JP2018091773A - 試験片収納容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の試験片収納容器に代わって使用することができ、試験片供給装置にセットされる時点まで一時的に試験片を内部に収納しておくことが可能であるとともに、一時保管の開始時点以降に試験片を他の容器に移し替える必要がなく、試験片供給装置にセットされた時点以降は供給装置による試験片の取り出し処理に供される新規有用な試験片収納容器を提供する。【解決手段】無底無蓋の内部空間を有する筒状のボディ2と、ボディ2の上端部に嵌合可能な筒状の上蓋3とを備え、さらに、ボディ2に対する嵌合形態が上蓋3と互換性のある開閉蓋を、上蓋3に代えてボディ2の上端部に装着可能に構成し、ボディ2に上蓋3が装着された第1装着状態と、ボディ2に開閉蓋が装着された第2装着状態とを選択可能に構成した。【選択図】図1

Description

本発明は、試験に供される試験片を内部空間に収納可能な容器に関するものである。
臨床検査における尿や血液等の液体試料、特に尿試料を分析する場合に用いられる試験片は、専用の試験片ボトル(容器)に多数枚収納された状態で例えば病院等の医療機関や検査機関に輸送され、このような試験片収納容器から1枚ずつ取り出された試験片が所定の分析装置に供給されることによって、液体試料提供者の健康状態等に関する検査・分析結果が得られる。
本出願人は、所定箇所にセットされた上述の試験片収納容器から試験片を一枚ずつ取り出して次工程である測定・分析処理に提供する試験片供給装置を案出し、実用化している(例えば、下記特許文献1、2参照)。このような装置によって、試験片を容器から効率良く取り出して測定・分析処理に供することが可能になり、検体数が多い場合であっても、分析装置による測定の迅速化及び連続処理能力の向上を実現することができている。
ここで、従来から使用されている試験片収納容器は、内部空間に多数枚の試験片を収納可能な有底筒状のボディと、ボディの上開口部を塞ぐ蓋とを備え、ボディの上端部における外周面及び蓋の内周面に形成されたネジ部同士を螺合可能に構成されたものである。このような試験片収納容器は、内部空間に例えば100本の試験片と適宜の乾燥剤を収納した状態で、蓋部をボディに螺合して装着することで、内部空間の湿度が所定値以下となる良好な気体雰囲気を維持できるように構成された状態で出荷・輸送されている。そして、蓋をボディから取り外した状態の試験片収納容器を試験片供給装置の所定箇所に設置することで、試験片供給装置による供給処理に供され、供給処理完了後、あるいは予定の検体数の測定処理が完了した後に廃棄される。
特開平09−325152号公報(特許第3697535号) 特開2015−064313号公報
ところで、検体数が多い場合であっても測定・分析処理を迅速且つ連続的に行えるようにするには、例えば試験片収納容器1個当たりの試験片の収納枚数を増大することが考えられるが、この場合、試験片供給装置によって試験片を収納容器内から一枚ずつ取り出す処理を適切に行うことができないおそれがあったり、試験片供給装置の高精度且つ複雑な制御が要求されることで装置の高コスト化につながるといった問題が想定される。一方、試験片供給装置に複数の試験片収納容器をセットすることで、検体数が多い場合にも対応できるようにすることも考えられている。一例として、蓋がボディから取り外された状態の複数の試験片収納容器を装置の所定箇所にセットし、試験片取り出し中の容器は内部空間を開放した状態にする一方で、待機中の容器及び取り出し中ではない容器に対しては、装置側の押さえ蓋でボディの上開口部を塞ぎ、容器の内部空間が大気に晒されることを抑制する構成が挙げられる。しかしながら、押さえ蓋がネジ蓋ほど気密性のある蓋でなければ、取り出される順番が遅い試験片収納容器内の試験片ほど吸湿による劣化の懸念が高まる。加えて、装置の所定箇所にセット可能な試験片収納容器の数と同数以上の押さえ蓋を装置に設ける必要があり、セット可能な試験片収納容器の数の増大化を図ろうとすれば、装置側に設ける押さえ蓋の数も増加し、装置の構造複雑化及びコスト増加を招来し、押さえ蓋のメンテンナンスや交換等の手間も増加する。
また、試験片収納容器自体の製造コスト及び輸送代等のコスト面の負担、或いは使い捨てによる廃棄処理も改善すべき問題として捉えることができる。
また、上述の試験片収納容器を試験片供給装置の所定箇所にセットして使用する場合、輸送中に試験紙が擦れ合って粉塵、繊維屑が発生することがあり、このような粉塵や繊維屑の存在によって、試験片の取り出し障害が起こり得る。
このような問題は、何れも上述のような試験片収納容器を出荷された状態のまま使用することによって生じ得るものであり、改善の余地があると考えられる。
本発明は、このような点に着目してなされたものであって、主たる目的は、これまで使用されていた試験片収納容器に代わって使用することができ、試験片供給装置にセットされる時点まで一時的に試験片を内部に収納しておくことが可能であるとともに、一時保管の開始時点以降に試験片を他の容器に移し替える必要がなく、試験片供給装置にセットされた時点以降は供給装置による試験片の取り出し処理に供される新規有用な試験片収納容器を提供することにある。
すなわち本発明は、試験片を収納可能な容器(試験片収納容器)に関するものであって、軸方向に一致する上下方向のうち少なくとも上方向に開放された無蓋の内部空間を有する筒状のボディと、筒状の上蓋とを備えたものである。上蓋は、ボディの上端部に設定された上側筒状嵌合部に嵌合可能であって且つ上側筒状嵌合部の外向き面に摺接可能な内向き面を有するものである。そして、本発明に係る試験片収納容器は、さらに、ボディに対する嵌合形態が上蓋と同一である開閉蓋を、上蓋に代えてボディの上端部に装着可能に構成し、ボディの上端部に上蓋が装着された第1装着状態と、ボディの上端部に開閉蓋が装着された第2装着状態とを選択可能に構成していることを特徴としている。開閉蓋は、内部空間を上方に開放可能な開放状態と内部空間を閉塞可能な閉止状態の間で変更可能なものである。
ここで、試験片としては、例えば細長い紙或いはプラスチック製のスティックの一面の一端側に試薬層を設け、他端側を把持部に設定したものを挙げることができる。このような試験片は、液体試料(尿、血液等の検査する液体)分析に供されるものであり、試験片収納容器の内部空間に、起立姿勢または起立姿勢に近い姿勢で凭れ掛かった状態で多数(10枚以上等)収納されるものである。
