JP2018092546A - 津波監視システム - Google Patents
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Abstract
【課題】津波の有無を確実に判断することができる津波監視システムの提供を目的とする。【解決手段】本発明の津波監視システム1は、海域A1の水平方向に異なる地点に位置しかつ水位に対応する高さ基準部830を有する構造体810、820を撮影することにより得られた画像を用い、津波Wの発生を判断する津波監視システムであって、複数の構造体810、820を撮影する画像取得部11と、各地点における海面sの水位L1を測定する画像処理部12と、水位を過去の水位として記憶するデータ蓄積部13と、過去の水位のうちの所定期間に測定された水位の平均値を算出する平均値算出部16と、水位の平均値に基づき閾値を算出すると共に、各地点における測定時点の水位と、閾値とに基づき、津波が発生しているか否かを判断する津波判定部17と、警報を出力する警報出力部18とを備えていることを特徴とする。【選択図】図5
Description
本発明は、津波監視システムに関する。さらに詳しくは、本発明は、例えば沿岸に設置されたカメラなどによって撮影された画像から津波を検知するシステムに関する。
海域で地震が発生した場合、地震の揺による被害よりもその後に発生する津波による被害の方がより大きいことがある。そのため、沖合で発生した地震による津波を確実に発見し、沿岸に滞在する人々に避難を促すことが、津波による人的被害等の軽減につながる。
このような被害の軽減を図る技術として、例えば、潮汐や波浪とは異なる周期で変動する海面に連動する物体の動きを検出し、この動きから異常な潮位に基づく津波を検知する技術(例えば、特許文献1参照)や、防潮堤などの高さが既知の鉛直構造物と観測地点の海面との位置関係により異常な潮位を測定することで津波を検知する技術(例えば、特許文献2参照)が知られている。
このような技術によれば、例えば、連続して到来する複数の津波を検出できたり、鉛直構造物の検知容易さにより津波の正確な高さを知ることができる点で優れている。
しかしながら、上述したような従来の技術では、海面に連動する物体や鉛直構造物の手前に船舶などの障害物があると、この障害物に阻害されて上記物体等を検知することができず、その結果、津波の有無を確実に捉えきれない虞がある。
本発明は、以上のような事情に基づいてなされたものであり、その目的は、津波の有無を確実に判断することができる津波監視システムを提供することにある。
本発明は、
(1)海域の水平方向に異なる地点に位置しかつ水位に対応する高さ基準部を有する構造体を撮影することにより得られた画像を用い、津波の発生を判断する津波監視システムであって、
複数の前記構造体を撮影する画像取得部と、
前記画像取得部により撮影された画像を用い、前記構造体それぞれが位置する前記各地点における海面の水位を測定する画像処理部と、
前記画像処理部により測定された前記水位を、過去の水位として記憶するデータ蓄積部と、
前記データ蓄積部に記憶された前記過去の水位のうちの所定期間に測定された水位の平均値を算出する平均値算出部と、
前記水位の平均値に基づき閾値を算出すると共に、前記画像処理部により測定された前記各地点における測定時点の水位と、前記閾値とに基づき、津波が発生しているか否かを判断する津波判定部と、
前記津波判定部による前記判断に基づき警報を出力する警報出力部とを備えていることを特徴とする津波監視システム、
(2)津波判定部は、画像処理部により測定された地点のうちの少なくとも2つの地点における測定時点の水位のいずれもが、閾値よりも高いときに津波であると判断する前記(1)に記載の津波監視システム、
(3)津波判定部は、測定時点の水位が閾値よりも高いか否かの判定を、時刻の異なる複数回に亘って行い、前記判定のいずれにおいても前記測定時点の水位が前記閾値より高いときに津波であると判断する前記(1)または(2)に記載の津波監視システム、および
(4)高さ基準部が発光体で形成されている前記(1)から(3)のいずれか1項に記載の津波監視システム
に関する。
(1)海域の水平方向に異なる地点に位置しかつ水位に対応する高さ基準部を有する構造体を撮影することにより得られた画像を用い、津波の発生を判断する津波監視システムであって、
複数の前記構造体を撮影する画像取得部と、
前記画像取得部により撮影された画像を用い、前記構造体それぞれが位置する前記各地点における海面の水位を測定する画像処理部と、
前記画像処理部により測定された前記水位を、過去の水位として記憶するデータ蓄積部と、
