JP2018098420A - 超電導線材の接続構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】片側の面に超電導導体層3が形成された基材1と、基材を被覆する保護層4,5とを備える超電導線材100の接続構造10において、二本の超電導線材の保護層から露出した超電導導体層を接続する接続部6と、接続部6が固定された溝部211を有する溝付き枠材20とを備えている。
接続部6は溝部211内に埋め込まれた状態で保持されるので、外部に対して機械的強度を向上し、効果的な保護を行うことができる。
【選択図】図3
Description
RE系超電導線材は金属基板上にセラミックスからなる酸化物超電導膜が成膜されたのち、銀保護層で覆われた構造を有する。このようなRE系超電導線材同士の接続として最も簡便な方法は半田による接続であるが、その場合10-8Ω程度の接触抵抗が発生してしまい、理想的な永久電流モードとすることは困難であった。
このため、RE系超電導線材で製作された超電導コイル間を低抵抗で接続する方法として、酸化物超電導線材の金属皮膜を除去し、酸化物超電導芯材同士を焼結する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
そして、酸化物超電導膜の焼結接続後に要求の性能が出ない、あるいは破損したなどの問題が生じた場合、接続のやり直しが必要となるが、酸化物超電導膜の焼結接続プロセスが同一の接続部で複数回行われると、超電導線材の接続部における金属基板が熱疲労を起こすため歪みが発生し、結果接続部の超電導特性が劣化することが経験によって見出されている。
そのため接続のやり直しにあたっては、焼結接続プロセスを経た部位を切り捨て、近傍の超電導線材部位を新たに接続予定部として焼結接続を試みることが必要となる。したがって、酸化物超電導膜の接続にあたっては、やり直しの可能性を考慮し、実際に焼結作業に必要となる長さ以上の余長を確保した上で焼結接続に臨むことが必要であった。
一方、RE系超電導線材はテープ形状をしており、特定方向の曲がりや折り曲げに弱いことから、余長部分は破損が生じないように機械的に固定されていることが好ましく、余長の調整にあたっては焼結接続箇所が破損しないよう注意する必要があった。
また、焼結接続された超電導線材の余長部分を好適に保護する超電導線材の接続構造を提供することをさらなる目的とする。
また、焼結接続された超電導線材の接続部分を焼損から好適に保護する超電導線材の接続構造を提供することをさらなる目的とする。
片側の面に超電導導体層が形成された基材と、
前記基材を被覆する保護層とを備える超電導線材の接続構造において、
二本の前記超電導線材の前記保護層から露出した前記超電導導体層を接続する接続部と、
前記接続部が固定された溝部を有する溝付き枠材とを備えていることを特徴とする。
前記溝付き枠材は円柱形状部を備え、
前記接続部で接続された前記二本の前記超電導線材が前記円柱形状部に巻線されていることを特徴とする。
前記二本の前記超電導線材は、前記接続部以外の部分で導通可能に接続されていることを特徴とする。
前記二本の前記超電導線材は、前記接続部以外であって前記溝付き枠材に巻線されている部分で導通可能に接続されていることを特徴とする。
前記二本の前記超電導線材は、前記接続部以外の部分で、前記二本の前記超電導線材以外の超電導線材により接続されていることを特徴とする。
前記溝部に樹脂又は低融点金属を有することを特徴とする。
前記二本の前記超電導線材は、
前記超電導線材の長手方向における前記接続部側に向かう方向が同じ向きになるように接続されていることを特徴とする。
また、溝付き枠材が円柱形状部を備える構成とした場合には、超電導線材を巻き付けにより保持することができ、超電導線材の余長部分を特定方向の曲がりや折り曲げから保護することが可能となる。
また、二本の超電導線材を接続部以外の部分で導通可能に接続する構成とした場合には、接続部において常電導状態への転移が生じた場合に、バイパス接続部に電流を逃がすことができ、接続部のホットスポット化を抑制し、焼損の発生を低減することが可能となる。
以下に、本発明を実施するための好ましい第一の実施の形態について図面を用いて説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
本実施形態は、個別に用途が定められた二本の超電導線材としてのRE系超電導線材100を超電導状態で接続可能とするRE系超電導線材の接続構造10に関する。
