JP2018097207A - 状態表示器、状態表示器を備えた電子装置及び電子装置の状態表示方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】電子装置の動作状態が外部から視認し易い状態表示器を提供することを目的とする。【解決手段】電子装置1の筐体2に実装されるコネクタアダプタ3の、前記筐体2から突出する部分に取り付ける状態表示器10を導光部材で形成し、この状態表示器10には、筐体2内にある基板に実装されて電子装置1の動作状態に応じて発光するLED5に対向する採光部11と、採光部11に連続し、筐体2の外部に突出する連絡部12と、連絡部12に連続し、筐体2から露出するコネクタアダプタ3の外周部全面に取り付けられる表示部13を設けた。この結果、電子機器1の動作状態が、コネクタアダプタ3の外周部に位置する表示部13により表示され、外部から視認し易い。【選択図】図7
Description
本出願は状態表示器、状態表示器を備えた電子装置及び電子装置の状態表示方法に関する。
従来、伝送装置を含む電子装置にはプラグインユニットと呼ばれるモジュールを抜き差しすることによって機能拡張、仕様変更などを行うものがある。このようなプラグインユニットの1つとして光ファイバ機器があり、光ファイバ機器には光ファイバで情報が入力される。また、伝送装置を含む電子装置の中には、動作中かどうかの状態を表示することが必要な機器があり、このような機器では、集光機能を持たせた部品を光アダプタや電気アダプタに装着することにより、電子機器の動作状態を表示していた。
図1(a)は、電子装置1の筐体2に装着されたコネクタアダプタの一つである光アダプタ3の周囲にある状態表示器9の比較技術の一例を示しており、電子機器1を正面から見た状態が示されている。本比較技術では、状態表示器9は光アダプタ3の横に設けられている。図1(b)は、図1(a)に示した電子機器1における、状態表示器9の部分の内部構造を示すものである。電子装置1の筐体2の内部には回路基板(以後単に基板と記す)4があり、回路基板4の上側の面に電子装置1の動作状態を表示するためのLED5が実装されている。筐体2に設けられた状態表示器9は、LED5の発光をライトパイプ8で筐体2まで導くことによって、LED5の発光状態を筐体2の外部から視認できるようにしたものである。
図2(a)は、電子装置1に装着された光アダプタ3の周囲にある状態表示器9の比較技術の他の例を示しており、電子機器1を正面から見た状態が示されている。本比較技術では、状態表示器9は複数の光アダプタ3のそれぞれの直下の筐体2に設けられている。図2(b)は、図2(a)に示した電子機器1における、状態表示器9の部分の内部構造を示すものである。電子装置1の動作状態を表示するためのLED5は、電子装置1の筐体2の内部にある基板4の下側の面に実装されている。また、光アダプタ3は、固定金具7で基板4の上側の面に固定されている。筐体2に設けられた状態表示器9は、LED5の発光をライトパイプ8で筐体2まで導くことによって、LED5の発光状態を筐体2の外部から視認できるようにしたものである。図2(c)は、図2(b)に示した電子装置1の筐体2を外部から見た部分斜視図である。
図3(a)は、図1(b)及び図2(b)に示したLED5を発光させるための、LEDの駆動回路の一例を示す回路図である。電子機器の中の基板には、例えば、プログラマブル・ロジック・デバイスの一種であるCPLD(Complex Programmable Logic Device)50が設けられており、CPLD50の1つの端子には、CPLD50の動作状態を示すLED5が接続されている。符号Rが付された抵抗51,52は、LED5を動作させるためのものである。CPLD50において、CPLD50の動作状態に応じてLED5を点灯駆動させるための回路は公知であるので、ここでは説明しない。また、LED5に多色LEDを使用して、図3(b)に示すように、緑色、赤色及び黄色の発光が行えるようにすると、LED5を点灯、或いは点滅させることにより、CPLD50の複数の動作状態を示すことができる。
ところが、図2(a)に示した比較技術では、状態表示器9が複数の光アダプタ3のそれぞれの直下の筐体2に設けられているために、図2(c)に示すように、状態表示器9の表示が光アダプタ3に隠れて視認し難いという課題がある。
