JP2018101349A - 出力システム、プログラム、及び出力方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】適切なリストを出力可能なシステムを提供する。【解決手段】出力システム(1)は、出力ユニット及び制御ユニット(51)を備える。出力ユニットは、報知対象に関連して、複数の業者を列挙したリストを出力する(S360)。制御ユニットは、当該複数の業者である対象業者のリストにおける配列を制御する(S350)。対象業者の夫々は、報知対象に関連する消費者の所定行為を条件に、消費者に報酬を提供する業者、及び、報知対象に関連する消費者の所定行為を条件に、提携業者を通じて消費者に報酬を提供する業者の一方である。【選択図】図5

Description

本開示は、出力システム、プログラム、及び出力方法に関する。
従来、コンピューターネットワークを通して顧客に対する購買補助及びインセンティブを提供するシステムが知られている(例えば特許文献1参照)。このシステムでは、複数のインセンティブオファーを顧客に送信するステップと、顧客から小売店の指定を含むインセンティブオファー選択データを受信するステップとが実行される。このシステムは、インセンティブオファー選択データに基づき、例えば割引クーポンの形で、顧客に対して購入インセンティブを提供する。
購入インセンティブとして有価ポイントを提供するシステムも知られている。このシステムによれば、消費者は、オンライン空間上の特定サイトを通じて、利用するポイントカードの種類を指定して、特定商品に関するディジタルクーポンの提供を受け、指定したポイントカードを利用可能な業者の店舗で、特定商品を購入することにより、指定したポイントカードを通じて有価ポイントを受け取ることができる。
特表平11−506859号公報
複数のインセンティブオファーを消費者に送信するシステムにおいて、これらのインセンティブオファーの内、どのインセンティブオファーを受けるかは、消費者の自由である。但し、複数のインセンティブオファーがリストとして消費者に提供される場合、各インセンティブオファーが消費者により選択される可能性は、リストにおけるインセンティブオファーの表示位置の影響を大きく受ける。
インセンティブの提供を伴う商品広告は、商品を販売する複数の業者を巻き込んで行われる場合がある。例えば、商品を製造するメーカ、複数の小売業者に販売空間を提供するショッピングモールの運営者、又は、広告代理業者が主体となって、商品を広告し、小売業者がインセンティブを消費者に提供する形態で、インセンティブを伴う商品広告が行われる場合がある。インセンティブに係るコストは、広告主及び小売業者の一方又は双方で負担される。
このようなインセンティブを伴う商品広告に関して、広告主は、様々な目的のために、特定の小売業者において多く商品が購入されることを所望する場合がある。小売業者は、インセンティブに係るコストの自己負担分を増やしても、多くの商品の販売することを所望する場合がある。上述した事項は、役務の広告に関しても同様に言うことができる。
そこで、本開示の一側面によれば、例えば商品及び/又は役務等の報知に関連して、関係者のニーズに適合した、適切な業者のリストを出力可能な出力システムを提供できることが望ましい。
本開示の一側面に係る出力システムは、出力ユニット及び制御ユニットを備える。出力ユニットは、報知対象に関連して、複数の業者を列挙したリストを出力するように構成される。制御ユニットは、リストに列挙される上記複数の業者である対象業者の、リストにおける配列を制御するように構成される。対象業者の夫々は、報知対象に関連する消費者の所定行為を条件に、消費者に報酬を提供する業者、及び、報知対象に関連する消費者の所定行為を条件に、提携業者を通じて消費者に報酬を提供する業者の一方である。
報知対象の一例には、広告情報、及び、非広告情報が含まれる。例えば、報知対象は、商品及び役務の少なくとも一方を広告するための情報であってもよいし、商品及び役務の少なくとも一方を消費者に市場を通じて提供する企業を広告するための情報であってもよい。
一例によれば、上記所定行為は、報知対象に関連する商品及び役務の少なくとも一方に関する消費者の所定行為であり得る。一例によれば、対象業者の夫々は、「報知対象に関連する商品及び役務の少なくとも一方に関する消費者の所定行為を条件に、消費者に報酬を提供する報酬提供業者」及び「商品及び役務の少なくとも一方に関して消費者との間で商取引可能な商取引業者であって、商品及び役務の少なくとも一方に関する消費者の所定行為を条件に、商取引業者自身から、又は、商取引業者と提携する提携業者を通じて、消費者に報酬を提供する商取引業者」の一方であり得る。
制御ユニットは、例えば、予め指定された条件又は規則に従って、上記リストにおける対象業者の配列を制御するように構成され得る。予め指定された条件又は規則に従う配列の制御により、出力システムは、報知元及び/又は業者等の関係者のニーズに適合した適切なリストを出力することができる。
本開示の一側面によれば、制御ユニットは、報知元が指定する条件に従って、上記対象業者の配列を制御するように構成され得る。制御ユニットは、対象業者が指定する条件に従って、対象業者の配列を制御するように構成されてもよい。制御ユニットは、報知元が指定する条件及び対象業者が指定する条件の少なくとも一方に従って、対象業者の配列を制御するように構成されてもよい。
制御ユニットは、報知元が指定する条件として、報知元が負担する報酬の提供に係るコストの上限である報知元予算に基づき、対象業者の配列を制御するように構成され得る。報知対象が広告情報である場合、報知元予算は、広告主予算であり得る。報知元予算は、対象業者の夫々に対して指定され得る。例えば、制御ユニットは、報知元予算が大きい業者ほど、当該業者がリストの先頭側に示されるように、リストにおける対象業者の配列を制御するように構成され得る。こうした配列の制御によれば、報知元は、各対象業者に対する異なる報知元予算の指定により、リストにおける配列をおよそ指定することができ、例えば特定業者を通じた商品及び/又は役務のプロモーションを優先的に行うことができる。
本開示の一側面によれば、制御ユニットは、報知元予算の未消化量に基づき、未消化量が大きい業者ほど、当該業者がリストの先頭側に示されるように、リストにおける対象業者の配列を制御するように構成されてもよい。こうした配列の制御によれば、出力システムは、報知元予算の形態で現れる報知元の要求を反映させながら、複数業者に対する報知元予算の全体が効率的に消化されるように、リストにおける対象業者の配列を制御することができる。