前記データ蓄積部に記憶された前記過去の水位のうちの所定期間に測定された水位の平均値を算出する平均値算出部と、
前記水位の平均値に基づき閾値を算出すると共に、前記画像処理部により測定された前記各地点における測定時点の水位と、前記閾値とに基づき、津波が発生しているか否かを判断する津波判定部と、
前記津波判定部による前記判断に基づき警報を出力する警報出力部とを備えていることを特徴とする津波監視システム、
(2)津波判定部は、画像処理部により測定された地点のうちの少なくとも2つの地点における測定時点の水位のいずれもが、閾値よりも高いときに津波であると判断する前記(1)に記載の津波監視システム、
(3)津波判定部は、測定時点の水位が閾値よりも高いか否かの判定を、時刻の異なる複数回に亘って行い、前記判定のいずれにおいても前記測定時点の水位が前記閾値より高いときに津波であると判断する前記(1)または(2)に記載の津波監視システム、および
(4)高さ基準部が発光体で形成されている前記(1)から(3)のいずれか1項に記載の津波監視システム
に関する。
なお、本明細書において「水位」とは、基準面に対する海面の高さを意味する。但し、上記基準面とは、平均の海面を指す。
本発明は、津波の有無を確実に判断することができる津波監視システムを提供することができる。
本発明の津波監視システムは、海域の水平方向に異なる地点に位置しかつ水位に対応する高さ基準部を有する構造体を撮影することにより得られた画像を用い、津波の発生を判断する津波監視システムであって、複数の上記構造体を撮影する画像取得部と、上記画像取得部により撮影された画像を用い、上記構造体それぞれが位置する上記各地点における海面の水位を測定する画像処理部と、上記画像処理部により測定された上記水位を、過去の水位として記憶するデータ蓄積部と、上記データ蓄積部に記憶された上記過去の水位のうちの所定期間に測定された水位の平均値を算出する平均値算出部と、上記水位の平均値に基づき閾値を算出すると共に、上記画像処理部により測定された上記各地点における測定時点の水位と、上記閾値とに基づき、津波が発生しているか否かを判断する津波判定部と、上記津波判定部による上記判断に基づき警報を出力する警報出力部とを備えていることを特徴とする。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明するが、本発明は、当該図面に記載の実施態様にのみ限定されるものではない。
図1は、本発明の一実施形態における構成を示す概略ブロック図である。当該津波監視システム1は、図1に示すように、概略的に、画像取得部11と、画像処理部12と、データ蓄積部13と、入力部14と、設定値記憶部15と、平均値算出部16と、津波判定部17と、警報出力部18と、スピーカー500と、表示処理部19と、ディスプレイ600とにより構成されている。
画像取得部11は、海域の水平方向に異なる地点に位置しかつ水位に対応する高さ基準部を有する複数の構造体を撮影する。具体的には、この画像取得部11に用いられる画像取得装置100が、図2に示すように、津波を撮影できるように沿岸部A2などに設置されている。
ここで、構造体は、通常、沖合(海域A1)の海底に固定することで設置され、津波に対して十分な高さを有すると共に、波や風に対して動かずかつ津波の衝撃にも十分耐えられる程度の強度を有するものが選定される。このような構造体としては、例えば、沖合の防波堤、洋上に設置された風力発電の風車の支柱等が挙げられる。また、高さ基準部830は、水位を測定するためのマーカーとして用いられ、図3(a)に示すように、構造体における画像取得装置100から見える部位の高さ方向に沿って複数配設されている。
なお、高さ基準部は、発光体で形成されているものであることが好ましく、上記発光体が鉛直方向に所定の間隔で配設されているものがより好ましい。上記発光体としては、消費電力が少なくかつ長寿命であることにより長期間の使用が可能である観点から、LEDランプを好適に用いることができる。このように高さ基準部が発光体で形成されていることで、夜間や濃霧などの視界が悪い状態であっても、津波の有無を確実に判断することができる。なお、本実施形態では、構造体として構造体810および構造体820、基準部として発光体831、832が採用されている。
画像処理部12は、画像取得部11により撮影された画像を用い、この画像を公知の技術を用いて解析することで複数の構造体810、820それぞれが位置する各地点における海面sの水位を測定する。この測定された水位は、データ蓄積部13に送信されると共に、平均値算出部16を介して津波判定部17に送信される。なお、画像処理部12は、画像取得部11から取得した画像を上記水位と共にデータ蓄積部13に送信してもよい。
