JP2018105918A - 調光フィルム - Google Patents

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【課題】非平面部に貼着された場合に、積層体の弛みやシール材の破断の生じない調光フィルムを提供する。【解決手段】本発明の調光フィルム10は、非平面部30に貼着される調光フィルム10であって、少なくとも基材を含む第1積層体12と、少なくとも基材を含む第2積層体13と、前記第1積層体12及び前記第2積層体13により液晶14aを挟持し、前記第1積層12体及び前記第2積層体13の少なくとも一方に設けられた電極22A,22Bの駆動により前記液晶141の配向が制御される液晶層14とを備え、厚み方向と垂直な方向における前記第1積層体12の長さと、前記第2積層体13の長さとが異なる。【選択図】図1

Description

本発明は非平面部に貼着される調光フィルムに関する。
従来、例えば窓に貼り付けて外来光の透過を制御する調光フィルムに関する工夫が種々に提案されている(特許文献1、2)。このような調光フィルムの1つに、液晶を利用したものがある。液晶を利用した調光フィルムは、透明電極、配向層が作製された積層体により液晶を挟持して液晶セルを作製し、この液晶セルを直線偏光板により挟持する。そして、液晶に印加する電界を変更することにより液晶の配向を変更して透過光量を調整し、外来光の透過を制御する。
特開平03−47392号公報 特開平08−184273号公報
このような調光フィルムにおいて、液晶を挟み込む2枚の積層体は合同な形状、すなわち、厚み方向と垂直な方向における長さが等しい。この調光フィルムを、非平面部、例えば凸状の曲面部に貼着する際、外側の積層体に張力が加わり、内側の積層体が弛んだ状態となる。内側の積層体が弛んでいる個所では液晶層の厚みが変わり、位相差ムラが発生する場合がある。また、内側の積層体が弛まずに、2枚の積層体の間に配置されて液晶を囲むシール材が破断する場合もある。
本発明の課題は、非平面部に貼着された場合に、積層体の弛みやシール材の破断の生じない調光フィルムを提供することである。
(1) 非平面部に貼着される調光フィルムであって、少なくとも基材を含む第1積層体と、少なくとも基材を含む第2積層体と、前記第1積層体及び前記第2積層体により液晶を挟持し、前記第1積層体及び前記第2積層体の少なくとも一方に設けられた電極の駆動により前記液晶の配向が制御される液晶層とを備え、厚み方向と垂直な方向における前記第1積層体の長さと、前記第2積層体の長さとが異なる、調光フィルム。
(2) (1)において、前記非平面部が、貼着される当該調光フィルム側に凸状である場合、前記第1積層体及び前記第2積層体のうち前記非平面部側の積層体は、前記非平面部側とは反対側の積層体よりも短い。
(3) (1)において、前記非平面部が、貼着される当該調光フィルム側に凹状である場合、前記第1積層体及び前記第2積層体のうち前記非平面部側の積層体は、前記非平面部側とは反対側の積層体よりも長い。
(4) (1)から(3)において、前記第1積層体と前記第2積層体との間に前記液晶の外周を囲むシール材を備え、前記調光フィルムでの、前記非平面部に貼着される個所における、前記シール材の前記液晶と接している部分の高さは、前記液晶が配置されている領域の中央部における前記液晶の厚みと異なる。
非平面部に貼着された場合に、積層体の弛みやシール材の破断の生じない調光フィルムを提供することができる。
本発明の第1実施形態の調光フィルム10を示す断面図である。 調光フィルム10の製造工程を示すフローチャートである。 図1に示す調光フィルム10を、凸状の曲面30に貼り付けた状態を示した図である。 比較形態の調光フィルム10’を曲面部に貼着した場合を示した図であり、(a)は第2積層体13’が弛んだ状態、(b)はシール材が破断した状態を示す。 本発明の第2実施形態の調光フィルム210を示す断面図である。 本発明の第3実施形態の調光フィルム310を示す断面図である。
(第1実施形態)
(調光フィルム)
