JP2018097965A - 電気化学セル - Google Patents

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Abstract

【課題】セル本体の一端部に形成されるコーティング膜の損傷を抑制可能な電気化学セルを提供する。
【解決手段】燃料電池セル1は、セル本体3aとコーティング膜3bとを備える。コーティング膜3bは、長手方向におけるセル本体3aのガス流出側端部(「一端部」の一例)の少なくとも一部を覆う。コーティング膜3bは、NiOを含有する結晶化ガラスによって構成される。
【選択図】図3

Description

本発明は、電気化学セルに関する。
特許文献1では、電気化学セルの一種である燃料電池セルにおいて、セル本体のうち燃料ガス排出側の一端部が酸化することを抑制するために、ケイ酸塩を主成分とするコーティング膜によって燃料電池セルの一端部を覆うことが提案されている。
国際公開2010−050330号明細書
しかしながら、燃料電池セルの作動開始時に、燃料ガス排出側の一端部付近において余剰燃料ガスが空気と反応して着火する際、その熱衝撃によって特許文献1に記載のコーティング膜に損傷(クラック及び剥離など)が生じるおそれがある。
本発明は、上述の状況に鑑みてなされたものであり、セル本体の一端部に形成されるコーティング膜の損傷を抑制可能な電気化学セルを提供することにある。
本発明に係る電気化学セルは、長手方向に延びるガス流路が内部に形成されたセル本体と、長手方向におけるセル本体の一端部の少なくとも一部を覆うコーティング膜とを備える。コーティング膜は、NiOを含有する結晶化ガラスによって構成される。
本発明によれば、セル本体の一端部に形成されるコーティング膜の損傷を抑制可能な電気化学セルを提供することができる。
実施形態に係るセルスタック装置の斜視図 実施形態に係る燃料電池セルの斜視図 図2の切断面Aにおける断面図
(セルスタック装置100)
図1は、セルスタック装置100の斜視図である。セルスタック装置100は、複数の燃料電池セル1及びマニホールド2を備える。
複数の燃料電池セル1は、一列に並べられている。本実施形態において、各燃料電池セル1は、略等間隔で略平行に配置されているが、これに限られるものではない。各燃料電池セル1の基端部1aは、マニホールド2に固定される。各燃料電池セル1の先端部1bは、自由端である。このように、各燃料電池セル1は、マニホールド2によって片持ち状態で支持される。
マニホールド2は、各燃料電池セル1にガスを分配するように構成されている。マニホールド2は、中空状であり、内部空間を有している。マニホールド2の内部空間には、図示しない燃料ガス供給源から燃料ガスが供給される。
マニホールド2は、各燃料電池セル1を支持する。マニホールド2は、マニホールド本体2a、天板2b及び導入管2cを備える。本実施形態において、マニホールド本体2a、天板2b及び導入管2cは別部材であるが、一部材であってもよい。
マニホールド本体2aは、略直方体状であって、上面が開口した内部空間を有する。マニホールド本体2aは、例えば、耐熱性を有する金属材料(例えば、フェライト系ステンレス鋼、オーステナイト系ステンレス鋼、及びNi基合金など)によって構成できる。
天板2bは、マニホールド本体2aの上面を塞ぐように、マニホールド本体2a上に配置される。天板2bは、例えば結晶化ガラスによって、マニホールド本体2aに接合される。結晶化ガラスとしては、例えば、SiO−B系、SiO−CaO系、又はSiO−MgO系を用いることができる。天板2bは、マニホールド本体2aと同様の材料によって構成できる。
天板2bは、複数の挿入孔2dを有する。各挿入孔2dは、マニホールド2の内部空間と外部空間に連通する。各挿入孔2dには、各燃料電池セル1の基端部1aが挿入される。各燃料電池セル1の基端部1aは、接合材(例えば、結晶化ガラスなど)によって挿入孔2dに固定される。
(燃料電池セル1)