本開示の一側面によれば、制御ユニットは、対象業者が指定する条件としての、対象業者が負担する報酬の提供に係るコストの上限である業者予算に基づき、対象業者の配列を制御するように構成されてもよい。業者予算は、複数業者の夫々から個別に指定され得る。業者予算は、報知元毎又は報知対象毎に指定され得る。制御ユニットは、業者予算が大きい業者ほど、当該業者がリストの先頭側に示されるように、リストにおける対象業者の配列を制御するように構成され得る。
こうした配列の制御によれば、対象業者は、報酬に対するコスト負担の形態で、出力システムに、対象業者の配列を自己に有利に制御させることができる。
本開示の一側面によれば、制御ユニットは、報知元が指定する優先度に従って、優先度の高い業者ほど、当該業者がリストの先頭側に示されるように、対象業者の配列を制御する構成にされてもよい。こうした制御は、報知元のニーズに適合したリストの出力を可能にする。
本開示の一側面によれば、制御ユニットは、所定行為の実行に対する業者の夫々の貢献度に基づき、貢献度の高い業者ほど、当該業者がリストの先頭側に示されるように、対象業者の配列を制御するように構成されてもよい。こうした制御によれば、報知元は、業者の協力を積極的に得て、例えば商品及び/又は役務のプロモーションを効果的に行うことが可能である。
本開示の一側面によれば、上記所定行為は、例えば、報知対象が商品に関連する場合、商品を購入する行為を含むことができ、報知対象が役務に関連する場合、役務の提供を受ける行為を含むことができる。所定行為は、消費者が商品購入前後や役務提供を受ける前後に、業者に対して会員証、ポイントカード、又は、報酬の提供を受ける権利が化体されたクーポン等を提示する行為であってもよい。所定行為は、複数の行為の組合せであり得る。
上述した報酬は、有価ポイントであってもよいし、景品であってもよいし、現金であってもよいし、割引を受ける権利であってもよい。割引を受ける権利は、例えば、割引券の形態で消費者に提供され得る。消費者に提供される報酬は、例えば、消費者の消費行動を誘引する一種類以上の報酬の組合せであり得る。
本開示の一側面によれば、報知対象は、ディジタル機器から消費者への電子的な表示を通じて報知され得る。ディジタル機器は、消費者が所有する携帯端末及びパーソナルコンピュータの他、市中に設置されるディジタルサイネージ等の様々な機器を含む。この場合、出力ユニットは、ディジタル機器に対し上記リストを出力するように構成され得る。ディジタル機器は、このリストを消費者に表示するように構成され得る。
本開示の一側面によれば、出力ユニットは、業者のリストとして、ディジタル機器を通じた操作により消費者がリストに列挙された複数の業者の中から利用業者を選択可能な画面をディジタル機器に表示させるためのデータを、ディジタル機器に出力するように構成されてもよい。
この場合、出力システムは、ディジタル機器において消費者により利用業者が選択されたことを条件に、利用業者及び当該利用業者と提携する提携業者から報酬を受け取る権利を消費者に付与するための特定処理を実行する処理実行ユニットを更に備えた構成にされ得る。
本開示の一側面によれば、上述した出力システムが備える出力ユニット、制御ユニット、及び、処理実行ユニットの少なくとも一つとして、コンピュータを機能させるためのプログラムが提供されてもよい。プログラムは、コンピュータ読取可能な非一時的記録媒体に記録されてもよい。
本開示の一側面によれば、上述した出力システムと同様の方法で、リストを出力する出力方法が提供されてもよい。本開示の一側面によれば、出力方法は、コンピュータが、報知対象に関連して、複数の業者を列挙したリストを出力することと、コンピュータがリストに列挙される複数の業者の当該リストにおける配列を制御することとを含み得る。複数の業者である対象業者の例は、上述した通りである。
報酬付与システムの構成を表す図である。 ユーザ端末における表示画面の遷移を説明した図である。 ポイント付与の流れを概略説明した図である。 ウェブサーバが実行する処理を表すフローチャートである。 管理システムが実行する処理を表すフローチャートである。 管理システムが実行するポイント決定処理を表すフローチャートである。 管理システムが実行する配列決定処理を表すフローチャートである。 予算データの概略構成を表すフローチャートである。
以下に、本開示の例示的実施形態を、図面を参照しながら説明する。
本実施形態の報酬付与システム1は、複数業者の報酬(リワード)プログラムの内、ユーザが選択した報酬プログラムを通じて、ユーザに対し所定行為を条件に報酬を提供するシステムである。以下で例示する報酬は、有価ポイントである。但し、報酬は、景品であってもよいし、現金であってもよいし、割引を受ける権利であってもよい。
有価ポイントを用いた報酬プログラムは、日本国において広く普及しており、様々な業者が運営するフリークエント・ショッパーズ・プログラム(FSP)に適用されている。有価ポイントの例には、商品の購入や役務の提供に際して代金を支払う際に、ユーザが現金の代わりに用いることが可能なポイント、予め定められたポイント数で景品と交換することが可能なポイント、及び、予め定められたポイント数で上級会員に昇格できるポイントなどが含まれる。
以下では、報酬付与システム1が、複数業者のFSPを利用して、ユーザによる商品購入を条件に、有価ポイントを付与する例を説明する。但し、この報酬付与システム1が商品の他に役務も取扱うことができることは言うまでもない。役務の場合、報酬付与システム1は、ユーザが役務の提供を受けることを条件に、有価ポイントを付与することができる。更に言えば、報酬付与の条件は、商品を購入する行為及び役務の提供を受ける行為に限定されない。業者が所望する条件で報酬を付与することができる。
図1に示す本実施形態の報酬付与システム1は、ユーザ端末10との間で通信可能な複数のウェブサーバ30と、管理システム50と、複数の業者側システム70と、複数の広告主側システム80と、複数の情報提供システム90と、を備える。
