JP2018093471A - インスタントメッセージアカウント間でのユーザー身元隠しおよびメッセージ転送方法、並びにその装置 - Google Patents

インスタントメッセージアカウント間でのユーザー身元隠しおよびメッセージ転送方法、並びにその装置 Download PDF

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Abstract

【課題】インスタントメッセージに用いられるユーザー身元隠し及びメッセージ転送システムを提供する。
【解決手段】インスタントメッセージサーバーにおいて三つのアカウント及び二つのグループを形成する。三つのアカウントは、インスタントメッセージの一方に対応する連絡アカウントと、インスタントメッセージの他方に対応するユーザーアカウントと、インスタントメッセージサーバーに結び付けられた特別アカウントとを含み、二つのグループは、連絡アカウントと特別アカウントとからなる第1のグループと、ユーザーアカウントと特別アカウントとからなる第2のグループとを含む。当該ユーザー身元隠し及びメッセージ転送システムは、上記の二つのグループの独立性および関連性を管理することによって、二つのメッセージアカウントが随時に対話することができるとともに、双方のアカウント身元を離隔させるようにする。
【選択図】図3

Description

本発明はインスタントメッセージ分野に関し、具体的には、インスタントメッセージ(instant message)と相手インスタントメッセージのアカウント間での両方のユーザー身元隠し及びメッセージ転送方法並びにその装置に関している。
現在、例えば「WhatsApp」、「WeChat」、「QQ」、「Message」、「Line」や「Telegram」などのような様々なインスタントメッセージツール/アプリケーションは、人々に広く使われている。スマートフォンの快速的な普及に伴い、各種の携帯電話向けのインスタントメッセージツール/アプリケーションは、ますます市場の大きなシェアを占めるようになっている。しかしながら、携帯電話向けのインスタントメッセージは、多くのユーザー個人情報に関連したりバンドルしたりしているので、特別のプライベート化な特徴を有し、プライバシーが漏れやすいため大きいリスクがある。そのため、携帯電話向けのインスタントメッセージアプリケーションは、プライバシー保護や身元隠しに対する要求が高い潜在的な市場、例えば顧客サービスシステム、学生と教師の校内通信システム及び匿名投票システムなどに直接適用することができない。上記の潜在的な市場は、メッセージのデータに対する管理可能性が同時に要求されており、例えば、主管者は、全面的にメッセージの内容を監視することを希望する。その他、多様な操作モードを有するアプリケーションが希望されており、例えば、インスタントメッセージの形態は、1対1の対話またはグループメッセージに限らない。
具体的には、通常の顧客サービスシステムに適用する場合に、潜在的な顧客の連絡先は、一般的に商業サービスを提供する会社の重要な商業価値を有する秘密情報に属するものであり、主管者は、会社の顧客が顧客サービス職員の退職に伴って流出しないように確保する必要がある。したがって、顧客サービス職員が、携帯電話向けのインスタントメッセージツールを用いて、顧客の問い合わせに対して回答するとき、顧客サービスの職員が顧客の連絡先を容易に取得することを避けるように両方のアカウントの身元を隠す必要がある。また、この場合、会社の主管者は、適当な指導を提供するようにメッセージの内容を監視することができることも希望する。また、主管者は、顧客サービス職員が交互に、オンラインで並んでサービスを待っている多数の顧客に接続されることができることによって、顧客に意識させずに顧客サービス職員の仕事効率を向上させるようにすることも希望する。また、学生と教師のコミュニケーション用の校内通信システムでは、教師は、クラスまたは学年に応じて公用連絡アカウントを変更することができることによって、教師のプライバシーに干渉しないように確保することを希望する。この場合、学校側の主管者は、内容の正確性を保障するように、メッセージの内容を監視することも希望する。その他、主管者は、例えば、ワンタッチ操作により全学年の学生にメッセージを送信したり、1対1のメッセージ内容を重複に送信したりすることができるように、教師が異なる操作モードのアプリケーションを有することができることによって、重複の仕事量を削減するようにすることも希望する。また、匿名投票システムでは、選民は、自分の本当の身元がばれる恐れがなく携帯電話向けのインスタントメッセージアプリケーションを用いて無記名投票を容易にすることができることを希望する。この場合、投票企画を行う主管者は、監視することができることによって、選民の身元の正確性を確保して、重複投票または投票漏れがないようにすることを希望する。その他、主管者は、複数のテーマに対して連続的な投票をするように、異なる操作モードのアプリケーションを提供され、例えば、選民の身元を自動的に確定し、および投票結果を自動的に算出することも希望する。
したがって、必要なときユーザーの身元を隠すことができるとともに既存の携帯電話の使用習慣を変えずに、上記の様々な要望を満足することができるインスタントメッセージシステムは、切実に必要となっている。当該システムは、ユーザーの携帯電話側において如何なる変化をする必要もなく、市場での各種のインスタントメッセージツールと適合可能である。
本発明は、各種のインスタントメッセージツールに参加して、現時点の使用者のインスタントメッセージアカウントとコミュニケーションすることができる、インスタントメッセージツールに用いられるユーザー身元隠し及メッセージ転送の方法並びにその装置を提供することを目的とする。当該システムは、人工知能ソフトウェア(Artificial Intelligence software)を有することで、ユーザーが予め設定された要求を実行することができ、グループ(Group)にし、及びシステム内のユーザーアカウントと連絡アカウントを用いて、インスタントメッセージアカウントと相手インスタントメッセージアカウントとの両方のアカウント身元を隠すようにする。
