JP2018105663A - シート状物の検査装置 - Google Patents
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Abstract
Description
この織布検査装置は、織り上げた織布を検反機に巻き取りながら織布の欠点を検出する織布検査装置であって、織り上げ時点の欠点情報をその欠点位置とともに記憶する記憶手段と、検査時に織布を検反機に巻き取るとき前記記憶手段に記憶された記憶内容に基づいて欠点位置のある場所の巻き取り速度を低下させる巻き取り速度低下手段を備えている。
更に、特許文献1の段落0009には、巡視中の作業員が、毛羽立ちや汚れを欠点情報として織機端末から入力することも記載されているが、巻き取り速度を低下させない状態で作業員が目視するため、欠点を見落し易く、作業員の見落しがあれば、結局、目視検査を容易にすることは出来ない。
これに加えて、巡視する作業員が不要となり、「人員の低減」も図れる。
一方、シート状物Sの付着物F’を除去する付着物除去具7を有することで、可視光線検出部3で余計に検出される欠点Fを減らすことが出来、欠点F発見によるシート状物Sの停止などを低減でき、シート状物Sの検査効率の向上に繋がる。
尚、検査装置1は、可視光線検出部3のみを有していても良い。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1〜14には、本発明に係る検査装置1が示されており、この検査装置1は、シート状物Sの欠点Fを検出する装置である。
検査装置1は、シート状物Sの欠点Fを検出するために、可視光線検出部3と赤外線検出部5を有している。
その他、検査装置1は、上述した可視光線検出部3や赤外線検出部5等を支えるフレーム15を有していても良い。
このような検査装置1の検査対象であるシート状物Sや、その欠点Fについて、まず述べる。
図1〜14に示すように、シート状物Sは、シート状のものであって、その素材は、特に限定はないが、例えば、布帛(織物、編物、不織布)や、合成皮革、紙、フィルム、天然皮革などや、それらを組み合わせたものであっても良い。
シート状物Sが織物の場合、何れの織組織でも構わないが、例えば、平織や綾織、朱子織、二重織、二重織以上の多重織などであっても良い。
シート状物Sが織物や編物である場合、それらを構成(織成、編成)する繊維としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)や、ポリトリメチレンテレフタレート(PTT)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)等のポリエステル繊維、ナイロン(ポリアミド)繊維、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等のポリオレフィン系繊維、レーヨン繊維、キュプラ繊維、アセテート繊維、ポリアクリロニトリル(PAN)を主成分とするアクリル系繊維、ポリビニルアルコール(PVA)繊維(ビニロン繊維)、ポリウレタン(PU)繊維などの合成繊維、その他、絹(シルク)繊維、綿繊維、麻繊維、羊毛繊維、ガラス繊維などであり、これらを単独又は組み合わせて用いられても良い。
シート状物Sが合成皮革である場合、上述した布帛を起毛して基材とし、この基材に被覆樹脂を塗布して構成されていても良く、人工皮革とも言う(この場合、基材に被覆樹脂の塗布などを施した状態のまま、検査装置1によって欠点Fを検出することとなる)。
又、樹脂エマルジョンとして、ウレタン樹脂エマルジョンや、シリコーン樹脂エマルジョン、アクリル樹脂エマルジョンであっても構わない。
シート状物Sがフィルムなどのシート状物であれば、それを構成する材料としては、ポリ塩化ビニル(PVC)樹脂や、ポリエチレンテレフタレート(PET)や、ポリトリメチレンテレフタレート(PTT)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)等のポリエステル樹脂、ポリアミド(PA)樹脂などの合成樹脂などや、これらを単独又は組み合わせて用いられても良い。
よって、シート状物Sは、長尺状の布帛S’以外に、シート片状(長尺状ではない)布帛や、長尺状で布帛以外のシート状物、シート片状で布帛以外のシート状物も含む。
尚、シート状物Sが長尺状の布帛S’である場合には、検査装置1は、検反装置であるとも言える。
図6〜12に示すように、欠点Fは、長尺状の布帛S’などシート状物Sにおいて、意図した状態とはなっていない部分である(不良部分とも言える)。
