JP2018099447A - バンド及び時計 - Google Patents

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Abstract

【課題】駒部材を複数の駒体で構成する場合に、外観に優れ、割れ等の破損を生じにくいバンド及び時計を提供する。【解決手段】バンド2を構成する駒部材3が、バンド幅方向に延在する第1の軸孔46が形成された内側駒体4と、内側駒体4の両側部にそれぞれ配置され、第1の軸孔46に対応する位置に第2の軸孔52が形成された外側駒体5と、第1の軸孔46・第2の軸孔52に挿通され、内側駒体4と外側駒体5とを連結する軸部材6と、軸部材6の両端部近傍にそれぞれ設けられ、第2の軸孔52内に配置される防水リング63と、外側駒体5の表面に開口し、第2の軸孔52における防水リング63が配置される位置よりもバンド幅方向の端部寄りの部分に連通して、封止剤を注入するための連通孔53と、第2の軸孔52における防水リング63よりもバンド幅方向の端部寄りの部分に封止剤で形成され、軸部材6の抜けを防止する封止部50とを備えている。【選択図】図2

Description

本発明は、バンド及び時計に関するものである。
従来、腕時計等のバンドとして、複数の駒部材を連結して長尺なバンドを構成するものが知られている。
近年、このようなバンドの駒部材を例えばセラミック等で形成し、従来の金属製のバンド等とは異なる趣のバンドを実現する試みも行われている。
しかし、セラミック等は比較的割れやすい脆弱材料であり、従来の金属製の駒部材のように連結軸を圧入することで駒部材を形成しようとした場合には、割れたりひびが入る等の不具合が発生しやすい。
この点、例えば、特許文献1には、バンド幅方向の中央部に配置される内側駒体と内側駒体におけるバンド幅方向の両側部にそれぞれ配置される外側駒体とで構成される駒部材を、中空弾性管体である連結軸を内側駒体及び外側駒体に形成された貫通孔内に圧入することで連結し、さらに接着剤を注入することで内側駒体と外側駒体とを強固に固定する構成が開示されている。
特開2015−217273号公報
しかしながら、単に接着剤等の封止剤を用いて駒部材の組み立てを行おうとすると、封止剤の漏れにより内側駒体と外側駒体とが完全にくっ付いてしまう不具合が生じる。
また、特に、粘性の低い封止剤を使用した場合には、内側駒体や外側駒体の外側まで封止剤が流れ出て、駒部材の外表面に付着し、駒部材の外観を損ねてしまうおそれもある。
この点、特許文献1には、接着剤の使用量を各部の寸法に合わせて調整する旨記載されている。
しかし、このような調整を行うのは手間がかかり、駒部材の製造において歩留まりが悪くなる。
また、腕時計等のバンドは日常的に用いられ、外部からの衝撃に晒されやすいものであるため、これを構成する駒部材については、日常的な使用に耐え得る耐衝撃性を備えることが求められる。
この点、セラミック等の脆弱材料で駒部材を形成した場合、落下の衝撃等に弱く、特に機器ケース(腕時計ケース)に取り付けられる連結部分の駒部材については、落下等の衝撃により割れが発生しやすいとの問題もある。
本発明は以上のような事情に鑑みてなされたものであり、駒部材を複数の駒体で構成する場合に、外観に優れ、耐衝撃性を備えるバンド及び時計を提供することを目的とするものである。
前記課題を解決するために、本発明に係るバンドは、
駒部材を複数連結してなるバンドであって、
複数の前記駒部材のうちの少なくとも1つは、
バンド幅方向に延在して貫通孔である第1の軸孔が形成された内側駒体と、
前記内側駒体における前記バンド幅方向の両側部にそれぞれ配置され、前記第1の軸孔に対応する位置に第2の軸孔が形成された外側駒体と、
前記第1の軸孔及び前記第2の軸孔に挿通され、前記内側駒体と前記外側駒体とを連結して一体化させる軸部材と、
前記軸部材の両端部近傍にそれぞれ設けられ、前記第2の軸孔内に配置されるリング部材と、
前記外側駒体の表面に開口し、前記第2の軸孔における前記リング部材が配置される位置よりも前記バンド幅方向の端部寄りの部分に連通して、封止剤を注入するための連通孔と、
前記第2の軸孔における前記リング部材よりも前記バンド幅方向の端部寄りの部分に前記封止剤で形成され、前記軸部材の抜けを防止する封止部と、
