JP2018105350A - 作業車 - Google Patents

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裕治 加藤
加藤 勝秀
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加藤  勝秀
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Abstract

【課題】電装品の異常が発生したとき、適確かつ速やかに走行停止できるようにする。
【解決手段】無段変速装置12を変速操作する油圧アクチュエータ24の排油を可能にするアンロードバルブ36が備えられている。電装品の異常を検出する異常検出部41が備えられている。異常検出部41による電装品の異常検出に基づいて、アンロードバルブ36をアンロード状態36aに作動させる制御手段44が備えられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、駆動源からの動力を変速して走行装置に伝達する静油圧式の無段変速装置と、前記無段変速装置を変速操作する油圧アクチュエータと、が備えられた作業車に関する。
上記作業車は、油圧アクチュエータの操作弁を操作するだけの簡単な操作で、無段変速装置を変速操作できて、走行速度を無段階に変速することができるものである。
この種の作業車において、従来、電装品の異常が発生したとき、作業者が異常を知って無段変速装置を中立状態に操作することにより、走行を停止させるようになっている。
従来、異常が発生しても、異常発生に気が付かなかったり、異常発生に気付くのが遅れたりして継続して走行されることがあり、この場合、機体に無理な応力が掛かるなどのトラブルが発生することがある。
本発明は、異常が発生しても、上記したトラブルの発生を適確に回避できる作業車を提供する。
本発明による作業車は、
駆動源からの動力を変速して走行装置に伝達する静油圧式の無段変速装置と、
前記無段変速装置を変速操作する油圧アクチュエータと、
前記油圧アクチュエータの排油を可能にするアンロードバルブと、
機体に設けられた電装品の異常を検出する異常検出部と、
前記異常検出部による前記電装品の異常検出に基づいて、前記アンロードバルブをアンロード状態に作動させる制御手段と、が備えられている。
本構成によると、電装品の異常が発生すると、異常検出部によって検出され、この検出情報に基づく制御手段による制御によってアンロードバルブがアンロード状態に作動する。すると、アンロードバルブによって油圧アクチュエータから油圧が排出されるので、油圧アクチュエータが中立操作状態に操作されて無段変速装置が中立状態に変速操作される。
油圧アクチュエータの排油によって油圧アクチュエータが中立操作状態に操作されるので、エンジンが停止制御され、エンジンによって駆動される給油ポンプが停止して油圧アクチュエータへの油圧供給が停止されることによって油圧アクチュエータが中立操作状態に操作されるよう構成するのに比べ、油圧アクチュエータが中立操作状態に迅速に切換え操作され、無段変速装置が速やかに中立状態に操作される。
従って、異常が発生したとき、適確かつ速やかに走行停止され、機体に無理な応力が掛かるなどのトラブルを回避しやすい。
本発明においては、前記駆動源の駆動によって供給された作動油を前記油圧アクチュエータに供給して、前記油圧アクチュエータを作動させるパイロット油圧回路と、前記アンロードバルブをアンロード状態に切り換え付勢するアンロード付勢機構と、前記アンロードバルブに前記パイロット油圧回路の作動油を供給して、前記アンロードバルブを、前記アンロード付勢機構に抗してアンロード解除状態に切り換え操作するアンロード解除油圧回路と、が備えられ、前記制御手段は、前記異常検出に基づいて、前記駆動源を停止すると好適である。
