JP2018102571A - スロットマシン - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技の興趣を向上させるように有利表示結果を導出するスロットマシンを提供する。
【解決手段】強CB中においては、ハズレである場合、およびいずれかのリプが当選した場合のうちのいずれであっても、強チェリー当選時出目を可能な限り導出する。また、弱CB中においては、内部抽選の結果がハズレの場合には、弱チェリー当選時出目を可能な限り導出し、強チェリー導出時出目を導出することはない。また、弱CB中においては、いずれかのリプが当選した場合には、強チェリー当選時出目を可能な限り導出する。
【選択図】図8

Description

本発明は、各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示部を備え、可変表示部を変動表示した後、可変表示部の変動表示を停止することで表示結果を導出し、該表示結果に応じて入賞が発生可能なスロットマシンに関する。
スロットマシンは、一般に、外周部に識別情報としての複数種類の図柄が描かれたリールを有する可変表示部を備えており、規定の賭数が設定された状態でスタートスイッチが操作されることによりリールが回転開始し、ストップスイッチが操作されてリールの回転が停止したときに入賞ライン上に予め定められた図柄組合せ(たとえば、7−7−7、以下、図柄組合せを表示結果の組合せ、もしくは役とも称する)が導出されることにより入賞が発生する。
役の種類としては、小役、特別役、リプレイといった種類がある。ここで、小役に対応する表示結果が入賞ライン上に導出された場合には、小役の種類ごとに定められた数のメダルが払い出される。特別役に対応する表示結果が入賞ライン上に導出された場合には、レギュラーボーナス(以下、RBとも称する)やビッグボーナス(以下、BBとも称する)といった遊技者にとって有利な特別状態に遊技状態が移行可能となる。リプレイに対応する表示結果が入賞ライン上に導出された場合には、賭数の設定に新たなメダルを消費することなく次のゲームを行うことができる。
また、従来から、賭数がそれぞれ同一である複数のRT状態のうちのいずれかに制御可能であり、遊技者にとって有利な有利表示結果を導出させる確率を、ボーナスが当選したときのRT状態の種別に応じて異ならせていた(特許文献1参照)。
特許第5150913号公報
しかしながら、特許文献1記載の発明では、賭数がそれぞれ同一である複数のRT状態において、ボーナスが当選したときのRT状態の種別に対して遊技者に期待させるものであった。したがって、遊技が単調となり、遊技の興趣を向上させることができなかった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたものであり、遊技の興趣を向上させるように有利表示結果を導出するスロットマシンを提供することを目的とする。
(1) 各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示部を備え、
前記可変表示部を変動表示した後、前記可変表示部の変動表示を停止することで表示結果を導出し、該表示結果に応じて入賞が発生可能なスロットマシンにおいて、
遊技用価値(たとえば、メダル)の付与を伴う所定表示結果(たとえば、小役)を含む表示結果から、導出を許容する表示結果を決定する事前決定手段(たとえば、メイン制御部41)と、
ゲームを開始するために必要な賭数が第1賭数(たとえば、1枚賭)である第1特別状態(強CB)と、ゲームを開始するために必要な賭数が第2賭数(たとえば、2枚賭)である第2特別状態(たとえば、弱CB)とを含む複数の状態のうちのいずれかに制御可能な状態制御手段(たとえば、メイン制御部41)と、
前記事前決定手段の決定結果に応じて、表示結果を導出する(たとえば、リール制御)導出制御手段(たとえば、メイン制御部41)とを備え、
前記第1特別状態および前記第2特別状態は、前記事前決定手段の決定結果にかかわらず全ての前記所定表示結果の導出が許容される状態であり(強CBおよび弱CBはいずれも必ず全小役が当選する状態であり)、
前記導出制御手段は、
前記第1特別状態(たとえば、強CB)において、前記事前決定手段の決定結果が第1決定結果(たとえば、ハズレ)および第2決定結果(たとえば、いずれかのリプの当選)のうちのいずれであるかに関わらず、有利表示結果を導出可能であり(たとえば、図8に示すように、内部抽選の結果が、ハズレであるかいずれかのリプレイが当選したかに関わらず、強チェリー当選時出目を導出可能であり)、
前記第2特別状態(たとえば、弱CB)において、前記事前決定手段の決定結果が前記第1決定結果(たとえば、ハズレ)であるときに、有利表示結果を導出せず(たとえば、図8に示すように、弱CBにおいて内部抽選の結果がハズレである場合には、強チェリー当選時出目を導出せずに)、
前記第2特別状態において、前記事前決定手段の決定結果が前記第2決定結果(たとえば、いずれかのリプが当選しているとき)であるときに、有利表示結果を導出可能である(たとえば、図8に示すように、弱CBにおいていずれかのリプが当選した場合には、強チェリー当選時出目を導出可能である)。
このような構成によれば、ゲームを開始するために必要な賭数が異なる特別状態において、有利表示結果を導出する制御を、事前決定手段の決定結果に応じて異ならせることできることから、事前決定手段の決定結果などに限らず、ゲームを開始するために必要な賭数にも遊技者の注目を集めることができる。したがって、遊技の興趣を向上させるように有利表示結果を導出することができる。
(2) (1)のスロットマシンにおいて、
前記事前決定手段の決定結果は、
再遊技を付与する再遊技表示結果の導出を許容する旨を決定する再遊技決定結果(たとえば、リプレイ当選)と、
前記第1特別状態を実行する第1特別状態表示結果の導出を許容する旨を決定する第1特別状態決定結果(たとえば、弱CB当選)と、
前記第2特別状態を実行する第2特別状態表示結果の導出を許容する旨を決定する第2特別状態決定結果(たとえば、強CB当選)とを含み、
前記再遊技表示結果の導出を許容する旨が決定される確率がそれぞれ異なる複数の状態(RT状態)のうちのいずれかの状態に制御する状態制御手段(たとえば、メイン制御部41)をさらに備え、
前記事前決定手段は、前記状態制御手段により制御されている状態の種類に関わらず、同一の確率で、前記第1特別状態表示結果の導出を許容する旨を決定するとともに、前記第2特別状態表示結果の導出を許容する旨を決定する(たとえば、図5の※1印に示すように、RTの種別に関わらず、弱CBの当選確率および強CBの当選確率は同一である)。
このような構成によれば、状態制御手段に制御される状態の種別に関わらず、同一の確率で、第1特別状態表示結果の導出を許容する旨を決定するとともに、第2特別状態表示結果の導出を許容する旨を決定する。したがって、制御されている状態における不平等感をなくすことができることから、遊技の興趣を向上させることができる。
(3) (1)または(2)のスロットマシンにおいて、
前記第1特別状態および前記第2特別状態のうちのいずれとも異なる状態でゲームを開始するために必要な賭数は、第3賭数である(強CB中の賭数は1枚であり、弱CB中の賭数は2枚であるのに対し、非CB中の賭数は3枚である)。
このような構成によれば、第1特別状態と、第2特別状態と、第1特別状態および第2特別状態のうちのいずれとも異なる状態とで、ゲームを開始するために必要な賭数が異なる。それぞれ賭数が異なる状態では異なる所定制御を実行できるという前提があれば、それぞれの遊技において、実行される所定制御を異ならせることができる。したがって多様な所定制御を実行することができる。所定制御とは、導出制御手段の制御(たとえば、リール制御)と、事前決定手段の決定制御(内部抽選の制御、該内部抽選で用いる内部抽選テーブルなど)とのうちの少なくとも1つを含む。
(4) (1)または(2)のスロットマシンにおいて、
前記第1特別状態および前記第2特別状態のうちのいずれとも異なる状態でゲームを開始するために必要な賭数は、前記第2賭数である(たとえば、強CB中の賭数は1枚であり、弱CB中の賭数は2枚であり、非CB中の賭数は2枚である)。
このような構成によれば、第1特別状態および第2特別状態のうちのいずれも実行されていない遊技と、第2特別状態とで、ゲームを開始するために必要な賭数を共通化できる。それぞれ賭数が異なる状態では異なる所定制御を実行できるという前提があれば、第1特別状態および第2特別状態のうちのいずれも実行されていない遊技と、第2特別状態とで所定制御を共通化できる。したがって、所定制御の負担を軽減できる。所定制御とは、導出制御手段の制御(たとえば、リール制御)と、事前決定手段の決定制御(内部抽選の制御、該内部抽選で用いる内部抽選テーブルなど)とのうちの少なくとも1つを含む。
(5) (1)〜(4)いずれかのスロットマシンにおいて、
前記導出制御手段は、前記第2特別状態(たとえば、弱CB)において、前記事前決定手段の決定結果が第1決定結果であるときに、有利表示結果を導出せずに特定表示結果を導出可能であり(たとえば、図8に示すように、非CB中の内部抽選がハズレである場合には、強チェリー当選時出目を導出しないが、弱チェリー当選時出目を導出可能であり)、
特典に関する抽選を行う抽選手段(たとえば、図9に示すAT抽選)をさらに備え、
前記抽選手段は、
有利表示結果の導出が許容されたときに前記抽選を行い(たとえば、図9の例では、第3テーブルを用いたAT抽選が実行され)、
