JP2018104926A - 建具 - Google Patents

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Abstract

【課題】火災時においても安定してガラスを支えることができる建具を提供すること。【解決手段】建具100は、左右の採風縦框413、414と、採風上框411と、採風下框412と、が框組みされた採風框体41と、各框に形成されたガラス保持溝411c、412c、413c、414cに外周端部が保持されたガラス42と、を備える建具100であって、採風下框412のガラス保持溝412cに配置され、ガラス42を保持するガラス保持金具472を備え、ガラス保持金具472が、採風縦框413、414と連結される連結部472aを有する。【選択図】図6

Description

本発明は、ガラスを備える建具に関する。
従来、アルミニウム製の縦框、上框、及び下框によってガラスを保持する建具が開発されている。また、火災時にガラスの脱落を防止できる建具が提案されている(例えば特許文献1を参照)。
特開2015−148145号公報
しかしながら、特許文献1に記載の建具は、アルミニウムよりも融点が高い材質でできたガラス保持溝補強材、下框補強材、下ステー及び下枠補強材が、一連にネジで固定されており、より部品点数を少なくするように改良の余地がある。
本発明は、防火性を維持しつつ部品点数の少ない建具を提供することを目的とする。
本発明は、左右の縦框と、上框と、下框と、が框組みされた框体と、各框に形成されたガラス保持溝に外周端部が保持されたガラスと、を備える建具であって、前記下框のガラス保持溝に配置され、前記ガラスを保持するガラス保持金具を備え、前記ガラス保持金具が、前記縦框と連結される連結部を有する建具に関する。
また、前記連結部が、前記ガラス保持金具の端部に形成され該端部から前記縦框のガラス保持溝の底面に対向するように起立する立上がり片で構成され、前記立上がり片が、前記縦框のガラス保持溝の底面と固定ネジで締結されることが好ましい。
本発明によれば、ガラスを安定して支えることができる建具を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る戸を備える建具を屋外側から見た姿図である。 上記実施形態に係る戸を備える建具を屋内側から見た姿図である。 上記実施形態に係る戸の縦框付近の横断面図である。 上記実施形態に係る建具の開口部付近の縦断面図である。 上記実施形態に係る建具の開口部付近の横断面図である。 上記実施形態に係る採風下框がガラスを保持する構成を示す模式図である。 上記実施形態に係る建具の有するガラス保持金具の見付方向からの正面図である。 上記実施形態に係る採風框体が框組される一例を示す模式図である。
以下に、本発明の一実施形態について詳述することにより本発明を明らかにする。
なお、本明細書において、「見付方向」とは、戸の面に沿った水平方向(左右方向)を意味し、「見込方向」とは、戸の厚さ方向を意味する。
図1は、本発明の一実施形態に係る戸を備える建具を屋外側から見た姿図である。図2は、本発明の一実施形態に係る戸を備える建具を屋内側から見た姿図である。
図1及び図2に示すように、戸1は、玄関ドア等の開き戸である。建具100は、固定枠体110と、3つの丁番121と、ドアクローザ130と、ドアガード140と、を更に備える。
固定枠体110は、建物に形成された躯体開口部Aの周囲に配置される。固定枠体110は、横枠としての固定上枠111及び固定下枠112と縦枠としての吊元側の固定縦枠113及び戸先側の固定縦枠114により矩形に枠組みされる。
丁番121は、吊元側の固定縦枠113及び戸1に接続される。
ドアクローザ130は、戸1の屋内側の上側であって、戸1の見付方向(左右方向)の中心よりも吊元側に寄って配置される。ドアクローザ130は、本体が戸1に、アームが固定上枠111に、それぞれ接続され、戸1を自動的に閉じる。
