JP2018105666A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】防水性の低下、及び、アンテナの性能の低下を防止できる電子機器を提供する。【解決手段】電子機器10は、開口部43を有するケース30と、開口部43の開口内に、開口を塞ぐように配置されたカバー部材50と、カバー部材50の外周面、及び、開口部43の内周面の間に設けられたシール部材60と、ケース30において、内周面に対して開口部43の軸方向に直交する方向に外側の部分に設けられ、非導電性材料から形成された補強部70と、アンテナ110と、ケース30内に配置され、アンテナ110が受信した電波を処理する電子部品120と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、アンテナを有する電子機器に関する。
アンテナを有し、このアンテナにより電波を送信または受信する電子機器として、全地球測位システム(Global Positioning System: GPS)を利用する腕時計が知られている。
腕時計は、一般的に、有底筒状のケース内の端部にカバーガラスが設けられており、このカバーガラスを通して内部に配置された時間を表示する表示装置を視認することが可能に構成されている。また、防水性を高める為に、カバーガラス、及び、ケースの内面の間に環状のシール部材が設けられている(例えば、特許文献1参照。)。シール部材のケース内の嵌め合いを締まり嵌めとすることにより、シール部材がケース内面に密着し、高い防水性が得られる。
このような腕時計では、ケースの内周面は、シール部材により径方向外側方向に作用する荷重を受ける。すなわち、ケースは、径方向外側に押し広げようとする荷重を受ける。ケースが長時間この荷重を受けることにより変形すると、シール部材、及び、ケースの内面の間に隙間が形成され、防水性が低下する。
この為、ケースの外周部に、金属材料から形成された環状の補強部材を設け、この補強部材によりケースの強度を向上させてケースの変形を防止する技術が知られている。この補強部材は、金属材料で形成されることにより、高い強度を有している。
特開2016−50816号公報
上述のように、金属材料から形成された補強部材を有する腕時計には、以下の問題があった。すなわち、アンテナを有する電子機器としての腕時計では、補強部材が金属材料から形成されることにより、補強部材により電波が遮断されるなどしてアンテナの性能が低下するという問題がある。
この為、本発明は、防水性の低下、及び、アンテナの性能の低下を防止できる電子機器を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様に係る電子機器は、開口部を有するケースと、前記開口部の開口内に、当該開口を塞ぐように配置されたカバー部材と、前記カバー部材の外周面、及び、前記開口部の内周面の間に設けられたシール部材と、前記ケースにおいて、前記内周面に対して前記開口部の軸方向に直交する方向に外側の部分に設けられ、非導電性材料から形成された補強部と、アンテナと、前記ケース内に配置され、前記アンテナが受信した電波を処理する電子部品と、を備える。
本発明の第2の態様に係る電子機器は、大径部、及び、前記大径部に連続して形成され、外径が前記大径部よりも小径に形成された小径部を具備する筒状のケースと、前記小径部内に配置されたカバー部材と、前記カバー部材の外周面、及び、前記小径部の内周面の間に設けられた環状のシール部材と、前記小径部の軸方向に直交する方向に内側に前記小径部を配置して前記小径部が嵌合する、非導電性材料から形成された環状の補強部材と、前記ケースの開口端面に配置されたアンテナと、前記ケース内に配置され、前記アンテナが受信した電波を処理する電子部品と、を備える。
本発明によれば、防水性の低下、及び、アンテナの性能の低下を防止できる電子機器を提供できる。
本発明の一実施形態に係る腕時計の要部を示す平面図。 同腕時計の要部を示す断面図。 同腕時計の変形例を示す断面図。
本発明の一実施形態に係る電子機器である腕時計10を、図1乃至図3を用いて説明する。図1は、腕時計10の要部を示す平面図である。図2は、腕時計10の要部を示す断面図である。腕時計10は、本実施形態では、全地球測位システム(Global Positioning System: GPS)を利用し、使用者の位置情報を取得可能に構成されている。
