JP2018104817A - 鉄鋼スラグの処理方法及び設備 - Google Patents
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Abstract
Description
従来、製鋼スラグから金属鉄を分離する方法としては、磁力選別による分離が一般的であり、ヤードに排滓された高温スラグに散水して冷却した後、篩(グリズリなど)による粒度調整、粉砕機(ハンマークラッシャー、ロッドミルなど)による粉砕処理、乾燥装置による乾燥処理の各工程を経て、磁力選別機による金属鉄の磁力選別が行われる。
このような問題に対して、特許文献1には、高温スラグから金属鉄を分離するための、以下のような方法が示されている。すなわち、生成した高温スラグを篩装置にかけて大塊スラグを選別し、これを破砕することでスラグの粒度を調整した後、ロータリークーラーなどの乾式冷却装置により、後工程の乾式密度分離において処理しやすい温度(100℃〜300℃程度)まで冷却する。次いで、スラグを振動篩にかけて所定の粒径を超えるものを選別し、これをハンマークラッシャやロッドミルなどのような粉砕装置で粉砕して単体分離を促進させ、その後、気流遠心分離装置などを用いた乾式密度分離によりスラグから金属鉄(金属鉄濃度が高い高密度粒状物)を分離する。
[1]金属鉄を含有する鉄鋼スラグから金属鉄を分離回収するための鉄鋼スラグの処理方法であって、
乾式冷却装置により高温の鉄鋼スラグを冷却して温度を低下させる温度調整工程(A)と、
該温度調整工程(A)を経た鉄鋼スラグを、破砕装置により平均粒径が1〜30mmで、最大粒径が50mm以下となるように破砕する破砕工程(B)と、
該破砕工程(B)で破砕された鉄鋼スラグを複数の粒度に分級する分級工程(C)と、
該分級工程(C)で分級された各粒度の鉄鋼スラグを、それぞれ異なる密度分離方式の乾式密度分離装置により金属鉄濃度が高い高密度粒状物と金属鉄濃度が低い低密度粒状物に分離する密度分離工程(D)を有することを特徴とする鉄鋼スラグの処理方法。
[3]上記[2]の処理方法において、分級工程(C)では、目開きが1〜2mmの篩の篩下を細粒スラグとし、目開きが7〜10mmの篩の篩上を粗粒スラグとし、これら細粒スラグ及び粗粒スラグ以外を中粒スラグとすることを特徴とする鉄鋼スラグの処理方法。
[4]上記[2]又は[3]の処理方法において、密度分離工程(D)では、細粒スラグを気流式分離装置により高密度粒状物と低密度粒状物に分離し、中粒スラグをエアテーブル式分離装置により高密度粒状物と低密度粒状物に分離し、粗粒スラグを固気流動層式分離装置により高密度粒状物と低密度粒状物に分離することを特徴とする鉄鋼スラグの処理方法。
[6]上記[1]〜[5]のいずれかの処理方法において、さらに、密度分離工程(D)で分離された低密度粒状物を還元加熱処理してスラグ成分と有価成分に分離する還元加熱処理工程(E)を有することを特徴とする鉄鋼スラグの処理方法。
[7]上記[6]の処理方法において、密度分離工程(D)で各乾式密度分離装置により分離された粒度が異なる低密度粒状物を混合し、その混合物を還元加熱処理工程(E)で還元加熱処理することを特徴とする鉄鋼スラグの処理方法。
高温の鉄鋼スラグを冷却して温度調整を行う乾式冷却装置(1)と、
該乾式冷却装置(1)で温度調整された鉄鋼スラグを、平均粒径が1〜30mmで、最大粒径が50mm以下となるように破砕する破砕装置(2)と、
該破砕装置(2)で破砕された鉄鋼スラグを複数の粒度に分級する篩装置(3)と、
該篩装置(3)で分級された各粒度の鉄鋼スラグを、それぞれ異なる密度分離方式で金属鉄濃度が高い高密度粒状物と金属鉄濃度が低い低密度粒状物に分離する複数の乾式密度分離装置(4)を有することを特徴とする鉄鋼スラグの処理設備。
[10]上記[9]の処理設備において、篩装置(3)は、目開きが1〜2mmの篩と、目開きが7〜10mmの篩を有することを特徴とする鉄鋼スラグの処理設備。
[11]上記[9]又は[10]の処理設備において、乾式密度分離装置(4)は、細粒スラグを高密度粒状物と低密度粒状物に分離する気流式分離装置(4a)と、中粒スラグを高密度粒状物と低密度粒状物に分離するエアテーブル式分離装置(4b)と、粗粒スラグを高密度粒状物と低密度粒状物に分離する固気流動層式分離装置(4c)からなることを特徴とする鉄鋼スラグの処理設備。
[13]上記[8]〜[12]のいずれかの処理設備において、さらに、乾式密度分離装置(4)で分離された低密度粒状物を還元加熱処理してスラグ成分と有価成分に分離する還元加熱処理装置(5)を有することを特徴とする鉄鋼スラグの処理設備。