ドアガード140は、戸1に配置され且つループ状に形成されたドアガード本体部141と、戸先側の固定縦枠114に配置され且つドアガード本体部141が掛合することが可能なドアガード受け部142と、を有する。ドアガード140は、ドアガード本体部141がドアガード受け部142に掛合することで、戸1が開放されるのを制限する。
戸1は、建物に形成された躯体開口部Aの内部に、開閉可能に嵌め込まれる。具体的には、戸1は、丁番121によって、固定枠体110の内側に吊り込まれる。
戸1は、框体20と、開口部30と、障子40と、開口部枠体50と、屋外側面材61と、屋外側ハンドル62と、シリンダー63、64と、屋内側面材71と、屋内側ハンドル72と、サムターン73、74と、格子80と、を備える。
戸の框体20は、戸体の四周を囲んで配置される。戸の框体20は、戸体上框21、戸体下框22、吊元側の吊元側縦框23及び戸先側の戸先側縦框24により矩形に框組みされる。
開口部30は、戸の框体20の内側であって、戸1の見付方向(左右方向)の中心よりも吊元側に形成される。
そして、この開口部30に矩形に枠組みして設けられた開口部枠体50及びこの開口部枠体50に適合する障子40等を含んで、縦辷り出し窓30aが構成される。
縦辷り出し窓30aにおいて、障子40は、開口部30の内側に嵌め込まれる。障子40は、縦辷り出しタイプの障子であり、障子40を開放すれば、戸1を開放することなく屋内の通気・換気(採風)が可能になる。
障子40は、採風框体41(図2参照)と、ガラス42と、把手43(図2参照)と、を備える。採風框体41は、上框としての採風上框411と、下框としての採風下框412と、縦框としての戸先側(戸1の戸先側)の採風縦框413と、縦框としての吊元側(戸1の吊元側)の採風縦框414とにより矩形に框組される(後述)。矩形に框組されるガラス42は、スイング框体である採風框体41の内側に嵌め込まれる。把手43は、戸先側の採風縦框413の屋内側に配置される。障子40の吊元は、戸1の戸先側に、障子40の戸先は、戸1の吊元側に、それぞれ配置される。なお、戸先側の採風縦框413と、吊元側の採風縦框414とをまとめて採風縦框413、414ともいう。
また、縦辷り出し窓30aにおける開口部枠体50は、開口部30の周囲に配置される。開口部枠体50は、横枠としての開口部上枠51及び開口部下枠52と、縦枠としての戸先側の開口部縦枠53及び吊元側の開口部縦枠54により矩形に枠組みされる(図4及び図5参照)。
屋外側面材61は、戸1の屋外側の表面に配置される(図1参照)。
屋外側ハンドル62は、戸1の屋外戸先側における高さ方向の略中央部に配置される。屋外側から屋外側ハンドル62を把持して戸1を屋外側に引くことで、戸1を、丁番121を中心に回動させて開放することができる。
シリンダー63、64は、屋外側ハンドル62の上下にそれぞれ配置される。シリンダー63、64は、鍵を挿入して回転させることができる。シリンダー63、64を回転させることで図示しないデットボルトを操作できる。デットボルトを操作することで建具100を施錠できる。
屋内側面材71は、戸1の屋内側の表面に配置される(図1参照)。
屋内側ハンドル72は、戸1の屋内戸先側における高さ方向の略中央部に配置される。屋外側から屋内側ハンドル72を把持して引くことで、戸1を、丁番121を中心に回動させて開放することができる。
サムターン73、74は、屋内側ハンドル72の上下にそれぞれ配置される。サムターン73、74を回転させることによっても、図示しないデットボルトを操作して、建具100を施錠できる。
格子80は、開口部30(障子40)の屋外側に配置される。格子80は、縦格子81と、横格子82と、を有する。
縦格子81は、障子40の上端から下端に亘って延設される。横格子82は、縦格子81と直角に交差するように、水平方向に延設される。
本実施形態に係る戸の框体20の構成について、図3を用いて説明する。図3は、本発明の一実施形態に係る戸の縦框付近の横断面図である。
