JP2018102793A - 眼科用レーザ治療装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】共振器内の利得が経年変化で低下しても、所期のパルス数を患者眼に照射できる眼科用レーザ治療装置を提供する。【解決手段】患者眼に治療レーザ光を照射して治療を行う眼科用レーザ治療装置は、共振器を形成する一対の共振ミラーと、一対の共振ミラーの間に配置されるレーザロッドおよびQスイッチと、レーザロッドを励起するための励起光を発する励起光源と、Qスイッチの初期透過率を疑似的に変化させるための補助光を発する補助光源と、補助光をQスイッチに照射する補助光光学系と、励起光の点灯中に共振器から断続的に出力されるレーザ光のパルス数をカウントするカウント手段と、カウント手段のカウント結果に基づき励起光の点灯を制御する点灯制御手段と、共振器から出力されるレーザ光を患者眼に照射する照射光学系とを備える。【選択図】図3

Description

本開示は、患者眼に治療レーザ光を照射して治療を行う眼科用レーザ治療装置に関する。
Qスイッチ素子を用いたレーザ治療装置が知られている。例えば、特許文献1のレーザ治療装置は、出力ミラーと全反射ミラーを有し、出力ミラーと全反射ミラーの間には光軸にそってレーザ媒質ロッドとQスイッチ用光学部材(Qスイッチ用色素フィルム)を配置している。また、レーザ媒質ロッドと平行に励起ランプを配置している。
特開平5−317352号公報
ところで、眼科用レーザ治療装置を使い続けているうちに、治療レーザ光を生成する共振器内の利得が低下して、所期の治療レーザ光を患者眼に照射できなくなる恐れがあった。例えば、経年劣化等で励起光量が減少した場合には、励起光の点灯中に出力される治療レーザ光のパルス数が不足する恐れがあった。
本開示は、共振器内の利得が経年変化で低下しても、所期のパルス数を患者眼に照射できる眼科用レーザ治療装置を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明は以下のような構成を備えることを特徴とする。
(1) 患者眼に治療レーザ光を照射して治療を行う眼科用レーザ治療装置は、共振器を形成する一対の共振ミラーと、前記一対の共振ミラーの間に配置されるレーザロッドおよびQスイッチと、前記レーザロッドを励起するための励起光を発する励起光源と、前記Qスイッチの初期透過率を疑似的に変化させるための補助光を発する補助光源と、前記補助光を前記Qスイッチに照射する補助光光学系と、前記励起光の点灯中に前記共振器から断続的に出力されるレーザ光のパルス数をカウントするカウント手段と、前記カウント手段のカウント結果に基づき前記励起光の点灯を制御する点灯制御手段と、前記共振器から出力されるレーザ光を患者眼に照射する照射光学系と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、共振器内の利得が経年変化で低下しても、所期のパルス数を患者眼に照射できる眼科用レーザ治療装置を提供できる。
眼科用レーザ治療装置の光学系の概略構成図である。 制御部の概略構成図である。 レーザ光源部の概略構成図である。 ケースAでのレーザ光源部の動作を示す説明図である。 ケースBでのレーザ光源部の動作を示す説明図である。 ケースCでのレーザ光源部の動作を示す説明図である。 固体レーザ媒質側から見た、補助光が照射されたQスイッチの外観図である。 第1変容例の照射光学系の図である。 第2変容例の照射光学系の図である。
以下、本開示における典型的な実施形態について説明する。まず、図1を参照して、本実施形態の眼科用レーザ治療装置1の構成について説明する。なお、本実施形態の眼科用レーザ治療装置1は、眼科用レーザ治療装置1の外部でプラズマを発生できる。眼科用レーザ治療装置1が発生させるプラズマは、例えば、後発白内障の治療に使用できる。
本実施形態の眼科用レーザ治療装置1は、患者眼Epに治療レーザ光を照射するための照射光学系60を備える。本実施形態の眼科用レーザ治療装置1は更に、患者眼Epを観察するための観察光学系70、および患者眼Epに治療レーザ光の照準を合わせるためのエイミング光学系80を備える。