そして、本発明に係る試験片収納容器であれば、所定の試験片供給装置にセットする時点よりも前の時点である一時保管時に、上蓋をボディに装着した第1装着状態を選択することで、上蓋によって外部から隔離されたボディの内部空間に試験片を収納しておくことができ、試験片供給装置にセットする場合に、開閉蓋をボディに装着した第2装着状態を選択することで、一時保管の開始時点以降に試験片を他の容器に移し替えることなく、試験片供給装置にセットされた時点以降は、開閉蓋を開放状態にすることによって試験片が内部空間から取り出すことができる状態になる。特に、第2装着状態にある試験片収納容器を試験片供給装置に複数セットした場合には、すべての開閉蓋を予め閉止状態に設定しておき、試験片供給装置によって試験片が取り出される対象の試験片収納容器の開閉蓋のみを開放状態にすることで、取り出される順番が遅い試験片収納容器内の試験片であっても、実際に取り出されるまでは閉止状態にある開閉蓋によって外部から隔離された内部空間に収納されていることになるため、外部雰囲気に長時間晒されることによる吸湿劣化を防止・抑制することが可能であり、検体数が多い場合にも好適に対応できる。また、本発明によれば、蓋をボディから取り外した状態で装置にセットされた複数の試験片収納容器のうち待機中の容器や取り出し中ではない容器に対して、装置側の押さえ蓋でボディの上開口部を塞ぐ構成と比べて、押さえ蓋を装置に設ける必要がなく、押さえ蓋の設置に伴う装置の構造複雑化やコスト増加を回避することができ、押さえ蓋のメンテンナンスや交換等に要する手間も不要である。
しかも、本発明に係る試験片収納容器であれば、ボディの上端部に設定された上側筒状嵌合部に筒状の上蓋を装着する処理が、ボディの上方から上蓋を、上側筒状嵌合部の外向き面に上蓋の内向き面を摺接させながら差し込む操作で完了し、このような装着処理によって上側筒状嵌合部に上蓋を嵌合させることができる。したがって、雄ネジ及び雌ネジの螺合によって上蓋をボディに装着する容器の態様と比較して、簡易な処理でボディに上蓋を装着することが可能であるとともに、上側筒状嵌合部の外向き面と上蓋の内向き面が相互に摺接している部分の密閉性が向上する。
さらに、本発明に係る試験片収納容器では、ボディに対する上蓋及び開閉蓋の嵌合形態に互換性があるため、上蓋と開閉蓋を取り替える作業も上蓋の装着処理と同様に容易に行うことができる。
加えて、本発明によれば、出荷・輸送用の容器をそのまま試験片供給装置にセットするのではなく、その容器から本発明に係る試験片収納容器に試験片を移し替え、その試験片収納容器を試験片供給装置にセットして使用することが可能であることから、試験片収納容器を繰り返し使用(リユース)することができ、結果として、コストダウンにも資する。
また、輸送過程では本発明に係る試験片収納容器を用いず、試験片供給装置が導入されている医療施設等に搬入された時点以降に、輸送過程において試験片を収納・包装している収納容器または包装材から試験片を、第1装着状態にある本発明に係る試験片収納容器の内部空間に移し替えるようにすれば、輸送中に試験片が擦れ合って発生する可能性がある粉塵や繊維屑を移し替え時に除去することが可能であり、試験片の取り出し障害を回避することができる。
また、本発明において、ボディ、上蓋及び開閉蓋の各外周面が略円筒形状であれば、第1装着状態にある試験片収納容器全体が円筒形状になり、試験片収納容器全体を起立姿勢や寝かせた姿勢で一時保管することができたり、第1装着状態にある複数の試験片収納容器を所定箇所にストックしておいて、缶飲料やペットボトル飲料の自動販売機のような仕組みに準じて、測定・分析処理に供される試験片収納容器を、所定の溝に沿って滑らせたり、転がして次工程に自動供給することも可能になる。同様に、第2装着状態にある試験片収納容器全体も略円筒形状になり、試験片供給装置の所定スペースに、第2装着状態にある複数の試験片収納容器を積み重ねたり、所定方向に並べて、試験片供給装置内の試験片取り出し位置に向かって順次滑らせて移動させることが可能になり、自動供給処理するのに都合が良い。ここで、本発明における「外周面が略円筒形状」には、「外周面が完全な円筒の形状」は勿論のこと、「外周面の一部に突起または凹部、或いはフラットな平坦面等の部分(非円筒部)を有するものの外周面の大部分が円筒の形状」も含まれる。
本発明において、上蓋及び開閉蓋が、筒状部と、筒状部よりもボディに対する取付方向に沿って延伸するガイド突出部とを備えたものであり、ボディが、ガイド突出部に嵌合可能なガイド溝部を備えたものであれば、ガイド突出部をガイド溝部に案内させることで、ボディに対する上蓋及び開閉蓋の装着処理をスムーズに行うことできるとともに、ボディに対する上蓋及び開閉蓋の装着位置を固定する(位置決め)ことが可能である。なお、本発明では、上蓋及び開閉蓋の筒状部にガイド溝を形成し、ボディに、ガイド溝部に嵌合可能なガイド突出部を備えた構成を採用することも可能であるが、ガイド突出部とガイド溝部との嵌合領域も確保しつつ、各蓋(上蓋開閉蓋)の筒状部とボディの上側筒状嵌合部との嵌合領域を可能な限り大きく確保するには、各蓋(上蓋及び開閉蓋)の筒状部よりもボディに対する取付方向に沿ってガイド突出部を延伸させて設け、ガイド突出部に嵌合可能なガイド溝部をボディに形成する構成が好ましい。
特に、本発明では、ガイド溝部の所定部分またはガイド突出部の所定部分の何れか一方にボディの軸心に向かって窪んだ凹部を設け、他方に軸心に向かって突出する凸部を設け、ガイド溝部にガイド突出部が所定分差し込まれた時点で凹部と凸部とが相互に弾性係合するように設定することもできる。具体的には、ガイド溝部の所定部分に凹部を設け、ガイド突出部の所定部分に凸部を設けた構成や、これとは逆に、ガイド溝部の所定部分に凸部を設け、ガイド突出部の所定部分に凹部を設けた構成を挙げることができる。このような構成を採用すれば、ボディに対する上蓋及び開閉蓋の良好な装着状態を維持することができ、凹部と凸部が弾性係合する事象を作業者は適度なクリック感として感じることができる。したがって、作業者は、クリック感を得る時点までガイド突出部をガイド溝部に差し込むことで、適切な装着状態になったことを把握できる。