1つの側面では、電子装置の動作状態が外部から視認し易い状態表示器を提供することを目的とする。他の側面では、動作状態が外部から視認し易い状態表示器を備える電子装置を提供することも目的とする。更に他の側面では、電子装置の動作状態が外部から視認し易い電子装置の状態表示方法を提供することも目的とする。
1つの形態によれば、電子装置の筐体に実装されるコネクタアダプタの、筐体から突出する部分に取り付けられる状態表示器であって、導光部材で形成され、筐体内に実装されて電子装置の動作状態に応じて発光するLEDに対向する採光部と、採光部に連続し、筐体の外部に突出する連絡部と、連絡部に連続し、筐体から露出するコネクタアダプタの外周部全面に取り付けられる表示部とを備える状態表示器が提供される。
他の形態によれば、電子装置の筐体に実装されるコネクタアダプタの、筐体から突出する部分に取り付けられる状態表示器であって、導光部材で形成され、筐体内に実装されて電子装置の動作状態に応じて発光するLEDに対向する採光部と、採光部に連続し、筐体の外部に突出する連絡部と、連絡部に連続し、筐体から露出するコネクタアダプタの外周部全面に取り付けられる表示部とを備える状態表示器を備えた電子装置が提供される。
更に、他の形態によれば、電子装置の筐体に実装されるコネクタアダプタの、筐体から突出する部分の外周面に導光部材を周回させて発光部を形成し、発光部の一部を延長し、延長した導光部材を筐体内に挿入し、延長した導光部材の先端部分を採光部とし、採光部を筐体内に実装されて電子装置の動作状態に応じて発光するLEDに対向させ、採光部から導光部材内に進入した光を、導光部材の連絡部で発光部に導き、発光部でコネクタアダプタの外周面を光らせて電子装置の動作状態を表示する電子装置の状態表示方法が提供される。
開示の状態表示器、状態表示器を備える電子装置及び電子装置の状態表示方法には、電子装置の動作状態を、筐体の外部から視認性を良く確認することができるという効果がある。
以下、添付図面を用いて本出願の実施の形態を、具体的な実施例に基づいて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態においては、同一または類似の要素には共通の参照符号を付し、理解を容易にするために、図面の縮尺を適宜変更している。
図4(a)は、開示する第1の実施例の状態表示器10の構造を示す三面図(平面図、正面図及び側面図)であり、図4(b)は図4(a)に示した状態表示器10を背面側から見た斜視図である。第1の実施例の状態表示器10は、図2(a)に示した電子装置1の筐体2に実装されるコネクタアダプタ3の、筐体2から突出する部分に取り付けられるものであり、導光部材で形成されている。状態表示器10は、採光部11と、連絡部12と、表示部13とを備える。採光部11は、筐体2内にある基板(後述)に実装されて電子装置の動作状態に応じて発光するLED(後述)に対向するようになっている。連絡部12は、採光部11に連続しており、後述のように、電子装置の筐体を貫いて筐体外部に突出するようになっている。表示部13は、筐体外部で連絡部12に連続し、筐体から露出するコネクタアダプタの外周部全面に取り付けられるようになっている。
表示部13はコネクタアダプタの外形に応じた取付孔14を備えた環状部材であり、採光部11と連絡部12は、表示部13に突設された板状部材である。そして、表示部13の筐体側の端面は、LEDから状態表示器10内に入射された光を全反射させる角度を備えたテーパ面Tになっている。更に、採光部11の自由端部には、状態表示器10がコネクタアダプタに取り付けられた時に、コネクタアダプタの端部に係合して、状態表示器10がコネクタアダプタから外れないようにする係止突起15が設けられている。
図5(a)は、状態表示器10が他の部品(例えばコネクタアダプタ3)の外周部に取り付けられた状態を示しており、状態表示器10の採光部11の近傍にLED5が設けられている状態を示している。図5(a)には、LED5から照射された光が採光部11から状態表示器10の中に入力され、内部で全反射して連絡部12から表示部13に進んで外部に放射される状態が示されている。また、図5(b)には、LED5から入射された光が、採光部11から状態表示器10の中に入力され、内部で全反射して連絡部12から表示部13に進み、表示部13に設けられたテーパ面Tにより、表示部13の前端面から放射される状態が示されている。