<照射光学系>
本実施形態の照射光学系60は、レーザ光源部2、フォーカスシフト部64、ビームエキスパンダー66、および対物レンズ67を備える。本実施形態の照射光学系60は更に、エネルギー調整部61、ミラー62、第1シャッター部63、ダイクロイックミラー82、第2シャッター部65、およびダイクロイックミラー71を備える。照射光学系60は光軸L1を有している。
本実施形態のレーザ光源部2はQスイッチ25を備える。本実施形態のレーザ光源部2は、波長1ミクロン近傍(例えば波長1064nm)のレーザ光(パルス光)を発する。本実施形態のレーザ光源部2が発するレーザ光は、患者眼Epを治療するための治療レーザ光として用いられる。なお、レーザ光源部2が出力するレーザ光は、ジャイアントパルスと呼ばれることがある。レーザ光源部2については後ほど詳細に説明する。
本実施形態のエネルギー調整部61は、レーザ光源部2が発した治療レーザ光のエネルギーを調整できる。本実施形態のエネルギー調整部61は受光素子を備える。制御部50は、受光素子の出力信号を用いて、レーザ光源部2が発した治療レーザ光のパルス数をカウントできる。第1シャッター部63は減光部材と駆動手段を備える。フォーカスシフト部64はレンズと駆動手段を備える。制御部50は、治療レーザ光の集光位置を光軸L1に沿って変位できる。
ダイクロイックミラー82は、治療レーザ光を反射して、エイミング光を透過する特性を有する。本実施形態の第2シャッター部65は減光部材と駆動手段を備える。ビームエキスパンダー66は治療レーザ光の光束径を拡大できる。ダイクロイックミラー71は、治療レーザ光を反射して、観察光を透過する特性を有する。対物レンズ67は、対物レンズ67に入射した治療レーザ光を光軸L1上に集光できる。
レーザ光源部2から発せられた治療レーザ光は、エネルギー調整部61でエネルギーが調整された後、ミラー62で反射される。ミラー62で反射された治療レーザ光は、第1シャッター部63の開口部、フォーカスシフト部64の順で介して進み、ダイクロイックミラー82で反射される。ダイクロイックミラー82で反射された治療レーザ光は、第2シャッター部65の開口部を通過した後、ビームエキスパンダー66で光束径が拡大されて、ダイクロイックミラー71で反射される。ダイクロイックミラー71で反射された治療レーザ光は、対物レンズ67を介して光軸L1上に集光されてゆく。
なお、本実施形態の治療レーザ光は、術者が把持するコンタクトレンズ68を介して光軸L1上に集光される。本実施形態の治療レーザ光は、エネルギー密度が集光位置(患者眼Epの眼内)に近づくにつれて急激に上昇し、集光位置でプラズマを発生する。本実施形態の眼科用レーザ治療装置1は、前述したプラズマを用いて、後発白内障が生じた水晶体後嚢を光破壊できる。
<観察光学系>
本実施形態の観察光学系70は、レンズ群72と接眼レンズ73を備える。本実施形態の観察光学系70は、対物レンズ67とダイクロイックミラー71を照射光学系60と共用する。患者眼Epの観察部位(観察光学系70の焦点位置)を発した観察光は、コンタクトレンズ68、対物レンズ67、ダイクロイックミラー71、レンズ群72、接眼レンズ73の順で介して進み、術者眼Eoの眼底上に集光する。なお、本実施形態の観察光学系70は不図示の患者保護フィルターを備えている。前述した患者保護フィルターは、術者眼Eoへの治療レーザ光の入射を抑制できる。なお、本実施形態の眼科用レーザ治療装置1は、患者眼Epに観察照明光を照射するための照明光学系(不図示)を備えている。
<エイミング光学系>
本実施形態のエイミング光学系80はエイミング光源81を有する。本実施形態のエイミング光学系80は、ダイクロイックミラー82から対物レンズ67にかけての部材を照射光学系60と共用する。本実施形態のエイミング光源81は可視光を発する。エイミング光源81から発せられたエイミング光は、ダイクロイックミラー82、第2シャッター部65の開口部、ビームエキスパンダー66、ダイクロイックミラー71、対物レンズ67、コンタクトレンズ68の順で介して光軸L1上に集光される。本実施形態では、観察光学系70の焦点位置(面)とエイミング光の集光位置が一致する。
