JP2018093415A - 撮影操作システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 制御回線切断時に自動で運用を切り替えるか否か判断することで運用性の向上を可能にした撮影システムを提供すること。【解決手段】 撮影操作システムは、映像回線を通じて映像が出力される撮影装置を含む雲台を、制御回線を通じて遠隔操作する操作手段と、前記操作手段からの前記雲台に対する操作指令に基づいて、前記制御回線を介して前記雲台に制御指令を出力する制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記操作手段から前記制御回線を切断する操作指令を受信した場合、前記操作手段による操作の履歴に基づいて、前記雲台を初期状態に設定した後に、又は、前記雲台を初期状態に設定することなく、前記制御回線を切断する、ことを特徴とする。【選択図】 図1

Description

本発明は、撮影操作システムに関し、特にカメラを遠隔操作する撮影操作システムに関するものである。
従来、定点観測に用いられるカメラは遠隔操作による制御を行うために雲台に搭載されている。雲台やカメラを操作する操作器は遠隔地から制御回線を通じて制御指令を送信することでこれら撮影装置の制御を行う。このとき用いる制御回線は数に限りがあるため、操作器と撮影装置の間には回線切替システムが存在し、制御回線の接続と切断により操作器が制御できる撮影装置を切り替えることができる。カメラで撮影された映像はFPU(Field Pickup Unit)によって制御回線とは別の映像回線を通じて操作側へ送信される。このような撮影システムを運用することで遠隔地の映像を取得できる。
また、この撮影システムでは制御回線切断後も地震などの予期しない映像を取得するために映像回線が接続されている時間帯にはFPUが送信する映像を操作側が受信することができる。このとき、映像は操作器の操作なしで取得できなければならない。そのため、操作器と撮影装置をつなぐ制御回線が切断されたときに雲台の位置をホームポジションに移動させると共にカメラの設定をオート設定にする。このように雲台とカメラを初期状態にすることで、自然な映像を取得することができる。利便性向上のために、制御回線の接続・切断状態を判断することで撮影システムの運用形態を自動的に切り替えることができる。しかし、制御回線の切断操作によって自動で撮影装置の設定の切り替えが行われると、誤って制御回線を切断した場合や映像を撮り直したい場合に、それまでの設定を再設定する必要がある。また、制御回線は運用上、一括で切断する機会が多くあるため、少ない手順で制御回線を切断する必要がある。そのため、制御回線を通じて撮影装置を遠隔操作する撮影システムにおいて、切断時の判断処理と一括切断時の操作の簡略化が求められる。
制御回線を切断する際に切断前処理を追加することで撮影システムの利便性が向上する。例えば、特許文献1では制御回線切断時に予め記憶した制御情報に基づいてカメラを制御する技術が開示されている。
特開2006−121417号公報
しかしながら、上述の特許文献1の従来技術では、必ず記憶した制御データに基づいた位置へ移動する。そのため、誤って切断したときに位置制御により状態が変化してしまい、再接続したときに同一条件で撮影が行なえなくなる。
そこで、本発明の目的は、制御回線切断時に運用を切り替えるか否か判断することで運用性の向上を可能にした撮影操作システムを提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の撮影操作システムは、映像回線を通じて映像が出力される撮影装置を含む雲台を、制御回線を通じて遠隔操作する操作手段と、前記操作手段からの前記雲台に対する操作指令に基づいて、前記制御回線を介して前記雲台に制御指令を出力する制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記操作手段から前記制御回線を切断する操作指令を受信した場合、前記操作手段による操作の履歴に基づいて、前記雲台を初期状態に設定した後に、又は、前記雲台を初期状態に設定することなく、前記制御回線を切断する、ことを特徴とする。
本発明によれば制御回線切断時に運用を切り替えるか否か判断することで運用性の向上を可能にした撮影操作システムを提供することができる。
実施例1および2の撮影操作システムの接続図である。 実施例1および2の操作器の内部構成である。 実施例1の処理を表すフローチャートである。 実施例1の雲台の状態を判断するフローチャートである。 実施例1の映像回線スケジューリングの設定例である。 実施例1の映像回線を使用するフローチャートである。 実施例2の処理を表すフローチャートである。
以下に、本発明の制御装置の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
以下、本発明の撮影システム(撮影操作システム)の第1の実施例について説明する。
