JP2018104078A - 包装箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な加工によって包装箱内でのポンプボトルの移動及び回転を抑制し、かつ、加工による抜きカスが生じない包装箱を提供する。【解決手段】吐出ノズル5を有するポンプ部3をボトル本体2の上部に装着したポンプボトル1を収容するための包装箱10であって、上面部14のポンプボトル1の出し入れ口14aに、対向する第1サイドフラップ21及び第2サイドフラップ22を備え、第1サイドフラップ21は、フラップ先端側領域21aの一部が折曲線17を介して包装箱内部に折曲げられ、フラップ先端側領域21aの残部が固定突起21bとなり、折曲げられたフラップ先端側領域21aの一部は、吐出ノズル5が挿入されることでポンプボトル1の移動及び回転を抑制する穴21dを構成し、固定突起21bは、第2サイドフラップ22の上面側に重ね合わされ、第1サイドフラップ21及び第2サイドフラップ22を固定する包装箱。【選択図】図1

Description

本発明は、包装箱に関し、特に、吐出ノズルを有するポンプ部をボトル本体の上部に装着したポンプボトルを収容するための包装箱に関する。
近年では、シャンプー、リンス及びボディーソープ等のトイレタリー製品に加えて、クレンジング剤、乳液及び化粧水等をポンプボトルに収容した商品が提供されている。液体状の製品を充填収容したポンプボトルは、包装箱に収容した商品形態で提供されることがある。
ポンプボトルを包装箱に収容した商品形態において、単にポンプボトルを包装箱に収容しただけでは、搬送中及び取扱い時に包装箱内で揺り動かされ、ポンプボトル又は包装箱に傷が生じ、商品価値が著しく損なわれることがある。そして、包装箱に収容するポンプボトルが略円筒状の商品である場合は、搬送中及び取扱い時に包装箱内で回転することで、ポンプボトル又は包装箱に傷が生じ、商品価値が著しく損なわれることがある。
また、包装箱内でポンプボトルが揺り動かされたり、回転したりした場合は、包装箱の正面に対してそのポンプボトルの正面がずれてしまうことがあり、商品陳列上見栄えが悪くなることもあった。
そこで、包装箱内でのポンプボトルの移動を抑制するために、包装箱上面の出し入れ口にあるフラップに、ポンプボトルの向きを規制する切り欠きを有する規制片を備えることによって、ポンプボトルの回転を規制する方法が提示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、包装箱内でのポンプボトルの移動を抑制するために、包装箱上面の出し入れ口にあるフラップに、吐出ノズルが嵌る孔、溝孔、溝を設けることにより、自動装填が可能でかつ吐出ノズルの回転をほぼ防ぐことができる方法が提示されている(例えば、特許文献2参照)。
しかし、特許文献1、2での提案では、包装箱のフラップの加工が複雑であり、かつ、包装箱のフラップを加工した際に、抜きカスが生じる問題がある。
特開2003−95250号公報 特開2009−241988号公報
本発明は、上記問題に鑑みて工夫されたもので、簡易な加工によって包装箱内でのポンプボトルの移動及び回転を抑制し、かつ、加工による抜きカスが生じない包装箱を提供することを課題とする。
本発明は、吐出ノズルを有するポンプ部をボトル本体の上部に装着したポンプボトルを収容するための包装箱であって、上面部の該ポンプボトルの出し入れ口に、対向する第1サイドフラップ及び第2サイドフラップを備え、該第1サイドフラップは、フラップ先端側領域の一部が折曲線を介して包装箱内部に折曲げられ、フラップ先端側領域の残部が固定突起となり、折曲げられた該フラップ先端側領域の一部は、該吐出ノズルが挿入されることで該ポンプボトルの移動及び回転を抑制する穴を構成し、該固定突起は、該第2サイドフラップの上面側に重ね合わされ、該第1サイドフラップ及び該第2サイドフラップを固定する、包装箱を提供することにより、上記目的を達成したものである。
本発明により、簡易な加工によって包装箱内でのポンプボトルの移動及び回転を抑制し、かつ、加工による抜きカスが生じない包装箱を提供することができる。