<レーザ電源部>
図3を用いて、本実施形態のレーザ光源部2を説明する。本実施形態のレーザ光源部2は、本体ユニット3と補助ユニット4を備える。本実施形態の本体ユニット3は共振器を有し、治療レーザ光を生成できる。本実施形態の補助ユニット4は、本体ユニット3が行う治療レーザ光の生成を補助できる。本実施形態の補助ユニット4は、本体ユニット3に着脱可能である。本実施形態の眼科用レーザ治療装置1は、補助ユニット4を外した態様で製造される。補助ユニット4の本体ユニット3への装着は、例えば、眼科用レーザ治療装置1の使用現場でサービスマンが行う。
<本体ユニット>
本実施形態の本体ユニット3を説明する。本実施形態の本体ユニット3は、固体レーザ媒質10(レーザロッド)、出力ミラー20(第1共振ミラー)、リアミラー22(第2共振ミラー)、Qスイッチ25、ダイクロイックミラー41(偏向部材)、およびフラッシュランプ30(励起光源)を備える。本実施形態では、出力ミラー20とリアミラー22とで共振器が形成される。
本実施形態の固体レーザ媒質10は、励起光が照射されることによって光を放出する固体のレーザロッドである。固体レーザ媒質10として、偏光選択性を有さない媒質を適用すると好適である。例えば、固体レーザ媒質10としてNd:YAG結晶を適用してもよい。なお、ダイクロイックミラー41の代わりに偏光ビームスプリッターを用いてもよい。この場合、固体レーザ媒質10として、偏光選択性を有する媒質を適用すると好適である。例えば、Nd:YVO4結晶、Nd:GdVO4結晶を適用してもよい。本実施形態の固体レーザ媒質10は、励起光が照射されることによって、波長が1064nmのレーザ光を発振する。固体レーザ媒質10の外形は柱状(本実施形態では円柱状)である。
柱状である固体レーザ媒質10の軸と、共振器内を往復するレーザ光の光軸L3(共振光軸)とが一致するように、固体レーザ媒質10が本体ユニット3内に保持されている。なお、以下の説明では、柱状である固体レーザ媒質10から軸方向に延びるレーザ光の光路のうち、出力ミラー20側(パルスレーザ光が発振される方向)を先端側、リアミラー22側を後端側とする。また、固体レーザ媒質10から見て軸方向に垂直な方向を、固体レーザ媒質10の側方とする。
本実施形態の出力ミラー20は、パルスレーザ光(治療レーザ光)を共振器の外部へ出射する。例えば、出力ミラー20には、共振器内を往復するレーザ光(本実施形態では、波長1064nmのレーザ光)の一部を透過させて、残りを反射させる部分透過ミラーを用いることができる。リアミラー22は、共振器内を往復するレーザ光のほぼ全てを反射させる。
本実施形態のQスイッチ25は、共振器のQ値を制御することで、高出力のレーザパルス(ジャイアントパルス)の発振を制御する。つまり、Qスイッチ25は、Q値を低くしてレーザ光の発振を抑えることで光ポンピングを進行させると共に、Q値を高くすることでパルスレーザ光を発振させる。本実施形態のQスイッチ25には、可飽和吸収体が用いられている。可飽和吸収体は、強度が低い入射光に対しては吸収体として機能すると共に、強度が高い入射光に対しては透明体として機能する。従って、可飽和吸収体は、共振器内を往復するレーザ光の強度に応じてレーザ光の発振を自動的に制御する受動Qスイッチとして機能する。本実施形態では、Cr4+:YAG結晶(Cr:YAG 吸収波長808nm)が可飽和吸収体に用いられている。なお、共振器内を往復するレーザ光の光路が折れ曲がっていてもよい。
本実施形態のフラッシュランプ30は、固体レーザ媒質10に向けて側方から励起光を照射する。なお、本実施形態のフラッシュランプ30はキセノンフラッシュランプであり、ガラス管にキセノンガスが充填されている。本実施形態のフラッシュランプ30の外形は円柱状である。固体レーザ媒質10の軸とフラッシュランプ30の軸は、互いに平行である。不図示のポンピングチャンバは、フラッシュランプ30が発生させた拡散光を、固体レーザ媒質10に向けて反射させる。