本構成によると、駆動源が停止されることにより、パイロット油圧回路への油圧供給が停止され、これにより、アンロード解除油圧回路の油圧が落ちてアンロードバルブがアンロード付勢機構によってアンロード状態に切り換え操作される。従って、異常検出部による異常検出に基づいてエンジンを停止させるだけの簡素な制御を制御手段に実行させるだけで安価に、異常発生時に適確かつ速やかに走行停止させることができる。
本発明において、前記走行装置を制動可能な駐車ブレーキ機構が備えられ、前記制御手段は、前記異常検出に基づいて、前記駐車ブレーキ機構を制動状態に作動させると好適である。
本構成によれば、機体が停止されたとき、走行装置に駐車ブレーキが自動的に掛けられるので、傾斜地などにおいても、特別なブレーキ操作の手間を掛けなくても、走行機体を確実に停止させることができる。
本発明においては、前記駆動源の駆動によって供給された作動油を前記油圧アクチュエータに供給して、前記油圧アクチュエータを作動させるパイロット油圧回路と、前記駐車ブレーキ機構を入り状態に操作する入り操作状態と前記駐車ブレーキ機構を切り状態に操作する切り操作状態とに切り換えられて、前記駐車ブレーキ機構を入切操作する油圧式のブレーキアクチュエータと、前記ブレーキアクチュエータを、前記入り操作状態に付勢するブレーキ付勢機構と、前記ブレーキアクチュエータに前記パイロット油圧回路の作動油を供給して、前記ブレーキ付勢機構に抗して前記ブレーキアクチュエータを前記切り操作状態に切り換え操作する駐車ブレーキ解除回路と、が備えられ、前記制御手段は、前記異常検出に基づいて、前記駆動源を停止すると、好適である。
本構成によれば、駆動源が停止されることにより、パイロット油圧回路への油圧供給が停止され、これにより、駐車ブレーキ解除回路の油圧が落ちてブレーキアクチュエータがブレーキ付勢機構によって入り操作状態に切り換え操作される。従って、異常検出部による異常検出に基づいてエンジンを停止させるだけの簡素な制御を制御手段に実行させるだけで安価に、異常発生時に駐車ブレーキを自度的に掛けることができる。
コンバインの全体を示す右側面図である。 アンロード制御及び停止制御の構成を示すブロック図である。 第1の別実施構造を備えたアンロード制御及び停止制御の構成を示すブロック図である。 第2の別実施構造を備えたアンロード制御及び停止制御の構成を示すブロック図である。 第3の別実施構造を備えたアンロード制御及び停止制御の構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
本発明の実施例に係る作業車の一例であるコンバインについて説明する。図1は、コンバインの全体を示す右側面図である。
図1に示すように、コンバインは、左右一対のクローラ走行装置1が装備された走行機体2を備えている。走行機体2の前部に運転部3が形成されている。運転部3の下方に、エンジン4を有する原動部が形成されている。走行機体2の前部に刈取部5が下降作業状態と上昇非作業状態とに揺動昇降操作可能に連結されている。走行機体2の後部に、脱穀装置6及び穀粒タンク7が設けられている。
このコンバインでは、刈取部5を下降作業状態に下降させた状態で走行機体2を走行させることにより、稲、麦などの作物の収穫作業を行なえる。
すなわち、作業走行を行なうと、刈取部5において、圃場の植立茎稈が引起し装置8によって引起し処理されつつ、バリカン型の刈取装置9によって切断され、刈取りが行われる。刈取穀稈が供給搬送装置10によって脱穀装置6の前部に供給される。脱穀装置6において、刈取穀稈の株元側が脱穀フィードチェーン(図示せず)によって機体後方向きに挟持搬送され、刈取穀稈の穂先側が扱き処理される。扱き処理によって得られた穀粒がワラ屑などの塵埃と選別された後、脱穀装置6から穀粒タンク7に供給されて貯留される。貯留された穀粒は、スクリューコンベアを利用した穀粒搬出装置11によって穀粒タンク7から取出すことができる。
エンジン4の動力を左右のクローラ走行装置1に伝達する伝達構造が図2に示す如く構成されている。
すなわち、エンジン4の動力が無段変速装置12に伝達され、無段変速装置12によって変速された動力がミッションケース13に入力され、ミッションケース13に収容された走行ミッション(図示せず)によって左右のクローラ走行装置1のクローラ駆動輪に伝達される。
