JP2022102936A - 選択装置、選択方法及び選択プログラム - Google Patents
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Abstract
Description
図1を用いて、本実施形態の選択装置等により実現される選択処理を説明する。図1は、実施形態に係る選択処理の一例を示す図である。なお、図1では、本実施形態に係る選択装置の一例である決済サーバ10によって、実施形態に係る選択処理などが実現されるものとする。
ここで、決済サーバ10が実行する選択処理に先立ち、端末装置100を用いた決済(電子決済)の一例について説明する。なお、以下の説明では、店舗Aに配置された2次元コード(QRコード(登録商標))であって、店舗Aを識別する店舗識別情報C1を示す2次元コードを用いて、利用者U1が端末装置100を用いた決済を行う例について説明するが、実施形態は、これに限定されるものではない。以下に説明する決済の一例は、任意の利用者が任意の端末装置100を用いて、任意の店舗にて決済を行う場合においても適用可能である。また、店舗識別情報C1は、QRコードのみならず、バーコードや所定のマーク、番号等であってもよい。
ここで、従来、インターネット上における金融商品の取引に関する技術として、銘柄情報に対するユーザの行動履歴を含むユーザ情報に基づいて銘柄同士の関連性を示す指標値を算出し、算出した指標値に基づいてユーザに提供するための銘柄情報を提供する技術が知られている。しかしながら、このような技術では、ファイナンスサイトにおいてユーザが銘柄を閲覧した行動や、検索サイトにおいて銘柄を検索した行動に基づいて銘柄情報を提供しているに過ぎず、利用者の購買行動等により示される金融商品への関心に基づいて金融商品の購入を提案できないため、利用者に購入を提案する金融商品を適切に選択しているとは言えない場合がある。
次に、図2を用いて、決済サーバ10の構成について説明する。図2は、実施形態に係る決済サーバの構成例を示す図である。図4に示すように、決済サーバ10は、通信部20と、記憶部30と、制御部40とを有する。
通信部20は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部20は、ネットワークNと有線または無線で接続され、端末装置100等との間で情報の送受信を行う。
記憶部30は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。図4に示すように、記憶部30は、口座データベース31と、投資商品データベース32と、店舗情報データベース33と、利用者情報データベース34とを有する。
口座データベース31は、利用者や事業者などが電子決済サービスにおいて所有する口座(決済口座)に関する各種の情報を記憶する。ここで、図3を用いて、口座データベース31が記憶する情報の一例を説明する。図3は、実施形態に係る口座データベースの一例を示す図である。図3の例において、口座データベース31は、「口座ID」、「所有者情報」、「口座残高」といった項目を有する。
投資商品データベース32は、ファイナンスサービスにおいて提供する投資商品に関する各種の情報を記憶する。ここで、図4を用いて、投資商品データベース32が記憶する情報の一例を説明する。図4は、実施形態に係る投資商品データベースの一例を示す図である。図4の例において、投資商品データベース32は、「投資商品ID」、「種別」、「銘柄」、「業界」、「価格」、「商品内容」といった項目を有する。
店舗情報データベース33は、電子決済サービスを利用して利用者からの決済を受け付ける店舗(すなわち、電子決済サービスの加盟店)に関する各種の情報を記憶する。ここで、図5を用いて、店舗情報データベース33が記憶する情報の一例を説明する。図5は、実施形態に係る店舗情報データベースの一例を示す図である。図5の例において、店舗情報データベース33は、「店舗ID」、「事業者ID」、「業界」、「取引対象」、「所在地」、「上場の有無」といった項目を有する。
利用者情報データベース34は、決済サーバ10が提供するサービスの利用者に関する各種の情報を記憶する。ここで、図6を用いて、利用者情報データベース34が記憶する情報の一例を説明する。図6は、実施形態に係る利用者情報データベースの一例を示す図である。図6の例において、利用者情報データベース34は、「利用者ID」、「決済履歴」、「利用履歴」、「属性情報」、「購入済み投資商品」といった項目を有する。
制御部40は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、決済サーバ10内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部40は、コントローラであり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。実施形態に係る制御部40は、図2に示すように、取得部41と、決済処理部42と、推定部43と、選択部44と、提案部45と、通知部46とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。
取得部41は、利用者が所定の決済手段を用いて決済を行った店舗に関する店舗情報を取得する。例えば、図1の例において、取得部41は、端末装置100が読み取った店舗識別情報C1が示す店舗IDと、利用者U1の利用者IDとを含む決済情報を取得する。
決済処理部42は、取得部41が取得した決済情報に従い、決済処理を実行する。例えば、決済処理部42は、利用者IDが示す利用者の口座から、店舗IDが示す店舗の口座へと、決済金額が示す額の電子マネーを移行させる。