また、本発明において、ボディの内部形状を所定形状に設定可能なインサートをボディに取付可能に構成すれば、ボディ自体の形状は単純な筒形状に設定しつつ、インサートの形状によってボディの内部形状を適宜の形状に設定することができる。特に、内部空間に収納された多数の試験片がボディの内周面に付着したり、試験片同士がくっついて取り出し難くなるという不具合を解消するためには、インサートをボディに取り付けた状態で収納容器の内周面にテーパ面や凹凸面が形成されるようなインサートを適用することが好ましい。
本発明に係る試験片収納容器として、上下方向に開放された無底無蓋の内部空間を有する筒状のボディを適用することが可能である。この場合、ボディの下端部に設定された下側筒状嵌合部に嵌合可能な筒状の下蓋を備えた試験片収納容器にして、下蓋が、下側筒状嵌合部の外向き面に摺接可能な内向き面を有し、上蓋と互換性のあるものであれば以下のような利点がある。すなわち、このような試験片収納容器によれば、ボディに対する下蓋の装着処理も、上蓋の装着処理に準じた処理で完了し、下蓋をボディに装着した状態では、下蓋の内向き面がボディの下側筒状嵌合部の外向き面に摺接しているため、内部空間の高い隔離性を確保することができる。また、上蓋と下蓋には互換性を持たせているため、一種類の蓋を用意すれば任意に上蓋又は下蓋として使用(兼用)することができる。
また、下蓋をボディに装着した状態において、下蓋をボディから一旦取り外すと、ボディの内部空間は下方に開放された空間になり、この下開口部を通じて、ボディの内部空間から試験片を迅速に排出・廃棄することができ、使い勝手が向上することも期待できる。ボディの内部空間に試験片を収容(投入・補充)する処理は、上蓋をボディから一旦取り外して、開放された内部空間の上開口部を通じて行うことが想定されるが、下蓋をボディから一旦取り外して下開口部を通じて試験片の補充・収容処理を行うことも可能である。このように、下蓋を備えた試験片収納容器であれば、ボディの内部空間が上方にのみ開放可能に設定された容器と比較して、ボディの内部空間に対する試験片の出し入れ方向の選択肢が増える。
本発明では、上蓋の下向き面から所定距離下方の位置に配置される上側中蓋を備えた試験片収納容器を採用することも可能である。この場合、上側中蓋によって、試験片収納容器の内部空間を、上方から乾燥剤配置用第1空間、メイン空間の順に区画する構成であれば、メイン空間に試験片を収納し、乾燥剤配置第1空間に乾燥剤を配置することで、試験片の周辺雰囲気を低い湿度に維持することが可能である。
本発明によれば、ボディの内部空間を外部空間から仕切る上蓋に代えて、上蓋と互換性のある開閉蓋を装着可能に構成しているため、所定の試験片供給装置にセットされる時点までの一時保管時には、ボディに上蓋を装着した第1装着状態を選択することで、外部から隔離された内部空間に試験片を収納しておくことが可能である。また、本発明によれば、試験片供給装置にセットされる直前に上蓋を開閉蓋に取り替えて第2装着状態にすることで、一時保管の開始時点以降に試験片を他の容器に移し替える必要がなく、試験片供給装置による試験片の取り出し処理に供される新規有用な試験片収納容器を提供することができる。特に、本発明によれば、第2装着状態にある試験片収納容器を試験片供給装置に複数セットすることで、吸湿劣化の発生を防止・抑制しつつ、検体数が多い場合にもその検体数に応じて試験片が供給されることになり、好適に対応できる。
本発明の一実施形態に係る試験片収納容器(第1装着状態)の全体斜視図。 図1に示す試験片収納容器の平面図。 図2のA方向矢視図。 図2のB方向矢視図。 図2のx−x線断面図。 図2のx−x線断面斜視図。 同実施形態で適用される試験片の一例を示す全体図。 同実施形態におけるボディを示す図。 図8のA方向矢視図。 図8のB方向矢視図。 同実施形態における上蓋を示す図。 図11におけるA方向矢視図及びB方向矢視図。 同実施形態におけるインサートを示す図。 同実施形態における中蓋(上側中蓋、下側中蓋)を示す図。 同実施形態に係る第2装着状態の試験片収納容器の全体斜視図。 図15に示す試験片収納容器の平面図及び底面図。 図16のA方向矢視図。 図16のB方向矢視図。 図16のC方向矢視図。 図16のx−x線断面図。 図16のx−x線断面斜視図。 図16のy−y線断面図。 図16のy−y線断面斜視図。 同実施形態において開閉蓋が開放状態にある試験片収納容器の図22対応図。 同実施形態における開閉蓋の一部を示す図。 図25のB方向矢視図及びC方向矢視図。 同実施形態における開閉蓋の一部を示す図。 図27のB方向矢視図及びC方向矢視図。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
本実施形態に係る試験片収納容器1は、図1乃至図6に示すように、ボディ2と、ボディ2の上端部に装着可能な上蓋3と、ボディ2の下端に装着可能な下蓋4とを備え、内部に試験片P(図7参照)を収納可能なものである。なお、図2は、図1に示す試験片収納容器1の平面図であり、図3は、図2の矢印A方向から見た図(正面図)であり、図4は図2の矢印B方向から見た図(側面図)である。また、図5は、図2のx−x線断面図であり、図6は、同断面斜視図である。
本実施形態で使用する試験片Pは、例えば図7に示すように、細長いスティックP1を主体とし、スティックP1の一端側に複数の試薬層P2を設け、他端側を把持部P3に設定したものである。スティックP1は、例えば合成樹脂製であり、試薬層P2を設けた面をオモテ面として扱われるものである。また、把持部P3の一部には、試験片Pの名称またはロゴマーク等が印刷されている。
ボディ2は、図8乃至図10に示すように、軸方向(長手方向)に一致する上下方向に開放された無底無蓋の内部空間1Sを有する円筒状をなし、上端部に設定された上側筒状嵌合部21と、下端部に設定された下側筒状嵌合部22と、これら上側筒状嵌合部21と下側筒状嵌合部22の間の部分に設定された胴部23に外観上区別することができる。なお、図8(a),(b)はボディ2の平面図,底面図であり、図9は図8の矢印A方向から見た図(正面図)であり、図10は図8の矢印B方向から見た図(側面図)である。上側筒状嵌合部21及び下側筒状嵌合部22の外周面は、相互に同じ径であって、胴部23の外周面よりも所定寸法分だけ小さい径に設定され、上側筒状嵌合部21と胴部23の境界部分に上側段部24を有し、下側筒状嵌合部22と胴部23の境界部分に下側段部25を有する。本実施形態では、上下方向に沿った胴部23の長さを、例えばボディ2の全長に占める6割弱に相当する長さに設定し、上下方向に沿った上側筒状嵌合部21、下側筒状嵌合部22のそれぞれの長さを、ボディ2の全長に占める4割強を2等分した長さに設定している。すなわち、上側筒状嵌合部21及び下側筒状嵌合部22は、それぞれボディ2全体の2割強を占める領域に形成されている。