無段変速装置12は、油圧ポンプ12P及び油圧モータ12Mを備えている。油圧ポンプ12Pと油圧モータ12Mとが一対の駆動回路14によって接続されている。油圧ポンプ12Pは、アキシャルプランジャ型の可変容量型の油圧ポンプによって構成されている。油圧モータ12Mは、アキシャルプレンジャ型の油圧モータによって構成されている。
無段変速装置12においては、油圧ポンプ12Pがエンジン4の動力によって駆動され、油圧ポンプ12Pから駆動回路14を介して油圧モータ12Mに油圧が供給されて油圧モータ12Mが駆動され、油圧モータ12Mの動力がミッションケース13に入力される。油圧ポンプ12Pの斜板15の角度変更が行われることにより、油圧モータ12Mが前進側と後進側とに変速して駆動され、かつ、油圧モータ12Mの前進側の出力速度、及び後進側の出力速度が無段階に変速される。
無段変速装置12は、静油圧式の無段変速装置によって構成されている。斜板15の角度変更操作が行われることにより、無段変速装置12が変速操作され、走行ミッションを介して左右のクローラ走行装置1を変速駆動する。
図2に示すように、エンジン4にチャージポンプ20が連動連結されている。チャージポンプ20の吸引部と作動油タンク21とが吸引油路22を介して接続されている。チャージポンプ20の吐出部と駆動回路14とがチャージ油路23を介して接続されている。チャージ油路23においては、チャージポンプ20がエンジン4によって駆動されることにより、チャージポンプ20によって作動油タンク21から作動油が取り出され、取り出された作動油が無段変速装置12に駆動油として補給される。
図2に示すように、油圧ポンプ12Pの斜板15にサーボシリンダ24(本発明に係る油圧アクチュエータ)が連動連結されている。サーボシリンダ24によって斜板15の角度変更操作が行われ、無段変速装置12の変速操作が行われる。サーボシリンダ24にパイロット油圧回路25が接続されている。パイロット油圧回路25に、サーボシリンダ24を制御する2つの電磁バルブ26が備えられている。2つの各電磁バルブ26に電気操作回路27を介して制御装置28が連係されている。制御装置28に電気指令回路29を介して変速レバー30が連係されている。変速レバー30を揺動操作することにより、無段変速装置12を変速レバー30の操作位置に対応した変速状態に変速操作でき、左右のクローラ走行装置1を前進側及び後進側に変速駆動したり、停止させたりすることができるように構成されている。詳しくは、次の如く構成されている。
図2に示すように、パイロット油圧回路25は、チャージ油路23に接続されている。チャージポンプ20によってチャージ油路23に供給された作動油がパイロット油圧回路25にパイロット油圧として供給される。パイロット油圧回路25においては、2つの電磁バルブ26が制御されると、パイロット油圧が2つの電磁バルブ26によってサーボシリンダ24に供給され、2つの電磁バルブ26によってサーボシリンダ24の制御が行われる。
制御装置28は、マイクロコンピュータを利用して構成され、制御装置28に変速用の制御手段31が備えられている。電気指令回路29には、変速レバー30に連係された操作位置検出センサ29aが備えられている。操作位置検出センサ29aは、回転ポテンショメータによって構成されている。
変速レバー30が揺動されると、操作位置検出センサ29aによって変速レバー30の操作位置が検出される。操作位置検出センサ29aによる検出情報が電気指令回路29によって電気信号として制御装置28に送信される。
変速用の制御手段31においては、操作位置検出センサ29aによる検出情報を基に、変速レバー30の操作位置に対応する無段変速装置12の変速状態が割り出され、割り出された変速状態に対応した変速状態に無段変速装置12を変速操作させるべき変速操作指令としての電気信号が2つの電磁バルブ26に電気操作回路27を介して送信される。変速用の制御手段31においては、油圧ポンプ12Pの斜板15の角度を無段変速装置12の変速状態として変速センサ32によって検出され、変速センサ32によって検出される変速状態が操作位置検出センサ29aによって検出される操作位置に対応した変速状態になるように、変速制御が行われる。