図6(a)は、コネクタアダプタ3の1つである光アダプタ3に、状態表示器10を装着する手順を説明する図である。状態表示器10を、板状の採光部11と連絡部12を、光アダプタ3の底面3Bに沿わせて移動させ、表示部13を光アダプタ3の外周面に嵌め込む。光アダプタ3の両側面には、状態表示器10の挿入時に表示部13に当接して状態表示器10の挿入を止める凸部6と、光アダプタ3の固定金具(後述)を固定するための突起3Pが設けられている。突起3Pは斜面を備えており、斜面が押圧されると光アダプタ3の側面側に変形し、押圧力が無くなると元の位置に戻るようになっている。
採光部11と連絡部12を、光アダプタ3の底面3Bに沿わせて移動させてゆき、表示部13が光アダプタ3の外周面に嵌め込まれると、光アダプタ3の底面3Bに係止突起15が当接する。係止突起15は採光部11と連絡部12の表面から突出しているので、光アダプタ3の底面3Bに係止突起15が当接した状態では、採光部11と連絡部12とが表示部13に対して湾曲する。このため、板状の採光部11と連絡部12は湾曲できる構造に形成されている。
表示部13をそのまま光アダプタ3の外周面に嵌め込んでいくと、表示部13が凸部6に当接するので状態表示器10の移動が止まる。そして、表示部13が凸部6に当接した状態で、図6(b)及び図6(c)に示すように、係止突起15が光アダプタ3の端部に係合して状態表示器10が光アダプタ3から外れないようにロックされる。図6(b)は、図6(a)に示した手順により光アダプタ3に取り付けられた状態表示器10を前面側上方から見たものであり、図6(c)は、光アダプタ3に取り付けられた状態表示器10を前面側下方から見たものである。本実施例の光アダプタ3には2本の光コネクタが装着されるようになっており、光アダプタ3は2連の光アダプタである。
光アダプタ3が取り付けられる基板4には、図7(a)に示すように、予め光アダプタ3を固定する固定金具7が取り付けられている。固定金具7には、基板4に固定される2本の取付脚70と、2本の取付脚70の間の部分に、基板4に対して垂直な方向に設けられる取付部71がある。取付部71には光アダプタ3を取り付けるための取付孔72があり、光アダプタ3はこの取付孔72に基板4の反対側から挿入されて取り付けられる。取付孔72の形状は、光アダプタ3の本体と、光アダプタ3に装着された状態表示器10を挿通できる形状である。光アダプタ3を固定金具7に取り付ける場合は、状態表示器10を装着した状態でも良く、また、光アダプタ3だけを先に固定金具7に取り付けておき、後から光アダプタ3に状態表示器10を取り付けても良い。
固定金具7の取付孔72に光アダプタ3を挿入していくと、光アダプタ3の側面に設けられた突起3Pの斜面が取付孔72に当接する。前述のように、突起3Pに設けられた斜面は、押圧されると光アダプタ3の側面側に変形するので、光アダプタ3は突起3Pを変形させながら取付孔72に挿入される。固定金具7の取付孔72への光アダプタ3の挿入を続けると、やがて光アダプタ3にある凸部6が固定金具7に当接し、光アダプタ3が取付孔72にこれ以上挿入できなくなる。
そして、光アダプタ3にある凸部6が固定金具7に当接した時点で、光アダプタ3の側面にある突起3Pが固定金具7の取付孔72を通り過ぎ、取付孔72によって押圧されなくなる。すると、斜面が押圧されなくなった突起3Pが元の状態に戻り、突起3Pが取付孔72の外側に突出する。この結果、光アダプタ3は固定金具7を突起3Pと凸部6で挟み込む状態になって、固定金具7に取り付けられる。この後、光アダプタ3が取り付けられた基板4の周囲に、電子機器の筐体が取り付けられる。
図7(b)は、図7(a)に示した基板4の周囲に筐体2が取り付けられた状態の、図7(a)に示したB−B線における断面図であり、図7(c)はC−C線における断面図である。電子装置1の筐体2の内部にある基板4の上には、光アダプタ3に取り付けられた状態表示器10の採光部11に対向する位置にLED5が実装されている。このため、LED5が発光すると、LED5から放出された光は、状態表示器10の採光部11から状態表示器10の内部に入り、連絡部12を通って表示部13に伝わり、表示部13から外部に放射されるので、表示部13が発光する。状態表示器10は、係止突起15によって光アダプタ3の端部にロックされているので、筐体2から外れることはない。
