JP2018096337A - ルーツブロワ - Google Patents
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Abstract
【課題】酸性ガスもしくは酸性液体の吸排に際して発生する諸問題に対応して長寿命化することができるルーツブロワを提供する。【解決手段】本発明のルーツブロワBは、軸封部1におけるロータシャフト2の周囲に設けられた内空部3と、内空部3に不活性ガスを流通させるためのガス流通部4を有し、内空部3およびガス流通部4に不活性ガスを流通させることにより、内空部3に滞留したハウジングドレンd1を外部に排出可能に構成されている。【選択図】図3
Description
本発明は、酸性ガスもしくは酸性液体の吸排気に際して発生する諸問題に対応して、より長寿命化することができるルーツブロワに関するものである。
従来より、ルーツブロワを構成する材質としてはFC材が広く使用されており、熱膨張が少なく、運転時に本体が発熱しても性能が比較的安定している一方、酢酸もしくは塩酸などの酸性ガスを吸排気する場合、本体が腐食して短時間で使用できなくなるという問題があった。
そして、この耐食性の問題を解決する方法として、接ガス部分にコーティングや溶射処理を施す方法(例えば特許文献1参照)などがあるが、時間経過により、コーティングや溶射の処理面が剥がれてしまい、FC材の表面が再び露出することで腐食が発生しやすくなるという問題があった。そのため、ルーツブロワの耐食性を強化する手段として、SCS13材を使用して表面に不導態膜を形成し保護する(例えば特許文献2参照)のが一般的であった。
しかし、SCS13材は熱膨張率が大きくクリアランスを大きくしなければならないため性能が安定しないという問題があった。
また、ベアリングおよびギヤについても、酸性ガスもしくは酸性液体が軸封部に浸入通過することでベアリングおよびギヤの潤滑油が劣化し、潤滑性が悪くなり早期に破損するという問題があった。
そこで、本発明の課題は、酸性ガスもしくは酸性液体の吸排気に際して発生する諸問題に対応して長寿命化することができるルーツブロワを提供することにある。
上記課題を解決するものは、軸封部におけるロータシャフトの周囲に設けられた内空部と、該内空部に不活性ガスを流通させるためのガス流通部を有し、前記内空部および前記ガス流通部に不活性ガスを流通させることにより、前記内空部に滞留したハウジングドレンを外部に排出可能に構成されていることを特徴とするルーツブロワである。
前記軸封部はダブルオイルシールを有しており、前記内空部はダブルオイルシールの間に設けられていることが好ましい。前記内空部および前記ガス流通部には、減圧された不活性ガスが導入されるものであることが好ましい。前記ルーツブロワの接ガス部分もしくは接液部分は、SCS11材にて形成されていることが好ましい。前記ルーツブロワのケーシング下部には、ケーシングドレン回収通路およびケーシングドレン排出口が設けられていることが好ましい。
請求項1に記載したルーツブロワによれば、軸封部に侵入したハウジングドレンを除去することができるため、酸性ガスもしくは酸性液体が軸封部に浸入通過し、さらにベアリングおよびギヤの潤滑油内に侵入して潤滑油を劣化させ、潤滑性を悪化させて早期に破損させることを防止することができ、ルーツブロワをより長寿命化することができる。
請求項2に記載したルーツブロワによれば、不活性ガスがダブルオイルシールの間に設けられた内空部に導入されるため、ケーシング内へのハウジングドレンを含んだ不活性ガスの漏れがより少なくなり、酸性ガスもしくは酸性液体との混合を防止することができると共に、ハウジングドレンを含んだ不活性ガスのベアリングやギヤへの侵入もより抑制することができる。
請求項3に記載したルーツブロワによれば、内空部およびガス流通部が負圧になることで不活性ガスのケーシング内への漏れおよびベアリングやギヤへの侵入を極力抑えることができる。
請求項4に記載したルーツブロワによれば、運転性能を低下させることなく、接ガス部品もしくは接液部品の耐食性を向上させることができる。
請求項5に記載したルーツブロワによれば、吸込口より吸引した酸性液体および一部の酸性ガスが凝縮して発生したケーシングドレンをケーシングドレン回収通路を介してケーシングドレン排出口から排出させることができる。
請求項6に記載したルーツブロワによれば、大気に比して酸化作用が少ないため、内空部やガス流通部の劣化がより抑制される。
請求項2に記載したルーツブロワによれば、不活性ガスがダブルオイルシールの間に設けられた内空部に導入されるため、ケーシング内へのハウジングドレンを含んだ不活性ガスの漏れがより少なくなり、酸性ガスもしくは酸性液体との混合を防止することができると共に、ハウジングドレンを含んだ不活性ガスのベアリングやギヤへの侵入もより抑制することができる。