第1の実施の形態に係る包装箱の模式的外観図である。 第1の実施の形態に係る包装箱を形成するためのブランクの展開図である。 ポンプボトルの模式的平面図である。 第1の実施の形態に係る包装箱の第1サイドフラップ及び第2サイドフラップの具体的な閉蓋方法(その1)である。 第1の実施の形態に係る包装箱の第1サイドフラップ及び第2サイドフラップの具体的な閉蓋方法(その2)である。 第1の実施の形態に係る包装箱の第1サイドフラップ及び第2サイドフラップの具体的な閉蓋方法(その3)である。 第2の実施の形態に係る包装箱を形成するためのブランクの展開図である。 第2の実施の形態に係る包装箱の第1サイドフラップ及び第2サイドフラップの具体的な閉蓋方法(その1)である。 第2の実施の形態に係る包装箱の第1サイドフラップ及び第2サイドフラップの具体的な閉蓋方法(その2)である。 第2の実施の形態に係る包装箱の第1サイドフラップ及び第2サイドフラップの具体的な閉蓋方法(その3)である。 第3の実施の形態に係る包装箱を形成するためのブランクの展開図である。 第3の実施の形態に係る包装箱の第1サイドフラップ及び第2サイドフラップの具体的な閉蓋方法(その1)である。 第3の実施の形態に係る包装箱の第1サイドフラップ及び第2サイドフラップの具体的な閉蓋方法(その2)である。 第3の実施の形態に係る包装箱の第1サイドフラップ及び第2サイドフラップの具体的な閉蓋方法(その3)である。 第4の実施の形態に係る包装箱を形成するためのブランクの展開図である。 第4の実施の形態に係る包装箱の第1サイドフラップ及び第2サイドフラップの具体的な閉蓋方法(その1)である。 第4の実施の形態に係る包装箱の第1サイドフラップ及び第2サイドフラップの具体的な閉蓋方法(その2)である。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態に係る包装箱10は、図1に示すように、吐出ノズル5を有するポンプ部3をボトル本体2の上部に装着したポンプボトル1を収容するための包装箱10であって、上面部14のポンプボトル1の出し入れ口14aに、対向する第1サイドフラップ21及び第2サイドフラップ22を備え、第1サイドフラップ21は、フラップ先端側領域21aの一部が折曲線17を介して包装箱内部に折曲げられ、フラップ先端側領域21aの残部が固定突起21bとなり、折曲げられたフラップ先端側領域21aの一部は、吐出ノズル5が挿入されることでポンプボトル1の移動及び回転を抑制する穴21dを構成し、固定突起21bは、第2サイドフラップ22の上面側に重ね合わされ、第1サイドフラップ21及び第2サイドフラップ22を固定する。
本実施形態の包装箱10は、前後一対の第1正面板11a及び第2正面板11bと、左右一対の第1側面板12a及び第2側面板12bとからなる筒状本体13の下端部の開口を、下面メインフラップ28(図2参照)等によって形成される下面部15によって閉蓋してから、筒状本体13の内部にポンプボトル1を、筒状本体13の上面部14の出し入れ口14aを介して収容する。しかる後に、筒状本体13の上面部14の出し入れ口14aを、上面メインフラップ23(図3参照)等によって形成される上面部14によって閉蓋することによって、内部に物品を収容した中空の六面体形状に組み立てられる。
本実施形態の包装箱10は、図2に示すような、例えば、一枚の紙製又は樹脂製のブランク30を用いて形成される。ブランク30は、六面体形状の包装箱10を展開した所定の形状となるように、例えば、薄板状の紙製又は樹脂製のシート材料を打ち抜いて裁断することで容易に得ることができる。ブランク30は、側縁部を把持して片持ち状に水平に延設させた場合でも、折れ曲がることなく滑らかに湾曲した状態を容易に保持できる程度の保形剛性及び弾性を備えると共に、手の力で容易に折り曲げることができる程度の変形性を備える。
また、ブランク30には、例えば、罫線等からなる折曲線16a〜16h及び縦方向折曲線24、並びに全切れ線等からなる切込み21cが、適宜の位置に設けられていることで、ブランク30から包装箱10を、六面体形状となるように容易に組み立てることができる。
本実施形態では、裁断された図2に示すブランク30において、展開図の左側には、例えば、矩形の第2側面板12bが配置されている。第2側面板12bの右側には、縦方向折曲線24を介して、矩形の第1正面板11aが連接している。第1正面板11aの右側には、縦方向折曲線24を介して、矩形の第1側面板12aが連接している。第1側面板12aのさらに右側には、縦方向折曲線24を介して、矩形の第2正面板11bが連接している。また、第2正面板11bの右側には、縦方向折曲線24を介して、例えば、第2正面板11bと同様の縦幅を備えると共に、接合可能な横幅を備える接着接合片27が側方に張り出して連接している。