ユーザ端末10の例には、通信機能を有するスマートフォン、タブレット端末、及び、パーソナルコンピュータが含まれる。図1に示すユーザ端末10は、CPU及びフラッシュメモリ等の記憶デバイスを備える制御デバイス11と、制御デバイス11に制御されて、各種情報をユーザに向けて表示するディスプレイ13と、ユーザからの操作を受付可能な入力デバイス15と、を備える。入力デバイス15は、例えば、ディスプレイ13上のタッチパネルである。ユーザ端末10が実行する処理は、制御デバイス11が記憶デバイスに格納されたプログラムに従う処理を実行することにより実現される。
ウェブサーバ30の夫々は、ユーザ端末10からアクセスに応じて、特定商品を宣伝する広告を含むウェブページである広告ページP1をユーザ端末10に提供するように構成される。ウェブサーバ30の例には、商品を製造するメーカのウェブサイトを公開するウェブサーバ、ショッピングモールのウェブサイトを公開するウェブサーバ、及び、モール型電子商取引(EC)サイトを公開するウェブサーバが含まれる。複数のウェブサーバ30は、互いに異なる商品についての広告ページP1をユーザ端末10に提供するように構成され得る。
ウェブサーバ30は、演算デバイス31と、記憶デバイス33と、通信デバイス35とを備える。演算デバイス31は、CPUを中心に構成され、記憶デバイス33が記憶するプログラム及びデータに基づく処理を実行する。ウェブサーバ30が実行する処理は、演算デバイス31が記憶デバイス33に格納されたプログラムに従う処理を実行することにより実現される。ウェブサーバ30と外部装置との通信は、通信デバイス35を通じて実現される。
ユーザは、ユーザ端末10を用いて様々な経路でウェブサーバ30が公開する広告ページP1にアクセスすることができる。例えば、ユーザは、検索サイトを通じて、ウェブブラウザにURLを入力して、又は、広告バナーを通じて、ウェブサーバ30のアクセスすることができる。
ウェブサーバ30は、ユーザ端末10からのアクセスがあると、図2上段に示すように、特定商品を宣伝する領域である商品広告領域R1を含む広告ページP1を、ユーザ端末10に送信して、ユーザ端末10のディスプレイ13に表示させる。広告ページP1は、特定商品を購入するとポイントを付与する旨のメッセージを含むメッセージ領域R2を含む。
このメッセージ領域R2に対する選択操作が、ユーザ端末10の入力デバイス15を通じてなされると、ウェブサーバ30は、図2中段に示すように、複数業者の報酬プログラムを列挙した報酬プログラムのリストを含むウェブページP2を、ユーザ端末10に送信する。リストアップされる複数業者の報酬プログラムは、商品購入に対する報酬として消費者に有価ポイントを付与する複数業者のFSPである。
ウェブページP2は、ユーザ端末10を通じた操作によりユーザが上記複数業者の報酬プログラムの中から有価ポイントの提供を受ける報酬プログラムである利用先プログラムを選択可能な構成にされる。以下では、このウェブページP2のことを選択ページと表現する。図2中段に示す例によれば、選択ページP2は、複数のラジオボタン及び決定ボタンを備える。ユーザは、入力デバイス15を通じたラジオボタンの選択により、複数業者の報酬プログラムの中から、利用先プログラムを選択し、決定ボタンの押下操作により、当該選択を確定することができる。
ウェブサーバ30は、上記選択が確定されると、図2下段に示すように、利用先プログラムの会員番号及びユーザの連絡先を問い合わせるウェブページP3を、ユーザ端末10に送信する。このウェブページP3は、ユーザ端末10を通じた操作によりユーザが利用先プログラムの会員番号及びユーザの連絡先メールアドレスを入力可能な構成にされる。以下では、このウェブページP3のことを入力ページと表現する。
ユーザは、ポイント付与の申込みのために、入力デバイス15を通じた入力操作により、入力ページに会員番号及び連絡先メールアドレスを入力し、決定ボタンの押下操作により、ユーザ端末10を通じて、ウェブサーバ30に会員番号及び連絡先メールアドレスを送信することができる。連絡先メールアドレスは、例えば、申込みが受け付けられたことをユーザに通知するために用いられる。メールアドレスに加えて又は代えて電話番号が入力されてもよい。連絡先メールアドレスが不要である場合、ウェブページP3は、これについての入力欄を備えない構成にされてもよい。
ウェブサーバ30は、ユーザ端末10から上記会員番号及び連絡先メールアドレスを受信すると、この会員番号のユーザに対するクーポン発行を要求するクーポン発行要求信号を、管理システム50に対して送信する。ここで言うクーポンは、電子クーポンであり、有価ポイントの提供を受ける権利を表す電子情報のことである。
管理システム50は、ウェブサーバ30からクーポン発行要求信号を受信すると、このクーポン発行要求信号に含まれる利用先プログラム及び会員番号等の情報に基づき、対応する報酬プログラムを運営する業者側システム70に、この業者及びこの業者と提携する提携業者からの特定商品の購入行為を条件に、上記会員番号に対応するユーザに有価ポイントを付与するように指示する指示信号を送信する。業者側システム70では、この指示信号に基づきユーザのクーポンデータが生成される。
報酬プログラムを運営する業者としては、商品を販売する店舗網を備える業者の他、自身では販売店舗を備えず、提携する業者の店舗を通じた商品購入に応じて、ユーザに有価ポイントを付与する業者が知られている。ここで言う店舗は、実店舗の他、オンライン空間上の仮想店舗、即ちECサイトを含む。
図1に示すように、管理システム50は、演算デバイス51と、記憶デバイス53と、通信デバイス55と、を備える。演算デバイス51は、CPUを中心に構成され、記憶デバイス53が記憶するプログラム及びデータに基づく処理を実行する。管理システム50と外部装置との通信は、通信デバイス55を通じて実現される。管理システム50が実行する処理は、演算デバイス51が記憶デバイス53に格納されたプログラムに従う処理を実行することにより実現される。
報酬プログラムを運営する業者側システム70は、管理システム50から上記指示信号を受信すると、指示信号が表すユーザの会員番号、クーポンID、付与ポイント数、及び、商品コードを、クーポンデータとして記憶するように構成される。商品コードは、例えばJANコードであり得る。商品コードは、ユーザが見た広告ページP1で宣伝された特定商品の商品コードであり、クーポン対象商品の商品コードである。業者側システム70は、このクーポンデータに従って、上記付与ポイント数分の有価ポイントを、特定商品の購入を条件に上記会員番号に対応するユーザに付与する。