図2は、燃料電池セル1の斜視図である。燃料電池セル1は、いわゆる横縞型の固体酸化物型燃料電池セル(SOFC:Solid Oxide Fuel Cell)である。燃料電池セル1は、セル本体3aとコーティング膜3bとを備える。セル本体3aは、多孔支持基板10、6つの発電部20、表裏接続部30及び緻密シール膜40を備える。
(1)多孔支持基板10
多孔支持基板10は、長手方向に延びる扁平な平板状に形成される。多孔支持基板10は、第1主面S1、第2主面S2、第1側面S3及び第2側面S4を有する。第1主面S1と第2主面S2は、それぞれ長手方向と短手方向に広がる板面である。短手方向は、長手方向に垂直な方向である。第1主面S1は、第2主面S2の反対側に設けられる。第1側面S3と第2側面S4のそれぞれは、第1主面S1と第2主面S2に連なる。第1側面S3は、第2側面S4の反対側に設けられる。本実施形態において、第1側面S3と第2側面S4のそれぞれは、湾曲面状に形成されているが、これに限られるものではない。
多孔支持基板10の内部には、6本のガス流路10aが形成される。各ガス流路10aは、多孔支持基板10の長手方向に延びる。本実施形態では、発電時、マニホールド2の内部空間から各ガス流路10aに燃料ガスが流される。ガス流路10aの本数は、6本に限られない。
多孔支持基板10は、電子伝導性の低い多孔質材料によって構成される。多孔支持基板10は、例えば、CSZ(カルシア安定化ジルコニア)、MgO(酸化ニッケル)とYSZ(イットリア安定化ジルコニア)の複合材料、MgO(酸化ニッケル)とY(イットリア)の複合材料、MgO(酸化マグネシウム)とMgAl(マグネシアアルミナスピネル)の複合材料などによって構成することができる。
多孔支持基板10の気孔率は特に制限されないが、20%〜60%とすることができる。多孔支持基板10の厚さは特に制限されないが、1mm〜10mmとすることができる。
多孔支持基板10は、遷移金属を含有していてもよい。多孔支持基板10における遷移金属の含有率は3000ppm以下が好ましい。遷移金属としては、例えば、Ni、Fe、Co、及びこれらの酸化物が挙げられる。遷移金属の含有率は、多孔支持基板の一部を破断して溶液に溶かしたものを島津製作所社製のICPE-9000を用いてICP発光分光分析(高周波誘導結合プラズマ発光分光分析)することで得られる。多孔支持基板10が遷移金属を酸化物の形態で含有する場合、作動中の還元雰囲気において、遷移金属酸化物の少なくとも一部は遷移金属に還元される。
(2)発電部20
多孔支持基板10の第1主面S1には3つの発電部20が長手方向に並べられ、第2主面S2にも3つの発電部20が長手方向に並べられている。発電部20の個数は適宜変更することができる。
ここで、図3は、図2の切断面Aにおける断面図である。切断面Aは、短手方向に対して垂直な平面である。
図3に示すように、各発電部20は、燃料極4、固体電解質層5、空気極6、空気極集電層7及びインターコネクタ8を備える。
燃料極4は、アノードとして機能する。燃料極4は、燃料極集電層41と燃料極活性層42を有する。
燃料極集電層41は、多孔支持基板10上に配置される。燃料極集電層41は、NiOを含み、電子伝導性を有する物質によって構成される。燃料極集電層41は、酸素イオン伝導性を有する物質を含んでいてもよい。燃料極集電層41は、例えば、NiO−8YSZ、NiO−Y、NiO−CSZなどによって構成することができる。燃料極集電層41は多孔質であればよく、その気孔率は特に制限されないが、25%〜50%とすることができる。燃料極集電層41の厚さは特に制限されないが、50μm〜500μmとすることができる。
燃料極活性層42は、燃料極集電層41上に配置される。燃料極活性層42は、電子伝導性を有する物質と酸素イオン伝導性を有する物質とによって構成される。燃料極活性層42は、例えば、NiO−8YSZやNiO−GDC(ガドリニウムドープセリア)などによって構成することができる。燃料極活性層42における酸素イオン伝導性を有する物質の体積割合は、燃料極集電層41における酸素イオン伝導性を有する物質の体積割合よりも大きいことが好ましい。燃料極活性層42の気孔率は特に制限されないが、25%〜50%とすることができる。燃料極活性層42の厚さは特に制限されないが、5μm〜30μmとすることができる。