上記の目的を達成するために、本発明の技術案は、インスタントメッセージサーバーにおいて三つのアカウントおよび二つのグループを形成することによってインスタントメッセージでのユーザー身元隠しおよびメッセージ転送を実現し、前記三つのアカウントは、インスタントメッセージの一方に対応する連絡アカウントと、インスタントメッセージの他方に対応するユーザーアカウントと、前記インスタントメッセージサーバーに結び付けられた特別アカウントとを含み、前記二つのグループは、前記連絡アカウントと前記特別アカウントとからなる第1のグループと、前記ユーザーアカウントと前記特別アカウントとからなる第2のグループとを含む、インスタントメッセージに用いられるユーザー身元隠しおよびメッセージ転送方法を開示している。
好ましくは、上記の技術案によるインスタントメッセージに用いられるユーザー身元隠しおよびメッセージ転送方法において、前記インスタントメッセージサーバーは、前記連絡アカウントと前記ユーザーアカウントとを互いに離隔させるように、前記第1のグループと前記第2のグループの独立性を管理し、前記インスタントメッセージサーバーは、前記第1のグループと前記第2のグループとの間にメッセージを転送するように、前記第1のグループと前記第2のグループとの関連性を管理する。
好ましくは、上記の技術案によるインスタントメッセージに用いられるユーザー身元隠しおよびメッセージ転送方法において、前記連絡アカウントおよび前記ユーザーアカウントは、異なるインスタントメッセージアプリケーションに適用されることが可能である。
好ましくは、上記の技術案によるインスタントメッセージに用いられるユーザー身元隠しおよびメッセージ転送方法において、前記インスタントメッセージサーバーにおいて、人工知能ソフトウェアにより各種のインスタントメッセージアプリケーションを模擬して実行し、前記インスタントメッセージサーバーはバックグランドで動作する。
好ましくは、上記の技術案によるインスタントメッセージに用いられるユーザー身元隠しおよびメッセージ転送方法において、前記特別アカウントと前記連絡アカウントとからなるグループの数は一つに限っておらず、同一の特別アカウントは、同一の連絡アカウントと必要に応じて任意個数の異なる独立グループを作成することができる。一方、前記特別アカウントと前記ユーザーアカウントとからなるグループの数は一つに限っておらず、同一の特別アカウントは、同一のユーザーアカウントと必要に応じて任意個数の異なる独立グループを作成することができる。このようにすると、ユーザーのシステムでの身元の多様性が実現されるようになる。
好ましくは、上記の技術案によるインスタントメッセージに用いられるユーザー身元隠しおよびメッセージ転送方法において、前記関連性を有するグループは、1対1のペアに限っておらず、任意個数のグループを組合せてペアになってもよい。
本発明のもう一つの技術案は、初期化条件に基づいてインスタントメッセージサーバーを配置するシステム初期化手段と、前記インスタントメッセージサーバーにおいて三つのアカウントおよび二つのグループを形成することによってインスタントメッセージでのユーザー身元隠しを実現するメッセージアカウントおよび対話グループ管理手段と、前記二つのグループにおける対話メッセージをリアルタイムに監視してプッシュ型で前記二つのグループの間にメッセージを転送する対話メッセージ監視および表示手段とを備え、前記三つのアカウントは、インスタントメッセージの一方に対応する連絡アカウントと、インスタントメッセージの他方に対応するユーザーアカウントと、前記インスタントメッセージサーバーに結び付けられた特別アカウントとを含み、前記二つのグループは、前記連絡アカウントと前記特別アカウントとからなる第1のグループと、前記ユーザーアカウントと前記特別アカウントとからなる第2のグループとを含む、インスタントメッセージに用いられるユーザー身元隠しおよびメッセージ転送装置を開示している。
好ましくは、上記の技術案によるインスタントメッセージに用いられるユーザー身元隠しおよびメッセージ転送装置において、前記インスタントメッセージサーバーは、前記連絡アカウントと前記ユーザーアカウントとを互いに離隔させるように、前記第一のグループおよび前記第二のグループの独立性を管理し、前記インスタントメッセージサーバーは、前記第1のグループと前記第2のグループとの間にメッセージを転送するように、前記第1のグループと前記第2のグループとの関連性を管理する。
好ましくは、上記の技術案によるインスタントメッセージに用いられるユーザー身元隠しおよびメッセージ転送装置において、前記連絡アカウントおよび前記ユーザーアカウントは、異なるインスタントメッセージアプリケーションに適用されることが可能である。
好ましくは、上記の技術案によるインスタントメッセージに用いられるユーザー身元隠しおよびメッセージ転送装置において、前記インスタントメッセージサーバーにおいて人工知能ソフトウェアにより各種のインスタントメッセージアプリケーションを模擬して実行し、前記インスタントメッセージサーバーはバックグランドで動作する。
本発明の技術案によれば、グループ(Group)にし、及びシステム内のユーザーアカウントと連絡アカウントを用いることによって、インスタントメッセージアカウントと相手インスタントメッセージアカウントとの両方のアカウント身元を隠すようにする。また、使用者のデバイスには、個人の既存の携帯電話だけでよく、新たな使用方法を勉強する必要がない。本発明の特徴、技術効果および他の利点は、以下の図面に基づくさらなる説明により明らかになる。
図面では、非制限的な例示として、本発明のいくつかの実施形態を例示している。
インスタントメッセージツールを用いる通常対話形態の模式図である。 本発明によるインスタントメッセージサーバーを介しての動作形態の模式図である。 図2Aの動作形態を用いる対話形態の模式図である。 本発明によるユーザー身元隠し及びメッセージ転送システムの動作原理図である。 本発明の好ましい実施例に係るインスタントメッセージサーバーによるユーザー身元隠し及びメッセージ転送方法のワークフローチャートである。 本発明のもう一つの好ましい実施例に係るインスタントメッセージサーバーによるユーザー身元隠し及びメッセージ転送方法のワークフローチャートである。 本発明のもう一つの好ましい実施例に係るインスタントメッセージサーバーによるユーザー身元隠し及びメッセージ転送システムのモジュール構成図である。