を備えていることを特徴としている。
本発明によれば、バンドを構成する駒部材を複数の駒体で構成する場合に、外観に優れ、耐衝撃性をも備えるという効果を奏する。
本実施形態におけるバンドを備える腕時計の斜視図である。 図1のバンドを構成する駒部材の要部平面図である。 図2における矢視IIIから駒部材3の一部分を見た要部斜視図である。 バンドを構成する駒部材の一変形例の要部平面図である。 バンドを構成する駒部材の一変形例の要部平面図である。
以下、図1から図3を参照しつつ、本発明に係るバンド及びバンドを備える時計の好適な一実施形態について説明する。なお、以下では、バンドが腕時計のバンドである場合について説明するが、本発明を適用可能な実施形態はこれに限定されるものではない。
図1は、本実施形態に係る時計である腕時計の斜視図である。
図1に示すように、本実施形態において、腕時計100は、外装ケースとしての腕時計ケース1と、この腕時計ケース1に取り付けられたバンド2とを備えている。
腕時計ケース1の上下両端部(図1において上下端部)、つまり時計の12時方向側端部及び6時方向側端部には、バンド2が取り付けられるバンド取付部11が形成されている。
また、腕時計ケース1の視認側には透明なガラス等で形成された風防部材12が取り付けられている。
腕時計ケース1の内部には、腕時計100の表示装置等やこの表示装置等を動作させるための各種電子部品等(図示せず)が収容されている。
本実施形態において、バンド2は、複数の駒部材3を連結することで構成されている。
本実施形態において、バンド2を構成する個々の駒部材3は、例えば、ジルコニア、アルミナ等のセラミックや、ガラス等で形成されている。
図2は、本実施形態におけるバンド2を構成する駒部材3を裏面側(腕時計100の視認側とは反対側、すなわち、腕に接触する側)から見た平面図であり、図3は、図2における矢視IIIから駒部材3の一部分を見た要部斜視図である。
図1から図3に示すように、本実施形態のバンド2を構成する駒部材3は、内側駒体4と、内側駒体4におけるバンド幅方向の両側部にそれぞれ配置された外側駒体5とを備えている。
一対の外側駒体5は、内側駒体4に対してバンド2の延在方向の一側にずれて配置されている。
外側駒体5がバンド2の延在方向の一側にずれて突出することで内側駒体4と外側駒体5との間に形成される凹部を連結凹部31とする。
また、内側駒体4のうち外側駒体5よりも突出している部分は、駒部材3同士を連結させてバンド2を構成した際に隣接する駒部材3の連結凹部31に嵌るようになっている。この突出部を連結凸部32とする。
本実施形態の内側駒体4は、中部材42及びこの中部材42の両側に配置された一対の側部材41,43より構成されており、貫通孔である第1の軸孔46がバンド幅方向に延在して形成されている。なお、内側駒体4が3つの部材で構成されていることは必須ではなく、例えば、1つの部材で構成されていてもよい。また、4つ以上の部材で構成されていてもよい。
なお、内側駒体4を複数の部材で構成した場合には、各部材の材質や色、表面加工等の異なるものを組み合わせてバリエーション豊かな駒部材を実現することができる。
以下においては、単に内側駒体4としたときには、中部材42及び側部材41,43を合わせたものとする。
本実施形態において、内側駒体4の連結凸部32には、駒部材3同士を連結させる図示しない連結軸部材が挿入される貫通孔45が形成されている。
また、内側駒体4には、バンド幅方向に延在して貫通孔である第1の軸孔46が形成されている。
さらに、本実施形態の内側駒体4には、バンド幅方向に延在し、第1の軸孔46とほぼ平行する貫通孔である第3の軸孔47が形成されている。
本実施形態において、外側駒体5における連結凹部31を構成する部分であって、駒部材3同士を連結させた際に隣接する駒部材3の内側駒体4に形成されている貫通孔45に対応する位置には、前述の連結軸部材が挿入される貫通孔51が形成されている。
本実施形態では、駒部材3の連結凸部32をこれに隣接する駒部材3の連結凹部31に嵌め合わせて、内側駒体4の貫通孔45と外側駒体5の貫通孔51を連通状態とした上で連結軸部材を貫通孔45及び貫通孔51挿通させることで、隣接する駒部材3同士が連結される。
また、外側駒体5には、組み立て状態において内側駒体4の第1の軸孔46に対応する位置に第2の軸孔52が形成されている。
