JP2018103094A - 精米設備の精米運転システム - Google Patents

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Tsutomu Takahashi
努 高橋
川端 英臣
Hideomi Kawabata
英臣 川端
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Abstract

【課題】近年、発達した携帯端末のアプリケーションに基づく精米運転を行うことで、精米設備の使用利便性を向上させることを課題とする。【解決手段】建屋(1)内に精米機(9)を備え、料金を投入すると、制御部(14)が精米機(9)を駆動制御して玄米を精米処理する料金式の精米設備には、利用者の携帯端末(K)と通信可能とする精米運転用のアプリケーション(A)を内蔵し、利用者がアプリケーション(A)に基づいて料金による精米運転を行うと、アプリケーション(A)にポイントが付与され、 次回の精米運転時に、前記ポイントによる精米運転を可能とする精米設備の精米運転システムとする。【選択図】 図4

Description

本発明は、料金を投入して精米する精米設備に関する。
コインを投入して料金による精米運転を行う以外に、携帯端末を精米運転にかざして携帯端末から料金を引き落とす技術が特許文献1及び特許文献2に記載されている。
特開2015−123391号公報 特許第5560656号号公報
本発明は、近年、発達した携帯端末のアプリケーションに基づく精米運転を行うことで、精米設備の使用利便性を向上させることを課題とする。
かかる課題を解決するために、請求項1記載の発明は、
建屋内に精米機を備え、料金を投入すると、制御部が精米機を駆動制御して玄米を精米処理する料金式の精米設備には、利用者の携帯端末と通信可能とする精米運転用のアプリケーションを内蔵し、利用者がアプリケーションに基づいて料金による精米運転を行うと、アプリケーションにポイントが付与され、 次回の精米運転時に、前記ポイントによる精米運転を可能とする精米設備の精米運転システムとする。
これにより、利用者は、付与されたポイントを利用して、精米運転を行うことができるので、利便性が向上する。
請求項2記載の発明は、
前記ポイントに対応する時間、精米運転を可能とし、前記ポイントに対応する運転時間を経過すると、投入した料金による精米運転に移行することを特徴とする請求項1記載の精米設備の精米運転システムとする。
これにより、料金とポイントを併用して連続して精米運転ができる。
請求項3記載の発明は、
利用者が精米運転中に異常停止した場合に、アプリケーションから当該異常停止情報を精米設備の管理者の端末に送信すると、アプリケーションにポイントが付与されることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の精米設備とする。
これにより、管理者は、いち早く異常停止情報を得ることができ、迅速な対応が可能となる。また、利用者による異常停止の通報を促進できる。
本発明により、利便性のよい精米設備を提供することができる。
正面から見た客室を示す図 平面から見た精米設備の内部を示す図 精米設備の作業工程図 制御ブロック図 利用者の携帯端末画面を示す図
本発明の実施の形態の料金式精米設備について以下説明する。
図2に示すように建屋1を仕切壁2で前後方向に機械室3と客室4に仕切る。本実施例では客室4側を前側と呼び機械室3側を後側と呼ぶ。
利用者が持参した玄米を収容する投入ホッパ5と、投入ホッパ5内の玄米を繰り出すロータリバルブ6と、玄米を揚穀する昇降機7と、玄米から石を抜く石抜機8と、玄米を精米する精米機9と、精白米を収容する白米タンク10を設ける。
投入ホッパ5と白米タンク10は客室4側に設け、昇降機7・石抜機8・精米機9は機械室3側に設ける。投入ホッパ5は客室4の左右一側に設け、白米タンク10は客室4の左右他側に設ける。投入ホッパ5と白米タンク10の間には精白度を設定する精白度選択スイッチ11と、料金を投入する料金投入口12、及び釣銭返却口15を設ける。投入ホッパ5の前側には、投入ホッパ5の投入口を閉鎖・開放する開閉扉13を設ける。
図4に示すように精米運転を制御する制御部14を設け、制御部14には、利用者の携帯端末Kと通信可能な通信機器(WiFi等の通信)を接続すると共に、に精米運転用のアプリケーションAを予め内蔵している。投入ホッパ5内には投入玄米の有無を検出する玄米有無検出センサ16を設ける。玄米有無検出センサ16は投入ホッパ5以外でも精米機9の前工程側であれば取り付け可能である。
次に、料金投入口12に料金を投入して精米運転を行う手順について説明する。
利用者は、料金投入口12に料金を投入したことを料金投入検出センサ17が検出すると開閉扉13が開放動作をする。利用者は、持参した玄米を投入ホッパ5に投入して精白度選択スイッチ11で所望の精白度(例えば無洗米・標準・分搗き)を選択すると、装置各部が運転を開始する。
ロータリバルブ6で投入ホッパ5内の玄米を繰り出し、昇降機7で搬送し、石抜機8で石抜処理し、精米機9で精米処理されて精白米となり白米タンク10に排出される。料金に対応する運転時間が経過するか、精米機9に供給される玄米が無くなったことを玄米有無検出センサ16が検出するとその所定時間後に精米運転は終了する。精米運転の終了から設定時間が経過すると、開閉扉13が閉鎖する。
次に、アプリケーションAによる精米運転について説明する。
利用者は、携帯端末KでクラウドCと通信接続し、予めアプリケーションAをダウンロード及びインストールする。アプリケーションAは無料でダウンロード及びインストールできる。そして、アプリケーションAに氏名等の登録名と電話番号、メールアドレス等の情報を登録すると(図5のA及びF参照)アプリケーションAの設定が完了する。精米運転時はアプリケーションAを開いた状態で前述の料金による精米運転を行うと、利用した料金に応じてポイントが付与される。ポイントが付与されると、ポイントを利用して精米運転が可能となる。あるいは、設定以上のポイントが累積されると精米運転を可能としても良い。