第1正面板11aの上方には、折曲線16aを介して、略正方形の上面メインフラップ23が連接している。上面メインフラップ23の上方には、折曲線16bを介して、例えば上面メインフラップ23と同様の横幅を備えると共に、差し込み可能な縦幅を備える差込みフラップ23aが上方に張り出して連接している。
上面メインフラップ23と差込みフラップ23aとの間の折曲線16bの中央部分には、差し込んだ差込みフラップ23aを容易に引き抜くための引抜きつまみ23bが設けられていることが好ましい。
また、上面メインフラップ23と差込みフラップ23aとの間の折曲線16bの両端部分には、第1サイドフラップ21と第2サイドフラップ22の基端部に設けられたロック片40bとの間で公知のロック機構を構成する、ロック用エンボス40aが形成されている。
第2正面板11bの下方には、折曲線16gを介して、略正方形の下面メインフラップ28が連接している。下面メインフラップ28の下方には、折曲線16hを介して、例えば、下面メインフラップ28と同様の横幅を備えると共に、差し込み可能な縦幅を備える差込みフラップ28aが下方に張り出して連接している。
下面メインフラップ28と差込みフラップ28aとの間の折曲線16hの両端部分には、下面サイドフラップ25,26の基端部に設けられたロック片41bとの間で公知のロック機構を構成する、ロック用切込み41aが形成されている。
第1側面板12aの上方には、折曲線16cを介して、略矩形の形状を備える第1サイドフラップ21が連接している。第1サイドフラップ21には、折曲線17が設けられており、折曲線17より先端側にフラップ先端側領域21aを備える。
折曲線17の中央部分には、切込み21cが設けられており、折曲線17で折曲げることで、固定突起21b及び穴21dが形成される。
第1サイドフラップ21における折曲線16cから折曲線17までの長さは、第2サイドフラップ22の長さと合わせた長さが上面メインフラップ23の長さの略同長である。折曲線16cから折曲線17までの長さと第2サイドフラップ22の長さとを合わせた長さが、上面メインフラップ23の幅と略同長であることによって、固定突起21bを第2サイドフラップ22の上面側に重ね合わされ、第1サイドフラップ21及び第2サイドフラップを固定することができる。
第1サイドフラップ21の一方の側縁部の基端部には、上面メインフラップ23に形成されたロック用エンボス40aとの間で公知のロック機構を構成するロック片40bが、外側に突出して設けられている。
第1側面板12aの下方には、折曲線16eを介して、略矩形の形状を備える下面サイドフラップ25が連接している。
下面サイドフラップ25の一方の側縁部の基端部には、下面メインフラップ28に形成されたロック用切込み41aとの間で公知のロック機構を構成するロック片41bが、外側に突出して設けられている。
第2側面板12bの上方には、折曲線16dを介して、略矩形の形状を備える第2サイドフラップ22が連接している。
第2サイドフラップ22の一方の側縁部の基端部には、上面メインフラップ23に形成されたロック用エンボス40aとの間で公知のロック機構を構成するロック片40bが、外側に突出して設けられている。
第2側面板12bの下方には、折曲線16fを介して、略矩形の形状を備える下面サイドフラップ26が連接している。
下面サイドフラップ26の一方の側縁部の基端部には、下面メインフラップ28に形成されたロック用切込み41aとの間で公知のロック機構を構成するロック片41bが、外側に突出して設けられている。
本実施形態では、包装箱10は、上述のブランク30を用いて、好ましくは公知の封緘装置(製箱機)を使用した簡単な工程によって、ポンプボトル1を収容するための立体形状に容易に組み立てることができる。すなわち、例えば、第2正面板11bの右側に連接する接着接合片27に接着剤を塗着した後に、接着剤を介して接着接合片27を、第2側面板12bの側縁部に沿った内側面に接合することで、図1に示すように、各縦方向折曲線24に沿って折り曲げられた前後一対の第1正面板11a及び第2正面板11bと左右一対の第1側面板12a及び第2側面板12bとからなる、矩形中空の断面形状を有する筒状本体13が形成される。