図8(a)は、電子装置の基板4に第1の実施例の状態表示器10が取り付けられた状態を上方から見た状態を示す斜視図であり、図8(b)は、図8(a)に示した基板4を下方から見た状態を示す斜視図である。また、図8(c)は、図8(a)に示した基板4に電子装置の筐体(パネル)2が取り付けられた状態を上方から見た斜視図であり、図8(d)は図8(c)に示した基板4を下方から見た状態を示す斜視図である。本実施例では、固定金具7に、3つの2連の光アダプタ3が取り付けられており、各光アダプタ3に状態表示器10が装着されている。
図9(a)から図9(c)は、図6(b)に示した状態表示器10を異なる色で発光させた状態を示す斜視図である。これは、状態表示器10の採光部11の直下に配置されたLEDを、例えば、緑色、赤色、黄色の何れかの色に発光する多色LEDとすることによって実現することができる。そして、各色に発光した状態表示器10は電子装置の外部から視認することができるので、光アダプタ3に接続する光ケーブルの動作状態を外部から明確に把握することができる。
図10(a)は、第2の実施例の状態表示器10Aが電子装置1の基板4に実装された光アダプタ3に装着された状態を示す部分側面図であり、図10(b)は図10(a)に示した状態表示器10Aの底面の構造を示す斜視図である。図10(a)に示すように、光アダプタ3は図示を省略した固定金具によって基板4に固定されている。固定金具の両側に基板4に固定される2本の取付脚があり、光アダプタ3が取付脚の間の部分に固定される点は第1の実施例の状態表示器10と同じである。状態表示器10Aの採光部11に対向する基板4の上にLED5が設けられている点も同じである。
第2の実施例の状態表示器10Aが第1の実施例の状態表示器10と相違する点は、図10(b)に示すように、状態表示器10Aの採光部11の自由端部に、対向する基板4の上に実装されたLED5からの光を反射する反射板16が設けられている点である。反射板16には鏡面加工を施すことができる。反射板16があると、LED5から放出された光のうち、状態表示器10Aの採光部11から状態表示器10Aの内部に入らなかった光も、反射板16で反射されて状態表示器10Aの採光部11から状態表示器10Aの内部に入るようになる。この結果、連絡部12を通って表示部13に伝わる光量が増し、表示部13がより明るく発光するようになる。
図11(a)は、第3の実施例の状態表示器10Bが電子装置1の基板4に実装された光アダプタ3に装着された状態を示す部分側面図であり、図11(b)は図11(a)に示した状態表示器10Bの底面の構造を示す斜視図である。図11(a)に示すように、光アダプタ3は図示を省略した固定金具によって基板4に固定されている。固定金具の両側に基板4に固定される2本の取付脚があり、光アダプタ3が取付脚の間の部分に固定される点は第1の実施例の状態表示器10と同じである。状態表示器10Bの採光部11に対向する基板4の上にLED5が設けられている点も同じである。
第3の実施例の状態表示器10Bが第1の実施例の状態表示器10と相違する点は、図11(b)に示すように、表示部13に接続する連絡部12と採光部11の肉厚が状態表示器10に比べて厚くなっている点と、採光部11の自由端部の形状である。第3の実施例の状態表示器10Bでは、図11(b)に示すように、採光部11の自由端部に、状態表示器10Bの底面から一段低くなった段差部17が設けられており、段差部17と採光部11の底面との接続面がテーパ面Tになっている。そして、この段差部17が、図11(a)に示すように、基板4の上に実装されたLED5に対向している。
段差部17があると、採光部11の底面の面積が大きくなるので、採光部11から状態表示器10Bの内部に入る光の量が増大する。この結果、連絡部12を通って表示部13に伝わる光量が増し、表示部13がより明るく発光するようになる。図11(b)に示した実施例では、段差部17及びテーパ面Tが直線状であるが、段差部17及びテーパ面Tが基板に実装されたLEDを囲むような湾曲形状になっていても良い。
図12(a)は開示する第4の実施例の状態表示器10Cの構造を示す斜視図である。第4の実施例の状態表示器10Cは、光アダプタ3に接続されるコネクタの数が増えた場合に対応するものである。第1から第3の実施例の状態表示器10,10A,10Bは、光アダプタ3が2連の場合に対応するものであった。一方、第4の実施例の状態表示器10Cは、図12(b)に示すように、光アダプタ3が4連の場合(コネクタが4本接続される場合)に対応するものである。