業者側システム70は、管理システム50と同様に、演算デバイス71と、記憶デバイス73と、通信デバイス75と、を備える。演算デバイス71は、CPUを中心に構成され、記憶デバイス73が記憶するプログラム及びデータに基づく処理を実行する。業者側システム70が実行する処理は、演算デバイス71が記憶デバイス73に格納されたプログラムに従う処理を実行することにより実現される。業者側システム70と外部装置との通信は、通信デバイス75を通じて実現される。
図3に示すように、ポイント付与の申込みをしたユーザは、特定商品を、利用先プログラムを運営する業者又はその提携業者で購入する際、店員に会員証又はポイントカードを提示して、店員に会員番号を伝えることができる。店員は、特定商品の決済時に、ユーザから伝えられた会員番号をPOS(Point−of−Sale)レジスタ100に入力することができる。
POSレジスタ100は、この特定商品の販売情報を含むデータとして、販売された商品の情報と購入したユーザの会員番号とを含むPOSデータを、業者側システム70に送信する。業者側システム70は、POSレジスタ100からのPOSデータと、予め管理システム50からの指示信号に従って記憶デバイス73に記憶したクーポンデータの一群とを照合することにより、ポイント付与の申込みのあったユーザであって特定商品を購入したユーザに、クーポンデータが表す付与ポイント数分の有価ポイントを付与する。業者側システム70は、記憶デバイス73が記憶する会員番号毎のポイントデータの内、特定商品を購入したユーザのポイントデータにおける有効ポイント数を更新することにより、ユーザに有価ポイントを付与することができる。
続いて、ウェブサーバ30及び管理システム50の処理動作を、図4〜図7に示すフローチャートを用いて詳述する。
ウェブサーバ30は、ユーザ端末10から広告ページP1へのアクセス要求信号を受信すると、図4に示す処理を開始し、広告ページP1に対応する広告ID及びアクセス要求元のユーザ情報を含む仮発行要求信号を管理システム50に送信して、クーポンの仮発行を要求する(S110)。ユーザ情報は、例えば、ユーザ端末10から取得したIDFA等の端末ID及びクッキー(Cookie)情報や、ユーザ端末10の位置情報であり得る。ここで仮発行を要求するクーポンは、広告ページP1で宣伝する特定商品の購入を条件にユーザに有価ポイントを付与するための電子クーポンである(S110)。
その後、ウェブサーバ30は、仮発行要求信号に対する応答信号を管理システム50から受信する。応答信号には、クーポンID及び付与ポイント数の情報が含まれる。クーポンIDは、クーポンの識別コードであり、付与ポイント数の情報は、クーポンによってユーザに付与されるポイント数の情報である。本実施形態によれば、付与ポイント数は、ユーザの属性及び購買傾向に応じて、管理システム50により可変に決定される。
その後、ウェブサーバ30は、特定商品を宣伝する広告ページP1であって、付与ポイント数の情報を含む、特定商品を購入するとポイントを付与する旨のメッセージを記した広告ページP1(図2上段参照)を、ユーザ端末10に送信する(S120)。当該送信により、ユーザ端末10のディスプレイ13には、広告ページP1が表示される。
その後、ウェブサーバ30は、広告ページP1のメッセージ領域R2に対する選択操作がユーザによりなされたことを、ユーザ端末10から送信されてくる信号に基づいて検知するまで待機する(S130)。ユーザが上記選択操作することは、ユーザが広告ページP1で宣伝される特定商品の購入に関心を示したことを意味する。ウェブサーバ30は、ユーザ端末10において別の操作がなされるか、上記選択操作がなされないまま所定時間が経過すると、図4に示す処理を終了することができる。
ウェブサーバ30は、上記選択操作がなされたことを検知すると(S130でYes)、利用可能な報酬プログラムのリストを要求するリスト要求信号を管理システム50に送信し、その応答信号として、上記要求したリストを管理システム50から受信する(S140)。リスト要求信号には、S110で取得したクーポンIDの情報が含まれる。
リスト要求信号に応じて、管理システム50からウェブサーバ30へは、このクーポンIDに対応するクーポンの発行に参加する報酬プログラムのリストが返信される。このリストを受信すると、ウェブサーバ30は、当該リストを含む上述の選択ページP2(図2中段)をユーザ端末10に送信する(S150)。S150において、ウェブサーバ30は、管理システム50から取得したリストが示す報酬プログラムの配列順に、これらの報酬プログラムをリストアップした選択ページP2を生成して、この選択ページP2をユーザ端末10に送信することができる。
その後、ウェブサーバ30は、選択ページP2を通じたユーザによる報酬プログラムの選択結果として、上記利用先プログラムの情報をユーザ端末10から受信する(S160)。この利用先プログラムの情報を受信すると、ウェブサーバ30は、上述した入力ページP3(図2下段参照)をユーザ端末10に送信し(S170)、入力ページP3に対する入力結果として、上記利用先プログラムの会員番号及び連絡先メールアドレスの情報をユーザ端末10から受信する(S180)。
その後、ウェブサーバ30は、S180でユーザ端末10から受信した上記会員番号及び連絡先メールアドレスと、クーポンID及び利用先プログラムの情報と、を含むクーポン発行要求信号であって、この会員番号のユーザに対するクーポンの発行を要求するクーポン発行要求信号を、管理システム50に対して送信する(S190)。
更に、ウェブサーバ30は、クーポン発行要求信号に対する応答信号として、クーポン発行手続きの正常完了の有無を表す応答信号を受信し(S200)、正常完了した場合にはその旨のメッセージを記し、そうでない場合にはやり直し操作を促すメッセージを記したウェブページをユーザ端末10に送信する(S210)。その後、図4に示す処理を終了する。ウェブサーバ30又は管理システム50は、クーポン発行手続きが正常完了した場合、ユーザから取得した連絡先メールアドレス先に、その旨を通知する電子メールを送信することができる。電子メールには、商品名、付与ポイント数、報酬プログラム名の情報、及び、商品を購入可能な店舗情報等を含ませることができる。
