JP2018094980A - 着陸台 - Google Patents

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紀代一 菅木
Kiyokazu Sugaki
紀代一 菅木
和雄 市原
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和雄 市原
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Abstract

【課題】不安定な場所への無人回転翼航空機の着陸を補助する着陸台を提供する。【解決手段】無人回転翼航空機用の着陸台100であって、前記無人回転翼航空機Mは、先端が下方へ突出した複数の脚部Sを備えており、前記着陸台の上面には、前記複数の脚部の先端が嵌入または貫通される脚部支持層110が設けられていることを特徴とする着陸台により解決する。このとき、前記脚部支持層には、前記複数の脚部の先端が嵌入または貫通される多数の凹部112または孔部が形成されていることが好ましい。【選択図】図1

Description

本発明は、無人回転翼航空機用の着陸台に関する。
下記特許文献1には、ヘリコプターの着陸時における砂塵の飛散を防ぐヘリコプター用着陸マットが開示されている。
特表2007−510079号公報
産業用無人ヘリコプターに代表される小型の無人航空機は、機体が高価で入手困難なうえ、安定して飛行させるためには操作に熟練が必要とされるものであった。しかし近年、無人航空機の姿勢制御や自律飛行に用いられるセンサ類およびソフトウェアの改良、低価格化が進み、これにより無人航空機の操作性が飛躍的に向上した。特に小型のマルチコプターについては、ヘリコプターに比べてローター構造が簡単であり、設計およびメンテナンスが容易であることから、趣味目的だけでなく、広範な産業分野における種々のミッションへの応用が試行されている。
このような無人航空機は、有人のヘリコプターに比べて機体を小さく構成できるため、狭小な場所であっても離着陸を行うことができる。しかし、例えば着地点が傾斜していたり、または着地点が移動体の上に設けられているような場合には、着陸を安全に行うために高い操縦技術、または高度な自律飛行機能が要求される。
上記問題に鑑み、本発明が解決しようとする課題は、不安定な場所への無人回転翼航空機の着陸を補助する着陸台を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の着陸台は、無人回転翼航空機用の着陸台であって、前記無人回転翼航空機は下方へ延出した複数の脚部を備えており、前記着陸台の上面には、前記複数の脚部の先端が嵌入または貫通される脚部支持層が設けられていることを特徴とする。
着陸台の上面に脚部支持層が設けられていることにより、脚部支持層に嵌入または貫通した無人回転翼航空機の脚部先端は、脚部支持層により側方から支持されることとなる。これにより無人回転翼航空機の横滑りが阻止され、着陸した無人回転翼航空機の位置を安定させることができる。
また、本発明の着陸台は、前記脚部支持層に、前記複数の脚部の先端が嵌入または貫通される多数の凹部または孔部が形成されていることが好ましい。
脚部支持層に多数の凹部または孔部を形成し、これら凹部または孔部で無人回転翼航空機の脚部を捕える構成とすることにより、無人回転翼航空機が着陸台上のどの部位に着陸した場合でも、いずれかの凹部または孔部で無人回転翼航空機の脚部を支持することが可能となり、着陸台への着陸操作をより容易にすることができる。
また、本発明の着陸台は、折り畳み可能な柔軟性素材により構成されていてもよい。
着陸台が折り畳み可能であることにより、着陸台を簡便に持ち運ぶことができ、無人回転翼航空機の着陸場所の変更に柔軟に追従することが可能となる。
また、本発明の着陸台は、面方向に分割可能な複数のピースにより構成されていてもよい。
複数のピースを面方向に連結して着陸台を構成することにより、着陸場所の環境条件に合わせて柔軟に着陸台の形状や面積を変化させることができる。また、持ち運びにも好適であることから、無人回転翼航空機の着陸場所の変更に柔軟に追従することができる。
また、本発明の着陸台は、該着陸台の下面が、該着陸台の設置面に係合または吸着可能な構成としてもよい。
脚部支持層により無人回転翼航空機が着陸台から滑り落ちることが抑制されても、着陸台自体がその設置面から滑り落ちた場合には、当然、無人回転翼航空機の着陸は失敗する。着陸台の設置面が静止した平坦面であるときはこのような問題は顕在化しないが、例えば設置面が傾斜していたり、または設置面が移動体の上に設けられているような場合には、設置面に対する着陸台自体の安定性が問われる。本構成のように、着陸台の下面を設置面に対して係合または吸着可能とすることにより、不安定な設置面に対しても着陸台の位置を固定することが可能となる。