戸の框体20の各框(戸体上框21、戸体下框22、吊元側縦框23及び戸先側縦框24)は、それぞれ断面がU字状である樹脂戸体框211と、樹脂戸体框211の内部に配置される断面がU字状の框芯材212と、各框のエッジ部分を覆うエッジ部材213と、を有する。框芯材212は、リベット21aによって各框に接続される。
戸先側縦框24の樹脂戸体框211aは、屋外側及び屋内側に別々に配置される。戸先側のエッジ部材213は、戸1を閉鎖した際に固定縦枠114に当接する延出部214を有する。一方で、吊元側縦框23と吊元側の固定縦枠113との間に、上下方向の3箇所に亘って丁番3が介設される。
本実施形態に係る建具100の開口部30付近の構成について、図4及び図5を用いて説明する。図4は、本発明の一実施形態に係る建具の開口部付近の縦断面図である。図5は、本発明の一実施形態に係る建具の開口部付近の横断面図である。
図4及び図5に示すように、開口部30付近における障子40のガラス42は、屋外側の板ガラス421と、屋内側の板ガラス422と、これら2枚の板ガラスで挟持されたスペーサ423と、を備える複層ガラスであり、優れた断熱性を有する。
なお、戸1は、ガラス42と格子80(縦格子81及び横格子82)との間に配置される網65を有する。網65は、障子40を開放することで屋外と屋内とを開口部30を通じて連通させた際に、虫等が屋内に侵入するのを防ぐ。また、戸1は、屋外側面材61と屋内側面材71との間に配置される断熱材Hを有する。断熱材Hは、例えば、発泡ポリスチレンからなる。
図4に示すように、開口部上枠51は、開口部上枠本体511と、開口部上枠芯材512とを有する。
開口部上枠本体511は、中空部511aを有するホロー構造である。また、開口部上枠本体511は、下方に延出した延出部511bを有する。延出部511bは、屋外側に屈曲しつつ下方に延出する。開口部上枠本体511は、例えばアルミニウムで構成される。より具体的には、開口部上枠本体511は、アルミニウムを押出成形することで得られる。
開口部上枠本体511は、延出部511bの基端側の屋内側に配置される加熱発泡材511cと、加熱発泡材511cの近傍に配置される気密材511dと、網65を固定するための網押し棒511fと、を有する。
開口部上枠芯材512は、開口部上枠本体511の上方に配置される。開口部上枠芯材512は、上方に開放された断面C字状の長尺部材であり、例えば、ステンレスからなる。開口部上枠芯材512は、屋外側においてリベット512aによって開口部上枠本体511に固定され、屋内側においてリベット512bによって後述するモール固定部材516に固定される。開口部上枠芯材512と開口部上枠本体511との間には、屋外側面材61の一部及び加熱発泡材512cが配置される。開口部上枠芯材512とモール固定部材516との間には、屋内側面材71の一部及び加熱発泡材512dが配置される。
また、戸1は、屋外モール部材514と、開口部屋内上側モール部材515と、モール固定部材516と、を有する。
屋外モール部材514は、開口部上枠51及び開口部下枠52の屋外側に配置される。屋外モール部材514は、ネジによって戸先側の開口部縦枠53及び吊元側の開口部縦枠54に固定され(図5参照)、戸体上框21、開口部上枠51、開口部下枠52、戸体下框22の屋外側を覆う。
開口部屋内上側モール部材515は、開口部上枠51の屋内側に配置される。
モール固定部材516は、開口部屋内上側モール部材515を固定するための部材であって、ネジ516aによって開口部上枠本体511に締結される。開口部屋内上側モール部材515は、スナップフィットによりモール固定部材516に固定される。
採風上框411は、中空部411aを有するホロー構造である。また、採風上框411は、上方に延出した延出部411bと、下方に形成されたガラス保持溝411cと、を有する。採風上框411には上面に加熱発泡材411dが、延出部411bの屋外側には加熱発泡材411eが貼り付けられ、加熱発泡材411d及び加熱発泡材411eは、断面がL字状の固定金具411fによって固定される。ガラス保持溝411cの内部には、断面が下方に開放したC字状の採風上框芯材411gが配置され、採風上框芯材411gの内部には加熱発泡材411hが配置される。