このようなウェブサーバ30の処理に対応して、管理システム50は、図5に示す処理を繰返し実行するように構成される。管理システム50は、ウェブサーバ30が実行するS110の処理によりウェブサーバ30からクーポンの仮発行要求信号を受信すると(S310でYes)、S320に移行して、クーポンID及び付与ポイント数の情報を含む応答信号を、ウェブサーバ30に返信する。具体的に、管理システム50は、S320において、図6に示すポイント決定処理を実行することができる。
ポイント決定処理において、管理システム50は、仮発行要求信号に含まれる広告IDの情報に基づき、この広告IDに対応するクーポン発行条件情報を、記憶デバイス53から読み出す(S321)。クーポン発行条件情報は、クーポンID、クーポンに対応する特定商品の商品コード、基本付与ポイント数、及びポイント数の追加規則の情報を含む。ポイント数の追加規則は、ユーザの属性、及び、ユーザの購買傾向の組合せ毎に、基本付与ポイント数に対して追加するポイント数を表す。管理システム50は、広告主側システム80を通じて広告主から指定されたクーポン発行条件情報を広告IDと関連付けて記憶デバイス53に記憶しておくことができる。
管理システム50は、更に、受信した仮発行要求信号に含まれるユーザ情報と、このユーザ情報を用いて外部の情報提供システム90から取得可能な追加のユーザ情報と、に基づきユーザの属性及びユーザの購買傾向を特定する(S323)。情報提供システム90から取得可能な追加のユーザ情報には、例えば、ユーザの購買履歴が含まれる。
ここで言うユーザの属性は、ユーザの性別、年齢、地域及び職業等のデモグラフィック属性を含む。ユーザの購買傾向は、ユーザが購入する商品の傾向を表す。但し、ユーザの属性及び購買傾向は、S323で常に特定できるわけではない。属性及び購買傾向の一部又は全部が不明なユーザが存在し得る。
そして、管理システム50は、S321で読み出したクーポン発行条件情報に含まれる基本付与ポイント数の情報及びポイント数の追加規則と、S323で特定したユーザの属性及び購買傾向と、に基づき、ユーザに付与するポイント数を決定する(S325)。決定されるポイント数は、基本付与ポイント数に、追加規則に従う追加ポイントを加えた値である。追加ポイント数は、ユーザの属性及び購買傾向が、広告主がターゲットとする消費者像に近いほど、高い値に定められ得る。あるいは、追加ポイントは、競合会社の商品の購買者に対して多く付与され得る。ユーザに、競合会社の商品に代えて、広告商品を利用してもらうためである。属性及び購買傾向が不明なユーザに関しては、追加ポイント数をゼロに決定することができる。
管理システム50は、このようにして決定した付与ポイント数とクーポンIDの情報とを含む応答信号を、S320においてウェブサーバ30に送信する。この際、管理システム50は、決定した付与ポイント数の情報をクーポンIDの情報と関連付けてクーポンの仮発行データとして記憶デバイス53に記憶することができる。仮発行データには、付与ポイント数の決定に用いたユーザ情報や、広告ID、特定商品の商品コードの情報を更に格納しておくことができる。その後、管理システム50は、図5に示す処理を終了する。
一方、管理システム50は、ウェブサーバ30がS140で送信するリスト要求信号を受信すると(S330でYes)、リストアップする報酬プログラム群を決定する(S340)。リストアップする報酬プログラム群は、対応するクーポンIDのクーポン発行に参加する報酬プログラム群の内、ユーザの所在地域で当該報酬プログラムを利用した商品購入が可能な報酬プログラム群である。クーポン発行に参加する報酬プログラム群の情報は、クーポンIDと関連付けられて記憶デバイス53に記憶される。参加表明は、例えば、業者側システム70から管理システム50に対してなされる。
クーポン発行に参加する報酬プログラム群には、報酬プログラムを運営する業者の店舗及び提携業者の店舗の所在が特定地域に限られており、その特定地域外に居るユーザには、報酬プログラムを利用した買い物ができない報酬プログラムが存在する。
管理システム50は、対応するクーポンIDのクーポン発行に参加する報酬プログラム群の内、このようなユーザの所在地域では利用できない報酬プログラムを除いた報酬プログラム群を、リストアップする報酬プログラム群に決定する。ユーザの所在地域は、ユーザ端末10からウェブサーバ30を通じて取得したユーザ情報に基づいて特定することができる。
その後、管理システム50は、S340で決定したリストアップする報酬プログラム群の配列を決定する(S350)。
具体的に、管理システム50は、図7に示す配列決定処理を実行して、リストアップする報酬プログラム群の配列を決定することができる。配列決定処理では、記憶デバイス53がクーポンIDに関連付けて記憶する、広告主予算及び業者予算の情報が参照される。
広告主予算の情報は、広告主側システム80から入力される。業者予算の情報は、業者側システム70から入力される。広告主予算は、広告主から、クーポン発行に参加する報酬プログラムの夫々に対して設定される予算である。ある一つの報酬プログラムに対する広告主予算は、この報酬プログラムを通じた有価ポイントの提供に際して広告主が負担するコストの上限に対応する。広告主の例は、商品を製造するメーカである。
業者予算は、クーポンの発行に参加する報酬プログラムの夫々の運営業者から設定される。ある一つの報酬プログラムに対する業者予算は、この報酬プログラムを通じた有価ポイントの提供に際して、この報酬プログラムの運営業者が負担するコストの上限に対応する。
記憶デバイス53には、クーポンID毎に、対応するクーポンの発行(換言すればポイントの付与)に参加する報酬プログラム毎の広告主予算、及び、業者予算の情報を含む予算データ(図8参照)が記憶される。
配列決定処理を開始すると、管理システム50は、リスト要求信号に含まれるクーポンIDに対応する予算データを読み出す(S351)。
管理システム50は、この予算データに基づき、リストアップする報酬プログラム毎に、その報酬プログラムの広告主予算と業者予算との合算値として、総合予算を算出する(S352)。上述した広告主予算及び業者予算は、ポイント数で表すことができる。広告主予算がX1ポイントであり、業者予算がX2ポイントであるときの総合予算X3は、X3=X1+X2であり、対応する報酬プログラムを通じてユーザに付与可能な有価ポイントの合計に対応する。