本実施形態では、第2の軸孔52は、バンド幅方向における外側端部が閉塞されている。このように、第2の軸孔52におけるバンド幅方向における外側端部を閉塞して貫通孔としないことにより、後述する封止剤を第2の軸孔52内に注入した際、封止剤が駒部材3の外側に漏れ出さず、駒部材3の外表面への封止剤の付着を防ぐことができる。
組み立て状態において、第1の軸孔46及び第2の軸孔52には、軸部材6が挿通されるようになっている。
軸部材6は、例えばステンレス等の金属材料で形成されており、第1の軸孔46及び第2の軸孔52に挿通され、内側駒体4と外側駒体5とを連結して一体化させるものである。
軸部材6の両端部近傍には、それぞれ軸部材6の他の部分よりも径の細い第1の細軸部61が形成されている。
また、軸部材6の両端部近傍であって第1の細軸部61よりも軸部材6の中央部寄りには、それぞれ、第1の細軸部61と同様に軸部材6の他の部分よりも径の細い第2の細軸部62が形成されており、この第2の細軸部62には、樹脂等で形成された防水リング63(リング部材)が嵌め込まれている。
防水リング63は、組み立て状態において第2の軸孔52内に配置される。
防水リング63は、第2の軸孔52の内側面に当接し、ある程度摺動可能であるが、気密性を保つことは可能となっており、後述する封止剤が注入された際には、防水リング63よりも軸部材6の延在方向中央部側に封止剤等が流出しないようになっている。
さらに、第2の軸孔52における防水リング63が配置される位置よりもバンド幅方向の端部寄りの部分には、後述する封止剤を注入するための連通孔53が、第2の軸孔52に連通するとともに、外側駒体5の表面に開口するように設けられている。
本実施形態では、連通孔53は、バンド2を腕に装着した際に腕と対向するバンド内側面に開口している。これにより、連通孔53の開口部が視認側に露出せず、バンド2の外観に影響しないようにすることができる。
第2の軸孔52における防水リング63よりもバンド幅方向の端部寄りの部分には、連通孔53から注入された封止剤が固化(硬化)することで形成され、軸部材6の抜けを防止する封止部50が設けられる。
なお、封止部50を構成する封止剤は、確実に固化(硬化)して固化状態の形状を維持できるものであればよく、各種の接着剤の他、熱等で硬化する樹脂等を適用することができる。
本実施形態では、前述のように軸部材6の先端部寄りに第1の細軸部61が設けられており、この第1の細軸部61は、図2及び図3に示すように、第2の軸孔52内において連通孔53の位置とほぼ対応する位置に配置される。
これにより、連通孔53から封止剤を注入した際には、封止剤が第1の細軸部61の周りに回り込み、この状態で封止剤が固化することによって、軸部材6の抜けが確実に防止される。
また、外側駒体5には、組み立て状態において内側駒体4の第3の軸孔47に対応する位置に第2の軸孔52とほぼ平行する第4の軸孔55が形成されている。
組み立て状態において、第3の軸孔47及び第4の軸孔55には、補助軸部材7が挿通されるようになっている。
補助軸部材7は、例えばステンレス等の金属材料で形成されている。
軸部材6の他に補助軸部材7を設けることにより、内側駒体4と外側駒体5との間のがたつき等を防止することができ、また、より確実に内側駒体4と外側駒体5とを一体化させることができる。
次に、本実施形態におけるバンド2及びこれを適用した時計である腕時計100の作用について説明する。
本実施形態において、軸部材6の両端部近傍の第2の細軸部62に防水リング63を取り付け、内側駒体4の第1の軸孔46に軸部材6を挿入する。
また、内側駒体4の第3の軸孔47に補助軸部材7を挿入する。
次に、内側駒体4の、バンド幅方向における両側部にそれぞれ外側駒体5を取り付ける。
具体的には、内側駒体4の第1の軸孔46に対応する位置に第2の軸孔52が配置され、内側駒体4の第3の軸孔47に対応する位置に第4の軸孔55が配置されるように外側駒体5を配置して、第2の軸孔52内に軸部材6の端部を挿入し、第4の軸孔55内に補助軸部材7の端部を挿入することで内側駒体4と外側駒体5とを一体化させる。
そして、第2の軸孔52に連通する連通孔53から封止剤を注入した際には、封止剤が第1の細軸部61の周りに回り込み、この状態で封止剤が固化することによって、軸部材6の抜けが確実に防止される。