採風上框411は、障子40の閉鎖時に屋外側において気密材511dと当接する。
ガラス42の上側の端部は、ガラス保持溝411cに嵌め込まれて、グレイジングチャンネル411iを介して採風上框411に挟持される(後述)。
戸体下框22、開口部下枠52及び採風下框412は、それぞれ戸体上框21、開口部上枠51及び採風上框411とほぼ同様の構造を有する。戸体下框22、開口部下枠52及び採風下框412については、戸体上框21、開口部上枠51及び採風上框411と同様の構造には対応する符号を付して説明を省略し、異なる構造について説明する。
開口部下枠本体521は、屋外側に配置され、中空部521aから雨水等を排水するための排水弁521jを有する。
また、開口部下枠52は、開口部下枠内部芯材523を更に有する。この開口部下枠本体521の中空部521aに配置される。開口部下枠内部芯材523は、断面が下方に開放されたC字状の長尺部材であり、例えば、ステンレスからなる。開口部下枠内部芯材523には、屋外側及び屋内側にそれぞれ加熱発泡材523a、523bが配置される。
また、ガラス保持溝412cの内部の加熱発泡材412hの上には、ガラス42を支持する緩衝材412kが配置される。
更に、戸1は、開口部上枠51及び採風上框411と接続される上側アームS1と、開口部下枠52及び採風下框412と接続される下側アームS2と、を有する。上側アームS1及び下側アームS2によって、障子40が開口部30の内側に開閉可能に吊り込まれるようにして縦辷り出し窓30aの開閉に係る作動部分が構成されている。
図5に示すように、開口部縦枠53は、開口部縦枠本体531と、開口部縦枠芯材532と、を有する。
開口部縦枠本体531は、戸先側に延出した延出部531bを有する。開口部縦枠本体531は、例えばアルミニウムで構成される。より具体的には、開口部縦枠本体531は、アルミニウムを押出成形することで得られる。
開口部縦枠本体531は、屋内側の面に配置される加熱発泡材531cと、加熱発泡材の近傍に配置される気密材531dと、延出部531bの近傍に配置される網65を固定するための網押し棒531fとを有する。開口部縦枠本体531の吊元側の面には、加熱発泡材531hが配置される。
開口部縦枠芯材532は、開口部縦枠本体531の吊元側に配置される。開口部縦枠芯材532は、断面が吊元側に開放されたC字状の長尺部材であり、例えば、ステンレスからなる。開口部縦枠芯材532は、屋外側においてリベット532aによって開口部縦枠本体531に固定され、屋内側においてリベット532bによって後述するモール固定部材536に固定される。開口部縦枠芯材532と開口部縦枠本体531との間には、屋外側面材61の一部及び加熱発泡材532cが配置される。開口部縦枠芯材532とモール固定部材536との間には、屋内側面材71の一部及び加熱発泡材532dが配置される。
また、戸1は、開口部屋内吊元側モール部材535と、モール固定部材536と、を有する。
開口部屋内吊元側モール部材535は、開口部縦枠53の屋内側に配置される。
モール固定部材536は、開口部屋内吊元側モール部材535を固定するための部材であって、ネジ536aによって開口部縦枠本体531に締結される。開口部屋内吊元側モール部材535は、スナップフィットによりモール固定部材536に固定される。
採風縦框413は、矩形の中空部413aを有するホロー構造である。また、採風縦框413は、戸先側に形成されたガラス保持溝413cを有する。また、採風縦框413には吊元側の側面に加熱発泡材413dが貼り付けられている。
中空部413aの内部には、断面が戸先側に開放したC字状の採風縦框内部芯材413jが配置される。ガラス保持溝413cの内部には、断面が戸先側に開放したC字状の採風縦框芯材413gが配置され、採風縦框芯材413gの内部には加熱発泡材413hが配置される。
