JP2018093127A - 固定装置およびイオン照射方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】半導体基板に対するマスクの位置保持をより確実にするイオン照射のための固定技術を提供する。【解決手段】ウェハ26にマスク25を介してイオン照射をする際にマスク25をウェハ26に固定するための固定装置32が提供される。固定装置32は、マスク25をウェハ26にかぶせるようにしてマスク25およびウェハ26を載せるウェハホルダ24と、ウェハホルダ24に接しかつマスク25の側面に非接触であるようにマスク25およびウェハ26をウェハホルダ24に固定する固定治具34と、を備える。【選択図】図4

Description

本発明は、イオン照射に用いるマスクを半導体基板に固定する固定装置、およびイオン照射方法に関する。
シリコンウェハ等の半導体基板に様々な微細加工を施すことで、半導体集積回路が製造される。集積回路の性能を向上させるため、半導体基板にヘリウム等のイオンを照射して欠陥領域が形成されることがある。例えば、ダイオードを内蔵する絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)の製造工程において、マスクを使用してイオン照射することにより、ダイオードが形成される箇所に欠陥領域が選択的に形成される。ダイオード領域に選択的に欠陥を形成することで、ダイオードの逆回復特性が向上しうる(例えば、特許文献1参照)。
国際公開第2011/074075号公報
マスクを半導体基板に固定するために、いくつかの方法が提案されている。特許文献1によれば、マスクが基板に接着や接合により固定される。この場合、マスクは基板にしっかりと固定されうるが、マスクを基板から取り外すためにエッチングなどの化学処理を要しうるので煩雑である。
別の方法として、取り外し可能な留め具を使ってマスクを基板に固定することも考えられる。その場合、留め具の種類や構造によっては確実な固定が難しい。また、市販品の留め具についてはとくに、留め具の個体差(言い換えれば品質のばらつき)のために、目標の場所に充分な固定力が働かない場合がありうる。その結果、一度基板に固定したマスクが、イオン照射プロセスの間に基板からずれてしまうかもしれない。イオン照射前または照射中にマスクがあるべき位置からずれると、基板上の不正確な場所にイオンが照射されることになる。そうすると、基板に最終的に形成されるデバイスの性能に影響が生じうる。あるいは、イオン照射プロセスの歩留まりが低下しうる。
本発明のある態様の例示的な目的のひとつは、半導体基板に対するマスクの位置保持をより確実にするイオン照射のための固定技術を提供することにある。
本発明のある態様によると、半導体基板にマスクを介してイオン照射をする際に前記マスクを前記半導体基板に固定するための固定装置が提供される。固定装置は、前記マスクを前記半導体基板にかぶせるようにして前記マスクおよび前記半導体基板を載せるウェハホルダと、前記ウェハホルダに接しかつ前記マスクの側面に非接触であるように前記マスクおよび前記半導体基板を前記ウェハホルダに固定する固定治具と、を備える。
本発明のある態様によると、半導体基板にマスクを介してイオン照射をする際に前記マスクを前記半導体基板に固定するための固定装置が提供される。固定装置は、前記マスクを前記半導体基板にかぶせるようにして前記マスクおよび前記半導体基板を載せるウェハホルダと、前記マスクおよび前記半導体基板を前記ウェハホルダに固定する固定治具と、ウェハホルダ載置面を備え、前記固定治具が装着された前記ウェハホルダを立てて搬送する搬送プレートと、前記ウェハホルダの自重により前記ウェハホルダが前記ウェハホルダ載置面に案内されるよう構成されたウェハホルダ吊下構造と、を備える。
