、この可読文字情報から前記個体識別情報が復号化され、これと関連付けられた前記属性情報が検索され出力されることを特徴とする通報システム。
  9. 個体識別情報と、この個体識別情報及びこれと関連付けた属性情報並びにこれらの情報を分類するための付加情報及びこれに対応する色情報とを検索可能に蓄積管理する情報管理装置へのアクセス情報と、を符号化した二次元コードシンボルが表示され、その二次元コードシンボルの周囲には前記個体識別情報を符号化した可読文字情報が複数一連に表示され、前記付加情報に対応する前記色情報に基づき付与される色彩を有する個体識別標識と、
    前記情報管理装置との通信機能、撮影機能、前記個体識別標識の前記二次元コードシンボルを前記個体識別情報と前記アクセス情報に復号化する二次元コードシンボル読取機能を備えた通信端末と、
    前記通信端末との通信機能、前記通信端末で復号化され送信される前記個体識別情報又は前記通信端末により撮影され送信される前記個体識別標識の画像の受信機能、前記情報管理装置で蓄積管理される前記個体識別情報・前記属性情報・前記付加情報・前記色情報及び受信した前記個体識別情報・前記個体識別標識の前記画像に表示された前記可読文字情報・前記色彩に対応する前記色情報の入力機能、入力された前記可読文字情報を前記個体識別情報に復号化する変換機能、入力された前記色情報から前記付加情報への置換機能、入力された前記個体識別情報・前記属性情報・前記付加情報・前記色情報を検索可能に蓄積管理し、受信して入力され又は復号化され入力される前記個体識別情報及び前記色情報から置換された前記付加情報に基づき、これと関連付けられた前記属性情報を検索して抽出するデータベース機能、抽出された前記属性情報の出力機能を備えた前記情報管理装置と、を有し、
    前記通信端末により前記個体識別標識の前記二次元コードシンボルを読み取ることで、前記個体識別情報及び前記アクセス情報が復号化され、前記通信端末と前記情報管理装置とが通信可能となり、前記個体識別情報が前記情報管理装置に送信又は伝達され、この個体識別情報の入力により、これと関連付けられた前記属性情報が検索され出力されることに加え、
    前記通信端末により撮影され送信された前記個体識別標識の前記画像から読み取られた前記可読文字情報及び色情報の入力又は前記個体識別標識から読み取られ伝達された前記可読文字情報及び色情報の入力により、この可読文字情報から前記個体識別情報が復号化され、入力された前記色情報から置換された前記付加情報が前記個体識別情報又は前記属性情報を分類することで、前記個体識別情報及び前記付加情報と関連付けられた前記属性情報が検索され出力されることを特徴とする通報システム。
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