筒状本体13を形成したら、これの下端部の開口を、一対の下面サイドフラップ25,26と下面メインフラップ28とを用いて閉蓋する。すなわち、一対の第1側面板12a及び第2側面板12bの下方に各々連接する両側の下面サイドフラップ25,25を、折曲線16e,16fを介して内側に折り曲げると共に、これらの下面サイドフラップ25,26の上に下方から折り重ねるようにして、下面メインフラップ28を、折曲線16gを介して内側に折り曲げる。また下面メインフラップ28の先端に折曲線16hを介して連接する差込みフラップ28aを、第1正面板11aの下端部分の内側面に沿って差し込む。これによって、筒状本体13の下端部の開口を、一対の下面サイドフラップ25,26及び下面メインフラップ28からなる下面部15で覆って閉蓋する。
筒状本体13の下端部の開口を閉蓋したら、筒状本体13の内部にポンプボトル1を収容する。すなわち、本実施形態では、例えば、化粧料等の液体状商品を充填収容した円筒形状の化粧品用のポンプボトル1を、筒状本体13の上面部14の出し入れ口14aを介して、筒状本体13の内部に納まるように挿入配置する。
ポンプボトル1は、例えば、図3に示すように、ボトル本体2の上部に吐出ノズル5を備えたポンプ部3を備えている。ポンプ部3は、吐出ノズル5に向けて付勢する昇降体4を備えており、昇降体4の押し下げ動作がボトル本体2の内容物を吐出する。ポンプボトル1の多くは、運搬中における内容物の吐出を防止するため、吐出ノズル4を下ろした状態で昇降体4をロックするポンプロック機構6を備えている。内容物がポンプボトル1へ充填された後は、最初に使用されるまでポンプロック機構6により昇降体4はロックされている。このために、包装箱10への収納時、輸送時及び保管中は、ポンプロック機構6により昇降体4はロックされている。
ポンプボトル1は、略円筒状のものだけでなく、横断面が真円、楕円及び略矩形等のものであってもよい。
下面部15を閉蓋した筒状本体13の内部にポンプボトル1を収容したら、筒状本体13の上面部14の出し入れ口14aを、対向する第1サイドフラップ21及び第2サイドフラップ22と上面メインフラップ23とを用いて閉蓋する。
以下に、本発明の第1の実施の形態に係る包装箱10にポンプボトル1を収容する際、及びポンプボトル1を収容した後の第1サイドフラップ21及び第2サイドフラップ22の具体的な閉蓋方法を、図4〜図6を参照しながら説明する。
まず、図4に示すように、第1サイドフラップ21に対して、折曲線17を介してフラップ先端側領域21aの一部を内側に折曲げることで、固定突起21b及び穴21dが形成される。
次いで、図5に示すように、吐出ノズル5を穴21dに挿入した状態で、ポンプボトル1を包装箱10へ挿入配置する。この時、フラップ先端側領域21aの一部は、包装箱内部に差し込まれた状態になる。フラップ先端側領域21aの一部が包装箱内部に差し込まれた状態を維持するために、穴21dの下端部は、包装箱10にポンプボトル1を収容した際に、吐出ノズル5と接する設計であることが好ましい。
次いで、図6に示すように、第2サイドフラップ22を閉蓋させる。そして、閉蓋させた第2サイドフラップ22の上面側に固定突起21bを重ね合わせて一体化し、第1サイドフラップ21及び第2サイドフラップ22を固定する。
以上の工程によって、第1サイドフラップ21及び第2サイドフラップ22で上面部14の出し入れ口14aを閉蓋することで、ポンプボトル1の吐出ノズル5が第1サイドフラップ21の穴21dに挿入した状態で包装箱10に収容されるので、包装箱10内でのポンプボトル1の移動及び回転を抑制することができ、ポンプボトル1又は包装箱10に傷が生じるのを防ぐことができる。
そして、本実施形態の包装箱10は、包装箱10内でのポンプボトル1の移動及び回転を抑制することができるので、包装箱10の正面に対してそのポンプボトル1の正面がずれてしまうことがなく、商品陳列上見栄えが悪くなることがない。
また、本実施形態の包装箱10の第1サイドフラップ21及び第2サイドフラップ22は、第2サイドフラップ22の上面側に固定突起21bを重ね合わせて一体化することで、第1サイドフラップ21及び第2サイドフラップ22を固定して、ガタツキを防止することができる。