また、本発明の着陸台は、前記脚部支持層の下層に、前記脚部の着陸時の衝撃を吸収する緩衝層が設けられている構成としてもよい。
着陸台に緩衝層が設けられていることにより、無人回転翼航空機の着陸時における衝撃が吸収され、着陸台からの機体の跳ね返りを抑えることができる。そのため、無人回転翼航空機が急速に降下してきた場合でも、着陸台が無人回転翼航空機の脚部をより確実に捕えることが可能となり、着陸台への着陸操作をより容易にすることができる。
また、本発明の着陸台は、該着陸台の設置面の傾きを吸収し、前記脚部支持層の水平を維持する姿勢安定化機構をさらに備える構成としてもよい。
着陸台に脚部支持層の水平を維持する姿勢安定化機構が設けられることにより、不安定な設置面に対してマルチコプターをより安全に着陸させることが可能となる。
以上のように、本発明にかかる着陸台によれば、不安定な場所への無人回転翼航空機の着陸をより確実かつ安全に行うことが可能となる。
第1実施形態の着陸台の外観を示す模式図である。 第2実施形態の着陸台の外観を示す模式図である。 第3実施形態の着陸台の外観を示す模式図である。 第4実施形態の着陸台の外観を示す模式図である。 第5実施形態の着陸台の外観を示す模式図である。 第6実施形態の着陸台の外観および動作を示す模式図である。 第6実施形態の着陸台の変形例の外観および動作を示す模式図である。
以下、本発明の着陸台の実施形態について図面を用いて説明する。以下の実施形態にかかる着陸台は、いずれも、無人回転翼航空機の一種である小型のマルチコプターMに用いられる着陸台である。これら着陸台は、マルチコプターMの着陸場所に予め敷設され、使用される。また、マルチコプターMは、下方へ突出した複数の棒状体からなる脚部Sを有している。
〔第1実施形態〕
以下、本発明の第1実施形態について説明する。図1は本実施形態の着陸台100の外観を示す模式図である。図1(a)は着陸台100の全体構成を示す斜視図である。図1(b)は図1(a)の部分拡大図である。
着陸台100の上面100aには、マルチコプターMの脚部Sの先端(以下、単に「脚部S」ともいう。)が嵌入される脚部支持層110が設けられている。脚部支持層110は樹脂製の部材であり、平板部である底部113と、底部113から垂直に起立した仕切板111と、仕切板111に区画された多数の枡目状の空間である凹部112とを有している。各凹部112は脚部Sが遊嵌可能な大きさに形成されている。
脚部支持層110の凹部112に嵌入した脚部Sは、底部113に支持されるだけでなく、仕切板111により側方への移動が阻止される。これにより、着陸台100に着陸したマルチコプターMの横滑りが防止され、着陸台100上におけるマルチコプターMの位置が安定する。
また、着陸台100は、脚部支持層110に多数の凹部112が設けられ、これら凹部112で脚部Sを捕捉する構造であることから、マルチコプターMが着陸台100上のどの部位に着陸した場合でも、いずれかの凹部112でマルチコプターMの脚部Sを捕えることができる。そのため、マルチコプターMの操縦者は、マルチコプターMを、着陸台100上の自由な位置に、自由な向きで着陸させることができる。
なお、本実施形態の脚部支持層110は底部113を備えているが、底部113を省略し、凹部112を上下に貫通された孔部としてもよい。また、本実施形態の脚部支持層110は樹脂製であるが、脚部支持層110を金属材料により構成することも可能である。
着陸台100の下面100bには、マグネットシート150が貼付されている。これにより、例えばマルチコプターMの離発着場が重機などの移動体のルーフに設けられているような場合でも、ルーフ上に着陸台100を吸着固定させることができる。
マルチコプターMが着陸台100から滑り落ちることが抑制されても、着陸台100自体がその設置面から滑り落ちた場合には、当然、マルチコプターMの着陸は失敗する。本実施形態のように、着陸台100の下面を設置面に対して吸着可能とすることにより、不安定な設置面に対しても着陸台100の位置を安定させることができる。なお、着陸台100の設置面が静止した平坦面であるときや、着陸台100に十分な重量がある場合にはこのような問題は生じにくいため、マグネットシート150は省略することができる。また、マグネットシート150は、その設置面が磁性体でないときにはその効力を発揮することができない。そのため、着陸台100の設置面の性質に応じて、マグネットシート150に代えて、着陸台100の下面100bに棘状のスパイクを設けて設置面と係合させたり、吸盤を設けて設置面に吸着させたりしてもよい。
〔第2実施形態〕