本発明のある態様によると、マスクを半導体基板にかぶせるようにして前記マスクおよび前記半導体基板をウェハホルダに載せる工程と、固定治具が前記ウェハホルダに接しかつ前記マスクの側面に非接触であるように前記固定治具で前記マスクおよび前記半導体基板を前記ウェハホルダに固定する工程と、前記ウェハホルダを立てて搬送する搬送プレートのウェハホルダ載置面に前記ウェハホルダの自重により前記ウェハホルダが案内されるよう前記ウェハホルダを前記搬送プレートに吊り下げる工程と、前記マスクを介して前記半導体基板にイオンを照射する工程と、を備えるイオン照射方法が提供される。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや本発明の構成要素や表現を、方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、半導体基板に対するマスクの位置保持をより確実にするイオン照射のための固定技術を提供することができる。
イオン照射システムの概略構成を模式的に示した図である。 搬送プレートの一例を示す図である。 実施の形態に係るマスク付きウェハの概略平面図である。 実施の形態に係るマスク付きウェハの概略断面図である。 ウェハホルダの概略平面図である。 固定治具を示す概略斜視図である。 突出部材を含む固定治具の拡大部分断面図である。 搬送プレートの概略平面図である。 搬送プレートの一部を拡大して示す概略図である。 固定装置を示す概略平面図である。 ウェハホルダのピン穴を拡大して示す概略図である。 実施の形態に係るイオン照射方法の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態について詳細に説明する。なお、以下に述べる構成は例示であり、本発明の範囲を何ら限定するものではない。また、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を適宜省略する。また、以下の説明において参照する図面において、各構成部材の大きさや厚みは説明の便宜上のものであり、必ずしも実際の寸法や比率を示すものではない。
はじめに、半導体基板にイオン照射を行うイオン照射システム10について説明する。図1は、イオン照射システム10の概略構成を模式的に示した図である。イオン照射システム10は、加速器12と、半導体基板であるウェハを保持し搬送するウェハ搬送装置14と、加速器12から出射されたイオンビームをウェハ搬送装置14まで導くビーム輸送ダクト16と、を備える。
加速器12は、イオンを加速し、イオンビームとして外部へ出射する。加速器12としては、例えば、サイクロトロン方式やバンデグラフ方式の装置が用いられる。ウェハ搬送装置14は、複数の搬送プレート18を収容する収容部(不図示)と、収容部から運ばれた一の搬送プレート18にイオン照射が行われる照射チャンバ20と、収容部と照射チャンバ20との間で搬送プレート18を移動する移動機構22と、を備える。搬送プレート18は複数枚のウェハを搭載することができる。照射チャンバ20において、これらのウェハにイオンビームが照射される。ビーム輸送ダクト16の途中には、内部を真空に維持する真空ポンプやビームの方向を補正する電磁コイル等が設けられている。
イオン照射システム10は、イオンビームに関する様々なパラメータ、例えば、イオン種、加速エネルギー、イオン照射量(ビーム電流、照射時間)、イオン照射方向を調整することができるように構成されている。イオン照射に用いられるイオン種は、H、He、B、C、N、O、Ne、Si、Ar、Kr、Xeからなる群より選択される少なくとも1種の原子がイオン化されたものが挙げられる。具体的には、例えば、He2+He2+などが挙げられる。イオン照射システム10は、イオン照射を0.001MeV以上の加速エネルギーで行ってもよい。あるいは、0.1MeV以上の加速エネルギーで行ってもよい。また、イオン照射を100MeV以下の加速エネルギーで行ってもよい。あるいは、30MeV以下の加速エネルギーで行ってもよい。
イオンが照射されるウェハは典型的には、円形のシリコンウェハであるが、ウェハの形状および材質はこれに限定されない。円形ウェハは、例えば300mm以内の直径を有し、例えば300mmまたは250mmまたは200mmまたは150mmの直径を有してもよい。円形状基板Wは、例えば0.05mmから1.50mmの厚みを有してもよい。