採風縦框413は、障子40の閉鎖時に屋外側において気密材531dと当接する。
ガラス42の吊元側の端部は、ガラス保持溝413cに嵌め込まれて、グレイジングチャンネル413iを介して採風縦框413に挟持される。
戸1は、吊元側の開口部縦枠53と採風縦框413との間に、縦辷り出し窓30aの障子40が開放されるのを制限するロック機構600を有する。ロック機構600は、把手43(図2を参照)によって操作される。
戸先側の戸先側縦框24、開口部縦枠54及び採風縦框414は、吊元側の吊元側縦框23、開口部縦枠53及び採風縦框413は、とほぼ同様の構造を有する。戸先側の戸先側縦框24、開口部縦枠54及び採風縦框414については、吊元側の吊元側縦框23、開口部縦枠53及び採風縦框413と同様の構造には対応する符号を付して説明を省略し、これらと異なる構造について説明する。
戸先側の開口部下縦枠本体541の吊元側及び戸先側の採風縦框414の戸先側には、それぞれ加熱発泡材541i及び加熱発泡材414mが互いに対向して配置される。更に
戸先側の開口部下縦枠本体541の吊元側及び戸先側の採風縦框414の戸先側には、屈曲して延出する延出部材541j及び延出部材414nがそれぞれ配置される。
本実施形態に係る採風框体41について、図6〜図8を用いてより詳細に説明する。
図6は、本発明の一実施形態に係る採風下框がガラスを保持する構成を示す模式図である。図7は、本発明の一実施形態に係る建具の有するガラス保持金具の見付方向からの正面図である。図8は、本発明の一実施形態に係る採風框体が框組される一例を示す模式図である。
図6に示すように、採風下框412は、ガラス保持溝412cと、加熱発泡材412hと、緩衝材412kと、ガラス保持金具472とを備えている。
ガラス保持溝412cは、採風下框412に形成され、ガラス42の下端部を保持する。緩衝材412kは、ガラス42の下端部とガラス保持溝412cとの間に介在する部材である。
ガラス保持金具472は、ガラス保持溝412cの吊元側及び戸先側のそれぞれの端部に延設され、グレイジングチャンネル412i(図4を参照)を介してガラス42の下端部を保持するC字形の部材である。また、ガラス保持金具472は、その両端部に、戸先側の採風縦框413又は吊元側の採風縦框414(以下、単に「採風縦框413、414」ともいう)と連結される連結部472aを有する。ガラス保持金具472は、アルミニウムよりも高融点の金属鋼板によって構成されている。
連結部472aは、ガラス保持溝412cの吊元側の端部及び戸先側の端部の両端部のそれぞれに形成され、両端部から採風縦框413、414のガラス保持溝の底面に対向するように起立する立上がり片で構成されている。この立上がり片は、それぞれ2つのネジ孔472bを有しており、採風縦框413、414のガラス保持溝413c、414cの底面と固定ネジ482aで締結される(後述)。
採風上框411は、緩衝材412kを備えないことを除いて、採風下框412と同様にガラス保持溝411cと、加熱発泡材411hと、ガラス保持金具471とを備えている。ガラス保持金具471は、ガラス保持金具472と同様に両端に連結部471aを有する。連結部471aは、連結部472aと同様に、2つのネジ孔471bを有しており、採風縦框413、414のガラス保持溝413c、414cの底面と固定ネジ481aで締結される。
本実施形態に係る採風框体41が框組される一例について説明する。採風下框412は、採風下框412のガラス保持溝412cにガラス42の下端部を挿入した状態で框組される(図8参照)。戸先側の採風縦框413の下端部と、採風下框412の戸先側の端部とを接近させた状態で、ネジ492aによって、戸先側の採風縦框413と、採風下框412とを連結する。また、吊元側の採風縦框414の下端部と、採風下框412の吊元側の端部とを接近させた状態で、ネジ492aによって、吊元側の採風縦框414と、採風下框412とを連結する。
採風上框411も採風下框412と同様にネジ491aによって、採風縦框413、414と框組される(図8参照)。