データ蓄積部13は、画像処理部12により測定された上記水位を取得し、測定した時刻に対応付けて過去の水位として記憶する。なお、データ蓄積部13は、画像取得部11から受信した画像を併せて保存できるようにしてもよい。入力部14は、閾値を算出する際に用いる倍数n、設定回数mなどの設定値等を入力する。設定値記憶部15は、入力部14にて入力された設定値を記憶し、津波判定部17からの要求に応じ、上記設定値の情報を出力する。
平均値算出部16は、データ蓄積部13に記憶された過去の水位のうちの所定期間に測定された水位の平均値を算出する。具体的には、この平均値算出部16は、データ蓄積部13から取得した過去の水位のうちの所定期間(例えば、測定時点から見て過去の数分間)に測定された水位を用い、これを算術平均する。この算出された平均値は、津波判定部17に送信される。また、平均値算出部16は、画像処理部12にて測定した構造体810、820における水位を津波判定部17に送信する。
津波判定部17は、上記水位の平均値に基づき閾値を算出すると共に、画像処理部12により測定された各地点における測定時点の水位と、閾値とに基づき、津波が発生しているか否かを判断する。上記閾値の具体的な算出方法としては、例えば、設定値記憶部15に記憶されている設定値と、上記水位の平均値とを用い、所定の演算式を適用することで計算される。
津波の判断手法としては特に限定されないが、津波判定部17は、画像処理部12により測定された地点のうちの少なくとも2つの地点における測定時点の水位のいずれもが、閾値よりも高いときに津波であると判断することが好ましい。これにより、たとえ画像取得装置100と構造体810、820との間に船舶等が存在しているとしても、これら船舶等に起因する誤検知を防止することができ、津波の有無をより確実に判断することができる。
警報出力部18は、津波判定部17による判断に基づき、例えば津波が接近していることを知らせるなどの警報を出力する。上記出力としては特に限定されず、例えば、津波の接近を音声で警告する音声データ、画像取得部11からの映像、警告文、水位などの画像データ等が挙げられる。
スピーカー500は、上記音声データを増幅して再生する。表示処理部19は、上記画像データを用いて表示用の画面を構成する。ディスプレイ600は、表示処理部19にて構成された画面を表示する。
ここで、主として、上述した画像取得部11は動画や静止画を取得可能なカメラ101などの画像取得装置100、データ蓄積部13はメモリやハードディスクなどの記憶装置200、入力部14はキーボード、マウスなどの操作端末300、並びに画像処理部12、平均値算出部16、津波判定部17、警報出力部18および表示処理部19はPCなどのコンピュータで構成されたデータ処理装置400に含まれている。
次に、当該津波監視システム1が津波を検知する基本原理について説明する。まず、海域A1の少なくとも2つの地点に設置された高さが既知の構造体810、820を沿岸部A2からカメラ101で撮影した後、画像処理部12により上記撮影した画像中の構造体810、820における発光体831、832と、各地点の海面sとの位置関係を比較することで各地点の水位を測定し、この水位を用いて津波の接近の有無を判断して警報を出力するか否かを決定する。
この際、海域A1に波がほとんどなく船舶などの障害物900も存在しない場合、図2(a)および図3(a)のように、発光体831および発光体832からの光はいずれも遮られることなくカメラ101に到達する。そのため、撮影された画像には構造体810および構造体820、並びに上記各構造体810、820の発光体831および発光体832からの光を確認することができる。
しかしながら、図2(c)に示すように津波Wが構造体810および構造体820の手前まで接近している場合、カメラ101には図3(b)に示すように、発光体831からの光は津波Wにより隠れた箇所の発光体831の光は到達せず、一部の光のみがカメラ101に到達する。そのため、画像中では発光体832の全部の光、および発光体831の上部の光を確認することができ(発光体831の下部の光は確認できず)、確認された発光体831、832の光の数から津波Wの高さを測定することができる。
他方、船舶などの障害物900が構造体810または構造体820の手前を横切る場合、例えば図2(b)に示すように、発光体831または発光体832のどちらか一方からの光はその一部若しくは全部が遮られ、画像中にはいずれかの構造体における発光体の光が欠けて見える。なお、構造体810と構造体820との間隔は、少なくとも船舶などの障害物900に対して十分大きくとられている(例えば、上記間隔が数百m)ので、発光体831および発光体832からの光が同じ障害物900によって同時に遮られることはない。