図1は接続の対象となるRE系超電導線材100の構造を示す斜視図である。
RE系超電導線材100は、超電導成膜用基材1(以下、「基材1」とする)の厚み方向の一方の主面(以下、成膜面11という)に、中間層2及び酸化物超電導導体層3、内部保護層4がこの順に積層されており、さらに、基材1の主面とは逆側の面にも内部保護層4aが形成されている。即ち、RE系超電導線材100は、内部保護層4、基材1、中間層2、酸化物超電導導体層3(以下、「超電導導体層3」とする)、内部保護層4aによる積層構造を有しており、さらに、この積層構造の周囲を被覆する外部保護層5(安定化層)を有している。
なお、以下において、内部保護層4,4a及び外部保護層5を総称して「保護層」という場合がある。
また上記図1以外では、RE系超電導線材100の中間層2、内部保護層4及び内部保護層4aの図示は省略する。
また、これら各種金属材料上に各種セラミックスを配してもよい。また、セラミックス基板の材料としては、例えば、MgO、SrTiO3、又はイットリウム安定化ジルコニア等が用いられる。その他にも、サファイアを基材として用いてもよい。
基材1の厚さは50μm程度である(なお、厚さの数値は一例でありこれに限定されない。RE系超電導線材100の他の各層の厚さについても同様である)。
なお、表面粗さとは、JISB-0601-2001において規定する表面粗さパラメータの「高さ方向の振幅平均パラメータ」における算術平均粗さRaである。
また、中間層2は、単層構造であってもよく、多層構造であってもよい。多層構造の場合、その層数や種類は限定されないが、非晶質のGd2Zr2O7−δ(δは酸素不定比量)やAl2O3或いはY2O3等を含むベッド層と、結晶質のMgO等を含みIBAD(Ion Beam Assisted Deposition)法により成形された強制配向層と、LaMnO3+δ(δは酸素不定比量)を含むLMO層と、を順に積層した構成となっていてもよい。また、LMO層の上にCeO2等を含むキャップ層をさらに設けてもよい。
上記各層の厚さは、LMO層を30nm、強制配向層のMgO層を40nm、ベッド層のY2O3層を7nm、Al2O3層を80nmとする。
超電導導体層3の厚さは1μm程度である。
超電導導体層3側の内部保護層4は厚さ2μm程度、基材1側の内部保護層4aは厚さ1.8μm程度であり、基材1側の内部保護層4aの方が薄く形成されている。
この外部保護層5は、上下左右それぞれの厚さが20μm程度で形成される。
この外部保護層5はAgからなる銀安定化層である。また、この安定化層は、単層構造であってもよく、多層構造であってもよい。多層構造の場合、その層数や種類は限定されない。
また、この外部保護層5は、銅から形成した銅安定化層としても良いし、銀安定化層の上に銅安定化層を順に積層した構成となっていてもよい。
図2はRE系超電導線材の接続構造10の平面図である。
RE系超電導線材の接続構造10(以下、単に「接続構造10」という)は、二本のRE系超電導線材100の保護層から露出した超電導導体層3同士の接続部としての焼結接続部6と、焼結接続部6が埋め込まれた溝部211を有する溝付き枠材20と、片方のRE系超電導線材100の余長部分が巻き付けられた無誘導巻き取り枠材30とを備えている。
図3は焼結接続部6の周辺の平面図である。
接続対象となる二本のRE系超電導線材100は、前述したように、各々が個別に用途(例えば、超電導コイル等)が定められており、その用途に使用されている部分から焼結接続部6を形成するために余長をもって引き出された部分の先端部同士が焼結接続されている。各RE系超電導線材100の余長部分は、焼結接続部6の焼結作業時の高温の影響を避けるために十分な長さと複数回の焼結作業(接続不良が生じた場合には先端の焼結部分を切除して再度焼結作業を行う)を考慮した長さが確保される。
この焼結接続部6は、RE系超電導線材100の各々の接続端部において保護層が一定の長さで除去され、露出状態とされた基材1及び超電導導体層3に対して、各々の先端部の位置を揃えた状態で、超電導導体層3の露出面同士を向かい合わせに貼り合わせた状態で焼結接続を行うことにより形成されている。
また、焼結接続部6において、二本のRE系超電導線材100は、当該RE系超電導線材の長手方向における焼結接続部6側に向かう方向が同じ向きになるように接続されている。