図1に本発明の実施形態に関わる撮影システムである、操作器(操作手段)1a、1bを用いて雲台102a、102bと雲台102a、102bの内部に搭載されているカメラを遠隔操作する場合の接続図を示す。
撮影システムは操作システム11と雲台システム12(12a,12b)により構成される。
操作システム11内は操作器1a、1b、回線切替器(制御手段)2、モデム3a、3b、映像処理装置4a、4bにより構成される。雲台システム12は、モデム101a、101b、雲台102a、102b、FPU103a、103bにより構成される。
操作器1a、1bは雲台を制御するコマンド(制御指令)の送受信を行う制御装置である。
回線切替器2は操作器1a、1bの接続先を決定し、制御対象を雲台102a又は雲台102bに切り替えることができる回線接続装置である。
モデム3a、3bは回線切替器2と接続し、モデム101a、101bと制御回線を形成する回線終端装置である。
映像処理装置4a、4bは受信した映像データの表示、録画を行う機能を持つ装置である。
モデム101a、101bはそれぞれ雲台102a、102bと接続し、モデム3a、3bと制御回線を形成する回線終端装置である。
雲台102a、102bはパン・チルト操作や画質操作により、搭載したカメラで撮影を行う撮影装置である。
FPU103a、103bはそれぞれ雲台102a、102bと接続され、映像を無線で送信する伝送装置である。なお、例示する実施例においては、映像信号が無線で送信されるシステムを前提とするが本発明はこれに限定されることはない。映像信号が通信される通信手段に有線の通信手段が含まれていてもよいし、有線の通信手段で構成されていてもよい。
操作システム11と雲台システム12a、12bはモデム3a、3b、映像処理装置4a、4bとモデム101a、101b、FPU103a、103bにより接続される。
以下、映像システム内で操作器1aが雲台102aを制御し、映像処理装置104aが映像を取得するときの制御の流れを詳細に示す。
本システムは、操作器1a、1bがモデム3a、3bのいずれに接続するかは、回線切替器2の設定により決まる。すなわち、操作器1a、1bとモデム3a、3bとの関連付け(接続)に関する回線切替器2の設定(制御回線接続の設定)はユーザにより設定可能であり、操作器1a、1bからも設定可能である。
まず、操作器1aが雲台を制御するコマンドを回線切替器2へ送信する。回線切替器2は自身の設定に基づいて制御コマンドの送信先を決定する。送信先の設定がモデム3aである場合には操作器1aから受信した制御コマンドをモデム3aへ送信する。
モデム3aと接続されるのは雲台システム12のモデム101aであるため、モデム3aとモデム101a間の制御回線を介することで制御コマンドは雲台システム12のモデム101aへ送信される。そして、モデム101aから雲台102aへ制御コマンドが送信される。この制御コマンドにより雲台102aと雲台102aに搭載されたカメラが操作される。これにより、ユーザが意図する撮影を行うことができる。
このとき撮影された映像はFPU103aによって取得される。
そして、その映像はFPU103aと映像処理装置4aを結ぶ映像回線を通じて操作システム11へ送信する。送信された映像データを映像処理装置4aが受信することで、ユーザは映像を取得することができる。
この構成により、操作器1aが撮影装置の操作を行うと共に映像処理装置4aが撮影装置により得られる映像を取得することができる。
ここで、撮影システムの接続例としてaとbの2系統を示したが、回線切替器2に接続される操作器1a、1bとモデム3a、3bの数は限定されないため、撮影システムの雲台システム12は2系統ではなくてもよい。
図2に操作器1a、1bの内部構成を示す。操作器1a、1bはCPU21、通信部22、表示処理部23、操作認識部24、記憶部(記憶手段)25、状態識別部26により構成される。
CPU21は操作器1a、1bの入出力信号を処理し、通信部22、表示処理部23、記憶部25と状態識別部26へ情報を送る機能を持つ。
通信部22はCPU21と接続され、CPU21の指令に従い制御コマンドの送受信を回線切替器2に対して行う。
表示処理部23はCPU21に接続され、CPU21から取得した操作器1a、1bや撮影装置の状態を表示する。
操作認識部24はCPU21に接続され、タッチパネル、ボタンスイッチ、エンコーダ、レバーやジョイスティックなどの入力信号を伝える。
記憶部25はCPU21に接続され、CPU21で処理した撮影装置の内部状態を記憶する。
状態識別部26はCPU21に接続され、CPU21から取得した記憶部25に記憶される撮影装置の内部状態を識別する。また、記憶部25には、操作器で操作された操作情報(操作履歴など)が記憶されている。
以下、操作器1a、1b内でタッチパネル入力によって撮影装置を操作するときの制御の流れを詳細に示す。