変速レバー30を操作すると、操作位置検出センサ29aによる検出情報に基づいて変速用の制御手段31が変速制御を実行し、2つの電磁バルブ26が制御手段31によって操作される。これにより、チャージ油路23から導入されたパイロット油圧が電磁バルブ26によってサーボシリンダ24に供給されてサーボシリンダ24が駆動され、サーボシリンダ24によって斜板15の角度変更が行われ、無段変速装置12を変速レバー30の操作位置に対応する変速状態に変速操作でき、左右のクローラ走行装置1を変速駆動できる。また、左右のクローラ走行装置1を停止できる。
図2に示すように、サーボシリンダ24に一対の排油路35を介してアンロードバルブ36が接続されている。アンロードバルブ36にアンロード解除油圧回路37が接続されている。アンロード解除油圧回路37にアンロード解除バルブ38が備えられている。アンロード解除バルブ38に電気操作回路39を介して制御装置28が連係されている。制御装置28に送信回路40を介して異常検出部41が連係されている。変速レバー30と電磁バルブ26とを連係させている電装品に送信不可、送信不良などの異常が発生したとき、無段変速装置12が中立状態に変速操作され、左右のクローラ走行装置1の駆動が停止されて走行機体2が停止されるよう構成されている。詳しくは、次の如く構成されている。
アンロードバルブ36は、アンロード状態36aとアンロード解除状態36bとに切換え可能に構成されている。アンロードバルブ36は、アンロード付勢スプリング36c(本発明に係るアンロード付勢機構)によってアンロード状態36aに切り換え付勢されている。アンロードバルブ36がアンロード状態36aに切り換えられると、一対の排油路35がアンロードバルブ36によってドレン油路42に接続される。これにより、サーボシリンダ24の油圧がアンロードバルブ36によって排出され、サーボシリンダ24が中立操作状態になり、無段変速装置12が中立状態に変速操作される。アンロードバルブ36がアンロード解除状態36bに切り換えられると、一対の排油路35のドレン油路42への接続が解除され、2つの電磁バルブ26によるサーボシリンダ24の制御が可能になる。
アンロード解除油圧回路37は、アンロードバルブ36のパイロット操作部とチャージ油路23とにわたって接続されている。チャージポンプ20によってチャージ油路23に供給された作動油がパイロット油圧としてアンロード解除油圧回路37に供給される。アンロード解除バルブ38は、アンロード解除状態38aとアンロード許容状態38bとに切換え可能に構成されている。
アンロード解除油圧回路37においては、アンロード解除バルブ38がアンロード解除状態38aに切換えられることにより、パイロット油圧がアンロード解除バルブ38によってアンロードバルブ36に供給される。これにより、アンロードバルブ36がパイロット油圧によってアンロード付勢スプリング36cに抗してアンロード解除状態36bに切換えられる。
アンロード解除油圧回路37においては、アンロード解除バルブ38がアンロード許容状態38bに切換えられることにより、アンロード解除油圧回路37がアンロード解除バルブ38によってドレン油路43に接続され、アンロード解除油圧回路37のパイロット油圧がドレン油路43に排出される。これにより、アンロードバルブ36がアンロード付勢スプリング36cによってアンロード状態36aに切換えられる。