更に、採風框体41の四隅に配置されたガラス保持金具の連結部471a、472aと、ガラス保持溝413c、414cの底面とを固定ネジ481aで締結すると共に、ガラス42を採風框体41に固定する。
詳細には、ガラス42の下端部において、採風下框412の両端に形成された連結部472aの有する合計4つのネジ孔472bを介して、ガラス42がガラス保持溝413c、414cの底面によって挟持されるように、4つの固定ネジ482aを戸先側及び吊元側の両側からネジ止めする。
同様に、ガラス42の上端部において、採風上框411の両端に形成されたガラス保持金具471の有する合計4つのネジ孔471bを介して、ガラス42がガラス保持溝413c、414cの底面によって挟持されるように、4つの固定ネジ481aを戸先側及び吊元側の両側からネジ止めする。
以上に詳述した本発明の実施形態では、次のような作用効果を奏する。
本実施形態では、建具100は、左右の採風縦框413、414と、採風上框411と、採風下框412と、が框組みされた採風框体41と、各框に形成されたガラス保持溝411c、412c、413c、414cに外周端部が保持されたガラス42と、を備える建具100であって、採風下框412のガラス保持溝412cに配置され、ガラス42を保持するガラス保持金具472を備え、ガラス保持金具472が、採風縦框413、414と連結される連結部472aを有する。そのため、例えば火災によってガラス42を支える採風下框412が溶融したとしても、ガラス42の重量を採風縦框413、414によって支えることができ、火災時においても安定してガラスを支えることができる。これにより高い防火性を備えることができる。
更に、ガラス42を支える採風下框412が溶融したとしても、ガラス42の重量を採風縦框413、414によって支えることができるので、例えば採風下框412を芯材によって補強することが不要となる。これにより、部品点数の少ない構造で防火性能を高めることができる。
また、連結部472aが、ガラス保持金具472の端部に形成され該端部から採風縦框413、414のガラス保持溝の底面に対向するように起立する立上がり片で構成され、立上がり片が、採風縦框413、414のガラス保持溝413c、414cの底面と固定ネジ482aで締結される。そのため、ガラス保持金具472と採風縦框413、414とを単純な操作によって連結できる。これにより、建具100の製造性を高めることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれる。
例えば、ガラス保持金具472(及びガラス保持金具471)のは両端に連結部472a(471a)を有するC字形の金属部材として説明したがこれに限定されない。ガラス保持金具471は、2種以上の部材によって構成されてもよく、例えば、ガラス保持溝412cの両端のそれぞれにL字形のガラス保持金具472が配置されてもよい。
100 建具
41 採風框体(框体)
42 ガラス
411 採風上框(上框)
412 採風下框(下框)
413、414 採風縦框(縦框)
411c、412c、413c、414c ガラス保持溝
472 ガラス保持金具
472a 連結部

Claims (2)

  1. 左右の縦框と、上框と、下框と、が框組みされた框体と、
    各框に形成されたガラス保持溝に外周端部が保持されたガラスと、を備える建具であって、
    前記下框のガラス保持溝に配置され、前記ガラスを保持するガラス保持金具を備え、
    前記ガラス保持金具が、前記縦框と連結される連結部を有する建具。
  2. 前記連結部が、前記ガラス保持金具の端部に形成され該端部から前記縦框のガラス保持溝の底面に対向するように起立する立上がり片で構成され、
    前記立上がり片が、前記縦框のガラス保持溝の底面と固定ネジで締結される請求項1に記載の建具。
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