二本の超電導導体層3の露出面の間にMOD液を充填し、露出面同士を貼り合わせた状態を維持しながら、二本のRE系超電導線材100の接続端部とその周辺部分のみに対して、N2+O2ガスの雰囲気内で、400℃以上500℃以下の温度範囲で仮焼成を行い、さらに、相互間を加圧しながらAr+O2ガスの雰囲気内で、760℃以上800℃以下の温度範囲で本焼成を行った後に、350℃以上500℃以下の温度範囲の酸素の雰囲気下で酸素アニールを行う。
なお、上述のMOD液は、例えば、RE(Y(イットリウム)、Gd(ガドリニウム)、Sm(サマリウム)及びHo(ホルミウム)等の希土類元素)とBaとCuとが約1:2:3の割合で含まれているアセチルアセトナート系MOD溶液が使用される。
これにより、二本のRE系超電導線材100の超電導導体層3同士が超電導状態で接続され、焼結接続部6が形成される。
図4は溝付き枠材20の斜視図である。
図2〜図4に示すように、溝付き枠材20は、円柱状の円柱形状部21と、円柱形状部21の下部(中心線方向の一端部側)の外周に形成されたフランジ部22とを備えている。
RE系超電導線材100は、極低温下での使用が想定されているので、この溝付き枠材20は、枠の材質はGFRP(Glass Fiber Reinforced Plastics)や銅,アルミなど低温において割れ等が発生し難い材質により一体的に形成されている。
そして、溝付き枠材20の円柱形状部21に形成された溝部211には、二本のRE系超電導線材100の焼結接続部6が全長に渡って挿入されており、溝部211と焼結接続部6の間には充填剤23が充填され、焼結接続部6は溝部211に埋め込まれた状態となっている。
なお、充填剤23としては、半田等の低融点金属や樹脂(例えば、エポキシ樹脂)、パラフィン等が使用されている。
巻回された状態の二本のRE系超電導線材100の外周面側には帯状の絶縁材24が配置され、二本のRE系超電導線材100と共に巻回されている。この帯状の絶縁材24としては、ポリイミドテープやフッ素樹脂テープ、もしくはステンレスなどの高抵抗金属テープが使用されている。
これにより、二本のRE系超電導線材100同士は互いに密着しているが、複数回巻き付けられた二本のRE系超電導線材100は、一周ごとに絶縁が図られ、誘導電流の発生が抑制される構造となっている。
このため、焼結接続部6以外の部分にバイパス接続部7を設けることで、当該バイパス接続部7を介して電流を流し、焼結接続部6でのホットスポット化の抑制を図っている。
無誘導巻き取り枠材30は、溝付き枠材20において巻回された二本のRE系超電導線材100の余長部分の長さが異なる場合や内側に巻かれた一方のRE系超電導線材100がその径差により余長部分を溝付き枠材20に巻ききれない場合に、一方のRE系超電導線材100のみ余った余長部分をさらに巻き付けるための枠材である。
極低温下での使用を想定して、この無誘導巻き取り枠材30も、GFRPや銅、アルミ等により一体的に形成されている。
即ち、溝付き枠材20に巻ききれない余長部分を生じたRE系超電導線材100は、当該巻ききれない余長部分の中間部分が軸部33の外周に巻かれるように折り返して、円柱形状部31の外周面に二重にRE系超電導線材100の巻き付けが行われている。
これにより、二重で巻回されたRE系超電導線材100も一周ごとに絶縁が図られ、誘導電流の発生を抑制することができる。
上記RE系超電導線材の接続構造10は、溝付き枠材20の溝部211内に二本のRE系超電導線材100の焼結接続部6が埋め込まれているので、焼結接続部6の周囲が溝部211の内壁に囲まれて機械的強度が高く維持され、曲げや衝撃,その他の外力から保護し、破損の発生を効果的に低減することが可能である。
また、RE系超電導線材100の余長部分を巻回により安定的に拘束することができ、焼結接続部6側への応力や荷重が加わることを抑制し、焼結接続部6の保護を図ることが可能である。
また、円柱形状部21の溝部211の入り口には円弧部212が形成されているので、溝部211を起点として巻回されるRE系超電導線材100に加わる曲げを緩和し、RE系超電導線材100の保護を図ることが可能となる。
特に、バイパス接続部7を二本のRE系超電導線材100が円柱形状部21により安定的に拘束された巻線部内に設けたことにより、バイパス接続部7を応力や荷重から保護し、破損の発生を低減することが可能となる。
前述したRE系超電導線材の接続構造10を適用した超電導コイルを用いた電流システム200について図面を参照して説明する。
図5は超電導コイルを用いた電流システム200の概略構成図である。
