JP2018096051A - 建具 - Google Patents

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【課題】下枠に取り付けられるアンカー部材の構造を簡単にし、下枠と建物の躯体の間におけるアンカー部材による制約を緩和する。【解決手段】建具1は、建物10の開口部11に設置される枠体3の下枠5と、下枠5に取り付けられて下枠5を建物10の躯体13に連結するアンカー部材21を備える。アンカー部材21は、下枠5と躯体13の間で室内外方向に沿って配置される下板部23と、下板部23から上側に突出して躯体13に連結される連結部25と、連結部25の下端部に形成された凹部26を有する。下枠5は、凹部26内に配置されて、下板部23と連結部25の間に係止される凸部5Hを有する。【選択図】 図2

Description

本発明は、下枠を建物の躯体に連結するアンカー部材を備えた建具に関する。
建物の開口部に設置される建具においては、連結部を有するアンカー部材を用いて、下枠を建物の躯体に連結することがある。アンカー部材は、下枠に取り付けられて、連結部により躯体に連結される。また、従来、アンカー部材を備えた建具として、枠側固定部材(アンカー部材)の連結部を溶接により躯体の鉄筋に固定する開口部装置が知られている(特許文献1参照)。
ところが、特許文献1に記載された従来の開口部装置では、下枠への固定のために、連結部とは別に、複数の固定部を枠側固定部材に形成する必要があり、枠側固定部材の構造が複雑になることがある。また、連結部が下側に大きく突出しており、例えば、連結部と躯体の距離によっては、下枠を躯体の開口部に容易に設置できない虞がある。連結部に起因して、枠側固定部材と躯体の間の空間を確保できず、枠側固定部材の下側の空間を有効に活用できない虞もある。このように、枠側固定部材により、下枠と躯体の間において、開口部装置の設置が制約されることが懸念される。
特開2013−2128号公報
本発明は、前記従来の問題に鑑みなされたもので、その目的は、下枠に取り付けられるアンカー部材の構造を簡単にするとともに、下枠と建物の躯体の間におけるアンカー部材による制約を緩和することである。
本発明は、建物の開口部に設置される枠体の下枠と、前記下枠に取り付けられて前記下枠を前記建物の躯体に連結するアンカー部材と、を備えた建具である。前記アンカー部材は、前記下枠と前記躯体の間で室内外方向に沿って配置される下板部と、前記下板部から上側に突出して前記躯体に連結される連結部と、前記連結部の下端部に形成された凹部と、を有する。前記下枠は、前記凹部内に配置されて、前記下板部と前記連結部の間に係止される凸部を有する。
本発明によれば、下枠に取り付けられるアンカー部材の構造を簡単にできるとともに、下枠と建物の躯体の間におけるアンカー部材による制約を緩和することができる。
本実施形態の建具の正面図である。 本実施形態の下枠が設置された建物を示す断面図である。 本実施形態のアンカー部材の斜視図である。 他の実施形態の建具の断面図である。
本発明の建具の一実施形態について、図面を参照して説明する。
以下では、引き違い形式の開閉窓(引き違い窓)を例にとり、本実施形態の建具について説明する。
図1は、本実施形態の建具1の正面図であり、室内側からみた建具1を模式的に示している。
図示のように、建具1は、建物10の開口部11に設置されて、建物10の室内と室外の間に配置される。また、建具1は、引き違い障子である一対の障子2と、一対の障子2を囲む枠体3と、枠体3を建物10に連結する複数のアンカー部材20〜22と、枠体3の下側に設けられた水切り部材30を備えている。建物10は、例えば、鉄筋コンクリート造の建物、鉄骨造の建物、ALC(Autoclaved Lightweight Concrete)造の建物、又は、PC(Precast Concrete)造の建物である。
一対の障子2は、方形状の可動体であり、室外側の外障子2Aと室内側の内障子2Bからなる。一対の障子2は、枠体3の開口部3Aに開閉可能に配置されて、開口部3A内で、水平方向にスライドして移動する。障子2の移動(スライド)により、枠体3の開口部3Aが開閉される。一対の障子2を閉じた状態で、一対の障子2は、クレセント錠40により施錠される。
障子2は、方形状の框体41と、框体41内に配置されたパネル体42を有する。框体41は、枠組みされた4つの框43〜46(上框43、下框44、召し合せ框45、戸先框46)を有する。框43〜46は、框体41を構成する長尺な框材であり、方形状に組み合わされて、それぞれパネル体42の縁部に沿って配置される。パネル体42は、例えば、複数のガラス板を有する複層ガラスであり、框体41に嵌め込まれる。