図1は、本発明の第1実施形態の調光フィルム10を示す断面図である。調光フィルム10は、例えば、車両のサンルーフ等の非平面部に貼着し、透過、不透明が切り替えられる。図1の断面は、非平面部に貼着される部分の断面図である。ここで、非平面部とは、例えば凸状の曲面部である。
調光フィルム10は、液晶を利用して透過光を制御する調光フィルムであり、第1積層体12及び第2積層体13により液晶層14を挟持した液晶セル15により構成されている。
第1積層体12と第2積層体13の間には、液晶層14の厚みを一定に保持するためのスペーサー24が設けられている。
第1積層体12及び第2積層体13は、それぞれ第1基材21A、第2基材21Bに第1電極22A、第2電極22B、第1配向層23A、第2配向層23Bを順次作成して形成される。なお、後述するIPS方式による場合、第1電極22A、第2電極22Bは、第1配向層23A又は23B側の一方に纏めて製造される。
そして、調光フィルム10は、第1電極22A、第2電極22Bとの間の電位差を変化させることにより外来光の透過を制御し、透明状態と非透明状態とで状態を切り替える。
(基材)
第1基材21A、第2基材21Bは、液晶セル15に適用可能な可撓性を有するTAC、ポリカ、COP、アクリル、PETなど各種の積層体を適用することができ、この実施形態では、両面にハードコート層が製造されてなるポリカーボネートによるフィルム材が適用される。
(電極)
第1電極22A、第2電極22Bは、液晶層14に電界を印加可能であって、透明と知覚される種々の構成を適用することができるが、本実施形態では、透明電極材であるITO(Indium Tin Oxide)による透明導電膜を第1基材21A、第2基材21Bの全面に製造して形成される。上述したように、IPS方式等においては、電極は所望の形状によりパターンニングされて製造される。
(配向層)
第1配向層23A、第2配向層23Bは、光配向層により形成される。光配向層に適用可能な光配向材料は、光配向の手法を適用可能な各種の材料を広く適用することができるが、本実施形態では、例えば光二量化型の材料を使用する。この光二量化型の材料については、「M.Schadt、 K.Schmitt、 V. Kozinkov and V. Chigrinov : Jpn. J. Appl.Phys.、 31、 2155 (1992)」、「M. Schadt、 H. Seiberle and A. Schuster : Nature、 381、 212(1996)」等に開示されている。
また、第1配向層23A、第2配向層23Bは、光配向層に代えて、ラビング処理により製造してもよい。この場合、第1配向層23A、第2配向層23Bは、ポリイミド等の配向層に適用可能な各種材料層を製造した後、この材料層の表面にラビングロールを使用したラビング処理により微細なライン状凹凸形状を製造して形成される。
このようなラビング処理による配向層、光配向層に代えて、ラビング処理により製造した微細なライン状凹凸形状を賦型処理により製造して配向層を製造してもよい。
(スペーサー)
ビーズスペーサー24は、液晶層14における外周部を除く厚みを規定するために設けられる。ビーズスペーサー24は、シリカ等による無機材料による構成、有機材料による構成、これらを組み合わせたコアシェル構造の構成等を広く適用することができる。また球形状による構成の他、円柱形状、角柱形状等によるロッド形状により構成してもよい。
なお、液晶層14の厚みを規定する部材はビーズスペーサー24に限定されず、例えば、フォトレジストを第1基材21A側に塗工して露光、現像することにより円柱形状に作製してもよい。
(液晶層)
液晶層14は、この種の調光フィルムに適用可能な各種の液晶材料を広く適用することができる。
なお、本実施形態では、液晶層14は、二色性色素が混合されたゲストホスト型の液晶14aである。液晶分子の移動に伴い、二色性色素を移動させることで、光の透過及び遮光を制御することができる。
ホストとして、TN液晶(twisted Nematic liquid crystal)用い、二色性色素をゲストとした場合、調光フィルムは、電圧が印加されていないときは液晶分子及び二色性色素が水平に並び、光をさえぎって画面が「黒」になる、いわゆるノーマリブラック型である。徐々に電圧を印加していくと、液晶分子が垂直に立ち上がるとともに二色性色素も立ち上がり、光が透過する。