光アダプタ3が4連の場合、状態表示器10Cの採光部11、連絡部12及び表示部13の横幅が大きくなる。第4の実施例の状態表示器10Cは、光アダプタ3が4連になった場合に、光アダプタ3を左右に2分割し、状態表示器10Cの左側と右側で別々の状態表示を行えるようにしたものである。このため、第4の実施例の状態表示器10Cは、採光部11、連絡部12及び表示部13のそれぞれを、光アダプタ3に接続する4つのコネクタの境界部、例えば、4つのコネクタを2つずつに分ける境界部において、遮蔽板18で左右に分断している。
遮蔽板18は、採光部11、連絡部12及び表示部13を連続のそれぞれを左右2つに分断するように状態表示器10Cに内蔵されており、遮蔽板18により状態表示器10Cの左右方向の光の透過が防止される。遮蔽板18で2つに分断された採光部11は、基板4に実装された2つのLEDにそれぞれ対向させることができる。すると、一方のLEDから遮蔽板18で分断された状態表示器10Cの一方の側に入った光は、状態表示器10Cの他方の側には進まない。このため、図12(a)に示した状態表示器10Cを装着した光アダプタ3は、図12(b)に示すように、左右で異なる色を発光させることができる。遮蔽板18の数を増やして異なるLEDに対向させることにより、1つの状態表示器10Cを用いて複数のコネクタの状態を表示できるようになる。
なお、図12(a)に示した第4の実施例の状態表示器10Cの底面は平坦面である。一方、状態表示器10Cの底面には、第2実施例の状態表示器10Aの底面のように反射板を設けても良く、第3の実施例の状態表示器10Bの底面のように段差部17を設けても良い。また、第4の実施例の状態表示器10Cは、遮蔽板18を用いたインサート成形で形成することができると共に、左右別々に成形した状態表示器を遮蔽板18を挟んで接合することによっても形成できる。後者の場合は、遮蔽板18の代わりに遮光性塗料を挟んで接合することも可能である。
また、以上説明した実施例では、コネクタアダプタとして光ケーブルに取り付けられる光アダプタを説明したが、電気信号を伝達するコネクタやそのアダプタにも取り付けて使用することが可能である。
以上、本出願を特にその好ましい実施の形態を参照して詳細に説明した。本出願の容易な理解のために、本出願の具体的な形態を以下に付記する。
(付記1) 電子装置の筐体に実装されるコネクタアダプタの、前記筐体から突出する部分に取り付けられる状態表示器であって、
導光部材で形成され、
前記筐体内に実装されて前記電子装置の動作状態に応じて発光するLEDに対向する採光部と、
前記採光部に連続し、前記筐体の外部に突出する連絡部と、
前記連絡部に連続し、前記筐体から露出する前記コネクタアダプタの外周部全面に取り付けられる表示部とを備える状態表示器。
(付記2) 前記表示部は前記コネクタアダプタの外形に応じた取付孔を備えた環状部材であり、
前記採光部と前記連絡部は、前記表示部に突設された板状部材である付記1に記載の状態表示器。
(付記3) 前記表示部の前記筐体に対向する部分は、入射された前記LEDからの光を全反射させる角度を備えたテーパ面になっていることを特徴とする付記2に記載の状態表示器。
(付記4) 前記採光部の自由端部には、前記状態表示器が前記コネクタアダプタに取り付けられた時に、前記コネクタアダプタの端部に係合して前記状態表示器が前記コネクタアダプタから外れないようにする係止突起が設けられていることを特徴とする付記1から3の何れかに記載の状態表示器。
(付記5) 前記採光部には、前記LEDから照射された光を前記採光部内に取り込み易くする反射板が設けられている付記1から4の何れかに記載の状態表示器。
導光部材で形成され、
前記筐体内に実装されて前記電子装置の動作状態に応じて発光するLEDに対向する採光部と、
前記採光部に連続し、前記筐体の外部に突出する連絡部と、
前記連絡部に連続し、前記筐体から露出する前記コネクタアダプタの外周部全面に取り付けられる表示部とを備える状態表示器。
(付記2) 前記表示部は前記コネクタアダプタの外形に応じた取付孔を備えた環状部材であり、
前記採光部と前記連絡部は、前記表示部に突設された板状部材である付記1に記載の状態表示器。
(付記3) 前記表示部の前記筐体に対向する部分は、入射された前記LEDからの光を全反射させる角度を備えたテーパ面になっていることを特徴とする付記2に記載の状態表示器。