枠体3は、建物10の開口部11に設置される方形状の開口枠(窓枠)であり、建物10の開口部11を囲む縁部(開口縁部12)に沿って配置されて、複数のアンカー部材20〜22により、建物10の開口縁部12に連結される。また、枠体3は、枠組みされた4つの枠4〜6(上枠4、下枠5、一対の縦枠6)を有し、枠4〜6により、方形状の開口部3Aを形成する。枠4〜6は、枠体3を構成する長尺な枠材であり、方形状に組み合わされて、それぞれ障子2の縁部に沿って配置される。
アンカー部材20〜22は、枠体3の枠4〜6を建物10の躯体13に連結する連結部品であり、各枠4〜6に対して枠体3の外部側(開口部3Aの反対側)に設けられる。複数のアンカー部材20〜22は、各枠4〜6の長手方向に間隔を開けて配置されて、各枠4〜6に取り付けられる。アンカー部材20〜22は、枠4〜6に取り付けられた状態で、固定手段により、躯体13に設けられた被連結部に固定されて、躯体13の被連結部に連結される。枠4〜6は、それぞれ複数のアンカー部材20〜22により、建物10の開口部11を囲む躯体13(被連結部)に連結されて、躯体13に固定される。水切り部材30は、下枠5の複数のアンカー部材21(下アンカー部材)に取り付けられて、アンカー部材21により下枠5に連結される。
図2は、本実施形態の下枠5が設置された建物10を示す断面図であり、図1のX−X線で切断した下枠5、アンカー部材21、及び、水切り部材30を示している。
図示のように、建具1は、躯体13の上側に配置される枠体3の下枠5と、下枠5に対して躯体13側に設けられるアンカー部材21を備えている。下枠5は、一対の縦枠6の間に配置される下枠本体5Aと、下枠本体5Aに装着される2つのカバー部材5B、5Cを有する。アンカー部材21は、下枠5(ここでは、下枠本体5A)に取り付けられて、下枠5を建物10の躯体13に連結する。
下枠本体5Aは、下枠5のベース部材であり、カバー部材5B、5Cは、下枠本体5Aの開口部3A側の表面を覆う。また、下枠本体5Aは、金属製の枠部材(金属枠部)であり、カバー部材5B、5Cは、合成樹脂製の枠部材(樹脂枠部)である。従って、下枠5は、金属と樹脂からなる複合枠である。下枠本体5Aは、金属(ここでは、アルミニウム合金)の押出成形により成形され、カバー部材5B、5Cは、合成樹脂の押出成形により成形される。
下枠5は、下枠本体5Aに形成された見込み部5D、中空部5E、室内側部5F、突片5G、凸部5H、及び、排水経路5Kを有する。見込み部5Dは、枠体3の開口部3A側に位置する下枠本体5Aの上面部であり、下枠5の見込み方向(室内外方向)に沿って形成されている。中空部5Eは、見込み部5Dの下側(躯体13側)に中空状に形成され、躯体13の上面部と対向する。室内側部5Fは、中空部5Eよりも室内側に形成された突片(室内側突片)であり、見込み部5Dの室内側の端部から下側に突出する。中空部5Eと室内側部5Fは、室内外方向に離間して形成される。
突片5Gは、中空部5Eよりも室外側に形成された室外側突片であり、中空部5Eよりも下側に突出する。また、突片5Gは、室内側に向かって開放された凹状の溝を有し、中空部5Eの室外側の部分に接続(連続)する。凸部5Hは、アンカー部材21に係止される凸状の係止部(係止凸部)であり、中空部5Eの室内側の部分に接続(連続)し、中空部5Eからアンカー部材21に向かって突出する。また、凸部5Hは、上下方向に対して傾斜する傾斜部5Lと、突出方向の先端部5Mを有する。傾斜部5Lは、上側から下側に向かってみたときに、上下方向に対して室内側に傾斜する。先端部5Mは、傾斜部5Lの下端部から室内側に突出する。
排水経路5Kは、少なくとも中空部5E内を通り、見込み部5Dの上面から下枠5Aの室外側まで形成されている。排水孔が下枠本体5Aの各部(見込み部5D、中空部5E等)に形成されて、排水経路5Kが下枠5に形成される。中空部5Eの内部は、排水経路5Kの排水孔を通して中空部5Eの外部につながる。見込み部5Dの上面に水が溜まったときに、水が排水経路5Kを通って下枠5Aの外部に排水される。その際、水は、見込み部5Dの上面から中空部5Eの内部に移動し、中空部5Eの内部を通って、中空部5Eの室外側の外部まで流れる。
図3は、本実施形態のアンカー部材21の斜視図である。
図2、図3に示すように、アンカー部材21は、建物10の躯体13の上側に配置されて、躯体13との間に空間を形成する。また、アンカー部材21は、室内外方向に延びる下板部23と、下枠5に固定される固定部24と、躯体13に連結される2つの連結部25と、連結部25に形成された凹部26と、下板部23に形成された取付部27を有する。