具体的には、長尺状の布帛S’等における欠点Fは、凸状欠点F1、及び/又は、長尺状の布帛S’に生じた隙間欠点を含む。
詳解すれば、凸状欠点F1は、付着した「ホコリ(綿ホコリなどで、例えば、約2mmなど)」や「異物(ゴミ)」など、シート状物Sにおける略面一状の表面Saに他の部材が付着することで、シート状物Sの表面Saから突出した部分であっても良い。
尚、上述した「ホコリ」や「異物」は、シート状物Sに付着した付着物F’であると言える。
更に、シート状物Sが布帛S’であれば、その布帛S’を構成する糸に生じた「ネップ(継ぎ節)」など、長尺状の布帛S’における略面一状の表面Sa’から、当該布帛S’等の一部が突出した部分が、凸状欠点F1に含まれる。
又、シート状物Sが合成皮革など裏打ちされたものであれば、その裏打ちされた樹脂の「樹脂塊(裏打ちされた樹脂がシート状物Sの表面Sa側へ染み出し、その樹脂が固まったもの)」も、凸状欠点F1に含まれる。
尚、凸状欠点F1には、シート状物Sが平坦な(屈曲していない)箇所において、その表面Saから突出した部分だけでなく、後述したシート屈曲箇所Cにおいて初めて、その屈曲表面Caから突出する部分も含む。
詳解すれば、隙間欠点F2は、シート状物Sに付いた疵によって、「穴疵(ある面積が脱落して穴状となった疵)」が生じた部分であっても良い。
更に、シート状物Sが布帛(特に、織物)S’であれば、その布帛S’に生じた「目ずれ(布帛S’が織物であれば、経糸における筬ずれ、緯糸における杼ずれ)」や、布帛S’の糸に生じた「糸弛み(布帛S’が織物であれば、経糸弛みや緯糸弛みであり、「糸抜け(布帛S’が織物であれば、経糸抜けや緯糸抜け)」とも言う)」によって、長尺状の布帛S’に隙間が生じた部分であっても良い。
例えば、シート状物Sである布帛S’が織物であれば、欠点Fには、その布帛S’を構成する糸における「引け(糸が緊張して光沢が異状になったものであり、布帛S’が織物であれば、経引けや緯引け)」であったり、「連込み(布帛S’が織物である場合において、色を変える等のために緯糸を交換した際に、交換前の緯糸の残部が交換後に織り込んだ箇所に表れたもの)」であっても良い。
尚、上述した欠点Fの「目ずれ」や「糸弛み」が生じているものの、シート状物Sにおいて隙間が生じていない場合もあり、そのような場合における「目ずれ」や「糸弛み」は、隙間欠点F2以外の欠点Fとなる。
又、欠点Fは、シート状物Sが布帛S’以外である場合には「汚れ」を含む。
又、その他の欠点Fなどは、可視光線検出部3や赤外線検出部5の何れによって検出されても良い。
図1〜3に示すように、可視光線検出部3は、長尺状の布帛S’等のシート状物Sにおける上述した欠点Fを検出するものである。
尚、可視光線検出部3は、上述した欠点Fのうち、少なくとも凸状欠点F1を検出することは勿論、凸状欠点F1以外の欠点Fも検出可能である。
この可視光線検出部3において用いられる可視光線Kについて、まず述べる。
可視光線Kは、人間の目に光として感知される電磁波であり、JIS−Z−8120では「目に入って、視感覚を起こすことが出来る放射。光線という概念で用いる場合は可視光線という。」と規定されている。
可視光線Kは、JIS−Z−8120に規定されるように、短波長限界(可視光線Kの波長の下限)が360nm以上400nm以下であり、長波長限界(可視光線Kの波長の上限)が760nm以上830nm以下である。
図1〜3に示すように、可視光線照射器具11は、上述した可視光線Kを照射するものである。
可視光線照射器具11は、具体的には、LEDランプ(可視光線LEDランプ)や蛍光灯、白熱電球、ハロゲンランプ、放電灯(アーク灯)などであっても良く、照射される光の色は、可視光線Kの波長の範囲であれば、特に限定はないが、例えば、複数色の光源を混色した白色などであっても良い。
尚、可視光線LEDランプにて白色の可視光線Kを照射する場合には、青・赤・緑の3色のLEDランプからの光を混色して白色としたり、青色のLEDランプからの光を黄色蛍光体や、赤色蛍光体及び緑色蛍光体を通して白色としても良い。
又、可視光線照射器具11は、シート状物Sが長尺状でないのであれば、シート状物S全体や後述のシート屈曲箇所Cに可視光線Kを照射する大きさ・形状であっても良い。
一方、可視光線照射器具11は、複数台で、1つのシート状物Sのシート幅又はシート幅より広く可視光線Kを照射する構成であっても良い。
図1〜3に示したように、上述した可視光線照射器具11によって、シート状物S中に可視光線Kが照射された箇所(可視光線照射箇所)TK が生じる。
又、この可視光線照射箇所TK は、シート状物Sの略平坦な部分であっても良いが、シート状物Sが屈曲している箇所、つまり、シート屈曲箇所Cであっても良い。