ウェハにイオン照射が行われると、ウェハ内部のある深さにまでイオンが到達する。その際、到達した領域を含む近傍では格子欠陥が形成され、結晶の規則性(周期性)が乱れた状態となる。このような格子欠陥が多い領域では電子が散乱されやすくなり、電子の移動が阻害される。つまり、イオン照射により局所的な格子欠陥が生じた領域では、抵抗率が上昇することになる。イオン照射システム10において上述のパラメータを調整することにより、ウェハ中の欠陥層の面内位置、深さ位置、深さ方向の幅、抵抗率の大きさを適宜設定できる。なお、イオン照射により得られる欠陥層は、高抵抗領域を形成する目的の他に、キャリアのライフタイム制御層を形成する目的など、様々な用途に用いることができる。
図2は、搬送プレート18の一例を示す図である。搬送プレート18は、イオン照射のために複数枚のウェハホルダ24を立てて搬送するよう構成されている。これらのウェハホルダ24は横に一列に並んで搬送プレート18上のそれぞれの所定位置に保持されている。
詳しくは後述するが、各ウェハホルダ24は、マスク25をウェハ26にかぶせるようにして(すなわち、マスク25を外側としウェハ26を内側としてマスク25およびウェハ26が重なるようにして)、マスク25およびウェハ26を載せることができる。マスク25およびウェハ26は、固定治具(後述)、クリップ、またはその他の留め具によってウェハホルダ24に固定されることができる。こうしてウェハホルダ24はマスク付きウェハを形成する。搬送プレート18は、複数のマスク付きウェハを搭載することができる。
マスク25は、ウェハ26を覆うことのできる大きさを有する円盤形状の部材である。マスク25は、アルミニウム(Al)、ステンレス鋼(SUS)、ニッケル(Ni)、タングステン(W)、モリブデン(Mo)、チタン(Ti)およびこれらの合金を含む金属や、シリコン(Si)、その他樹脂などで構成される。ただし、マスク25の形状および材質はこれに限定されない。例えば、ウェハ26が矩形その他の平面形状をもつ場合には、マスク25もこれに合わせた平面形状を有してもよい。また、マスク25は、照射されるイオンを通過させるための開口と、位置合わせ用に設けられるアライメント開口を有してもよい。
移動機構22は、搬送プレート18を少なくとも水平方向に移動させるよう構成されている。移動機構22は、搬送プレート18に搭載されている全てのウェハ26に順次イオンビームが照射されるように、搬送プレート18を移動させることができる。そうしてイオン照射処理が終了すると、移動機構22は、搬送用軸28の軸端部28aを搬送プレート18の端部に設けられている被係合部30に係合させ、搬送プレート18を収容部に戻す。そして、移動機構22は、次の搬送プレート18を照射チャンバ20へ搬入する。
ウェハホルダ24は水平面に対し垂直に立つように搬送プレート18に支持されている。ウェハホルダ24に固定されたマスク25およびウェハ26もまた、水平面に対し垂直に立てた状態で搬送プレート18に支持される。イオンビームは、水平面に沿ってマスク25に入射し、マスク25を介してウェハ26に照射される。なお必要とされる場合には、搬送プレート18は、ウェハホルダ24、マスク25およびウェハ26を、水平面に対し斜めに立てて搬送するよう構成されていてもよい。
図3は、実施の形態に係るマスク付きウェハの概略平面図である。上述のようにウェハホルダ24に載ったマスク25によってウェハ26は覆われている。ウェハ26の照射面にはアライメントマークが設けられていてもよい。このアライメントマークとマスク25のアライメント開口の位置を合わせるようにして、マスク25およびウェハ26がウェハホルダ24に固定される。
図3に示す固定装置32は、上述のウェハホルダ24に加えて、マスク25およびウェハ26をウェハホルダ24に固定する複数の固定治具34を備える。2つの固定治具34がウェハホルダ24の中心Cを挟んで両側に取り付けられている。一方の固定治具34は、ウェハホルダ24を立てたときの上辺24aにあり、他方の固定治具34は下辺24bにある。2つの固定治具34はマスク25およびウェハ26の直径の両端に位置する。また固定治具34には、後述する突出部材35が設けられている。