次に、ポイントと料金を併用して精米運転をする場合について説明する。
例えば、玄米10kgを精米運転毎に100円又は100ポイントが必要で、投入料金100円利用した毎に10ポイントが付与されるとする。ポイントはこのとき、150ポイントが既に付与されていたとする。
利用者は、料金を料金投入口12に投入するか、又はアプリケーションAを開けると、開閉扉13が開放作動する。利用者は持参した玄米を投入ホッパ5に投入し、利用者はアプリケーションAで利用するポイントを設定し、精白度選択スイッチ11を選択すると、制御部14が精米運転を開始する。本実施の形態では、持参した玄米が約30kgで、投入料金が300円、設定したポイントが100ポイント(図5のC参照)であったとする。
精米運転では、まず、設定したポイントから減算処理がなされ、ポイント分の精米運転時間が経過したら投入料金から減算処理される。30kg精米処理するのに100ポイントと200円を順次減算処理し、精米機9に供給される玄米が無くなったことを検出すると、精米運転は終了し、釣銭100円が釣銭返却口から返却される。
そして、アプリケーションAには、今回の使用したポイント(100ポイント)状況及び付与されたポイント(投入料金200円により20ポイント)が表示される(図5のD参照)。
次に、利用可能なポイントが150ポイントで、投入した料金が100円で、設定したポイントが100ポイントであり、利用者が持参した玄米が約25kgであった場合について説明する。
精米運転開始後、前述の通りまず、設定した100ポイント、投入した料金100円分が減算処理され、通常、このとき、約20kgの玄米が精米処理される。この100ポイント及び100円分の精米運転時間が経過した時点で玄米有無検出センサ16が玄米有を検出していると、残りの50ポイントを利用するか否かを携帯端末Kに表示し、利用者に選択してもらう。このとき、精米運転は一旦停止する。利用者がポイントを使用することを選択すると、精米運転が再開し、ポイントによる精米運転を継続する。あるいは新たに投入料金を投入して精米運転を再開してもよい。
次に、料金を投入しないでポイントで精米運転を開始した場合について説明する。
利用者が客室4内で既に携帯端末Kに設定されているアプリケーションAを開くと開閉扉13が開放する。利用者が玄米を投入ホッパ5に投入して精白度選択スイッチ11を選択すると精米運転が開始する。利用可能なポイントに対応する運転時間が経過したときに、玄米有無検出センサ16が玄米有を検出すると、精米運転は一旦停止し、利用者に新たに投入料金を投入することを促すよう携帯端末に表示する。
本実施の形態のアプリケーションAのポイントは設定ポイント(例えば100ポイント)に到達すると精米運転の開始から利用できるようにし、設定ポイント未満の端数のポイントについては、精米運転開始後に途中でポイント及び料金に到達し、かつ、玄米有無検出センサ16が玄米を検出しているときに、利用者が精米運転の継続を希望している場合に利用できるようにしても良い。すなわち、前述の利用可能なポイントが150ポイントで、投入した料金が100円で、設定したポイントが100ポイントであり、利用者が持参した玄米が約25kgであった場合について適用できる。
次に、精米運転中に、精米機9が異常停止した場合の処理について説明する。
精米運転が異常停止したとき、アプリケーションAを通じて管理者の携帯端末Tに例えばメールで送信する旨の表示がなされる(図5のG参照)。利用者がその旨を送信すると、設定のポイントが付与される。これにより、利用者による異常停止の通報の促進を図り、管理者による迅速な対応が可能となる。
図5の利用者の携帯端末Kの画面について、以下説明する。
図5の(A)は精米運転前の利用状況の表示及びポイントの利用の設定のスイッチを設けている。図5の(B)は、利用者の携帯端末Kと制御部14が通信できなかった時の表示である。本実施の形態の通信は建屋1の近傍で通信可能な通信機器を使用している。図5の(C)はポイント数の設定の画面。図5の(D)は精米運転後のポイントの利用状況を示す画面。図5の(E)は、精米運転の利用したことの領収証の一例を示す画面。図5の(F)は利用者情報の登録を設定する画面。図5の(G)は精米運転中に異常停止したことを表示する画面。図5の(F)は利用者が送信して管理者の携帯端末Tに表示されるメールの画面である。
本実施の形態の精米設備のシステムの効果について以下の通り説明する。
従来の携帯端末による電子決済は、精米設備の制御部とホストとなるクラウドを別途通信で接続しなければならず、コスト高になる。しかしながら、本実施の形態では、精米設備とクラウドを通信で接続する必要が無いため、システムを安価にすることができる。
1 建屋
9 精米機
14 制御部
15 通信機器
A アプリケーション
K (利用者の)携帯端末
T (管理者の)携帯端末

Claims (3)

  1. 建屋内に精米機を備え、料金を投入すると、制御部が精米機を駆動制御して玄米を精米処理する料金式の精米設備には、利用者の携帯端末と通信可能とする通信設備と、精米運転用のアプリケーションを備え、利用者が携帯端末に登録した前記アプリケーションに基づいて料金による精米運転を行うと、前記利用者の携帯端末のアプリケーションにポイントが付与され、次回の精米運転時に、前記ポイントによる精米運転を可能とする精米設備の精米運転システム。
  2. 前記ポイントに対応する時間、精米運転を可能とし、前記ポイントに対応する運転時間を経過すると、投入した料金による精米運転に移行することを特徴とする請求項1記載の精米設備の精米運転システム。
  3. 利用者が精米運転中に異常停止した場合に、当該異常停止情報を精米設備の管理者の端末に送信すると、利用者の携帯端末のアプリケーションにポイントが付与されることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の精米設備。
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