(付記4) 前記採光部の自由端部には、前記状態表示器が前記コネクタアダプタに取り付けられた時に、前記コネクタアダプタの端部に係合して前記状態表示器が前記コネクタアダプタから外れないようにする係止突起が設けられていることを特徴とする付記1から3の何れかに記載の状態表示器。
(付記5) 前記採光部には、前記LEDから照射された光を前記採光部内に取り込み易くする反射板が設けられている付記1から4の何れかに記載の状態表示器。
(付記6) 前記採光部には、前記LEDから照射された光を前記採光部内に取り込み易くするテーパ面を備える段差部が設けられている付記1から4の何れかに記載の状態表示器。
(付記7) 前記コネクタアダプタには複数のコネクタが接続され、
前記採光部、前記連絡部及び前記表示部には、前記状態表示器を前記複数のコネクタの境界部で分断して光の透過を防止する遮蔽板が内蔵されており、
前記遮蔽板で分断された前記採光部は、分断数に応じて前記基板に実装された複数のLEDにそれぞれ対向していることを特徴とする付記1から6の何れかに記載の状態表示器。
(付記8) 付記1から7の何れかに記載の状態表示器を備えた電子装置。
(付記9) 電子装置の筐体に実装されるコネクタアダプタの、前記筐体から突出する部分の外周面に導光部材を周回させて表示部を形成し、
前記表示部の一部を延長し、延長した前記導光部材を前記筐体内に挿入し、
延長した前記導光部材の先端部分を採光部とし、前記採光部を前記筐体内にある基板に実装されて前記電子装置の動作状態に応じて発光するLEDに対向させ、
前記採光部から前記導光部材内に進入した光を、前記導光部材の連絡部で前記表示部に導き、
前記表示部で前記コネクタアダプタの外周面を光らせて前記電子装置の動作状態を表示する電子装置の状態表示方法。
(付記10) 前記コネクタアダプタに複数のコネクタが接続される場合に、
前記導光部材を前記複数のコネクタの接続境界部で左右に分断して光の透過を防止する遮蔽板を前記導光部材に内蔵させ、
前記遮蔽板で分断された前記採光部は、分断数に応じて前記基板に実装された複数のLEDにそれぞれ対向させ、
前記遮蔽板の両側の前記表示部に、前記電子機器の異なる動作状態を表示させる付記9に記載の電子装置の状態表示方法。
(付記7) 前記コネクタアダプタには複数のコネクタが接続され、
前記採光部、前記連絡部及び前記表示部には、前記状態表示器を前記複数のコネクタの境界部で分断して光の透過を防止する遮蔽板が内蔵されており、
前記遮蔽板で分断された前記採光部は、分断数に応じて前記基板に実装された複数のLEDにそれぞれ対向していることを特徴とする付記1から6の何れかに記載の状態表示器。
(付記8) 付記1から7の何れかに記載の状態表示器を備えた電子装置。
(付記9) 電子装置の筐体に実装されるコネクタアダプタの、前記筐体から突出する部分の外周面に導光部材を周回させて表示部を形成し、
前記表示部の一部を延長し、延長した前記導光部材を前記筐体内に挿入し、
延長した前記導光部材の先端部分を採光部とし、前記採光部を前記筐体内にある基板に実装されて前記電子装置の動作状態に応じて発光するLEDに対向させ、
前記採光部から前記導光部材内に進入した光を、前記導光部材の連絡部で前記表示部に導き、
前記表示部で前記コネクタアダプタの外周面を光らせて前記電子装置の動作状態を表示する電子装置の状態表示方法。
(付記10) 前記コネクタアダプタに複数のコネクタが接続される場合に、
前記導光部材を前記複数のコネクタの接続境界部で左右に分断して光の透過を防止する遮蔽板を前記導光部材に内蔵させ、
前記遮蔽板で分断された前記採光部は、分断数に応じて前記基板に実装された複数のLEDにそれぞれ対向させ、
前記遮蔽板の両側の前記表示部に、前記電子機器の異なる動作状態を表示させる付記9に記載の電子装置の状態表示方法。
1 電子装置
2 筐体
3 コネクタアダプタ(光アダプタ)
3P 突起
4 基板
5 LED
6 凸部
10,10A,10B,10C 状態表示器
11 採光部
12 連絡部
13 表示部
15 係止突起
16 反射板
17 段差部
18 遮蔽板
T テーパ面
2 筐体
3 コネクタアダプタ(光アダプタ)
3P 突起
4 基板
5 LED
6 凸部
10,10A,10B,10C 状態表示器
11 採光部
12 連絡部
13 表示部
15 係止突起
16 反射板
17 段差部
18 遮蔽板
T テーパ面
Claims (7)