本実施形態では、補助光源42とQスイッチ25の間にダイクロイックミラー41が配置される。なお、補助光源42については後ほど説明する。本実施形態のダイクロイックミラー41は、固体レーザ媒質10とQスイッチ25の間に配置され、且つ、光軸L3上に斜設されている。本実施形態のダイクロイックミラー41は、共振器内を往復するレーザ光を透過させ、且つ、補助光源42が発した補助光を反射する。本実施形態のダイクロイックミラー41は、補助光源42が発した補助光をQスイッチ25に向けて偏向する。光軸L3(共振光軸)とダイクロイックミラー41で反射された補助光の光軸L2とは、Qスイッチ25の表面または内部で交差する。なお、ダイクロイックミラー41の代わりに偏光ビームスプリッターを用いる場合、例えば、補助光は反射して、共振器内を往復するレーザ光は透過させるように偏光ビームスプリッターを配置すればよい。
本実施形態では、光軸L2を光軸L3に対して傾斜させている。これにより、Qスイッチ25で反射した補助光が共振器内を往復する現象を抑制している。本実施形態では、固体レーザ媒質10とQスイッチ25の間にダイクロイックミラー41(偏向部材)を配置している。これにより、補助光をQスイッチ25の正面側から照射し易い。なお、ダイクロイックミラー41の配置位置は、Qスイッチ25と固体レーザ媒質10の間に限るものではない。例えば、ダイクロイックミラー41をQスイッチ25と出力ミラー20の間に配置してもよい。
<補助ユニット>
次いで、本実施形態の補助ユニット4を説明する。本実施形態の補助ユニット4は、補助光源42と補助光源駆動回路57を備える。本実施形態では、補助光源42とダイクロイックミラー41とで補助光光学系40が形成される。本実施形態の補助光光学系40は、Qスイッチ25に補助光を照射する。本実施形態の補助光は、Qスイッチ25の初期透過率を疑似的に上昇できる。
本実施形態の補助光源42は、波長が808nmのレーザ光を発する。補助光源42として、レーザダイオード、垂直共振器面発光レーザ(VCSEL)、スーパールミネッセントダイオード(SLD)、発光ダイオード(LED)等を用いてよい。補助光源42には、Qスイッチ25の初期飽和度を疑似的に上昇できる光学素子(波長,種類)を適用すればよい。Qスイッチ25の吸収効率を考慮すると、補助光源42には、レーザダイオードまたは垂直共振器面発光レーザ(VCSEL)を用いることが好ましい。本実施形態では、より好ましいレーザダイオードを用いている。
<制御部>
図2を併用して、本実施形態の制御部50を説明する。本実施形態の制御部50は、CPU51、ROM52、RAM53、および不揮発性メモリ54等を含む。CPU51は、眼科用レーザ治療装置1における各部の制御を司る。ROM52には、各種プログラム、初期値等が記憶されている。RAM53は、各種情報を一時的に記憶する。不揮発性メモリ54は、電源の供給が遮断されても記憶内容を保持できる非一過性の記憶媒体である。本実施形態の制御部50には、レーザ光源部2、エネルギー調整部61、第1シャッター部63、フォーカスシフト部64、第2シャッター部65、エイミング光源81、レンズ群72、励起光源駆動回路55、補助光源駆動回路57、操作スイッチ58、トリガスイッチ59等が接続されている。
本実施形態の励起光源駆動回路55は、制御部50から入力される信号に応じてフラッシュランプ30の発光を制御する。なお、本実施形態の励起光源駆動回路55には、フラッシュランプ30に供給する電力を蓄積するコンデンサ56が含まれる。本実施形態の補助光源駆動回路57は、制御部50から入力される信号に応じて補助光源42の発光を制御する。本実施形態のトリガスイッチ59は、術者が治療レーザ光の照射を開始するために用いられる。
本実施形態の操作スイッチ58は、術者が照射モードと治療レーザ光のパルス数とを設定するために用いられる。なお、治療レーザ光のパルス数とは、術者がトリガスイッチ59を1回押した際に、眼科用レーザ治療装置1から照射される治療レーザ光のパルス数である。一例として、本実施形態の眼科用レーザ治療装置1は、パルス数を1パルス〜3パルスの範囲で設定できる。つまり、本実施形態の眼科用レーザ治療装置1は、トリガスイッチ59の1回の操作で治療レーザ光が1パルスのみ照射されるシングル照射モードと、トリガスイッチ59の1回の操作で治療レーザ光が断続的に複数パルス照射されるバースト照射モードとを備えている。