前記第2特別状態において前記事前決定手段の決定結果が第1決定結果であるときには、有利表示結果の導出が許容されたときよりも不利な態様で前記抽選を行う(たとえば、図9の例では、弱チェリー当選時出目を導出可能とする契機となる弱チェリーが非CB中で当選したときには、第3テーブルよりも不利な第1テーブルを用いたAT抽選が実行される)。
このような構成によれば、第2特別状態において前記事前決定手段の決定結果が第1決定結果であるときには、有利表示結果は導出されないものの特典に関する抽選は実行されることから、遊技の興趣を向上させることができる。
(6) (1)〜(5)いずれかのスロットマシンにおいて、
前記第1特別状態で導出された有利表示結果と、前記第2特別状態で導出された有利表示結果とは異なる(たとえば、[変形例]の[有利表示結果について]で説明するように、いずれかのリプが当選したときにおいて、弱CB中では強チェリー当選時出目を導出可能とする一方、強CB中では中断チェリー当選時出目を導出可能とする。
このような構成によれば、有利表示結果の種別に対して注目を集めることができる。
本実施の形態のスロットマシンの正面図である。 リールの図柄配列を示す図である。 入賞役の種類、特別役の図柄組合せを説明するための図である。 特図の図柄組合せ、および特図に関連する技術事項について説明するための図である。 遊技状態ごとに抽選対象役として読み出される抽選対象役の組合せについて説明するための図である。 抽選対象役ごとのリール制御を説明するための図である。 遊技状態の遷移を説明するための図である。 CB中のリール制御を説明するための図である。 AT抽選テーブルを説明するための図である。
本発明に係るスロットマシンを実施するための形態の一例を実施の形態に基づいて以下に説明する。
[スロットマシンの構成]
図1に示されるように、スロットマシン1は、前面が開口する筐体1aと、この筺体1aの側端に回動自在に枢支された前面扉1bとを備える。前面扉1bの中央上部には、液晶表示器51が設けられている。液晶表示器51は、表示領域51aを有しており、透視窓3に対応する透過領域51bが透過可能である。これにより、表示領域51aで所定の演出を実行可能とするとともに、表示領域51aのうち透過領域51bが透過することで透視窓3を介して筐体1a内部に並設されているリール2L,2C,2R(以下、左リール、中リール、右リールとも称する)が視認可能となる。
図2は、リールの図柄配列を示す図である。各リールには、各々が識別可能な複数種類の図柄が所定の順序で配列されている。なお、リールの個数は、3個に限らず、1個あるいは2個であってもよく、4個以上であってもよい。また、スロットマシン1は、物理的なリールを備えているが、それに代えて、あるいはそれに加えて液晶表示器51などに表示された仮想リールを備えてもよい。
図2に示すように、リール2L,2C,2Rの外周部には、それぞれ「ベル」、「スイカ」、「チェリー」、「星」、「BAR」、「リプA」、「リプB」、「上部」、「下部」、および「7」といった互いに識別可能な複数種類の図柄が所定の順序で、それぞれ21個ずつ描かれている。なお、「リプA」は下線が付されていないのに対して、「リプB」は下線が付されている点で、互いの図柄は異なる。上部図柄は、四角形の下底が開口した形状からなる図形であり、下部図柄は、四角形の上底が開口した形状からなる図形である。これら上部図柄および下部図柄は、リール2L,2C,2Rのそれぞれにおいて上下に連続するように配置されており、上部図柄および下部図柄によって一の四角形状を形成する。
液晶表示器51の右下には、メダルを投入可能なメダル投入部4が設けられている。前面扉1bの下部には、メダルが払い出されるメダル払出口9、およびスピーカ53,54が設けられている。
前面扉1bには、操作手段の一例として、遊技者所有の遊技用価値(メダル数)として記憶されているクレジットの範囲内において遊技状態に応じて定められた規定数の賭数を設定する際に操作されるMAXBETスイッチ6と、クレジットおよび設定済の賭数を精算して返却させる際に操作される精算スイッチ10と、ゲームを開始する際に操作されるスタートスイッチ7と、リール2L,2C,2Rの回転を各々停止する際に操作されるストップスイッチ8L,8C,8Rと、演出に用いるための演出用スイッチ56となどが設けられている。
前面扉1bには、報知手段の一例として、遊技に関する情報を報知する遊技用表示部13が設けられている。遊技用表示部13には、クレジットとして記憶されているメダル数が表示されるクレジット表示器11と、メダルの払出枚数やエラー時にエラーコードなどが表示される遊技補助表示器12と、設定されている賭数を報知するための1BETLED14と、2BETLED15と、3BETLED16と、メダル投入が可能であることを報知する投入要求LED17と、スタートスイッチ7の操作によるゲームのスタート操作が可能であることを報知するスタート有効LED18と、スタートスイッチ7の操作後においてウエイト(前回のゲーム開始から一定期間経過していないためにリール2L,2C,2Rの回転開始を待機している状態)中であることを報知するウエイト中LED19と、リプレイ入賞後のリプレイゲーム中であることを報知するリプレイ中LED20とが設けられている。
スロットマシン1においてゲームを行う場合には、まず、メダルをメダル投入部4に投入するかMAXBETスイッチ6操作などにより規定数の賭数(たとえば3)を設定する。これにより、入賞ラインLNが有効となり、かつスタートスイッチ7への操作が有効となり、ゲームが開始可能な状態となる。賭数設定済の状態でメダルが投入された場合には、その分はクレジットに加算される。
入賞ラインとは、リール2L,2C,2Rの透視窓3に表示された図柄の組合せが入賞図柄の組合せであるかを判定するためのラインである。本実施形態では、1本の入賞ラインLNのみ設けられている例について説明するが、複数の入賞ラインが設けられているものであってもよい。また、入賞を構成する図柄の組合せが入賞ラインLNに揃ったことを認識しやすくする無効ラインLM1〜LM4が設けられている。無効ラインLM1〜LM4は、入賞判定されるラインではなく、入賞ラインLNに特定の入賞図柄の組合せ(いわゆるばらけ目)が揃った際に、無効ラインLM1〜LM4のいずれかに所定の図柄の組合せ(たとえば、ベル−ベル−ベル)を揃えることで、入賞ラインLNに特定の入賞を構成する図柄の組合せが揃ったことを認識しやすくするものである。
ゲームが開始可能な状態でスタートスイッチ7が操作されると、リール2L,2C,2Rが回転することで図柄が変動表示され、ストップスイッチ8L,8C,8Rが操作されることで対応するリールの回転が停止する。そして、透視窓3の上中下段に3つの図柄が表示結果として導出表示される。入賞ラインLN上に入賞図柄の組合せが停止することで入賞が発生したときには、入賞に応じて、所定枚数のメダルが遊技者に対して付与される。このとき、クレジットが加算されるか、あるいはクレジットが上限数(50)に達した場合にはメダル払出口9からメダルが払い出される。
また、本実施の形態におけるスロットマシン1においては、ゲームが開始されて各リール2L,2C,2Rが回転して図柄の変動が開始した後、いずれかのストップスイッチ8L,8C,8Rが操作されたときに、当該ストップスイッチ8L,8C,8Rに対応するリールの回転が停止して図柄が停止表示される。ストップスイッチ8L,8C,8Rの操作から対応するリール2L,2C,2Rの回転を停止するまでの最大停止遅延時間は非CB中においては190ms(ミリ秒)である。
リール2L,2C,2Rは、1分間に80回転し、80×21(1リール当たりの図柄コマ数)=1680コマ分の図柄を変動させるので、190msの間では最大で4コマの図柄を引き込むことができることとなる。つまり、停止図柄として選択可能なのは、ストップスイッチ8L,8C,8Rが操作されたときに表示されている図柄と、そこから4コマ先までにある図柄、合計5コマ分の図柄である。よって、図柄の引込範囲はストップスイッチの操作時に透視窓3に表示された図柄を含めた5コマ以内となる。
このため、たとえば、ストップスイッチ8L,8C,8Rのいずれかが所定のタイミングで操作されたときに当該ストップスイッチに対応するリールの下段に表示されている図柄を基準とした場合、当該図柄から4コマ先までの図柄を下段に表示させることができる。したがって、リール2L,2C,2R各々において、ストップスイッチ8L、8Rのうちいずれかが操作されたときに当該ストップスイッチに対応するリールの中段に表示されている図柄を含めて5コマ以内に配置されている図柄を入賞ラインLN上に表示させることができる。
また、本実施の形態においては、CB(弱CBおよび強CB)中に限って、ストップスイッチ8Lの操作から対応する左リール2Lの回転を停止するまでの最大停止遅延時間は75ms(ミリ秒)に設定されている。75msの間では最大で1コマの図柄を引き込むことができることとなる。つまり、停止図柄として選択可能なのは、ストップスイッチ8Lが操作されたときに表示されている図柄と、そこから1コマ先までにある図柄、合計2コマ分の図柄となる。このため、CBゲーム中においては、遊技者の目押しの技量に大きく依存して入賞が可能となる。
以下では、特に区別する必要がない場合にはリール2L,2C,2Rを単にリールという場合がある。リール2Lを左リール、リール2Cを中リール、リール2Rを右リールという場合がある。ストップスイッチ8L,8C,8Rの操作によりリール2L,2C,2Rを停止させる操作を停止操作という場合がある。
また、本実施の形態のスロットマシン1は、設定値に応じてメダルの払出率(賭数設定に用いたメダルの総数と、入賞によって払い出されたメダルの総数との比率)が変わる。詳しくは、後述する内部抽選などにおいて設定値に応じた当選確率を用いることにより、メダルの払出率が変わる。設定値は1〜6の6段階からなり、6が最も払出率が高く、5、4、3、2、1の順に値が小さくなるほど払出率が低くなる。すなわち払出率の点からでは、設定値として6が設定されているときが遊技者にとって最も有利度が高く、5、4、3、2、1の順に値が小さくなるほど有利度が段階的に低くなる。