請求項3に記載したルーツブロワによれば、内空部およびガス流通部が負圧になることで不活性ガスのケーシング内への漏れおよびベアリングやギヤへの侵入を極力抑えることができる。
請求項4に記載したルーツブロワによれば、運転性能を低下させることなく、接ガス部品もしくは接液部品の耐食性を向上させることができる。
請求項5に記載したルーツブロワによれば、吸込口より吸引した酸性液体および一部の酸性ガスが凝縮して発生したケーシングドレンをケーシングドレン回収通路を介してケーシングドレン排出口から排出させることができる。
請求項6に記載したルーツブロワによれば、大気に比して酸化作用が少ないため、内空部やガス流通部の劣化がより抑制される。
本発明では、軸封部1におけるロータシャフト2の周囲に設けられた内空部3と、内空部3に不活性ガスを流通させるためのガス流通部4を有し、内空部3およびガス流通部4に不活性ガスを流通させることにより、内空部3に滞留したハウジングドレンd1を外部に排出可能に構成されていることで、軸封部1に侵入したハウジングドレンd1を除去することができ、酸性ガスもしくは酸性液体が軸封部1に浸入通過し、さらにベアリング5およびギヤ6の潤滑油内に侵入して潤滑油を劣化させ、潤滑性を悪化させて早期に破損させることを防止することができ、より長寿命化することができるルーツブロワBを実現した。
本発明のルーツブロワの一実施例を図1ないし図5に示した一実施例を用いて説明する。
この実施例のルーツブロワBは、図3または図4に示すように、軸封部1におけるロータシャフト2の周囲に設けられた内空部3と、内空部3に不活性ガスを流通させるためのガス流通部4を有し、内空部3およびガス流通部4に不活性ガスを流通させることにより、内空部3に滞留したハウジングドレンd1を外部に排出可能に構成されている。以下、構成について順次詳述する。
この実施例のルーツブロワBは、図3または図4に示すように、軸封部1におけるロータシャフト2の周囲に設けられた内空部3と、内空部3に不活性ガスを流通させるためのガス流通部4を有し、内空部3およびガス流通部4に不活性ガスを流通させることにより、内空部3に滞留したハウジングドレンd1を外部に排出可能に構成されている。以下、構成について順次詳述する。
この実施例のルーツブロワBは、図1または図2に示すように、吸込口7と吐出口8が形成されたケーシング9内に収められた一対の3葉式ルーツロータ10,11を回転させることにより吸込口7から吸入した酸性ガスなどの気体もしくは酸性液体などの液体を吐出口8から排出するように構成されている。
ルーツブロワBは、図2に示すように、ケーシング9の両側にハウジング12,13が設けられ、ハウジング12,13内にそれぞれ設けられたベアリング5により、一対の3葉式ルーツロータ10,11のロータシャフト2が回転可能に支持されている。そして、図2に示すように、ロータシャフト2の一端側には、ギヤ(タイミングギヤ)6が取り付けられており、ロータシャフト2の他端側には、V溝形のプーリ14が取り付けられている。
内空部3は、ハウジング12,13内の軸封部1内にそれぞれ設けられ、ハウジングドレンd1を滞留させるための部位であり、図2ないし図4に示すように、軸封部1におけるロータシャフト2の周囲に環状に設けられている。具体的には、この実施例の内空部3は、図4に示すように、カラー15とロータシャフト2のシャフトスリーブ16との間に設けられている。
ガス流通部4は、内空部3に外部より不活性ガスを流通させるための部位であり、図3に示すように、ハウジング12,13にそれぞれ設けられ、窒素ガスあるいは大気などの不活性ガスを導入するための不活性ガス導入用ボール弁17と、上部水平連通穴18、下部水平連通穴19、直立連通穴20およびハウジングドレン排出用ボール弁21とを有している。
上部水平連通穴18、下部水平連通穴19または直立連通穴20の連通穴は、少なくともφ10より大きな径が好ましく、上部水平連通穴18または下部水平連通穴19はルーツブロワBの本体正面側から伸長し、少なくとも内空部3の上下外方にそれぞれ位置し、直立連通穴20と気密に連通している。直立連通穴20は閉止プラグ22で一端側が閉止される一方、他端側(内側の内空部3を構成するカラー15側)は、図5に示すように、カラー15の上下にそれぞれ設けられたカラー連通穴23により内空部3と気密に連通している。
そして、ルーツブロワBは、内空部3およびガス流通部4に不活性ガスを流通させることにより、内空部3に滞留したハウジングドレンd1を外部に排出可能に構成されている。具体的には、本体正面側に設置した2箇所の不活性ガス導入用ボール弁17から導入した窒素ガスあるいは大気などの不活性ガスにより内空部3が加圧され、ケーシング9から浸入したハウジングドレンd1をその加圧作用により、下部の直立連通穴20および下部水平連通穴19へ導き、ハウジングドレン排出用ボール弁21にて回収可能に構成されている。これにより、潤滑油へのハウジングドレンd1の浸入を防ぐことができ、軸封部1の著しい寿命低下を防ぐことができる。