以下、本発明の第2実施形態について説明する。図2は本実施形態の着陸台200の外観を示す模式図である。図2(a)は着陸台200の全体構成を示す斜視図である。図2(b)は図2(a)のA−A方向断面図である。なお、先の実施形態と同一または同様の構成については、先の実施形態と同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。
着陸台200は、その上面200aに脚部支持層210が設けられており、脚部支持層210の下層に、脚部Sの着陸時の衝撃を吸収する緩衝層220が設けられている。緩衝層220は、外圧が加えられたときに変形によりその圧力を吸収可能な柔軟性部材であればよく、マット形状の低反発フォームなどを好適に用いることができる。
脚部支持層210は樹脂製の部材であり、第1実施形態の脚部支持層110と同様に、仕切板211により区画された多数の枡目状の孔部である貫通孔212を有している。各仕切板212は尖頭形状に形成されており、仕切板212の頂部に当接した脚部Sは、その隣接するいずれかの貫通孔212に滑落するよう誘導される。なお、脚部支持層210は金属材料により構成されていてもよい。
脚部支持層210の貫通孔212を貫通した脚部Sは、その先端が緩衝層220に支持されるだけでなく、仕切板211により側方への移動が阻止される。これにより、着陸台200に着陸したマルチコプターMの横滑りが防止され、着陸台200上におけるマルチコプターMの位置が安定する。
また、着陸台200は緩衝層220を備えていることにより、マルチコプターMの着陸時における衝撃が吸収され、着陸台200からの脚部Sの跳ね返りが抑えられる。そのため、マルチコプターMが急速に降下してきた場合でも、着陸台200が脚部Sをより確実に捕えることが可能とされており、マルチコプターMの着陸台200への着陸操作が容易化されている。
〔第3実施形態〕
以下、本発明の第3実施形態について説明する。図3は本実施形態の着陸台300の外観を示す模式図である。なお、先の実施形態と同一または同様の構成については、先の実施形態と同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。
着陸台300は、面方向(図3の座標軸表示に示されるXY平面方向)に分割可能な複数のピース300pが、その側面に設けられた連結部301で互いに結合されることで形成されている。着陸台300のその他の構成や特徴は、第1実施形態の着陸台100と同様である。
着陸台300は、分割可能な複数のピース300pで構成されていることにより、着陸場所の環境条件に合わせて着陸台300の形状や面積を柔軟に変化させることができる。また、持ち運びにも好適であることから、マルチコプターMの着陸場所の変更に柔軟に追従することが可能である。
〔第4実施形態〕
以下、本発明の第4実施形態について説明する。図4は本実施形態の着陸台400の外観を示す模式図である。図4(a)は着陸台400の全体構成を示す斜視図である。図4(b)は図4(a)の部分拡大図である。なお、先の実施形態と同一または同様の構成については、先の実施形態と同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。
着陸台400は、脚部Sが嵌入される脚部支持層410のみからなる一層構造である。着陸台400は、糸状に射出された樹脂繊維411を絡め合わせて三次元の構造体に成形したものである。り着陸台400の表面には、脚部Sが遊嵌可能な大きさの孔部である空隙412が多数形成されている。
着陸台400の空隙412に嵌入した脚部Sには、その空隙412を形成する樹脂繊維411が絡みつく。これにより、着陸台400に着陸したマルチコプターMの横滑りが防止され、着陸台400上におけるマルチコプターMの位置が安定する。
また、着陸台400の表面には、その全面にわたって多数の空隙412が設けられているため、マルチコプターMが着陸台400上のどの部位に着陸した場合でも、いずれかの空隙412でマルチコプターMの脚部Sを捕えることができる。そのため、マルチコプターMの操縦者は、マルチコプターMを、着陸台400上の自由な位置に、自由な向きで着陸させることができる。
さらに、樹脂繊維411は柔軟性を有しており、着陸台400はその全体を折り畳むんで持ち運ぶことができる。これにより、マルチコプターMの着陸場所の変更に柔軟に追従することが可能とされている。
〔第5実施形態〕
以下、本発明の第5実施形態について説明する。図5は本実施形態の着陸台500の外観を示す模式図である。図5(a)は着陸台500の全体構成を示す斜視図である。図5(b)は図5(a)のB−B方向断面図である。なお、先の実施形態と同一または同様の構成については、先の実施形態と同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。