しかしながら、図2(c)のように津波Wが構造体810および構造体820の手前まで接近している場合、津波Wは海岸線に対してほぼ平行に到達するため、発光体831および発光体832からの光は津波Wによってほぼ同時に遮られる。そのため、当該津波監視システム1によれば、構造体810、820の手前を通過する船舶などの障害物900を津波Wと誤検知することはない。
次に、上述した当該津波監視システム1を用いて行う第1および第2の津波判断例について説明する。これらの津波判断例では、晴れた夜間に沖合100kmでマグニチュード8.0の地震が発生し、これにより発生した高さ5m、波長10kmの津波Wが沿岸に接近しているものとする。また、各津波判断例では、津波W接近前における海面sの高さ(水位L1)が平均1mであるものとする。
また、各津波判断例の構造体810および構造体820は、ともに基礎が海底から固定されたステンレス製の洋上風力発電の風車の支柱であり、津波Wの衝突に対して十分な強度を持つ。この構造体810、820は、基準面LB(図3(a)、(b)参照)から15mの高さを有し、基準部830として発光体831、832であるLEDランプが採用されている。また、構造体810、820は、いずれもカメラ101の設置地点から2km沖合であって、互いに100mの間隔を保って設置されているものとする。
また、各津波判断例の画像取得装置100には、例えば幅640画素、高さ480画素で撮影可能なカメラ101が採用され、撮影した画像を順次画像処理部12に送信する。このカメラ101は沿岸部A2の地上に設置され、2km先の1mの高さの物体を処理する画像内の1画素程度の大きさで撮影できるような望遠レンズが装着されている。また、カメラ101は、構造体810、820の基準面LBとこの基準面LBよりも高い部分とを含む範囲を撮影可能であり、津波監視時には両構造体810、820を常に撮影できるようにセットされているものとする。
[第1の津波判断例]
この例では、カメラ101と構造物810および構造物820との間には船舶などの障害物900が存在しないものとする。
この例では、カメラ101と構造物810および構造物820との間には船舶などの障害物900が存在しないものとする。
まず、画像取得部11が構造体810、820の画像を撮影する。次に、画像処理部12が画像取得部11にて撮影した画像を受信し、これを用いて構造体810、820の地点における水位を測定する。画像処理にて処理される構造体810の画像は、例えば図4に示すように、画素pにより区切られており、画像処理部12が一定以上の輝度を持つ画素pをカウントすることによって当該画像から検出される構造体の高さ(以下、「構造体検出高さH2」ともいう)を検出する。この際、構造体810、820の高さ(基準面LBに対する構造体頂部までの高さ)は既知であるため、構造体検出高さH2との差分を算出することで、水位を求めることができる。
例えば、構造体高さH1が既知の15mであるとすると、撮影した画像における構造体810の頂点から海面sまでの画素が10個分であるので、構造体検出高さH2は10(画素)×1(m/画素)=10mであり、構造体高さH1である15mと上記構造体検出高さH2の10mとの差分から、水位L1が5mであると算出することができる。なお、津波Wの波長は構造体810と構造体820との間隔に比べて十分に大きいことから、津波Wの観測時においては、構造体820でも同様の数値が測定される。
次に、データ蓄積部13が画像処理部12にて測定した水位L1を受信し、構造体810、820のうちの最も小さい水位のデータを当該データ蓄積部13にて記憶する。津波Wの観測時においては、構造体810、820の水位は上述したように同じであると考えられるので、例えば構造体810の水位のみがデータ蓄積部13に記憶される。なお、サンプリング間隔としては、津波Wを検出できる限り特に限定されず、例えば2秒間隔とすることができる。
次に、平均値算出部16がデータ蓄積部13に記憶された過去の水位のうちの所定期間に測定された水位を取得し、その水位の平均値を算出する。上記所定期間は例えば過去5分間であり、津波W到達前の5分間の平均の水位が1mである場合、水位の平均値は1mであると算出される。
次に、津波判定部17が、平均値算出部16から受信した上記水位の平均値と、当該津波判定部17にて算出される閾値とを用いて津波Wの接近の判断を行う。ここで、津波判定部17が津波Wの判定を行う方法について詳述する。