<治療レーザ光の生成>
図4〜6を参照して、術者がトリガスイッチ59を押した際の、レーザ光源部2の動作を説明する。なお、図4〜6の眼科用レーザ治療装置1は、バースト照射モードに設定され、且つ、出力パルス数が3パルスに設定されているものとする。図4〜6は、レーザ光源部2における、補助光、フラッシュランプ30の駆動、励起光の光量、およびレーザ光の出力の関係を示している。図4は、製造直後の眼科用レーザ治療装置1の制御および特性である(以降ではケースAと呼ぶ)。図5は、フラッシュランプ30が劣化した眼科用レーザ治療装置1の制御および特性である(以降ではケースBと呼ぶ)。なお、図4と図5で示す眼科用レーザ治療装置1には、補助ユニット4が搭載されていない。図6は、本開示の補助ユニット4を搭載した、フラッシュランプ30が劣化した眼科用レーザ治療装置1の制御および特性である(以降ではケースCと呼ぶ)。なお、図5と図6はフラッシュランプ30が劣化した状態を示しているが、これに限るものではない。例えば光学素子が汚れた状態であってもよい。共振器の発振しきい値が上昇した状態であればよい。
図4〜6における4つのグラフの横軸は、いずれも時間を示す。4つのグラフの時間軸は一致している。図4〜6の各々の、最も上のグラフ(例えば図4(a))の縦軸は、補助光の点灯状態を示す。上から2番目のグラフ(例えば図4(b))の縦軸は、フラッシュランプ30の駆動状態を示す。上から3番目のグラフ(例えば図4(c))の縦軸は、フラッシュランプ30から固体レーザ媒質10に照射される励起光の光量を示す。上から4番目のグラフ(例えば図4(d))の縦軸は、レーザ光源部2から出力される治療レーザ光の光量を示す。
<ケースA:眼科用レーザ治療装置の製造直後>
図4を用いてケースAを説明する。制御部50は、励起光源駆動回路55を制御して、フラッシュランプ30の点灯を開始する。励起光源駆動回路55が駆動されて、コンデンサ56に溜められた電荷の放電が始まると、フラッシュランプ30から発せられる励起光の光量が徐々に上昇してゆく。なお、本実施形態の励起量は、緩やかに上昇した後、緩やかに下降してゆく。固体レーザ媒質10が励起光を受けると、共振器内ではレーザ光が往復し始める。共振器内で往復するレーザ光が可飽和吸収体による所定強度に達すると、Qスイッチ25は透明体となり、出力ミラー20から第1パルス(1パルス目の治療レーザ光)が出力される。本実施形態の第1パルスは、フラッシュランプ30を駆動し始めてから時間T1が経過した後に出力される。
励起光の点灯(換言するならコンデンサ56に溜められている電荷の放電)は継続されているため、共振器内ではレーザ光の往復が再開される。共振器内で往復するレーザ光が所定強度に達すると、出力ミラー20から第2パルス(2パルス目の治療レーザ光)が出力される。本実施形態の第2パルスは、第1パルスの出力が開始されてから時間T2が経過した後に出力される。励起光の点灯は継続されているため、共振器内ではレーザ光の往復が再開される。共振器内で往復するレーザ光が所定強度に達すると、第3パルス(3パルス目の治療レーザ光)が出力される。本実施形態の第3パルスは、第2パルスの出力が開始されてから時間T3が経過した後に出力される。
なお、本実施形態の制御部50は、エネルギー調整部61の出力信号を用いて、レーザ光源部2から出力された治療レーザ光のパルス数をカウントできる。つまり、本実施形態では、エネルギー調整部61と制御部50とで、治療レーザ光のパルス数をカウントするためのカウント手段が形成されている。本実施形態の制御部50は、レーザ光源部2から出力された治療レーザ光のパルス数が3パルスに達したことを検知すると、励起光源駆動回路55の駆動を停止する。励起光源駆動回路55の駆動が停止されると、コンデンサ56からの放電が止まる。つまり、本実施形態の制御部50は、カウント手段のカウント結果に基づき励起光の点灯を制御する点灯制御手段として働く。
励起光源駆動回路55の駆動の停止に伴い励起光量が減少すると、共振器内ではレーザ光の往復が減衰する。このようにして、術者がトリガスイッチ59を押すと、患者眼Epへは所定パルス数の治療レーザ光が照射される。なお、本実施形態の各パルスの間隔(時間T2,時間T3)は100μsec以内である。