図1に示すように、腕時計10は、腕時計本体20、及び、使用者の腕に巻き付けることにより腕時計10を使用者に固定可能なベルト140を有している。
腕時計本体20は、図2に示すように、有底筒状のケース30、ケース30の開口端部内に配置されたカバー部材50、ケース30及びカバー部材50の間に設けられたシール部材60、ケース30内に収容された表示装置100、ケース30に設けられたアンテナ110、ケース30内に収容され、アンテナ110が受信した電波を処理する電子部品120、並びに、ケース30に設けられ、腕時計本体20の外観の一部を形成する外観形成部材130を有している。
有底筒状のケース30は、開口部を有するケースの一例である。ケース30は、筒状に形成されたケース部材40、ケース部材40の一方の開口端部に設けられた補強部70、及び、ケース30の他方の開口端部42に設けられた蓋部材80を有している。ここで、本実施形態では、ケース30の軸方向のうち、蓋部材80からカバー部材50に向かう方向を上方向として上下方向を定義する。
ケース部材40は、筒状に形成されたケース部材本体(大径部)41、及び、ケース部材本体41の上方に配置されるとともにケース部材本体41に連続して形成され、ケース部材本体41より外周面が小径に形成された小径部43を有している。ケース部材本体41は、筒状に形成されている。
小径部43は、ケース部材本体41の上端に形成されている。小径部43は、ケース部材40の上方の開口端部を構成している。小径部43は、ケース30の開口部の一例である。小径部43は、円筒状に形成されている。小径部43は、ケース部材本体41と、同軸または略同軸に形成されている。小径部43の外径は、ケース部材本体41の外径よりも小さい。小径部43の内径は、ケース部材本体41の内径よりも大きい。この為、小径部43及びケース部材本体41の境には、第1の端面45、及び、第2の端面46が形成されている。第1の端面45は、小径部43の内側に配置されており、環状に形成されている。第2の端面46は、小径部43の外側に配置されており、環状に形成されている。第2の端面46は、第1の端面45より低い位置に配置されている。
カバー部材50は、小径部43の内側に配置されている。すなわち、カバー部材50は、小径部43の内側に規定される開口内に、当該開口を塞ぐように配置される。カバー部材50は、小径部43の内径よりも若干小さい外径を有する円板状に形成されている。カバー部材50の周縁部は、第1の端面45上に載置されている。カバー部材50は、ガラス等の透明な材料から形成されている。カバー部材50の厚みは、第1の端面45からの高さと同じ、または、略同じである。
シール部材60は、筒状に形成されている。シール部材60は、小径部43の内周面43a、及び、カバー部材50の外周面51の間に配置されており、内周面43a及び外周面51の間を液密にシール可能に形成されている。具体的には、シール部材60外径は、シール部材60及びカバー部材50の一体物が、小径部43内に嵌まり、その嵌め合いが締まり嵌めとなる径に設定されている。なお、シール部材60は、小径部43内での嵌め合いが締まり嵌めとなることに限定されない。要するに、シール部材60により、小径部43の内周面43a及びカバー部材50の外周面51の間がシールされればよい。なお、本実施形態のように、シール部材60及びカバー部材50の一体物が、小径部43内に嵌まり、その嵌め合いが締まり嵌めとなることで、防水性がより向上する。
補強部70は、小径部43の外周面43bに設けられており、小径部43の内周面43aを内側に配置する筒状に形成されている。すなわち、補強部70は、ケース30において、小径部43の軸方向に直交する方向となる径方向に小径部73の内周面43aの外側の部分に設けられている。なお、小径部43の軸方向は、ケース30の軸方向と同じである。補強部70は、好ましくは、小径部43の少なくとも上端を含む範囲に設けられる。本実施形態では、補強部70は、小径部43の軸方向全域に設けられている。
