JP2018097608A - クレジットカード決済システム - Google Patents

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裕介 松本
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Abstract

【課題】家賃をクレジットカード決済するためのシステムを提供する。
【解決手段】家賃のクレジットカード決済の代行業務を行う決済代行会社のサーバ装置(13、15)を含むクレジットカード決済システム(1)であって、サーバ装置は、賃借人識別情報と、賃貸借契約を締結している不動産を管理する不動産管理会社の管理会社識別情報と、不動産管理会社への家賃支払いを保証する保証会社の保証会社識別情報と、賃借人のクレジットカードのクレジットカード番号およびクレジットカード会社のクレジットカード会社識別情報を含むカード情報と、不動産管理会社に支払われる家賃と、家賃支払いの保証のために保証会社に支払われる保証料と、クレジットカード会社に支払われる手数料とを関連付けて記憶する記憶部と、家賃と保証料との合計額である決済額についてクレジットカード決済を実行する処理部と、を備える、クレジットカード決済システム。
【選択図】図6

Description

本発明は、クレジットカードによって家賃決済を行うためのクレジットカード決済システムに関する。
従来、賃貸借契約においては、何らかの理由で賃借人が家賃を支払うことが出来なくなった場合等に、不動産管理会社(および家主)に対して家賃支払いを保証する保証会社が介在する場合がある。保証会社が介在する場合、例えば、賃借人は入居時に保証会社に対して「初回保証料」として、例えば賃料の50%〜100%を保証料として支払い、その後は、入居から一年毎に「更新料」として1万円を支払う。また、月額で保証料を支払う場合には、例えば、賃借人は賃料と保証料との合計額を保証会社へ口座振替等によって支払い、保証会社は、その中から保証料を徴収して、家賃分は不動産管理会社に口座振替等によって支払う、という方法が想定される。なお、「不動産管理会社」は不動産を管理し、家主と賃借人との仲介を行う会社であり、例えば、賃借人は不動産管理会社を介して賃貸借契約を締結する場合がある。例えば、特許文献1には、保証会社が関係する賃貸借契約に係るシステムが開示されている。
特開2002−92513号公報 特開2005−189938号公報
ところで、近年において、物品の購入等をクレジットカードで行うことは、ごく一般的となっている(例えば、特許文献2)。
しかしながら、借家の賃貸借契約における家賃の支払いは、一般的には、口座振替等が利用されていた。そのため、家賃の支払いについては、上記の物品購入等のクレジットカード決済とは異なり、口座振替等の手続きに手間を要していた。これに対し、クレジットカード決済は、毎月、特段の手続きを必要とせずに自動的に決済されるという利点があった。また、クレジットカード会社ごとに決済金額に応じてポイントバックする等のサービスが用意されており、家賃支払いにもクレジットカードを利用したいという要求があった。このため、家賃をクレジットカード決済するための適当なシステムが所望されていた。
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、家賃のクレジットカード決済の代行業務を行う決済代行会社のサーバ装置を含むクレジットカード決済システムであって、前記サーバ装置は、賃借人を一意に識別する賃借人識別情報と、前記賃借人が賃貸借契約を締結している不動産を管理する不動産管理会社を一意に識別する管理会社識別情報と、前記不動産管理会社への家賃支払いを保証する保証会社を一意に識別する保証会社識別情報と、前記賃借人が前記家賃の支払いに使用するクレジットカードのクレジットカード番号およびクレジットカード会社を一意に識別するクレジットカード会社識別情報を含むカード情報と、前記不動産管理会社に支払われる家賃と、前記家賃支払いの保証のために前記保証会社に支払われる保証料と、クレジットカード会社に支払われる手数料と、を関連付けて記憶する記憶部と、前記家賃と、前記保証料と、の合計額である決済額について前記クレジットカードによる決済を実行する処理部と、を備える、クレジットカード決済システムである。
また、本発明の他の態様は、家賃のクレジットカード決済の代行業務を行う決済代行会社のサーバ装置を含むクレジットカード決済システムによって実行される方法であって、前記サーバ装置は、賃借人を一意に識別する賃借人識別情報と、前記賃借人が賃貸借契約を締結している不動産を管理する不動産管理会社を一意に識別する管理会社識別情報と、前記不動産管理会社への家賃支払いを保証する保証会社を一意に識別する保証会社識別情報と、前記賃借人が前記家賃の支払いに使用するクレジットカードのクレジットカード番号およびクレジットカード会社を一意に識別するクレジットカード会社識別情報を含むカード情報と、前記不動産管理会社に支払われる家賃と、前記家賃支払いの保証のために前記保証会社に支払われる保証料と、クレジットカード会社に支払われる手数料と、を関連付けて記憶する記憶部を有し、前記家賃と、前記保証料と、の合計額である決済額について前記クレジットカードによる決済を実行するステップを含む、方法である。
また、本発明の他の態様は、上記の方法をコンピュータシステムに実行させるコンピュータプログラムである。
本発明の一実施形態に係るクレジットカード決済システムによる決済方法の概要を説明する図である。 本発明の一実施形態に係るクレジットカード決済システムにおけるクレジットカード決済の申込み処理の概要を説明する図である。 クレジットカード決済申込画面の一例を示す図である。 承認番号入力画面の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るクレジットカード決済システムにおける家賃のクレジットカード決済の処理の概要を説明する図である。 決済対象者指定画面の一例を示す図である。 本実施形態に係るクレジットカード決済システムの構成の一例を示す図である。 本実施形態に係る第1代行サーバの構成の一例を示す図である。 本実施形態に係る第2代行サーバの構成の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るクレジットカード決済システムにおけるクレジットカード決済の申込み処理の一例を示すシーケンス図である。 本発明の一実施形態に係るクレジットカード決済システムにおける家賃のクレジットカード決済の処理の一例を示すシーケンス図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明する。なお、以下の説明において参照する各図では、他の図と同等の部分は同一符号によって示される。