ウェハホルダ24は、マスク25の外側に(より正確には、設計上マスク25が占める領域の外側に)拡張部分36を備える。拡張部分36はウェハホルダ24の左右に広がっており、固定治具34の配置場所を境界として左側領域36aと右側領域36bに分かれる。左側領域36aにおいて上辺24aの近くには開口部38が設けられている。左側領域36aは、開口部38より径方向に外側(ウェハホルダ24の左上部)に延びている細長部分40を有する。細長部分40は、作業者にとってウェハホルダ24の持ち手として利用可能である。
またウェハホルダ24には複数のピン穴42が設けられている。2つのピン穴42のうち一方が右側領域36bにおいて上辺24aの近傍に形成され、他方のピン穴42が左側領域36aにおいて下辺24bの近傍に形成されている。2つのピン穴は42はウェハホルダ24の中心Cから等距離に位置する。このようにして、ピン穴42は、ウェハホルダ24の拡張部分36において対角状に配置されている。
図4は、実施の形態に係るマスク付きウェハの概略断面図である。図4には、図3に示すA−A断面を示す。図5は、ウェハホルダ24の概略平面図である。図5には、マスク25およびウェハ26が載っていない状態のウェハホルダ24を示す。図6は、固定治具34を示す概略斜視図である。図7は、突出部材35を含む固定治具34の拡大部分断面図である。
ウェハホルダ24は底部24cおよび外枠部24dを有する。ウェハホルダ24の外周部を説明の便宜上、上述の拡張部分36と外枠部24dに呼び分けている。しかし、ウェハホルダ24は実際には、拡張部分36、外枠部24dおよび底部24cを有する一体のプレート状の部材である。拡張部分36は、固定治具34でマスク25がウェハホルダ24に固定されたとき平面視でマスク25の外側にあり、外枠部24dは固定治具34またはマスク25により覆い隠される。拡張部分36の左側領域36aと右側領域36bは外枠部24dによって接続される。
マスク25は、ウェハホルダ24と反対側を向きイオンビームが照射されるマスク前面25aと、マスク前面25aに背向しウェハ26と対向するマスク背面25bとを有する。またマスク25は、マスク前面25aをマスク背面25bに接続しマスク25の外形を定めるマスク側面25cを有する。
ウェハ26は、マスク背面25bに対向しイオンビームが照射されるウェハ前面26aと、ウェハ前面26aに背向しウェハホルダ24と対向するウェハ背面26bとを有する。またウェハ26は、ウェハ前面26aをウェハ背面26bに接続しウェハ26の外形を定めるウェハ側面26cを有する。
固定装置32は、ウェハ26の外周領域とマスク25の間に配置されるスペーサ部材44をさらに備える。スペーサ部材44は、ウェハ26の外径に対応したリング状の部材である。スペーサ部材44は、ウェハ前面26aの外周領域に接するとともにマスク背面25bの外周領域に接する。スペーサ部材44は、マスク背面25bとウェハ前面26aを非接触とする役割を有する。マスク背面25bと接するスペーサ部材44の上面は、ウェハホルダ24の外枠部24dと同じ高さを有する。あるいは、確実な固定力の伝達のために、スペーサ部材44の上面は、ウェハホルダ24の外枠部24dよりわずかに高くてもよい。スペーサ部材44は、例えば0.5mm〜2mm程度の厚さを有する。
スペーサ部材44の外径はウェハ26の外径に等しい。しかし、スペーサ部材44の外径はウェハ26の外径と異なってもよい。例えば、スペーサ部材44の外径は、ウェハ26の外径より大きくマスク25の外径より小さくてもよい。
またウェハホルダ24には、ウェハ26を収容可能なウェハホルダ凹部46が底部24cおよび外枠部24dにより区画される。ウェハホルダ凹部46は、ウェハ24の外径に対応する大きさの開口を有し、ウェハ側面26cは、外枠部24dに接し、又は外枠部24dからわずかな隙間を空けて囲まれる。ウェハホルダ凹部46は、例えば1mm〜5mm程度の深さを有する。
ウェハホルダ凹部46には、ウェハホルダ24の底部24cおよび外枠部24dに隣接してこれらと一体形成されたウェハホルダ凸部48が設けられている。ウェハホルダ凸部48は、ウェハ26の外径に対応したリング状に形成されている。ウェハホルダ凸部48は、ウェハ背面26bの外周領域に接するいわばもう1つのスペーサ部材として設けられている。ウェハホルダ凸部48は、ウェハ背面26bとウェハホルダ24の底部24cを非接触とする役割を有する。ウェハホルダ凸部48は、例えば0.5mm〜2mm程度の高さを有する。