なお、内空部3およびガス流通部4には、外気に比して減圧された不活性ガスが導入されることが好ましい。これにより、内空部3およびガス流通部4内が負圧となり、不活性ガスのケーシング9内への漏れおよびベアリング5やギヤ6への侵入を極力抑えることができる。また、不活性ガスは窒素であることが好ましく、これにより、窒素は空気に比して酸化作用が少ないため、内空部3やガス流通部4の劣化をより防止することができる。
さらに、軸封部1は、図4に示すように、ダブルオイルシール24,25を有しており、内空部3はこれらダブルオイルシール24,25の間に設けられていることが好ましい。これにより、不活性ガスがダブルオイルシール24,25の間に設けられた内空部3に導入されるため、ケーシング9内へのハウジングドレンd1を含んだ不活性ガスの漏れがより少なくなり、酸性ガスもしくは酸性液体との混合もより防止することができると共に、ハウジングドレンd1を含んだ不活性ガスのベアリング5やギヤ6への侵入をより抑制することができるように構成されている。
さらに、この実施例のルーツブロワBの接ガス部分もしくは接液部分は、SCS11(JIS規格)材にて形成されている。これにより、運転性能を低下させることなく、接ガス部品もしくは接液部品の耐食性を向上させることができる。具体的には、この実施例のルーツブロワBのロータシャフト2、ケーシング9およびハウジング12,13はSCS11材にて形成されている。
酸性ガスもしくは酸性液体1はルーツブロワBの吸込口7より吸引され、接ガス部分である3葉式ルーツロータ10,11、ロータシャフト2、ケーシング9、ハウジング12,13が時間経過により腐食する。特に、3葉式ルーツロータ10,11は運転時に回転するため、酸性ガスもしくは酸性液体との接触回数が多く腐食しやすい。本発明のルーツブロワBは接ガス部分または接液部分にSCS11材を使用しているため、酸性ガスもしくは酸性液体を吸込口7より吸引しても、接ガス部品または接液部品の表面に不導態膜を形成し腐食しにくくなる。また、SCS11材の熱膨張率は12.9×10−6 1/Kであり、SCS13材の17.3×10−6 l/Kと比較すると小さく、FC材の12.0×10−6 l/Kに近い値であるため、運転時におけるルーツブロワBの発熱による熱膨張は小さく性能も安定している。また、SCS11材の引張強さは590N/mm2であり、FC材の200N/mm2よりも大きく、熱膨張率及び引張強さから、ルーツブロワに適する材料として利用可能である(材料特性比較表1参照)。
さらに、図1に示すように、ルーツブロワBのケーシング9の下部には、ケーシングドレン回収通路26およびケーシングドレン排出口27が設けられている。これらにより、吸込口より吸引した酸性液体および一部の酸性ガスが凝縮して発生したケーシングドレンd2をケーシングドレン回収通路26を介してケーシングドレン排出口27から排出させることができるよう構成されている。
つぎに、本発明のルーツブロワBの特徴的作用効果について説明する。
吸込口7より吸引した酸性ガスもしくは酸性液体の一部は軸封部1へ浸入し、カラー15とシャフトスリーブ16の間に設けられた内空部3にハウジングドレンd1として滞留する。内空部3は不活性ガス導入用ボール弁17より導入した窒素ガスあるいは大気などの不活性ガスにより加圧あるいは減圧され、滞留したハウジングドレンd1は直立連通穴20および下部水平連通穴19を通りハウジングドレン排出用ボール弁21より回収される。これにより、軸封部1に侵入したハウジングドレンd1を除去することができるため、酸性ガスもしくは酸性液体が軸封部1に浸入通過し、さらにベアリング5およびギヤ6の潤滑油内に侵入して潤滑油を劣化させ、潤滑性を悪化させて早期に破損させることが防止される。
また、ルーツブロワBを運転した際に吸引された酸性ガスもしくは酸性液体が、接ガス部品もしくは接液部品である3葉式ルーツロータ10,11、ロータシャフト2、ケーシング9またはハウジング12,13と接触し、ケーシング9内で凝縮した液体がケーシングドレンd2として、ケーシング9の下部にあるケーシングドレン回収通路26を通り、休憩時または終業時、その他適時にルーツブロワBの運転が停止された際に、ケーシングドレン排出口27から回収される。
さらに、ルーツブロワBの接ガス部分もしくは接液部分は、低熱膨張性かつ耐食性の両方を満足するSCS11材が使用されているため、運転性能を低下させることなく、接ガス部品もしくは接液部品の耐食性を向上させている。
ルーツブロワBは、以上の構成および作用により、酸性ガスもしくは酸性液体の吸排に際して発生する諸問題に対応しており長寿命化が図られている。