下板部23は、アンカー部材21の板状の基部であり、下枠5と躯体13の間で室内外方向に沿って配置される。また、下板部23は、アンカー部材21内で最も下側に位置し、躯体13の上面部と対向する。室外側に位置する下板部23の一部は、中空部5Eの下側に配置されて、中空部5Eの下端部に隣接する。
下枠5の突片5Gは、アンカー部材21及び下板部23よりも室外側に形成されて、下側(躯体13側)に突出する。アンカー部材21は、突片5Gから室内側に離間した位置に配置されて、突片5Gとの間に、シール材50の配置空間51を形成する。配置空間51は、下枠5の下側にシール材50を配置するための空間である。シール材50は、配置空間51の室外側の部分に配置されて、突起5Gに密着する。
固定部24は、連結部25よりも室内側に位置する板状の固定片であり、下板部23の室内側の端部から上側に突出する。固定部24は、下枠5の室内側部5Fに対して室内側に配置され、室内側部5Fに接触する状態で、ビス60により室内側部5Fに固定される。2つの貫通孔24Aが固定部24に形成され、2つのビス60が貫通孔24Aに挿入された状態で室内側部5Fのネジ孔(雌ネジ)に取り付けられる。連結部25は、固定部24と取付部27の間に位置する板状の連結片であり、下板部23から上側に突出する。2つの連結部25は、下板部23の相対する2つの縁部に形成されて、中空部5Eの室内側に配置される。
連結部25は、下枠5の中空部5Eと室内側部5Fの間の領域に配置される。固定手段であるロッド状の連結部材61により、連結部25が躯体13の被連結部14に固定されて、連結部25及びアンカー部材21が躯体13に連結される。これにより、下枠5は、被連結部14及び躯体13に連結される。鉄筋15の一部が躯体13に埋設されて、鉄筋15の露出部が被連結部14になっている。凹状の収容部13Aが躯体13の上面部に形成され、被連結部14が収容部13Aに収容される。
連結部材61は、躯体13から上側に突出し、被連結部14から連結部25まで延びる。連結部材61を被連結部14と連結部25に固定することで、連結部25が被連結部14に連結される。ここでは、連結部材61は、鉄筋である。鉄筋は、スチール製の溶接部材の一例であり、連結部材61は、鉄筋を切断等して形成される。連結部材61は、連結部25と被連結部14に溶接されて、溶接により連結部25と被連結部14に固定される。従って、連結部25は、アンカー部材21の溶接部(溶接片)であり、被連結部14は、躯体13の溶接部である。連結部25は、連結部材61を介して、溶接により被連結部14に連結される。
凹部26は、下枠5の凸部5Hを係止する凹状の係止部(係止凹部)であり、2つの連結部25の下端部に形成されている。連結部25の下端部は、下板部23に接続(連続)する連結部25の根元部である。凹部26は、連結部25の下端部の室外側の部分に形成されて、室外側に向かって開放されている。凸部5Hは、下板部23の上側で凹部26に挿入されて、凹部26内に配置される。その状態で、凹部26の上側に位置する連結部25に凸部5Hが引っ掛かるとともに、下板部23と連結部25に凸部5Hが挟まれる。これにより、凸部5Hは、下板部23と連結部25の間に係止される。
下板部23は、下枠5の凸部5Hを連結部25に押し付ける突起28を有する。突起28は、2つの連結部25の凹部26の間に形成されて、上側に隆起する。凸部5Hが凹部26内に配置されたときに、突起28は、凸部5Hの下面に接触して、凹部26の上側に位置する連結部25に凸部5Hを押し付ける。凸部5Hは、下板部23の突起28と連結部25にガタツキなく挟まれて、凹部26に保持される。その際、凸部5Hの先端部5Mが、2つの連結部25の凹部26内に配置されて、下板部23と2つの連結部25の間に係止される。
アンカー部材21は、凸部5Hの係止と固定部24の固定により、室内外方向に離間した2箇所で下枠5に取り付けられる。また、アンカー部材21は、凹部26内の凸部5Hのみを介して、下枠5の中空部5Eに取り付けられる。凸部5Hの傾斜部5Lは、連結部25の室外側に配置され、連結部25は、傾斜部5Lと固定部24の間に配置される。
下板部23は、連結部25及び凸部5Hよりも室外側に位置する取付部27を有する。取付部27は、下板部23の室外側に向かって延びる部分(室外側部)であり、中空部5Eの下側に配置される。水切り部材30は、建具1に設けられた機能部材の一例であり、取付部27に直接又は間接に取り付けられる。機能部材は、建具1において所定の機能を発揮する部材であり、下枠5の下側で取付部27に取り付けられる。また、機能部材は、例えば、下枠5よりも室外側に設けられる室外側部材であり、下枠5よりも室外側で所定の機能を発揮する。