更に、管理システム50は、リストアップする報酬プログラム毎に、総合予算の消化量を算出する(S353)。管理システム50は、これまでに業者側システム70で発行された該当クーポンIDのクーポンによりユーザに付与されるポイント数の合計を、総合予算の消化量として算出することができる。例えば、第一のユーザに、50ポイントのクーポンを発行し、第二のユーザに、60ポイントのクーポンを発行した場合には、商品購入によりクーポンが使用されているか否かに関わらず、50+60=110ポイントを、総合予算の消化量として算出することができる。
更に、管理システム50は、リストアップする報酬プログラム毎に、総合予算の未消化量を算出する(S354)。管理システム50は、総合予算の未消化量X5を、総合予算X3から、S353で算出した総合予算の消化量X4を減算して算出することができる(X5=X3−X4)。
その後、管理システム50は、リストアップする報酬プログラム群を、このように算出した総合予算の未消化量X5の多い報酬プログラム順に配列するように、当該報酬プログラム群の配列を決定する(S355)。即ち、最も未消化量X5が多い報酬プログラムがリストの先頭に示され、最も未消化量X5が少ない報酬プログラムがリストの末尾に示されるように、配列を決定する。いずれのユーザに対してもクーポンが発行されていないプロモーション初期においては、各報酬プログラムの未消化量X5は、総合予算X3に対応するため、広告主予算が多いほど、及び、業者予算が多いほど、対応する報酬プログラムは、リストの先頭側に配置される。
なお、S355の処理は、図7に示すS357の処理に置き換えられてもよい。S357において、管理システム50は、リストアップする報酬プログラム群を、総合予算X3の多い報酬プログラム順に配列するように、当該報酬プログラム群の配列を決定する。この場合、総合予算の消化量及び未消化量の算出処理(S353,S354)は実行不要である。
管理システム50は、このように配列決定処理を実行して、リストアップする報酬プログラム群の配列を決定することができる(S350)。その後、管理システム50は、決定した配列順に報酬プログラム群を配列した報酬プログラムのリストを、リスト要求信号送信元の管理システム50に送信し(S360)、図5に示す処理を終了する。このような配列決定のため、ユーザ端末10が表示する選択ページP2には、未消化量X5の多い報酬プログラム順に、又は、総合予算X3の多い報酬プログラム順に、報酬プログラムがリストアップされる。
一方、管理システム50は、ウェブサーバ30がS190で送信するクーポン発行要求信号を受信すると(S370でYes)、このクーポン発行要求信号が示す会員番号及び利用先プログラムに基づき、当該利用先プログラムを運営する業者の業者側システム70に、この業者及びこの業者と提携する提携業者の一方からの特定商品の購入を条件に、上記会員番号に対応するユーザに有価ポイントを付与するように指示する指示信号を送信する(S380)。指示信号には、クーポン発行要求信号が示す会員番号、クーポンID及び連絡先メールアドレスの情報、ユーザに付与するポイント数である付与ポイント数の情報、特定商品の商品コードの情報を含ませることができる。この指示信号に基づき、業者側システム70では、クーポンの発行動作として、上記クーポンデータの生成及び記録動作が行われる。
その後、管理システム50は、指示信号に対応する応答信号として、クーポン発行手続きの正常完了の有無を表す応答信号を業者側システム70から受信し、その応答信号の内容を、クーポン発行要求信号に対する応答信号として、クーポン発行要求元のウェブサーバ30に送信する(S390)。その後、図5に示す処理を終了する。S390では、ユーザ端末10の連絡先メールアドレスに、クーポン発行手続きが正常完了した旨を通知する電子メールを送信することができる。
以上に説明した本実施形態の報酬付与システム1によれば、広告主が指定する条件及び報酬プログラムを運営する業者が指定する条件に従って、選択ページP2における報酬プログラムの配列が制御される。従って、この報酬付与システム1は、広告主及び/又は業者のニーズに適合した適切な配列で報酬プログラムのリストを表示することができる。
例えば、広告主は、特定業者と良好な関係を維持するために、特定業者を通じた商品のプロモーションを優先的に行うことを所望する場合がある。このような場合、広告主は、特定業者に対する広告主予算を、他の業者に対する広告主予算より多くすることで、特定業者が選択ページP2において上位に表示されるようにすることができる。
一方、報酬プログラムの運営業者は、ポイント付与に係る自己負担分を増やしてでも、選択ページP2において自己の名前が上位に表示され、自己の店舗網で商品が多く売れることを所望する場合がある。このような場合、業者は、自己の店舗網で取り扱う商品についてのクーポンに関して、業者予算を多くすることで、選択ページP2において優先的に自己の名前が上位に表示されるようにすることができる。
本実施形態の報酬付与システム1によれば、広告主側から指定される条件、及び、報酬プログラムの運営業者側から指定される条件に応じて、報酬プログラムの表示順が変更されることから、広告主となり得るメーカと、報酬プログラムの運営業者としての小売業者との間に、新たな関係を生じさせることもできる。例えば、従来では、売り場を持つ小売業者が、メーカより強い立場になることが多かったが、本実施形態の報酬付与システム1は、このような力関係を変える能力を潜在的に有する。
本実施形態によれば、既存の複数のFSPを利用して販売促進活動を行うが、FSPは、大手流通が特に運営するものである。従って、報酬付与システム1は、広いエリアに亘って様々な商品に関して、電子クーポンの利益を消費者にもたらすことができる。更に言えば、広告主となり得るメーカやショッピングモールの運営者は、報酬付与システム1を通じて、直営サイトから店舗への送客を容易に行うことができる。従って、この報酬付与システム1は、様々なメーカや、流通/小売業者に、販売促進の観点で多くの利益をもたらす。このことは、役務についても同様にいうことができる。
また、管理システム50は、潜在的には、消費者の消費行動の関する様々なデータを業者側システム70から取得して収集及び蓄積することができる。このようなデータは、潜在顧客の発掘や効果的な広告戦略の検討に大変役立つ。
本開示は、上述した実施形態に限定されることなく、種々の形態をとり得ることはいうまでもない。
例えば、ユーザには、商品購入時の、曜日、時間帯や天候に応じて更に追加の有価ポイントを付与するように、報酬付与システム1は構成されてもよい。店舗への来客が減るような曜日、時間帯、及び、天候では、来客を促すために、ユーザに対して追加の有価ポイントを付与することができる。