(クレジットカード決済方法)
まず、図1を用いて、本実施形態に係るクレジットカード決済システムによる決済方法の概要について説明する。図1は、本実施形態に係るクレジットカード決済方法の概要を説明する図である。図1では、具体的な一例として、賃借人(以下、「入居者」という場合もある)40が不動産管理会社(なお、本明細書中においては、簡略化して「管理会社」という場合もある)20に支払う家賃は10万円、保証会社30が取得する保証料(手数料)は3千円(家賃の3%)であるとする。
まず、従来の家賃決済方法では、入居者は入居時に、保証会社30に対して「初回保証料」として、例えば賃料の50%〜100%を保証料として支払い、その後は、入居から一年毎に「更新料」として1万円を支払う、等となっていた。また、月額で保証料を支払う場合には、例えば、賃借人40は、賃料10万円+保証料5千円=10万5千円を保証会社30へ口座振替等によって支払い、保証会社30は、保証料5千円を徴収して、家賃10万円は不動産管理会社20に口座振替等によって支払う、という方法が考えられる。
これに対し、本実施形態に係るクレジットカード決済方法では、賃借人40は、クレジットカードを使用して、賃料10万円+保証料5千円=10万5千円を決済代行会社10に支払う(ST1)。ここで、決済代行会社10は、クレジットカード決済を行うにあたり、不動産管理会社20、保証会社30、賃借人40、およびクレジットカード会社50の間を仲介して、クレジットカード決済の代行業務を行う会社である。決済代行会社10は、賃借人40からの支払われた10万5千円を、不動産管理会社20と保証会社30とに振り分けるが、その際に、両者から手数料を徴収する。そして、この手数料のうちの一部をクレジットカード会社(なお、本明細書中においては、簡略化して「カード会社」という場合もある)50の手数料としてクレジットカード会社50に支払い、残りを自社の利益とする。例えば、不動産管理会社20には、家賃10万円から1000円を手数料として差し引いた9万9千円を支払う(ST2)。また、保証会社30には、保証料5千円から2000円を手数料として差し引いた3000円を支払う(ST3)。また、決済代行会社10は、不動産管理会社20と保証会社30とから徴収した1000+2000=3000円の手数料のうち、例えば、1785円をカード会社50に支払い(ST4)、残りの1215円を自社の利益とする。また、カード会社50は、賃借人40が家賃の支払いにクレジットカードを使用したことに応じて、独自のポイントサービス等に基づいてポイント還元を行ってもよい(ST5)。
なお、図1の例において説明される手数料の金額や振り分け等は、あくまで一例であり、これに限定されるものではない。また、図1に示される決済方法は、以下に説明されるように、コンピュータシステムによって実現されうる。
(クレジットカード決済システムにおける処理の概要)
以下、図2および図4を用いて、本実施形態に係るクレジットカード決済システムにおける処理の概要を説明する。図2および図4に示されるように、本実施形態に係るクレジットカード決済システムは、決済代行会社10において使用される決済代行会社用端末11と、第1代行サーバ13と、第2代行サーバ15と、不動産管理会社20において使用される管理会社用端末21と、保証会社30において使用される保証会社用端末31と、決済に係る処理を実行する決済サーバ51と、を含んで構成される。第1代行サーバ13および第2代行サーバ15は、ウェブサーバの機能を有していてもよく、データを保持するメモリ、データベース等の記憶装置を備える。また、決済サーバ17は、決済サービス71に接続されうる。この決済サービス71は、具体的には、例えば、「CAFIS(登録商標) BlueGate(登録商標)」(http://solution.cafis.jp/merchant/purpose/cafis_bluegate.php)等であってよい。
(クレジットカード決済の申込み処理)
月々の家賃のクレジットカード決済を行う前提として、賃借人40が家賃のクレジットカード払いを申し込むための手続きが行われる。よって、まず、この申込み手続きに係る処理について説明する。図2は、クレジットカード決済の申込み処理の概要を説明する図である。
賃借人40は、例えば入居申込みのタイミング等において、家賃のクレジットカード支払いを申し込む。賃借人40が家賃のクレジットカード支払いを申し込む(ST11)と、不動産仲介会社(後述する)のオペレータは端末21aを操作して、例えば、第1代行サーバ13が提供するウェブベースの仲介会社用アプリケーション画面Scr1の申込画面にアクセスして必要事項を入力する。例えば、オペレータは、アプリケーション画面Scr1の最初のログイン画面においてユーザ認証を受けて、当該アプリケーションにログインする。その後に表示される申込画面において、オペレータは、端末を操作して必要事項を入力する(ST12)。ここで、不動産仲介会社とは、建物を管理している不動産管理会社に代わって、空室物件の集客などを行う会社である。(本明細書中においては、簡略化して「仲介会社」という場合もある))。なお、本明細書においては、不動産仲介会社と不動産管理会社とを別々の会社として記載し、仲介会社用端末21aと管理会社用端末21とを別々の端末として記載しているが、本実施形態に係るクレジットカード決済システムにおいては、これらは同一視することも可能である。すなわち、仲介会社用端末21aと管理会社用端末21とは、同一の端末であるとみなすことも可能である。