異常検出部41は、変速レバー30の操作位置検出センサ29aと、変速センサ32とによって構成されている。変速用の制御手段31による変速制御が実行されたにもかかわらず、変速センサ32によって検出される変速状態が操作位置検出センサ29aによって検出される操作位置に対応しないことを検出することで、電装品に異常が発生したと検出することができる。異常検出部41によって異常を検出されると、異常検出部41から検出情報としての電気信号が送信回路40を介して制御装置28に送信される。本実施例では、操作位置検出センサ29aと変速センサ32とによって異常検出部41を構成しているが、操作位置検出センサ29aと、サーボシリンダ24の操作状態を検出するセンサとによって構成することが可能である。また、操作位置検出センサ29aと、電磁バルブ26の操作状態を検出するセンサとによって構成するが可能である。
制御装置28に、停止用の制御手段44が備えられている。
制御装置28においては、異常検出部41によって異常が検出されると、異常検出部41による検出情報を基に、制御手段44によって停止指令が電気操作回路39を介してアンロード解除バルブ38に送信され、アンロード解除バルブ38がアンロード許容状態38bに切換え制御される。
電送品の異常が発生したとき、異常検出部41によって異常を検出され、異常検出部41による検出情報を基に、停止用の制御手段44によってアンロード解除バルブ38がアンロード許容状態38bに切換え制御される。これにより、アンロード解除油圧回路37のパイロット油圧が落ちて、アンロードバルブ36がアンロード付勢スプリング36cによってアンロード状態36aに切り換え操作される。これにより、アンロードバルブ36によってサーボシリンダ24の排油が行われてサーボシリンダ24が中立状態なり、無段変速装置12がサーボシリンダ24によって中立状態に強制的に操作される。これにより、左右のクローラ走行装置1の駆動が停止され、走行機体2が停止する。
図2に示すように、ミッションケース13に駐車ブレーキ機構45が装備されている。駐車ブレーキ機構45は、走行ミッションに制動作用することにより、左右のクローラ走行装置1に駐車ブレーキ機構45によって駐車ブレーキを掛けることができる。
図2に示すように、駐車ブレーキ機構45の操作部45aにブレーキシリンダ46(本発明に係るブレーキアクチュエータ)が連動連結されている。ブレーキシリンダ46の操作油路47に駐車ブレーキ解除回路48が接続されている。電装品に異常が発生して走行機体2が停止されたとき、駐車ブレーキ機構45が制動状態に操作されて左右のクローラ走行装置1に駐車ブレーキが自度的に掛けられるように構成されている。詳しくは、次の如く構成されている。
図2に示すように、操作油路47は、チャージ油路23に接続されている。ブレーキシリンダ46にブレーキ付勢スプリング46a(本発明に係るブレーキ付勢機構)が内装されている。チャージ油路23に供給された作動油が操作油路47によってブレーキシリンダ46に操作油圧として供給されることにより、ブレーキシリンダ46がブレーキ付勢スプリング46aに抗して切り操作状態に切り換え操作され、駐車ブレーキ機構45がブレーキシリンダ46によって切り状態に切り換え操作される。ブレーキシリンダ46の油圧が排出されることにより、ブレーキシリンダ46がブレーキ付勢スプリング46aによって入り操作状態に切り換え操作され、駐車ブレーキ機構45がブレーキシリンダ46によって入り状態に切り換え操作される。
駐車ブレーキ解除回路48には、ブレーキ解除バルブ49が備えられている。ブレーキ解除バルブ49は、ブレーキ解除状態49aとブレーキ許容状態49bとに切換え可能に構成されている。ブレーキ解除バルブ49は、ブレーキスプリング49cによってブレーキ許容状態49bに切換え付勢されている。駐車ブレーキ解除回路48は、チャージ油路23に接続されている。
アンロード解除バルブ38がアンロード解除状態38aに切換え操作され、アンロード解除油圧回路37がアンロードバルブ36にパイロット油圧を供給する状態にあるとき、チャージ油路23の作動油が駐車ブレーキ解除回路48によってブレーキ解除バルブ49にパイロット油圧として供給される。これにより、ブレーキ解除バルブ49がパイロット油圧によってブレーキスプリング49cに抗してブレーキ解除状態49aに切換え操作される。すると、操作油路47によってブレーキシリンダ46に給油することがブレーキ解除バルブ49によって許容される。これにより、アンロードバルブ36がアンロード解除状態36bにあるとき、ブレーキシリンダ46が操作油路47からの油圧によってブレーキスプリング49cに抗して切り操作状態に切り換え操作され、駐車ブレーキ機構45がブレーキシリンダ46によって切り状態に切り換え操作される。