ここで、ウェハ26の外周領域とは、ウェハ側面26cから1mm〜3mm程度の領域であり、一般に、半導体装置が形成されない領域である。そのため、スペーサ部材44またはウェハホルダ凸部48がウェハ外周領域においてウェハ26に接触したとしても、ウェハ26に形成される半導体装置への影響は少ない。また、スペーサ部材44およびウェハホルダ凸部48を設けることで、半導体装置が一般に形成されるウェハ内側領域にマスク25やウェハホルダ24が接触し、ウェハ内側領域が損傷することとなるのを防ぐことができる。
またウェハホルダ24の外枠部24dにはその最下部(すなわち、下辺24b側の固定治具34に最も近い部位)に、ウェハ26のノッチに合う突起24eが形成されている(図5参照)。突起24eは、ウェハホルダ24にウェハ26を置くときの粗い位置調整(粗調ともいう)の目印として設けられている。ウェハホルダ24を立てたとき重力によりウェハ26のノッチが突起24eに嵌る。これは、マスク付きウェハの搬送時およびイオン照射時の姿勢安定に役立つ。なお図4においては突起24eの図示を省略する。
固定治具34は、コの字形または横向きのU字形状を有しており、マスク25およびウェハホルダ24それぞれの外周部を挟み込む。より具体的には、固定治具34は、ウェハホルダ側アーム50と、ウェハホルダ側アーム50に沿って延びるマスク側アーム52と、を備え、両アーム間にマスク25、ウェハ26、およびウェハホルダ24を挟むように構成されている。また固定治具34は、ウェハホルダ側アーム50をマスク側アーム52に接続するアーム接続部54を備える。固定治具34により、マスク25およびウェハ26がその面内方向に互いに変位しないようにウェハホルダ24に固定され、マスク25、スペーサ部材44、ウェハ26およびウェハホルダ24を含む積層体が形成される。
上述の突出部材35は、マスク側アーム52に設けられており、マスク25に向けて突出可能である。突出部材35は、スペーサ部材44の直上でマスク25に突き当たるよう配置されている。これにより、固定治具34は、マスク25とウェハホルダ24の間にウェハ26およびスペーサ部材44をしっかりと挟み込むことができる。よって、マスク25とウェハ26の位置ずれを防止することができる。
マスク側アーム52は、ねじ穴52aを有する。突出部材35は、ねじ穴52aと螺合するねじである突出部材本体35aと、マスク前面25aに突き当たる突出部材先端35bとを備える。矢印62のように突出部材35をマスク側アーム52に対し回転させるとき、突出部材35はねじ穴52aとの螺合によりマスク25に向けて突き出し、逆向きに回転させるとき、突出部材35はマスク25から離れる。
突出部材先端35bは、突出部材本体35aに対し回転可能であるように突出部材本体35aに支持されている。突出部材本体35aの下端には凹部が形成されている。突出部材先端35bは対応する半球状の面を有し、突出部材本体35aの凹部に嵌め込まれている。突出部材先端35bは突出部材本体35aの凹部に対し摺動可能である。突出部材先端35bの半球状の面と反対側の面は平面である。この平面が、突出部材35がマスク側アーム52から突き出すときマスク前面25aに突き当たる。突出部材先端35bがマスク前面25aに接触することにより、突出部材先端35bはマスク前面25aとの摩擦力によって静止される。
突出部材先端35bが突出部材本体35aに対し独立して回転可能であるので、ねじ回転によるマスク25とウェハ26の位置ずれを防止または軽減することができる。また、突出部材先端35bはマスク前面25aと面接触するので、点接触の場合に比べて、突出部材35からマスク25に働く単位面積あたりの固定力が小さくなる。よって、突出部材35をマスク25に突き当てることによって起こりうるマスク25の損傷を防止または軽減することができる。
固定治具34は、ウェハホルダ24に接しかつマスク側面25cに非接触であるようにマスク25およびウェハ26をウェハホルダ24に固定する。そのため、ウェハホルダ24は、固定治具34がマスク側面25cと非接触にウェハホルダ24に装着されるよう形成された固定治具装着部、例えば切り欠き部56を備える。