以下には、例示として、複数の実施形態を説明して、本発明の原理およびその趣旨を記述する。これらの実施形態の説明は、当業者がより良く本発明を理解して本発明を実現するためのものであるが、本発明の範囲をいかなる意味でも限定するものではない。一方、これらの実施形態の提供は、本発明をより明瞭、完全に開示するためであり、本発明の範囲を完全に当業者に開示するためである。
当業者が分かるように、本発明の実施形態は、システム、装置、デバイス、方法またはコンピュータプログラム製品として実現されることができる。したがって、本開示は、具体的に、単純なハードウェア、単純なソフトウェア(ファームウエア、主流ソフトウェア、マイクロコードなどを含む)またはハードウェアとソフトウェアの組み合わせの形態として実現されることができる。
本発明の実施形態では、インスタントメッセージと相手インスタントメッセージのアカウント間でのユーザー身元隠しおよびメッセージ転送システム、方法並びに装置を提供する。ここで、図面における如何なる素子や数はいずれも、非制限的な例示ためのものであり、如何なる名称も、区別付けるためのものであり、限定的な意味がないことを理解すべきである。
以下には、本発明のいつくかの代表としての実施形態に基づいて、本発明の原理およびその趣旨を詳細に記述する。本発明は、現時点の顧客の使用するインスタントメッセージアカウントとコミュニケーションすることができ、ユーザーの予め設定された要求を実行する知能ソフトウェアを有し、インスタントメッセージアカウントと相手インスタントメッセージアカウントとの両方のアカウント身元を互いに隠すことを実現し、使用者がその個人の携帯電話を操作するだけでよく、新たな使用方法を勉強する必要がない、インスタントメッセージサーバーによるユーザー身元隠しおよびメッセージ転送システム、方法並びにその装置を提供することを目的とする。
図1は、インスタントメッセージツールを用いる通常の対話形態の模式図である。図2Aは、本発明によるインスタントメッセージサーバーを介しての動作形態の模式図である。図2Bは、図2Aの動作形態を用いる対話形態の模式図である。会社のセールスマンが顧客とコミュニケーションする適用場面を例として、図1に示す対話形態では、セールスマンと顧客が既存の各種のインスタントメッセージツールを用いて直接コミュニケーションするので、双方のアカウント身元を離隔することができないことにより、顧客流出を招きやすく、プライバシーを保障することができない問題もあることがわかりやすい。また、上記の適用場面では、セールスマンと顧客が同一の種類のインスタントメッセージツールを使用しなければ、コミュニケーションすることができなくなる。したがって、セールスマンと顧客が同一の種類のインスタントメッセージツールに慣れない場合、アプリケーションの使用や実装上の面倒を引き起こすことを避けられない。図2Aに示すように、本発明の技術案は、従来のセールスマンと顧客との間に、ユーザー身元隠しおよびメッセージ転送を実現するためのインスタントメッセージサーバーが増設されるものである。実際の応用では、インスタントメッセージサーバーは、バックグランドで動作し、セールスマンと顧客は、当該インスタントメッセージサーバーの存在を意識できないので、操作者の既存の使用習慣を変える必要がない。セールスマンと顧客が同じインスタントメッセージアプリケーションを使用しなければならないことも要求されなくなる。具体的な対話では、図2Bに示すように、インスタントメッセージサーバーは、バックグランドで二つの対話グループの間にリアルタイムに対話のメッセージを転送することで、当該インスタントメッセージサーバーを介在することにより、セールスマンと顧客を離隔するようにし、グループにすることにより、アカウント身元隠しが実現される。以下には、図面に基づいてより詳細に、本発明の動作原理およびそのモジュール構成を説明する。
本発明の主な特別点は、インスタントメッセージサーバーによって、グループ(Group)にし、及びシステム内のユーザーアカウントと連絡アカウントを用いて、インスタントメッセージアカウントと相手インスタントメッセージアカウントとの両方のアカウント身元を隠すということである。図3は、本発明によるユーザー身元隠しおよびメッセージ転送システムの動作原理図を示している。図3に示すように、メッセージの初期化から、インスタントメッセージアカウントによってメッセージの初期化を起動する場合と、相手インスタントメッセージアカウントによってメッセージの初期化を起動する場合との二つの場合となる。
インスタントメッセージアカウントによってメッセージの初期化を起動する場合では、インスタントメッセージサーバーアカウントは、インスタントメッセージアカウントの第一回目のメッセージを受信するとき、そのメッセージの内容は、相手メッセージのシステムでのユーザーアカウントを指定するため、相手インスタントメッセージアカウントは、システム内において一つのユーザーアカウントを既に登録している。それに相応して、システムにおいてインスタントメッセージアカウントを連絡アカウントとして定義する。インスタントメッセージサーバーアカウント(特別アカウント)と、インスタントメッセージアカウントに対応する連絡アカウントとから第1のグループを作成するとともに、インスタントメッセージサーバーアカウント(特別アカウント)と相手インスタントメッセージアカウント(ユーザーアカウント)とからなる第2のグループを作成する。「グループ」の名称は、その独立性および関連性を持つ。当該システムは、上記の二つのグループの独立性および関連性を管理し、それが存在することにより、二つのメッセージアカウントが随時に対話することができるとともに、双方のアカウント身元を離隔するようにする。また、インスタントメッセージサーバーアカウント、インスタントメッセージアカウントおよび相手インスタントメッセージアカウント同士は、通常、同じインスタントメッセージアプリケーションに属するが、これに限っておらず、異なるインスタントメッセージアプリケーションに属しても良い。