津波判定部17では、まず設定値としての倍数nおよび設定回数mを取得する(ステップS1)。上記倍数nは閾値を決定するための係数であり、状況に応じて適宜設定することができる。また、設定回数mは水位の平均値と閾値との大小関係を比較する回数である。これらは入力部14を介して記憶装置200の設定値記憶部15に記憶されたものである(図1参照)。なお、本例では、倍数n=3、設定回数m=4の場合について示す。
次に、平均値算出部16が算出した水位の平均値を取得し(ステップS2)、この水位の平均値に倍数nを乗ずることで閾値を算出する(ステップS3)。本例では、過去5分間の水位の平均値が1mであり、これに倍数n=3を乗じて得られた3mが閾値となる。
次に、津波判定部17は、測定時点の水位が閾値よりも高いか否かの判定を、時刻の異なる複数回に亘って行い、上記判定のいずれにおいても測定時点の水位が閾値より高いときに津波であると判断する。
具体的には、まず計数カウンターとなる津波判定水位測定回数NをN=1とする(ステップS4)。次いで、津波判定部17が平均値算出部16から測定時点の水位(現在の水位)を取得(ステップS5)した後、複数の構造体のうちの少なくとも2つにおいて、測定時点の水位>閾値を満たす場合は「Yes」であると判定してステップS7に移行する(ステップS6)。本例では、津波Wが到来しているので構造体810、820のいずれもが現時点の水位=5mと測定され、この水位はいずれも閾値より大きい。そのため、ステップS6で「Yes」と判定され、次の処理にて津波判定水位測定回数NをN=N+1に置き換える(ステップS7)。なお、津波が発生していない場合は、構造体810、820の両地点での水位は1mのままであるので、ステップS6にて「No」であると判定されてステップS2に戻る。
次いで、津波判定水位測定回数Nが設定回数mを越えている否かを判定し(ステップS8)、Nがmを越えていない場合、上述したステップS5の処理に戻って各処理(ステップS5〜S7)を繰り返す。一方、既に設定回数mと同じ回数の判定が連続して行われた場合、ステップS8にて「Yes」と判定されて警報を出力する処理(ステップS9)に移行する。本例では、設定回数m=4であり、上述のステップS6にて連続して4回「Yes」と判定された場合、ステップS7にてN=5かつステップS8にてN>mとなるため、警報を出力する処理(ステップS9)に移行する。
上述したステップS5〜S8の処理をm回繰り返すのは波浪と津波とを区別するためである。すなわち、津波Wの場合、その波長は数kmから数百kmと非常に大きく、当該津波監視システム1が津波Wを検知する場合、画像処理部12では、ほぼ同じ水位が長い時間測定されることになるので、ステップS6の条件を満たす状態が長時間続くことになる。一方、波浪の場合、その波長は数mから数百mであり、当該津波監視システム1が波浪を観測する場合、画像処理部12で測定される水位L1は絶えず変化するため、ステップS6の条件を長時間連続して何度も満たすことはない。
そこで、上述したステップS5〜S8の処理を繰り返し、ステップS6の条件が長時間連続して満たされれば、津波Wが接近しているとみなすことができる。このように、津波判定部17が時刻の異なる複数回に亘って判定し津波の判断を行うことで、波浪などの短期的な水位変化に起因する誤検知を防止することができ、津波の有無をさらに確実に判断することができる。
次に、警報出力部18が津波判定部17による津波の判断に基づき警報を出力する(ステップS9)。上記警報は特に限定されず、例えば、津波接近を音声で知らせる音声データや、視覚的に知らせる画像データ、その他の警報を知らせる信号などを出力することで行われる。これら出力されるデータ等の内容は、あらかじめ設定されていてもよい。
例えば、音声データを用いる場合、カメラ101が設置されている周辺の地域にスピーカー500を複数台設置し、津波接近の警報を音声により再生して周辺に滞在する人々に危険を伝達する。音声の内容としては、例えば、「まもなくこの地域に津波が到達します。ただちに高い建物や高台へ避難してください」等が挙げられる。
また、画像データを用いる場合、表示処理部19が画像処理部12から取得するカメラ101の画像および水位と、警報出力部18から取得する警報文とを合成し、この合成した信号をディスプレイ600にて画像により表示する。このディスプレイ600は、例えば液晶ディスプレイなどであり、当該津波監視システム1が設置される管理室や自治体の管理下などに設置することができる。