上記超電導コイルを用いた電流システム200(以下、「電流システム200」とする)は、直列接続された複数(n個)の超電導コイル40と、これらの超電導コイル40に電流を流して励磁ループErを形成する電源201と、直列接続された複数(n個)の超電導コイル40に対して電源201が介在しない永久電流ループPrを形成する永久電流スイッチ60とを備えている。
そして、上記永久電流ループPrを構成する永久電流スイッチ60及び複数の超電導コイル40は全てRE系超電導線材100により接続されており、これらにはRE系超電導線材100を超電導状態とする極低温に冷却するための図示しない冷凍機が併設されている。
また、上記永久電流ループを構成する永久電流スイッチ60及び複数の超電導コイル40の各部の接続部に、前述したRE系超電導線材の接続構造10が適用されている。
そして、複数の超電導コイル40と永久電流スイッチ60を、これらが超電導状態となる温度まで冷却すると、電源201側の通電を切断する。これにより、複数の超電導コイル40と永久電流スイッチ60との間で永久電流ループPrを形成することができる。
この永久電流スイッチ60と超電導コイル40による永久電流ループPrが前述した接続構造10によって常電導抵抗を経ることなく成立し、時間的に安定性の高い永久電流システムを製作することができる。
このような超電導コイルを用いた電流システム200の各構成について以下に説明する。
図6は電流システム200の永久電流ループPr側の構成を示す概略構造図である。
各超電導コイル40はRE系超電導線材100を巻回したソレノイドコイルであり、巻き線であるRE系超電導線材100の一端部がコイル内周側から引き出され、RE系超電導線材100の他端部はコイル外周側から引き出されている。
そして、図示のように、複数の超電導コイル40(第一コイル401〜第nコイル40nとする)は、同心であって内側から半径方向外側に向かって順番に配置されている。即ち、外側となる超電導コイル40ほど径が大きくなり、内側の超電導コイル40を内周側に収容している。
図示のように、第一コイル401は、円筒状のコイル巻枠411と、内側から複数の層をなしてコイル巻枠411に巻回されるRE系超電導線材100と、図示しない冷凍機に接続され、巻回されたRE系超電導線材100の冷却を行う金属スリーブ421とを備えている。
また、第二コイル402は、金属スリーブ421の外周に配置された円筒状のコイル巻枠412と、内側から複数の層をなしてコイル巻枠411に巻回されるRE系超電導線材100と、巻回されたRE系超電導線材100の冷却を行う図示しない金属スリーブとを備えている。
上記各コイル401及び402の金属スリーブは、伝熱性の高い無酸素銅から形成されている。そして、金属スリーブは、コイル巻枠411,412及び巻回されたRE系超電導線材100と接触する構造であり、これらとの接触面にはグリースが塗布され、伝熱性を高めてコイル巻枠411,412及び巻回されたRE系超電導線材100の冷却効率が高められている。また、金属スリーブにおけるRE系超電導線材100との接触面には絶縁のためのポリイミドフィルムが貼着されている。
第二コイル402のRE系超電導線材100の一端部はコイルの内周側から図7における上方(図6では下方)に引き出されており、当該RE系超電導線材100の他端部はコイルの外周側から図7における上方(図6では下方)に引き出されている(図示略)。
そして、第一コイル401の外周に引き出されたRE系超電導線材100の他端部と第二コイル402の内周に引き出されたRE系超電導線材100の一端部とが、前述したRE系超電導線材の接続構造10を適用した接続器110(後述する)により接続されている。
なお、図7における符号112は、第一コイル401のRE系超電導線材100の他端部と第二コイル402のRE系超電導線材100の一端部とをそれぞれ個別に導く柱状ガイド(後述)である。
また、最も外側に配置された第nコイル40nは、RE系超電導線材100の一端部はコイルの内周側から図7における上方(図6では下方)に引き出されており、当該RE系超電導線材100の他端部はコイルの外周側から引き出され、電源201側と永久電流スイッチ60側とに分岐している。
そして、第二コイル402〜第nコイル40nについても、隣り合うコイル同士でRE系超電導線材100の一端部と他端部とが接続器110により接続されている。
図8は接続器110の斜視図である。