ただし、これに限らず、ゲストホスト方式に用いられる液晶材料と色素としては、ゲストホスト方式について提案されている液晶材料と色素との混合物を広く適用することができる。
さらに、ゲストホスト方式に限らず、液晶層14の駆動に、VA(Virtical Alignment)方式を用いてもよい。VA方式は、液晶の配向を垂直配向と水平配向とで変化させて透過光を制御する方式であり、無電界時、液晶を垂直配向させることにより、液晶層14を垂直配向層により挟持して液晶セル15が構成され、電界の印加により液晶材料を水平配向させるように構成される。VA方式の場合、一般に電圧が印加されていないときに画面が「黒」になる、いわゆるノーマリブラック型である。
また、ゲストホスト型の液晶でないTN方式の場合、調光フィルムは、電圧が印加されていないときは液晶分子が水平に並び、光を通過させて画面が「白」になる、いわゆるノーマリホワイト型が一般的である。この場合、徐々に電圧を印加していくと、液晶分子が垂直に立ち上がっていき、光をさえぎって画面が黒くなる。
また、IPS(In−Place−Switching)方式を用いてもよい。IPS方式は、液晶層を挟持する1対の基材のうちの一方の基材に駆動用の電極をまとめて作製して、この電極により基材表面の面内方向の電界であるいわゆる横電界を形成して液晶の配向を制御する駆動方式である。
液晶層14を囲むように、枠状にシール材25が形成されている。シール材25は第1積層体12と第2積層体13とに固着され、このシール材25により液晶の漏出が防止されている。
(積層体の長さ)
本実施形態の調光フィルム10は、図1で示すような、曲面部(非平面部)30に貼着される部分の厚み方向と垂直な方向での第1積層体12の長さL1が、第2積層体13の長さL2より長い(L1>L2)。調光フィルム10において第1積層体12の長さL1が第2積層体13の長さL2より長い部分は、全ての部分である必要はなく、貼着される面が曲面である部分において第1積層体12の長さL1が第2積層体13の長さL2より長ければよい。
この長さの差を設けるために、図1のように第2積層体13が平坦な面に配置された状態で、シール材25における液晶14aと接している部分の高さhは、ビーズスペーサー24の高さ(直径)rより低くなっている(r>h)。
この高さhは、液晶14aがシール材25と接触している個所での液晶層14の厚みでもあり、また、シール材25と液晶層14とが接している部分における第1積層体12と第2積層体13との距離(ギャップ)でもある。
すなわち、液晶層14の厚みは、ビーズスペーサー24が配置されている中央領域では、ビーズスペーサー24の高さrと略同じであるが、シール材25の存在する外周部においては、液晶層14の厚みは、rよりも小さいhとなる。
(製造工程)
図2は、調光フィルム10の製造工程を示すフローチャートである。
まず、第2積層体製造工程SP2において、第2積層体13が製造される。第2積層体製造工程SP2は、第2電極製造工程SP2−1、スペーサー配置工程SP2−2、第2配向層製造工程SP2−3を含む。
第2電極製造工程SP2−1において、第2基材21Bにスパッタリング等の真空製膜法によりITOによる第2透明電極22Bが製造される。
スペーサー配置工程SP2−2において、ビーズスペーサー24を分散させた塗工液をスピンコート法等により塗工した後、乾燥、焼成の処理を順次実行し、これにより第2基材21Bの全面に、ビーズスペーサー24をランダムに配置する。
第2配向層製造工程SP2−3において、第2配向層23Bに係る塗工液を塗工して乾燥した後、紫外線の照射により硬化させ、これにより第2配向層23Bが製造される。これらによりこの実施形態では、第2積層体13が製造される。
続く第1積層体製造工程SP3は、スペーサー配置工程を含まない以外、第2積層体製造工程SP2と同様である。
すなわち、第1積層体製造工程SP3は、第1電極製造工程SP3−1と、第1配向層製造工程SP3−2とを含む。