また、本実施形態では、強CBおよび弱CBに制御可能であり、強CB中におけるゲームの賭数は1枚であり、弱CB中におけるゲームの賭数は2枚であり、非CB中(弱CBおよび強CBのいずれでもない状態)におけるゲームの賭数は3枚である。つまり、本実施形態では、1枚賭のゲームと、2枚賭のゲームと、3枚賭のゲームとを遊技者に提供できる。
また、本実施形態では、賭数が同一の状態では同一の所定制御を実行する一方、それぞれ賭数が異なる複数の状態では異なる所定制御を実行することができるという前提が採用されている。所定制御とは、内部抽選の制御と、リール制御とである。本実施形態では、非CB中、弱CB中、および強CB中とのそれぞれで賭数が異なることから、これら3状態において内部抽選制御と、リール制御とを異ならせることができる。内部抽選制御を異ならせるとは、たとえば、参照する内部抽選テーブル(図5参照)を異ならせることをいう。また、リール制御を異ならせるとはたとえば、同一の役が当選しているにもかかわらず、異なる出目(表示結果)を導出させることである(図8参照)。
本実施の形態のスロットマシン1は、遊技状態に応じて設定可能な賭数の規定数が定められており、遊技状態に応じて定められた規定数の賭数が設定されたことを条件にゲームを開始させることが可能となる。なお、本実施の形態では、遊技状態に応じた規定数の賭数が設定された時点で、入賞ラインLNが有効化される。
入賞ラインとは、各リール2L,2C,2Rの透視窓3に表示された図柄の組合せが後述する小役やリプレイなどの図柄組合せであるかを判定するために設定されるラインである。本実施の形態では、図1に示すように、左リール2Lの下段、中リール2Cの下段、右リール2Rの下段、すなわち下段に水平方向に並んだ図柄を結ぶ入賞ラインLNが定められている。また、図1に示すように、左リール2Lの上段、中リール2Cの上段、右リール2Rの上段、すなわち上段に並んだ図柄を結ぶ無効ラインLM1と、左リール2Lの中段、中リール2Cの中段、右リール2Rの中段、すなわち中段に並んだ図柄を結ぶ無効ラインLM2と、左リール2Lの上段、中リール2Cの中段、右リール2Rの下段、すなわち右下がりに並んだ図柄を結ぶ無効ラインLM3と、左リール2Lの下段、中リール2Cの中段、右リール2Rの上段、すなわち右上がりに並んだ図柄を結ぶ無効ラインLM4とが定められている。
入賞役は、メダルの払い出しを伴う小役と、再遊技を付与するリプレイと、遊技者にとって有利な遊技状態への移行を伴う特別役(たとえば、チャレンジボーナスなど)とがある。再遊技を付与するとは、遊技用価値(メダル、クレジットなど)を用いた賭数の設定を行わずとも賭数を自動設定(自動BET)させることにより次のゲームを行うことである。再遊技を付与するとは、換言すれば、BET操作を行なわずとも、次のゲームを行うことである。
遊技状態に応じて定められた各役の入賞が発生するためには、後述する内部抽選に当選して、当該役の当選フラグがRAM41cに設定されている必要がある。なお、小役およびリプレイの当選フラグは、当該フラグが設定されたゲームにおいてのみ有効とされ、次のゲームでは無効となる。特別役の当選フラグは、当該フラグにより許容された役の組合せが揃うまで有効とされ、許容された役の組合せが揃ったゲームにおいて無効となる。
また、スロットマシン1の内部には、遊技の進行を制御するとともに遊技の進行に応じて各種コマンドを出力する遊技制御基板、およびコマンドに応じて所定の演出を制御する演出制御基板などが設けられている。
以下では、本実施の形態では、回転を開始した3つのリール2L,2C,2Rのうち、最初に停止するリールを第1停止リールと称し、また、その停止を第1停止と称する。同様に、2番目に停止するリールを第2停止リールと称し、また、その停止を第2停止と称し、3番目に停止するリールを第3停止リールと称し、また、その停止を第3停止あるいは最終停止と称する。また、3つのリール2L,2C,2Rのうち、左リール2Lを第1停止することを左第1停止、中リール2Cを第1停止することを中第1停止、右リール2Rを第1停止することを右第1停止と称する。
また、本実施の形態では、遊技者がストップスイッチ8L,8C,8Rを操作する操作手順(押し順、停止操作順とも称する)には、順押し、順挟み押し、中左押し、中右押し、逆挟み押し、および逆押しが含まれる。順押しとは、左リール2Lを第1停止させた後に中リール2Cを第2停止させる押し順をいう。また、順挟み押しとは、左リール2Lを第1停止させた後に右リール2Rを第2停止させる押し順をいう。中左押しとは、中リール2Cを第1停止させた後に左リール2Lを第2停止させる押し順をいう。中右押しとは、中リール2Cを第1停止させた後に右リール2Rを第2停止させる押し順をいう。逆挟み押しとは、右リール2Rを第1停止させた後に左リール2Lを第2停止させる押し順をいう。逆押しとは、右リール2Rを第1停止させた後に中リール2Cを第2停止させる押し順をいう。
また、ゲームを開始可能とするための賭数を設定するための操作(MAXBETスイッチ6への操作)をBET操作という。また、ゲームを開始可能とする賭数が設定されている状態においてスタートスイッチ7を操作することをレバーオン操作という。
次に、入賞役について説明する。本実施の形態のスロットマシン1においては、入賞ラインLN上に役を構成する図柄が揃うと入賞となる。図3は、各入賞役の種類、付与される特典について説明するための図である。特別役には、CBが含まれる。図3に示す特別役に対応する図柄組合せが入賞ラインLN上に導出されたときには、対応する特別役が入賞する。
たとえば、弱CBは、入賞ラインLN上に「リプA/リプB−ベル−ベル」の図柄組合せが導出されたときに入賞し、遊技者にとって有利な弱CBに制御される。また、強CBは、入賞ラインLN上に「リプA/リプB−ベル−リプA/リプB」の図柄組合せが導出されたときに入賞し、遊技者にとって有利な強CBに制御される。以下では、弱CBと強CBとをまとめて「CB」という。また、後述するように、強CBに制御されたときの方が、弱CBに制御されたときよりも遊技者にとって有利となる。
また、リプレイが入賞すれば、再遊技が付与される。また、たとば、ベル1が入賞すれば、9枚のメダルが付与される。
次に、図4は、特図の図柄組合せ、および特図に関連する技術事項について説明するための図である。特図は、後述する押し順ベルに当選したゲームにおいて、主役および副役であるのいずれの入賞も取りこぼしたときに入賞ラインLN上に導出される図柄組合せである。後述するように、特図が入賞ラインLN上に導出されたときには、遊技状態がRT1に移行する。
[抽選対象役]
次に、抽選対象役として読み出される抽選対象役(当選役)の組合せについて説明する。本実施の形態では、抽選対象役として複数の入賞役が同時に読み出され、重複して当選し得る。図5においては、抽選対象役ごとの入賞役の組合せ、および遊技状態ごとに当選するか否かの情報が○または×で示されている。たとえば、弱チェリーは、チェリー1〜5、14、16が同時当選する役である。また、図5の※1印に記載されているように、RT0〜RT4の種別に関わらず、弱CBが当選する確率は同一である。また、RT0〜RT4の種別に関わらず、強CBが当選する確率は同一である。また、弱CBの当選確率および強CBの当選確率は同一であってもよく、異なっていてもよい。
また、CBゲーム中においては、全ての小役が同時に当選するとともに、図5に示す抽選対象役と同様に、制御中の遊技状態に応じてリプレイの抽選が行われる。CBに入賞したときには、遊技状態を維持したままでCB中のCBゲームが実行され、その後、CBが終了した後も遊技状態は維持されたままである。すなわち、本実施の形態におけるCBは、貫通型のCBである。換言すれば、図5の※2印に記載されているように、弱CBにおける当選するリプレイの種類は、弱CBに制御されるときのRT状態で当選し得るリプレイの種類と同一である。弱CBにおけるリプレイ当選確率は、該弱CBに制御されるときのRT状態のリプレイ当選確率と同一である。また、強CBにおける当選するリプレイの種類は、強CBに制御されるときのRT状態で当選し得るリプレイの種類と同一である。強CBにおけるリプレイ当選確率は、該強CBに制御されるときのRT状態のリプレイ当選確率と同一である。なお、以下では、全ての小役が同時に当選することを「全小役当選」ともいう。
たとえば、RT2でCBに制御された場合、RT2中のCBゲームにおいては、RT3移行1〜6、RT維持1〜3、弱チャンスリプ、および強チャンスリプのうちからリプレイが抽選され、当選したリプレイが全ての小役と同時当選する。CB中において払出枚数が所定枚数(たとえば、9枚)を超えるとCBが終了し、再び非CB中のRTに戻る。
[押し順役のリール制御]
図6は、抽選対象役ごとのリール制御を説明するための図である。図6に示すように、非CB中に押し順ベル(左正解1〜右正解4)のいずれかに当選した場合、当選した役に応じて予め設定されたいずれかの押し順でストップスイッチ8L,8C,8Rが操作されたときに、当該操作に対応する図柄組合せを入賞ラインLN上に揃えて停止させるリール制御が行われる。