着陸台500は、脚部Sが嵌入される脚部支持層510のみからなる一層構造である。着陸台500は、その上面500aに多数の凹部512および凸部511が設けられた低反発フォームにより形成されている。
着陸台500の凹部512に嵌入した脚部Sは、凹部512に沈み込むとともに、その凹部512に隣接する凸部511に側方への移動が阻止される。これにより、着陸台500に着陸したマルチコプターMの横滑りが防止され、着陸台500上におけるマルチコプターMの位置が安定する。また、着陸台500は低反発フォームにより構成されているため、マルチコプターMの着陸時における衝撃が吸収され、着陸台500からの脚部Sの跳ね返りが抑えられる。そのため、マルチコプターMが急速に降下してきた場合でも、着陸台500が脚部Sをより確実に捕捉することが可能とされており、着陸台500への着陸操作が容易化されている。
また、着陸台500の上面500aには、その全面にわたって多数の凹部512が設けられているため、マルチコプターMが着陸台500上のどの部位に着陸した場合でも、いずれかの凹部512でマルチコプターMの脚部Sを捕えることができる。そのため、マルチコプターMの操縦者は、マルチコプターMを、着陸台500上の自由な位置に、自由な向きで着陸させることができる。なお、例えば、凸部511の頂部を硬質化し、凸部511の頂部に当接した脚部Sを、その隣接するいずれかの凹部512に滑落させるように誘導する構成としてもよい。
さらに、着陸台500はその全体を折り畳むんで持ち運ぶことができる。これにより、マルチコプターMの着陸場所の変更に柔軟に追従することが可能とされている。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。例えば、本発明の脚部支持層は、マルチコプターMの脚部Sが嵌入または貫通されることでその側方への移動が抑制可能なものであればよく、例えば、脚部Sが遊嵌可能な網目を有する網材を設置面から少し浮かせて支持したものや、垂直に延出した細径の柱状体を上面に多数分散配置したものなどが考えられる。なお、本発明の無人回転翼航空機はマルチコプターMには限られず、脚部の先端が脚部支持層に嵌入可能であれば、他の無人回転翼航空機であってもよい。
〔第6実施形態〕
以下、本発明の第6実施形態について説明する。図6は本実施形態の着陸台600の外観および動作を示す模式図である。図6(a)は着陸台600の側面図である。図6(b)は、着陸台600が備える姿勢安定化機構650の拡大図である。図6(c)は、図6(a)の設置面Pが傾いた状態を示す側面図である。なお、先の実施形態と同一または同様の構成については、先の実施形態と同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。
本実施形態の着陸台600では、第1実施形態の脚部支持層110の下面に姿勢安定化機構650が設けられている。姿勢安定化機構650は、設置面Pの傾きを吸収して脚部支持層110の水平を維持する機構である。
図6(b)に示すように、姿勢安定化機構650は、揺動中心軸が直交配置された2つの関節部J,Jを有するリンク部材651を備えている。リンク部材651は、その図6(b)視下端部に設けられた第1固定板652が設置面Pに固定されており、図6(b)視上端部に設けられた第2固定板653が脚部支持層110の下面に固定されている。これにより姿勢安定化機構650は設置面P上に脚部支持層110を支持している。リンク部材651の各関節部J,Jにはそれぞれ、これら関節部J,Jの動作を制御するサーボモータ654が接続されている。
また、姿勢安定化機構650はさらに、脚部支持層110の傾きを検知するIMU656(Inertial Measurement Unit:慣性計測装置)と、IMU656の出力値を監視し、各サーボモータ654を駆動する制御装置657と、を有している。なお、本実施形態のIMU656は脚部支持層110の下面に取り付けられているが、設置面P側に取り付けることも可能である。制御装置657は一般的なマイクロコントローラであり、IMU656およびサーボモータ654と、有線通信または無線通信により信号を送受信する。
図6(c)に示すように、設置面Pが傾いたときには、IMU656がこれを脚部支持層110の傾きとして検知し、その傾き量等を制御装置657に通知する。制御装置657はIMU656の出力値に基づいて各サーボモータ654を駆動し、設置面Pの傾きを相殺する方向へリンク部材651の関節部J,Jを回動させる。このように、着陸台600では、脚部支持層110が姿勢安定化機構650に支持されていることにより、設置面Pの傾きが姿勢安定化機構650により吸収され、脚部支持層110の水平が維持される。これにより、不安定な設置面Pに対してもマルチコプターMを安全に着陸させることが可能とされている。