また、本実施形態の包装箱10は、上述のように、第1サイドフラップ21に設けられた切込み21cが、折曲線17で折曲げることによって、固定突起21b及び穴21dを形成する。つまり、本実施形態の包装箱10は、固定突起21b及び穴21dを形成するために、加工による抜きカスを生じさせないで提供することができる。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態に係る包装箱10は、図7に示すように、第1の実施の形態で示した包装箱10と比して、第2サイドフラップ22が、固定切り込み線22aを有する点が異なる。その他については実質的に同様であるので記載を省略する。
固定切り込み線22aは、第1サイドフラップ21及び第2サイドフラップ22を閉蓋する際に、固定突起21bを挿入することで、第1サイドフラップ21及び第2サイドフラップ22をより強固に固定する。
固定切り込み線22aの幅は、固定突起21bを挿入して固定することから、固定突起21bの幅より広いことが好ましく、第1サイドフラップ21及び第2サイドフラップ22をより強固に固定する観点からは、固定突起21bの幅と略同一であることがより好ましい。
以下に、本発明の第2の実施の形態に係る包装箱10にポンプボトル1を収容する際、及びポンプボトル1を収容した後の第1サイドフラップ21及び第2サイドフラップ22の具体的な閉蓋方法を、図8〜図10を参照しながら説明する。
まず、図8に示すように、第1サイドフラップ21に対して、折曲線17を介してフラップ先端側領域21aの一部を内側に折曲げることで、固定突起21b及び穴21dが形成する。
次いで、図9に示すように、吐出ノズル5を穴21dに挿入した状態で、ポンプボトル1を包装箱10へ挿入配置する。このとき、フラップ先端側領域21aの一部は、包装箱内部に差し込まれた状態になる。フラップ先端側領域21aの一部が包装箱内部に差し込まれた状態を維持するために、穴21dの下端部は、包装箱10にポンプボトル1を収容した際に、吐出ノズル5と接する設計であることが好ましい。
次いで、図10に示すように、第2サイドフラップ22を閉蓋させる。そして、閉蓋させた第2サイドフラップ22の上面側に固定突起21bを重ね合わせて一体化させると共に、固定突起21bを固定切り込み線22aに挿入し、第1サイドフラップ21及び第2サイドフラップ22を固定する。
以上の工程によって、第1サイドフラップ21及び第2サイドフラップ22で上面部14の出し入れ口14aを閉蓋することで、ポンプボトル1の吐出ノズル5が第1サイドフラップ21の穴21dに挿入した状態で包装箱10に収容されるので、包装箱10内でのポンプボトル1の移動及び回転を抑制することができる。
そして、本実施形態の包装箱10は、包装箱10内でのポンプボトル1の移動及び回転を抑制することができるので、包装箱10の正面に対してそのポンプボトル1の正面がずれてしまうことがなく、商品陳列上見栄えが悪くなることがない。
また、本実施形態の包装箱10の第1サイドフラップ21及び第2サイドフラップ22は、第2サイドフラップ22の上面側に固定突起21bを重ね合わせて一体化させると共に、固定突起21bを固定切り込み線22aに挿入し、第1サイドフラップ21及び第2サイドフラップ22を固定することで、第1サイドフラップ21及び第2サイドフラップ22をより強固に固定して、ガタツキを防止することができる。
また、本実施形態の包装箱10は、上述のように、第1サイドフラップ21に設けられた切込み21cが、折曲線17で折曲げることによって、固定突起21b及び穴21dを形成する。つまり、本実施形態の包装箱10は、固定突起21b及び穴21dを形成するために、加工による抜きカスを生じさせないで提供することができる。
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態に係る包装箱10は、図11に示すように、第1の実施の形態で示した包装箱10と比して、第1サイドフラップ21の切込み21cの形状が異なる点が異なる。その他については実質的に同様であるので記載を省略する。
以下に、本発明の第3の実施の形態に係る包装箱10にポンプボトル1を収容する際、及びポンプボトル1を収容した後の第1サイドフラップ21及び第2サイドフラップ22の具体的な閉蓋方法を、図12〜図14を参照しながら説明する。