<ケースB:フラッシュランプの劣化状態(補助光なし)>
図5を用いてケースBを説明する。制御部50は、励起光源駆動回路55を制御して、フラッシュランプ30の点灯を開始する。ケースBではフラッシュランプ30が劣化(例えば陰極の摩耗)しているため、励起光量が減少している。図5(c)では比較用として、ケースAでの光量を点線で示している。励起光源駆動回路55の駆動を開始してから第1パルスが出力されるまでの時間は、ケースAよりもケースBの方が長い(時間T1<時間T4)。ケースBでは励起光量が減少し、ケースAよりも共振器内の利得が低下している。したがって、ケースBでは、共振器内で往復するレーザ光の強度が、Qスイッチ25が透明体として機能する強度に達するまでに時間を要する。
励起光の点灯は継続されているため、共振器内ではレーザ光の往復が再開される。共振器内で往復するレーザ光が所定の強度に達すると、出力ミラー20から第2パルス(2パルス目の治療レーザ光)が出力される。第2パルスは、第1パルスから時間T5が経過した後に出力される。ケースBでは共振器内の利得が低下しているため、第1パルスと第2パルスの間隔は、ケースAよりもケースBの方が長い(時間T2<時間T5)。励起光の点灯は継続されているため、共振器内ではレーザ光の往復が再開される。しかし、ケースBでは第3パルスが出力されることは無い。共振器内で往復するレーザ光の強度が、Qスイッチ25が透明体として機能する強度に達する前に、励起光が消灯(コンデンサ56に溜められた電荷の放電が完了)してしまうからである。
このように、フラッシュランプ30の劣化等で共振器の利得が減少すると、患者眼Epに所定のパルス数を照射し難くなる。この対応として、例えば、コンデンサ56の充電電圧を上昇させて、励起光の光量を増加させる手法が考えられる。しかし、コンデンサ56の充電電圧を上昇しようとすると、励起光源駆動回路55が複雑化し易い。コンデンサ56の容量を増加させる場合も同様である。本実施形態の制御部50は、パルス数の不足を検出すると、術者にエラーを報知する。以降で説明するケースCは、術者から連絡を受けたサービスマンが、本体ユニット3に補助ユニット4を装着したものとして説明する。
<ケースC:フラッシュランプの劣化状態(補助光あり)>
図6と図7を用いてケースCを説明する。制御部50は補助光を点灯する。補助光源42が発した補助光は、ダイクロイックミラー41で反射された後、Qスイッチ25の所定領域に当たる。図7は、補助光が照射されたQスイッチ25を、ダイクロイックミラー41側から見た外観図である。図7では、補助光の照射領域Uをハッチングで示している。光軸L3(共振軸)は、補助光の照射領域U内に位置している。なお、補助光の点灯は第3パルスの出力が完了するまで継続される。
制御部50は、補助光を点灯した後、励起光源駆動回路55を制御して、フラッシュランプ30の点灯を開始する。励起光源駆動回路55の駆動が開始されてから第1パルスが出力されるまでの時間は、ケースCの方がケースBよりも短い(時間T4>時間T6)。詳細には、ケースCはケースBと同様に励起光量が減少して共振器内の利得が低下しているものの、Qスイッチ25の初期透過率を補助光が疑似的に上昇させているため、共振器内で往復するレーザ光の強度が、Qスイッチ25が透明体として機能する強度に達するまでの時間が短くなっている。
励起光の点灯は継続されているため、共振器内ではレーザ光の往復が再開される。第1パルスから時間T7が経過した後に第2パルスが出力される。Qスイッチ25の初期透過率は補助光により疑似的に上昇されているため、ケースBよりも短い間隔で第2パルスが出力される(時間T5>時間T7)。励起光の点灯は継続されており、第2パルスから時間T8が経過した後に第3パルスが出力される。制御部50は第3パルスを検知すると、フラッシュランプ30の駆動を停止し、次いで補助光を消灯する。なお、補助光が消灯された後にフラッシュランプ30の駆動が停止されてもよい。このように、本実施形態では、補助光を用いてQスイッチ25の初期透過率を疑似的に上昇させることで、共振器の利得が減少していても所定のパルス数を出力できる。なお、補助光の点灯開始は励起光源駆動回路55の駆動開始後であってもよい。補助光をパルス点灯させてもよい。患者眼Epに所期のパルス数を照射するために、補助光を用いてQスイッチ25の初期透過率を疑似的に上昇できればよい。