図3Aは、クレジットカード決済申込画面の一例を示す。図3Aに示されるクレジットカード決済申込画面Scr1aは、例えば、保証会社を選択する選択ボックス101、賃借人の情報(入居者名(賃借人氏名)、電話番号、メールアドレス等)を入力するテキストボックス102、物件情報(住所、物件名、部屋番号等)を入力するテキストボックス103、家賃を入力するテキストボックス104、保証料を入力するテキストボックス105、登録ボタン106を含んで構成されている。保証会社を選択するための選択ボックス101は、第1代行サーバ13に保持されている保証会社の一覧のデータベース(保証会社マスタ)からデータを読み取って、選択可能な保証会社が選択ボックス101にリスト化されるようになっていてもよい。また、第1代行サーバ13は、各保証会社の保証料率を保持するデータベース(保証料率マスタ)を有している。選択ボックス101においていずれかの保証会社が選択されてテキストボックス104に家賃が入力されると、自動的に、保証料率マスタからその保証会社の料率を読み出し、その料率と、入力された家賃とから保証料が計算されて保証料のテキストボックス105に自動的に表示されるようになっていてもよい。仲介会社のオペレータは仲介会社用端末21aから、申込画面Scr1aにおいて各ボックス101〜105に必要事項を入力し、登録ボタン106をクリックする。
図2に戻り、申込画面Scr1にて入力された情報(申込情報)の全部または一部は、互いに関連付けられて第1代行サーバ13に送信されて登録される(ST13)。また、例えばこれをトリガーとして、第1代行サーバ13は、クレジットカード番号の入力を依頼するためのメールを賃借人40のパソコンや携帯端末等に送信する(ST14a)。メールをパソコン等にて受信した賃借人40は、メールの内容に基づいて、クレジットカード番号の入力画面Scr2にアクセスし、クレジットカード番号を入力する(ST14b)。
画面Scr2にて入力されたクレジットカード番号は、申込情報とともに、決済(与信)要求のため、第1代行サーバ13を介して、決済代行会社の決済サーバ17に送信される(ST15a)(なお、「与信」とは、使用しようとする賃借人40のクレジットカードについて、家賃分の利用枠があるかどうかを事前に確認するための処理であり、クレジットカード決済においては、一般的によく行われる処理である)。決済サーバ17において受信されたクレジットカード番号が正しければ、クレジットカード会社に決済処理(与信:家賃分の利用枠を一時的に押さえる)を行うよう通知する。クレジットカード会社での決済処理(与信)が正常に終了した場合(賃借人40のクレジットカードが使用(登録)可能である場合)には、決済サーバ17を介して、第1代行サーバ13に、決済完了の通知が送信される(与信処理が正常に終了しなかった場合(例えば、賃借人のクレジットカードの利用枠の制限により、当該クレジットカードが賃料の支払いに使用できないと判断された場合等)は、賃借人40の当該クレジットカードは使用不可である)。さらに、第1代行サーバ13から決済サーバ17への決済(与信)取り消しの要求に応じて、クレジットカード会社50において決済取り消しの処理が行われると、決済サーバ17から第1代行サーバ13へ決済取消完了の通知が行われる(ST15b)。このようにして決済(与信)が完了すると、第1代行サーバ13から、保証会社のオペレータが操作する保証会社用端末31、管理会社のオペレータが操作する管理会社用端末21、および決済代行会社用端末11に、決済完了通知が送信される(ST16a、ST16b、ST16d)。また、仲介会社用端末21aでは、申込画面Scr1の遷移結果によって決済処理が完了したことが確認される(ST16c)。
クレジットカード会社による決済(与信)が完了すると、次に、保証会社による賃借人(入居者)40の審査が行われる。そのために、不動産仲介会社から保証会社に対して、審査依頼が行われる(ST17a)。この依頼は電話やFAXにて行われることが想定されるが、勿論、メール等を利用したネットワーク通信で行われてもよい。保証会社における審査結果が“承認”である場合には、保証会社のオペレータは、端末31からウェブベースの保証会社用アプリケーション画面Scr3の承認番号入力画面にアクセスして、承認番号を入力する(ST17b)。
図3Bは、承認番号入力画面の一例を示す。例えば保証会社用のオペレータは、端末31を使用して保証会社用アプリケーション画面にアクセスし、ユーザ認証を受けてログインすると、例えば、審査対象の賃借人を検索画面で検索する。図3Bに示される承認番号入力画面Scr3aは、このようにして、審査対象の賃借人を検索した結果の表示画面であってもよい。図3Bに示される承認番号入力画面Scr3aは、管理会社を一意に識別するための管理会社ID等を含む管理会社の情報や、物件情報、家賃、保証料、与信のステータス、等を表示している。そして、保証会社のオペレータはこのような画面Scr3aにおいて、賃借人についての審査結果が、承認(OK)であるか否か(NG)をラジオボタン111で選択し、承認の場合には、「承認番号」欄112に承認番号を端末31のキーボード等から入力する。その後、更新ボタン113をクリックする。
図2に戻り、図3Bに示される承認番号入力画面において承認番号が入力されて更新ボタンが押下されると、(図3Bに示された情報の全部または一部と関連付けられて)代行サーバ13にて承認番号が登録(更新)される(ST17d)。一方で、保証会社から仲介会社へ審査結果が承認番号とともに電話やFAXにて(メール等でも可)通知される(ST17c)。また、仲介会社から管理会社へ承認番号の通知が電話やFAXにて(メール等でも可)行われると(ST18a)、管理会社の端末21から管理会社用アプリケーション画面Scr4を介して承認番号が入力される。なお、この管理会社の端末21からの承認番号は必須ではなく、何らかの理由でST17bにおいて保証会社の端末31から承認番号を入力できなかった場合のみ実行されるようになっていてもよい(ST18b)。これにより、第1代行サーバ13に記憶されている承認番号が更新される(ST18c)。
決済代行会社のオペレータは第1代行サーバ13から入居者情報を取得し(ST19a)、第2代行サーバ15に入居者情報を登録する(ST19b)。
以上のような処理により、クレジットカード決済の申込み処理が実現される。
(家賃決済処理)
次に、毎月の家賃のクレジットカード決済に係る処理について説明する。図4は、家賃のクレジットカード決済の処理の概要を説明する図である。
まず、管理会社のオペレータは端末21を使用して管理会社用のウェブページScr21にアクセスして、クレジットカード決済を行う賃借人の指定を行う(ST21)。図5は、決済対象者指定画面の一例を示す図である。例えば、管理会社のオペレータが、決済対象者を検索するための賃借人検索画面(図示しない)で検索条件を設定して検索すると、結果表示画面として、図5のような決済対象者指定画面Scr21aが表示される。そして、画面Scr21aにおいて、決済対象者とする賃借人の「操作」欄121の“対象”チェックボックスを選択して登録ボタン122をクリックすることで、当該賃借人を決済対象者として指定することができる。なお、この指定は、登録された内容の賃貸料債権が当月も存在し、これに基づき管理会社が家賃を請求するという意志確認のために行われる。