切り欠き部56は、マスク側面25cの設計上の位置よりも径方向に外側に位置する固定治具当接面58を有する。固定治具当接面58は、アーム接続部54の内側の面との接触により固定治具34をウェハホルダ24の径方向に位置決めする。よって、固定治具34はマスク側面25cと接触せず、アーム接続部54とマスク側面25cの間に隙間59aができる。そのため、固定治具34が装着されるとき、固定治具34がマスク25を押すことがなく、それによるマスク25の位置ずれも生じない。
また、固定治具34は、突出部材35を除いて、マスク前面25aとも接触しない。マスク側アーム52の下面とマスク前面25aの間にも隙間59bが形成される。固定治具34の装着時に固定治具34のウェハホルダ側アーム50をウェハホルダ24に当てながら固定治具34を切り欠き部56へと差し込むことによって、固定治具34をマスク25とまったく接触させずに取り付けることができる。
この取付作業を容易にするために、ウェハホルダ側アーム50がマスク側アーム52よりも長くなっている。アーム接続部54からのウェハホルダ側アーム50の延出長さは、アーム接続部54からのマスク側アーム52の延出長さより大きい。まず、ウェハホルダ側アーム50の延長部分をウェハホルダ24の底部24c側から切り欠き部56に突き当てて、それから固定治具34を径方向に内側に向けて差し込むことができる。
切り欠き部56は、固定治具当接面58の両側それぞれから径方向に外側に延びる一対の固定治具案内面60をさらに有する。固定治具案内面60は、固定治具当接面58を上辺24a(または下辺24b)に接続する。これら固定治具案内面60は、固定治具34が切り欠き部56に挿入されるとき、アーム接続部54の両側に沿ってアーム接続部54をウェハホルダ24の径方向に案内する。このようにして固定治具34の装着場所が予め設定されているので、装着作業が容易である。
ウェハホルダ24の拡張部分36は、固定治具当接面58よりも径方向に外側に広がっている。ウェハホルダ24はその全周にわたってマスク25よりも径が大きい。こうしてウェハホルダ24は、上述のピン穴42や持ち手となる細長部分40を設ける余剰の領域をマスク25の外側にもつ。作業者はこうした余剰領域を持って、ウェハホルダ24を搬送プレート18にセットしたり、そこから取り外したりするといった作業をすることができる。作業中にマスク25に手を触れる必要がないので、誤ってマスク25に触れて位置ずれを引き起こす可能性が小さくなる。
図8は、搬送プレート18の概略平面図である。図9は、搬送プレート18の一部を拡大して示す概略図である。図10は、固定装置32を示す概略平面図である。図10には、実施の形態に係るマスク付きウェハが搬送プレート18にセットされた状態を示す。図11は、ウェハホルダ24のピン穴42を拡大して示す概略図である。
上述の被係合部30に加えて、搬送プレート18は、ウェハホルダ載置面64と、ウェハホルダ載置面64に設けられた逆テーパー状の複数のピン66と、を備える。ウェハホルダ載置面64は、ウェハホルダ24(具体的には図4に示すウェハホルダ24の底部24c)との接触によりウェハホルダ24を定位置に位置決めするための平面として搬送プレート18に設けられている。
複数のピン66は、ウェハホルダ24のピン穴42と対応する数および配置で設けられている。よって、2本のピン66が対角状に配置されている。ピン66は、小円板上のピン台座68から立設する逆円錐状の形状を有する。ピン台座68は、ウェハホルダ載置面64上に設けられ、ピン66の根本を固定する。ピン66は、ウェハホルダ載置面64に対し垂直に立てられている。
また搬送プレート18には、開口部70が設けられている。開口部70は、ウェハホルダ24がウェハホルダ載置面64に接触するとき固定治具34を受け入れるために搬送プレート18に形成されている。よって、搬送プレート18は、固定治具34が装着されたウェハホルダ24を立てて搬送することができる。