第1電極製造工程SP3−1において、第1基材21AにITOによる第1透明電極22Aが製造される。ここで、第1基材21Aは、貼着される面の断面が凸状の曲線である部分の長さが、第2積層体13(第2基材21B)より長い。
次いで、第1配向層製造工程SP3−2において、第1配向層23Aが配置される。
これらにより第1積層体12が製造される。
第1積層体製造工程SP3に続く液晶セル製造工程SP4において、ディスペンサを使用して枠形状に第2積層体13にシール材25を塗工する。シール材の高さ調整は、シール材に含有されるフィラーの長さ等を変更することよって変更可能である。また、これに限らず種々の方法で高さ調整は可能であり、例えば、塗工したシール材25の部分にだけ、型枠を用いて圧力を加えることによりシール材25を潰すことによっても変更可能である。
次いで、この枠形状の内部に滴下注入方式により液晶14aを配置する。
そして、積層工程SP5において、減圧した環境下で、第1積層体12、第2積層体13を積層押圧することにより、第2積層体13に配置した液晶14aを押し広げる。
ここで、シール材25の高さは、第1積層体12が第2積層体13よりも長い部分に対応して、スペーサー24の高さrよりも低く、第2積層体13が平坦な面に配置された状態で、シール材25における液晶と接している部分の高さhは、ビーズスペーサー24の高さ(直径)rより低くなっている。
したがって、図1に示すように、調光フィルム10の周辺部は、部分的に中央部より低くなる。
その後、紫外線の照射等によりシール材25を硬化させ、これにより液晶セル15を製造する。
なお液晶14aの配置にあっては、滴下注入方式に代えて、第1積層体12、第2積層体13を積層した後、液晶層に係る部位に形成される空隙に、液晶材料を配置する場合等、種々の手法を広く適用することができる。
以上、本実施形態の調光フィルム10は、図1のように第1積層体12が平坦な面に配置された状態で、曲面部30に貼着される個所における、シール材25の、液晶と接している部分の高さhが、ビーズスペーサー24の高さ(直径)rより低い。
これにより、貼着される面が凸状の曲面部である部分における厚み方向と垂直な方向において、第1積層体12の長さL1が、第2積層体13の長さL2より長い(L1>L2)本実施形態の調光フィルム10が製造される。
図3はこのように製造された図1に示す調光フィルム10を、凸状の曲面部30に貼り付けた状態を示した図である。
図示するように、第1積層体12の長さL1が、第2積層体13の長さL2より長いので、第2積層体13を内側にして凸状の曲面部30に貼着しても、シール材25が破壊せず、且つ、第2積層体13も弛むことがない。
なお、調光フィルム10を貼着する面は、曲面部30に限らず、凸状の突起を有する他の非平面部であってもよい。また第1積層体12の長さL1が、第2積層体13の長さL2より短い場合(L1<L2)は、凹状の曲面部や、凹状の窪みを有する他の形状の面に貼着することができる。
図4は比較形態の調光フィルム10’を凸状の曲面部に貼着した場合を示した図であり、(a)第2積層体13’が弛んだ状態、(b)はシール材が破断した状態を示す。
比較形態の調光フィルム10’は、凸状の曲面部に貼着される個所において、第1積層体12’の長さが、第2積層体13’の長さと等しい。
比較形態の調光フィルム10’を、図示するような凸状の曲面部30’に貼着すると、第2積層体13’の長さよりも長い第1積層体12’が必要となる。
したがって、第2積層体13’と第1積層体12’とが同じ長さの場合、図4(a)に示すように第2積層体13’が歪んだり、(b)に示すようにシール材25’が破断する可能性がある。
第2積層体13’が歪むと、歪んだ位置では、位相差が生じて虹ムラが発生する。シール材25’が破断すると、液晶14’が流出する可能性がある。
しかし、本実施形態によると、図3に示すように、第1積層体12が第2積層体13のより長いので、第2積層体13を内側にして凸状の曲面部30に貼着しても、シール材25が破壊せず、且つ、第2積層体13も弛むことがない。
よってシール材の破断、破断による気泡混入、虹ムラが発生しない。