図4に戻り、決済対象者指定画面において登録ボタンが押下されると、決済対象者指定画面での設定情報が第1代行サーバ13に登録される(ST22)。ST21〜ST22の処理により、賃借人の家賃支払い方法が、クレジットカード決済に変更(設定)される。
次に、月々のカード決済時において、決済代行会社のオペレータは、決済代行会社用端末11を使用して第1代行サーバ13から家賃決済のための請求データを取得し、例えばCSV形式などの所定のデータ形式で保存する(ST23)。これらの処理は、決済代行会社用のアプリケーションを利用して行われてもよい。例えば、決済代行会社のオペレータが、アプリケーション画面上で請求の年月を指定して請求データ作成ボタンおよびダウンロードボタンをクリックすることで、これらの処理が実行されるようになっていてもよい。また、取得された請求データは、第2代行サーバ15に登録される(ST24)。この登録は、例えば、決済代行会社のオペレータが、ST23においてCSV形式などでダウンロードした請求データのファイルを、決済代行会社用アプリケーションの画面上で、第2代行サーバ15にアップロードする操作を行うことで、行われるようになっていてもよい。
決済代行会社用端末11から第2代行サーバ15に対して月額決済の要求が送信される(ST25)。決済サーバ17は、第2代行サーバ15から当該請求データを読み出して決済処理を実行する(ST26)。
決済処理終了後、決済代行会社のオペレータは、決済代行会社用端末11を使用して、第2代行サーバ15から月額(クレジットカード)決済結果を取得して(ST27a)、第1代行サーバ13に登録する(ST28a)。ST24などの処理と同様に、これらの処理は、決済代行会社のオペレータが決済代行会社用アプリケーションを利用することで、実行されるようになっていてもよい。
また、本実施形態に係るクレジットカード決済システムでは、クレジットカード決済が正常に終了しなかった分については、例えば、コンビニ店での賃料の振込みを賃借人40に求める。そのため、コンビニ振込分となる決済データも第2代行サーバ15から取得する(ST27b)。そして、決済代行会社は、取得したコンビニ振込分の決済データ(ST27b)に基づいて作成したコンビニ振込用紙を、賃借人40に郵送で送付する(ST28b)。賃借人40は、この振込用紙を使用してコンビニ店で家賃の支払いを行う(ST29)。また、決済代行会社は、ST27aにおいて第2代行サーバ15から取得した月額決済結果に基づいて、決済代行会社用端末11から保証会社用端末31に、決済処理が終了し、当該月額決済結果がウェブアプリケーション等によって閲覧可能になった旨をメール送信によって通知する。(ST28c)。
また、管理会社のオペレータは、管理会社用端末21を使用して管理会社用アプリケーション画面Scr21にアクセスし、第1代行サーバ13に記憶された月額決済結果を取得する(ST30a)。また、保証会社のオペレータも、保証会社用端末31を使用して保証会社用アプリケーション画面Scr22にアクセスし、第1代行サーバ13に記憶された月額決済結果の一部または全てを取得することができる(ST30b)。具体的には、例えば、アプリケーション画面Scr21、Scr22上で閲覧したり、所定の形式のデータとしてダウンロードすること等が可能である。
ところで、賃借人40がコンビニ店で家賃を支払うと(ST29)、支払いに関するデータが、コンビニ入金通知ファイル50を介して第2代行サーバ15に記憶される(ST31)。コンビニ入金通知ファイル50は、(複数の賃借人によって)コンビニ決済によって家賃支払いが行われた支払いデータが収集されているファイルであり、決済代行会社のコンビニ決済に関する情報処理センターのサーバ装置等(図示しない)に保存されているファイルである。決済代行会社のオペレータは、端末11を介して、第2代行サーバ15からコンビニ振込結果を取得して(ST32)、第1代行サーバ13に登録する(ST33a)。また、決済代行会社は、T32において第2代行サーバ15から取得したコンビニ振込結果に基づいて、保証会社に、当該コンビニ振込結果の一部または全てをメール等で送付する(ST33b)。
また、管理会社のオペレータは、月額(クレジットカード)決済結果と同様に、管理会社用端末21を使用して管理会社用アプリケーション画面Scr21を介して、第1代行サーバ13に記憶されたコンビニ振込結果の一部または全てを取得することができる(ST34a)。また、保証会社のオペレータも、保証会社用端末31を使用して保証会社用アプリケーション画面Scr22を介して、第1代行サーバ13に記憶されたコンビニ振込結果の一部または全てを取得することができる(ST34b)。具体的には、例えば、アプリケーション画面Scr21、Scr22上で閲覧したり、所定の形式のデータとしてダウンロードすること等が可能である。
(クレジットカード決済システムの構成)
以下、本実施形態に係るクレジットカード決済システムの構成について説明する。図6は、本実施形態に係るクレジットカード決済システムの構成の一例を示す図である。図6に示されるように、本実施形態に係るクレジットカード決済システム1は、決済代行会社用端末11と、第1代行サーバ13と、第2代行サーバ15と、決済サーバ17と、管理会社用端末21と、仲介会社用端末21aと、保証会社用端末31とを含んで構成される。
決済代行会社用端末11、管理会社用端末21、仲介会社用端末21a、保証会社用端末31は、それぞれ、各会社のオペレータ等が操作する端末である。また、決済代行会社用端末11は、主に、第1代行サーバ13および2代行サーバ15と接続され、各種データの送受信を行う。また、第1代行サーバ13は、管理会社や保証会社への公開用サーバ装置であり、決済代行会社用端末11、管理会社用端末21、仲介会社用端末21aと、各種データの送受信を行う。第2代行サーバ15は、決済サーバ17と接続され、決済ログを集計する基幹システムのサーバである。また、決済サーバ17は、例えば、「CAFIS BlueGate」等の決済サービス(図2の決済サービス71)に接続されうる。
以下、各装置の構成例について説明する。