これによって駒部材3が完成する。
バンド2を形成する際には、上記のように完成した駒部材3における内側駒体4の連結凸部32を隣接する駒部材3における外側駒体5の連結凹部31内に嵌め込み、貫通孔45,51に図示しない連結軸部材を挿入することによって駒部材3同士を連結させる。バンド2として必要な長さ分駒部材3を連結させることでバンド2が完成する。
さらに、バンド2の端部に位置する駒部材3を腕時計ケース1のバンド取付部11に取り付ける。これによって、バンド2を備える腕時計100が完成する。
このようなバンド2は、駒部材3の組み立てを行う際に軸部材6を部品に圧入する必要がないため、圧力や衝撃がかかることにより割れやひび等を生じやすいセラミック等の脆弱材料でも駒部材3を形成することができる。
また、内側駒体4と外側駒体5とを連結させる軸部材6に樹脂等で形成された防水リング63を設けているため、外部からの衝撃を防水リング63によって吸収することができ、駒部材3の耐衝撃性が向上する。
以上のように、本実施形態によれば、駒部材3の組み立てを封止剤によって行うため、軸部材を圧入固定するような行程が不要となる。
このため、圧入の際の強い力が加わると割れやひびを生じるおそれのあるセラミック等の脆弱材料によっても駒部材3を形成することができる。
また、軸部材6に防水リング63を設けて、この防水リング63により封止剤の流出を防ぐことができる。このため、封止剤によって固化する部分(すなわち封止部50)を外側駒体5の第2の軸孔52内に留めることができ、内側駒体4と外側駒体5との動きが阻害されない。これにより、駒部材3を連結して形成されたバンド2を腕になじみのよいものとすることができる。
また、第2の軸孔52は、バンド幅方向における外側端部が閉じているため、封止剤が第2の軸孔52の外側部に流れ出すのを防止することができる。
このように封止剤が外部に漏れ出さないため、駒部材の外表面に封止剤が付着することがなく、外観の美しい駒部材3及びバンド2を形成することができる。
また、第2の軸孔52内に封止剤を注入する連通孔53は、腕に装着した際に腕と対向するバンド2の内側面に開口している。このため、バンド2を装着した際に連通孔53の開口部が外側に露出せず、バンド2の外観を害さない。
さらに、軸部材6に防水リング63を設けている。このため、防水リング63が緩衝材の機能を果たし、バンド2に加えられた衝撃を吸収して駒部材3やバンド2の破損を防ぐことができる。
また、本実施形態では、軸部材6の他に、軸部材6とほぼ平行して配置された補助軸部材7をさらに備えている。これにより、内側駒体4と外側駒体5とをより確実に一体化させることができ、また、内側駒体4と外側駒体5との間のがたつき等も効果的に抑えることができる。
なお、以上本発明の実施形態について説明したが、本発明は、かかる実施形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲で、種々変形が可能であることは言うまでもない。
例えば、本実施形態では、連通孔53は、図2〜図5に示すように第1の細軸部61や細軸部81と、ほぼ対応する位置に配置されているが、連通孔53は、第1の細軸部61や細軸部81に対して位置がずれて(バンド幅方向と直交する方向、図2、図4、図5において上下方向にずれて)設けられても良い。さらに、連通孔53は、第1の細軸部61や細軸部81を超えて反対側まで延長されて(外側駒体5の厚さ方向(図3の下方向)にまで)設けられても良い。
これらの場合も、連通孔53から封止剤を注入した際には、封止剤が第1の細軸部61や細軸部81の周りに回り込み、この状態で封止剤が固化することによって、軸部材6の抜けを確実に防止することができる。
また、例えば、本実施形態では、防水リング63を軸部材6の両端部近傍のみに設ける例を示したが、防水リングを設ける位置や数はこれに限定されない。
例えば、図4に示すように、軸部材8の細軸部81よりも中央部寄りに細軸部82を設けて防水リング83を取り付ける他、内側駒体4を構成する各部材41,42,43に対応してそれぞれ、細軸部84,86,88を形成し、それぞれに防水リング85,87,89を設けてもよい。