尚、図2中のシート状物S付近の上向きの矢印は、シート状物Sの送り方向を示す。
ここで、「シート屈曲箇所Cが、シート状物Sの屈曲部分C’を含む」とは、シート屈曲箇所Cが、シート状物Sにおいて、ローラ17や柱部材による屈曲部分(シート状物Sにおいて略平坦な部分に挟まれた屈曲する部分)C’そのものである場合と、シート屈曲箇所Cが、屈曲部分C’だけでなく、当該屈曲部分C’を挟む略平坦なシート状物Sの一部も含む場合を意味する。
このように、可視光線Kが照射されたシート屈曲箇所Cを撮像して欠点Fを検出させることによって、シート屈曲箇所Cにおいて欠点F(特に、凸状欠点F1)もせり出して目立ち易くなり、更に、せり出した状態で可視光線Kも照射されるため、欠点Fがより際立ち、検出され易くなる(「検出精度の向上」)。
図1〜3に示したように、屈曲角度θは、上述したシート屈曲箇所C(又はシート状物Sの屈曲部分C’)の側面視における屈曲した角度である。
ここで、「シート屈曲箇所C(又はシート状物Sの屈曲部分C’)の側面視における屈曲した角度」とは、シート状物Sが長尺状である場合には、シート状物Sを屈曲させるローラ17(屈曲ローラ17a)の回転軸に略沿った方向から視た屈曲角度θを意味し、シート状物Sが長尺状でない場合には、シート状物Sを屈曲させる柱部材などの長手方向に略沿った方向から視た屈曲角度θを意味する。
屈曲角度θは、何れの値であっても良いが、例えば、1°以上270°以下、好ましくは1°以上180°以下、更に好ましくは1°以上170°以下であっても良い。
尚、図2のように、屈曲角度θが180°の場合、屈曲分線Lは、屈曲ローラ17aの回転軸(又は柱部材の軸心)を通り、且つ、シート屈曲箇所Cにおける屈曲部分C’を挟む略平坦なシート状物Sの一部と略平行となる。
又、可視光線照射器具11は、少なくとも一側方から照射することから、当然、屈曲分線Lを挟む側方位置の両方から、シート状物Sに可視光線Kを照射しても良い。
この場合、可視光線照射器具11は、シート屈曲箇所Cの真横(シート屈曲箇所Cと略同じ高さ位置)の左右側方のうち少なくとも一側方から、可視光線Kをシート屈曲箇所Cに照射しても良い。
この他、屈曲分線Lが左右方向(水平方向)に略沿っている場合には、シート屈曲箇所Cと略同じ左右位置の上下側方のうち少なくとも一側方から、可視光線Kをシート屈曲箇所Cに照射したり、シート屈曲箇所Cの左右位置から若干ずれた位置の上下側方のうち少なくとも一側方から、可視光線Kをシート屈曲箇所Cに照射しても良い。
つまり、本発明における「屈曲分線Lを挟む側方位置のうち少なくとも一側方から可視光線Kが照射される」とは、可視光線照射器具11が、シート屈曲箇所Cに対して、側面視で屈曲分線Lを挟む側方位置に存在するのであれば、屈曲分線Lの真横(屈曲分線Lに直交する方向)から可視光線Kが照射されること以外に、屈曲分線Lの真横から若干ずれた位置から可視光線Kが照射されることも含む。
図1〜3に示したように、可視光線撮像機器2は、シート状物Sに可視光線Kが照射された箇所TK を撮像するものである。
可視光線撮像機器2は、具体的には、CCD(Charge-Coupled Device )カメラなどのデジタルカメラや、被写体の像を感光材料(写真フィルムなどの)に感光させるアナログカメラなど、可視光線Kを撮像できるのであれば、何れの構成でも良く、CCDカメラについて詳解すれば、インターライン型CCDイメージセンサなどの2次元イメージ(2次元画像)を撮像するものや、1次元イメージ(1次元画像)を撮像するものなどがある。
可視光線撮像機器2の撮像範囲は、シート屈曲箇所Cに応じて、それぞれの箇所TK 、C全体を撮像できる範囲で良いが、例えば、複数台の可視光線撮像機器2で、1つのシート状物Sを撮像する構成(撮像幅が840mmである2台の可視光線撮像機器2で、シート幅が1500mm以上1600mm以下である1つのシート状物Sを撮像するなど)としても良い。
一方、1台や、3台以上の可視光線撮像機器2で、1つのシート状物Sを撮像する構成でも良い。
このような可視光線撮像機器2は、可視光線照射器具11から照射された可視光線Kが、シート屈曲箇所Cにおける凸状欠点F1などの欠点Fで反射し、この反射した可視光線K(反射光K’や影)等を撮像するとも言える。
この可視光線撮像機器2は、シート屈曲箇所Cを屈曲分線Lの側面視における略延長上から撮像しても良く、この場合には、シート屈曲箇所Cにおける凸状欠点F1などの欠点Fで反射し、この反射光K’等を漏れなく撮像できるため、更なる「検出精度の向上」が図れる。