(第1代行サーバの機能ブロック)
図7は、第1代行サーバ13の機能ブロックの一例を示す図である。第1代行サーバ13は、受信部1302と、処理部1304と、送信部1306と、データ記憶部1316とを有する。また、第1代行サーバ13は、保証会社マスタA1308、保証料率マスタA1310、仲介会社マスタA1312、入居者マスタA1314、入居者請求マスタ1320、等のマスタデータベースを有する。また、第1代行サーバ13は、決済ログDB(A)1322、請求ログDB1324等のデータベースも有する。
受信部1302は、ネットワークを介して他の装置から各種データを受信する機能を有する。また、送信部1306は、ネットワークを介して他の装置へ各種データを送信する機能を有する。処理部1304は、受信部1302において受信したデータを処理してデータ記憶部1316に格納する。また、各データベースにアクセスして、適宜、読み出し、更新、削除、等の処理を行う。また、送信部1306は、処理したデータを送信部1306から送信する等の機能を有する。
データ記憶部1316は、各種データを記憶する機能を有する。より具体的には、データ記憶部1316は、例えば、ハードディスク、RAM・ROM等の揮発性・不揮発性メモリ等が該当する。
保証会社マスタA1308は、各保証会社の情報を保持するデータベースである。保証会社マスタA1308は、保証会社を一意に識別する保証会社ID、保証会社名、およびメールアドレス、等を関連付けて保持しうる。また、保証料率マスタA1310は、仲介会社ID、保証会社ID、クレジットカード決済申込画面(図3A)の「保証料」の欄に初期表示するデフォルトの保証料率、等を関連付けて保持するデータベースである。
また、仲介会社マスタA1312は、各仲介会社の情報を保持するデータベースである。仲介会社マスタA1312は、仲介会社を一意に識別する仲介会社ID、仲介会社名、メールアドレス、銀行口座情報、等を関連付けて保持しうる。入居者マスタA1314は、入居者(賃借人)の情報を保持するデータベースである。入居者マスタA1314は、賃借人を一意に識別する賃借人ID、仲介会社ID、保証会社ID、入居者ステータス(承認番号入力画面(図3B)や決済対象者指定画面(図5)の「ステータス」欄に表示されるデータ)、(入居者審査の)承認番号、賃借人の氏名・電話番号等の賃借人情報、物件の住所等の物件情報、等を関連付けて保持しうる。
入居者請求マスタDB1320は、毎月、クレジットカード決済を行う際に、第1代行サーバ13から決済代行会社用端末11に送信する請求データ(図1のST23)を保持する。入居者請求データDB1320は、各賃借人の賃借人ID、仲介会社ID、保証会社ID、請求金額、等を関連付けて保持する。ここで、毎月の請求金額は、図2で説明されたクレジットカード決済申込み時(図1のST12)に指定された保証会社および家賃に応じて算出されうる。
決済ログDB(A)1322は、第2代行サーバ15から提供される決済結果を保持するデータベースである。決済ログDB(A)1322は、入居者ID、仲介会社ID、保証会社ID、決済が正常に完了したか否かを示す決済ステータス、請求年月、請求金額、決済年月日、決済結果、等を関連付けて保持する。
請求ログDB1324は、決済ログDB(A)1322の内容から生成される管理会社用端末21と保証会社用端末31の閲覧用のログを保存するデータベースである。管理会社を一意に識別する管理会社ID、保証会社ID、決済ステータス、請求年月、等を関連付けて保持する。管理会社用端末21と保証会社用端末31とから第1代行サーバ13に請求データ取得・閲覧の要求があると、第1代行サーバ13は、この請求ログDB1324から請求データを取得して各会社に提供する(図1のST30a、ST30b)。
なお、第1代行サーバ13が有する構成は、上記のものに限定されない。第1代行サーバ13は、上記以外の構成を有していてもよい。
(第2代行サーバの機能ブロック)
図8は、第2代行サーバ15の機能ブロックの一例を示す図である。第2代行サーバ15は、受信部1502と、処理部1504と、送信部1506と、データ記憶部1516とを有する。また、第2代行サーバ15は、保証会社マスタB1508、保証料率マスタB1510、仲介会社マスタB1512、入居者マスタB1514、家主マスタ1532、カードブランドマスタ1534、等のマスタデータベースを有する。また、第2代行サーバ15は、請求データDB1520、決済ログDB(B)1522、等のデータベースも有する。
受信部1502は、ネットワークを介して他の装置から各種データを受信する機能を有する。また、送信部1506は、ネットワークを介して他の装置へ各種データを送信する機能を有する。処理部1504は、受信部1502において受信したデータを処理してデータ記憶部1516に格納する。また、各データベースにアクセスして、適宜、読み出し、更新、削除、等の処理を行う。また、送信部1506は、処理したデータを送信部1506から送信する等の機能を有する。
データ記憶部1516は、各種データを記憶する機能を有する。より具体的には、データ記憶部1516は、例えば、ハードディスク、RAM・ROM等の揮発性・不揮発性メモリ等が該当する。
保証会社マスタB1508は、保証会社の情報を保持するデータベースである。保証会社マスタB1508は、保証会社ID、保証会社名、保証会社の住所、電話番号、FAX番号、メールアドレス、および銀行口座等を関連付けて保持しうる。また、保証料率マスタB1510は、仲介会社ID、保証会社ID、カードブランドID、管理会社手数料率、保証会社手数料、クレジット原価料率、等を関連付けて保持するデータベースである。「管理会社手数料率」、「保証会社手数料率」、「クレジット原価料率」は、それぞれ、管理会社、保証会社、クレジットカード会社が得る手数料の家賃に対する割合を示す。
また、仲介会社マスタB1512は、仲介会社の情報を保持するデータベースである。仲介会社マスタB1512は、仲介会社ID、仲介会社名、住所、電話番号、FAX番号、メールアドレス、銀行口座情報、等を関連付けて保持しうる。入居者マスタB1514は、入居者(賃借人)の情報を保持するデータベースである。入居者マスタB1514は、賃借人ID、仲介会社ID、保証会社ID、家主を一意に識別する家主ID、(入居者審査の)承認番号、賃借人の氏名・電話番号等の賃借人情報、物件の住所等の物件情報、等を関連付けて保持しうる。