補強部70は、本実施形態では、円環状の補強部材71が小径部43に固定されることにより、形成されている。補強部材71は、その内側に小径部43が嵌合可能な円環に形成されており、小径部43を内側に嵌合することにより小径部43に固定されている。補強部材71の内径は、小径部43の外径と同じ、または、若干小さい。補強部材71内の小径部43の嵌め合いは、例えば締まり嵌めである。補強部材71の内周面は、小径部73の外周面43bに面接触している。
補強部材71の高さは、小径部43の第2の端面46からの高さと同じである。補強部材71の上端面は、小径部43の上端面43cと面一となる。補強部材71の厚みは、第2の端面46の径方向の幅と同じ、または、略同じである。
補強部材71は、非導電性材料から形成されている。また、補強部材71は、小径部43が径方向に外側に広がることを防止可能な強度を有している。補強部材71の強度について、具体的に説明する。本実施形態では、シール部材60及びカバー部材50の一体物が、小径部43内に嵌まり、その嵌め合いが締まり嵌めとなる為、小径部43の内周面43aは、シール部材60から、径方向外側に向かって荷重が入力される。これは、上述の通り、シール部材60及びカバー部材50の一体物の小径部43内での嵌め合いが締まり嵌めである為である。
補強部材71は、小径部43がこの荷重を受けることにより変形することを防止可能な強度を有している。補強部材71は、一例として、非導電性の樹脂材料、及び、樹脂材料内に配置されたガラス繊維を有する材料から形成されている。補強部材71は、ガラス繊維が補強部材71の周方向に延びていることにより、径方向の強度が強くなり、径方向に広がりにくくなる。なお、補強部材71は、上述の材料から形成されることに限定されない。他の例では、アラミド繊維やポリエチレン繊維等のスーパー繊維を有してもよい。要するに、必要な強度を有する繊維であればよい。このように繊維を有する場合は、繊維は、その長手方向が補強部材の周方向に平行となるように配置される。
蓋部材80は、円板状に形成されており、ケース部材本体41の他方の開口端部42に固定されている。蓋部材80は、ケース部材40の他端の開口端面を閉塞している。外観形成部材130は、開口131を有する椀形状に形成されている。外観形成部材130は、アンテナ110を覆っている。外観形成部材130は、樹脂等の非導電性の材料から形成されている。なお、図1では、外観形成部材130は、省略されている。表示装置100は、時刻、及び、腕時計10の位置情報を表示可能に形成されている。表示装置100は、液晶等の表示部101、及び、表示部を制御する制御部を有している。
アンテナ110は、人工衛星の発する電波を受信可能に形成されている。アンテナ110は、例えば金属材料から形成されている。アンテナ110は、図1に示すように、小径部43の上端面43c上に載置されたアンテナ本体111、及び、電子部品120に電気的に接続された接続部113を有している。
アンテナ本体111は、小径部43の上端面43cに沿った平面C字状に形成されている。また、アンテナ本体111は、薄い板状に形成されている。アンテナ本体111は、アンテナ本体111をケース30に固定する固定部112を有している。接続部113は、アンテナ本体111に連続して形成されている。接続部113は、アンテナ110が受信した電波を電子部品120に伝達可能に形成されている。
電子部品120は、直接または間接的に接続部113に接続されている。電子部品120は、アンテナ110が受信した電波により、腕時計10の位置を検出可能に、かつ、検出した位置情報を表示装置100に表示可能に形成されている。この、位置の検出、及び、表示は、アンテナ110が受信した電波を処理することの一例である。電子部品120は、例えば、ケース30内に配置された基板121に搭載されている。なお、この基板121は、他の電子部品も搭載し、この電子部品とともに、上述の表示装置100の制御部を構成してもよい。