管理システム50は、クーポン発行に係る広告主予算及び業者予算の消化状況に応じて、S320でユーザ端末10に通知する付与ポイント数を増減させるように構成されてもよい。例えば、クーポンに対するユーザの関心が低く、予算の消化が遅い場合には、付与ポイント数を増加させることが考えられる。この他、管理システム50は、ユーザ端末10のウェブサーバ30を通じた管理システム50へのアクセス経路に基づいて、付与ポイント数を増減させるように構成されてもよい。
上記実施形態では、いずれの報酬プログラムを選択しても、同一のポイント数が付与される。但し、報酬プログラムによってユーザに付与されるポイント数が異なる実施形態も考えられる。この場合、リストには、報酬プログラム毎の付与ポイント数の情報が含まれてもよい。
また、リストにおける報酬プログラムの配列は、広告主の全体予算及び各業者の全体予算を考慮して決定されてもよい。全体予算を超えたクーポンに関しては、クーポン発行要求を拒否するように、管理システム50は構成され得る。報酬プログラムの配列は、業者側システム70から得られるクーポン対象商品の在庫状況を加味して制御されてもよい。
この他、上記実施形態では、管理システム50からウェブサーバ30に、上記リストとして、報酬プログラムのリストを送信したが、報酬プログラムのリストは、報酬プログラムの名称、及び/又は、報酬プログラムの運営業者の名称を列挙したリストであり得る。
報酬プログラムの運営業者が、店舗網を有する流通/小売業者である場合には、リストに、報酬プログラムの名称及び/又は運営業者の名称を列挙することと、流通/小売業者の名称を列挙することとは、広義には同一である。即ち、報酬プログラムのリストは、表面上の表現が異なるのみで流通/小売業者のリストと本質的には同一である。
報酬プログラムの運営業者が、自己の店舗網を有さない報酬プログラムの運営に特化した業者である場合には、リストには、報酬プログラムの名称に代えて、報酬プログラムの運営業者と提携する一以上の小売業者であって、報酬プログラムに参加する一以上の小売業者の名称を記してもよい。
このようにリストには、『宣伝対象の商品及び役務の少なくとも一方に関する消費者の所定行為(例えば購買行為)を条件に、消費者に報酬を提供する報酬提供業者』、及び、『宣伝対象の商品及び役務の少なくとも一方に関して消費者との間で商取引可能な業者である商取引業者であって、宣伝対象の商品及び役務の少なくとも一方に関する消費者の所定行為(例えば購買行為)を条件に、商取引業者自身から、又は、商取引業者と提携する提携業者を通じて消費者に報酬を提供する商取引業者』の少なくとも一方を記述することができる。
この他、管理システム50は、広告主が指定する優先度に従って、優先度の高い報酬プログラム/業者ほど、当該報酬プログラム/業者がリストの先頭側に示されるように、リストにおける報酬プログラム/業者の配列を制御する構成にされてもよい。例えば、上記実施形態において、リストアップされる報酬プログラムの夫々の業者予算がゼロ又は一律である場合、総合予算は、広告主予算によってのみ変動する。従って、この例において、広告主予算が優先度であると理解すれば、S357の処理を経て、リストには、広告主が指定する優先度に従う配列で、報酬プログラム/業者が列挙される。
管理システム50は、リストに列挙される各報酬プログラム/業者の、クーポン対象商品の販売活動に対する貢献度に基づき、貢献度の高い報酬プログラム/業者ほど、当該報酬プログラム/業者がリストの先頭側に示されるように、報酬プログラム/業者の配列を制御するように構成されてもよい。例えば、上記実施形態において、リストアップされる報酬プログラムの夫々の広告主予算がゼロ又は一律である場合、総合予算は、業者予算によってのみ変動する。従って、この例において、業者予算が貢献度であると理解すれば、S357の処理を経て、リストには、貢献度に従う配列で、報酬プログラム/業者が列挙される。
この他、広告主予算及び業者予算の一方は、存在しなくてもよい。各業者の業者予算は、クーポンID毎ではなく、広告主毎に設定されてもよい。即ち、同一広告主の複数のクーポンに関して、共通する業者予算が設定されてもよい。
また、広告ページP1は、領域R1として、企業広告を表示するための領域を備えてもよく、メッセージ領域R2には、当該企業の製品を購入するとポイントを付与する旨のメッセージが含まれていてもよい。広告ページP1に代えて、非広告ページが用いられてもよい。
上記実施形態における1つの構成要素が有する機能は、複数の構成要素に分散して設けられてもよい。複数の構成要素が有する機能は、1つの構成要素に統合されてもよい。例えば、管理システム50の一部機能がウェブサーバ30に設けられてもよいし、ウェブサーバ30の一部機能が管理システム50に設けられてもよい。
例えば、図2上段に示すメッセージ領域R2には、管理システム50のウェブサーバへのリンクが張られていてもよい。即ち、図2上段に示すメッセージ領域R2が選択されると管理システム50のウェブサーバの処理に移行して、管理システム50が、ユーザ端末10に、図2中段及び下段に示すページを順に送信するように、報酬付与システム1は構成されてもよい。
上記実施形態の構成の一部は、省略されてもよい。上記実施形態の構成の少なくとも一部は、他の上記実施形態の構成に対して付加又は置換されてもよい。特許請求の範囲に記載の文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
用語間の対応関係は次の通りである。管理システム50、具体的には演算デバイス51により実行されるS360の処理が、出力ユニットにより実現される処理の一例に対応し、演算デバイス51により実行されるS350の処理が、制御ユニットにより実現される処理の一例に対応する。ユーザ端末10は、ディジタル機器の一例に対応し、演算デバイス51により実行されるS380の処理が、処理実行ユニットにより実現される処理の一例に対応する。
1…報酬付与システム、10…ユーザ端末、11…制御デバイス、13…ディスプレイ、15…入力デバイス、30…ウェブサーバ、31…演算デバイス、33…記憶デバイス、35…通信デバイス、50…管理システム、51…演算デバイス、53…記憶デバイス、55…通信デバイス、70…業者側システム、71…演算デバイス、73…記憶デバイス、75…通信デバイス、80…広告主側システム、90…情報提供システム、100…POSレジスタ、P1…広告ページ、P2…選択ページ、P3…入力ページ、R1…商品広告領域、R2…メッセージ領域。