たとえば、中正解1に当選したゲームにおいて正解手順である中第1停止されたときには、主役であるベル2に対応する図柄組合せを入賞ラインLN上に導出させるリール制御が行われる。一方、中正解1に当選したゲームにおいて不正解手順である左第1停止あるいは右第1停止されたときには、停止操作のタイミングによって入賞ラインLN上に副役に対応する図柄組合せを引き込むことができれば、いずれかの副役に対応する図柄組合せを入賞ラインLN上に導出させるリール制御が行われ、入賞ラインLN上に副役に対応する図柄組合せを引き込むことができなければ、特図に対応する図柄組合せを入賞ラインLN上に導出させるリール制御が行われる。その他の押し順ベルに当選したときについても図6に示すリール制御が行われる。
図6に示すように、非CB中に押し順リプ(RT2移行1〜RT維持3)のいずれかに当選したときには、当選した役に応じて予め設定されたいずれかの押し順でストップスイッチ8L,8C,8Rが操作されたときに、当該操作に対応する図柄組合せを入賞ラインLN上に揃えて停止させるリール制御が行われる。
たとえば、RT2移行3に当選したゲームにおいて正解手順である中左押しされたときには、リプ2に対応する図柄組合せを入賞ラインLN上に導出させるリール制御が行われる。一方、RT2移行3に当選したゲームにおいて不正解手順である左第1停止や中右押しされたときには、リプ8またはリプ9に対応する図柄組合せを入賞ラインLN上に導出させるリール制御が行われる。その他のリプレイに当選したときについても図6に示すリール制御が行われる。
次に、本実施の形態におけるスロットマシン1が制御する遊技状態の遷移について説明する。図7は、遊技状態の遷移を説明するための図である。本実施の形態においては、いずれかのRTに制御されながら遊技が進行する。図7においては、矢印に沿って示した入賞役あるいは出目が導出されたときには、該矢印に応じたRT状態に移行する。また、本実施形態では、リプレイ当選確率の合算値が、RT3>RT2>RT1>RT0という関係であることから、遊技者にとっての有利度は、RT3>RT2>RT1>RT0という順番になる。
図7に示すように、遊技状態としては、RT0〜3といった4種類のRTが設けられている。RT0は、RAMクリア後に最初に制御される遊技状態であり、リプレイの当選確率が通常値となる遊技状態である。たとえば、RT0におけるリプレイの当選確率は、1/7.3である。RT0で特図が導出されたときには、RT1に遊技状態が移行する。
RT1は、リプレイの当選確率が通常値となる遊技状態である。たとえば、RT1におけるリプレイの当選確率は、1/7である。RT1でRT2移行1〜6のいずれかに当選したゲームにおいて、リプ2が入賞したときには、RT2に遊技状態が移行する。
RT2は、リプレイの当選確率が通常値よりも高い遊技状態である。たとえば、RT2におけるリプレイの当選確率は、1/3である。RT2でRT3移行1〜6のいずれかに当選したゲームにおいて、リプ3またはリプ4が入賞したときには、RT3に遊技状態が移行する。一方、RT2でRT3移行1〜6のいずれかに当選したゲームにおいて、リプ1が入賞したときには、RT1に遊技状態が移行する。また、RT2で押し順ベルに当選したゲームにおいて、特図が導出されたときには、RT1に遊技状態が移行する。
RT3は、リプレイの当選確率が通常値よりも高い遊技状態である。たとえば、RT3におけるリプレイの当選確率は、1/2である。RT3でRT維持1〜3のいずれかに当選したゲームにおいて、リプ8が入賞したときには、RT3に遊技状態が維持される。一方、RT3でRT維持1〜3のいずれかに当選したゲームにおいて、リプ1が入賞したときには、RT1に遊技状態が移行する。また、RT3で押し順ベルに当選したゲームにおいて、特図が導出されたときには、RT1に遊技状態が移行する。
[ATに関する処理]
メイン制御部41は、AT(アシストタイム)に制御可能である。ATとは、所定の入賞を発生させるためにストップスイッチ8L,8C,8Rの操作手順が遊技者に報知されるナビ演出が実行される期間である。たとえば、AT中においては、押し順役(押し順別と押し順リプ)に当選したときに、遊技者が正解手順を特定可能なナビ演出が実行される。たとえば、右正解3に当選したときには、正解手順である右第1停止を特定可能なナビ演出として、「右!!」の文字画像が液晶表示器51に表示される。また、RT3移行6に当選したときには、正解手順である逆押しを特定可能なナビ演出として、「321」の文字画像が液晶表示器51に表示される。
ATには、AT制御への権利となるナビストックを保有していることを条件に制御される。ATは、保有するナビストックの数に基づき所定期間に亘り制御される。すなわち、ナビストック数は、ATに制御される権利の数を示し、このナビストック数を多く保有すればするほど、長い期間に亘りATに制御される。たとえば、ナビストックを1つ消化するごとに、最大50ゲームに亘ってATに制御される。ATは、遊技状態がRT2またはRT3において制御される。RT2およびRT3では、リプレイの当選確率が高いため、メダルを減らす可能性が少なく、かつATに制御されることによって押し順ベル当選時に特図を導出することなく主役を入賞させることができる。これにより、RT2やRT3におけるAT(ARTとも言う)では、1ゲームあたりのメダルの払出率は1以上となる。このため、AT制御への権利となるナビストックは遊技者にとって有利な特典であるといえる。なお、ナビストックは、メイン制御部41によって行われるAT抽選で当選したときに付与される。
本実施の形態においては、いずれの遊技状態であっても所定の抽選対象役(AT抽選対象役とも称する)が当選することでAT抽選が行われる。また、AT抽選は、非CB中およびCB中のいずれであっても行われる。非CB中のAT抽選によってナビストックが付与されると、遊技状態がRT2に移行するまで演出状態が準備期間中となる。準備期間中においては、ナビストックを消化することなくナビ演出が行われ、押し順役当選時に正解手順が報知される。遊技状態がRT2に移行すると、ナビストックが消費され、ARTとなる。また、CB中のAT抽選によってナビストックが付与されると、該CBが終了した後において、遊技状態がRT2に移行するまで演出状態が準備期間中となる。
[CB中のリール制御について]
次に、図8を用いて、CB中のリール制御について説明する。まず弱CB中のリール制御について説明する。弱CB中において、ハズレ、つまり、いずれのリプレイも当選しなかった(全小役当選のみ)場合には、「非CB中での弱チェリー当選ゲームで導出可能なチェリー出目」のいずれかを可能な限り導出する。以下では、「非CB中での弱チェリー当選ゲームで導出可能なチェリー出目」を、「弱チェリー当選時出目」という。弱チェリー当選時出目は、図5に示すように、「チェリ1〜5、チェリー14、およびチェリー16」である。つまり、弱CB中において、ハズレ、つまり、いずれのリプレイも当選しなかった(全小役当選のみ)場合には、チェリ1〜5、チェリー14、およびチェリー16のいずれかのチェリーを可能な限り導出し、該導出することができない場合には、他の表示結果を導出する。また、該他の表示結果には、強チェリー当選時出目は含まれない。つまり、弱CB中において、ハズレの場合には、強チェリー当選時出目が導出されることはない。
また、弱CB中において、いずれかのリプレイが当選した場合には、「非CB中での強チェリー当選ゲームで導出可能なチェリー出目」のいずれかを可能な限り導出する。以下では、「非CB中での強チェリー当選ゲームで導出可能なチェリー出目」を、「強チェリー当選時出目」という。「強チェリー当選時出目」とは、図5に示すように、「チェリー6〜9、12、15、強チャンス目1」である。つまり、弱CB中において、いずれかのリプレイが当選した場合には、チェリー6〜9、12、15、強チャンス目1のいずれかの出目を可能な限り導出し、該導出することができない場合には、他の表示結果を導出する。なお、該他の表示結果には、「弱チェリー当選時出目」を含むようにしてもよい。
強CB中において、ハズレ、つまり、いずれのリプレイも当選しなかった(全小役当選のみ)場合には、「強チェリー当選時出目」のいずれかを可能な限り導出し、該導出することができない場合には、他の表示結果を導出する。また、強CB中において、いずれかのリプレイが当選した場合には、「強チェリー当選時出目」のいずれかを可能な限り導出し、該導出することができない場合には、他の表示結果を導出する。なお、該他の表示結果には、「弱チェリー当選時出目」を含むようにしてもよい。
つまり、弱CB中においていずれかのリプレイが当選した場合、強CB中においてハズレの場合、および強CB中においていずれかのリプレイも当選した場合それぞれにおいて、「強チェリー当選時出目」を可能な限り導出し、導出できない場合には弱チェリー当選時出目を導出するようにしてもよい。
[AT抽選]
図9は、AT抽選を説明するための図である。メイン制御部41は、AT抽選テーブルに基づきAT抽選を実行することにより、AT制御への権利となるナビストックを付与するか否かを決定する。AT抽選は、図9に示すAT抽選対象役が当選したゲーム以降のゲームで実行される。
まず、非CB中におけるAT抽選について説明する。図9に示すように、非CB中におけるAT抽選は、スイカ、弱チェリー、強チェリー、および中段チェリーのいずれかが当選したときに実行される。そして、AT抽選においては、図9に示す当選確率に基づいて、ナビストックを付与するか否か(すなわち、AT当選するか否か)、および付与する場合のナビストック数が決定される。たとえば、非CB中において、弱チェリーが当選したときには、ナビストックが付与されないこと(AT非当選となること)が80%の確率で決定され、1のナビストックが付与されることが10%の確率で決定され、2のナビストックが付与されることが10%の確率で決定される。また、非CB中において、弱チェリー当選時に用いられるAT抽選テーブル、スイカ当選時に用いられるAT抽選テーブル、強チェリー当選時に用いられるAT抽選テーブル、および中段チェリー当選時に用いられるAT抽選テーブルをそれぞれ、第1テーブル、第2テーブル、第3テーブル、および第4テーブルとする。また、第4テーブルは、1以上のナビストックが必ず付与されるテーブルである。