固体電解質層5は、燃料極4上に配置される。固体電解質層5は、あるインターコネクタ8から他のインターコネクタ8まで長手方向に延びる。従って、燃料電池セル10の長手方向において、固体電解質層5とインターコネクタ8とが交互に配置される。固体電解質層5は、多孔支持基板10側の燃料ガスと空気極6側の空気との混合を防止するガスバリア層として機能する。本実施形態において、固体電解質層5は、緻密シール膜40と一体的に形成されている。
固体電解質層5は、酸化物イオン伝導性が電子伝導性より高い緻密質材料によって構成される。固体電解質層5は、ジルコニアを主成分として含むことができる。固体電解質層5を構成する材料としては、例えば、3YSZ、8YSZ、ScSZなどを用いることができる。固体電解質層5の気孔率は、多孔支持基板10や燃料極4の気孔率よりも低い。固体電解質層5の気孔率は、20%以下とすることができ、10%以下であることが好ましい。固体電解質層5の厚さは特に制限されないが、3μm〜50μmとすることができる。
空気極6は、固体電解質層5上に配置される。空気極6は、混合導電性を有する多孔質材料によって構成される。空気極6を構成する材料としては、例えば、(La,Sr)(Co,Fe)O(LSCF、ランタンストロンチウムコバルトフェライト)、(La,Sr)FeO(LSF、ランタンストロンチウムフェライト)、La(Ni,Fe)O(LNF、ランタンニッケルフェライト)、(La,Sr)CoO(LSC、ランタンストロンチウムコバルタイト)などが挙げられる。空気極6の厚さは特に制限されないが、10〜100μmとすることができる。
空気極集電層7は、空気極6上に配置される。空気極集電層7は、電子伝導性を有する多孔質材料によって構成される。空気極集電層7は、例えば、LSCF、LSC、Ag(銀)、Ag−Pd(銀パラジウム合金)などによって構成することができる。空気極集電層7の厚さは特に制限されないが、50μm〜500μmとすることができる。
インターコネクタ8は、電子伝導性を有する緻密材料によって構成される。インターコネクタ8は、例えば、LaCrO(ランタンクロマイト)や(Sr,La)TiO(ストロンチウムチタネート)によって構成することができる。インターコネクタ8の気孔率は、20%未満が好ましく、10%以下がより好ましく、8%以下がさらに好ましい。インターコネクタ8は、固体電解質層5とともに、多孔支持基板10側の燃料ガスと空気極6側の空気との混合を防止するガスバリア層として機能する。インターコネクタ8の厚さは、例えば、10〜100μmとすることができる。
(3)表裏接続部30
表裏接続部30は、図1及び図2に示すように、多孔支持基板10の一端部に設けられる。表裏接続部30は、多孔支持基板10の一端部に巻回されている。
表裏接続部30は、図3に示すように、第1主面S1側の発電部20のインターコネクタ8と、第2主面S2側の発電部20の空気極集電層7とに接続される。本実施形態において、表裏接続部30は、第2主面S2側の発電部20の空気極集電層7と一体的に形成されている。
表裏接続部30は、導電性セラミックス材料によって構成することができる。表裏接続部30を構成する材料としては、LSCF、LSC、La(Ni、Fe、Cu)O、及びこれらの2種以上を含む複合材料を用いることができる。
表裏接続部30の気孔率は特に制限されないが、例えば25%〜50%とすることができる。表裏接続部30の厚さは特に制限されないが、50μm〜500μmとすることができる。
(4)緻密シール膜40
緻密シール膜40は、多孔支持基板10の外表面を覆う。本実施形態において、緻密シール膜40は、各発電部20の固体電解質層5と一体的に形成されている。緻密シール膜40は、ガスバリア層として機能する。
緻密シール膜40は、緻密質材料によって構成することができる。緻密質材料としては、例えば、YSZ、ScSZ、ガラス、スピネル酸化物などが挙げられる。
(5)コーティング膜3b