固定装置32は、ウェハホルダ24の自重によりウェハホルダ24がウェハホルダ載置面64に案内されるよう構成されたウェハホルダ吊下構造72を備える。ウェハホルダ吊下構造72は、上述のピン66とウェハホルダ24のピン穴42とを備える。ピン66は、先端が最も太くピン台座68に向かって徐々に細くなっている。そのため、ウェハホルダ24のピン穴42をピン66に掛けたとき、ウェハホルダ24は自重によってピン66の逆テーパ面(すなわち逆円錐面)に従って下方に動くとともに搬送プレート18に近づき、最終的にはウェハホルダ載置面64に当たる。よって、ウェハホルダ24を搬送プレート18に迅速に取り付けることができる。また、マスク付きウェハを定位置に確実に位置決めすることができる。また、ウェハホルダ24は対角状に配置された2本のピン66で支持されるので、搬送プレート18による搬送中も位置が安定する。
ウェハホルダ24のピン穴42は、いわゆるダルマ穴の形状をもつ。ピン穴42は、第1円弧状輪郭42aと第2円弧状輪郭42bを有する。第1円弧状輪郭42aの両端が第2円弧状輪郭42bの両端につながっている。第1円弧状輪郭42aは第1中心74および第1半径75を有し、第2円弧状輪郭42bは第2中心76および第2半径77を有する。第2中心76は第1中心74から下方に偏心しており、よって第2円弧状輪郭42bは第1円弧状輪郭42aから下方に外れている。ピン穴42は、第1中心74と第2中心76を結ぶ直線78に線対称である。第2半径77は第1半径75より大きい。第1半径75は、ピン66の先端の半径より小さく、ピン66の根本の半径より大きい。第2半径77は、ピン66の先端の半径より大きい。
したがって、ピン穴42の第2円弧状輪郭42bにピン66を挿入することができる。そしてウェハホルダ24の自重によりピン66が第1円弧状輪郭42aに嵌る。このようなピン66およびピン穴42の形状により、マスク付きウエハの搬送中の脱落を防止し、振動を抑制することができる。また、イオン照射後のマスク付きウェハを搬送プレート18から回収するときには、ウェハホルダ24を少し上に持ち上げるだけで容易に取り外すことができる。
図12は、実施の形態に係るイオン照射方法の一例を示すフローチャートである。はじめに、作業者は、半導体基板およびマスクをそれぞれ準備し(S10)、半導体基板とマスクを近接させて位置合わせする(S12)。続いて、半導体基板とマスクを固定治具でウェハホルダに固定し(S14)、そのマスク付きウェハを搬送プレートにセットする(S16)。マスク付きウェハにイオン照射を行う(S18)。マスク付きウェハを搬送プレートから回収し(S20)、イオン照射後の半導体基板とマスクの位置合わせ(アライメント)がずれていないか確認する(S22)。その後、半導体基板とマスクの固定を解除する(S24)。
作業開始の際、ウェハホルダは、作業台に水平に置かれる。作業者は、マスクを半導体基板にかぶせるようにしてマスクおよび半導体基板をウェハホルダに載せる。半導体基板とマスクの位置合わせが行われる。固定治具がウェハホルダに接しかつマスクの側面に非接触であるように固定治具でマスクおよび半導体基板をウェハホルダに固定する。ウェハホルダを立てて搬送する搬送プレートのウェハホルダ載置面にウェハホルダの自重によりウェハホルダが案内されるようウェハホルダを前記搬送プレートに吊り下げる。マスクを介して前記半導体基板にイオンを照射する。
マスクとウエハを固定してから固定を解除するまでの間、作業者はマスクに触れることがない。そのため、作業者が誤ってマスクをあるべき位置からずらすことがない。よって、半導体基板に対するマスクの位置を確実に保持することができる。
以上、本発明を実施例にもとづいて説明した。本発明は上記実施形態に限定されず、種々の設計変更が可能であり、様々な変形例が可能であること、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは、当業者に理解されるところである。
10 イオン照射システム、 18 搬送プレート、 24 ウェハホルダ、 25 マスク、 26 ウェハ、 32 固定装置、 34 固定治具、 35 突出部材、 35a 突出部材本体、 35b 突出部材先端、 36 拡張部分、 42 ピン穴、 42a 第1円弧状輪郭、 42b 第2円弧状輪郭、 44 スペーサ部材、 50 ウェハホルダ側アーム、 52 マスク側アーム、 52a ねじ穴、 58 固定治具当接面、 64 ウェハホルダ載置面、 66 ピン、 72 ウェハホルダ吊下構造、 74 第1中心、 75 第1半径、 76 第2中心、 77 第2半径。