また、ボディ2の所定箇所には、後述するインサート5を保持するインサート保持部26を設けている。本実施形態では、ボディ2の上縁において周方向に等ピッチ(図示例では90°ピッチ)で形成した切欠溝によってインサート保持部26を構成している(図8(a)及び図9参照)。さらに、ボディ2の胴部23における外周面には、上側段部24から下方に向かって所定寸法延伸する上側ガイド溝部27と、下側段部25から上方に向かって所定寸法延伸する下側ガイド溝部28とを形成している。上側ガイド溝部27及び下側ガイド溝部28は、それぞれ胴部23の外周面において180°ピッチで計2箇所に形成されている。上側ガイド溝部27の下端近傍には、ボディ2の軸心に向かって窪んだ上側凹部27aが形成され、下側ガイド溝部28の上端近傍には、ボディ2の軸心に向かって窪んだ下側凹部28aが形成されている(図9参照)。
上蓋3は、図11及び図12に示すように、円盤状の上蓋本体31と、上蓋本体31の周縁から下方に延伸する筒状部32と、筒状部32の下端からさらに下方に向かって延伸するガイド突出部33とを備えたものである。なお、図11(a),(b)は上蓋3の平面図,底面図であり、図12(a),(b)は図11におけるA方向矢視図(正面図),B方向矢視図(側面図)である。ガイド突出部33は、上側ガイド溝部27と同数・同ピッチに設定されている。ガイド突出部33の下端近傍には、ボディ2の軸心に向かって(上蓋3の軸心に向かって)突出する上側凸部34を設けている。上蓋本体31の上向き面には、円環状のリング部35が設けられている。このリング部35は、摩擦低減と傷を目立たなくするためのものである。
下蓋4は、上蓋3と同様の形態であり、上蓋3を上下反転させた姿勢で使用されるものである。なお、各図において、下蓋4のうち上蓋3の各部分と対応する部分には、符号の先頭を「3」から「4」に適宜変更して付している。
インサート5は、図5、図6及び図13に示すように、ボディ2の内部、より具体的にはボディ2の上端部近傍に取付可能なものであり、ボディ2の内部形状を所定形状に設定するためのものである。なお、図13(a),(c)はインサート5の平面図,底面図であり、同図(b)は同図(a)におけるA方向矢視図(正面図)である。本実施形態では、概略円筒状のインサート5をボディ2に取り付けた状態で、ボディ2の上端部近傍における内周面に、インサート5の外周面51が添接するように設定している(図5及び図6参照)。インサート5の内周面における下端部は、下端に向かって内径が漸次大きくなるテーパ面52に設定されている。また、インサート5の上端部における外周面51には、ボディ2に形成したインサート保持部26(切欠溝)に挿脱可能な突起部53を設けている(図13参照)。本実施形態では、インサート保持部26の数・ピッチに合わせて、周方向に90°間隔で突起部53を設けている。
また、本実施形態の試験片収納容器1は、図5及び図6に示すように、内部空間1Sを上方から乾燥剤配置用第1空間1Sa、メイン空間1Sb、乾燥剤配置用第2空間1Scの順に仕切ることができるように構成されている。本実施形態では、上蓋3の下向き面から所定距離下方の位置に上側中蓋6を配置するとともに、下蓋4の上向き面から所定距離上方の位置に下側中蓋7を配置することで、試験片収納容器1の内部空間1Sが上述のように3つの空間(乾燥剤配置用第1空間1Sa、メイン空間1Sb、乾燥剤配置用第2空間1Sc)に仕切られる。
上側中蓋6及び下側中蓋7は、相互に同一形状であり、図14に示すように、所定の厚みを有する円盤状をなし、厚み方向に貫通する通気孔61,71が多数形成されたものである。なお、図14(a)は中蓋(上側中蓋6,下側中蓋7)の平面図であり、同図(b)は同図(a)におけるA方向矢視図(正面図)である。これら上側中蓋6及び下側中蓋7の外径は、上蓋3及び下蓋4の各筒状部32、筒状部42の内径よりも僅かに小さい値に設定されている。したがって、これら各中蓋(上側中蓋6,下側中蓋7)を、上蓋3及び下蓋4の各筒状部32,筒状部42に挿入すると、各中蓋(上側中蓋6,下側中蓋7)の外周面62,72全体がそれぞれ上蓋3及び下蓋4のうち各筒状部32,筒状部42の内周面に接触した状態で嵌合する。なお、上蓋3及び下蓋4には、各筒状部(筒状部32,筒状部42)に対する各中蓋(上側中蓋6,下側中蓋7)の挿入深さを規定するストッパ36,46を設けている(図5及び図6参照)。本実施形態では、各筒状部(筒状部32,筒状部42)の内周面に、高さ方向に延伸するストッパ36,46を周方向に等ピッチ(図示例では90°ピッチ)で設けている。ストッパ36,46に当たる位置まで中蓋(上側中蓋6,下側中蓋7)を筒状部(筒状部32,筒状部42)に挿入することによって、上蓋3の下向き面と上側中蓋6の間に乾燥剤配置用第1空間1Saが形成され、下蓋4の上向き面と下側中蓋7の間に乾燥剤配置用第2空間1Scが形成される。また、上側中蓋6と下側中蓋7の間にメイン空間1Sbが形成される。乾燥剤配置用第1空間1Sa及び乾燥剤配置用第2空間1Scは、中蓋(上側中蓋6,下側中蓋7)の通気孔61,71によってメイン空間1Sbと連通し、乾燥剤配置用第1空間1Sa及び乾燥剤配置用第2空間1Scにそれぞれ適宜の乾燥剤を配置することで、メイン空間1Sbの湿度を所定値以下に維持して、湿気による試験片Pの劣化、不良化を防止している。
以上に述べた各パーツは、それぞれ合成樹脂製の一体成形品であり、所定の金型を用いることで大量生産が可能である。上述の各パーツの成形材料としては、ABS(アクリロ二トリル・ブタジエン・スチレン樹脂)、PC(ポリカーボネート)、PE(ポリエチレン)等を挙げることができる。