この他、屈曲分線Lが左右方向(水平方向)に略沿っている場合には、可視光線撮像機器2は、シート屈曲箇所Cを左方又は右方(水平方向に沿った方向)から撮像することとなり、又、可視光線Kが照射されたシート屈曲箇所Cを撮像できるのであれば、水平方向から若干ずれた斜め左上や斜め右上、斜め左下、斜め右下からシート屈曲箇所Cを撮像しても良い。
つまり、本発明における「屈曲分線Lの側面視における略延長上から可視光線撮像機器2で撮像する」とは、屈曲分線Lの側面視における正に延長上から可視光線撮像機器2で撮像することだけでなく、可視光線Kが照射されたシート屈曲箇所Cを撮像できるのであれば、屈曲分線Lの側面視における延長上から若干ずれた方向から撮像することも含む。
図1、4、5に示すように、赤外線検出部5は、長尺状の布帛S’等のシート状物Sにおける上述した欠点Fを検出するものである。
尚、赤外線検出部5は、上述した欠点Fのうち、少なくとも隙間欠点F2を検出することは勿論、隙間欠点F2以外の欠点Fも検出することとしても良い。
この赤外線検出部5において用いられる赤外線Rについて、まず述べる。
赤外線Rは、可視光線より波長が長い電磁波であり、JIS−Z−8120では「単色光誠文の波長が可視放射の波長よりも短く、およそ1mmより長い放射。」と規定され、光線という概念で用いる場合は赤外線と言える。
赤外線Rは、JIS−Z−8120に規定されるように、その波長の下限が可視光線Kの波長の上限である760nm以上830nm以下であり、その波長の上限は上述したように1mm(=1000μm=1000000nm)である。
図1、4、5に示すように、赤外線照射器具12は、上述した赤外線Rを照射するものである。
赤外線照射器具12は、具体的には、赤外線Rを照射するLEDランプ(赤外線LEDランプ)や、可視光線Kを遮断し赤外線Rのみを照射するハロゲンランプなどであっても良い。
又、赤外線照射器具12は、シート状物Sが長尺状でないのであれば、シート状物S全体や後述のシート屈曲箇所Cに可視光線Kを照射する大きさ・形状であっても良い。
一方、赤外線照射器具12は、複数台で、1つのシート状物Sのシート幅又はシート幅より広く赤外線Rを照射する構成であっても良い。
尚、赤外線検出部5においては、赤外線照射器具12による赤外線Rの照射は、シート状物Sの裏面Sbに行っても良く、又、その逆でも良い。
図1、4、5に示したように、上述した可視光線照射器具11によって、シート状物S中に赤外線Rが照射された箇所(赤外線照射箇所)TR が生じる。
この赤外線照射箇所TR は、シート状物Sの略平坦な部分であっても良く、上述したように、赤外線Rをシート状物Sの裏面Sbに照射した場合には、赤外線照射箇所TR は、シート状物Sの裏面Sbに位置することとなる。
尚、図4中のシート状物S付近の斜め上向き・上向き・右向きの矢印は、シート状物Sの送り方向を示す。
尚、赤外線検出部5においては、赤外線照射器具12による赤外線Rの照射を、シート状物Sの表面Saに行った場合には、赤外線照射箇所TR の反対側の面TR ’とは、当然、シート状物Sの裏面Sbのことを意味することとなる。
更に、赤外線検出部5においては、赤外線照射器具12とシート状物Sの間に、シート状物Sにおける幅方向の端部への赤外線R照射を遮蔽する遮光板5aを有していても良く(図5参照)、このような遮光板5aを有することで、後述する赤外線処理後画像GR (特に幅方向の端部)におけるハレーションを抑制できる。
そして、このような遮光板5aは、シート状物Sが長尺状であれば、当該シート状物Sの長手方向において、所定の開口幅(例えば、30mmなど)のみに赤外線Rを照射する位置に設けられていても良い。
図1、4、5に示したように、赤外線撮像機器4は、シート状物Sに赤外線Rが照射された箇所TR とは反対側の面TR ’を撮像するものである。
赤外線撮像機器4は、具体的には、赤外線Rを受光し電気信号に変換する受光素子を有した赤外線カメラ(赤外線センサ)など、赤外線Rを撮像できるのであれば、何れの構成でも良く、赤外線撮像機器4とシート状物Sまで等の距離、撮像範囲、赤外線撮像機器4の台数などを、以下に例示する。
赤外線撮像機器4の撮像範囲は、赤外線照射箇所TR 全体を撮像できる範囲で良いが、例えば、複数台の赤外線撮像機器4で、1つのシート状物Sを撮像する構成(撮像幅が600mm、撮像角度(画角、視野角)80°である3台の可視光線撮像機器2で、シート幅が1500mm以上1600mm以下である1つのシート状物Sを撮像するなど)としても良い。
一方、1台や2台、4台以上の赤外線撮像機器4で、1つのシート状物Sを撮像する構成でも良い。