ここで、図6を参照してディスプレイにて表示する画面の一例を説明する。ディスプレイ600で表示される津波発生時の画面G1は、図6に示すように、例えば、カメラ101で撮影している画像を表示した背景画像(不図示)と、画面G1の上部G11に表示された津波の警告文(本例では「津波接近中」)と、津波の高さを示す水位(本例では「約5m」)と、画面の下部G12に表示された構造体810、820の各地点における測定された水位(本例では構造体810、820付近の水位である「基準地点1 5.0m 基準地点2 5.0m」)とにより構成されている。ここで、基準地点は津波を測定する地点を意味し、本例では基準地点1が構造体810の設置場所、基準地点2が構造体820の設置場所を指す。なお、上部G11にて示される水位は、構造体810、820の地点で測定された水位のうちの小さい方の水位の値である。
ところで、上述したステップS5〜S8の処理時間が1回で約2秒かかるとすると、N=5になるまで約10秒を要する。一方、海域A1での津波速さは約36km/hであるので、2km沖合に設置された構造体810、820から海岸に津波が到達するまで約200秒かかる。したがって、当該津波監視システム1を用いることで、夜間において津波が到達する190秒前に警報を発することができる。
以上のように、当該津波監視システム1は、上述した画像取得部11、画像処理部12、データ蓄積部13、平均値算出部16、津波判定部17、および警報出力部18を備えているので、各地点における海面sの水位L1を用いて判断する分、津波の有無を確実に判断することができる。
[第2の津波判断例]
この例では、図2(b)および図7(a)、(b)に示すように、カメラ101と構造体810との間に全長10m、高さ3mの漁船910が停止しており、この状態で第1の津波判断例と同じ規模の津波W(高さ5m、波長10km)が到来する際の、当該津波監視システム1の動作について説明する。また、構造体810、820の間は100m離れているので、各地点における水位L1の測定に対して漁船910の影響はない。なお、その他の条件は第1の津波判断例のものと同様であるため、同様な部分については第1の津波判断例における説明を援用し、ここでの説明は省略する。
この例では、図2(b)および図7(a)、(b)に示すように、カメラ101と構造体810との間に全長10m、高さ3mの漁船910が停止しており、この状態で第1の津波判断例と同じ規模の津波W(高さ5m、波長10km)が到来する際の、当該津波監視システム1の動作について説明する。また、構造体810、820の間は100m離れているので、各地点における水位L1の測定に対して漁船910の影響はない。なお、その他の条件は第1の津波判断例のものと同様であるため、同様な部分については第1の津波判断例における説明を援用し、ここでの説明は省略する。
海面sの平均の高さ(水位L1)は1mであり、障害物900である漁船910の高さが3mであるため、画像処理部12は、構造体検出高さH2を11m(=15m−1m−3m)と測定し、その結果、構造体810の地点における水位L1を4m(=15m−11m)と算出する。一方、構造体820の地点における水位L1は、漁船910に遮られていないため、平均の海面sの高さ(水位L1)と同じ1mが測定される。
次に、データ蓄積部13は、上述のように算出した構造体810、820の各地点における水位を取得し、このうち最も小さい値のデータ(本例では1m)を記憶する。次いで、構造体810の手前に漁船910が停泊した状態で津波Wが接近すると、漁船910などのような海上を浮遊する障害物900は津波Wの海面sと連動して動くため、カメラ101から取得した画像では、図7(b)に示すように、津波Wの上に漁船910が重なった形の映像が撮影される。これにより、画像処理部12は、津波Wと漁船910の高さの和8m(=5m+3m)を水位L1として測定する。一方、構造体820の手前に漁船910が停泊していないため、画像処理部12は、構造体820の地点での水位L1を津波Wの高さのみの5mと測定する。これら構造体810、820の各地点における水位は、平均値算出部16を介して津波判定部17へ送信される。
次に、平均値算出部16が、データ蓄積部13で記憶されている過去5分間の水位を取得し、これらの平均値を算出する。この際、データ蓄積部13には漁船910が停泊していない構造体820の水位が記憶されているため、平均値算出部16は、上記データを用いて過去5分間の平均の水位(本例では1m)を算出する。この算出された平均の水位は津波判定部17へ送信される。
次に、津波判定部17は、平均値算出部16から取得した平均の水位(本例では1m)と、設定値記憶部15から取得した倍数n(本例ではn=3)とを用いて閾値(本例では1m×3=3m)を算出し、第1の津波判断例と同様に、上記測定時点の水位と上記閾値とを用いて津波の判断を行う(図5のステップS1〜S9)。