図9に示すように、非CB中において付与され得るナビストックの期待値は、中段チェリー当選>強チェリー当選>スイカ当選>弱チェリー当選の順序で多くなるように設定されている。換言すれば、非CB中において付与され得るナビストックの期待値は、第4テーブル>第3テーブル>第2テーブル>第1テーブルの順序で、多くなるように設定されている。
次に、CB中におけるAT抽選について説明する。図9に示すように、CB中におけるAT抽選は、ハズレのときにも実行され、いずれかのリプが当選したときにも実行される。つまり、CB中は、必ずAT抽選が実行される。
たとえば、弱CB中における内部抽選がハズレ(全小役当選のみ)である場合には、第1テーブルが用いられたAT抽選が実行される。また、弱CB中における内部抽選がいずれかのリプ当選である場合、強CB中における内部抽選がハズレである場合、および強CB中における内部抽選がいずれかのリプ当選である場合には、いずれも、第3テーブルが用いられたAT抽選が実行される。
本実施形態では、図8と図9に示すように、CB中において導出可能な出目として基準となる非CB中の当選役と、AT抽選テーブルとが対応付けられている。たとえば、弱CB中においてハズレの場合には、弱チェリー当選時出目が可能な限り導出され、かつ非CB中の弱チェリー当選時と同じAT抽選テーブル(つまり、第1テーブル)が用いられてAT抽選が実行される。
また、弱CB中においていずれかのリプが当選した場合には、強チェリー当選時出目が可能な限り導出され、かつ非CB中の強チェリー当選時と同じAT抽選テーブル(つまり、第3テーブル)が用いられてAT抽選が実行される。また、強CB中においてハズレの場合には、強チェリー当選時出目が可能な限り導出され、かつ非CB中の強チェリー当選時と同じAT抽選テーブル(つまり、第3テーブル)が用いられてAT抽選が実行される。また、強CB中においていずれかのリプが当選した場合には、強チェリー当選時出目が可能な限り導出され、かつ非CB中の強チェリー当選時と同じAT抽選テーブル(つまり、第3テーブル)が用いられてAT抽選が実行される。
[本実施形態のスロットマシンが奏する効果]
次に、本実施形態のスロットマシンが奏する効果について説明する。
(1) 本実施形態のスロットマシンでは、メダル1枚賭で1ゲームを実行可能な弱CBと、メダル2枚掛で1ゲームを実行可能な強CBと、メダル3枚賭で1ゲームを実行可能な非CBとを実行することができる。したがって遊技の多様性を高めることができる。
また、強CB中においては、内部抽選の結果に関わらず(ハズレである場合、およびいずれかのリプが当選した場合のうちのいずれであっても)、強チェリー当選時出目を可能な限り導出する(図8の強CBの欄参照)。つまり、強CBのときには、内部抽選の結果に関わらず、強チェリー当選時出目が導出し得る。したがって、強CBの遊技の興趣を向上させることができる。
また、弱CB中においては、内部抽選の結果がハズレの場合には、弱チェリー当選時出目を可能な限り導出し、強チェリー導出時出目を導出することはない。また、弱CB中においては、いずれかのリプが当選した場合には、強チェリー当選時出目を可能な限り導出する(図8の弱CBの欄参照)。したがって、弱CBのときには、内部抽選の結果に対して緊張感を抱かせることができる。
また、それぞれ賭数が異なる弱CBと強CBとにおいて、強チェリー当選時出目を導出する制御を、内部抽選の結果に応じて異ならせることできる。したがって、内部抽選の結果などに限らず、ゲームを開始するために必要な賭数にも遊技者の注目を集めることができる。したがって、遊技の興趣を向上させるように強チェリー当選時出目を導出することができる。
また、本実施形態のスロットマシンは、それぞれ賭数が異なる状態(非CB、弱CB、強CB)において、異なるリール制御が実行されることから、前述した前提を遵守したスロットマシンを提供できる。
また、弱CB中にハズレである場合には、強チェリー当選時出目を導出しないことから、「強チェリー当選時出目が導出されたにもかかわらず、実際は、あまり有利ではない第1テーブルを用いたAT抽選が実行される」といった不合理を解消できる。また、弱CBでいずれかのリプが当選したとき、強CBでハズレのとき、および、弱CBでいずれかのリプが当選したときにはいずれも、弱チェリー当選時出目が導出し得る。したがって、「弱チェリー当選時出目が導出されたにもかかわらず、実際は、第1テーブルよりも有利な第3テーブルを用いたAT抽選が実行される」といった意外性を与えることが出来る。
なお、強CBとしての第1特別状態は、内部抽選の結果に関わらず、有利表示結果を導出可能であり、弱CBとしての第2特別状態は内部抽選の結果が第1決定結果(ハズレ)であるときに有利表示結果(強チェリー当選時出目)を導出せず、内部抽選の結果が第2決定結果(いずれかのリプ当選)であるときに有利表示結果(強チェリー当選時出目)を導出可能であるとして説明した。
このような第1特別状態と第2特別状態を実現するために、他の手法が考えられる。該他の手法として、たとえば、第1特別状態を有利RT(リプ当選確率が1/1.5)とし、第2特別状態を不利RT(リプ当選確率が1/7.3)とすることが考えられる。さらに、有利表示結果をレアリプレイ(当選確率が低いリプレイ)とすることが考えられる。また、前述した前提により、第1特別状態と第2特別状態とでは賭数が同一であることから、同一のリール制御を実行する必要がある。このような手法であれば、CBの種類は1種類とすることができるというメリットがある。
一方、このような手法であれば、以下のデメリットが存在する。仮に、有利RT中にレアリプレイが当選しなければ、該レアリプレイを導出することができない。したがって、第1特別状態を有利RTとする手法では、「内部抽選の結果に関わらず、有利表示結果を導出可能とする第1特別状態」を実現することができない。また、有利表示結果を導出可能とする契機を「内部抽選がハズレのとき」とする構成を採用することが考えられる。このような構成を採用した場合には、第1特別状態においては、内部抽選の結果に関わらず、有利表示結果を導出可能とする思想を実現することができる。しかしながら、第2特別状態においては、第1特別状態と同一のリール制御を実行する必要があるため、該第2特別状態においても(第1特別状態と同様に)内部抽選の結果に関わらず、有利表示結果を導出可能としてしまう。したがって、この場合には、内部抽選の結果が第1決定結果であるときに有利表示結果を導出せず、内部抽選の結果が第2決定結果であるときに有利表示結果を導出可能であるという思想を実現することができない。
以上から、このような手法では、本実施形態のように、「第1特別状態は、内部抽選の結果に関わらず、有利表示結果を導出可能であり、第2特別状態は内部抽選の結果が第1決定結果であるときに有利表示結果を導出せず、内部抽選の結果が第2決定結果であるときに有利表示結果を導出可能である」という思想を適用することができない。本実施形態では、賭数が異なる弱CBと強CBとを用いることで、このような思想を適切に実現できる。
(2) また、弱CBと強CBとで内部抽選の結果が共通する共通決定結果が存在する。本実施形態では、共通決定結果は、たとえば「ハズレ」および「いずれかのリプ当選」である(図8、図9参照)。また、弱CB中での内部抽選の結果が、共通決定結果としてのハズレであるときには、第1テーブルを用いたAT抽選が実行され、強CB中での内部抽選の結果が、共通決定結果であるとき(ハズレであるとき)には、第1テーブルよりナビストックの期待値が多い第3テーブルを用いたAT抽選が実行される。したがって、CB中において、内部抽選の結果のみならず、CBの種別に対しても遊技者の注目を集めることができる。
また、内部抽選の結果が、共通決定結果としての「いずれかのリプ当選」である場合には、弱CBと強CBとで有利度は同一である(図8、図9参照)。このように、本実施形態では、内部抽選の結果が共通決定結果としてのハズレである場合には、強CBの方が弱CBよりも有利となる一方、内部抽選の結果が共通決定結果としての「いずれかのリプ当選」である場合には、強CBと弱CBとで有利度は同一となる。つまり、強CB中における内部抽選の結果が共通決定結果であるゲームの方が、弱CB中における内部抽選の結果が共通決定結果であるときよりも、遊技者にとって有利となりやすいといえる。したがって、弱CBに制御されたからといって、必ず強CBよりも不利となるということにはならないことから、弱CBの興趣を向上させることができる。
(3) また、図5の※1印にも示しているように、RTの種別に関わらず、弱CBの当選確率、および強CBの当選確率は同一である。したがって、制御されているRTにおける不平等感をなくすことができることから、遊技の興趣を向上させることができる。
(4) また、非CB中、弱CB中、および強CB中とのそれぞれで賭数が異なる。したがって、前述した前提により、これら3つの状態それぞれにおいて、内部抽選の制御を異ならせることができる。たとえば、これら3つの状態において、内部抽選テーブルを異ならせることができる。よって、多様な内部抽選を実行することができるとともに、内部抽選テーブルの設計者の設計の幅を広げることができる。なお、本実施形態では、各RTにおいて当選し得るリプレイ、およびリプレイの当選確率は、非CB中、弱CB中、および強CB中とで同一である。また、これら3つの状態において、リール制御とを異ならせることができる(図8参照)。したがって多様なリール制御を実行できる。