相手インスタントメッセージアカウントによってメッセージの初期化を起動する場合では、インスタントメッセージサーバーアカウントは、相手メッセージのシステムでのユーザーアカウントのリクエストを受信して、インスタントメッセージアカウントにメッセージを送信する。それに相応して、システムにおいて、インスタントメッセージアカウントを連絡アカウントとして定義する。インスタントメッセージサーバーアカウント(特別アカウント)と相手インスタントメッセージアカウント(ユーザーアカウント)とから、第1のグループを作成するとともに、インスタントメッセージサーバーアカウント(特別アカウント)とインスタントメッセージアカウントとからなる第2のグループを作成する。「グループ」の名称は、その独立性および関連性を持つ。「グループ」が存在することにより、二つのメッセージアカウントが随時に対話することができるとともに、双方のアカウント身元を離隔するようにする。インスタントメッセージサーバーは、この二つのグループを監視するとともに、メッセージを相手に転送する。
以下は、本発明のシステムのコア構成要素としてのインスタントメッセージサーバーの構成および動作原理について説明する。仮想化ソフトウェア(Virtualization Software)を動かしてインスタントメッセージサーバー(PCサーバーまたはクラウド)において模擬携帯電話(Simulated mobile phone)を形成する。各模擬携帯電話は、論理的にはSIMカードを挿入した真実の携帯電話に相当する。インスタントメッセージサーバーにおいては同時に複数の模擬携帯電話を動かすことができる。上記の模擬携帯電話において、人工知能ソフトウェア(AI)により、各種のインスタントメッセージアプリケーション(例えばWhatsApp)を実装し操作することができる。それぞれの模擬携帯電話には一つの特別アカウントが結び付けられている。上記の模擬携帯電話を中間媒体として、インスタントメッセージアカウント(インスタントメッセージサーバーにおいて連絡アカウントとして登録)と相手インスタントメッセージアカウント(インスタントメッセージサーバーにおいてユーザーアカウントとして登録)との間にメッセージを転送することにより、身元隠しを実現する。更に、関連インスタントメッセージツールのアプリケーションプログラミングインタフェース(API:Application Programming Interface)が取得可能である場合、システムは、もっと速い速度で効率的にそのデータベースにアクセスして、模擬携帯電話に代えて動作することができることにより、さらに、インスタントメッセージサーバーの資源を節約することができる。関連インスタントメッセージツールのAPIの取得可否に関わらず、本発明の技術案の実施可能性に影響することがないという点に、特に注意すべきである。
以下には、具体例または適用場面に基づいて本発明による身元隠しシステムおよびメッセージ転送方法のワークフローを説明する。例えば、顧客サービスシステムの場面を例として、会社甲のセールスマン陳さん(その携帯電話番号:91113333)がインスタントメッセージツールWhatsAppを利用して顧客李さん(携帯電話番号:55441111)にプロモーションしようとし、インスタントメッセージサーバーにおいて動かされる模擬携帯電話に結び付けられた携帯電話番号は66224444であるものとする。会社甲のセールスマンが直接に顧客とコミュニケーションすることで潜在的な顧客が流出することを招くリスクを避けるために、本発明の身元隠しシステムおよびメッセージ転送システムを介在することによって上記の目的を達成することが必要となる。
図4Aは、本発明の一つの好ましい実施例に係るインスタントメッセージサーバーによるユーザー身元隠しおよびメッセージ転送方法のワークフローチャートである。上記のように、本発明の実施例に基づいて開発された身元アカウント隠しシステムおよびメッセージ転送システムは、既存の各種類のインスタントメッセージアプリケーション(例えばWhatsApp)とシームレスに組合せて使用することができ、既存のユーザーは、依然としてその携帯型のスマートフォンに実装されたインスタントメッセージアプリケーションを使用する。インスタントメッセージサーバーにおいて動かされる模擬携帯電話は、人工知能ソフトウェア(AI)により既存のインスタントメッセージアプリケーションを実装されることになる。インスタントメッセージサーバーにおいて動かされる模擬携帯電話は、自己の特別アカウントを有する。特別アカウントは、互いに連絡しているユーザーの間にメッセージを転送する中間媒体として機能することにより、身元隠しおよびメッセージ転送が実現される。
まず、ステップS210では、システム初期化の条件に応じて、インスタントメッセージサーバーを配置し、三つのアカウントを用いて二つの対話グループを作成する。具体的には、例えば会社の主管者は、予め顧客李さんの連絡先(55441111)をユーザーアカウントとしてインスタントメッセージサーバーに登録しておき、セールスマン陳さんの連絡先(91113333)を連絡アカウントとしてインスタントメッセージサーバーに登録しておく。このようにすると、本発明による身元隠しシステムおよびメッセージ転送システムSにおいて、上記のユーザーアカウントおよび連絡アカウントは、模擬携帯電話に結び付けられた携帯電話番号(66224444)の連絡先人としてインスタントメッセージサーバーに存在する。また、本発明による身元隠しシステムおよびメッセージ転送システムSにおいて、模擬携帯電話に結び付けられた携帯電話番号(66224444)をインスタントメッセージサーバーの特別アカウントとして設定し、人工知能ソフトウェアにより模擬携帯電話に実装されたインスタントメッセージツールWhatsAppを操作し、上記のユーザーアカウントおよび連絡アカウントのそれぞれと二つの対話グループを作成し、その対話グループのそれぞれは、インスタントメッセージツールWhatsAppでの一つの独立のチャットグループに相当する。第一の対話グループは、セールスマン陳さんの連絡アカウントと上記の特別アカウントとからなり、当該対話グループの名称は、例えば、「連絡アカウント+特別アカウント」として設定され、第二の対話グループは、上記の特別アカウントと顧客李さんのユーザーアカウントとからなり、当該対話グループの名称は、例えば「特別アカウント+ユーザーアカウント」として設定される。これによって、インスタントメッセージサーバーは、上記の対話グループの名称に基づいて二つの対話グループ間に関連性を確立することができる。