吸込口7より吸引した酸性ガスもしくは酸性液体の一部は軸封部1へ浸入し、カラー15とシャフトスリーブ16の間に設けられた内空部3にハウジングドレンd1として滞留する。内空部3は不活性ガス導入用ボール弁17より導入した窒素ガスあるいは大気などの不活性ガスにより加圧あるいは減圧され、滞留したハウジングドレンd1は直立連通穴20および下部水平連通穴19を通りハウジングドレン排出用ボール弁21より回収される。これにより、軸封部1に侵入したハウジングドレンd1を除去することができるため、酸性ガスもしくは酸性液体が軸封部1に浸入通過し、さらにベアリング5およびギヤ6の潤滑油内に侵入して潤滑油を劣化させ、潤滑性を悪化させて早期に破損させることが防止される。
また、ルーツブロワBを運転した際に吸引された酸性ガスもしくは酸性液体が、接ガス部品もしくは接液部品である3葉式ルーツロータ10,11、ロータシャフト2、ケーシング9またはハウジング12,13と接触し、ケーシング9内で凝縮した液体がケーシングドレンd2として、ケーシング9の下部にあるケーシングドレン回収通路26を通り、休憩時または終業時、その他適時にルーツブロワBの運転が停止された際に、ケーシングドレン排出口27から回収される。
さらに、ルーツブロワBの接ガス部分もしくは接液部分は、低熱膨張性かつ耐食性の両方を満足するSCS11材が使用されているため、運転性能を低下させることなく、接ガス部品もしくは接液部品の耐食性を向上させている。
ルーツブロワBは、以上の構成および作用により、酸性ガスもしくは酸性液体の吸排に際して発生する諸問題に対応しており長寿命化が図られている。
B ルーツブロワ
1 軸封部
2 ロータシャフト
3 内空部
4 ガス流通部
5 ベアリング
6 ギヤ
7 吸込口
8 吐出口
9 ケーシング
10 3葉式ルーツロータ
11 3葉式ルーツロータ
12 ハウジンク
13 ハウジング
14 プーリ
15 カラー
16 シャフトスリーブ
17 不活性ガス導入用ボール弁
18 上部水平連通穴
19 下部水平連通穴
20 直立連通穴
21 ハウジングドレン排出用ボール弁
22 閉止プラグ
23 カラー連通穴
24 ダブルオイルシール
25 ダブルオイルシール
26 ケーシングドレン回収通路
27 ケーシングドレン排出口
1 軸封部
2 ロータシャフト
3 内空部
4 ガス流通部
5 ベアリング
6 ギヤ
7 吸込口
8 吐出口
9 ケーシング
10 3葉式ルーツロータ
11 3葉式ルーツロータ
12 ハウジンク
13 ハウジング
14 プーリ
15 カラー
16 シャフトスリーブ
17 不活性ガス導入用ボール弁
18 上部水平連通穴
19 下部水平連通穴
20 直立連通穴
21 ハウジングドレン排出用ボール弁
22 閉止プラグ
23 カラー連通穴
24 ダブルオイルシール
25 ダブルオイルシール
26 ケーシングドレン回収通路
27 ケーシングドレン排出口
Claims (6)
- 軸封部におけるロータシャフトの周囲に設けられた内空部と、該内空部に不活性ガスを流通させるためのガス流通部を有し、前記内空部および前記ガス流通部に不活性ガスを流通させることにより、前記内空部に滞留したハウジングドレンを外部に排出可能に構成されていることを特徴とするルーツブロワ。
- 前記軸封部はダブルオイルシールを有しており、前記内空部はダブルオイルシールの間に設けられている請求項1に記載のルーツブロワ。
- 前記内空部および前記ガス流通部には、減圧された不活性ガスが導入されるものである請求項1または2に記載のルーツブロワ。
- 前記ルーツブロワの接ガス部分もしくは接液部分は、SCS11材にて形成されている請求項1ないし3のいずれかに記載のルーツブロワ。
- 前記ルーツブロワのケーシング下部には、ケーシングドレン回収通路およびケーシングドレン排出口が設けられている請求項1ないし4のいずれかに記載のルーツブロワ。
- 前記不活性ガスは窒素である請求項1ないし5のいずれかに記載のルーツブロワ。
Priority Applications (1)
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JP2016244146A JP2018096337A (ja) | 2016-12-16 | 2016-12-16 | ルーツブロワ |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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2016
- 2016-12-16 JP JP2016244146A patent/JP2018096337A/ja active Pending
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