尚、赤外線照射器具12から赤外線Rがシート状物Sの表面Sa側に照射されるのであれば、赤外線撮像機器4が撮像するのはシート状物Sの裏面Sb側であり、赤外線Rがシート状物Sの裏面Sb側に照射されるのであれば、その表面Sa側が赤外線撮像機器4によって撮像される。
このような位置にあることで、赤外線照射箇所TR における隙間欠点F2などの欠点Fを漏れなく撮像でき、検出精度の向上が図れるとも言える。
以下は、上述した赤外線検出部5(赤外線撮像機器4)や、可視光線検出部3(可視光線撮像機器2)で撮像した画像における欠点Fの検出について説明するが、まずは可視光線撮像機器2で撮像する欠点Fから詳しく述べる。
図6〜10に示されたように、可視光線撮像機器2で撮像する(可視光線検出部3で検出する)欠点Fとしては、照射した可視光線Kが当該欠点Fで反射する様子を撮像した画像上で、欠点Fとそれ以外の部分の違いが検出できるのであれば、上述した凸状欠点F1は勿論、それ以外の欠点Fであっても良い。
可視光線撮像機器2で撮像する欠点Fの具体例としては、凸状欠点F1である「ネップ(図6参照)」や「ホコリ(図7参照)」の他、凸状欠点F1以外の欠点Fである「引け(図8参照)」や「連込み(図9参照)」であったり、隙間欠点F2である「糸弛み(図10参照)」等である。
尚、可視光線撮像機器2で撮像して、可視光線検出部3が検出できる欠点Fは、上述した「ネップ」や「ホコリ」、「引け」、「連込み」、「糸弛み」以外にも、「疵」、「異物」など、何れの欠点Fであっても良い。
この輝度の積差分による検出ついて詳解すれば、ある可視光線処理前画像中の各画素における輝度の積分値(所定時間における積分値)を算出し、算出した各画素の積分値において、ある部分(欠点Fに相当する部分)と、当該ある部分以外の部分(欠点F以外の部分)との積分値の差が所定の積差閾値(可視光線積差閾値)X1以上であった場合には、欠点Fに相当する部分と、欠点F以外の部分に対して、処理(例えば、2値化処理等)を行った画像(可視光線処理後画像)GK を作成する。
この可視光線処理後画像GK 上において、隣接する「白」で示された部分の画素の数が所定の画素閾値(可視光線画素閾値)X2を越える場合には、その隣接する「白」で示された部分が、欠点Fに相当し、検査したシート状物Sに欠点Fが検出されたこと等を、目視者Uに表示するなどを行う。
尚、可視光線処理後画像GK に行う処理は、2値化処理以外でも、多値化処理であっても良い。
この可視光線積差閾値X1が大きいほど、欠点Fの誤検出(誤検知)が減り、可視光線積差閾値X1が小さいほど、検出感度が高くなると言える。
尚、可視光線積差閾値X1は、シート状物Sの色彩によって変更しても良く、例えば、シート状物Sがベージュ系であれば可視光線積差閾値X1を「40」としたり、シート状物Sが黒系であれば可視光線積差閾値X1を「10」としても構わない。
この可視光線画素閾値X2が大きいほど、欠点Fの誤検出(誤検知)が減り、可視光線画素閾値X2が小さいほど、検出感度が高くなると言える。
又、シート状物Sが長尺状である場合、目視者Uが目視検査の際、送られるシート状物Sを停止したり、再び送る(加減速する)際に、可視光線処理後画像GK において、縦長な(シート状物Sの長手方向が長い)に「白」の部分が発生することもあるが、これも例えば、所定の長手方向長さを超えた際には、欠点Fではなく「シート状物Sの加減速」によるものであると判断させて、誤検出を抑制しても良い。
その他の欠点Fの検出方法として、可視光線撮像機器2で撮像した画像と、後述する制御部13に予め記憶されている欠点Fのデータと照合することによって、欠点Fであるか否かを判断しても良い。
そして、後述する表示部14のモニタ14bにおいて、可視光線処理後画像GK は、拡大・縮小して表示されることとしても良い。
図11〜12に示されたように、赤外線撮像機器4で撮像する(赤外線検出部5で検出する)欠点Fとしては、照射した赤外線Rがシート状物Sを透過するか否かを撮像した画像上で、欠点Fとそれ以外の部分の違いが検出できるのであれば、上述した隙間欠点F2は勿論、それ以外の欠点Fであっても良い。
赤外線撮像機器4で撮像する欠点Fの具体例としては、隙間欠点F2である「糸弛み(図11参照)」や「目ずれ(図12参照)」等である。
尚、赤外線撮像機器4で撮像して、赤外線検出部5が検出できる欠点Fは、上述した「糸弛み」や「目ずれ」以外にも、「穴疵」など、何れの欠点Fであっても良い。