図3に示すように、コーティング膜3bは、燃料電池セル1の先端部1aに配置される。コーティング膜3bは、セル本体3aのガス流出側端部(「一端部」の一例)を覆う。セル本体3aのガス流出側端部では、燃料電池セルの作動開始時、ガス流路10aの排出口から排出される余剰燃料ガスが空気と反応して着火する。そのため、コーティング膜3bには、作動開始時に熱衝撃がかかる。
コーティング膜3bは、NiOを含有する結晶化ガラスによって構成される。結晶化ガラスとしては、例えば、SiO−B系、SiO−CaO系、MgO−B系が採用され得る。本明細書において、結晶化ガラスとは、全体積に対する「結晶相が占める体積」の割合(結晶化度)が60%以上であり、全体積に対する「非晶質相及び不純物が占める体積」の割合が40%未満のガラスを指す。コーティング膜3bに含まれるNiOの少なくとも一部は、燃料電池セル1の作動開始以降の還元雰囲気によってNiに還元される。
コーティング膜3bの気孔率は、0.02%〜20%とすることができ、5%以下が好ましいが特に制限されない。コーティング膜3bは、ガスバリア層として機能する。
コーティング膜3bは、結晶化ガラスを主成分として含有する。コーティング膜3bにおける結晶化ガラスの平均濃度は、60mol%以上とすることができ、80mol%以上が好ましい。コーティング膜3bにおける結晶化ガラスの平均濃度は、オックスフォード・インストゥルメンツ社製X−ACTを用いたエネルギー分散型X線分析によって測定することができる。結晶化ガラスの平均濃度は、コーティング膜3bの断面上において、コーティング膜3bを厚み方向に4等分する3箇所で測定された濃度を算術平均することによって得られる。
コーティング膜3bは、NiOを副成分として含有する。コーティング膜3bにおけるNiOの平均濃度は、0.1mol%以上とすることができ、0.1mol%以上60mol%以下が好ましい。コーティング膜3bにおけるNiOの平均濃度は、オックスフォード・インストゥルメンツ社製X−ACTを用いたエネルギー分散型X線分析によって測定することができる。NiOの平均濃度は、コーティング膜3bの断面上において、コーティング膜3bを厚み方向に4等分する3箇所で測定された濃度を算術平均することによって得られる。
コーティング膜3bにおけるNiOの濃度は、セル本体1aに近づくほど高いことが好ましい。具体的には、コーティング膜3bの断面上において、コーティング膜3bを厚み方向に4等分する3箇所でNiOの濃度を測定した場合、セル本体1aに最も近い測定箇所付近においてNiOの最大濃度が測定され、セル本体1aから最も離れた測定箇所付近においてNiOの最小濃度が測定されるのが好ましい。
コーティング膜3bに含まれるNiOの少なくとも一部は、作動中の還元雰囲気においてNiに還元される。
コーティング膜3bのうちセル本体1aから離れた領域には、NiOが含まれていなくてもよい。従って、コーティング膜3bは、セル本体1aに接触し、NiOを含む第1領域と、セル本体1aから離れ、NiOを含まない第2領域との二層構造になっていてもよい。
図3に示すように、コーティング膜3bは、第1部分31、第2部分32及び第3部分33を有する。
第1部分31は、多孔支持基板10のうちガス流出側の端面S5上に配置される。第1部分31は、端面S5を覆う。第1部分31は、端面S5の全面を覆っていることが好ましいが、端面S5の少なくとも一部を覆っていればよい。
第2部分32は、ガス流路10aの内面S6上に配置される。第2部分32は、内面S6のうちガス流出側端部を覆う。第2部分32は、第1部分31の内縁に連なる。第2部分32は、第1部分31と一体的に形成される。長手方向における第2部分32の長さは、3mm〜20mmとすることができるが、これに限られるものではない。
第3部分33は、多孔支持基板10の第1主面S1、第2主面S2、第1側面S3及び第2側面S4上に配置される。第3部分33は、第1主面S1、第2主面S2、第1側面S3及び第2側面S4のうちガス流出側端部を覆う。第3部分33は、第1部分31の外縁に連なる。第3部分33は、第1部分31と一体的に形成される。第3部分33は、緻密シール膜40に接続される。長手方向における第3部分33の長さは、3mm〜20mmとすることができるが、これに限られるものではない。第3部分33の長さは、第2部分32の長さと同じであってもよいし異なっていてもよい。