以上のパーツからなる試験片収納容器1は、ボディ2の上側筒状嵌合部21に上蓋3を装着する際に、ボディ2の上方から上蓋3をボディ2の上側筒状嵌合部21に差し込むことで、茶筒のように、上蓋3の筒状部32の内周面と上側筒状嵌合部21の外周面が相互に摺接して密閉度合いが高まる(図5及び図6参照)。また、上蓋3のガイド突出部33がボディ2の上側ガイド溝部27に沿うように上蓋3をボディ2に対して差し込むことで、ボディ2に対する上蓋3の相対位置を位置決めすることができるとともに、装着処理をスムーズに行うことができる。さらに、上蓋3をボディ2に対して所定距離差し込んだ時点で、図5及び図6に示すように、ガイド突出部33の下端近傍に設けた上側凸部34が、上側ガイド溝部27の下端近傍に形成している上側凹部27aに弾性係合し、良好な装着状態を維持することが可能であり、弾性係合した時点で作業者は適度なクリック感を得ることができる。
ボディ2の下側筒状嵌合部22に下蓋4を装着する手順は、上蓋3の装着手順に準じて行うことができる。すなわち、下蓋4のガイド突出部43がボディ2の下側ガイド溝部28に沿うように下蓋4をボディ2に対して差し込み、所定距離差し込んだ時点で、ガイド突出部43の上端近傍に設けた下側凸部44が、下側ガイド溝部28の上端近傍に形成している下側凹部28aに弾性係合する。この装着状態において、下蓋4の筒状部42の内周面と下側筒状嵌合部22の外周面が相互に摺接している。
本実施形態の試験片収納容器1は、ボディ2の下端部に下蓋4が装着され且つボディ2の上端部に上蓋3が装着された第1装着状態(図1参照)と、ボディ2の下端部に下蓋4が装着され且つボディ2の上端部に、次に説明する開閉蓋8が装着された第2装着状態(図15乃至図22参照)とを選択可能に構成されている。なお、図16(a),(b)には、図15に示す試験片収納容器1の平面図,底面図を示し、図17,図18、図19には、それぞれ図16(a)のA方向矢視図(正面図),B方向矢視図(側面図),C方向矢視図(背面図)を示す。また、図20は、図16(a)のx−x線断面図であり、図21は、同断面斜視図である。さらに、図22は、図16(a)のy−y線断面図であり、図23は、同断面斜視図である。
開閉蓋8は、ボディ2に対する嵌合形態が上蓋3と同一であり、且つボディ2に装着した状態において内部空間1S(メイン空間1Sb)を上方に開放可能な開放状態(図24参照)と内部空間1S(メイン空間1Sb)を閉塞可能な閉止状態の間で変更可能なものである。本実施形態では、開閉蓋8として、上蓋3の筒状部32とほぼ同一形状の筒状部81と、筒状部81の上開口部を回転動作によって開閉可能な開閉蓋本体82とを備えたものを適用している。
筒状部81は、図25及び図26に示すように、上蓋3の筒状部32と比較して、開閉蓋本体82を回動可能に支持する軸支持部83を備えている点、内周面にストッパ36,46を設けていない点で異なるが、その他の形状はほぼ同じである。なお、図25(a),(c)は筒状部81の平面図,底面図であり、同図(b)は同図(a)におけるA方向矢視図(正面図)であり、図26(a),(b)は、図25(a)のB方向矢視図,C方向矢視図である。本実施形態では、軸支持部83として、筒状部81の外周面における所定箇所から外側方に向かって平行に突出する2つの支持板を適用している。各軸支持部83は、所定寸法隔てて相互に対向する位置に設けられ、後述するヒンジ軸87を回転可能に支持する支持孔83aが形成されている。
また、開閉蓋8は、上蓋3と同様に、筒状部81の下端からさらに下方に向かって延伸するガイド突出部84と、ガイド突出部84の下端近傍に設けた凸部84aとを備えている。
開閉蓋本体82は、図27及び図28に示すように、筒状部81の上開口部を閉止可能な開閉可能な円盤部85と、円盤部85の外周縁における所定領域から外側方に向かって突出する外方突出部86と、外方突出部86の所定箇所に設けたヒンジ軸87とを備えたものである。なお、図27(a),(c)は開閉蓋本体82の平面図,底面図であり、同図(b)は同図(a)におけるA方向矢視図(正面図)であり、図28(a),(b)は、図27(a)のB方向矢視図,C方向矢視図である。開閉蓋本体82は、円盤部85のうち中央部分に他の部分(外周部)よりも下方に窪んだ形状に設定した下方窪み部88を有し、この下方窪み部88の外周縁部全体が、ボディ2の内周面(本実施形態ではインサート5の内周面)における上端部近傍領域に接触した状態で嵌合するように設定されている(図20等参照)。
ヒンジ軸87は、外方突出部86のうち図22等に示す第2装着状態においてボディ2の外周面よりもボディ2の軸心から離れた所定箇所に設けられている。本実施形態では、比較的薄い板状をなす外方突出部86の所定部分に、ヒンジ軸87の軸方向に延伸する半円柱状の軸補強部89を設け、ヒンジ軸87を軸補強部89及び外方突出部86に跨がる直径を有するものに設定している(図27(b)及び図28(b)参照)。そして、開閉蓋本体82のヒンジ軸87を筒状部81の軸支持部83に挿入して枢支させることで、開閉蓋本体82及び筒状部81を相互に一体的に組み付けた開閉蓋8になり、この開閉蓋2を、ボディ2に対する上蓋3の装着手順に準じて行うことができる。すなわち、開閉蓋8のガイド突出部84がボディ2の上側ガイド溝部27に沿うように開閉蓋8をボディ2に対して差し込み、所定距離差し込んだ時点で、ガイド突出部84の下端近傍に設けた凸部84aが、上側ガイド溝部27の下端近傍に形成している上側凹部27aに弾性係合する。この装着状態において、開閉蓋8の筒状部81の内周面と上側筒状嵌合部21の外周面が相互に摺接している。
本実施形態に係る試験片収納容器1は、以上の手順によってボディ2の上端部に開閉蓋8を装着することができ、図22等に示す閉止状態にある開閉蓋8に対して所定の操作力、具体的には、外方突出部86のうちヒンジ軸87よりも突出端側の領域を下方に押圧する操作力が付与されることによって、開閉蓋本体82がヒンジ軸87周りに回動して、図24に示すように、試験片収納容器1の内部空間1Sを上方に開放する開放状態になる。本実施形態において、「開閉蓋8が開放状態になる」とは、「内部空間1Sに収納している試験片Pが取出可能な状態になる」ことであり、内部空間1S全体を上方に開放した状態、または内部空間1Sの一部を開放した状態の何れも含む。図24には、開閉蓋本体82が閉止状態の位置からヒンジ軸87周りに最も回転した位置に位置付けられた開放状態を示している。この状態では、外方突出部86の突出端86aが、筒状部81の外周面に当たることによってそれ以上同一方向への回転を規制している。また、開放状態にある開閉蓋8を閉止状態にするには、開閉蓋本体82に対して、筒状部81の上開口部を閉じる方向に押圧する所定の操作力(例えば、開放状態における開閉蓋本体82の上端部近傍を筒状部81側に近付ける方向へ押圧または引っ張る操作力)が付与されることによって、開閉蓋本体82がヒンジ軸87周りに回動して、図22等に示すように、試験片収納容器1の内部空間1Sを外部から隔離した閉止状態になる。