推定部43は、店舗情報に基づいて、利用者の属性を推定する。例えば、推定部43は、店舗情報データベース33を参照し、利用者が決済を行った店舗に紐付けられた店舗情報に基づいて利用者の属性を推定する。具体的な例を挙げると、図1の例において、店舗Aが取引対象としてゴルフ用品を専門的に提供する場合、推定部43は、利用者U1の属性を「ゴルフ好き」と推定する。なお、推定部43は、利用者がゴルフ用品を専門的に提供する店舗において電子決済を行った回数が所定の閾値以上である場合や、当該店舗に対して行った電子決済の総額が所定の閾値以上である場合に、当該利用者の属性を「ゴルフ好き」と推定してもよい。
選択部44は、取得部41により取得された店舗情報に基づいて、利用者に購入を提案する金融商品を選択する。例えば、図1の例において、選択部44は、投資商品データベース32及び店舗情報データベース33を参照し、端末装置100から取得された決済情報が示す店舗IDに基づき、利用者U1に購入を提案する投資商品を選択する。
提案部45は、利用者が利用する利用者端末を用いる所定の決済手段を提供する所定のプラットフォームであって、金融商品に関する情報を配信する所定のプラットフォームを介して、選択部44により選択された金融商品の購入を提案する。例えば、図1の例において、提案部45は、決済アプリ内で起動するミニアプリであるファイナンスアプリを介して、選択された投資商品の購入を提案する旨の情報を端末装置100に配信する。
通知部46は、選択部44により選択された金融商品を利用者が購入した場合は、当該金融商品に対応する企業に関する情報に応じて所定の通知を行う。例えば、図1の例において、利用者U1が店舗Aを投資対象とする投資商品を購入した場合、通知部46は、店舗Aや、店舗Aが属する業界に関するニュース記事等の情報を収集し、収集した情報に基づいて所定の通知を行う。
図7を用いて、実施形態に係る決済サーバ10の選択処理の手順について説明する。図7は、実施形態に係る選択処理の手順の一例を示すフローチャートである。
上述の実施形態は一例を示したものであり、種々の変更及び応用が可能である。
上述の実施形態において、選択部44が、利用者に購入を提案する金融商品として、株式や投資信託を選択する例を示したが、金融商品はこのような例に限定されず、任意の金融商品を選択してもよい。例えば、選択部44が選択する金融商品は、国債や、社債、不動産、外貨預金、FX(Foreign Exchange)等の外国為替、仮想通貨、先物取引、保険、預貯金などであってもよい。
上述の実施形態において、取得部41が、決済アプリがインストールされた端末装置100を用いて実店舗で決済を行った店舗に関する店舗情報を取得する例を示したが、取得部41の機能はこのような例に限定されず、任意の手法により利用者が決済を行った店舗に関する店舗情報を取得してもよい。例えば、取得部41は、所定の電子商取引サービスで利用者が利用した店舗であって、上述の決済アプリが提供する電子決済サービスを用いて決済(すなわち、オンライン決済)を行った店舗(オンラインストア)に関する店舗情報を取得する。具体的な例を挙げると、取得部41は、決済アプリ内で起動するミニアプリにおいて提供されるショッピングサービスや、フリーマーケットサービス、オークションサービスなどにおいて利用者が決済を行った店舗に関する店舗情報を取得する。
上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、逆に、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文章中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
上述してきたように、実施形態に係る決済サーバ10は、取得部41と、決済処理部42と、推定部43と、選択部44と、提案部45と、通知部46とを有する。取得部41は、利用者が所定の決済手段を用いて決済を行った店舗に関する店舗情報を取得する。また、取得部41は、決済における決済金額を示す店舗情報を取得する。また、取得部41は、利用者が利用する利用者端末を用いる決済を行った店舗に関する店舗情報を取得する。決済処理部42は、取得部41が取得した決済情報に従い、決済処理を実行する。推定部43は、店舗情報に基づいて、利用者の属性を推定する。また、推定部43は、店舗を利用する他の利用者の属性に基づいて、利用者の属性を推定する。選択部44は、取得部41により取得された店舗情報に基づいて、利用者に購入を提案する金融商品を選択する。また、選択部44は、推定部43により推定された利用者の属性に対応する金融商品を選択する。また、選択部44は、決済金額に対応する価格帯の金融商品を選択する。提案部45は、利用者が利用する利用者端末を用いる所定の決済手段を提供する所定のプラットフォームであって、金融商品に関する情報を配信する所定のプラットフォームを介して、選択部44により選択された金融商品の購入を提案する。通知部46は、選択部44により選択された金融商品を利用者が購入した場合は、当該金融商品に対応する企業に関する情報に応じて所定の通知を行う。
また、上述してきた各実施形態に係る決済サーバ10は、例えば、図8に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、決済サーバ10を例に挙げて説明する。図8は、決済サーバの機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