この接続器110は、二つの超電導コイル40から引き出されたRE系超電導線材100の焼結接続部6を保持する接続構造10と、当該接続構造10の各構成を支持する冷却板111と、冷却板111と一体的に形成され、当該冷却板111から延出された二本の柱状ガイド112とを備えている。
冷却板111は、円形の平板であり、その上面には、接続構造10が取り付けられている。なお、冷却板111の形状は円形に限らず任意の形状とすることができる。
接続構造10の溝付き枠材20及び無誘導巻き取り枠材30は、冷却板111との接触面にグリースが塗布され、これらの枠材20,30に巻回されたRE系超電導線材100の冷却効率が高められている。
また、溝付き枠材20及び無誘導巻き取り枠材30は、それぞれの取付穴25,35を通じて図示しないボルトによって冷却板111に締結固定されている。ボルトを緩めることでそれぞれの枠材20,30はボルトを中心に回転させることができ、巻回するRE系超電導線材100の余長部分の長さに応じて巻き取り量を調節することができる。
なお、各RE系超電導線材100の余長が調節されて各部に巻き付けられた後には、当該RE系超電導線材100及び各枠材20,30は剥離しないようにエポキシ樹脂等で固めることが望ましい。
また、冷却板111及び柱状ガイド112の表面において、RE系超電導線材100と接触する部分には、RE系超電導線材100と絶縁を図るためのポリイミドフィルムが貼着されている。
また、焼結接続部6は溝付き枠材20により機械的強度が確保された状態で安定的に接続状態を維持し、故障や破損を低減することができる。
さらに、各超電導コイル40のRE系超電導線材100の余長部分は各枠材20,30により巻回状態で保持され、捻れや曲がり等から保護され、安定的に接続状態を維持し、故障や破損を低減することができる。
図9(A)は永久電流スイッチ60の斜視図、図9(B)は永久電流スイッチ60の断面図である。
永久電流スイッチ60は、第一コイル401の内周側から引き出されたRE系超電導線材100の一端部と、第nコイル40nの外周側から引き出されたRE系超電導線材100の他端部とを接続するように設けられ、これにより形成される無端環状のRE系超電導線材100による回路に流れる永久電流ループPrの維持と解除を切り替えるためのスイッチである。
冷却板61は、円形の平板であり、その上面には、接続構造10が取り付けられている。なお、この冷却板61も円形に限らず任意の形状とすることができる。
また、溝付き枠材20及び無誘導巻き取り枠材30が取付穴25,35を通じてボルトで締結固定され、RE系超電導線材100の巻き取り量が調節可能である点は前述した接続器110と同一である。
各柱状ガイド64と各RE系超電導線材100との間にもグリースを塗布して、冷却効率が高めても良い。
また、冷却板61及び柱状ガイド64の表面において、RE系超電導線材100と接触する部分には、RE系超電導線材100と絶縁を図るためのポリイミドフィルムが貼着されている。
また、各部に巻き付けられたRE系超電導線材100は、各枠材20,30共にエポキシ樹脂により固定される。
そして、この超電導状態により、全ての超電導コイル40のRE系超電導線材100が無端環状に接続され、永久電流ループPrを形成することができる。
また、永久電流ループPrを解除するためには、加熱部65のヒーターによってRE系超電導線材100の温度を高め、超電導状態から常電導状態に切り替える。これにより、各RE系超電導線材100の熱抵抗部63に巻き付けられた部分に大きな常電導抵抗が生じ、永久電流ループPrが解除される。
このようにして、永久電流スイッチ60は、第一コイル401の内周側から引き出されたRE系超電導線材100の一端部と、第nコイル40nの外周側から引き出されたRE系超電導線材100の他端部との接続状態と切断状態との切り替えを行う。
従って、図9(A)に示すように、互いに逆方向に電流が流れる二本のRE系超電導線材100が並んだ状態で周ごとに隙間を空けて螺旋状態に巻くことにより、無誘導巻き状態となる。これにより、永久電流スイッチ60のインダクタンスを低減している。
前述したRE系超電導線材の接続構造10とは一部構成が異なる他の実施形態としてのRE系超電導線材の接続構造10A(以下、「接続構造10A」とする)を適用した超電導コイルユニット300について図面を参照して説明する。
図10(A)は超電導コイルユニット300の斜視図、図10(B)はコイルの中心線を通る断面を示す断面図、図11(A)は超電導コイルユニット300の平面図、図11(B)は部分拡大図である。