(燃料電池セル1の製造方法)
次に、燃料電池セル1の製造方法の一例について説明する。
まず、多孔支持基板10の粉末に造孔材とバインダーを添加して調製した坏土を押出成形することによって、6本のガス流路10aを有する多孔支持基板10の成形体を形成する。
次に、燃料極集電層41の材料をペースト化して、多孔支持基板10の成形体上に印刷することによって、燃料極集電層41の成形体を形成する。続いて、燃料極活性層42の材料をペースト化して、燃料極集電層41の成形体上に印刷することによって、燃料極活性層42の成形体を形成する。
次に、インターコネクタ8の材料をペースト化して、燃料極集電層41の成形体上に印刷することによって、インターコネクタ8の成形体を形成する。
次に、固体電解質層5の材料をペースト化して、燃料極活性層42の成形体上に印刷することによって、固体電解質層5の成形体を形成する。この際、固体電解質5の材料のペーストを多孔支持基板10の第1主面S1、第2主面S2、第1側面S3及び第2側面S4にも印刷することによって、緻密シール膜40の成形体を固体電解質層5の成形体と一体的に作製する。この際、多孔支持基板10のうちガス流出側の端部を緻密シール膜40から露出させておく。
次に、多孔支持基板10、燃料極4、インターコネクタ8、固体電解質層5及び緻密シール膜40の成形体を共焼成(1300〜1600℃、2〜20時間)する。
次に、空気極6の材料をペースト化して、固体電解質層5上に印刷することによって、空気極6の成形体を形成する。続いて、空気極集電層7の材料をペースト化して空気極6の成形体上に印刷することによって、空気極集電層7の成形体を形成する。
次に、空気極6及び空気極集電層7の成形体を焼成(900〜1100℃、1〜20時間)する。
次に、NiO粉末と結晶化ガラス成分と溶媒とを含む溶液に、多孔支持基板10のうち緻密シール膜40から露出したガス流出側の端部を浸漬することによって、コーティング膜3bの成形体を形成する。この際、溶液への浸漬時間を調整することによって、コーティング膜3bの厚みを調整できる。
なお、コーティング膜3bを、NiOを含む第1領域とNiOを含まない第2領域との二層構造にする場合には、NiO粉末と結晶化ガラス成分と溶媒とを含む溶液に多孔支持基板10の端部を浸漬及び乾燥した後、結晶化ガラス成分と溶媒とを含み、NiO粉末を含まない溶液に多孔支持基板10の端部を浸漬すればよい。
次に、コーティング膜3bの成形体を焼成(700〜900℃、0.5〜5時間)することによって、コーティング膜3bを形成する。
(特徴)
本実施形態に係る燃料電池セル1は、セル本体3aとコーティング膜3bとを備える。コーティング膜3bは、長手方向におけるセル本体3aのガス流出側端部(「一端部」の一例)の少なくとも一部を覆う。コーティング膜3bは、NiOを含有する結晶化ガラスによって構成される。
従って、燃料電池セル1の作動開始以降、コーティング膜3bに含まれるNiOは還元雰囲気によってNiに還元されるので、コーティング膜3bの熱伝導率を向上させることができる。そのため、ガス流路10aから排出される余剰燃料ガスが空気と反応して着火した際に、その熱をコーティング膜3bからセル本体3aへとスムーズに伝達させることができる。その結果、コーティング膜3bにかかる熱衝撃が緩和されるため、コーティング膜3bに損傷(クラック及び剥離など)が生じることを抑制できる。
(変形例)
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
上記実施形態では、本発明に係るコーティング膜3bを横縞型の固体酸化物型燃料電池セルに適用した場合について説明したが、これに限られるものではない。例えば、コーティング膜3bは、いわゆる縦縞型の固体酸化物型燃料電池セルにも適用することができる。縦縞型の固体酸化物型燃料電池セルは、導電性の多孔支持基板と、多孔支持基板の第1主面上に順次形成された燃料極、固体電解質層及び空気極と、多孔支持基板の第2主面上に形成されたインターコネクタとを備える。このような縦縞型の固体酸化物型燃料電池セルにおいても、燃料ガス排出側の一端部にコーティング膜3bを設けることができる。