さらに、補助軸部材9にも同様に、外側駒体5内に細軸部92を設けて防水リング93を取り付ける他、内側駒体4を構成する各部材(本実施形態では、中部材42とこの両側に配置された一対の側部材41,43)に対応してそれぞれ、細軸部94,96,98を形成し、それぞれに防水リング95,97,99を設けてもよい。
このように防水リングを設ける数を増やした場合には、防水リングによる緩衝効果をより一層期待することができる。
なお、防水リングを設ける位置はこれより少なくてもよいし、各部材(中部材42及び側部材41,43等)に2つ以上防水リングを設けてもよい。
また、図5に示すように、同様の構成の軸部材6を複数本(図5では2本)、ほぼ平行して配置し、外側駒体5内であってそれぞれの軸部材6の端部側に封止部50を形成してもよい。
この場合にはより強固に軸部材6の抜けを防止することができ、駒部材3の一体化を図ることができる。
なお、このように軸部材6を複数設けた場合に、これらすべてに図4に示すような複数の防水リングを取り付けてもよい。
この場合には、防水リングによる緩衝効果がより大きくなることが期待できる。
また、本実施形態では、内側駒体4に対して外側駒体5が自由に回転する等、内側駒体4と外側駒体5との間のがたつきを抑えるために補助軸部材7を設ける構成を例示したが、補助軸部材7を設けることは必須ではない。
例えば、軸部材6をその軸断面が楕円形状や四角形状等、円形状以外の形状とした場合には、補助軸部材7を設けなくても内側駒体4と外側駒体5との間のがたつきを抑えることができる。
また、例えば、バンド2は、これを構成する全ての駒部材3が本実施形態で示した構成のものでなくてもよい。
バンド2は、これを構成する複数の駒部材3のうちの少なくとも1つが本実施形態で示した構成を有していればよく、例えば金属製の駒部材と本実施形態で示した駒部材3とを交互に配置してもよい。
また、例えば、バンド2を構成する駒部材のうち、衝撃を受けた際に力が加わりやすい時計ケース1との接続部分だけは金属製の駒部材等、異なる構成の駒部材を配置してもよい。
また、本実施形態では、バンド2が腕時計100に設けられている場合を例示したが、本発明のバンド2を適用可能な機器は、腕時計に限定されない。
バンドを備える機器であれば、本発明のバンド2を広く適用することができる。
以上本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
駒部材を複数連結してなるバンドであって、
複数の前記駒部材のうちの少なくとも1つは、
バンド幅方向に延在して貫通孔である第1の軸孔が形成された内側駒体と、
前記内側駒体における前記バンド幅方向の両側部にそれぞれ配置され、前記第1の軸孔に対応する位置に第2の軸孔が形成された外側駒体と、
前記第1の軸孔及び前記第2の軸孔に挿通され、前記内側駒体と前記外側駒体とを連結して一体化させる軸部材と、
前記軸部材の両端部近傍にそれぞれ設けられ、前記第2の軸孔内に配置されるリング部材と、
前記外側駒体の表面に開口し、前記第2の軸孔における前記リング部材が配置される位置よりも前記バンド幅方向の端部寄りの部分に連通して、封止剤を注入するための連通孔と、
前記第2の軸孔における前記リング部材よりも前記バンド幅方向の端部寄りの部分に前記封止剤で形成され、前記軸部材の抜けを防止する封止部と、
を備えていることを特徴とするバンド。
<請求項2>
前記第2の軸孔は、前記バンド幅方向における外側端部が閉じていることを特徴とする請求項1に記載のバンド。
<請求項3>
前記連通孔は、腕に装着した際に腕と対向するバンド内側面に開口していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のバンド。
<請求項4>
前記軸部材の端部近傍には、前記軸部材の他の部分よりも径の細い細軸部が形成され、前記細軸部は、前記連通孔とほぼ対応する位置に配置されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のバンド。
<請求項5>
前記軸部材の端部近傍には、前記軸部材の他の部分よりも径の細い細軸部が形成され、前記細軸部と前記連通孔の位置は、ずれて配置されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のバンド。
<請求項6>