まず、タッチパネルによる入力を操作認識部24が受信する。そして、その信号をCPU21へ送信する。CPU21では信号の処理が行われ、その結果を通信部22、表示処理部23、記憶部25と状態識別部26へ送信する。
通信部22は操作器の通信ポートと接続され、制御コマンドを通信ポートへ出力する。表示処理部23はCPU21で処理された結果を操作器の画面に反映させる。記憶部25は、操作により変更された設定を新たに記憶する。そして、状態識別部26は外部機器との接続状態や撮影機器の状態を識別する。
また、撮影装置から返信される制御コマンドを受信したときの処理の流れは以下のようになる。
まず、通信部22が制御コマンドを受信する。そして、その信号をCPU21へ送信する。CPU21では制御コマンドを解析する。解析結果は、表示処理部23、記憶部25と状態識別部26へ送信される。表示処理部23では結果を元に表示の更新処理を行う。記憶部25では撮影装置の状態変化を検出して記憶情報を更新する。状態識別部26では記憶部の更新結果を元に状態の更新を行う。
この構成により、操作器1a、1bで制御コマンドの送受信を処理すると共に送信コマンドと現在の撮影装置の状態を管理することができる。
図3に撮影システムの制御回線を接続、切断する際の回線切替器2の制御の流れをフローチャートで示す。
この処理は、回線切替器2によって切断状態の制御回線を接続するときに実行される。回線切替器2で制御回線の接続操作が行われるとステップS101に進む。
ステップS101では回線切替器2に対してなされた制御回線接続操作、又は操作器1a、1bから設定された制御回線接続の設定に従い、制御回線を接続する。
ステップS102で雲台102a、102bの情報を取得し、ステップS103に進む。
ステップS103では、操作器1a、1bから取得した操作指令をモデム3a、3bに送信し、雲台102a、102bを駆動し、ステップS104に進む。
ステップS104でモデム間の制御回線を切断する処理が実行されたかを検出する。切断処理が検出されない場合にはステップS102に進み、撮影装置情報を操作側で取得して、雲台操作を行う。一方、切断処理が検出された場合にはステップS105に進む。
ステップS105では雲台102a、102bのポジションやカメラの設定をそのまま維持するかを判定する。この判定には操作器1a、1bの操作状態を用いる。判断基準は撮影装置が操作器1a、1bによってすぐに操作される状態か否かである。この判断基準については後述する。
ステップS105で撮影装置の状態を維持すると判定した場合にはステップS107に進む。一方、撮影装置の状態を維持しないと判定した場合にはステップS106に進む。
ステップS106では、雲台102a、102bをホームポジションにするように操作システム11から制御コマンドを送信する。カメラも雲台102a、102bと同様に、オート設定にするように操作システム11から制御コマンドを送信する。これで、雲台102a、102bは初期状態になり、ステップS107に進む。このとき、撮影装置を初期状態にする制御コマンドは操作器1a、1bから受信した信号を送信しても良いし、操作器1a、1bが接続されていない場合を考慮して回線切替器2が信号を作成して送信しても良い。なお撮影装置が初期状態であるとは、撮影装置がオートフォーカス制御(AF制御)され、自動露出制御(AE制御)され、パン・チルト位置およびズーム位置が予め決められた位置であることを指すものとする。
ステップS107では、制御回線を切断し、フロー処理を終了する。
このフローを実行することで、後述する撮影装置の状態を維持する場合であると判定される、例えば、誤操作により制御回線が切断された場合には、撮影装置の設定を初期状態(規定の状態)に復帰させることなく、現状の状態を維持することができる。
ここで、先述したS105での判断で使用する、制御回線切断時に撮影装置が操作器1a、1bによってすぐに操作される状態か否かを回線切替器2により判断する処理を、図4に示すフローチャートにより説明する。
この処理は、回線切替器2で制御回線切断操作が行われたときに、回線切替器2によって行われる。回線切替器2が制御回線切断操作を検出すると実行され、ステップS201に進む。
ステップS201では、操作器1a、1bが制御回線と接続されているか確認する。その結果、操作器1a、1bが接続されておらず、モデム間の制御回線は維持されているが、回線切替器2の設定により操作器1が雲台102a、102bを操作できない状態である場合にはステップS206に進む。ここで、操作器が制御回線と接続されていない状態とは、操作器が複数の雲台装置を操作対象として切り換えて操作可能な場合である。他の雲台装置を操作(通信)している場合には、その操作対象としている雲台装置以外は回線切替器に対しては「保留中」となるが、その状態を指すものとする。
一方、操作器1a、1bが接続されている場合はステップS202に進む。
ステップS202では、操作器1a、1bから操作情報を取得し、ステップS203に進む。