ここで、津波判定部17での処理では、津波到来時において、構造体810の地点での水位が8m、構造体820の地点での水位が5mであり、これらの水位はいずれも閾値3mを上回っている。そのため、ステップS6の処理では「Yes」であると判定してステップS7に移行し、津波Wの水位が長時間持続するためステップS6〜S8の処理が繰り返され、N=4にてもステップS6にて「Yes」であると判定されてステップS9にて警報が出力される。なお、津波が発生していない場合は、構造体820の地点での水位は1mのままであるので、ステップS6にて「No」であると判定されてステップS2に戻る。
以上のように、第2の津波判断例では、構造体810の手前に漁船910が停泊しているときの例について説明したが、このように構造体810または820の手前に漁船910などの障害物900が停泊していたとしても、この障害物900を津波であると誤検知することがないので、各地点における海面sの水位を用いて判断する分、津波の有無を確実に判断することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態の構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
例えば、上述した津波監視システム1では、2つの構造体810、820を撮影することで津波の有無について判断したが、3つ以上の構造体を用いて判断する津波監視システムであってよい。かかる場合、上記3つ以上の構造体のうちの少なくとも2つの構造体の地点において測定された測定時点の水位のいずれもが閾値よりも高いときに津波であると判断してもよく、上記3つ以上の構造体の全ての地点において測定された測定時点の水位のいずれもが閾値よりも高いときに津波であると判断してもよい。
また、上述した津波監視システム1では、津波判定部17が、時刻の異なる複数回に亘って水位の判定を行ったが、1回の判定により津波であるか否かの判断を行う津波監視システムであってもよい。
また、上述した津波監視システム1では、高さ基準部830が発光体831で形成されている津波監視システム1について説明したが、画像取得部11が基準部830を識別することができる限り特に限定されず、例えば、非発光の基準部と、暗視カメラなどを用いた画像取得部との組合せ等を採用することができる。
1 津波監視システム
W 津波
11 画像取得部
12 画像処理部
13 データ蓄積部
16 平均値算出部
17 津波判定部
18 警報出力部
101 カメラ
810、820 構造体
830 基準部
831 発光体
W 津波
11 画像取得部
12 画像処理部
13 データ蓄積部
16 平均値算出部
17 津波判定部
18 警報出力部
101 カメラ
810、820 構造体
830 基準部
831 発光体
Claims (4)
- 海域の水平方向に異なる地点に位置しかつ水位に対応する高さ基準部を有する構造体を撮影することにより得られた画像を用い、津波の発生を判断する津波監視システムであって、
複数の前記構造体を撮影する画像取得部と、
前記画像取得部により撮影された画像を用い、前記構造体それぞれが位置する前記各地点における海面の水位を測定する画像処理部と、
前記画像処理部により測定された前記水位を、過去の水位として記憶するデータ蓄積部と、
前記データ蓄積部に記憶された前記過去の水位のうちの所定期間に測定された水位の平均値を算出する平均値算出部と、
前記水位の平均値に基づき閾値を算出すると共に、前記画像処理部により測定された前記各地点における測定時点の水位と、前記閾値とに基づき、津波が発生しているか否かを判断する津波判定部と、
前記津波判定部による前記判断に基づき警報を出力する警報出力部とを備えていることを特徴とする津波監視システム。 - 津波判定部は、画像処理部により測定された地点のうちの少なくとも2つの地点における測定時点の水位のいずれもが、閾値よりも高いときに津波であると判断する請求項1に記載の津波監視システム。
- 津波判定部は、測定時点の水位が閾値よりも高いか否かの判定を、時刻の異なる複数回に亘って行い、前記判定のいずれにおいても前記測定時点の水位が前記閾値より高いときに津波であると判断する請求項1または請求項2に記載の津波監視システム。
- 高さ基準部が発光体で形成されている請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の津波監視システム。
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- 2016-12-07 JP JP2016237790A patent/JP6603647B2/ja active Active
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