超電導コイルユニット300は、コイル半径方向に巻回されたRE系超電導線材100がコイル軸方向に積層された、いわゆるパンケーキコイル301が二つ直列に接続されてなるダブルパンケーキコイル302を二組備え、さらに、これら二組のダブルパンケーキコイル302を格納保持する保持枠310と、二組のダブルパンケーキコイル302から個別に引き出されたRE系超電導線材100の余長部分の先端部を焼結接続する接続構造10Aと、接続構造10Aを支持する支持板320とを備えている。
なお、以下の説明において、前述した接続構造10と同一の構成については同符号を付して重複する説明は省略する。
ダブルパンケーキコイル302を構成する二つのパンケーキコイル301は、一つのコイル巻枠303にその中心線方向に二つ並んだ状態で配置されている。また、これら二つのパンケーキコイル301を形成するRE系超電導線材100は最内周部でつながっており、二つのパンケーキコイル301は一本のRE系超電導線材100から形成されている。
そして、接続される二組のダブルパンケーキコイル302は片方が超電導層が内側となるように巻線され、もう片方が超電導層が外側となるように巻線されている。
保持枠310は、一つのダブルパンケーキコイル302をその外周及びコイル中心線方向の両側から囲繞する二つのケース311が同心で並んで連接して構成されている。
また、保持枠310は、各ダブルパンケーキコイル302を形成するRE系超電導線材100の両端部を外部に引き出すスリット状の開口部312が形成されている。
なお、開口部312の縁部は、周面形状に形成され、引き出されるRE系超電導線材100が許容される最小曲げ半径以下で曲げられないように保護している。
これら保持枠310及び支持板320は、例えば、枠の材質はGFRP(Glass Fiber Reinforced Plastics)や銅,アルミなど低温において割れ等が発生し難い材質により一体的に形成されている。
なお、二つのダブルパンケーキコイル302からそれぞれ引き出された二本のRE系超電導線材100の他端部は、開口部312から引き出され、超電導コイルの用途に応じて、他の構成と接続される。
支持板320は、コイル中心線方向に対して垂直となる平板であって、二つのダブルパンケーキコイル302からそれぞれ引き出された二本のRE系超電導線材100の他端部が平行且つエッジワイズ方向に曲がりを生じないように、保持枠310に対して、コイル中心線方向について、当該支持板320の片面(接続構造10Aの支持面)の位置が、支持板320に近い方のRE系超電導線材100の当該支持板320側の側端部の位置と一致するように配置されている。
接続構造10Aは、二つのダブルパンケーキコイル302からそれぞれ引き出された二本のRE系超電導線材100の一端部において保護層から露出した超電導導体層3同士を別のRE系超電導線材100Aにより接続する焼結接続部6Aと、焼結接続部6Aが埋め込まれた溝部211Aを有する溝付き枠材20Aと、片方のRE系超電導線材100の余長部分が巻き付けられた無誘導巻き取り枠材30とを備えている。
図12は焼結接続部6Aの斜視図である。
二本のRE系超電導線材100は、それぞれのダブルパンケーキコイル302において、基材1に対して超電導導体層3が半径方向外側となる向きと内側となる向きとで個別に巻回されており、保持枠310の開口部312から引き出される際に一方のRE系超電導線材100の向きが反転し、両方とも超電導導体層3が半径方向外側となる向きとなる。そして、接続構造10側まで引き出された二本のRE系超電導線材100の余長部分は、いずれも基材1について同一面側に超電導導体層3が配置されている。そして、各RE系超電導線材100の保護層を除去して露出した状態の超電導導体層3を別のRE系超電導線材100Aがブリッジ接続している。
別のRE系超電導線材100Aは、その両端部において保護層が除去されて超電導導体層3が露出し、両端部で露出したそれぞれの超電導導体層3が二本のRE系超電導線材100の超電導導体層3に対向する向きで、個別にMOD法により焼結接続されている。
図13(A)はRE系超電導線材100が巻回された状態の溝付き枠材20Aの斜視図、図13(B)はRE系超電導線材100が巻回されていない状態の溝付き枠材20Aの斜視図である。
これらの図に示すように、溝付き枠材20Aは、円柱状の円柱形状部21Aと、円柱形状部21Aの外周面の中心線方向中央部にフランジ部22Aとを備えている。