水切り部材30は、アンカー部材21の下側で、取付手段である取付部材62により、下板部23の取付部27に取り付けられて、下枠5よりも室外側に突出する。取付部材62は、断面L字状の固定部材63と、固定部材63を水切り部材30と取付部27に固定するビス64、65を有する。一方のビス64は、室外側から水切り部材30の貫通孔に挿入された状態で、固定部材63のネジ孔に取り付けられる。他方のビス65は、下側から固定部材63の貫通孔に挿入された状態で、取付部27のネジ孔27Aに取り付けられる。
水切り部材30は、下面に設けられた2つの係止片31を有し、保持部材66により保持される。保持部材66は、鉄筋67と係止部68を有し、躯体13と水切り部材30の間で、室内外方向に沿って配置される。係止部68は、鉄筋67に固定され、係止片31に係止される。係止部68により、保持部材66は、水切り部材30に係止されて、水切り部材30を保持する。鉄筋67は、係止部68から被連結部14まで延び、溶接により被連結部14に固定される。保持部材66により、水切り部材30は、被連結部14及び躯体13に連結される。
下枠5を建物10の開口部11に設置するときには、下枠5の凸部5Hをアンカー部材21の凹部26に挿入して、凸部5Hをアンカー部材21に係止する。また、ビス60により、アンカー部材21の固定部24を下枠5の室内側部5Fに固定する。続いて、下枠5を躯体13に対して位置決めし、連結部材61をアンカー部材21の連結部25と躯体13の被連結部14に溶接する。連結部材61により、アンカー部材21及び下枠5を躯体13に連結する。次に、取付部材62により、水切り部材30をアンカー部材21に取り付ける。その状態で、水切り部材30に係止された保持部材66の鉄筋67を被連結部14に溶接して、水切り部材30を躯体13に連結する。
次に、モルタル52を、下枠5と躯体13の間の所定部分、及び、水切り部材30と躯体13の間の所定部分に充填する。また、バックアップ材53を、下枠5と水切り部材30の間の所定部分に充填し、シール材50を、下枠5と水切り部材30の間の所定部分、及び、水切り部材30の室外側端部の下側部分に充填する。下枠5と水切り部材30の間で、シール材50は、バックアップ材53の室外側に設けられて、バックアップ材53の室外側の表面を覆う。
アンカー部材21と下枠5の突片5Gの間の配置空間51では、シール材50が、室外側に配置されて、突起5Gの溝を埋めるように、突起5Gに密着する。バックアップ材53は、シール材50の室内側の空間を充填する。表面板16が下枠5と躯体13の室内側に設置され、額縁17が表面板16の上端部に取り付けられる。また、断熱材が、表面板16、躯体13、額縁17、下枠5、及び、モルタル52に囲まれた空間に設けられる。
以上説明した建具1では、連結部25の凹部26を利用して、下枠5の凸部5Hを下板部23と連結部25の間に係止しており、アンカー部材21の構造を簡単にすることができる。また、アンカー部材21を容易に加工できるとともに、凸部5Hをアンカー部材21に容易に係止することができる。
アンカー部材21内で、連結部25は、下板部23から上側にのみ突出する。そのため、下枠5の下側において、アンカー部材21と躯体13の間に空間を確保でき、アンカー部材21の下側の空間を有効に活用することができる。これに伴い、アンカー部材21により建具1の設置が制約されるのを抑制することができる。また、アンカー部材21の下側の空間の利用の自由度を高くでき、下枠5を様々な建物10の開口部11に設置することができる。建具1の機能部材をアンカー部材21の下側に容易に設けることもできる。このように、下枠5と躯体13の間におけるアンカー部材21による制約を緩和することができる。
アンカー部材21の固定部24を下枠5に固定することで、アンカー部材21を安定して下枠5に取り付けることができる。また、固定部24を連結部25よりも室内側で下枠5に容易に固定することができる。中空部5Eから突出して形成された凸部5Hにアンカー部材21を係止して取り付けており、アンカー部材21の取り付け用の部分(例えば、ネジ孔)を中空部5E自体に形成する必要がない。そのため、中空部5Eの水密性能に影響が生じるのを防止して、排水経路5Kの水が中空部5Eから躯体13側に漏れるのを抑制することができる。アンカー部材21と突片5Gの間に配置空間51を形成することで、シール材50の配置作業(充填作業)を容易に行うことができる。