まず、図12に示すように、第1サイドフラップ21に対して、折曲線17を介してフラップ先端側領域21aの一部を内側に折曲げることで、固定突起21b及び穴21dが形成される。このとき、穴21dは、三つ溝を形成する。
次いで、図13(a)に示すように、吐出ノズル5を穴21dに挿入した状態で、ポンプボトル1を包装箱10へ挿入配置する。このとき、フラップ先端側領域21aの一部は、包装箱内部に差し込まれた状態になる。フラップ先端側領域21aの一部が包装箱内部に差し込まれた状態を維持するために、穴21dの下端部は、包装箱10にポンプボトル1を収容した際に、吐出ノズル5と接する設計であることが好ましい。
吐出ノズル5は、図13(a)に示すように、真ん中の溝に挿入配置することが可能であり、図13(b)に示すように、左右のいずれかの溝に挿入配置することも可能である。本実施形態では、吐出ノズル5を穴21dのいずれかの溝に挿入配置することによって、包装箱10に対するポンプボトル1の向きを選択することができる。穴21dは、三つ溝に限られず、二つ溝であってもよく、四つ溝以上であってもよい。
次いで、図14に示すように、第2サイドフラップ22を閉蓋させる。そして、閉蓋させた第2サイドフラップ22の上面側に固定突起21bを重ね合わせて一体化し、第1サイドフラップ21及び第2サイドフラップ22を固定する。
以上の工程によって、第1サイドフラップ21及び第2サイドフラップ22で上面部14の出し入れ口14aを閉蓋することで、ポンプボトル1の吐出ノズル5が第1サイドフラップ21の穴21dに挿入した状態で包装箱10に収容されるので、包装箱10内でのポンプボトル1の移動及び回転を抑制することができ、ポンプボトル1又は包装箱10に傷が生じるのを防ぐことができる。
そして、本実施形態の包装箱10は、包装箱10内でのポンプボトル1の移動及び回転を抑制することができるので、包装箱10の正面に対してそのポンプボトル1の向きを選択することができ、商品陳列上見栄えが悪くなることがない。
また、本実施形態の包装箱10の第1サイドフラップ21及び第2サイドフラップ22は、第2サイドフラップ22の上面側に固定突起21bを重ね合わせて一体化することで、第1サイドフラップ21及び第2サイドフラップ22を固定して、ガタツキを防止することができる。
また、本実施形態の包装箱10は、上述のように、第1サイドフラップ21に設けられた切込み21cが、折曲線17で折曲げることによって、固定突起21b及び穴21dを形成する。つまり、本実施形態の包装箱10は、固定突起21b及び穴21dを形成するために、加工による抜きカスを生じさせないで提供することができる。
また、本実施形態の包装箱10は、穴21dにポンプボトル1の向きを選択する機能を付与すると同時に、固定突起21bの形状に意匠性を付与することができる。
(第4の実施の形態)
本発明の第4の実施の形態に係る包装箱10は、図15に示すように、第1の実施の形態で示した包装箱10と比して、第1サイドフラップ21のフラップ先端側領域21aにポンプロック機構用溝50が設けられている点が異なる。その他については実質的に同様であるので記載を省略する。
以下に、本発明の第4の実施の形態に係る包装箱10にポンプボトル1を収容する際、及びポンプボトル1を収容した後の第1サイドフラップ21及び第2サイドフラップ22の具体的な閉蓋方法を、図16、図17を参照しながら説明する。
まず、図16に示すように、第1サイドフラップ21に対して、折曲線17を介してフラップ先端側領域21aの一部を内側に折曲げることで、固定突起21b及び穴21dが形成される。そして、フラップ先端側領域21aには、ポンプロック機構用溝50が設けられている。ポンプロック機構用溝50は、図17(a)に示すようなポンプロック機構6を挿入固定することが可能な形状となっている。
次いで、図17(b)に示すように、吐出ノズル5を穴21dに挿入した状態、かつ、ポンプロック機構6をポンプロック機構用溝50に挿入した状態で、ポンプボトル1を包装箱10へ挿入配置する。このとき、フラップ先端側領域21aの一部は、包装箱内部に差し込まれた状態になる。フラップ先端側領域21aの一部が包装箱内部に差し込まれた状態を維持するために、穴21dの下端部は、包装箱10にポンプボトル1を収容した際に、吐出ノズル5と接する設計であることが好ましい。