<補助光光学系の第1変容例>
図8は、補助光光学系40の第1変容例である。第1変容例の補助光光学系40Aは、ダイクロイックミラー41の代わりにシリンドリカルレンズ141を用いる。シリンドリカルレンズ141は、補助光源42とQスイッチ25の間に配置される。詳細には、シリンドリカルレンズ141は光軸L3から退避した位置に配置される。補助光源42を発した補助光は、シリンドリカルレンズ141で光束の縦横比が変化された後、デフォーカス状態でQスイッチ25に当たる。Qスイッチ25には帯状の照射領域Mが形成される。なお、光軸L3は照射領域M内に位置される。第1変容例の補助光光学系40Aも、補助光を用いてQスイッチ25の初期透過率を疑似的に上昇できる。制御部50は、例えば、前述したケースC(図6参照)と同様の制御を行なえばよい。
<補助光光学系の第2変容例>
図9は、補助光光学系40の第2変容例である。第2変容例の補助光光学系40Bは、複数個の補助光源142(142a〜142c)を備える。複数の補助光源142は光軸L3から離れた位置に配置される。第2変容例の補助光光学系40Bでは、補助光源142が発する補助光をQスイッチ25に直接照射する。なお、各々の補助光源はレーザダイオードであってもよい。第2変容例の補助光光学系40Bも、補助光を用いてQスイッチ25の初期透過率を疑似的に上昇できる。制御部50は、例えば、前述したケースC(図6参照)と同様の制御を行なえばよい。
<まとめ>
以上説明したように、本実施形態の眼科用レーザ治療装置1は、共振器を形成する一対の共振ミラーと、一対の共振ミラーの間に配置される固体レーザ媒質10およびQスイッチ25と、固体レーザ媒質10を励起するための励起光を発するフラッシュランプ30と、Qスイッチ25の初期透過率を疑似的に変化させるための補助光を発する補助光源42と、補助光をQスイッチ25に照射する補助光光学系40を備えている。眼科用レーザ治療装置1は更に、励起光の点灯中に共振器から断続的に出力されるレーザ光のパルス数をカウントするカウント手段と、カウント手段のカウント結果に基づき励起光の点灯を制御する点灯制御手段と、共振器から出力されるレーザ光を患者眼Epに照射する照射光学系60を備えている。これにより、本実施形態の眼科用レーザ治療装置1は、経年変化で共振器内の利得が低下しても、所期のパルス数の治療レーザ光を患者眼Epに照射できる。
また、本実施形態の眼科用レーザ治療装置1の点灯制御手段は、カウント手段が3パルスをカウントすると励起光を消灯させる。これにより、例えば、患者眼Epの治療を速やかに行える。1パルス当りの照射エネルギーを小さくし易い。また、本実施形態の眼科用レーザ治療装置1の照射光学系60は、ビームエキスパンダー66と対物レンズ67を備える。ビームエキスパンダー66は共振器から出力されたレーザ光の光束径を拡大し、対物レンズ67はビームエキスパンダー66で光束径が拡大されたレーザ光を集光させる。これにより、眼科用レーザ治療装置1の外部でプラズマを発生し易くなる。例えば、後発白内障が生じた水晶体後嚢を容易に治療(光破壊)できる。
また、本実施形態の眼科用レーザ治療装置1は、励起光源としてフラッシュランプ30を用いている。これにより、例えば、レーザ光源部2の大型化を抑制しつつ、複数パルスの治療レーザ光を患者眼Epに照射できる。また、本実施形態の眼科用レーザ治療装置1の補助光源42として、レーザダイオード、または垂直共振器面発光レーザを用いてもよい。簡素な構成ながらも効率よくQスイッチ25の初期透過率を疑似的に上昇できる。