なお、本実施形態の姿勢安定化機構650は、2つの関節部J,Jにより脚部支持層110の姿勢をピッチ方向およびロール方向に制御するが、回転中心軸が鉛直に配置された第3の間接部を姿勢安定化機構650に設けることにより、脚部支持層110の姿勢をヨー方向にも制御することができる。また、例えば公知のカメラ用電動3軸ジンバルの姿勢安定化機構を脚部支持層110のサイズや重量に合わせて大型化し、その雲台に脚部支持層110を取り付けたものを設置面Pに配置した構成でも、姿勢安定化機構650と同様の効果を得ることができると考えられる。
(第6実施形態の変形例)
図7は第6実施形態の変形例である着陸台600bの外観および動作を示す模式図である。図7(a)は着陸台600bの全体構成を示す斜視図である。図7(b)は、図7(a)の設置面Pが傾いた状態を示す側面図である。
本変形例では、姿勢安定化機構650を構成するリンク部材651およびサーボモータ654に代えて、脚部支持層110の下面の四隅に、モータにより直線運動するアクチュエータ658が設けられている。これらアクチュエータ658と脚部支持層110とは連結部658aにより連結されている。連結部658aは、ボールジョイントまたはゴムなどの弾性体のような、アクチュエータ658と脚部支持層110との連結角度を制限しない部材により構成されている。
図7(b)に示すように、設置面Pが傾いたときには、IMU656がこれを脚部支持層110の傾きとして検知し、その傾き量等を制御装置657に通知する。制御装置657はIMU656の出力値に基づいて設置面Pの傾きを相殺する方向へ各アクチュエータ658を出没させ、脚部支持層110の水平を維持する。本変形例にかかる着陸台600bは、着陸台600では支持が困難な重量または面積を有する脚部支持層110に好適に用いることができる。
その他、本発明の姿勢安定化機構の態様としては、例えば、揺動自在に支持された脚部支持層110の中心に錘を吊した構成や、水よりも高粘性であり、かつ設置面の傾きに即応可能な流動性を有する液状体が蓄えられた容器に脚部支持層110を浮かべた構成なども考えられる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることができる。
M マルチコプター(無人回転翼航空機)
S マルチコプターMの脚部
100,200,300,400,500,600,600b 着陸台
100a,200a,500a 着陸台の上面
100b 着陸台100の下面
110,210,310,410,510 脚部支持層
111,211 仕切板
112,512 凹部
113 底部
150 マグネットシート
212 貫通孔(孔部)
220 緩衝層
300p 着陸台300を構成する各ピース
301 連結部
411 樹脂繊維
412 空隙(孔部)
511 凸部
650 姿勢安定化機構
651 リンク部材
654 サーボモータ
656 IMU
657 制御装置
658 電動アクチュエータ

Claims (7)

  1. 無人回転翼航空機用の着陸台であって、
    前記無人回転翼航空機は下方へ延出した複数の脚部を備えており、
    前記着陸台の上面には、前記複数の脚部の先端が嵌入または貫通される脚部支持層が設けられていることを特徴とする着陸台。
  2. 前記脚部支持層には、前記複数の脚部の先端が嵌入または貫通される多数の凹部または孔部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の着陸台。
  3. 前記着陸台は、折り畳み可能な柔軟性素材により構成されていることを特徴とする請求項1に記載の着陸台。
  4. 前記着陸台は、面方向に分割可能な複数のピースにより構成されていることを特徴とする請求項1に記載の着陸台。
  5. 前記着陸台の下面は、該着陸台の設置面に係合または吸着可能であることを特徴とする請求項1に記載の着陸台。
  6. 前記脚部支持層の下層には、前記脚部の着陸時の衝撃を吸収する緩衝層が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の着陸台。
  7. 前記着陸台の設置面の傾きを吸収し、前記脚部支持層の水平を維持する姿勢安定化機構をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の着陸台。
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