(第2実施形態)
図5は本発明の第2実施形態の調光フィルム210の断面図である。
第2実施形態の調光フィルム210が第1実施形態の調光フィルム10と異なる点は、厚み方向と垂直な方向において、第1積層体212の長さを、第2積層体213より長くするために、第2積層体213側が平坦な面に配置された状態で、シール材225における液晶214aと接している部分の高さhを、ビーズスペーサー224の高さ(直径)rより高くしている(h>r)。
すなわち、液晶層214の厚みは、ビーズスペーサー224が配置されている中央部では、ビーズスペーサー224の高さrと略同じであるが、外周部においては、厚みがhとなり、rよりも厚くなる。
本実施形態においても、厚み方向と垂直な方向において、第1積層体212の長さが、第2積層体213より長いので、第2積層体213を内側にして凸状の曲面部に貼着しても、シール材25が破壊せず、且つ、第2積層体213も弛むことがない。
よってシール材225の破断、破断による気泡混入、虹ムラ等が発生しない。
(第3実施形態)
図6は本発明の第3実施形態の調光フィルム310の断面図である。
第3実施形態の調光フィルム310が第1実施形態の調光フィルム10と異なる点は、第2積層体313が平坦な面に配置された状態で、シール材325における液晶と接している部分の高さhが、ビーズスペーサー324の高さ(直径)rと同じである点である。
しかし、厚み方向と垂直な方向において、第1積層体312の長さは、第2積層体313より長い。このために、第2積層体313が平坦な面に配置された状態で、隣接するビーズスペーサー324間や、シール材325とビーズスペーサー324との間等において、第1積層体312は弛んでいる部分が生じている。
本実施形態においても、厚み方向と垂直な方向において、第1積層体312の長さが、第2積層体313より長いので、第2積層体313を内側にして凸状の曲面部に貼着しても、シール材325が破壊せず、且つ、第2積層体313も弛むことがない。
よってシール材325の破断、破断による気泡混入、虹ムラ等が発生しない。
10,210,310 調光フィルム
12,212,312 第1積層体
13,213,313 第2積層体
14,214 液晶層
14a,214a 液晶
15 液晶セル
21A 第1基材
21B 第2基材
22A 第1透明電極
22B 第2透明電極
23A 第1配向層
23B 第2配向層
24,224,324 ビーズスペーサー
25,225,325 シール材
30 曲面部

Claims (4)

  1. 非平面部に貼着される調光フィルムであって、
    少なくとも基材を含む第1積層体と、
    少なくとも基材を含む第2積層体と、
    前記第1積層体及び前記第2積層体により液晶を挟持し、前記第1積層体及び前記第2積層体の少なくとも一方に設けられた電極の駆動により前記液晶の配向が制御される液晶層とを備え、
    厚み方向と垂直な方向における前記第1積層体の長さと、前記第2積層体の長さとが異なる、
    調光フィルム。
  2. 前記非平面部が、貼着される当該調光フィルム側に凸状である場合、
    前記第1積層体及び前記第2積層体のうち前記非平面部側の積層体は、前記非平面部側とは反対側の積層体よりも短い、
    請求項1に記載の調光フィルム。
  3. 前記非平面部が、貼着される当該調光フィルム側に凹状である場合、
    前記第1積層体及び前記第2積層体のうち前記非平面部側の積層体は、前記非平面部側とは反対側の積層体よりも長い、
    請求項1に記載の調光フィルム。
  4. 前記第1積層体と前記第2積層体との間に前記液晶の外周を囲むシール材を備え、
    前記調光フィルムでの、前記非平面部に貼着される個所における、前記シール材の前記液晶と接している部分の高さは、前記液晶が配置されている領域の中央部における前記液晶の厚みと異なる、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の調光フィルム。
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