この輝度の積差分による検出ついて詳解すれば、ある赤外線処理前画像中の各画素における輝度の積分値(所定時間における積分値)を算出し、算出した各画素の積分値において、ある部分(欠点Fに相当する部分)と、当該ある部分以外の部分(欠点F以外の部分)との積分値の差が所定の積差閾値(赤外線積差閾値)X1’以上であった場合には、欠点Fに相当する部分と、欠点F以外の部分に対して、処理(例えば、2値化処理等)を行った画像(赤外線処理後画像)GR を作成する。
この赤外線処理後画像GR 上において、隣接する「白」で示された部分の画素の数が所定の画素閾値(赤外線画素閾値)X2’を越える場合には、その隣接する「白」で示された部分が、欠点Fに相当し、検査したシート状物Sに欠点Fが検出されたこと等を、目視者Uに表示するなどを行う。
赤外線画素閾値X2’が大きいほど、欠点Fの誤検出(誤検知)が減り、赤外線画素閾値X2’が小さいほど、検出感度が高くなると言える。
その他の欠点Fの検出方法として、赤外線撮像機器4で撮像した画像と、後述する制御部13に予め記憶されている欠点Fのデータと照合することによって、欠点Fであるか否かを判断しても良い。
そして、後述する表示部14のモニタ14bにおいて、赤外線処理後画像GR も、拡大・縮小して表示されることとしても良く(図11、12参照)、又、図11のように、複数の欠点F(隙間欠点F2)の候補のうち、画素数が赤外線画素閾値X2’(図11では「50」)を越えるもののみを、実際に欠点F(隙間欠点F2)として検出し、目視者U等に表示しても良い。
図13に示したように、制御部13は、上述した可視光線撮像機器2や赤外線撮像機器4で撮像した画像における欠点Fの検出を、少なくとも行う。
この検出が出来るのであれば、制御部13は、どのような構成でも良いが、例えば、制御部13は、PLC(Programmable Logic Controller 、プログラマブルロジックコントローラ)を有し、このPLCと、可視光線撮像機器2や赤外線撮像機器4それぞれとの間に1つずつ画像処理装置を有していても良い。
この他、制御部13は、吸気・排気ファンや直流電源(DC24V等)を有していたり、この制御部13自体の電源として、コンセント(AC100V15A等)に接続されていたり、制御部13が筐体内に収納されていても良い。
尚、シート状物Sの送り速度は、何れの値でも良いが、例えば、8m/分(1分当り8m)であったり、10m/分であっても良く、その最高速度が15m/分であっても構わない。
図13に示したように、距離検出器13aは、シート状物Sが送られた距離(長さ)を検知(測定)するものであって、上述した制御部13に接続されている。
距離検出器13aは、シート状物Sが送られた距離を検知できるのであれば、何れの構成でも良いが、例えば、後述するローラ17等の回転軸に取り付けられてエンコーダであったり、撮像機器2、4とシート状物Sの送り速度に基づいてシート状物Sが送られた距離を算出する等であっても良い。
このような距離検出器13aにより、可視光線検出部3や赤外線検出部5にて検出されたシート状物Sの欠点Fが、可視光線検出部3や赤外線検出部5よりも下流側にある目視検査箇所まで送られてきた時に、欠点Fの有無やその位置等を目視者Uへ知らせることが可能となる。
図1、13、14に示したように、表示部14は、目視者Uに欠点Fの有無や位置、数などを表示するものである。
表示部14も、その構成に特に限定はないが、欠点位置表示器14aやモニタ14b等を有していても良い。
このバー状の欠点位置表示器14aの長さは、シート状物Sのシート幅と略同じか又はシート幅より若干長くても良く、その長さ方向に沿って、所定間隔ごとにLEDランプ等の表示灯14a’が複数取り付けられていても構わない。
これら複数の表示灯14a’のうち少なくとも1つが点灯することで、シート状物Sの幅方向におけるどの位置に、欠点Fが検出されたかを、目視者Uに知らせる。
又、モニタ14bは、シート状物Sが長尺状である場合には、そのシート状物Sの送り速度を表示しても良い。
図1〜5に示すように、フレーム15は、上述した可視光線検出部3や赤外線検出部5などを支える枠体である。
フレーム15は、上述の制御部13や表示部14、後述する入力部19やブザー20、光遮断パネル21等も支える構成であっても良い。
この場合、フレーム15の幅は、シート状物Sのシート幅と略同じ又はシート幅より若干広くとも良く、その値も特に限定はないが、例えば、2700mmなどであっても良い。
又、フレーム15は、枠体を追加すること(例えば、図5中の一番右の符号「15」で示したフレーム等)によって、赤外線検出部5や表示部14等を検査装置1に後付けしても良い。
図1に示すように、送出部16は、長尺状のシート状物Sを送り出すものである。