上記実施形態では、本発明にかかるコーティング膜3bを固体酸化物型燃料電池セルに適用した場合について説明したが、本発明にかかるコーティング膜3bは、固体酸化物型燃料電池セルのほか、固体酸化物型電解セルを含む固体酸化物型電気化学セルに適用可能である。
上記実施形態において、コーティング膜3bは、図3に示したように、第1部分31、第2部分32及び第3部分33を有することとしたが、第1部分31、第2部分32及び第3部分33のうち少なくとも1つを有していればよい。なお、コーティング膜3bが第3部分33を有さない場合、第3部分33の代わりに緻密シール膜40を延ばせばよい。
上記実施形態において、コーティング膜3bは、図3に示したように、多孔支持基板10の表面(第1主面S1、第2主面S2、第1側面S3及び第2側面S4)を直接的に覆うこととしたが、コーティング膜3bの少なくとも一部は、発電部20、表裏接続部30及び緻密シール膜40などを覆っていてもよい。また、コーティング膜3bと多孔支持基板10との間には、他の層が介挿されていてもよい。
以下において本発明に係る燃料電池セルの実施例について説明するが、本発明は以下に説明する実施例に限定されるものではない。
(サンプルNo.1)
まず、MgO粉末とMgAl粉末の複合材料にバインダーとしてセルロースを添加したスラリーを用いた押出成形法によって、6本のガス流路を有する多孔支持基板の成形体(5mm×40mm×150mm)を形成した。
次に、NiO粉末とYSZ粉末の複合材料(NiO粉末:YSZ粉末=50vol%:50vol%)にバインダーとしてセルロースを添加したスラリーを用いた印刷法によって、2つの凹部を有する燃料極集電部の成形体を多孔支持基板の成形体に形成された各凹部に埋設した。
次に、NiO粉末とYSZ粉末の複合材料(NiO粉末:YSZ粉末=50vol%:50vol%)にバインダーとしてセルロースを添加したスラリーを用いた印刷法によって、燃料極集電部の成形体に形成された一方の凹部に燃料極活性部の成形体を埋設した。
次に、LaCrO粉末にバインダーとしてセルロースを添加したスラリーを用いた印刷法によって、燃料極集電部の成形体に形成された他方の凹部にインターコネクタの成形体を埋設した。
次に、8YSZ粉末にバインダーとしてセルロースを添加したスラリーを用いた印刷法によって、燃料極及びインターコネクタそれぞれの成形体が埋設された多孔支持基板の成形体を覆うように、固体電解質膜と緻密シール膜の成形体を形成した。この際、多孔支持基板のうちガス流出側の端部を緻密シール膜から露出させておいた。
次に、多孔支持基板、燃料極、インターコネクタ、固体電解質膜及び緻密シール膜の成形体を共焼成(大気雰囲気、1500℃、4時間)した。
次に、LSCF粉末にバインダーとしてセルロースを添加したスラリーを用いた印刷法によって、固体電解質膜上に空気極の成形体を形成した。
次に、LSCF粉末にバインダーとしてセルロースを添加したスラリーを用いた印刷法によって、空気極の成形体とインターコネクタとを繋ぐように空気極集電膜の成形体を形成した。
次に、空気極と空気極集電膜の成形体を焼成(大気雰囲気、1200℃、2時間)した。
次に、SiO−B系の結晶化ガラス粉末とテルピネオールとを含む溶液に、多孔支持基板のうちガス流出側の端部を浸漬することによって、多孔支持基板の表面上にコーティング膜の成形体を形成した。
次に、コーティング膜の成形体を焼成(1000℃、1時間)することによって、コーティング膜を形成した。
(サンプルNo.2〜9)
サンプルNo.2〜9では、以下のようにコーティング膜を形成した以外は、サンプルNo.1と同じ工程にて燃料電池セルを作製した。
まず、NiO粉末とSiO−B系の結晶化ガラス粉末とテルピネオールとを含む溶液に、多孔支持基板のうちガス流出側の端部を浸漬することによって、多孔支持基板の表面上にコーティング膜の成形体を形成した。この際、NiO粉末の添加量を調整することによって、表1に示すように、コーティング膜における平均Ni濃度を変更した。