アンロード解除バルブ38がアンロード許容状態38bに切換え操作され、アンロード解除油圧回路37が排油状態になると、すなわち、アンロードバルブ36にパイロット油圧を供給することが解除された状態になると、駐車ブレーキ解除回路48が排油状態になり、ブレーキ解除バルブ49がブレーキスプリング49cによってブレーキ許容状態49bに切換え操作される。これにより、ブレーキシリンダ46がブレーキ解除バルブ49によってドレン油路50に接続されて排油し、ブレーキシリンダ46がブレーキ付勢スプリング46aによって入り操作状態に切り換え操作される。これにより、駐車ブレーキ機構45がブレーキシリンダ46によって入り状態に切り換え操作される。
異常検出部41によって異常を検出され、無段変速装置12が中立状態に強制的に変速操作されたとき、アンロード解除油圧回路37が排油状態に切り換えられることにより、駐車ブレーキ解除回路48の油圧が落ちてブレーキ解除バルブ49がブレーキ許容状態49bに切換えられ、駐車ブレーキ解除回路48によってブレーキシリンダ46の排油が行われる。これにより、ブレーキシリンダ46がブレーキ付勢スプリング46aによって入り操作状態に操作されて、駐車ブレーキ機構45が入り状態に切り換え操作され、左右のクローラ走行装置1に駐車ブレーキ機構45によって駐車ブレーキが掛けられる。
図2に示すように、駐車ブレーキ機構45の操作部45aにリンクなど利用した機械式の連動機構51を介してブレーキペダル52が連動連結されている。ブレーキペダル52の操作位置を検出センサ53によって検出され、検出結果が電気信号として制御装置28に送信されるよう構成されている。制御装置28にブレーキ制御手段54が備えられている。ブレーキペダル52が踏込み操作されると、検出センサ53による検出情報を基に、ブレーキ制御手段54によってブレーキ解除バルブ49がブレーキ許容状態49bに切換え操作されるよう構成されている。
制御電源の入り状態においては、ブレーキ制御手段54によってブレーキ解除バルブ49が制御され、かつ、連動機構51によってブレーキペダル52が駐車ブレーキ機構45に連動連結されていることにより、ブレーキペダル52を踏込み操作することにより、駐車ブレーキ機構45を人為的に入り状態に操作できる。制御電源の切り状態においては、全ての電源が切れてエンジン4が停止し、チャージ油路23の油圧が落ちて駐車ブレーキ解除回路48の油圧が落ちることにより、かつ、連動機構51によってブレーキペダル52が駐車ブレーキ機構45に連動連結されていることにより、ブレーキペダル52を踏込み操作することにより、駐車ブレーキ機構45を人為的に入り状態操作できる。この場合、ブレーキペダル52の踏み込みを解除したとき、ブレーキペダル52の切り付勢力によって駐車ブレーキ機構45がブレーキ付勢スプリング46aに抗して切り状態になる。
〔別実施形態〕
(1) 図3は、第1の別実施構造を備えたアンロード制御及び停止制御の構成を示すブロック図である。第1の別実施構造を備えたアンロード制御の構成では、アンロード解除油圧回路37がパイロット油圧回路25の電磁バルブ26より上流側の部位25Aに接続されている。パイロット油圧回路25の作動油がアンロード解除油圧回路37によってパイロット油圧としてアンロードバルブ36のパイロット操作部に供給されることにより、アンロードバルブ36がアンロード解除油圧回路37によってアンロード付勢スプリング36cに抗してアンロード解除状態36bに切換え操作される。
異常検出部41によって異常を検出されると、停止用の制御手段44によって電信回路55を介してエンジン4に停止指令が送信され、エンジン4が停止される。エンジン4が停止されると、チャージポンプ20が停止してチャージ油路23に作動油が供給されなくなる。これにより、パイロット油圧回路25の油圧が落ちて、アンロード解除油圧回路37のパイロット油圧が落ち、アンロードバルブ36がアンロード付勢スプリング36cによってアンロード状態36aに切換え操作される。