次いで、第2サイドフラップ22を閉蓋させる。そして、閉蓋させた第2サイドフラップ22の上面側に固定突起21bを重ね合わせて一体化し、第1サイドフラップ21及び第2サイドフラップ22を固定する(図6参照)。
以上の工程によって、第1サイドフラップ21及び第2サイドフラップ22で上面部14の出し入れ口14aを閉蓋することで、ポンプボトル1の吐出ノズル5が第1サイドフラップ21の穴21dに挿入した状態で包装箱10に収容されるので、包装箱10内でのポンプボトル1の移動及び回転を抑制することができ、ポンプボトル1又は包装箱10に傷が生じるのを防ぐことができる。
そして、本実施形態の包装箱10は、包装箱10内でのポンプボトル1の移動及び回転を、穴21d及びポンプロック機構用溝50によって抑制することができるので、包装箱10の正面に対してそのポンプボトル1の正面がずれてしまうことがなく、商品陳列上見栄えが悪くなることがない。
また、本実施形態の包装箱10の第1サイドフラップ21及び第2サイドフラップ22は、第2サイドフラップ22の上面側に固定突起21bを重ね合わせて一体化することで、第1サイドフラップ21及び第2サイドフラップ22を固定して、ガタツキを防止することができる。
また、本実施形態の包装箱10は、上述のように、第1サイドフラップ21に設けられた切込み21cが、折曲線17で折曲げることによって、固定突起21b及び穴21dを形成する。つまり、本実施形態の包装箱10は、固定突起21b及び穴21dを形成するために、加工による抜きカスを生じさせないで提供することができる。
(その他の実施の形態)
本発明は上記実施形態に限定されることなく種々の変更が可能である。例えば、第1、第2及び第4の実施の形態で示した固定突起21bは、半円形として示したが、矩形、台形、円形、楕円形、多角形等の様々な形状を取り得る。固定突起21bが様々な形状を取ることで、意匠性を高めることができる。
本発明の包装箱は、様々な形状のポンプボトルを収容する包装箱として好適に用いられる。
1…ポンプボトル
2…ボトル本体
3…ポンプ部
4…昇降体
5…吐出ノズル
6…ポンプロック機構
10…包装箱
11a…第1正面板
11b…第2正面板
12a…第1側面板
12b…第2側面板
13…筒状本体
14…上面部
14a…出し入れ口
15…下面部
16a〜16h,17…折曲線
21…第1サイドフラップ
21a…フラップ先端側領域
21b…固定突起
21c…切込み
21d…穴
22…第2サイドフラップ
22a…固定切り込み線
23…上面メインフラップ
23a…差込みフラップ
23b…引抜きつまみ
24…縦方向折曲線
25,26…下面サイドフラップ
27…接着接合片
28…下面メインフラップ
28a…差込みフラップ
30…ブランク
40a…ロック用エンボス
40b…ロック片
41a…ロック用切込み
41b…ロック片
50…ポンプロック機構用溝

Claims (4)

  1. 吐出ノズルを有するポンプ部をボトル本体の上部に装着したポンプボトルを収容するための包装箱であって、
    上面部の該ポンプボトルの出し入れ口に、対向する第1サイドフラップ及び第2サイドフラップを備え、
    該第1サイドフラップは、フラップ先端側領域の一部が折曲線を介して包装箱内部に折曲げられ、フラップ先端側領域の残部が固定突起となり、
    折曲げられた該フラップ先端側領域の一部は、該吐出ノズルが挿入されることで該ポンプボトルの移動及び回転を抑制する穴を構成し、
    該固定突起は、該第2サイドフラップの上面側に重ね合わされ、該第1サイドフラップ及び該第2サイドフラップを固定する、包装箱。
  2. 前記第2サイドフラップは、固定切り込み線を有し、該固定切り込み線に前記固定突起を挿入することで、前記第1サイドフラップ及び前記第2サイドフラップを固定する請求項1に記載の包装箱。
  3. 前記穴の下端部は、前記ポンプボトルを収容した際に、前記吐出ノズルと接する請求項1又は2に記載の包装箱。
  4. 前記第1サイドフラップのフラップ先端側領域に、ポンプロック機構用溝が設けられている請求項1〜3のいずれか1項に記載の包装箱。
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