また、サンプルNo.3,5〜7,9では、NiO粉末の添加量を変更した3種の溶液を準備して、多孔支持基板を3種の溶液に順次浸漬することによって、3層構造のコーティング膜を形成した。3種の溶液におけるNiO粉末の添加量を調整することによって、表1に示すように、コーティング膜を厚み方向に4等分する3箇所(多孔支持基板に近い順に、「A点」、「B点」、「C点」とする。)におけるNiOの濃度を変更した。
その後、コーティング膜の成形体を焼成(1000℃、1時間)することによって、コーティング膜を形成した。
(熱衝撃試験)
室温の大気雰囲気下において、各サンプルの各ガス流路に所定量の都市ガス13Aを供給し、燃料電池セルのガス流出側に配置した点火ロッドで火花放電させることによって、各ガス流路から放出される余剰燃料ガスに着火した。
着火から30秒経過して温度が安定した時点で、都市ガス13Aの供給を遮断して炎を消火して、温度が十分下がった後、コーティング膜の損傷(クラック及び剥離など)を確認した。
そして、コーティング膜の損傷が確認されるまで、熱衝撃(着火及び消火)を繰り返した。ただし、熱衝撃回数は、最大で20回までとした。コーティング膜が損傷するまでの熱衝撃回数を表1にまとめて示す。
(コーティング膜におけるNiO濃度)
各サンプルのコーティング膜に副成分として含まれるNiOの平均濃度を測定した。具体的には、コーティング膜の厚み方向の断面上において、コーティング膜を厚み方向に4等分する3箇所(多孔支持基板に近い順に、「A点」、「B点」、「C点」とする。)で測定されたNiOの濃度を算術平均することによって、NiOの平均濃度を算出した。NiOの濃度測定には、オックスフォード・インストゥルメンツ社製X−ACTを用いた。
A点、B点及びC点それぞれにおいて測定されたNiO濃度とNiOの平均濃度とを表1にまとめて示す。
Figure 2018097965
表1に示されるように、NiOを含有する結晶化ガラスによって構成されたコーティング膜を備えるサンプルNo.2〜9では、NiOを含有しない結晶化ガラスによって構成されたコーティング膜を備えるサンプルNo.1に比べて、余剰燃料ガスの着火時の熱衝撃によってコーティング膜に損傷が生じることを抑制できた。これは、コーティング膜に添加されたNiOがNiに還元されると、コーティング膜の熱伝導率が向上するため、コーティング膜から多孔支持基板に燃焼熱をスムーズに伝達させられたからである。
また、コーティング膜におけるNiOの平均濃度が0.1mol%以上60mol%以下であるサンプルNo.3〜7では、コーティング膜に損傷が生じることをより抑制できた。
また、サンプルNo.4に比べてサンプルNo.5の方がコーティング膜の損傷を抑制できたことから、コーティング膜におけるNiOの濃度を多孔支持基板(セル本体)に近づくほど高くするのが特に好ましいことが分かった。
1 燃料電池セル(電気化学セルの一例)
1a 基端部
1b 先端部
2 マニホールド
3a セル本体
3b コーティング膜
31 第1部分
32 第2部分
33 第3部分

Claims (5)

  1. 長手方向に延びるガス流路が内部に形成されたセル本体と、
    前記長手方向における前記セル本体の一端部の少なくとも一部を覆うコーティング膜と、
    を備え、
    前記コーティング膜は、NiOを含有する結晶化ガラスによって構成される、
    電気化学セル。
  2. 前記コーティング膜におけるNiOの平均濃度は、0.1mol%以上である、
    請求項1に記載の電気化学セル。
  3. 前記コーティング膜におけるNiOの平均濃度は、60mol%以下である、
    請求項1又は2に記載の電気化学セル。
  4. 前記コーティング膜におけるNiOの濃度は、前記セル本体に近づくほど高い、
    請求項1乃至3のいずれかに記載の電気化学セル。
  5. 前記コーティング膜は、前記長手方向における前記セル本体の端面の少なくとも一部を覆う第1部分と、前記ガス流路の内面の少なくとも一部を覆う第2部分とを含む、
    請求項1乃至4のいずれかに記載の電気化学セル。
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