ステップS203では、操作器1a、1bから色調整などの画質を調整する操作(ゲイン調整、シャッター速度調整)が直前に行われているか否かを確認する。画質を調整する操作が行われている場合はステップS206に進む。行われていない場合は、ステップS204に進む。
ステップS204では、操作器1a、1bから雲台(撮影装置)の状態情報を取得し、ステップS205に進む。
ステップS205では操作器1a、1bによって撮影装置に自動追尾などの自動操作が設定されているか否かを確認する。設定されている場合はステップS206に進み、設定されていない場合はステップS207に進む。
ステップS206では、撮影装置の状態をそのまま維持すると判定する。そして、このフロー処理を終了し、図3のステップS107で、状態を維持したまま切断処理を行う。
ステップS207では、撮影装置を初期状態にする判断を行う。そして、このフロー処理を終了し、図3のステップS106、S107と進み、撮影装置を初期状態に設定した後に制御回線を切断する。
このフローを辿ることで、制御回線が切断されても再びその時点での設定を用いて撮影装置を操作する可能性があるか、現在の設定(操作器で行われた操作の履歴、直前に行われた操作)を使用して撮影装置を操作することはないかを判断し、制御回線を切断することができる。
次に、図3、図4のフローチャートにより制御回線が切断された後の処理について示す。制御回線切断後は、映像回線の状態によって処理を切り替える。
映像回線の状態は映像回線スケジュールの設定により既定することができる。
図5に映像回線スケジュールの設定例を示す。ここでは、カメラ名称に対して時刻と映像回線名称が指定されている。
図5の映像回線スケジューリングでは、カメラAAAは11:00〜12:00まで映像回線111、カメラBBBは11:00〜15:00まで映像回線222、カメラCCCは14:00〜16:00まで映像回線333を使用することが既定される。
映像回線スケジュールを使用することにより、設定したカメラが撮影した映像を取得する映像回線を確保することができる。また、既定された時間に関わらず、未使用の回線がある場合は、その回線を使うことで映像の伝送が可能である。
図6に制御回線切断後に操作システム11が撮影装置の状態を制御するフローチャートを示す。
この処理は、回線切替器2によって行われる。制御回線が切断されると処理が開始され、ステップS301に進む。
ステップS301で撮影装置が初期状態であるか否かを判断する。撮影装置は当該操作器からの指令によって制御されているので、回線切替器2に操作器から制御回線の切断指令が入力される直前の撮影装置が初期状態であるか否かについては、回線切替器2によって認識されている。撮影装置が初期状態である場合は、処理の必要がないため、ここで制御回線切断後の処理を終了する。一方、撮影装置が初期状態でない場合には、ステップS302に進む。
ステップS302では、映像回線スケジュールの情報に基づいて現在の時間帯が映像回線を使用する時間帯であるか否かを判定する。この判断の結果から、使用する時間帯である場合にはステップS302に戻る。一方、映像が使用される時間帯ではないと、ステップS303に進む。
ステップS303では、回線切替器2が制御回線を再接続して撮影装置を初期状態へ戻し、フロー処理を終了する。
本実施例によれば、誤って制御回線が切断してしまった場合であっても、切断直後(設定されている所定の時間以内)に再接続の処理がなされた場合は、撮影装置をあらためて所定の設定状態に再設定することなく切断前の状態で撮影を継続することができる撮影システムを提供することができる。
これにより、撮影装置の映像を使用する可能性があるために撮影装置の状態を維持して制御回線を切断した後であっても、映像を使用する可能性がなくなると撮影装置の状態を初期状態に戻すことができる。
ここで、映像を使用するか否かを映像回線スケジューリングに設定された時刻で判断したが、制御回線切断後の経過時間で判断してもよい。
本実施例によれば、制御回線切断時に自動で運用を切り替えるか否か判断することで運用性の向上を可能にした撮影システムを提供することができる。
以下、本発明の第2の実施例について説明する。
図7に実施例2における回線切替器2の制御回線接続・切断時の処理をフローチャートで示す。
この処理は、制御回線接続操作を回線切替器2が検出した場合に実行される。回線切替器2で制御回線接続操作が行われるとステップS401に進む。
ステップS401からステップS404までは図4のフローチャートのステップS101からステップS104までと同様であるので説明を省略する。ステップS404の処理が終わると、ステップS405に進む。
ステップS405では、現在の雲台情報を操作器1a、1bの記憶部25に記憶する。記憶する雲台情報は雲台102a、102bの名称・ポジションやカメラの設定情報である。
ステップS406では、雲台102a、102bをホームポジションへ移動させ、カメラをオート設定とする。