Claims (19)

  1. 報知対象に関連して、複数の業者を列挙したリストを出力するように構成される出力ユニットと、
    前記リストに列挙される前記複数の業者である対象業者の、前記リストにおける配列を所定条件に基づき制御するように構成される制御ユニットと、
    を備え、前記対象業者の夫々は、前記報知対象に関連する消費者の所定行為を条件に、前記消費者に報酬を提供する業者、及び、前記報知対象に関連する消費者の所定行為を条件に、提携業者を通じて前記消費者に報酬を提供する業者の一方である出力システム。
  2. 請求項1記載の出力システムであって、
    前記制御ユニットは、報知元が指定する条件及び前記対象業者が指定する条件の少なくとも一方に従って、前記対象業者の配列を制御する出力システム。
  3. 請求項2記載の出力システムであって、
    前記制御ユニットは、前記報知元が指定する条件として、前記報知元が前記対象業者の夫々に対して指定する前記報知元が負担する前記報酬の提供に係るコストの上限である報知元予算に基づき、前記対象業者の配列を制御する出力システム。
  4. 請求項3記載の出力システムであって、
    前記制御ユニットは、前記報知元予算が大きい業者ほど、当該業者が前記リストの先頭側に示されるように、前記リストにおける前記対象業者の配列を制御する出力システム。
  5. 請求項3記載の出力システムであって、
    前記制御ユニットは、前記報知元予算の未消化量に基づき、前記未消化量が大きい業者ほど、当該業者が記リストの先頭側に示されるように、前記リストにおける前記対象業者の配列を制御する出力システム。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか一項記載の出力システムであって、
    前記制御ユニットは、前記対象業者が指定する条件としての、前記対象業者が負担する前記報酬の提供に係るコストの上限である業者予算に基づき、前記業者の配列を制御する出力システム。
  7. 請求項6記載の出力システムであって、
    前記業者予算は、前記報知対象毎に指定される出力システム。
  8. 請求項1記載の出力システムであって、
    前記制御ユニットは、報知元が指定する優先度に従って、前記優先度の高い業者ほど、当該業者が前記リストの先頭側に示されるように、前記対象業者の配列を制御する出力システム。
  9. 請求項1記載の出力システムであって、
    前記制御ユニットは、前記所定行為の実行に対する前記対象業者の夫々の貢献度に基づき、貢献度の高い業者ほど、当該業者が前記リストの先頭側に示されるように、前記対象業者の配列を制御する出力システム。
  10. 請求項1〜請求項9のいずれか一項記載の出力システムであって、
    前記所定行為は、前記報知対象に関連する商品及び役務の少なくとも一方に関する消費者の所定行為である出力システム。
  11. 請求項10記載の出力システムであって、
    前記所定行為は、前記報知対象が商品に関連する場合における前記商品を購入する行為、及び、前記報知対象が役務に関連する場合における前記役務の提供を受ける行為を含む出力システム。
  12. 請求項10又は請求項11記載の出力システムであって、
    前記対象業者の夫々は、
    前記報知対象に関連する商品及び役務の少なくとも一方に関する消費者の所定行為を条件に、前記消費者に報酬を提供する報酬提供業者、及び、
    前記商品及び役務の少なくとも一方に関して消費者との間で商取引可能な商取引業者であって、前記商品及び役務の少なくとも一方に関する消費者の所定行為を条件に、前記商取引業者自身から、又は、前記商取引業者と提携する提携業者を通じて、前記消費者に報酬を提供する商取引業者
    の一方である出力システム。
  13. 請求項1〜請求項12のいずれか一項記載の出力システムであって、
    前記報酬は、有価ポイントを含む出力システム。
  14. 請求項1〜請求項13のいずれか一項記載の出力システムであって、
    前記報知対象は、商品及び役務の少なくとも一方を広告するための情報、並びに、商品及び役務の少なくとも一方を消費者に市場を通じて提供する企業を広告するための情報、の少なくとも一方を含む出力システム。
  15. 請求項1〜請求項14のいずれか一項記載の出力システムであって、
    前記報知対象は、ディジタル機器から前記消費者への電子的な表示を通じて報知され、
    前記出力ユニットは、前記ディジタル機器に対し前記リストを出力する出力システム。
  16. 請求項15記載の出力システムであって、
    前記出力ユニットは、前記リストとして、前記ディジタル機器を通じた操作により前記消費者が前記リストに列挙された前記複数の業者の中から利用業者を選択可能な画面を前記ディジタル機器に表示させるためのデータを、前記ディジタル機器に出力し、
    前記出力システムは、
    前記ディジタル機器において前記消費者により前記利用業者が選択されたことを条件に、前記利用業者及び前記利用業者と提携する提携業者から前記報酬を受け取る権利を前記消費者に付与するための特定処理を実行する処理実行ユニット
    を更に備える出力システム。
  17. 請求項1〜請求項16のいずれか一項記載の前記出力システムが備える前記出力ユニット及び前記制御ユニットとして、コンピュータを機能させるためのプログラム。
  18. 請求項16記載の前記出力システムが備える前記出力ユニット、前記制御ユニット、及び前記処理実行ユニットとして、コンピュータを機能させるためのプログラム。
  19. コンピュータが、報知対象に関連して、複数の業者を列挙したリストを出力することと、
    コンピュータが、前記リストに列挙される前記複数の業者である対象業者の、前記リストにおける配列を所定条件に基づき制御することと、
    を含み、前記対象業者の夫々は、前記報知対象に関連する消費者の所定行為を条件に、前記消費者に報酬を提供する業者、及び、前記報知対象に関連する消費者の所定行為を条件に、提携業者を通じて前記消費者に報酬を提供する業者の一方である出力方法。
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