水切り部材30は、下板部23の取付部27に取り付けられて、アンカー部材21を介して下枠5に連結される。そのため、水切り部材30の取り付け用の部分(例えば、ネジ孔)を下枠5に形成する必要がなく、下枠5の構造を簡単にできるとともに、下枠5の水密性能に影響が生じるのを防止することができる。アンカー部材21の下側で、取付部材62により、水切り部材30を取付部27に容易に取り付けることができる。
なお、ビス60以外の固定手段(例えば、係止機構)により、アンカー部材21の固定部24を下枠5に固定してもよい。また、水切り部材30をビスのみにより取付部27に取り付けてもよく、水切り部材30を取付部27に係止することで、水切り部材30を取付部27に取り付けてもよい。建具1の機能部材は、水切り部材30以外の機能部材(例えば、シャッターの下枠、雨戸の下枠、格子の取付枠)であってもよい。下枠5を建物10の開口部11に設置する施工手順を変更してもよく、建物10や建具1の状況に対応して、下枠5は建物10の開口部11に種々の施工手順で設置される。
図4は、他の実施形態の建具1の断面図であり、図2と同様に、下枠5が設置された建物10を示している。
図示のように、ここでは、建具1は水切り部材30を有さず、水切り部材30がアンカー部材21の下板部23に取り付けられていない。下枠5の中空部5Eは、躯体13の上側に配置されて、躯体13の上面部と対向する。室外側に位置する下板部23の一部は、中空部5Eと躯体13の間に配置される。このように、機能部材が下板部23に取り付けられなくてもよい。
以上、建具1が引き違い窓である例について説明したが、建具1は、他の窓(例えば、すべり出し窓、上げ下げ窓、開閉窓、固定窓)であってもよい。また、建具1は、窓以外の建具(例えば、ドア)であってもよい。本発明は、アンカー部材21を備えた種々の建具に適用することができる。
1・・・建具、2・・・障子、3・・・枠体、4・・・上枠、5・・・下枠、6・・・縦枠、10・・・建物、11・・・開口部、12・・・開口縁部、13・・・躯体、14・・・被連結部、15・・・鉄筋、16・・・表面板、17・・・額縁、20・・・アンカー部材、21・・・アンカー部材、22・・・アンカー部材、23・・・下板部、24・・・固定部、25・・・連結部、26・・・凹部、27・・・取付部、28・・・突起、30・・・水切り部材、31・・・係止片、40・・・クレセント錠、41・・・框体、42・・・パネル体、43・・・上框、44・・・下框、45・・・召し合せ框、46・・・戸先框、50・・・シール材、51・・・配置空間、52・・・モルタル、53・・・バックアップ材、60・・・ビス、61・・・連結部材、62・・・取付部材、63・・・固定部材、64・・・ビス、65・・・ビス、66・・・保持部材、67・・・鉄筋、68・・・係止部。

Claims (7)

  1. 建物の開口部に設置される枠体の下枠と、前記下枠に取り付けられて前記下枠を前記建物の躯体に連結するアンカー部材と、を備えた建具であって、
    前記アンカー部材は、前記下枠と前記躯体の間で室内外方向に沿って配置される下板部と、前記下板部から上側に突出して前記躯体に連結される連結部と、前記連結部の下端部に形成された凹部と、を有し、
    前記下枠は、前記凹部内に配置されて、前記下板部と前記連結部の間に係止される凸部を有する建具。
  2. 請求項1に記載された建具において、
    前記アンカー部材は、前記連結部よりも室内側に位置し、前記下枠に固定される固定部を有する建具。
  3. 請求項1又は2に記載された建具において、
    前記下板部は、前記連結部よりも室外側に位置し、機能部材が取り付けられる取付部を有する建具。
  4. 請求項3に記載された建具において、
    前記機能部材は、前記アンカー部材の下側で、取付部材により前記取付部に取り付けられる建具。
  5. 請求項3又は4に記載された建具において、
    前記機能部材は、前記下枠よりも室外側に突出する水切り部材である建具。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載された建具において、
    前記下枠は、中空部と、前記中空部内を通る排水経路と、を有し、
    前記凸部は、前記中空部から突出して形成される建具。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載された建具において、
    前記下枠は、前記アンカー部材よりも室外側に形成されて下側に突出する突片を有し、
    前記アンカー部材は、前記突片との間にシール材の配置空間を形成する建具。
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