また、家主マスタ1532は、家主に関する情報を保持するデータベースである。家主マスタ1532は、家主ID、家主氏名、銀行口座情報、カードブランドごとの決済手数料、住所、電話番号、FAX番号、メールアドレス、等の情報を関連付けて保持する。また、カードブランドマスタ1534は、クレジットカードのブランドの情報を保持するマスタであり、カードブランドID、カード会社名、等を関連付けて保持する。
請求データDB1520は、毎月、クレジットカード決済を行う際に、決済代行会社用端末11から第2代行サーバ15に送信される請求データ(図1のST24)を保持する。請求データDB1520は、各賃借人の賃借人ID、家賃、保証料、合計金額、等を関連付けて保持する。
決済ログDB(B)1522は、決済サーバ17において決済処理が実行された後に、決済サーバ17から送信される決済結果を保持するデータベースである。この決済ログDB(B)1522に保持された決済結果は、第2代行サーバ15から決済代行会社用コンピュータ11に送信される(図1のST27a)。決済ログDB(B)1522は、賃借人ID、家賃、保証料、合計額、決済日時、決済結果、等を関連付けて保持する。
なお、第2代行サーバ15が有する構成は、上記のものに限定されない。第2代行サーバ15は、上記以外の構成を有していてもよい。
(各会社の端末)
決済代行会社用端末11、管理会社用端末21、仲介会社用端末21a、保証会社用端末31は、各会社のオペレータ等が操作する端末であり、一般的なコンピュータ装置と同様の構成を有する。例えば、他のコンピュータ装置(端末、サーバ等)からネットワークを介してデータを受信する受信部、ハードディスク等に記憶されたプログラムに従ってデータに対して何らかの処理を行う処理部、ネットワークを介してデータを送信する送信部、等を備える。また、これらの端末は、一般的なウェブブラウザや電子メールの機能を有することが想定される。
(ハードウェア構成)
以上、説明した本実施形態に係るクレジットカード決済システムにおける各装置は、一般的なコンピュータ装置と同様のハードウェア構成によって実現可能である。例えば、一例として、コンピュータ装置が、プロセッサ、RAM、ROM、ハードディスク装置、リムーバブルメモリ、通信インタフェース、ディスプレイ/タッチパネル、スピーカと、入力デバイス(キーボード/マウス等)、等の要素を備える。上述した本実施形態に係るクレジットカード決済システムにおける各装置における各機能は、例えば、プロセッサが、ハードディスク装置にあらかじめ格納されたプログラムをメモリに読み出して実行することで実現可能である。ただし、これは一例であり、これに限定されるものではない。
(処理シーケンス)
上記説明した本実施形態に係るクレジットカード決済システムの処理の一例について、シーケンス図を用いてさらに詳細に以下説明する。
(クレジットカード決済の申込み処理のシーケンス図)
図9は、本実施形態に係るクレジットカード決済システムにおけるクレジットカード決済の申込み処理の一例を示すシーケンス図である。
まず、賃借人40から不動産仲介会社に対して家賃のクレジットカード払いの申込みが行われる(ステップS100)。この申し込みは、主に書面で行われることが想定されるが、メールやウェブを介して、例えば賃借人40が所有するパソコン、スマートフォン等の端末(賃借人端末41)を使用して申し込みが行われるようになっていてもよい。
次に、クレジットカード決済申込画面(図3A)を介して申込情報の入力が受付けられて、仲介会社用端末21aから第1代行サーバ13へ当該申込情報が送信される(ステップS102)。申込情報とは、例えば、図3Aで示されるクレジットカード決済申込画面で入力される保証会社情報、賃借人情報、物件情報、賃料、保証料、等の情報を含む情報である。ここで、保証会社情報は、保証会社を一意に識別するための保証会社IDを含みうる。また、賃借人情報は、賃借人を一意に識別するための賃借人IDを含みうる。また、物件情報は、物件を一意に識別するための物件IDを含みうる。第1代行サーバ13に送信された申込情報の全部または一部は、第1代行サーバ13の入居者マスタA1314に記憶される(ステップS104)。
次に、賃借人端末41において賃借人による家賃の支払いに使用するクレジットカードのクレジットカード番号の入力が受付けられ、当該クレジットカード番号は第1代行サーバ13に送信される(ステップS106)。これは、例えば、第1代行サーバ13から賃借人端末41に対してクレジットカード番号の入力を促すメール等が送信されることで行われるようになっていてもよい。
賃借人のクレジットカード番号が第1代行サーバ13に送信されると、第1代行サーバ13から決済サーバ17に対して当該クレジットカード番号が送信され、このクレジットカード番号で認識されるクレジットカードの決済(与信)要求が行われる(ステップS108)。その後、クレジットカード会社にて決済(与信)が正常に終了した場合には、決済(与信)取り消しの処理が行われて、決済サーバ17から第1代行サーバ13に決済取消完了通知が送信される(ステップS110)。なお、クレジットカード会社にて決済(与信)が正常に終了しなかった場合には、その旨を示すデータが決済サーバ17から第1代行サーバ13に送信されるようになっていてもよい。さらに、第1代行サーバ13は賃借人端末41に対して、当該クレジットカードは使用できない旨をメールやウェブ等で通知し、別のクレジットカードの番号の入力を促すようになっていてもよい。
ステップS110において決済取消完了通知が第1代行サーバ13に送信されると、第1代行サーバ13から保証会社用端末31、管理会社用端末21、および決済代行会社用端末11に、決済完了通知が送信される(ステップS112a、S112b、S112c)。また、仲介会社用端末21aには、図3Aのクレジットカード決済申込画面において登録ボタン106がクリックされた後の遷移画面(決済完了確認画面)によって決済処理が正常に終了したこと(申込みが行われたクレジットカードが家賃支払いに使用できること)が通知されるようになっていてよい(ステップS112d)。この場合、仲介会社用端末21aには、例えば、決済完了確認画面を構成するデータとともに決済完了を示すデータも送信されるようになっていてもよい。なお、図9においては、ステップS112a、S112b、S112c、S112dが、この順で実行されるように記述されているが、これに限定されるものではない。これらの処理は、他の順番で処理されるようになっていてもよいし、ほぼ同時に行われてもよい。