第1の別実施構造を備えた停止制御の構成では、異常検出部41によって異常を検出されると、上記したようにパイロット油圧回路25の油圧が落ちることにより、駐車ブレーキ解除回路48のパイロット油圧が落ちる。これにより、ブレーキ解除バルブ49がブレーキスプリング49cによってブレーキ許容状態49bに切換え操作され、ブレーキシリンダ46がブレーキ付勢スプリング46aによって入り操作状態に切換え操作される。
この場合、ブレーキ解除バルブ49を制御装置28に連係させ、停止用の制御手段44による操作指令としての電気信号によってブレーキ解除バルブ49がブレーキ許容状態49bに切換え制御されるように構成してもよい。
(2) 図4は、第2の別実施構造を備えたアンロード制御及び停止制御の構成を示すブロック図である。第2の別実施構造を備えたアンロード制御の構成では、アンロード解除油圧回路37には、パイロット油圧回路25の作動油がパイロット油圧回路25のうちの電磁バルブ26より上流側の部位25Aから供給される。電磁バルブ26は、駆動状態26aと中立状態26bとドレン状態26cとに切換え可能に構成されている。変速用の制御手段31による変速制御が行われる場合、電磁バルブ26は、変速用の制御手段31によって駆動状態26aと中立状態26bとに切換え操作されてサーボシリンダ24を制御する。
異常検出部41によって異常を検出されると、停止用の制御手段44によって2つの電磁バルブ26に電気操作回路27を介して排出指令が発信されて、2つの電磁バルブ26がドレン状態26cに切り換え操作される。電磁バルブ26がドレン状態26cに切り換えられると、パイロット油圧回路25が電磁バルブ26によってドレン油路57に接続され、パイロット油圧回路25の上流側の部位25Aの油圧が落ちる。これにより、アンロード解除油圧回路37のパイロット油圧が落ち、アンロードバルブ36がアンロード付勢スプリング36cによってアンロード状態36aに切換え操作される。
第2の別実施構造を備えた停止制御の構成では、異常検出部41によって異常を検出されると、上記したようにパイロット油圧回路25の油圧が落ちることにより、駐車ブレーキ解除回路48のパイロット油圧が落ちる。これにより、ブレーキ解除バルブ49がブレーキスプリング49cによってブレーキ許容状態49bに切換え操作され、ブレーキシリンダ46がブレーキ付勢スプリング46aによって入り操作状態に切換え操作される。
(3) 図5は、第3の別実施構造を備えたアンロード制御及び停止制御の構成を示すブロック図である。第3の別実施構造を備えたアンロード制御の構成は、第1の別実施構造を備えたアンロード制御の構成と同じである。
第3の別実施構造を備えた停止制御の構成では、ブレーキシリンダ46と、パイロット油圧回路25のうちの電磁バルブ26より上流側の部位25Aとにわたり駐車ブレーキ解除回路56が接続されている。パイロット油圧回路25の作動油が駐車ブレーキ解除回路56によってブレーキシリンダ46に操作油として供給されることにより、ブレーキシリンダ46が駐車ブレーキ解除回路56によってブレーキ付勢スプリング46aに抗して切り操作状態に切り換え操作される。
異常検出部41によって異常を検出されると、エンジン4が停止されることによってチャージポンプ20が停止し、パイロット油圧回路25の油圧が落ちる。これにより、駐車ブレーキ解除回路56の油圧が落ち、ブレーキシリンダ46がブレーキ付勢スプリング46aによって入り操作状態に切換え操作される。
(4)上記した実施例では、異常検出部41の検出対称を、変速制御系における電装品としているが、変速制御系に限らず、エンジン4の駆動制御、扱き深さ制御、扱胴の駆動制御など各種の制御系における電装品を制御対象することが可能である。
(5)上記した実施例では、アンロードバルブ36の切換えを油圧によって行なう例を示したが、電気による操作力によって行なうよう構成してもよい。