- 電子装置の筐体に実装されるコネクタアダプタの、前記筐体から突出する部分に取り付けられる状態表示器であって、
導光部材で形成され、
前記筐体内に実装されて前記電子装置の動作状態に応じて発光するLEDに対向する採光部と、
前記採光部に連続し、前記筐体の外部に突出する連絡部と、
前記連絡部に連続し、前記筐体から露出する前記コネクタアダプタの外周部全面に取り付けられる表示部、とを備える状態表示器。 - 前記表示部は前記コネクタアダプタの外形に応じた取付孔を備えた環状部材であり、
前記連絡部と前記採光部は、前記表示部に突設された板状部材である請求項1に記載の状態表示器。 - 前記表示部の前記筐体に対向する部分は、入射された前記LEDからの光を全反射させる角度を備えたテーパ面になっていることを特徴とする請求項2に記載の状態表示器。
- 前記コネクタアダプタには複数のコネクタが接続され、
前記採光部、前記連絡部及び前記表示部には、前記状態表示器を前記複数のコネクタの境界部で分断して光の透過を防止する遮蔽板が内蔵されており、
前記遮蔽板で分断された前記採光部は、分断数に応じて前記基板に実装された複数のLEDにそれぞれ対向していることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の状態表示器。 - 請求項1から4の何れか1項に記載の状態表示器を備えた電子装置。
- 電子装置の筐体に実装されるコネクタアダプタの、前記筐体から突出する部分の外周面に導光部材を周回させて発光部を形成し、
前記発光部の一部を延長し、延長した前記導光部材を前記筐体内に挿入し、
延長した前記導光部材の先端部分を採光部とし、前記採光部を前記筐体内に実装されて前記電子装置の動作状態に応じて発光するLEDに対向させ、
前記採光部から前記導光部材内に進入した光を、前記導光部材の連絡部で前記発光部に導き、
前記発光部で前記コネクタアダプタの外周面を光らせて前記電子装置の動作状態を表示する電子装置の状態表示方法。 - 前記コネクタアダプタに複数のコネクタが接続される場合に、
前記導光部材を前記複数のコネクタの接続境界部で左右に分断して光の透過を防止する遮蔽板を前記導光部材に内蔵させ、
前記遮蔽板で分断された前記採光部は、分断数に応じて前記基板に実装された複数のLEDにそれぞれ対向させ、
前記遮蔽板の両側の前記発光部に、前記電子機器の異なる動作状態を表示させる請求項6に記載の電子装置の状態表示方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016242638A JP2018097207A (ja) | 2016-12-14 | 2016-12-14 | 状態表示器、状態表示器を備えた電子装置及び電子装置の状態表示方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publication Number | Publication Date |
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Family
ID=62631474
Family Applications (1)
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JP2016242638A Pending JP2018097207A (ja) | 2016-12-14 | 2016-12-14 | 状態表示器、状態表示器を備えた電子装置及び電子装置の状態表示方法 |
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JP (1) | JP2018097207A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021192679A1 (ja) * | 2020-03-24 | 2021-09-30 | オムロン株式会社 | スレーブ装置 |
JP2021152480A (ja) * | 2020-03-24 | 2021-09-30 | オムロン株式会社 | スレーブ装置 |
-
2016
- 2016-12-14 JP JP2016242638A patent/JP2018097207A/ja active Pending
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