不動産仲介会社用端末21aにおいて、ステップS112dにて決済完了確認画面によって決済(与信)の正常終了が通知されると、不動産仲介会社は、保証会社に対して審査依頼を行う(ステップS114)。この審査依頼は、主に電話やFAXにて行われることが想定されるが、メール等を利用したネットワーク通信で行われてもよい。保証会社での審査によって当該賃借人の家賃のクレジットカード払いが承認された場合には、保証会社用端末31において承認番号入力画面(図3B)を介して承認番号の入力が受付けられる。入力された承認番号は、第1代行サーバ13へ送信される(ステップS116)。送信された承認番号は、第1代行サーバ13の入居者マスタA1314に記憶される(ステップS118)。一方で、当該審査結果は承認番号とともに、保証会社から仲介会社に電話やFAXにて(メール等でも可)通知される(ステップS120)。
仲介会社は、保証会社から通知された承認番号を電話やFAXにて(メール等でも可)管理会社に通知する(ステップS122)。管理会社用端末21を介して例えば承認番号入力画面(図2の画面Scr4)において承認番号の入力が受付けられると、当該承認番号は第1代行サーバ13に送信される(ステップS124)。なお、ステップS116〜S118における処理と、ステップS120〜S124における処理の順番は、逆であってもよいし、ほぼ同時に行われてもよい。
また、第1代行サーバ13は、決済代行会社用端末11に入居者情報を送信する(ステップS126)。この入居者情報は、上記のステップS100〜ステップS118によってクレジットカード決済の申込みのために登録された当該入居者に関する情報全般である。より具体的には、例えば、入居者情報は、賃借人ID、仲介会社ID、保証会社ID、物件情報、(入居者審査の)承認番号、等を含む。ステップS126で送信された入居者情報は、決済代行会社用端末11から第2代行サーバ15に送信されて、第2代行サーバ15の入居者マスタB1514に記憶される(ステップS128)。
(家賃決済処理のシーケンス図)
図10Aおよび図10Bは、本実施形態に係るクレジットカード決済システムにおける毎月の家賃のクレジットカード決済に係る処理の一例を示すシーケンス図である。
まず、管理会社用端末21では、クレジットカード決済を行う賃借人の指定を行うための処理が行われる(ステップS200)。具体的には例えば、上述したように、図5に示されるような第1代行サーバ13から提供される決済対象者指定画面を介して、クレジットカード決済を行う賃借人を指定するためのデータが入力される。そして、例えば図5の「操作」欄121で指定された賃借人の賃借人ID、保証会社ID、管理会社ID、仲介会社ID、等が、管理会社用端末21から第1代行サーバ13に送信される(ステップS202)。第1代行サーバ13は、受信した賃借人識別情報を決済対象者として入居者請求マスタDB1320に登録する(ステップS204)。
次に、月々のカード決済時において、第1代行サーバ13から決済代行会社用端末11に、請求データが送信される(ステップS206)。この請求データは、入居者請求マスタDB1320に保存されている請求データである。決済代行会社用端末11は、送信された請求データをCSV形式等の適当なデータ形式で、例えばハードディスク等の記憶装置に保存する(ステップS208)。さらに、この請求データは、決済代行会社用端末11から第2代行サーバ15に送信される(ステップS210)。第2代行サーバ15は、送信された請求データを請求データDB1520に保存する(ステップS212)。
決済代行会社用端末11から第2代行サーバ15に対して月額決済処理を実行する旨の要求が送信されると(ステップS214)。決済サーバ17が第2代行サーバ15から請求データを読み出して、決済処理を実行する(ステップS216)。決済サーバ17における決済処理は、一般的なクレジットカード決済と同様の処理であってよい。決済処理が完了すると、決済サーバ17は、決済結果データを第2代行サーバ15に送信する(ステップS218)。決済結果データには、賃借人ID、家賃、保証料、決済日時、等が含まれていてよい。送信された決済結果データは、第2代行サーバ15の請求ログDB(B)1522に保存される。
また、決済代行会社用端末11は、第2代行サーバ15から当該決済結果データを取得する(ステップS220)。また、決済代行会社用端末11は、クレジットカード決済が正常に終了せずにコンビニ振込み等の他の手段によって支払いを求めるための決済データ(ここでは「未決済データ」という)も取得する(ステップS222)(なお、本シーケンス図においては、一例として、コンビニ決済を要求するものとする)。未決済データには、例えば、クレジットカード決済が正常に終了しなかった賃借人ID、賃借人の住所(物件情報)、電話番号、等が含まれうる。なお、未決済データは、決済結果データと別々のデータとなっていてもよいし、一つのデータとなっていてもよい。例えば、決済結果データに、賃借人ID、家賃、保証料、決済日時、等に加えて、決済結果を示すデータが含まれおり、当該データが決済処理の成否を示すようになっていてもよい。ステップS222において取得した未決済データについては、この未決済データに基づいて作成されたコンビニ振込みのための振込用紙を賃借人40に郵送で送付する(ステップS224)。なお、振込みの要求は、他の手段で行われてもよい。例えば、決済代行会社用端末11から賃借人のパソコンやスマートフォンにメール等が送信されることで行われてもよい。
また、決済代行会社用端末11は、第1代行サーバ13に決済結果データを送信する(ステップS226)。なお、ステップS220で送信される決済結果データと、ステップS226で送信される決済結果データは、異なる内容のデータであってよい。第1代行サーバ13は、送信された決済結果データを、決済ログDB(A)1322に記憶する(ステップS228)。また、第1代行サーバ13においては、決済ログDB(A)1322に基づいて、保証会社閲覧用の決済ログ(決済結果データA)と、管理会社閲覧用の決済ログ(決済結果データB)とを生成して、請求ログDB1324に保存する。なお、ステップS224における処理と、ステップS226およびS228における処理とは、順番が逆であってもよいし、ほぼ同時並行的に行われてもよい。