そして、この溝付き枠材20Aも、枠の材質はGFRPや銅,アルミなど低温において割れ等が発生し難い材質により一体的に形成されている。
なお、RE系超電導線材100Bは、RE系超電導線材100と同一の層構造である。
そして、二本のRE系超電導線材100は、いずれも、超電導導体層3が基材1に対して外側を向いた状態で溝付き枠材20Aに巻回されており、RE系超電導線材100Bは基材1に対して超電導導体層3がRE系超電導線材100側となるように接続されている。これにより、二本のRE系超電導線材100の超電導導体層3とRE系超電導線材100Bの超電導導体層3との間に基材1が介在しない状態となり、焼結接続部6Aに常電導状態の転移が発生したときに、一方のRE系超電導線材100からRE系超電導線材100Bを通じて他方のRE系超電導線材100にバイパス電流が流れ、焼結接続部6Aの焼損を防ぐことができる。
また、溝付き枠材20AもRE系超電導線材100の巻き取り後は、エポキシ樹脂により支持板320に固定しても良い。
無誘導巻き取り枠材30は、前述したものと同一である。この無誘導巻き取り枠材30は、一方のダブルパンケーキコイル302から引き出されたRE系超電導線材100の余長部分の長さがもう一方のRE系超電導線材100の余長部分の長さよりも長くなった場合に、その差分を巻回し、当該RE系超電導線材100を変形等から保護する。
なお、無誘導巻き取り枠材30に巻回されたRE系超電導線材100の余長部分もエポキシ等の硬化性樹脂等で固定したり、C字状の枠で固定しても良い。
また、無誘導巻き取り枠材30もRE系超電導線材100の巻き取り後は、エポキシ樹脂により支持板320に固定しても良い。
上記RE系超電導線材の接続構造10Aは、接続構造10と同一の技術的効果を備えると共に、その溝付き枠材20Aは、二本平行に引き出されたRE系超電導線材100の焼結接続部6Aを溝部211A内で機械的強度を高く維持して保護することが可能である。
また、溝付き枠材20Aは円柱形状部21Aにより二本のRE系超電導線材100がフランジ部22Aの両側で個別に巻線されているので、二本が平行に引き出されたRE系超電導線材100の余長部分を曲がりや折り曲げから保護することが可能となる。
3 酸化物超電導導体層
4 内部保護層
5 外部保護層
6,6A 焼結接続部(接続部)
7,7A バイパス接続部
10,10A 接続構造
20,20A 溝付き枠材
21,21A 円柱形状部
22,22A フランジ部
23 充填剤
24 絶縁材
30 無誘導巻き取り枠材
40 超電導コイル
60 永久電流スイッチ
100,100A,100B RE系超電導線材
110 接続器
200 電流システム
211,211A 溝部
300 超電導コイルユニット
302 ダブルパンケーキコイル
Claims (7)
- 片側の面に超電導導体層が形成された基材と、
前記基材を被覆する保護層とを備える超電導線材の接続構造において、
二本の前記超電導線材の前記保護層から露出した前記超電導導体層を接続する接続部と、
前記接続部が固定された溝部を有する溝付き枠材とを備えていることを特徴とする超電導線材の接続構造。 - 前記溝付き枠材は円柱形状部を備え、
前記接続部で接続された前記二本の前記超電導線材が前記円柱形状部に巻線されていることを特徴とする請求項1に記載の超電導線材の接続構造。 - 前記二本の前記超電導線材は、前記接続部以外の部分で導通可能に接続されていることを特徴とする請求項1又は2記載の超電導線材の接続構造。
- 前記二本の前記超電導線材は、前記接続部以外であって前記溝付き枠材に巻線されている部分で導通可能に接続されていることを特徴とする請求項2記載の超電導線材の接続構造。
- 前記二本の前記超電導線材は、前記接続部以外の部分で、前記二本の前記超電導線材以外の超電導線材により接続されていることを特徴とする請求項3又は4記載の超電導線材の接続構造。
- 前記溝部に樹脂又は低融点金属を有することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の超電導線材の接続構造。
- 前記二本の前記超電導線材は、
前記超電導線材の長手方向における前記接続部側に向かう方向が同じ向きになるように接続されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の超電導線材の接続構造。
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