10 決済サーバ
20 通信部
30 記憶部
31 口座データベース
32 投資商品データベース
33 店舗情報データベース
34 利用者情報データベース
40 制御部
41 取得部
42 決済処理部
43 推定部
44 選択部
45 提案部
46 通知部
100 端末装置
Claims (23)
- 利用者が所定の決済手段を用いて決済を行った店舗に関する店舗情報を取得する取得部と、
前記取得部により取得された店舗情報に基づいて、前記利用者に購入を提案する金融商品を選択する選択部と
を有することを特徴とする選択装置。 - 前記選択部は、
前記店舗が属する業界に対応する金融商品を選択する
ことを特徴とする請求項1に記載の選択装置。 - 前記選択部は、
前記店舗が属する業界に対応する投資信託を選択する
ことを特徴とする請求項2に記載の選択装置。 - 前記選択部は、
前記店舗を運営する企業を投資対象として含む金融商品を選択する
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の選択装置。 - 前記選択部は、
前記店舗を運営する企業が発行する株式を選択する
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の選択装置。 - 前記選択部は、
前記店舗が提供する取引対象に関連する企業に関する金融商品を選択する
ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載の選択装置。 - 前記選択部は、
前記店舗を運営する企業が発行する株式の値動きに対応する金融商品を選択する
ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1つに記載の選択装置。 - 前記選択部は、
前記店舗を運営する企業が上場していない場合は、当該企業と対応する企業に関する金融商品を選択する
ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1つに記載の選択装置。 - 前記選択部は、
前記店舗を運営する企業が上場してから経過した期間が所定期間を経過していない場合は、上場してから経過した期間が前記店舗を運営する企業と対応する企業に関する金融商品を選択する
ことを特徴とする請求項1から8のいずれか1つに記載の選択装置。 - 前記選択部は、
前記店舗と事業内容が対応する企業に関する金融商品を選択する
ことを特徴とする請求項1から9のいずれか1つに記載の選択装置。 - 前記選択部は、
前記店舗情報が示す前記店舗の位置情報に基づく前記利用者の拠点を推定し、当該拠点に対応する地場企業に関する金融商品を選択する
ことを特徴とする請求項1から10のいずれか1つに記載の選択装置。 - 前記店舗情報に基づいて、前記利用者の属性を推定する推定部
をさらに有し、
前記選択部は、
前記推定部により推定された前記利用者の属性に対応する金融商品を選択する
ことを特徴とする請求項1から11のいずれか1つに記載の選択装置。 - 前記推定部は、
前記店舗を利用する他の利用者の属性に基づいて、前記利用者の属性を推定する
ことを特徴とする請求項12に記載の選択装置。 - 前記選択部は、
前記利用者の属性に対応する取引対象を提供する企業に関する金融商品を選択する
ことを特徴とする請求項12または13に記載の選択装置。 - 前記選択部は、
前記利用者と共通の属性を有する他の利用者が決済を行う店舗に関する金融商品を選択する
ことを特徴とする請求項12から14のいずれか1つに記載の選択装置。 - 前記選択部は、
前記店舗を利用した他の利用者が購入した金融商品を選択する
ことを特徴とする請求項1から15のいずれか1つに記載の選択装置。 - 前記取得部は、
前記決済における決済金額を示す前記店舗情報を取得し、
前記選択部は、
前記決済金額に対応する価格帯の金融商品を選択する
ことを特徴とする請求項1から16のいずれか1つに記載の選択装置。 - 前記選択部は、
前記店舗に対応する価格帯の金融商品を選択する
ことを特徴とする請求項1から17のいずれか1つに記載の選択装置。 - 前記利用者が利用する利用者端末を用いる前記所定の決済手段を提供する所定のプラットフォームであって、金融商品に関する情報を配信する所定のプラットフォームを介して、前記選択部により選択された金融商品の購入を提案する提案部
をさらに有することを特徴とする請求項1から18のいずれか1つに記載の選択装置。 - 前記選択部により選択された金融商品を前記利用者が購入した場合は、当該金融商品に対応する企業に関する情報に応じて所定の通知を行う通知部
をさらに有することを特徴とする請求項1から19のいずれか1つに記載の選択装置。 - 前記取得部は、
前記利用者が利用する利用者端末を用いる決済を行った前記店舗に関する前記店舗情報を取得する
ことを特徴とする請求項1から20のいずれか1つに記載の選択装置。 - コンピュータが実行する選択方法であって、
利用者が所定の決済手段を用いて決済を行った店舗に関する店舗情報を取得する取得工程と、
前記取得工程により取得された店舗情報に基づいて、前記利用者に購入を提案する金融商品を選択する選択工程と
を含むことを特徴とする選択方法。 - 利用者が所定の決済手段を用いて決済を行った店舗に関する店舗情報を取得する取得手順と、
前記取得手順により取得された店舗情報に基づいて、前記利用者に購入を提案する金融商品を選択する選択手順と
をコンピュータに実行させるための選択プログラム。
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