以上に説明した本実施形態に係る試験片収納容器1は、例えば試験片Pを用いた測定・分析処理が可能な装置が導入されている例えば医療機関等(以下では「装置導入現場」)において好適に使用されるものである。使用方法について、以下に説明すると、先ず、装置導入現場において、予め第1装着状態(ボディ2の下端部に下蓋4が装着され且つボディ2の上端部に上蓋3が装着された状態)にある試験片収納容器1が用意されており、他の収納容器または梱包材で収納・梱包された状態で装置導入現場まで輸送された規定枚数の試験片P(例えば100枚の試験片P)を、第1装着状態にある試験片収納容器1の内部空間1S、具体的にはボディ2の内部空間1S(メイン空間1Sb)に移し替える。この移し替え作業は手作業であってもよいし、適宜の装置を用いた自動処理であっても構わない。なお、第1装着状態にある試験片収納容器1のうち、上蓋3の下向き面と上側中蓋6の間に形成されている乾燥剤配置用第1空間1Sa、及び下蓋4の上向き面と下側中蓋7の間に形成されている乾燥剤配置用第2空間1Scにそれぞれ乾燥剤がセットされている。そして、試験片Pの移し替え処理は、乾燥剤配置用第1空間1Saに乾燥剤がセットされたままの状態で、上蓋3をボディ2から一旦取り外す処理と、ボディ2の内部空間1Sに試験片Pを収納する処理と、上蓋3をボディ2に再装着する処理をこの順に経ることで完了する。本実施形態に係る試験片収納容器1は、下蓋4もボディ2から取り外し可能に装着されているため、試験片Pの移し替え処理を、下蓋4をボディ2から一旦取り外す処理と、ボディ2の内部空間1Sに試験片Pを収納する処理と、下蓋4をボディ2に再装着する処理をこの順に経ることで完了することも可能である。ボディ2に対する上蓋3や下蓋4の取り外し作業は、上蓋3及び下蓋4をボディ2から引き離すことで行うことができる。
第1装着状態にある試験片収納容器1は、内部空間1S(メイン空間1Sb)に試験片Pを規定枚数(例えば100枚)収容した状態で、装置導入現場において一時的に保管される。
そして、試験片Pを用いた測定を実施する際には、上蓋3をボディ2から取り外し、上蓋3に代えて開閉蓋8をボディ2に装着した第2装着状態とし、この第2装着状態の試験片収納容器1を、装置の所定位置にセットする。所定位置にセットされた試験片収納容器1の開閉蓋8は、当該装置に備えられた適宜の蓋開閉機構によって、閉止状態から開放状態に切り替えられ、メイン空間1Sbに収納している試験片Pが適宜のピックアップ機構によって1枚ずつ取り出されて次工程である測定・分析処理に提供される。
ここで、蓋開閉機構及びピックアップ機構を有する装置を試験片供給装置とした場合、試験片供給装置は、分析装置と一体不可分なもの(分析装置と共に全自動分析装置を構成する装置)であってもよいし、分析装置とは別体の専用装置であってもよい。
試験片供給装置には、第2装着状態にある複数の試験片収納容器1をセットすることができ、これにより、多数の被検体に関する試験片を用いた測定処理にも好適に対応することが可能である。測定処理が完了した後、試験片収納容器1は、そのまま廃棄されてもよいが、再利用することもできる。
以上に詳述したように、本実施形態に係る試験片収納容器1は、試験片Pを収納可能な容器であって、無底無蓋の内部空間1Sを有する筒状のボディ2に対して、ボディ2の上側筒状嵌合部21に嵌合可能な筒状の上蓋3と、ボディ2の下側筒状嵌合部22に嵌合可能な筒状の下蓋4とを相互に互換性のある形状に設定し、さらに、ボディ2に対する嵌合形態が上蓋3と完全に一致する開閉蓋8をボディ2の上端部に、上蓋3に代えて装着可能に構成している。このような構成であるため、所定の試験片供給装置にセットする時点よりも前の時点である一時保管時には、ボディ2に下蓋4と上蓋3を装着した第1装着状態を選択することで、上蓋3及び下蓋4によって外部から隔離された内部空間1S(メイン空間1Sb)に規定枚数の試験片Pを収納しておくことができる。また、所定の試験片供給装置に本実施形態に係る試験片収納容器1をセットする場合には、ボディ2に下蓋4と開閉蓋8を装着した2装着状態を選択することで、一時保管の開始時点以降に試験片Pを他の容器に移し替える処理が要求されることなく、試験片供給装置にセットされた時点以降は、開閉蓋8を閉止状態から開放状態にすることによって試験片Pをメイン空間1Sbから取り出して次工程に提供することが可能な状態になる。
特に、本実施形態に係る試験片収納容器1によれば、第2装着状態にある試験片収納容器1を試験片供給装置に複数セットする場合に、各試験片収納容器1の開閉蓋8を全て閉止状態に設定しておき、試験片供給装置によって試験片Pが取り出される対象の試験片収納容器1の開閉蓋8のみを開放状態にすることで、取り出される順番が遅い試験片収納容器1内の試験片Pであっても、実際に取り出されるまでは閉止状態にある開閉蓋8と下蓋4によって外部から隔離された内部空間1S(メイン空間1Sb)に収納されていることになるため、外部雰囲気に長時間晒されることによる吸湿劣化を防止・抑制することが可能であり、検体数が多い場合にも好適に対応できる。
しかも、上蓋3及び開閉蓋8が互換性を有し、ボディ2に対する嵌合形態が同じであるため、上蓋3と開閉蓋8を取り替える作業も容易に行うことができるとともに、第1装着状態では、上蓋3及び下蓋4の内向き面(筒状部32の内向き面,筒状部42の内向き面)がそれぞれボディ2の上側筒状嵌合部21、下側筒状嵌合部22の外向き面に摺接しているため、内部空間1S(メイン空間1Sb)の外部に対する高い隔離性を確保することができる。また、第2装着状態では、開閉蓋8の内向き面(筒状部81の内向き面)がボディ2の上側筒状嵌合部21の外向き面に摺接しているため、開閉蓋8が閉止状態にあれば内部空間1Sの外部に対する高い隔離性を確保することができる。