このように構成された腕時計10では、補強部70により、シール部材60、及び、内周面43aの間に隙間が形成されることを防止できるので、腕時計10の防水性の低下を防止できる。さらに、補強部70が非導電性材料から形成される。この為、人工衛星からの電波が補強部70により遮断されることを防止できるので、アンテナ110の電波の受信性能の低下を防止できる。また、補強部70は、補強部材71の径方向内側に小径部43を嵌合するだけで形成できるので、簡単に形成することができる。また、補強部材71は、樹脂及びガラス繊維から形成されており、比較的簡単に、強い強度を有することができる。また、補強部材71が小径部43の上端面43cと面一となることにより、補強部70により小径部43の上端が支持されることとなるので、小径部43が径方向外側に広がることが、より一層防止される。
また、アンテナ本体111が、小径部43の上端面43cに配置されることにより、腕時計10を小型化することができる。この効果について、具体的に説明する。アンテナ110をケース30内に配置する場合、ケース30内に配置される導電性材料によるアンテナ110の受信性能の低下を防止する為に、ケース30を大きくし、アンテナ110、及び、ケース30内の導電性材料の間の距離を長くする必要がある。しかしながら、腕時計10は、アンテナ本体111を、小径部43の上端面43cに配置することにより、アンテナ110の多くの部分をケース30外に配置することができるので、ケース30の大型化を防止できる。さらに、元々デッドスペースであった小径部43の上端面43cを利用することにより、アンテナ本体111の設置スペースを改めて形成する必要がない。
なお、本実施形態では、補強部70は、補強部材71を小径部43に組み付けることにより形成されたが、これに限定されない。他の例では、補強部70は、小径部43の外周面43bに一体に形成されてもよい。この例としては、補強部70は、小径部43の外周面43bに、ガラス繊維等の非導電性材料から形成された繊維を周方向に巻き付けることにより形成されてもよい。このように、ケース部材40の開口部の外周面に補強部70を形成する材料を固定することにより、補強部70をケース部材40と一体に形成することは、開口部が円筒状以外の形状である場合に有効である。すなわち、ケース部材40の開口端部の平面形状が多角形である場合、開口部を、開口部と同様の形状を有する補強部材内に嵌合することは難しい為である。
または、補強部70は、ケース部材40の開口部の外周面に設けられることに限定されない。例えば、補強部70は、ケース部材40の開口部の厚み内にインサート成形等により一体に形成されてもよい。この変形例に係る腕時計10Aについて、図3を用いて説明する。腕時計10Aは、ケース部材40に変えてケース部材40Aを有し、補強部70に変えて補強部70Aを有している。他の構成は、腕時計10と同じである。なお、図3では、ケース部材40A、カバー部材50、シール部材60、補強部70A、及び、アンテナ110以外の構成は、省略している。
図3に示すように、ケース部材40Aは、筒状に形成されている。アンテナ110のアンテナ本体111は、ケース部材40の上端部となる開口端部48の上端面48a上に配置されている。補強部70Aは、ケース部材40の開口端部48においてシール部材60の近傍に補強部材71Aが配置されることにより形成されている。補強部材71Aは、開口端部48が径方向外側に向かって変形することを防止可能な強度を有している。補強部材71Aは、樹脂等の非導電性材料から形成されている。補強部材71Aは、その少なくとも一部が、シール部材60に対して、シール部材60の径方向外側に配置されている。
補強部材71Aは、開口端部48の内周面47を内側に配置する、筒状に形成された補強部材本体75、及び、補強部材本体75に形成され、径方向内側に延出する環状の縁部76を有している。補強部材本体75は、シール部材60の下端から上方に中途部までの部分の径方向外側に配置されている。縁部76は、その一部がケース部材40Aの内周面47から突出している。縁部76の内周面47から突出した部分は、カバー部材50及びシール部材60が載置される。このように、補強部70Aが、開口端部48の厚み内に形成される構造も、開口端部48が円筒状以外の形状である場合に有効である。
なお、本実施形態では、腕時計10,10Aは、外観形成部材130を有しているが、これに限定されない。例えば、腕時計10,10Aは、外観形成部材130を有さない構造であってもよい。または、ケース30は、外観形成部材が一体に構成されてもよい。また、本実施形態では、ケース部材40、及び、蓋部材80は、それぞれ別体に構成されているが、これに限定されない。例えば、ケース部材40、及び、蓋部材80は、一体に形成されてもよい。