次いて、ステップS220では、インスタントメッセージサーバーは、リアルタイムに上記の二つの対話グループの動きを監視して、双方のそれぞれの対話データを抽出する。具体的には、本発明による身元隠しシステムおよびメッセージ転送システムSにおいて、セールスマン陳さんがプッシュした所定のプロモーション資料や情報(文字や図面などを含むことができる)を第一の対話グループである「連絡アカウント+特別アカウント」において連絡アカウントを代表するセールスマン陳さん側から抽出し、同時に、上記の所定のプロモーション資料や情報を第二の対話グループである「特別アカウント+ユーザーアカウント」においてユーザーアカウントを代表する顧客李さん側に入れる。
最後、ステップS230では、人工知能ソフトウェアを操作することによって、双方のそれぞれの対話メッセージを相手に転送する。具体的には、本発明による身元隠しシステムおよびメッセージ転送システムSにおいて、上記のグループ名称間の関連性に基づいて対応する対話メッセージを転送し、セールスマン陳さんと顧客李さんとの連絡は、上記の二つの対話グループ間のメッセージ転送により実現されることができる。上記のメッセージ転送は、バックグランドでのインスタントメッセージサーバーによってリアルタイムに実行されるので、実際に連絡するセールスマン陳さんと顧客李さんとは、互いに直接に対話すると感じている。なお、上記の独立の二つの対話グループが存在することにより、セールスマン陳さんと顧客李さんの二つのインスタントメッセージアカウントは、対話を維持しながら、双方のアカウント身元を離隔することができる。
上述のように、上記の特別アカウントは、連絡アカウントおよびユーザーアカウントのそれぞれと対話グループ(Group)を作成し、上記の三つのアカウントによって、二つの独立の対話グループを形成し、そして、インスタントメッセージサーバーは、上記の二つの対話グループの独立性および関連性を管理し、人工知能ソフトウェアにより上記の二つの対話グループを監視することによって、リアルタイムに二つの対話グループの間にメッセージを転送する。なお、上記の適用場面は、対話する連絡アカウントとユーザーアカウントとはいずれも匿名でコミュニケーションする状況に属するものであるが、当業者として、例えば心理士と患者との対話場合のような、対話中の一方が匿名する必要がない場合に容易に適用してもよいことを容易に理解できる。
また、上記のワークフローチャートは、本発明による身元隠しシステムおよびメッセージ転送システムSにおいて、会社のセールスマン側によって、メッセージの初期化を起動する場合を示している。同様に、顧客側によってメッセージの初期化を起動する場合では、対応する営業マンをシステムによって自動的に選定しまたは人為的に設定しておき、二つの対話グループのそれぞれを作成することによって離隔することができる。具体的な過程は、上記のフローチャートとほぼ同じであるので、説明を省略する。
なお、本発明の実施例による方法は、“WhatsApp”、“WeChat”、“QQ”、“Message”、“Line”、“Telegram”または他の如何なる可能なインスタントメッセージツールが実装される場面に適用されることができ、上記の適用場面は、本発明の実施例の一つの可能な適用場面に過ぎない。本発明の実施形態は、これに限定されていない。さらに、関連対話データは、インスタントメッセージサーバーのローカル環境に保存され、インスタントメッセージサーバーは、当該データを自由にアクセスすることができ、ユーザーアカウントと連絡アカウントとの間に転送することができる。したがって、ユーザーアカウント側と連絡アカウント側とが同じインスタントメッセージツールを使用することを要求していない。
なお、上記のワークフローチャートは、本発明による身元隠しシステムとメッセージ転送システムSにおいて、会社のセールスマンが陳さんの1人であるとともに、顧客が甲さんの1人であるという適用場合を示している。複数の顧客、例えば顧客1ないし顧客nを有する場合に、それに相応して、第1の対話グループ系列の「連絡アカウント+特別アカウント1」ないし「連絡アカウント+特別アカウントn」、それらに一対一に対応する第二の対話グループ系列の“特別アカウント1+ユーザーアカウント1”ないし“特別アカウント1+ユーザーアカウントn”を作成することができる。また、本発明のシステムは、特定の条件、例えば時間共有の形態に応じて、顧客を任意の対話グループの「連絡アカウント+特別アカウントX(ただし1≦X≦n)」に分配することもできる。これによって、1人のセールスマンが同時に複数の顧客に対応するとともに、互いに身元を隠す効果を実現する。
以下には、もう一つの具体の実施例に基づいて本発明による身元隠しシステムおよびメッセージ転送方法のワークフローチャートを説明する。例えば、中国医師資格試験を例として、医者は定期審査(年2回)、看護試験(年8回)および研修医試験(年8回)を受ける必要がある。医者達は仕事が忙しかったり、遠隔地にあったりするので、遠隔の中国医師試験及び評価システムに対する需要が大きくなっており、同時に、身元隠しおよび内容データの監視が求められるので、例えば、1人の指導教師と数人の参加学生との匿名対話グループを形成する必要がある。ここで、訓練機関の指導教師1陳さん(ウィーチャットのアカウントが陳さん33である)がインスタントメッセージツールウィーチャット(WeChat)を介して、学生李さん(ウィーチャットのアカウントが李さん11である)および学生張さん(ウィーチャットアカウントが張さん55である)に対して遠隔学習指導しようとし、インスタントメッセージサーバーにおいて動かされる模擬携帯電話に結び付けられたウィーチャットアカウントはサーバー22であるものとする。学生の身元の漏洩のリスクを避けるために、同様に、本発明の身元隠しシステムおよびメッセージ転送システムを介在することによって上記の目的を達成することが必要となる。