加えて、本実施形態に係る試験片収納容器1によれば、第1装着状態及び第2装着状態の何れにおいても下蓋4をボディ2から一時的に取り外することによって、ボディ2の内部空間1Sは下方に開放された空間になり、この下開口部を通じて、内部空間1S(メイン空間1Sb)に試験片Pを補充・収容したり、所定の処理後等において内部空間1S(内部空間1Sb)から試験片Pを排出・廃棄することができる。したがって、内部空間1Sが上方にのみ開放可能に設定された容器と比較して、内部空間1Sに対する試験片Pの出し入れ方向の選択肢が増え、使い勝手が向上することも期待できる。
また、輸送過程では本実施形態に係る試験片収納容器1を用いずに、装置導入現場に搬入された時点以降に、輸送過程において収納容器または包装材に収納・包装されている試験片Pを、第1装着状態にある試験片収納容器1の内部空間1Sに移し替えるようにすれば、輸送中に試験片が擦れ合って発生する可能性がある粉塵や繊維屑を移し替え時に除去することが可能であり、試験片Pの取り出し障害を回避することができる。このような使用態様を採用することによって試験片収納容器1を繰り返し使用することも可能になる。
また、本実施形態では、ボディ2、上蓋3及び下蓋4の各外周面が略円筒形状であるため、第1装着状態にある試験片収納容器1全体が円筒形状になり、試験片収納容器1全体を起立姿勢や寝かせた姿勢で一時保管することができたり、第1装着状態にある複数の試験片収納容器1を所定箇所にストックしておいて、測定・分析処理に供される試験片収納容器1を所定の溝に沿って滑らせたり、転がして次工程に自動供給することも可能になる。さらに、開閉蓋8の外周面は、一部に突起(軸支持部83)があるものの大部分が略円筒形状であるため、このような開閉蓋8をボディ2に装着した第2装着状態にある試験片収納容器1全体も略円筒形状になる。したがって、第2装着状態にある複数の試験片収納容器1を、試験片供給装置の所定スペースに高さ方向に積み重ねたり、試験片供給装置の奥行き方向または幅方向に並ぶように整列させて、試験片供給装置内の試験片取り出し位置に向かって順次滑らせて移動させることが可能になり、自動供給処理を行うのに都合が良い。なお、第2装着状態にある複数の試験片収納容器1を積み重ねたり、並べて整列させる際には、各開閉蓋8の外周面にある突起(軸支持部83)が同じ方向を向くように揃えて整列させることで、その後の開閉蓋8の開閉処理を適切に行うことができる。
また、本実施形態に係る試験片収納容器1は、上蓋3、下蓋4、及び開閉蓋8として、筒状部(筒状部32,筒状部42,筒状部81)と、筒状部(筒状部32,筒状部42,筒状部81)よりもボディ2に対する取付方向(ボディ2の上下方向と一致し且つ取り付け処理時に各蓋を差し込む方向)に沿って延伸するガイド突出部(ガイド突出部33,ガイド突出部43,ガイド突出部84)とを備えたものを適用し、ボディ2として、筒状部(筒状部32,筒状部42,筒状部81)の内周面に摺接可能な筒状嵌合部(上側筒状嵌合部21,下側筒状嵌合部22)と、筒状部(筒状部32,筒状部42,筒状部81)よりもボディ2の上下方向中心に向かって延伸し且つガイド突出部(ガイド突出部33,ガイド突出部43,ガイド突出部84)に若干あそびのある状態で嵌合可能なガイド溝部(上側ガイド溝部27,下側ガイド溝部28)とを備えたものを適用している。これにより、ガイド突出部(ガイド突出部33,ガイド突出部43,ガイド突出部84)をガイド溝部(上側ガイド溝部27、下側ガイド溝部28)に案内させることで、ボディ2に対する上蓋3、下蓋4、開閉蓋8の取り付け位置を固定する(位置決め)ことができる。
特に、本実施形態に係る試験片収納容器1は、ガイド溝部(上側ガイド溝部27、下側ガイド溝部28)の所定部分にボディ2の軸心に向かって窪んだ凹部(上側凹部27a、下側凹部28a)を設け、ガイド突出部(ガイド突出部33,ガイド突出部43,ガイド突出部84)の所定部分にボディ2の軸心に向かって突出する凸部(上側凸部34,下側凸部44,凸部84a)を設け、凹部(上側凹部27a、下側凹部28a)と凸部(上側凸部34,下側凸部44,凸部84a)とを相互に弾性係合可能に構成している。これにより、ボディ2に対する上蓋3、下蓋4、開閉蓋8の良好な装着状態を維持することができるとともに、凹部(上側凹部27a、下側凹部28a)と凸部(上側凸部34,下側凸部44,凸部84a)が弾性係合する事象や、凹部(上側凹部27a、下側凹部28a)と凸部(上側凸部34,下側凸部44,凸部84a)との弾性係合が解除される事象を、作業者は適度なクリック感として感じることができ、装着処理や取り外し処理を適切に行うことができる。
また、本実施形態に係る試験片収納容器1は、ボディ2の内部形状を所定形状(具体的には既存の試験片保管容器の内部形状)に設定可能なインサート5をボディ2に取付可能に構成しているため、ボディ2として、内周面が比較的単純な円筒形のものを採用することが可能である。試験片Pがボディ2の内周面にひっつき難くなるようにボディ2の上端部近傍に絞り部分ができるような形状のインサート5をボディ2に取り付けることで、試験片Pを内部空間1Sから適切に取り出すことが可能になる。
本実施形態に係る試験片収納容器1では、上蓋3の下向き面から所定距離下方の位置に配置される上側中蓋6と、下蓋4の上向き面から所定距離上方の位置に配置される下側中蓋7とを備え、これら上側中蓋6及び下側中蓋7によって、試験片収納容器1の内部空間1Sを、上方から乾燥剤配置用第1空間1Sa、メイン空間1Sb、乾燥剤配置用第2空間1Scの順に仕切るように構成している。これにより、簡単な構造でありながら、乾燥剤配置用第1空間1Sa及び乾燥剤配置用第2空間1Scの両方または一方に乾燥剤を配置することで、試験片Pが収納されるメイン空間1Sbを適切な湿度の空間に維持することが可能である。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。例えば、上述の実施形態では、開閉蓋がヒンジ軸周りに回転することで閉止状態と開放状態の間で切り替わるように設定した態様を例示したが、開閉蓋の全部または一部が所定方向に直線的に移動(無段階的なスライド移動または所定ピッチ単位の段階的なスライド移動等)することで閉状態と開放状態の間で切り替わるように設定することも可能である。