ステップS407では、制御回線を切断し、ステップS408に進む。
ステップS408では、制御回線が再接続されたか否か判断する。再接続されなかった場合はステップS409に進む。一方、再接続された場合はステップS410に進む。
ステップS409では、一定時間経過したかを判断する。一定時間が経過した場合は、このフロー処理を終了する。一方、一定時間が経過していない場合はステップS408に進む。
ステップS410では、操作器1a、1bで記憶していた雲台情報を、接続された雲台102a、102bに再設定し、フロー処理を終了する。
本実施例によれば、制御回線が切断され、撮影装置を初期状態へ設定した後であっても、切断直後(設定されている所定の時間以内)に再接続の処理がなされた場合は、撮影装置をあらためてマニュアルで再設定することなく以前の設定に戻すことができる撮影システムを提供することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。
1 操作器
2 回線切替器
3 モデム
4 映像処理装置
11 操作システム
102 雲台

Claims (10)

  1. 映像回線を通じて映像が出力される撮影装置を含む雲台を、制御回線を通じて遠隔操作する操作手段と、
    前記操作手段からの前記雲台に対する操作指令に基づいて、前記制御回線を介して前記雲台に制御指令を出力する制御手段と、
    を有し、前記制御手段は、前記操作手段から前記制御回線を切断する操作指令を受信した場合、前記操作手段による操作の履歴に基づいて、前記雲台を初期状態に設定した後に、又は、前記雲台を初期状態に設定することなく、前記制御回線を切断する、
    ことを特徴とする撮影操作システム。
  2. 前記制御手段は、前記操作手段から前記制御回線を切断する前記操作指令を受信した場合、前記操作手段が前記制御回線を切断する該操作指令を出力する直前の前記操作手段による操作状態に基づいて、前記雲台を初期状態に設定した後に、又は、前記雲台を初期状態に設定することなく、前記制御回線を切断する、ことを特徴とする請求項1に記載の撮影操作システム。
  3. 前記制御手段は、前記操作手段から前記制御回線を切断する前記操作指令を受信した場合、前記操作手段が前記制御回線を切断する該操作指令を出力する直前に行われた操作が画質を変化させる操作であった場合は、前記雲台を初期状態に設定することなく前記制御回線を切断する、ことを特徴とする請求項2に記載の撮影操作システム。
  4. 前記制御手段は、前記操作手段から前記制御回線を切断する前記操作指令を受信した場合、前記操作手段が前記制御回線を切断する該操作指令を出力する直前に行われた操作が色調整であった場合は、前記雲台を初期状態に設定することなく前記制御回線を切断する、ことを特徴とする請求項3に記載の撮影操作システム。
  5. 前記制御手段は、前記操作手段から前記制御回線を切断する前記操作指令を受信した場合、前記操作手段が前記制御回線を切断する該操作指令を出力する直前に行われた操作がシャッター速度調整であった場合は、前記雲台を初期状態に設定することなく前記制御回線を切断する、ことを特徴とする請求項3に記載の撮影操作システム。
  6. 前記制御手段は、前記操作手段から前記制御回線を切断する前記操作指令を受信した場合、前記操作手段が前記制御回線を切断する該操作指令を出力する直前に行われた操作がゲイン調整であった場合は、前記雲台を初期状態に設定することなく前記制御回線を切断する、ことを特徴とする請求項3に記載の撮影操作システム。
  7. 前記制御手段は、前記操作手段から前記制御回線を切断する前記操作指令を受信した場合で、前記操作手段によって前記雲台が自動追尾に設定されている場合は、前記雲台を初期状態に設定することなく前記制御回線を切断する、ことを特徴とする請求項1に記載の撮影操作システム。
  8. 前記制御手段は、前記操作手段から前記制御回線を切断する操作指令を受信し、前記雲台を初期状態に設定することなく前記制御回線を切断した場合、前記雲台によって撮影された映像が使用される時間帯でないときに、前記制御回線を接続して前記雲台を初期状態に設定する、ことを特徴とする請求項1に記載の撮影操作システム。
  9. 制御回線を切断する前の前記雲台の状態を記憶する記憶手段を有し、
    前記制御手段は、前記制御回線を切断した後に再び制御回線を接続するとき、前記記憶手段に記憶された設定へ前記雲台を戻す、
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の撮影操作システム。
  10. 前記初期状態は、オートフォーカス制御され、自動露出制御され、パン・チルト位置およびズーム位置が予め決められた位置である、ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の撮影操作システム。
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