図4Bは本発明のもう一つの好ましい実施例に係るインスタントメッセージサーバーによるユーザー身元隠しおよびメッセージ転送方法のワークフローチャートである。上述のように、本発明の実施例に基づいて開発された身元アカウント隠しシステムおよびメッセージ転送システムは、既存の各種類のインスタントメッセージアプリケーション(例えばウィーチャット)とシームレスに組合せて使用することができ、既存のユーザーは、依然としてその携帯型のスマートフォンに実装されたインスタントメッセージアプリケーションを使用する。インスタントメッセージサーバーにおいて動かされる模擬携帯電話は、人工知能ソフトウェア(AI)により既存のインスタントメッセージアプリケーションを実装されることになる。インスタントメッセージサーバーにおいて動かされる模擬携帯電話は自己の特別アカウントを有する。特別アカウントは、互いに連絡しているユーザーの間にメッセージを転送する中間媒体として機能することにより、身元隠しおよびメッセージ転送が実現される。
まず、ステップS2100では、システム初期化の条件に応じて、インスタントメッセージサーバーを配置し、四つのアカウントを用いて三つの対話グループを作成する。具体的には、例えば主管者は、予め学生李さんおよび学生張さんの連絡先(李さん11および張さん55)をユーザーアカウントとしてインスタントメッセージサーバーに登録しておき、指導教師1陳さんの連絡先(陳さん33)を連絡アカウントとしてインスタントメッセージサーバーに登録しておく。このようにすると、本発明による身元隠しシステムおよびメッセージ転送システムSにおいて、上記のユーザーアカウントおよび連絡アカウントは、模擬携帯電話に結び付けられたウィーチャットアカウント(サーバー22)の連絡先人としてインスタントメッセージサーバーに存在する。また、本発明による身元隠しシステムおよびメッセージ転送システムSにおいて、模擬携帯電話に結び付けられたウィーチャットアカウント(サーバー22)をインスタントメッセージサーバーの特別アカウントとして設定し、人工知能ソフトウェアにより模擬携帯電話に実装されたインスタントメッセージツール(例えばウィーチャット)を操作し、上記の二つのユーザーアカウントおよび一つの連絡アカウントのそれぞれと三つの対話グループを作成し、その対話グループのそれぞれは、インスタントメッセージツールウィーチャットでの一つの独立のチャットグループに相当する。第一の対話グループは、指導教師1の連絡アカウントと上記の特別アカウントとからなり、当該対話グループの名称は、例えば「連絡アカウント+特別アカウント」として設定され、第二および第三の対話グループは、それぞれ上記の特別アカウントと、学生李さんおよび学生張さんのユーザーアカウントとからなり、当該対話グループの名称は、例えば「特別アカウント+ユーザーアカウント李さん」と「特別アカウント+ユーザーアカウント張さん」として設定される。これによって、インスタントメッセージサーバーは、上記の対話グループの名称に基づいて三つの対話グループ間に関連性を確立することができる。
次いて、ステップS2200では、インスタントメッセージサーバーはリアルタイムに上記の三つの対話グループの動きを監視して、各方のそれぞれの対話データを抽出する。具体的には、本発明による身元隠しシステムおよびメッセージ転送システムSにおいて、指導教師1がプッシュした所定の学習指導資料や情報(文字や図面などを含むことができる)を、第一の対話グループである「連絡アカウント+特別アカウント」において連絡アカウントを代表する指導教師1側から抽出し、同時に、上記の所定の学習指導資料や情報を第二の対話グループである「特別アカウント+ユーザーアカウント李さん」および第三の対話グループである「特別アカウント+ユーザーアカウント張さん」においてユーザーアカウントを代表する学生李さんおよび学生張さん側に入れる。このようにすると、本発明による身元隠しシステムおよびメッセージ転送システムSにおいて、ワンタッチ操作により指導教師1の学習指導資料や情報(文字や図面などを含むことができる)を全ての対話グループにプッシュし、同様に、本発明による身元隠しシステムおよびメッセージ転送システムSにおいて、学生Xさんが質問した資料や問題内容(文字や図面などを含むことができる)を全ての対話グループにプッシュする。したがって、1人の指導教師1と全ての学生とから、身元を隠すことができる対話グループが形成される。このようにすると、学生が安心にリラックスして質問することができる。換言すれば、上記の好ましい実施例において1対1にペアになる状況と異なり、本実施例において、関連する複数のグループをペアに組み合わせて、数人が参加する匿名グループを形成する。
最後、ステップS2300では、人工知能ソフトウェアを操作することによって、各方のそれぞれの対話メッセージを全ての相手に転送する。具体的には、本発明による身元隠しシステムおよびメッセージ転送システムSにおいて、上記のグループ名称間の関連性に基づいて、対応する対話メッセージを転送し、指導教師1と学生Xとの連絡は、上記の三つの対話グループ間のメッセージ転送により実現されることができる。上記のメッセージ転送は、バックグランドでのインスタントメッセージサーバーによってリアルタイムに行われるので、実際に連絡する指導教師1と学生Xとは、互いに直接に対話すると感じている。なお、上記の独立の三つの対話グループが存在することにより、指導教師1と学生Xのインスタントメッセージアカウントは、対話を維持しながら、各方のアカウント身元を離隔することができる。同様に、当業者として、指導教師側が非匿名の形態または匿名の形態で、必要に応じて選択して上記の対話に参加することができることを容易に理解できる。さらに、匿名学生のみが対話に参加するが、指導教師側がアイドル状態(Idol)になる半匿名の対話モードに容易に形成することができる。