製鋼工程などで精錬容器から排滓されたスラグはピットなどに排出され、凝固した高温のスラグSとなる。ピットなどで凝固した高温のスラグSには、大塊スラグが含まれており、一般に粒径200mm程度以上のスラグは鉄分比率が90mass%以上であるため、図示しないが、通常、温度調整工程(A)で温度を低下させる前の高温のスラグを篩目200mm程度の篩装置(グリズリなど)で選別し、篩上は鉄源として回収する。篩下は破砕装置で破砕することでスラグの粒度を整える整粒工程(a)が行われる。
ここで、平均粒径とは、粒子直径の算術平均値であり、篩分け法によって粒度分布を求め、粒径毎の質量%より篩目開きで表したものである。また、以下の説明において記載されている「平均粒径」もすべて同様である。
図3に、本発明の破砕工程(B)において、例えば、平均粒径が8.3mmで最大粒径が50mm以下となるように破砕したスラグの粒度分布を示す。
使用する破砕装置2の種類に特に制限はないが、例えば、ジョークラッシャ、ハンマークラッシャ、ロッドミルなどを用いることができる。
スラグの粒径を一定以上に揃えることにより密度分離の精度が高まるため、この分級工程(C)では、細粒、中粒、粗粒の3つの粒度に分級することが好ましい。
分級工程(C)で使用する篩装置3の種類に特に制限はないが、例えば、振動篩(振動スクリーン)などを用いることができる。この振動篩は、一定の網目径を持つスクリーンを振動させることで篩上と篩下に分離する篩装置である。
(1)0.5mm以下、0.5mm超2mm以下、2mm超30mm以下
(2)1mm以下、1mm超2mm以下、2mm超30mm以下
(3)1mm以下、1mm超4.5mm以下、4.5mm超30mm以下
(4)1mm以下、1mm超7mm以下、7mm超30mm以下
(5)1mm以下、1mm超10mm以下、10mm超30mm以下
(6)1mm以下、1mm超15mm以下、15mm超30mm以下
(7)2mm以下、2mm超4.5mm以下、4.5mm超30mm以下
(8)2mm以下、2mm超7mm以下、7mm超30mm以下
(9)2mm以下、2mm超10mm以下、10mm超30mm以下
(10)2mm以下、2mm超15mm以下、15mm超30mm以下
図4によれば、(4)、(5)の場合に金属鉄回収率が90%以上で且つ高いスラグ処理量が得られており、特に好ましい分級形態であると言える。また、(8)、(9)の場合には、金属鉄回収率は90%を若干下回るものの、比較的高い金属鉄回収率とスラグ処理量が得られている。なお、(1)〜(10)の形態によって、金属鉄回収率とスラグ処理量に大きな差が生じているが、金属鉄回収率については、それぞれの装置において高密度粒状物xと低密度粒状物yの密度分離に適した粒径があり、その粒径範囲を外れると分離精度が落ち、金属鉄回収率が低下してしまうためである。また、スラグ処理量については、破砕工程(B)での破砕粒径や分級工程(C)で分級する粒度によって、スラグ処理量に差が生じてしまうためである。
製鋼スラグを対象とする場合、大量のスラグを連続処理する必要があるため、従来ではドラム磁選機や吊り下げ磁選機などによる磁力選別が行われることが多いが、本発明では高温スラグを処理するため、スラグ温度が磁石のキューリー点温度(約300℃)を超えると磁石の使用が困難となる。このため本発明では、金属鉄とスラグの密度差(比重差)に基づく乾式密度分離装置4で金属鉄の分離を行う。
ここで、スラグを細粒(例えば粒径1mm以下)、中粒(例えば粒径1mm超10mm以下)、粗粒(例えば粒径10mm超30mm以下)の3つの粒度に分級した場合において、各粒度のスラグを金属鉄濃度が高い高密度粒状物xと金属鉄濃度が低い低密度粒状物yに分離する場合、細粒スラグについては気流式分離装置を、中粒スラグについてはエアテーブル式分離装置を、粗粒スラグについては固気流動層式分離装置を、それぞれ用いるのが好ましいことが判った。
このため本実施形態では、細粒スラグを高密度粒状物xと低密度粒状物yに分離する乾式密度分離装置4aとしては気流式分離装置(気流遠心分離装置など)を、中粒スラグを高密度粒状物xと低密度粒状物yに分離する乾式密度分離装置4bとしてはエアテーブル式分離装置を、粗粒スラグを高密度粒状物xと低密度粒状物yに分離する乾式密度分離装置4cとしては固気流動層式分離装置を、それぞれ用いている。
なお、固気流動層19を構成する流動媒体の見掛け密度は、流動化ガスの流量を調整することでも、ある程度調整することができる。