(5) また、弱CB中にハズレとなったときには、強チェリー当選時出目が導出され得ずに、弱チェリー当選時出目が導出され得るとともに、第3テーブルよりも有利度が低い第1テーブルを用いたAT抽選が実行される。したがって、弱CB中にハズレとなったときには強チェリー当選時出目が導出され得ないものの、一応、AT抽選は実行されることから、弱CB中にハズレとなったときの落胆を軽減できる。
(6) また、図8に示すように、弱CB中および強CB中であるかに関わらず、いずれかのリプが当選したときには、同一の有利表示結果(強チェリー当選時出目)を導出可能である。つまり、弱CB中および強CB中であるかに関わらず、いずれかのリプが当選したときのリール制御を共通化できる。したがって、いずれかのリプが当選したときにおいて、弱CB中と強CB中とで異なる有利表示結果を導出するスロットマシンと比較して、表示結果を導出する処理(リール制御)の負担を軽減できる。
[変形例]
以上、本発明における主な実施の形態を説明してきたが、本発明は、上記の実施の形態に限られず、種々の変形、応用が可能である。以下、本発明に適用可能な上記の実施の形態の変形例について説明する。
[有利表示結果について]
(1) 本実施形態では、図8に示すように、いずれかのリプが当選したときにおいて、弱CB中および強CB中であるかに関わらず、同一の有利表示結果(強チェリー当選時出目)を導出可能である、として説明した。しかしながら、いずれかのリプが当選したときにおいて、弱CB中のゲームと、強CB中のゲームとで、異なる有利表示結果を導出可能としてもよい。たとえば、弱CB中にいずれかのリプが当選したときには、強チェリー当選時出目を導出可能とする。一方、強CB中にいずれかのリプが当選したときには、中段チェリー当選時出目を導出可能とする。ここで、中段チェリー当選時出目とは、強チェリー当選時出目よりも有利な出目である。また、中段チェリー当選時出目とは、「非CB中での中段チェリー当選ゲームで導出可能なチェリー出目」である。「非CB中での中段チェリー当選ゲームで導出可能なチェリー出目」は、図5の例では、たとえば、チェリー6〜13である。
また、このような構成において、AT抽選テーブルでは、強CB中でいずれかのリプレイが当選したときには、第4テーブルが用いられてAT抽選が実行される。このような構成によれば、弱CB中でハズレであれば弱チェリー当選時出目を導出可能とし、弱CB中でいずれかのリプが当選すれば強チェリー当選時出目を導出可能とし、強CB中でハズレであれば強チェリー当選時出目を導出可能とし、強CB中でいずれかのリプが当選すれば中段チェリー当選時出目を導出可能とする。
また、弱CB中でハズレであれば第1テーブルを用いたAT抽選が実行され、弱CB中でいずれかのリプが当選すれば第3テーブルを用いたAT抽選が実行され、強CB中でハズレであれば第3テーブルを用いたAT抽選が実行され、強CB中でいずれかのリプが当選すれば第4テーブルを用いたAT抽選が実行される。
したがって、強CB中でいずれかのリプ当選>強CB中でハズレ=弱CB中でいずれかのリプ当選>弱CB中でハズレというような順番で、遊技者にとって有利なAT抽選が実行される。このような構成であっても、内部抽選の結果のみならず、CBの種類に対しても遊技者の注目を集めることができる。
(2) さらなる変形例として、当選役として、中段チェリーよりも有利な「最強チェリー」という当選役を備えるようにしてもよい。非CB中に最強チェリーが当選したときには、最強チェリー当選時出目を導出可能とする。最強チェリー当選時出目は1つとしてもよく、複数としてもよい。最強チェリー当選時出目は、弱チェリー当選時出目、強チェリー当選時出目、中段チェリー当選時出目のいずれにも含まれないようにすること好ましい。
また、非CB中に、最強チェリーが当選したときには、第5テーブル(図示せず)を用いたAT抽選が実行される。第5テーブルは、付与されるナビストックの期待値が第4テーブルよりも多いテーブルである。また、第5テーブルは、第4テーブル同様に、必ず1以上のナビストックを付与するテーブルである。
また、強CB中においてハズレの場合には、中段チェリー当選時出目を導出可能とするとともに、第4テーブルを用いたAT抽選が実行される。また、強CB中においていずれかのリプが当選した場合には、最強チェリー当選時出目を導出可能とするとともに、第5テーブルを用いたAT抽選が実行される。
つまり、このような構成によれば、弱CB中でハズレであれば弱チェリー当選時出目を導出可能とし、弱CB中でいずれかのリプが当選すれば強チェリー当選時出目を導出可能とし、強CB中でハズレであれば中段チェリー当選時出目を導出可能とし、強CB中でいずれかのリプが当選すれば最強チェリー当選時出目を導出可能とする。また、弱CB中でハズレであれば第1テーブルを用いたAT抽選が実行され、弱CB中でいずれかのリプが当選すれば第3テーブルを用いたAT抽選が実行され、強CB中でハズレであれば第4テーブルを用いたAT抽選が実行され、強CB中でいずれかのリプが当選すれば第5テーブルを用いたAT抽選が実行される。
したがって、強CB中でいずれかのリプ当選>強CB中でハズレ>弱CB中でいずれかのリプ当選>弱CB中でハズレというような順番で、遊技者にとって有利となる。このような構成であっても、内部抽選の結果のみならず、CBの種類に対しても遊技者の注目を集めることができる。また、強CBの方が、弱CBよりも必ず有利となることから、CBの種類に対して遊技者の注目を集めることができる。
(3) 本実施形態では、CB中において、当選したリプレイの種類に関わらず、リール制御(図8参照)、およびAT抽選で用いられるAT抽選テーブル(図9参照)は同一であるとして説明した。しかしながら、CB中において、当選したリプレイの種類に応じたAT抽選テーブルを用いてAT抽選を実行するようにしてもよい。たとえば、CB中において、RT2移行1が当選したときの方が、RT2移行2が当選したときよりも有利なAT抽選を用いてAT抽選を実行するようにしてもよい。
また、更なる変形例として、たとえば、CB中に当選し得るリプレイが、1以上のリプレイAと、該リプレイAとは異なる1以上のリプレイBとを含むようにしてもよい。図8を用いて、この更なる変形例のリール制御などを説明する。以下では、図8の弱CBにおいてハズレのゲームで実行されるリール制御を「第1リール制御」という。つまり、第1リール制御は、弱チェリー当選時出目を可能な限り導出し、該導出することができない場合には、他の表示結果を導出し、強チェリー当選時出目は導出させないリール制御である。また、図8の弱CBにおいていずれかのリプが当選したゲームで実行されるリール制御を「第2リール制御」という。つまり、第2リール制御は、強チェリー当選時出目を可能な限り導出し、該導出することができない場合には、他の表示結果を導出し、該他の表示結果として、弱チェリー当選時出目を導出可能とするリール制御である。また、図8の例では、第2リール制御は、強CBのときには、内部抽選の結果に関わらず、実行されるリール制御である。
また、第1リール制御が実行されるゲームにおけるAT抽選で用いられるテーブルは第1テーブル(図9参照)であり、第2リール制御が実行されるゲームにおけるAT抽選で用いられるテーブルは第3テーブル(図9参照)である。
該更なる変形例では、弱CB中の内部抽選の結果がハズレであるゲームでは、第1リール制御が実行される。また、弱CB中の内部抽選の結果がリプA当選であるゲーム、強CB中の内部抽選の結果がハズレであるゲーム、および強CB中の内部抽選の結果がリプA当選であるゲームでは、いずれにおいても第2リール制御が実行される。
また、更なる変形例では、弱CB中の内部抽選の結果がリプレイB当選である場合には、第1リール制御が実行され、強CB中の内部抽選の結果がリプレイB当選である場合にも、第1リール制御が実行される。
つまり、更なる変形例では、強CBにおいて、内部抽選の結果が、第1決定結果(ハズレ)および第2決定結果(リプレイA当選)のうちのいずれであるかに関わらず、第2リール制御が実行されることから有利表示結果(強チェリー当選時出目)を導出可能である。また、弱CBにおいて、内部抽選の決定結果が、第1決定結果(ハズレ)であるときに、第1リール制御が実行されることから有利表示結果(強チェリー当選時出目)を導出しない。また、弱CBにおいて、内部抽選の決定結果が、第2決定結果(リプレイA当選)であるときに、第2リール制御が実行されることから有利表示結果(強チェリー当選時出目)を導出可能である。
さらに、この更なる変形例では、内部抽選の結果が、第3決定結果(リプレイB当選)であるときには、弱CBおよび強CBのいずれであるかに関わらず、第1リール制御が実行されることから、有利表示結果(強チェリー当選時出目)を導出しない。
このように、更なる変形例においては、弱CBおよび強CBのいずれであるかに関わらず、有利表示結果(強チェリー当選時出目)を導出しない内部抽選の結果(第3決定結果)が存在する。したがって、強CBに制御されたからといって、必ずしも強チェリー当選時出目を導出可能とはならないことから、強CB中について緊張感を遊技者に抱かせることができる。
(4) 本実施形態では、図8に示すように、たとえば、弱CB中においてハズレの場合には、弱チェリー当選時出目を可能な限り導出するとして説明した。しかしながら、弱CB中においてハズレの場合には、必ず、弱チェリー当選時出目を導出するリール制御、およびリール配列としてもよい。このような構成であっても、本実施形態と同様の効果を奏する。
また、図8に示すように、たとえば、弱CB中においていずれかのリプが当選した場合、強CB中においてハズレの場合、強CB中においていずれかのリプが当選した場合には、強チェリー当選時出目を可能な限り導出するとして説明した。しかしながら、これらの場合には、必ず、強チェリー当選時出目を導出するリール制御、およびリール配列としてもよい。このような構成であっても、本実施形態と同様の効果を奏する。