上述のように、上記の特別アカウントは、連絡アカウントおよびユーザーアカウントのそれぞれと対話グループ(Group)を作成し、上記の四つのアカウントによって三つの独立の対話グループを形成し、そして、インスタントメッセージサーバーは、上記の三つの対話グループの独立性および関連性を管理し、人工知能ソフトウェアにより上記の三つの対話グループを監視することによって、リアルタイムに各対話グループの間にメッセージを転送する。上述のワークフローチャートは、本発明による身元隠しシステムおよびメッセージ転送システムSにおいて、指導教師1側によってメッセージの初期化を起動する場合を示している。同様に、学生側によってメッセージの初期化を起動する場合では、対応する指導教師1をシステムによって自動的に選定し、または人為的に設定しておき、各対話グループのそれぞれを作成することによって離隔することができる。具体的な過程は、上記のフローチャートとほぼ同じであるので、説明を省略する。
例示として本発明の実施形態のワークフローチャートを説明した後、次に、図5を参照して本発明のもう一つの好ましい実施例のインスタントメッセージサーバーによるユーザー身元隠しおよびメッセージ転送システムSのモジュール構成図を説明する。図5に示すように、本発明によるユーザー身元隠しおよびメッセージ転送システムSは、主に、システム初期化モジュール310と、メッセージアカウント管理モジュール320と、対話グループ管理モジュール330と、対話メッセージ監視モジュール340と、対話メッセージ表示モジュール350とを備える。その中で、システム初期化モジュール310は、初期化条件(例えば初期化起動方向、使用されるインスタントメッセージツール、インスタントメッセージに参加する双方の数など)に基づいて、ユーザー身元隠しおよびメッセージ転送システムSにおいて、メッセージの初期化を完成するために用いられ、メッセージ初期化段階では、システムによる自動設定と、管理の権限を持つ管理者による手動設定とを組み合わせる方式を採用することができる。メッセージアカウント管理モジュール320は、前記システム初期化モジュール310の初期化結果に基づいて相応のメッセージアカウントを作成し、各アカウントの属性および/またはそれらの関連性を管理するために用いられ、前記メッセージアカウントは、インスタントメッセージサーバーに結び付けられた特別アカウントを含む。対話グループ管理モジュール330は、前記システム初期化モジュール310の初期化結果に基づいて、上記の関連するメッセージアカウントから適当な対話グループを作成し、各対話グループの名称を設定して、インスタントメッセージサーバーがグループ名称の独立性および関連性を管理することができるようにするために用いられる。対話メッセージ監視モジュール340は、上記の対話グループ管理モジュール330が管理する各対話グループにおいて発生する対話メッセージを監視するために用いられる。対話メッセージ表示モジュール350は、バックグランドで関連する対話データを抽出して、プッシュ型で適当な対話グループに表示するために用いられる。このようにすると、インスタントメッセージサーバーは、関連する対話グループの独立性および関連性を管理し、人工知能ソフトウェアにより上記の対話グループを監視することによって、身元隠しが実現されるとともに、リアルタイムに各対話グループの間にメッセージを転送する。また、全ての対話データについて、インスタントメッセージサーバーのローカル環境においてアクセスすることができるため、上記の対話内容は、必要に応じてバックアップするか、または定期的に消去することができる。
以上のいくつかの好ましい実施例の説明から分かるように、インスタントメッセージサーバーによるユーザー身元隠しおよびメッセージ転送システムSは、以下の三つの機能を実現している。(1)ユーザーアカウント身元を隠すとともに、匿名の対話が実現される。(2)インスタントメッセージサーバーのローカル環境で全てのメッセージデータを管理することによって、対話データの管理可能化が実現される。(3)関連性を持つグループは、それぞれの特別の予め設定した対話方式を有することができ、例えば、一対一・一対多・多対多の対話モード、匿名・非匿名・半匿名の匿名モード、および上記の対話モードと匿名モードとの柔軟な組み合わせを実現することができる。
つまり、インスタントメッセージサーバーによるユーザー身元隠しおよびメッセージ転送システムSは、相応に、以下のような二つの特徴を有する。
・(特別アカウント)+(連絡アカウント)からなるグループの数は一つに限っておらず、同一の(特別アカウント)は、同一の(連絡アカウント)と、必要に応じて任意個数の異なる独立グループを作成することができる。これに対して、(特別アカウント)+(ユーザーアカウント)からなるグループの数は、一つに限っておらず、同一の(特別アカウント)は、同一の(ユーザーアカウント)と、必要に応じて任意個数の異なる独立グループを作成することができる。このようにすると、システムにおけるユーザーの身元多様性が実現される。
・「関連性を持つグループ」は、一対一のペアに限っておらず、任意の数のグループをペアに組み合わせることができる。
上記の説明には、インスタントメッセージサーバーによるユーザー身元隠しおよびメッセージ転送システムのいくつかのモジュールを言及したが、このような区分は、例示的なものであるが、強制的なものではない。実際には、本発明の実施形態によれば、上記に記述した二つまたはより多いモジュールの特徴や機能は、一つのモジュールにおいて実現されることができ、一方、上記に記述した一つのモジュールの特徴や機能は、さらに、複数のサブモジュールに分割することができる。なお、図面に特定の順位で本発明の操作ステップを記述したが、当該特定の順序に従ってこれらの操作を実行しなければならないように要求しまたは示唆するものではなく、複数のステップを一つのステップに統合するか、または一つのステップを複数のステップに分割して実行することができる。