Claims (10)

  1. 半導体基板にマスクを介してイオン照射をする際に前記マスクを前記半導体基板に固定するための固定装置であって、
    前記マスクを前記半導体基板にかぶせるようにして前記マスクおよび前記半導体基板を載せるウェハホルダと、
    前記ウェハホルダに接しかつ前記マスクの側面に非接触であるように前記マスクおよび前記半導体基板を前記ウェハホルダに固定する固定治具と、を備えることを特徴とする固定装置。
  2. 前記ウェハホルダは、前記ウェハホルダに載せられた前記マスクの側面の設計上の位置よりも径方向に外側に位置する固定治具当接面を備えることを特徴とする請求項1に記載の固定装置。
  3. 前記ウェハホルダは、前記固定治具当接面よりも径方向に外側に広がる拡張部分を備えることを特徴とする請求項2に記載の固定装置。
  4. 前記半導体基板の外周領域と前記マスクの間に配置されるスペーサ部材をさらに備え、
    前記固定治具は、ウェハホルダ側アームと、前記ウェハホルダ側アームに沿って延びるマスク側アームと、を備え、両アーム間に前記マスク、前記半導体基板および前記ウェハホルダを挟むように構成され、
    前記マスク側アームは、前記マスクに向けて突出可能な突出部材を備え、前記突出部材は、前記スペーサ部材の直上で前記マスクに突き当たるよう配置されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の固定装置。
  5. 前記マスク側アームは、ねじ穴を有し、前記突出部材は、前記ねじ穴と螺合するねじである突出部材本体と、前記マスクに突き当たる突出部材先端と、を備え、前記突出部材先端は、前記突出部材本体に対し回転可能であるように前記突出部材本体に支持されていることを特徴とする請求項4に記載の固定装置。
  6. ウェハホルダ載置面を備え、前記固定治具が装着された前記ウェハホルダを立てて搬送する搬送プレートと、
    前記ウェハホルダの自重により前記ウェハホルダが前記ウェハホルダ載置面に案内されるよう構成されたウェハホルダ吊下構造と、をさらに備えることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の固定装置。
  7. 前記ウェハホルダ吊下構造は、前記ウェハホルダ載置面に設けられた逆テーパー状のピンと、前記ウェハホルダに設けられたピン穴と、を備えることを特徴とする請求項6に記載の固定装置。
  8. 前記ピン穴は、第1中心および第1半径を有する第1円弧状輪郭と、前記第1中心から下方に偏心した第2中心および前記第1半径より大きい第2半径を有し前記第1円弧状輪郭に接続された第2円弧状輪郭と、を備えることを特徴とする請求項7に記載の固定装置。
  9. 半導体基板にマスクを介してイオン照射をする際に前記マスクを前記半導体基板に固定するための固定装置であって、
    前記マスクを前記半導体基板にかぶせるようにして前記マスクおよび前記半導体基板を載せるウェハホルダと、
    前記マスクおよび前記半導体基板を前記ウェハホルダに固定する固定治具と、
    ウェハホルダ載置面を備え、前記固定治具が装着された前記ウェハホルダを立てて搬送する搬送プレートと、
    前記ウェハホルダの自重により前記ウェハホルダが前記ウェハホルダ載置面に案内されるよう構成されたウェハホルダ吊下構造と、を備えることを特徴とする固定装置。
  10. マスクを半導体基板にかぶせるようにして前記マスクおよび前記半導体基板をウェハホルダに載せる工程と、
    固定治具が前記ウェハホルダに接しかつ前記マスクの側面に非接触であるように前記固定治具で前記マスクおよび前記半導体基板を前記ウェハホルダに固定する工程と、
    前記ウェハホルダを立てて搬送する搬送プレートのウェハホルダ載置面に前記ウェハホルダの自重により前記ウェハホルダが案内されるよう前記ウェハホルダを前記搬送プレートに吊り下げる工程と、
    前記マスクを介して前記半導体基板にイオンを照射する工程と、を備えることを特徴とするイオン照射方法。
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