(5) 本実施形態では、たとえば、弱CB中において、ハズレのときの方が、いずれかのリプが当選したときよりも、遊技者にとって不利であるとして説明した(図8、図9参照)。しかしながら、弱CB中において、いずれかのリプが当選したときの方が、ハズレのときよりも、遊技者にとって不利であるとしてもよい。たとえば、弱CB中において、いずれかのリプが当選したときには、弱チェリー当選時出目を可能な限り導出するとし、強CB中において、ハズレのときには、強チェリー当選時出目を可能な限り導出するとしてもよい。このような構成であっても、本実施形態と同様の効果を奏する。
(6) 本実施形態の第1特別状態として全小役が必ず当選する強CBを例示し、第2特別状態として全小役が必ず当選する弱CBを例示した。しかしながら、第1特別状態および第2特別状態のうちの少なくとも1つは、全小役が当選しない状態としてもよい。このような構成であっても、本実施形態と同様の効果を奏する。
[賭数について]
(1) 本実施形態では非CB中での賭数は、3枚賭であるとして説明した。しかしながら、非CB中での賭数は、弱CBの賭数と強CBの賭数との少なくとも一方と、同一としてもよい。たとえば、非CB中での賭数は、弱CBの賭数と同じ2枚としてもよい。これにより、前述した前提を採用すれば、非CB中と弱CBとでリール制御および内部抽選制御を共通化できることから、処理負担を軽減できる。
(2) 本実施形態の非CB中の遊技においては、ゲームを開始するための賭数は3枚であるとして説明した。しかしながら、ゲームを開始するための賭数は、遊技者が、1枚〜3枚のうちいずれかから選択できるようにしてもよい。つまり、遊技者は、非CB中においては、1枚賭でも1ゲームを開始でき、2枚賭でも1ゲームを開始でき、3枚賭でも1ゲームを開始できる。また、ここでは、同一の状態(たとえば、RT状態)において賭数が同一であれば、当選役(小役およびリプレイなど)の当選確率を異ならせることができないが、同一の状態(たとえば、RT状態)において賭数が異なれば、当選役(小役およびリプレイなど)を異ならせることができるとする。
たとえば、非CB中のゲームにおいて1枚賭〜3枚賭におけるRT3でのリプレイ当選確率を以下のようにする。
非CB中の1枚賭のゲーム・・・RT3でのリプレイ当選確率は1/2
非CB中の2枚賭のゲーム・・・RT3でのリプレイ当選確率は1/4
非CB中の3枚賭のゲーム・・・RT3でのリプレイ当選確率は1/7.3
さらに、本変形例では、強CB中の遊技の興趣を向上させるために、強CB中では高確率でいずれかのリプが当選する遊技性を提供する。また、本変形例でも前述した貫通型の概念を適用する。たとえば、非CB中のRT3中のゲームにおいて、該ゲームの賭数が1枚賭〜3枚賭のいずれであるにもかかわらず、強CB入賞した場合には、次のゲームから該強CB(1枚賭)に制御される。この場合の強CB(1枚賭)では、非CB中の1枚賭のRT3のゲームでのリプレイ当選確率(1/2)を引継ぐことができる。したがって、強CB中では、リプレイ当選確率を高めることができる。
一方、本変形例では、弱CB中の賭数は3であるとする。この場合には、たとえば、非CB中のRT3中のゲームにおいて、該ゲームの賭数が1枚賭〜3枚賭のいずれであるにもかかわらず、弱CB入賞した場合には、次のゲームから該弱CB(3枚賭)に制御される。この場合の弱CB(3枚賭)では、非CB中の3枚賭のRT3のゲームでのリプレイ当選確率(1/7.3)を引継ぐことができる。したがって、弱CB中では、リプレイ当選確率を低下させることができる。よって、弱CBを強CBよりも不利とさせることができることから、弱CBと強CBとの間でメリハリをつけることができる。
つまり、本変形例を換言すると、非CB中では、たとえば、少なくとも、第1賭数(1枚)と第2賭数(3枚)とのいずれかでゲームを開始させることができる。また、強CBのゲームの賭数は、第1賭数とし、弱CBのゲームの賭数は、第2賭数とする。また、非CB中の所定の状態(たとえば、RT状態)において、第1賭数のゲームでのリプレイ当選確率を高確率Aとし、第2賭数のゲームでのリプレイ当選確率を低確率Bとする。このような構成によれば、所定のRTにおいて強CB入賞したときには、該非CB中での賭数に関わらず、該強CBでのリプレイ当選確率として高確率Aを引継ぐことができる。また、所定のRTにおいて弱CB入賞したときには、該非CB中での賭数に関わらず、該弱CBでのリプレイ当選確率として低確率Bを引継ぐことができる。したがって、強CB中では、リプレイ当選確率を高めることができるとともに、弱CB中では、リプレイ当選確率を低下させることができる。
(3) また、本実施形態では、弱CBの賭数は2枚であり、該弱CBよりも有利な強CBの賭数は1枚であるとして説明した。つまり、有利な強CBを、少ない賭数で遊技できることから、強CBと弱CBとの有利度の差分を明確にできるとして説明した。しかしながら、弱CBの賭数を1枚とし、強CBの賭数を2枚としてもよい。このような構成によれば、弱CBの有利度と、強CBの有利度との有利度の差分を縮小することができる。
[スロットマシンの変形例について]
上記実施形態として、入賞の発生に応じて遊技媒体を遊技者の手元に払い出すスロットマシンを説明したが、遊技媒体が封入され、入賞の発生に応じて遊技媒体を遊技者の手元に払い出すことなく遊技点(得点)を加算する封入式のスロットマシンを採用してもよい。基盤とドラムとが流通可能で、筺体が共通なもので基盤のみあるいは基盤とドラムとを遊技機と称する。また、遊技玉を発射して遊技を行うことが可能な遊技領域を備え、遊技領域に設けられた所定領域を遊技玉が通過することに応じて賭数の設定が可能となるスロットマシンであってもよい。
[特典について]
前述した例では、特典として、BB当選、AT当選、ATに制御可能にするATゲーム数など、メダルやパチンコ玉の払出率に直接影響を及ぼす価値を例示した。しかし、特典としては、遊技者にとっての有利度合いを向上させる価値であればよく、たとえば、メダルの払出率に直接影響を及ぼすものではない価値であってもよい。具体的に、AT抽選において通常時よりも高確率でAT当選する高確率状態が設けられている場合において、現在の状態が高確率状態であるか否かを示唆するための確率示唆演出の実行、液晶表示器51に音声とともにプレミア演出の実行(特別キャラクタ出現、次回発生したボーナス中において特別なボーナス中演出実行など)、設定されている設定値を示唆するための設定値示唆演出の実行、一定数を集めることでスロットマシン1が設置された遊技店において定めたサービスと交換可能なポイント付与、特典映像や特典情報を所定のWebサイトにてダウンロードすることが可能な2次元コードを液晶表示器51において表示などであってもよい。
また、特典の一例としてATゲーム数を例示したが、ATに関する特典としては、これに限らず、たとえば、ATに所定ゲーム数(たとえば50ゲーム)制御可能にする権利(ナビストック)を特典としてもよい。また、ナビ演出を実行可能なナビ演出実行可能回数を決定し、当該決定されたナビ演出実行可能回数分、ナビ演出が実行されるまでATに制御する場合、ナビ演出実行可能回数を特典としてもよい。また、たとえば、上限付与量を決定し、付与された遊技用価値(メダル払出枚数)が決定された上限付与量に到達するまでATに制御する場合、上限付与量を特典としてもよい。また、所定のAT開始条件が成立してから所定のAT終了条件が成立するまでATに制御され、AT終了条件が成立したときに当該ATを継続するか否かの継続抽選を行う場合、継続抽選において継続すると決定される継続確率を特典としてもよい。
[有利な状態について]
前述した例では、有利な状態として、CBやATを例示したが、遊技者にとって有利な状態であればこれに限るものではなく、以下においてスロットマシンの例を説明する。
有利な状態は、たとえば、所定の入賞役の当選確率が高確率となるレギュラーボーナス(RB)やリプレイタイム(RT)、スロットマシンについては小役の当選確率が所定状態であるときよりも高確率となるビッグボーナス(BB)、小役の集中状態や、少なくとも1のリールの引き込み可能範囲が通常よりも狭くなるとともに毎ゲームにおいてすべての小役の発生が許容された状態となるチャレンジタイム(CB)、入賞役の当選確率などを変化させるものではなく当選した小役を入賞させるための操作手順を所定期間(たとえば50ゲーム消化するまでの間)に亘って報知する擬似ボーナスなどであってもよい。また、これらの有利な状態に制御される確率が高確率となる状態であってもよく、また、フリーズ状態に制御される確率が高確率の状態、ATゲーム数などのゲーム数が高確率で上乗せされる状態、ATの上乗せゲーム数が増加されやすくなる状態など、上記実施形態と異なる態様の有利状態を設定してもよい。また、通信回線網上で特典を得るための条件や、プレミアム感のある演出(フリーズ演出、プレミアム演出など)を実行する条件の成立確率が高確率となる状態など、遊技者にとって間接的に有利な特典や、遊技の興趣を向上させる状態などであってもよい。また、有利な状態への移行を許容するか否かを決定する許容決定手段は、内部抽選処理に限らず、入賞役とは無関係に決定する手段であってもよい。
また、有利な状態とは、たとえば、特典を付与するか否かを決定する特典付与抽選において、「特典が付与される確率」、および「特典が付与されることが決定されたときに付与される特典の価値(または特典量の期待値)」のうちの少なくとも一方が、通常の状態(有利な状態とは異なる状態)よりも高い状態としてもよい。また、有利な状態とは、特典付与抽選の実行契機の数が、該通常の状態よりも多いものとしてもよい。また、有利な状態とは、特典を付与させるために消化することが必要な消化必要ゲーム数が、通常の状態よりも少なくなる状態としてもよい。