沈降物回収機21は、複数のプーリ210(少なくとも一部が駆動プーリ)に案内されて、槽底部を含む槽内壁に沿って移動する無端ベルト211と、この無端ベルト211の長手方向において適当な間隔で設けられる沈降物捕捉用の複数のスクレーパ212を備えている。
高密度粒状物xの排出部23は、沈降物回収機21の無端ベルト211が槽底部を通過してスクレーパ212で高密度粒状物xを捕捉した後、槽側壁を経て槽天井壁に移行する際に、スクレーパ212から外れた高密度粒状物xが取り込まれるように設けられており、本実施形態ではプーリ210に組み込まれた構造となっている。
本発明で処理対象となる製鉄工程で発生する鉄鋼スグとしては、脱燐スラグ、脱硫スラグ、転炉脱炭スラグ、脱珪スラグ、電気炉スラグなどの製鋼スラグ以外に、溶融還元スラグ、高炉スラグ(高炉水砕スラグ、高炉徐冷スラグ)などが挙げられ、これらの1種以上を処理対象とすることができる。
なお、還元加熱処理工程(E)で分離・回収される有価成分はPが主体であり、このため、特に還元加熱処理工程(E)を有する処理方法の場合には、脱燐スラグを処理対象とすることが好ましい。
製鋼工程で精錬容器から排滓された後、ピットに排出されて凝固した高温のスラグを篩目200mmのグリズリにかけ、篩上は鉄源として回収し、篩下を破砕装置で破砕することでスラグの粒度を整えた後、乾式冷却装置(ロータリークーラー)で冷却して約300℃まで温度を低下させ、次いで、ジョークラッシャの目標破砕粒径(破砕機の出口隙間)を30mmに設定してスラグを破砕した。この破砕後のスラグは、平均粒径が8.3mm、最大粒径が30mmであった。
次いで、各粒度のスラグからの金属鉄の分離回収を、それぞれ異なる密度分離方式の乾式密度分離装置で行った。すなわち、細粒スラグについては図5に示す気流遠心分離装置を用いて、中粒スラグについては図7に示すエアテーブル式分離装置を用いて、粗粒スラグについては図8に示す固気流動層式分離装置を用いて、それぞれ高密度粒状物xと低密度粒状物yに密度分離し、高密度粒状物xを金属鉄として回収し、低密度粒状物yを除鉄スラグとした。
本実施例では、金属鉄回収率の目標値を90mass%以上とし、除鉄スラグ(低密度粒状物y)を還元加熱処理装置(ロータリーキルン)で加熱する際の反応性の観点から、除鉄スラグの金属鉄残留率の目標値を3.5mass%以下としたが、図10及び図11に示す通り、全ての粒度のスラグの乾式密度分離で目標値を達成することができた。
本実施例における各乾式密度分離装置による金属鉄(高密度粒状物x)回収前のスラグの温度と、金属鉄回収後の除鉄スラグ(低密度粒状物y)の温度を測定した結果を図12に示す。これによれば、粒径が大きいまま密度分離したほうが熱は保持されることが判る。
2 破砕装置
3 篩装置
4 乾式密度分離装置
4a 乾式密度分離装置(気流式分離装置)
4b 乾式密度分離装置(エアテーブル式分離装置)
4c 乾式密度分離装置(固気流動層式分離装置)
5 還元加熱処理装置
6 ケーシング
7a 外筒ケーシング
7b 内筒ケーシング
8 流路
9 供給管
10 旋回翼
10a 主翼
10b 補助翼
11 駆動装置
12 回転軸
13 ケーシング
14 供給管
15 排気管
16 テーブル
17 分離槽
18 ガス吹込み部
19 固気流動層
20 スラグ供給部
21 沈降物回収機
22 浮上物回収機
23,24 排出部
25 ロータリーキルン
70a,70b 排出口
71 開口部
100 本体
101 散水機構
130,131 排出口
140 吹き込み部
141 供給部
160 スラグ供給部
161a,161b スラグ排出部
162 空気穴
210 プーリ
211 無端ベルト
212 スクレーパ
220 プーリ
221 無端ベルト
222 スクレーパ
240 スクレーパ
241 排出口
S スラグ
x 高密度粒状物
y 低密度粒状物
Claims (13)
- 金属鉄を含有する鉄鋼スラグから金属鉄を分離回収するための鉄鋼スラグの処理方法であって、
乾式冷却装置により高温の鉄鋼スラグを冷却して温度を低下させる温度調整工程(A)と、
該温度調整工程(A)を経た鉄鋼スラグを、破砕装置により平均粒径が1〜30mmで、最大粒径が50mm以下となるように破砕する破砕工程(B)と、
該破砕工程(B)で破砕された鉄鋼スラグを複数の粒度に分級する分級工程(C)と、
該分級工程(C)で分級された各粒度の鉄鋼スラグを、それぞれ異なる密度分離方式の乾式密度分離装置により金属鉄濃度が高い高密度粒状物と金属鉄濃度が低い低密度粒状物に分離する密度分離工程(D)を有することを特徴とする鉄鋼スラグの処理方法。 - 分級工程(C)では、鉄鋼スラグを細粒スラグ、中粒スラグ及び粗粒スラグの3つの粒度に分級することを特徴とする請求項1に記載の鉄鋼スラグの処理方法。