また、アンテナ110は、ケース部材40の小径部43の上端面43cに設けられた。しかしながら、これに限定されない。アンテナ110は、例えば、ケース30内に収容されてもよい。
なお、本実施形態では、本発明の電子機器の一例として、腕時計10,10Aが用いられたが、これに限定されない。本発明の電子機器は、腕時計10,10A以外であってもよく、例えばGPSポッド、スマートウォッチ、または、携帯電話であってもよい。要するに、アンテナを有し、このアンテナにより受信した電波を処理する電子部品を有する装置であれば、本発明を用いることができる。また、本実施形態では、補強部材71は、樹脂及びガラス繊維から形成されているが、これに限定されない。補強部材71を形成する材料は、非導電性を有すればよい。他の例では、補強部材71は、樹脂のみから形成されてもよい。
なお、本発明、及び、本実施形態で言う筒状は、円筒に限定されるものではなく、平面視で矩形状となる筒状等の円筒以外の筒状も含む。同様に、本発明で言う環状は、円環に限定されるものでなく、平面視で矩形状となる環状等の、円環以外も含む。
本実施形態では、小径部43は、一例として円筒に形成されたが、これに限定されない。例えば。小径部43は、平面視矩形状となる筒状等の、円筒以外の筒状に形成されてもよい。また、本実施形態では、シール部材60は一例として、円環状に形成されたが、これに限定されない。シール部材60は、カバー部材50の形状に応じて形成される。例えばカバー部材50が平面視矩形状である場合は、シール部材60は、平面視矩形状となる環状に形成されてもよい。また、シール部材60は、環状以外の形状であってもよい。シール部材60は、ケースの開口部の内周面、及び、カバー部材の外周面の間に、周方向に部分にて設けられてもよい。
また、本実施形態では、補強部材71は、一例として円環に形成されたが、これに限定されない。補強部材71は、平面視矩形状となる環状等の円環以外の環状に形成されてもよい。例えば、小径部43が平面矩形状の筒状に形成される場合は、補強部材71は、小径部43にならって、平面区形状となる筒状に形成される。または、補強部70,70A、及び、補強部材71,71Aは、環状に形成されたが、これに限定されない。補強部70,70A、及び、補強部材71,71Aは、平面視C字状に形成されてもよい。要するに、補強部70,70A、及び、補強部材71,71Aは、ケースの開口部が外側に変形することによる防水性の低下を防止できる強度をケースに付与可能に形成されればよい。
また、本実施形態では、図2及び図3に示すように、補強部70,70Aは、その少なくとも一部が、シール部材60に対して、開口部となる小径部43または開口端部48の軸方向に直交する方向に外側に並ぶ位置に配置されている。開口部の外周面に、補強部を形成する材料となる繊維等を直接固定することにより補強部を構成する場合においても、この補強部の少なくとも一部が、シール部材60に対して開口部の軸方向に直交する方向に外側に配置されること好ましい。このように、補強部の少なくとも一部が、シール部材に対して、開口部の軸方向に直交する方向に並ぶ位置に配置されることにより、開口部においてシール部材から力を受ける部分の強度を向上しやすくなる。
なお、本願発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は可能な限り適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。更に、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適当な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]
開口部を有するケースと、
前記開口部の開口内に、当該開口を塞ぐように配置されたカバー部材と、
前記カバー部材の外周面、及び、前記開口部の内周面の間に設けられたシール部材と、
前記ケースにおいて、前記内周面に対して前記開口部の軸方向に直交する方向に外側の部分に設けられ、非導電性材料から形成された補強部と、
アンテナと、