たとえば、特典をATゲーム数とした場合には、有利な状態とは、通常の状態よりも、「AT抽選でのAT当選確率」、および「AT抽選でのAT当選した場合に付与されるATゲーム数の価値」のうちの少なくとも一方が、通常の状態よりも高い状態としてもよい。また、有利な状態とは、AT抽選の実行契機の数が、該通常の状態よりも多いものとしてもよい。たとえば、通常の状態でのAT抽選の実行契機が、第1役当選および第2役当選とした場合には、有利な状態でのAT抽選の実行契機は、第1役当選および第2役当選に加えて第3役当選としてもよい。
[演出や報知について]
前述した例では、液晶表示器51を用いて演出や報知を行う例を挙げたが、たとえば、スピーカ53,54、リールの背面側(内側)に配置されたバックランプ(上記実施形態のリールLED55)、リールの前面側に配置された透過液晶表示器(リールを目視できるように構成された液晶表示器)、前面扉1bなどに取り付けられたランプやLED、ストップスイッチの振動、ストップスイッチの周囲からの送風、ストップスイッチの温度の変化など、上記の実施形態と異なる手段で演出を実行してもよい。
[ATについて]
上記スロットマシンの例では、ATに係る制御をメイン制御部41が実行する例について説明したが、メイン制御部41が実行するATに係る制御としては、AT抽選の実行が挙げられる。AT抽選には、AT抽選の当選または非当選の決定、ATゲーム数をストックするか否かの決定、ATゲーム数の決定、ATゲーム数の上乗せ抽選などが含まれるものであってもよい。また、ATに係る制御としてAT抽選の高確率状態の制御が挙げられる。AT抽選の高確率状態の制御には、AT抽選の当選確率が高確率になる制御、内部抽選の結果に応じてATに制御されるまでの期間を短縮する制御、上乗せ抽選の当選確率やゲーム数を優遇する制御などが含まれる。また、ATに係る制御として、規定ゲーム数のゲームが消化されたときにATに制御することが挙げられる。規定ゲーム数のゲームが消化されたときとして、天井ゲーム数に到達したとき、抽選で決定されたゲーム数に到達したときが含まれる。また、ATに係る制御として、前兆期間を設定する制御が挙げられる。前兆期間を設定する制御には、ATの開始前の前兆期間にたとえば0〜32ゲームの演出を実行する制御が含まれる。また、ATに係る制御として、ペナルティを付与する制御が挙げられる。ペナルティを付与する制御には、ペナルティ内容の決定、ペナルティ期間の決定または設定が含まれる。また、ATに係る制御として、AT中である旨のランプやLEDの点灯制御をメイン制御部41が行うことが挙げられる。
また、ATに係る制御として、ナビ演出を実行するためのランプやLEDの点灯制御をメイン制御部41が行うことが挙げられる。さらに、メイン制御部41がナビ演出を実行することに連動してサブ制御部91がナビ演出を実行するようにしてもよい。さらに、メイン制御部41は、たとえばAT抽選の高確率状態に制御するときなど抽選確率を向上させるときに、その旨をランプやLED(たとえば、遊技補助表示器12など)の点灯制御によって報知するようにしてもよい。より具体的に、メイン制御部41は、遊技補助表示器12によりナビ演出を所定回数実行することによりAT抽選の高確率状態に制御する旨を報知するようにしてもよい。あるいは、メイン制御部41は、サブ制御部91にナビ演出を所定回数実行させることによりAT抽選の高確率状態に制御する旨を報知するようにしてもよい。
なお、ATに係る制御をメイン制御部41が実行する場合には、メイン制御部41の処理を、メイン制御部41に従属し、メイン制御部41の下位となる制御部に実行させることが好ましい。たとえば、リールの停止制御を遊技制御基板以外の基板に設けた制御部が実行するようにし、メイン制御部41はストップスイッチの操作信号を当該制御部に転送することが挙げられる。このように、メイン制御部41の制御を下位となる制御部に行わせることにより、ATに係る制御を行うときのROM41bやRAM41cの容量不足やメインCPU41aの処理能力不足を防止することができる。
また、前述した実施の形態では、前述したATに係る制御をメイン制御部41が実行するようにしたが、サブ制御部91が実行するようにしてもよい。サブ制御部91は、たとえば、メイン制御部41からの内部当選コマンドに基づいてAT抽選処理や上乗せ抽選処理を行い、その結果に応じてATに制御するための処理やナビ演出を実行するための処理などを行うようにしてもよい。
[設定変更状態および設定確認状態について]
また、設定キースイッチ37をon状態として電源をonすると、設定値表示器24にメイン制御部41のRAMから読み出された設定値が表示値として表示され、リセット/設定スイッチ38の操作による設定値の変更操作が可能な設定変更状態に移行するようにしてもよい。また、設定変更状態に関して、「電源ON」+「設定キースイッチON」+「前面扉開放検出」を条件として、設定変更状態に移行させるようにしてもよい。これにより、前面扉が開放されていない状態での不正な設定変更を防ぐことができる。また、一旦設定変更状態に移行された後は、設定変更状態を終了させる終了条件(設定値確定後に設定キースイッチがOFF操作)が成立するまで前面扉の開閉状態に関わらず設定変更状態を維持するようにしてもよい。これにより、設定変更状態中に前面扉が閉まっても設定変更状態を終了させないため、再度設定変更状態へ移行させる手間を生じさせてしまうことを防ぐことができる。
また、設定値を確認するためには、ゲーム終了後、賭数が設定されていない状態で設定キースイッチ37をon状態とすればよい。このような状況で設定キースイッチ37をon状態とすると、設定値表示器24にメイン制御部41のRAMから読み出された設定値が表示されることで設定値を確認可能な設定確認状態に移行する。また、設定確認状態に関して、「設定キースイッチON」+「前面扉開放検出」を条件として、設定確認状態に移行させるようにしてもよい。これにより、前面扉が開放されていない状態での不正な設定確認を防ぐことができる。また、一旦設定確認状態に移行された後は、設定確認状態を終了させる終了条件(設定キースイッチがOFF操作)が成立するまで前面扉の開閉状態に関わらず設定確認状態を維持するようにしてもよい。これにより、設定確認状態中に前面扉が閉まっても設定確認状態を終了させないため、再度設定確認状態へ移行させる手間を生じさせてしまうことを防ぐことができる。
前述した実施の形態では、各々が識別可能な複数種類の図柄を変動表示可能なリールを複数備え、リールを変動表示した後、リールの変動表示を停止することで表示結果を導出し、複数のリールの表示結果の組合せに応じて入賞が発生可能なスロットマシンについて説明した。すなわち、各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示部を複数備え、前記可変表示部を変動表示した後、前記可変表示部の変動表示を停止することで表示結果を導出し、複数の可変表示部の表示結果の組合せに応じて入賞が発生可能なスロットマシンについて説明した。しかし、各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示部を備え、前記可変表示部を変動表示した後、前記可変表示部の変動表示を停止することで表示結果を導出し、該表示結果に応じて入賞が発生可能なスロットマシンであれば、3つのリールを備えるものに限らず、1のリールしか備えないものや、3以外の複数のリールを備えるスロットマシンであってもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 スロットマシン、2L,2C,2R リール、8L,8C,8R ストップスイッチ、40 遊技制御基板、41 メイン制御部、51 液晶表示器、55 リールLED、56 演出用スイッチ、90 演出制御基板、91 サブ制御部、91a サブCPU、91b ROM、91c RAM。

Claims (1)

  1. 各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示部を備え、
    前記可変表示部を変動表示した後、前記可変表示部の変動表示を停止することで表示結果を導出し、該表示結果に応じて入賞が発生可能なスロットマシンにおいて、
    遊技用価値の付与を伴う所定表示結果を含む表示結果から、導出を許容する表示結果を決定する事前決定手段と、
    ゲームを開始するために必要な賭数が第1賭数である第1特別状態と、ゲームを開始するために必要な賭数が第2賭数である第2特別状態とを含む複数の状態のうちのいずれかに制御可能な状態制御手段と、
    前記事前決定手段の決定結果に応じて、表示結果を導出する導出制御手段とを備え、
    前記第1特別状態および前記第2特別状態は、前記事前決定手段の決定結果にかかわらず全ての前記所定表示結果の導出が許容される状態であり、
    前記導出制御手段は、
    前記第1特別状態において、前記事前決定手段の決定結果が第1決定結果および第2決定結果のうちのいずれであるかに関わらず、有利表示結果を導出可能であり、
    前記第2特別状態において、前記事前決定手段の決定結果が前記第1決定結果であるときに、有利表示結果を導出せず、
    前記第2特別状態において、前記事前決定手段の決定結果が前記第2決定結果であるときに、有利表示結果を導出可能である、スロットマシン。
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