- 分級工程(C)では、目開きが1〜2mmの篩の篩下を細粒スラグとし、目開きが7〜10mmの篩の篩上を粗粒スラグとし、これら細粒スラグ及び粗粒スラグ以外を中粒スラグとすることを特徴とする請求項2に記載の鉄鋼スラグの処理方法。
- 密度分離工程(D)では、細粒スラグを気流式分離装置により高密度粒状物と低密度粒状物に分離し、中粒スラグをエアテーブル式分離装置により高密度粒状物と低密度粒状物に分離し、粗粒スラグを固気流動層式分離装置により高密度粒状物と低密度粒状物に分離することを特徴とする請求項2又は3に記載の鉄鋼スラグの処理方法。
- さらに、温度調整工程(A)で温度を低下させる前の高温の鉄鋼スラグについて、大塊スラグを選別して破砕することでスラグの粒度を整える整粒工程(a)を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の鉄鋼スラグの処理方法。
- さらに、密度分離工程(D)で分離された低密度粒状物を還元加熱処理してスラグ成分と有価成分に分離する還元加熱処理工程(E)を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の鉄鋼スラグの処理方法。
- 密度分離工程(D)で各乾式密度分離装置により分離された粒度が異なる低密度粒状物を混合し、その混合物を還元加熱処理工程(E)で還元加熱処理することを特徴とする請求項6に記載の鉄鋼スラグの処理方法。
- 金属鉄を含有する鉄鋼スラグから金属鉄を分離回収するための鉄鋼スラグの処理設備であって、
高温の鉄鋼スラグを冷却して温度調整を行う乾式冷却装置(1)と、
該乾式冷却装置(1)で温度調整された鉄鋼スラグを、平均粒径が1〜30mmで、最大粒径が50mm以下となるように破砕する破砕装置(2)と、
該破砕装置(2)で破砕された鉄鋼スラグを複数の粒度に分級する篩装置(3)と、
該篩装置(3)で分級された各粒度の鉄鋼スラグを、それぞれ異なる密度分離方式で金属鉄濃度が高い高密度粒状物と金属鉄濃度が低い低密度粒状物に分離する複数の乾式密度分離装置(4)を有することを特徴とする鉄鋼スラグの処理設備。 - 篩装置(3)は、鉄鋼スラグを細粒スラグ、中粒スラグ及び粗粒スラグの3つの粒度に分級するための篩を有することを特徴とする請求項8に記載の鉄鋼スラグの処理設備。
- 篩装置(3)は、目開きが1〜2mmの篩と、目開きが7〜10mmの篩を有することを特徴とする請求項9に記載の鉄鋼スラグの処理設備。
- 乾式密度分離装置(4)は、細粒スラグを高密度粒状物と低密度粒状物に分離する気流式分離装置(4a)と、中粒スラグを高密度粒状物と低密度粒状物に分離するエアテーブル式分離装置(4b)と、粗粒スラグを高密度粒状物と低密度粒状物に分離する固気流動層式分離装置(4c)からなることを特徴とする請求項9又は10に記載の鉄鋼スラグの処理設備。
- さらに、乾式冷却装置(1)で温度調整する前の高温の鉄鋼スラグについて、大塊スラグを選別して破砕することでスラグの粒度を整えるための篩装置と破砕装置を有することを特徴とする請求項8〜11のいずれかに記載の鉄鋼スラグの処理設備。
- さらに、乾式密度分離装置(4)で分離された低密度粒状物を還元加熱処理してスラグ成分と有価成分に分離する還元加熱処理装置(5)を有することを特徴とする請求項8〜12のいずれかに記載の鉄鋼スラグの処理設備。
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CN112051355A (zh) * | 2020-09-07 | 2020-12-08 | 北京首钢股份有限公司 | 一种钢铁冶炼固体废物的检测分析方法 |
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2017
- 2017-12-21 JP JP2017244576A patent/JP6601482B2/ja active Active
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CN112051355A (zh) * | 2020-09-07 | 2020-12-08 | 北京首钢股份有限公司 | 一种钢铁冶炼固体废物的检测分析方法 |
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