また、ボディや上蓋、下蓋、開閉蓋の外向き面(外周面)を円形状に設定したものを例示したが、外向き面の一部を平坦状に設定したり、外向き面の一部に凸部または凹部を形成したり、外向き面全体を多角形状に設定してもよい。特に、第2装着状態で装置の所定位置にセットした際に、当該装置側に設けた容器保持部に適切に保持される形状に設定することが好ましい。ボディ、下蓋または開閉蓋のうち少なくとも何れかの1つのパーツ(例えば開閉蓋)が、外周面の一部に、円形ではない部分(非円形部)を有するものであれば、第2装着状態にある複数の試験片収納容器を装置に整列させてセットする際に、非円形部を目印として各試験片収納容器の向きを揃えることで、整然と並ばせることができ、装置内における開閉蓋の姿勢・向きも揃えることができる。その結果、装置内の蓋開閉機構による開閉処理の更なる安定化を図ることが可能になり、検体数が多い場合にも適切に対応することができる。
また、相互に嵌合するガイド突出部及びガイド溝部の形状や数は適宜変更することができる。なお、各蓋(上蓋、下蓋、開閉蓋)の筒状部にガイド溝を形成し、ボディに、ガイド溝部に嵌合可能なガイド突出部を備えた構成を採用することも可能である。
上述した実施形態では、ガイド溝部の所定部分にボディの軸心に向かって窪んだ凹部を設け、ガイド突出部の所定部分に軸心に向かって突出する凸部を設けた構成を例示したが、ガイド溝部の所定部分にボディの軸心に向かって突出する凸部を設け、ガイド突出部の所定部分に軸心に向かって窪んだ凹部を設けた構成を採用しても構わない。
各蓋の筒状部とボディが相互に摺接することで良好な嵌合状態を維持することが可能であれば、ガイド突出部やガイド溝部を備えていない構成であってもよい。
インサートの形状も適宜変更することができ、予め複数種類用意された形状の異なるインサートから試験片の種類や形状等に応じて適宜選択したインサートをボディに取り付けるようにしても構わない。ボディに複数のインサートを取り付けるように構成することも可能である。一方で、ボディに対するインサートの取り付けを必須としない構成を採用することもできる。インサートが不要な場合や、ボディの上端部と下端部の両方に上述した構成でインサートを取り付ける場合には、ボディを中心軸方向に上下対称な形状としておけば、上蓋と下蓋が互換性を有していることからボディを上下問わずに使用することができる。
また、中蓋として上側中蓋または下側中蓋の何れかのみを備えた試験片収納容器にしたり、中蓋を備えていない試験片収納容器にすることも可能である。気密性を高めるために、適宜箇所にパッキンを取り付けた構成を採用することもできる。
上述の実施形態では、無底無蓋の内部空間を有する筒状のボディに対して、上蓋及び下蓋を装着可能な試験片収納容器を例示したが、上方向にのみ開口した有底無蓋の内部空間を有するボディを備えた試験片収納容器であってもよい。この場合、ボディは、下蓋として機能する底部と、胴体とを一体化したものになり、ボディとは別パーツの下蓋を要する態様と比較して、構造の簡略化(部品点数の削減)とコストダウンを図ることが可能である。なお、ボディとは別パーツの下蓋が不要である試験片収納容器であれば、ボディの上端部に上蓋が装着された第1装着状態と、ボディの上端部に開閉蓋が装着された第2装着状態とを選択することができる。このような態様であっても、第1装着状態と第2装着状態とを適宜選択することによって、上述とほぼ同様の作用効果を得ることができる。
収納対象の試験片の形状や試験用途も特に限定されない。
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
1…試験片収納容器
1S…内部空間
1Sa…乾燥剤配置用第1空間
1Sb…メイン空間
1Sc…乾燥剤配置用第2空間
2…ボディ
21…上側筒状嵌合部
22…下側筒状嵌合部
27,28…ガイド溝部(上側ガイド溝部,下側ガイド溝部)
27a,28a…凹部(上側凹部27a,下側凹部28a
3…上蓋
4…下蓋
5…インサート
6…上側中蓋
7…下側中蓋
8…開閉蓋
32,42,81…筒状部
33,43,84…ガイド突出部
34,44,84a…凸部(上側凸部,下側凸部,凸部)
P…試験片

Claims (7)

  1. 試験片を収納可能な容器であって、
    軸方向に一致する上下方向のうち少なくとも上方向に開放された無蓋の内部空間を有する筒状のボディと、
    前記ボディの上端部に設定された上側筒状嵌合部に嵌合可能であって且つ前記上側筒状嵌合部の外向き面に摺接可能な内向き面を有する筒状の上蓋と
    を備え、
    さらに、前記ボディに対する嵌合形態が前記上蓋と同一であり、且つ前記内部空間を上方に開放可能な開放状態と前記内部空間を閉塞可能な閉止状態の間で変更可能な開閉蓋を、前記上蓋に代えて前記ボディの上端部に装着可能に構成し、
    前記ボディの上端部に前記上蓋が装着された第1装着状態と、前記ボディの上端部に前記開閉蓋が装着された第2装着状態とを選択可能に構成していることを特徴とする試験片収納容器。
  2. 前記ボディ、前記上蓋、及び前記開閉蓋の外周面が略円筒形状である請求項1に記載の試験片収納容器。
  3. 前記上蓋及び前記開閉蓋は、筒状部と、前記筒状部よりも前記ボディに対する取付方向に沿って延伸するガイド突出部とを備えたものであり、
    前記前記ボディは、前記ガイド突出部に嵌合可能なガイド溝部を備えたものである請求項1又は2に記載の試験片収納容器。
  4. 前記ガイド溝部の所定部分または前記ガイド突出部の所定部分の何れか一方に前記ボディの軸心に向かって窪んだ凹部を設け、他方に前記凹部に係合可能な凸部を設け、前記ガイド溝部に前記ガイド突出部が所定分差し込まれた時点で前記凹部及び前記凸部が相互に弾性係合するように設定している請求項3に記載の試験片収納容器。
  5. 前記ボディの内部形状を所定形状に設定可能なインサートをボディに取付可能に構成している請求項1乃至4の何れかに記載の試験片収納容器。
  6. 前記上蓋の下向き面から所定距離下方の位置に配置される上側中蓋を備え、上側中蓋によって、当該試験片収納容器の内部空間が、上方から乾燥剤配置用第1空間、メイン空間の順に区画されている請求項1乃至5の何れかに記載の試験片収納容器。
  7. 前記ボディが、上下方向に開放された無底無蓋の内部空間を有する筒状をなすものであり、
    さらに、前記ボディの下端部に設定された下側筒状嵌合部に嵌合可能であって且つ前記下側筒状嵌合部の外向き面に摺接可能な内向き面を有する筒状の下蓋を備え、
    前記上蓋及び前記下蓋は相互に互換性を有するものである請求項1乃至6の何れかに記載の試験片収納容器。
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