また、本実施形態の眼科用レーザ治療装置1は、補助光を偏向または補助光の光束形状を変形するための光学素子(ダイクロイックミラー41またはシリンドリカルレンズ141)を備え、光学素子はQスイッチ25と補助光源42の間に配置される。これにより、補助光源の数を抑えつつ、簡素な構成ながらも効率よくQスイッチ25の初期透過率を疑似的に上昇し易い。また、本実施形態の眼科用レーザ治療装置1の光学素子はダイクロイックミラー41または偏光ビームスプリッターであり、ダイクロイックミラー41または偏光ビームスプリッターはQスイッチ25とレーザロッドの間に配置される。これにより、例えば、光軸L3(共振光軸)の軸方向側からQスイッチ25に補助光を照射し易い。よって、Qスイッチ25の内部で初期透過率が疑似的に上昇される領域が光軸L3と重なり易い。したがって、補助光源42を簡素化し易い。
なお、本実施形態の眼科用レーザ治療装置1のレーザ光源部2は、本体ユニット3と補助ユニット4を分離可能だが、本体ユニット3と補助ユニット4が一体化されていてもよい。本体ユニット3に補助ユニット4が装着された態様で眼科用レーザ治療装置1の製造が完了されてもよい。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲及びこれと均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1:眼科用レーザ治療装置
10:固体レーザ媒質
20:出力ミラー
22:リアミラー
25:Qスイッチ
30:フラッシュランプ
42:補助光源
60:照射光学系
Ep:患者眼

Claims (7)

  1. 共振器を形成する一対の共振ミラーと、
    前記一対の共振ミラーの間に配置されるレーザロッドおよびQスイッチと、
    前記レーザロッドを励起するための励起光を発する励起光源と、
    前記Qスイッチの初期透過率を疑似的に変化させるための補助光を発する補助光源と、
    前記補助光を前記Qスイッチに照射する補助光光学系と、
    前記励起光の点灯中に前記共振器から断続的に出力されるレーザ光のパルス数をカウントするカウント手段と、
    前記カウント手段のカウント結果に基づき前記励起光の点灯を制御する点灯制御手段と、
    前記共振器から出力されるレーザ光を患者眼に照射する照射光学系と、
    を備えたことを特徴とする眼科用レーザ治療装置。
  2. 請求項1に記載の眼科用レーザ治療装置であって、
    前記点灯制御手段は、前記カウント手段が3パルスをカウントすると前記励起光を消灯させる、
    ことを特徴とする眼科用レーザ治療装置。
  3. 請求項1または2に記載の眼科用レーザ治療装置であって、
    前記照射光学系は、ビームエキスパンダーと対物レンズを備え、
    前記ビームエキスパンダーは前記共振器から出力されたレーザ光の光束径を拡大し、
    前記対物レンズは前記ビームエキスパンダーで光束径が拡大されたレーザ光を集光させる、
    ことを特徴とする眼科用レーザ治療装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の眼科用レーザ治療装置であって、
    前記励起光源はフラッシュランプである、
    ことを特徴とする眼科用レーザ治療装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の眼科用レーザ治療装置であって、
    前記補助光源は、レーザダイオード、または垂直共振器面発光レーザである、
    ことを特徴とする眼科用レーザ治療装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の眼科用レーザ治療装置であって、
    前記補助光を偏向または前記補助光の光束形状を変形するための光学素子を備え、
    前記光学素子は前記Qスイッチと前記補助光源の間に配置される、
    ことを特徴とする眼科用レーザ治療装置。
  7. 請求項6のいずれか1項に記載の眼科用レーザ治療装置であって、
    前記光学素子はダイクロイックミラーまたは偏光ビームスプリッターであり、
    前記光学素子は前記Qスイッチと前記レーザロッドの間に配置される、
    ことを特徴とする眼科用レーザ治療装置。
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