前記ケース内に配置され、前記アンテナが受信した電波を処理する電子部品と、
を具備する電子機器。
[2]
前記補強部は、前記開口部の前記内周面を内側に配置する環状に形成される
[1]に記載の電子機器。
[3]
前記シール部材は、環状に形成される
[1]または[2]に記載の電子機器。
[4]
前記補強部は、前記開口部の外周面に嵌合された環状の補強部材である
[1]乃至項[3]の何れか1に記載の電子機器。
[5]
前記補強部は、前記開口部の外周面に一体に形成される
[1]乃至[3]の何れか1に記載の電子機器。
[6]
前記アンテナは、前記ケースの開口端面に配置される
[1]乃至[5]の何れか1に記載の電子機器。
[7]
前記非導電性材料は、樹脂を具備する
[1]乃至[6]の何れか1に記載の電子機器。
[8]
前記非導電性材料は、ガラス繊維を具備する[1]乃至[7]の何れか1に記載の電子機器。
[9]
大径部、及び、前記大径部に連続して形成され、外径が前記大径部よりも小径に形成された小径部を具備する筒状のケースと、
前記小径部内に配置されたカバー部材と、
前記カバー部材の外周面、及び、前記小径部の内周面の間に設けられた環状のシール部材と、
前記小径部の軸方向に直交する方向に内側に前記小径部を配置して前記小径部が嵌合する、非導電性材料から形成された環状の補強部材と、
前記ケースの開口端面に配置されたアンテナと、
前記ケース内に配置され、前記アンテナが受信した電波を処理する電子部品と、
を具備する電子機器。
10…腕時計(電子機器)、10A…腕時計(電子機器)、30…ケース、41…ケース部材本体(大径部)、43…小径部(開口部)、43a…内周面、43b…外周面、43c…上端面(端面)、48…開口端部(開口部)、50…カバー部材、51…外周面、60…シール部材、70…補強部、70A…補強部、71…補強部材、71A…補強部材、110…アンテナ、120…電子部品。

Claims (9)

  1. 開口部を有するケースと、
    前記開口部の開口内に、当該開口を塞ぐように配置されたカバー部材と、
    前記カバー部材の外周面、及び、前記開口部の内周面の間に設けられたシール部材と、
    前記ケースにおいて、前記内周面に対して前記開口部の軸方向に直交する方向に外側の部分に設けられ、非導電性材料から形成された補強部と、
    アンテナと、
    前記ケース内に配置され、前記アンテナが受信した電波を処理する電子部品と、
    を具備する電子機器。
  2. 前記補強部は、前記開口部の前記内周面を内側に配置する環状に形成される
    請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記シール部材は、環状に形成される
    請求項1または2に記載の電子機器。
  4. 前記補強部は、前記開口部の外周面に嵌合された環状の補強部材である
    請求項1乃至項3の何れか1項に記載の電子機器。
  5. 前記補強部は、前記開口部の外周面に一体に形成される
    請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の電子機器。
  6. 前記アンテナは、前記ケースの開口端面に配置される
    請求項1乃至5の何れか1項に記載の電子機器。
  7. 前記非導電性材料は、樹脂を具備する
    請求項1乃至6の何れか1項に記載の電子機器。
  8. 前記非導電性材料は、ガラス繊維を具備する請求項1乃至7の何れか1項に記載の電子機器。
  9. 大径部、及び、前記大径部に連続して形成され、外径が前記大径部よりも小径に形成された小径部を具備する筒状のケースと、
    前記小径部内に配置されたカバー部材と、
    前記カバー部材の外周面、及び、前記小径部の内周面の間に設けられた環状のシール部材と、
    前記小径部の軸方向に直交する方向に内側に前記小径部を配置して前記小径部が嵌合する、非導電性材料から形成された環状の補強部材と、
    前記ケースの開口端面に配置されたアンテナと、
    前記ケース内に配置され、前記アンテナが受信した電波を処理する電子部品と、
    を具備する電子機器。
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