送出部16は、長尺状のシート状物Sを送り出せるのであれば、何れの構成でも良いが、例えば、長尺状のシート状物Sを積んだ馬台車であったり、長尺状のシート状物Sを巻き出す巻物であっても良い。
図1、2、4に示すように、ローラ17は、略円柱状で長尺状のシート状物Sを送るものである。
ローラ17は、1つの検査装置1において複数設けられており、通常のローラ17以外に、屈曲ローラ17a、テンションローラ17b、粘着ローラ17c、駆動ローラ17dを有していても良い。
尚、この屈曲ローラ17aへのシート状物Sの接触は、後述するテンションローラ17bによって行うこととしても良い。
図1に示したように、テンションローラ17bは、上述した可視光線検出部3における屈曲ローラ17aにシート状物Sを接触させる等するものであって、シート状物Sにテンションを付与できるのであれば、何れの構成でも良く、謂わば、テンション付与具6であると言える。
テンションローラ17bの具体的な構成としては、例えば、送出部16から送り出されたシート状物Sを、一旦、可視光線検出部3より高い位置まで上げるようにローラ17を配置するなど、送出部16からいきなり可視光線検出部3にシート状物Sを送ることなく、送出部16と可視光線検出部3の間に、幾つかのローラ17を介することで、可視光線検出部3中(特に、シート屈曲箇所C)での弛みを抑制して、可視光線検出部3における検出精度を向上できる。
テンション付与具6は、上述したテンションローラ17bの代わりに、長尺状のシート状物Sをローラ(送りローラ)17等で押圧することで、当該シート状物Sに適度なテンションを付与する構成であっても良い。
図1に示すように、粘着ローラ17cは、シート状物Sが上述した可視光線検出部3に送られる前に、シート状物Sに付着したホコリや異物などの付着物F’を除去するものであって、例えば、略円柱状の粘着ローラ17cの側周面に粘着物を塗布したものであっても良く、謂わば、付着物除去具7であると言える。
粘着ローラ17cは、各検出部3、5の前に1つずつなど、複数設けられていても良い。
付着物除去具7は、上述した粘着ローラ17cの代わりに、シート状物Sの幅方向に亘って接触するように張った粘着テープ等で構成されていても良い。
駆動ローラ17dの取付位置は、シート状物Sを送る等できるのであれば、何れの位置であっても良いが、例えば、図1の符号「17d」で示された位置であっても良い。
図1に示したように、巻取部18は、シート状物Sが長尺状である場合には、送出部16から可視光線検出部3や赤外線検出部5等を経たシート状物Sをロール状に巻き取るものである。
巻取部18は、シート状物Sの裏面Sbに樹脂を塗布している等の際に、目視検査をしながら、目視者Uが、長尺状のシート状物Sの裏面Sbを手で触れる位置に設けられていても良い。
図1、13に示されたように、入力部19は、目視者U等からの指示を、検査装置1(特に、制御部13)へ入力させるものである。
入力部19も、その構成に特に限定はないが、タッチパネルやTL(ティーチングローダ)を有していても良い。
入力部19の取付位置も、特に限定はなく、目視検査をしている目視者Uの手に届く位置等であっても良い。
本発明は、前述した実施形態に限定されるものではない。シート状物Sの検査装置1等の各構成又は全体の構造、形状、寸法などは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することが出来る。
検査装置1は、上述では、可視光線検出部3と赤外線検出部5の両方を有していたが、可視光線検出部3だけを有していたり、赤外線検出部5だけを有していても良い。
検査装置1は、可視光線検出部3と赤外線検出部5の両方を有し且つシート状物Sが長尺状である場合、上述では、上流側(送出部16により近い側)に可視光線検出部3を設け、下流側(巻取部18により近い側)に赤外線検出部5を設けていたが、逆に、上流側に赤外線検出部5を設け、下流側に可視光線検出部3を設けても良い。
検査装置1は、上述の可視光線検出部3や赤外線検出部5の他の検出部を有していても良い。
検査装置1は、シート状物Sが長尺状でない場合でも、テンション付与具6や付着物除去具7を有していても良い。
可視光線検出部3は、シート状物Sにおける屈曲していない箇所に、可視光線Kを照射しても良い。
可視光線検出部3は、シート屈曲箇所Cに可視光線Kを照射している場合でも、当該シート屈曲箇所Cを、屈曲分線Lの略延長上ではない位置から、可視光線撮像機器2で撮像しても良い。
赤外線検出部5は、シート状物Sが長尺状であるが布帛S’ではない場合や、そもそもシート状物Sが長尺状ではない場合であっても、赤外線照射箇所TR とは反対側の面TR ’を赤外線撮像機器4で撮像して、赤外線Rが長尺状の布帛S’を透過するか否かで、隙間欠点F2を検出しても良い。