上記に開示されたものは、本発明の好ましい実施例に過ぎず、当然に、これで本発明の請求の範囲を制限するものではない。本発明の特許請求の範囲に基づいて行った同等の意味での変更は、依然として、本発明によってカーバされる範囲に属するものである。以上の記述は、本発明を説明することを目的として意図されたものであり、本発明の範囲を制限することを意図するものではないということを理解すべきである。例えば、上記の実施例(および/またはその局面)を互いに組み合わせて使用することができる。なお、本発明の啓示に基づいて、本発明の範囲から離脱することがなく、様々な変更をして具体的な状況に適するようにすることができる。上記の内容から分かるように、本発明の請求の範囲に記載の範囲および精神内の、様々な他の実施例及び改良は、当業者として、容易に想到することができるものである。

Claims (10)

  1. インスタントメッセージサーバーにおいて三つのアカウントおよび二つのグループを形成することによってインスタントメッセージでのユーザー身元隠しおよびメッセージ転送を実現し、前記三つのアカウントは、インスタントメッセージの一方に対応する連絡アカウントと、インスタントメッセージの他方に対応するユーザーアカウントと、前記インスタントメッセージサーバーに結び付けられた特別アカウントとを含み、前記二つのグループは、前記連絡アカウントと前記特別アカウントとからなる第1のグループと、前記ユーザーアカウントと前記特別アカウントとからなる第2のグループとを含む、ことを特徴とするインスタントメッセージに用いられるユーザー身元隠しおよびメッセージ転送方法。
  2. 前記インスタントメッセージサーバーは、前記連絡アカウントと前記ユーザーアカウントとを互いに離隔させるように、前記第1のグループと前記第2のグループの独立性を管理し、前記インスタントメッセージサーバーは、前記第1のグループと前記第2のグループとの間にメッセージを転送するように、前記第1のグループと前記第2のグループとの関連性を管理する、ことを特徴とする請求項1に記載のインスタントメッセージに用いられるユーザー身元隠しおよびメッセージ転送方法。
  3. 前記連絡アカウントと前記特別アカウントとから、任意の数の複数のグループを構成することが可能であり、前記ユーザーアカウントと前記特別アカウントとから、任意の数の複数のグループを構成することが可能であり、前記インスタントメッセージサーバーは、前記連絡アカウントと前記ユーザーアカウントとを互いに離隔させるように、前記複数のグループの独立性を管理し、前記インスタントメッセージサーバーは、前記複数のグループの間にメッセージを転送するように前記複数のグループの関連性を管理する、ことを特徴とする請求項1に記載のインスタントメッセージに用いられるユーザー身元隠しおよびメッセージ転送方法。
  4. 前記関連性を有するグループは、1対1のペアとなりまたは任意の数のグループをペアに組み合わせることが可能である、ことを特徴とする請求項2または3に記載のインスタントメッセージに用いられるユーザー身元隠しおよびメッセージ転送方法。
  5. 前記インスタントメッセージサーバーにおいて、人工知能ソフトウェアにより各種のインスタントメッセージアプリケーションを模擬して実行し、前記インスタントメッセージサーバーはバックグランドで動作する、ことを特徴とする請求項4に記載のインスタントメッセージに用いられるユーザー身元隠しおよびメッセージ転送方法である。
  6. 前記インスタントメッセージサーバーにおいて、インスタントメッセージアプリケーションのアプリケーションプログラミングインタフェースを介してそのデータベースにアクセスして、前記人工知能ソフトウェアによる模擬実行動作を代替する、ことを特徴とする請求項5に記載のインスタントメッセージに用いられるユーザー身元隠しおよびメッセージ転送方法である。
  7. 初期化条件に基づいてインスタントメッセージサーバーを配置するシステム初期化手段と、前記インスタントメッセージサーバーにおいて三つのアカウントおよび二つのグループを形成することによってインスタントメッセージでのユーザー身元隠しを実現するメッセージアカウントおよび対話グループ管理手段と、前記二つのグループにおける対話メッセージをリアルタイムに監視してプッシュ型で前記二つのグループの間にメッセージを転送する対話メッセージ監視および表示手段とを備え、前記三つのアカウントは、インスタントメッセージの一方に対応する連絡アカウントと、インスタントメッセージの他方に対応するユーザーアカウントと、前記インスタントメッセージサーバーに結び付けられた特別アカウントとを含み、前記二つのグループは、前記連絡アカウントと前記特別アカウントとからなる第1のグループと、前記ユーザーアカウントと前記特別アカウントとからなる第2のグループとを含む、ことを特徴とするインスタントメッセージに用いられるユーザー身元隠しおよびメッセージ転送装置。
  8. 前記インスタントメッセージサーバーは、前記連絡アカウントと前記ユーザーアカウントとを互いに離隔させるように、前記第一のグループおよび前記第二のグループの独立性を管理し、前記インスタントメッセージサーバーは、前記第1のグループと前記第2のグループとの間にメッセージを転送するように、前記第1のグループと前記第2のグループとの関連性を管理する、ことを特徴とする請求項7に記載のインスタントメッセージに用いられるユーザー身元隠しおよびメッセージ転送装置。
  9. 前記連絡アカウントと前記特別アカウントとから、任意の数の複数のグループを構成することが可能であり、前記ユーザーアカウントと前記特別アカウントとから、任意の数の複数のグループを構成することが可能であり、前記インスタントメッセージサーバーは、前記連絡アカウントと前記ユーザーアカウントとを互いに離隔させるように、前記複数のグループの独立性を管理し、前記インスタントメッセージサーバーは、前記複数のグループの間にメッセージを転送するように、前記複数のグループの関連性を管理する、ことを特徴とする請求項7に記載のインスタントメッセージに用いられるユーザー身元隠しおよびメッセージ転送装置。
  10. 前記インスタントメッセージサーバーにおいて、人工知能ソフトウェアにより各種のインスタントメッセージアプリケーションを模擬して実行し、前記インスタントメッセージサーバーはバックグランドで動作する、ことを特徴とする請求項8または9に記載のインスタントメッセージに用いられるユーザー身元隠しおよびメッセージ転送装置。
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