(6)上記した実施例では、駐車ブレーキ機構45の切換え操作を油圧によって行なう例を示したが、電気による操作力によって行なうよう構成してもよい。
(7)上記した実施例では、サーボシリンダ24を採用した例を示したが、油圧シリンダ、油圧モータなどの油圧アクチュエータの採用が可能である。
(8)アンロード付勢スプリング36c、ブレーキ付勢スプリング46aを採用した例を示した、スプリングに代えてゴム材などの各種の弾性部材をアンロード付勢機構、ブレーキ付勢機構として採用可能である。
(9)上記した実施例では、エンジン4を駆動源として採用した例を示したが、電動モータ、あるいは、エンジンと電動モータとを組み合わせたものを駆動源として採用可能である。
(10)上記した実施例では、ブレーキシリンダ46を採用した例を示したが、油圧モータなど各種のアクチュエータの採用が可能である。
(8)上記した実施例では、クローラ走行装置を採用した例を示したが、車輪、あるいは、車輪とミニクロー走行装置とを組み合わせた走行装置などを採用可能である。
本発明は、コンバインに限らず、トウモロコシ収穫機、運搬車、建設機械、トラクターなど各種の作業車に適用できる。
1 走行装置
4 駆動源(エンジン)
12 無段変速装置
24 油圧アクチュエータ(サーボシリンダ)
25 パイロット油圧回路
36 アンロードバルブ
36b アンロード解除状態
36c アンロード付勢機構(アンロード付勢スプリング)
37 アンロード解除油圧回路
41 異常検出部
44 制御手段
45 駐車ブレーキ機構
46 ブレーキアクリチュエータ(ブレーキシリンダ)
46a ブレーキ付勢機構(ブレーキ付勢スプリング)
56 駐車ブレーキ解除回路

Claims (4)

  1. 駆動源からの動力を変速して走行装置に伝達する静油圧式の無段変速装置と、
    前記無段変速装置を変速操作する油圧アクチュエータと、
    前記油圧アクチュエータの排油を可能にするアンロードバルブと、
    機体に設けられた電装品の異常を検出する異常検出部と、
    前記異常検出部による前記電装品の異常検出に基づいて、前記アンロードバルブをアンロード状態に作動させる制御手段と、が備えられている作業車。
  2. 前記駆動源の駆動によって供給された作動油を前記油圧アクチュエータに供給して、前記油圧アクチュエータを作動させるパイロット油圧回路と、
    前記アンロードバルブをアンロード状態に切り換え付勢するアンロード付勢機構と、
    前記アンロードバルブに前記パイロット油圧回路の作動油を供給して、前記アンロードバルブを、前記アンロード付勢機構に抗してアンロード解除状態に切り換え操作するアンロード解除油圧回路と、が備えられ、
    前記制御手段は、前記異常検出に基づいて、前記駆動源を停止する請求項1に記載の作業車。
  3. 前記走行装置を制動可能な駐車ブレーキ機構が備えられ、
    前記制御手段は、前記異常検出に基づいて、前記駐車ブレーキ機構を制動状態に作動させる請求項1または2に記載の作業車。
  4. 前記駆動源の駆動によって供給された作動油を前記油圧アクチュエータに供給して、前記油圧アクチュエータを作動させるパイロット油圧回路と、
    前記駐車ブレーキ機構を入り状態に操作する入り操作状態と前記駐車ブレーキ機構を切り状態に操作する切り操作状態とに切り換えられて、前記駐車ブレーキ機構を入切操作する油圧式のブレーキアクチュエータと、
    前記ブレーキアクチュエータを、前記入り操作状態に付勢するブレーキ付勢機構と、
    前記ブレーキアクチュエータに前記パイロット油圧回路の作動油を供給して、前記ブレーキ付勢機構に抗して前記ブレーキアクチュエータを前記切り操作状態に切り換え操作する駐車ブレーキ解除回路と、が備えられ、
    前記制御手段は、前記異常検出に基づいて、前記駆動源を停止する請求項3に記載の作業車。
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