図10Bに続き、決済代行会社用端末11から保証会社用端末31へ、決済処理が終了し、決済結果が(ウェブアプリケーション等によって)閲覧可能となった旨のメールが送信される(ステップS230)。このメールが到着すると、保証会社はクレジットカード決済が完了したことを知り、保証会社用端末31で、例えば保証会社用アプリケーションを用いる等して第1代行サーバ13にアクセスして、決済結果データAを取得(閲覧)する(ステップS232)。同様に、管理会社も、管理会社用端末21で、例えば管理会社用アプリケーションを用いる等して第1代行サーバ13にアクセスして、決済結果データBを取得(閲覧)する(ステップS234)。なお、決済結果データAと、決済結果データBとは、異なるデータであることが想定されるが、同一データであってもよい。
一方で、ステップS224で賃借人40にコンビニ振込用紙が送付され、賃借人40がコンビニ振込みを行った後、振込みに関するデータがコンビニ入金通知ファイルに保存される。コンビニ入金通知ファイルは、例えば、決済代行会社のコンビニ決済に関する情報処理センターのサーバ装置等(図示しない)に保存されているファイルである。当該コンビニ入金通知ファイルは、さらに第2代行サーバ15に転送される(ステップS236)。第2代行サーバ15から決済代行会社用端末11に、コンビニ入金通知ファイルに基づくコンビニ決済データが送信される(ステップS238)。また、このコンビニ決済データは、さらに第1代行サーバに送信される(ステップS240)。「コンビニ決済データ」は、コンビニ入金通知ファイルに含まれるデータの全部または一部であってもよい。第1代行サーバ13は、送信されたコンビニ決済データを決済ログDB(A)1322に記憶する(ステップS242)。また、ステップS238で送信されるコンビニ決済データと、ステップS240で送信されるコンビニ決済データは、内容やデータ形式等において異なっていてもよいし、同一であってもよい。
以降、ステップS230〜S234における処理と同様に、決済代行会社用端末11から保証会社用端末31へ、コンビニ決済データが(ウェブアプリケーション等によって)閲覧可能となった旨のメールが送信される(ステップS244)。このメールが到着すると、保証会社は、保証会社用端末31で、例えば保証会社用アプリケーションを用いる等して第1代行サーバ13にアクセスして、コンビニ決済データAを取得(閲覧)する(ステップS246)。同様に、管理会社も、管理会社用端末21で、例えば管理会社用アプリケーションを用いる等して第1代行サーバ13にアクセスして、コンビニ決済データBを取得(閲覧)する(ステップS248)。コンビニ決済データAと、コンビニ決済データBとは、異なるデータであることが想定されるが、同一データであってもよい。
以上のようにして家賃のクレジットカード決済がなされた後、例えば、第2代行サーバ15において決済代行会社10から管理会社20への支払い分と保証会社30への支払い分とを別々に集計されるようになっていてもよい。そして、集計されたデータは会計システム(図示しない)へ通知され、例えば、会計システムから決済代行会社10および管理会社20へ、銀行振込により支払いがなされるようになっていてもよい。
ここまで、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施されてよいことは言うまでもない。
本発明の範囲は、図示され記載された例示的な実施形態に限定されるものではなく、本発明が目的とするものと均等な効果をもたらすすべての実施形態をも含む。さらに、本発明の範囲は、各請求項により画される発明の特徴の組み合わせに限定されるものではなく、すべての開示されたそれぞれの特徴のうち特定の特徴のあらゆる所望する組み合わせによって画されうる。
10 決済代行会社
11 決済代行会社用端末
13 第1代行サーバ
15 第2代行サーバ
17 決済サーバ
20 管理会社
21 管理会社用端末
21 仲介会社用端末
30 保証会社
31 保証会社用端末
40 賃借人(入居者)
50 クレジットカード会社
71 決済サービス

Claims (4)

  1. 家賃のクレジットカード決済の代行業務を行う決済代行会社のサーバ装置を含むクレジットカード決済システムであって、
    前記サーバ装置は、
    賃借人を一意に識別する賃借人識別情報と、前記賃借人が賃貸借契約を締結している不動産を管理する不動産管理会社を一意に識別する管理会社識別情報と、前記不動産管理会社への家賃支払いを保証する保証会社を一意に識別する保証会社識別情報と、前記賃借人が前記家賃の支払いに使用するクレジットカードのクレジットカード番号およびクレジットカード会社を一意に識別するクレジットカード会社識別情報を含むカード情報と、前記不動産管理会社に支払われる家賃と、前記家賃支払いの保証のために前記保証会社に支払われる保証料と、クレジットカード会社に支払われる手数料と、を関連付けて記憶する記憶部と、
    前記家賃と、前記保証料と、の合計額である決済額について前記クレジットカードによる決済を実行する処理部と、
    を備える、クレジットカード決済システム。
  2. 前記処理部は、
    前記クレジットカードによる決済の実行の結果を、前記不動産管理会社において使用される管理会社用端末と、前記保証会社において使用される保証会社用端末と、に送信する、請求項1に記載のクレジットカード決済システム。
  3. 家賃のクレジットカード決済の代行業務を行う決済代行会社のサーバ装置を含むクレジットカード決済システムによって実行される方法であって、
    前記サーバ装置は、賃借人を一意に識別する賃借人識別情報と、前記賃借人が賃貸借契約を締結している不動産を管理する不動産管理会社を一意に識別する管理会社識別情報と、前記不動産管理会社への家賃支払いを保証する保証会社を一意に識別する保証会社識別情報と、前記賃借人が前記家賃の支払いに使用するクレジットカードのクレジットカード番号およびクレジットカード会社を一意に識別するクレジットカード会社識別情報を含むカード情報と、前記不動産管理会社に支払われる家賃と、前記家賃支払いの保証のために前記保証会社に支払われる保証料と、クレジットカード会社に支払われる手数料と、を関連付けて記憶する記憶部を有し、
    前記家賃と、前記保証料と、の合計額である決済額について前記クレジットカードによる決済を実行するステップを含む、方法。
  4. 請求項3に記載の方法をコンピュータシステムに実行させるコンピュータプログラム。
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