JP2018105418A - 配管カバー、および配管カバーの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】様々な配管の形状に対応し、また比較的安価に作製することが可能な配管カバーを提供する。【解決手段】配管を覆う配管カバー100は、筒形状が周方向に複数に分割された形状の複数の部分筒状部材が筒状に結合されて屈曲した形状を成し、部分筒状部材は、波板部材が湾曲した蛇腹状の形状を有する。【選択図】図4
Description
本発明は、例えば自動車の排気管などを覆う配管カバーに関するものである。
自動車のエンジンと触媒やマフラーとの間を接続する排気管は、周囲の部材等に熱の影響を与えるのを防止したり、触媒に至る排気ガスの温度低下を抑制するために、配管カバーで覆われることがある。このような配管カバーは、多くの場合曲がりくねった排気管を覆えるように、排気管の形状に応じた形状に形成されている(例えば、特許文献1参照。)。
自動車の排気管の形状は、車種やクラス、オプション仕様などに応じて、様々な形状に形成されることがある。配管カバーは、それらの排気管の形状に応じた形状に形成する必要があり、それぞれの形状に応じた抜き型や成形型などを作成する必要がある。そのため、配管カバーの製造コストが高くなりがちであるという問題点を有していた。
上記の目的を達成するために、本発明は、
配管を覆う配管カバーであって、
筒形状が周方向に複数に分割された形状の複数の部分筒状部材が筒状に結合されて屈曲した形状を成し、
上記部分筒状部材は、波板部材が湾曲した蛇腹状の形状を有することを特徴とする。
配管を覆う配管カバーであって、
筒形状が周方向に複数に分割された形状の複数の部分筒状部材が筒状に結合されて屈曲した形状を成し、
上記部分筒状部材は、波板部材が湾曲した蛇腹状の形状を有することを特徴とする。
これにより、部分筒状部材が、波板部材が湾曲した蛇腹状の形状を有することによって、配管カバーが覆う配管の種々の形状に対応した配管カバーを容易に形成することができる。
本発明によれば、様々な配管の形状に応じた形状の配管カバーを比較的安価に作製することができる。
本発明の実施形態として、自動車のエンジンと、触媒またはマフラーとの間を接続する排気管を覆う配管カバーの例を説明する。
この配管カバーは、図1、図2に示すような波板部材100’を図3に示すように湾曲させた部分筒状部材100”が2つ接合されて円筒状の筒状部材にされるとともに、図4、図5に示すように屈曲されて構成されている。以下、より詳細に説明する。
波板部材100’は、例えば、厚さが0.2mmのステンレス鋼(SUS430)にピッチが6mm、波の高さが4mmの波部101が形成されて成る。上記波部101の両端部には、必須ではないが、平坦部102が形成され、排気管に取り付けるときに密着させやすくなっている。上記のような平坦部102は、元の板材における平板状態が保たれたものでもよいし、一旦形成された波部101が押しつぶされて平坦にされて形成されてもよい。
部分筒状部材100”は、上記波板部材100’が、例えば、平坦部102(取り付け部)の直径が28.4mm、波部101の直径が35.8mm、波の高さが3mmとなるように略半円筒状に湾曲された湾曲部103が形成されて成る。上記部分筒状部材100”の両側縁には、フランジ部104が設けられ、同様に形成された他の部分筒状部材100”のフランジ部104と接合されることによって、筒状の配管カバー100が形成されるようになっている。上記接合は、具体的には、例えばボルト締め、スポット溶接、カシメ、またはこれらの組み合わせによって行うことができる。なお、部分筒状部材100”は2つが接合されることによって筒状にされるのに限らず、3つ以上が接合されて筒状にされるようにしてもよい。
ここで、上記部分筒状部材100”が形成される際には、湾曲部103の周方向全域、およびフランジ部104における波の高さが図3に示すように一定になるようにされてもよいし、例えば、湾曲部103における両側のフランジ部104・104の中間部分(図3で背に当たる部分)の波の高さが最も高く、フランジ部104にかけて波の高さが徐々に減少し、フランジ部104では略平坦につぶされたような形状に形成されるなどしてもよい。
上記のような配管カバー100は、例えば、筒状における軸心を含みフランジ部104に垂直な面内の方向に、例えば曲げ半径が55mm、曲げ角度が30°、引っ張り側の波の最小高さが2mmになるように屈曲させて、排気管の形状に対応した形状に形成することなどができる。
ここで、上記のような曲げは、2つの部分筒状部材100”が接合された筒状の状態で行われた後、上記2つの部分筒状部材100”が一旦引き剥がされて、排気管に取り付けられる際に再度接合されるようにしてもよいし、各部分筒状部材100”が、それぞれ曲げを施された後、排気管に取り付けられる際に接合されるようにしてもよい。
上記のように、波部101が形成されて蛇腹状にされていることによって、排気管の形状に対応した角度に曲げ加工することなどが容易にできるので、例えば排気管の形状ごとに対応した金型などを用いなくても、様々な曲げ形状の配管カバー100製作することが容易にできる。しかも、波部101が形成されていることによって(特に曲げ加工後にも波部101が保たれていることによって)剛性を高めることが容易にできるので、板厚が比較的薄い材料を用いても耐チッピング性などを高めることなどが容易にできる。
また、部分筒状部材100”の長さを伸張または短縮する工程を設ける場合には、長さが異なる配管カバー100を形成することも容易にできる。