隙間欠点F2は、赤外線検出部5だけでなく、可視光線検出部3で検出されても良い。
尚、隙間欠点F2は、赤外線R以外の光が透過するか否かで検出されても良く、例えば、可視光線Kや紫外線を照射して透過するか否かで、隙間欠点F2を検出する検出部を検査装置1が有していても構わない。
検査装置1は、上述したフレーム15や送出部16、ローラ17、巻取部18、入力部19、距離検出器13aを有していなくとも良い。
検査装置1は、シート状物Sに欠点Fがある場合に鳴るブザー(警報ブザー)20を有していても良く、このブザー20は、音量が可変であったり、表示部14の欠点位置表示器14a等に取り付けられていても構わない。
検査装置1は、可視光線検出部3と赤外線検出部5の間で互いに光が漏れないように、光遮断パネル21がフレーム15に取り付けられていても良い。
検査装置1は、可視光線照射器具11や赤外線照射器具12以外からの光を遮るカバーを有していても、有していなくとも良い。
検査装置1は、シート状物Sが長尺状である場合、当該シート状物Sが送られる際に蛇行することを抑制することで、各検出部3、5の撮像機器2、4における未検出範囲(未撮像範囲)を極力、狭くしても良い。
2 可視光線撮像機器
3 可視光線検出部
4 赤外線撮像機器
5 赤外線検出部
6 テンション付与具
7 付着物除去具
S シート状物
S’ 布帛
F 欠点
F1 凸状欠点
F2 隙間欠点
F’ 付着物
K 可視光線
R 赤外線
TK 可視光線が照射された箇所(可視光線照射箇所)
TR 赤外線が照射された箇所(赤外線照射箇所)
TR ’ 赤外線が照射された箇所(赤外線照射箇所)とは反対側の面
C シート屈曲箇所
θ 屈曲角度
L 屈曲分線
Claims (6)
- シート状物の欠点を検出する検査装置であって、
前記シート状物に可視光線が照射された箇所を可視光線撮像機器で撮像して、前記シート状物の欠点を検出する可視光線検出部と、
前記シート状物に赤外線が照射された箇所を赤外線撮像機器で撮像して、前記シート状物の欠点を検出する赤外線検出部の両方を有していることを特徴とする検査装置。 - 前記可視光線検出部は、前記シート状物を屈曲させたシート屈曲箇所に、このシート屈曲箇所の屈曲角度を側面視において二等分した屈曲分線を挟む側方位置のうち少なくとも一側方から前記可視光線が照射され、この照射されたシート屈曲箇所を前記屈曲分線の側面視における略延長上から可視光線撮像機器で撮像して、前記シート状物の欠点を検出していることを特徴とする請求項1に記載の検査装置。
- 前記可視光線検出部において屈曲したシート状物にテンションを付与するテンション付与具、及び/又は、前記シート状物の付着物を除去する付着物除去具を有していることを特徴とする請求項1又は2に記載の検査装置。
- 前記シート状物は、長尺状の布帛であり、
この長尺状の布帛の欠点は、当該布帛から突出した凸状欠点、及び/又は、当該布帛に生じた隙間欠点を含み、
前記凸状欠点を、少なくとも前記可視光線検出部で検出し、
前記隙間欠点を、少なくとも前記赤外線検出部で検出していることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の検査装置。 - 前記赤外線検出部は、前記長尺状の布帛における赤外線が照射された箇所とは反対側の面を赤外線撮像機器で撮像して、前記赤外線が長尺状の布帛を透過するか否かで、前記隙間欠点を検出していることを特徴とする請求項4に記載の検査装置。
- シート状物の欠点を検出する検査装置であって、
前記シート状物に可視光線が照射された箇所を可視光線撮像機器で撮像して、前記シート状物の欠点を検出する可視光線検出部を少なくとも有し、
この可視光線検出部は、前記シート状物を屈曲させたシート屈曲箇所に、このシート屈曲箇所の屈曲角度を側面視において二等分した屈曲分線を挟む側方位置のうち少なくとも一側方から前記可視光線が照射され、この照射されたシート屈曲箇所を前記屈曲分線の側面視における略延長上から可視光線撮像機器で撮像して、前記シート状物の欠点を検出していることを特徴とする検査装置。
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2016
- 2016-12-24 JP JP2016250282A patent/JP2018105663A/ja active Pending
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