前記軸部材の端部近傍には、前記軸部材の他の部分よりも径の細い細軸部が形成され、前記連通孔は、前記軸部を超えて反対側まで設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のバンド。
<請求項7>
前記内側駒体には、前記バンド幅方向に延在し、前記第1の軸孔とほぼ平行する貫通孔である第3の軸孔が形成され、
前記外側駒体には、前記第3の軸孔に対応する位置に前記第2の軸孔とほぼ平行する第4の軸孔が形成されており、
前記第3の軸孔及び前記第4の軸孔に挿通される補助軸部材をさらに備えていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のバンド。
<請求項8>
請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のバンドと、
このバンドが取り付けられた外装ケースと、
を備えていることを特徴とする時計。
1 腕時計ケース(外装ケース)
2 バンド
3 駒部材
4 内側駒体
5 外側駒体
6 軸部材
7 補助軸部材
53 連通孔
63 防水リング(リング部材)
100 腕時計(時計)

Claims (8)

  1. 駒部材を複数連結してなるバンドであって、
    複数の前記駒部材のうちの少なくとも1つは、
    バンド幅方向に延在して貫通孔である第1の軸孔が形成された内側駒体と、
    前記内側駒体における前記バンド幅方向の両側部にそれぞれ配置され、前記第1の軸孔に対応する位置に第2の軸孔が形成された外側駒体と、
    前記第1の軸孔及び前記第2の軸孔に挿通され、前記内側駒体と前記外側駒体とを連結して一体化させる軸部材と、
    前記軸部材の両端部近傍にそれぞれ設けられ、前記第2の軸孔内に配置されるリング部材と、
    前記外側駒体の表面に開口し、前記第2の軸孔における前記リング部材が配置される位置よりも前記バンド幅方向の端部寄りの部分に連通して、封止剤を注入するための連通孔と、
    前記第2の軸孔における前記リング部材よりも前記バンド幅方向の端部寄りの部分に前記封止剤で形成され、前記軸部材の抜けを防止する封止部と、
    を備えていることを特徴とするバンド。
  2. 前記第2の軸孔は、前記バンド幅方向における外側端部が閉じていることを特徴とする請求項1に記載のバンド。
  3. 前記連通孔は、腕に装着した際に腕と対向するバンド内側面に開口していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のバンド。
  4. 前記軸部材の端部近傍には、前記軸部材の他の部分よりも径の細い細軸部が形成され、前記細軸部は、前記連通孔とほぼ対応する位置に配置されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のバンド。
  5. 前記軸部材の端部近傍には、前記軸部材の他の部分よりも径の細い細軸部が形成され、前記細軸部と前記連通孔の位置は、ずれて配置されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のバンド。
  6. 前記軸部材の端部近傍には、前記軸部材の他の部分よりも径の細い細軸部が形成され、前記連通孔は、前記軸部を超えて反対側まで設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のバンド。
  7. 前記内側駒体には、前記バンド幅方向に延在し、前記第1の軸孔とほぼ平行する貫通孔である第3の軸孔が形成され、
    前記外側駒体には、前記第3の軸孔に対応する位置に前記第2の軸孔とほぼ平行する第4の軸孔が形成されており、
    前記第3の軸孔及び前記第4の軸孔に挿通される補助軸部材をさらに備えていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のバンド。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のバンドと、
    このバンドが取り付けられた外装ケースと、
    を備えていることを特徴とする時計。
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