なお、波部101における曲げ加工後の引っ張り側の波の高さは、高い方が配管カバー100の剛性を高く保つことが容易であるが、例えば波板部材100’における波の高さが2mmで、湾曲後の波の高さが2mm、曲げ加工後の引っ張り側の波の高さが0.3mmとなる場合などでも、必要とされる剛性が満足されればよい。ただし、波板部材100’において波部101が形成される際などに亀裂が発生したりしにくい高さに設定されることが好ましい。
また、配管カバー100の材質は、上記のようなSUS430に限らず、自動車部品として多用されているような、種々のステンレス鋼板や、溶融アルミニウムめっき等の防錆処理が施された鋼板などのプレス加工で成形可能な材料が用いられてもよい。また、防錆処理は成形後に行われてもよい。また、板厚が0.2mmのアルミニウムクラッド材(例えばバイメタル・ジャパン株式会社が販売するFERAN等)が用いられて、波の高さが4mm、湾曲後の波の高さが3mm、45°に屈曲させた曲げ加工後の引っ張り側の波の高さが0.6mmとなるようにしたりしてもよい。
また、例えば、波のピッチが19.9mmで波の高さが10mmの部分筒状部材100”が、平坦部102(取り付け部)の直径が94mm、波部101の直径が118mmとなるように略半円筒状に湾曲されるようにした後、曲げ角度が30°、曲げ半径が190mm、屈曲後の波の最小高さが6.6mm以上となるようにするなどしてもよい。
また、自動車の配管カバー100の場合には、平坦部102(取り付け部)の直径は、例えば約20mm〜150mmの場合が多いが、これに限るものではない。
また、元の板材の厚さも、特に限定されず、例えば0.2mm、0.3mm、0.8mmなどでもよいし、2.0mmなどでもよい。
また、波部101は、図2に示したような各波が線対称な形状を有するのに限らず、例えば図6〜図9に示すような種々ののこ歯形状や斜め波形状を有していたりしてもよい。
また、上記のような配管カバー100を排気管等に取り付ける際には、特に限定されないが、配管カバー100の内周面側に断熱材が設けられるなどしてもよい。
また、配管カバー100と排気管等との間に断熱材が設けられるのに限らず、相対的に小径のインナカバーと、比較的大径のアウタカバーとの間に断熱材が設けられるなどしてもよい。
100 配管カバー
100’ 波板部材
100” 部分筒状部材
101 波部
102 平坦部
103 湾曲部
104 フランジ部
100’ 波板部材
100” 部分筒状部材
101 波部
102 平坦部
103 湾曲部
104 フランジ部
Claims (9)
- 配管を覆う配管カバーであって、
筒形状が周方向に複数に分割された形状の複数の部分筒状部材が筒状に結合されて屈曲した形状を成し、
上記部分筒状部材は、波板部材が湾曲した蛇腹状の形状を有することを特徴とする配管カバー。 - 請求項1の配管カバーであって、
上記部分筒状部材はフランジ部を有し、上記フランジ部が接合された状態で部分筒状部材が筒状に結合されていることを特徴とする配管カバー。 - 請求項2の配管カバーであって、
上記結合は、ボルト締め、スポット溶接、およびカシメの少なくとも1つによって接合された結合状態を有することを特徴とする配管カバー。 - 請求項1から請求項3のうち何れか1項の配管カバーであって、
内周面側に断熱材を有することを特徴とする配管カバー。 - 請求項1から請求項4のうち何れか1項の配管カバーであって、
上記配管が、燃焼ガスが排気される排気管であることを特徴とする配管カバー。 - 配管を覆う配管カバーの製造方法であって、
板状部材から波板部材を形成する波板部材形成工程と、
上記波板部材を蛇腹状に湾曲させて、筒形状が周方向に複数に分割された形状の部分筒状部材を形成する部分筒状部材形成工程と、
複数の上記部分筒状部材を筒状に結合して筒状部材を形成し、上記筒状部材を屈曲させる結合屈曲工程、または複数の上記部分筒状部材を屈曲させた後、筒状に結合する屈曲結合工程と、
を有することを特徴とする配管カバーの製造方法。 - 請求項6の配管カバーの製造方法であって、
上記部分筒状部材の結合は、上記部分筒状部材に形成されたフランジ部を接合させることにより、上記部分筒状部材を結合することを特徴とする配管カバー。 - 請求項7の配管カバーであって、
上記フランジ部の接合が、ボルト締め、スポット溶接、およびカシメの少なくとも1つによって行われることを特徴とする配管カバー。 - 請求項6から請求項8のうち何れか1項の配管カバーの製造方法であって、
さらに、上記部分筒状部材の軸方向の長さを伸張または短縮する長さ調整工程を有することを特徴とする配管カバーの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016252593A JP2018105418A (ja) | 2016-12-27 | 2016-12-27 | 配管カバー、および配管カバーの製造方法 |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2018105418A (ja) |
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2016
- 2016-12-27 JP JP2016252593A patent/JP2018105418A/ja active Pending
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