JP2018091499A - 熱交換器 - Google Patents

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松平 範光
Norimitsu Matsudaira
範光 松平
哲 横尾
Satoru Yokoo
哲 横尾
哲 永山
Satoru Nagayama
哲 永山
一丸 貴秀
Takahide Ichimaru
貴秀 一丸
高井 基治
Motoharu Takai
基治 高井
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Tokyo Radiator Mfg Co Ltd
Nifco Inc
Marelli Corp
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Tokyo Radiator Mfg Co Ltd
Calsonic Kansei Corp
Nifco Inc
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Abstract

【課題】熱交換器を容易に組立可能とする。【解決手段】EGRガスとエンジン冷却水との間で熱交換を行う熱交換器100は、積層される複数のチューブ11と、複数のチューブ11を積層方向に拘束して積層コア10を形成するクリップ20と、を備え、クリップ20は、積層コア10の積層方向に沿う一対の側面のうち一方を開放するように形成され、各々のチューブ11内には、EGRガスが流通する流路が形成され、複数のチューブ11間には、エンジン冷却水が流通する流路が形成される。【選択図】図3

Description

本発明は、熱交換器に関するものである。
特許文献1には、複数のパイプの両端を端板で各々支持してなる熱交換部がEGR管路に収容されるEGR(Exhaust Gas Recirculation)ガス冷却装置が開示されている。
特開平11−013554号公報
しかしながら、特許文献1のEGRガス冷却装置では、複数のパイプを端板に形成された孔に挿入するため、組み立て作業が複雑であった。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、熱交換器を容易に組立可能とすることを目的とする。
本発明のある態様によれば、第1の流体と第2の流体との間で熱交換を行う熱交換器であって、積層される複数のチューブと、前記複数のチューブを積層方向に拘束して積層コアを形成する拘束部材と、を備え、前記拘束部材は、前記積層コアの積層方向に沿う一対の側面のうち一方を開放するように形成され、各々の前記チューブ内には、第1の流体が流通する流路が形成され、前記複数のチューブ間には、第2の流体が流通する流路が形成されることを特徴とする。
上記態様では、複数のチューブを積層し、積層されたチューブを積層方向に拘束部材で拘束するだけで、積層コアを組み立てることができる。したがって、熱交換器を容易に組み立てることができる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る熱交換器の分解斜視図である。 図2は、本発明の第1の実施形態に係る熱交換器の斜視図である。 図3は、本発明の第1の実施形態に係る熱交換器のケースを取り外した状態を示す斜視図である。 図4は、本発明の第1の実施形態に係る熱交換器の平面の断面図である。 図5は、本発明の第1の実施形態に係る熱交換器の側面の断面図である。 図6は、本発明の第2の実施形態に係る熱交換器の平面の断面図である。 図7は、本発明の第3の実施形態に係る熱交換器の平面の断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
まず、図1から図5を参照して、本発明の第1の実施形態に係る熱交換器100について説明する。
熱交換器100は、エンジン(図示省略)の燃焼室にて燃焼した排気ガスの一部をEGR(Exhaust Gas Recirculation)ガスとして燃焼室に還流するEGR装置に設けられる。熱交換器100は、EGRガス(第1の流体)とエンジンを冷却するエンジン冷却水(第2の流体)との間で熱交換を行い、EGRガスを冷却するEGRクーラである。
熱交換器100は、EGRガスとエンジン冷却水との間で熱交換を行う積層コア10と、積層コア10を積層方向に拘束する拘束部材としてのクリップ20と、積層コア10が収容されて内側をエンジン冷却水が流通するケース30と、を備える。
積層コア10は、積層される複数のチューブ11と、チューブ11内に収装されるインナーフィン12と、積層されるチューブ11が取り付けられるプレート13と、を有する。積層コア10は、複数のチューブ11が積層されて直方体形状になるように形成される。積層コア10は、例えばステンレスなどの金属材料によって形成される。各々のチューブ11内には、EGRガスが流通する流路が形成され、複数のチューブ11間には、エンジン冷却水が流通する流路が形成される。
積層コア10におけるEGRガスの入口には、供給パイプ41(図3参照)から供給されるEGRガスを各々のチューブ11に導くヘッダ部材16が設けられる。積層コア10におけるEGRガスの出口には、各々のチューブ11から排出されるEGRガスを集約して排出パイプ42に導くヘッダ部材17が設けられる。
チューブ11は、対向して設けられるチューブインナー11aとチューブアウター11bとを有する。チューブインナー11aとチューブアウター11bとは、共に凹状断面を有する平板状に形成さる。チューブインナー11aとチューブアウター11bとは、凹部どうしを向かい合わせて、チューブアウター11bがチューブインナー11aの外側を覆うように組み立てられる。チューブインナー11aとチューブアウター11bとは、インナーフィン12を収装する空間を形成する。
チューブアウター11bには、積層された状態で隣接する他のチューブ11に当接し、当該他のチューブ11との間に所定の間隔をあける複数の突起11cと、エンジン冷却水が流通する流路を区画する一対の膨出部11dと、が形成される。
突起11cは、チューブ11の積層方向に突出して形成される。突起11cは、チューブ11における膨出部11dが設けられない位置に形成される。隣接する一対のチューブ11の間には、突起11cの高さの分だけ、エンジン冷却水が流通する流路が形成される。
膨出部11dは、チューブ11におけるEGRガスの流れ方向の両端部に形成される。膨出部11dは、チューブ11の積層方向に突起11cと同じだけ突出する。膨出部11dは、積層された状態で隣接する他のチューブ11と当接し、ロウ付けによって一体にされる。これにより、隣接する一対のチューブ11の間のエンジン冷却水の流路が、EGRガスの流路に対して閉塞される。
インナーフィン12は、チューブインナー11aとチューブアウター11bとの間に形成される空間に収装される。インナーフィン12は、隣り合う凹凸が互いにオフセットして並ぶオフセットフィンである。インナーフィン12は、チューブ11内におけるEGRガスの流れを撹拌する。また、インナーフィン12が設けられることによって、EGRガスが熱交換を行うための表面積が拡大する。よって、インナーフィン12が設けられることによって、熱交換効率を向上させることができる。
なお、インナーフィン12を設けずに、隣接する一対のチューブ11の間にアウターフィンを設けてもよい。この場合、チューブ11に突起11cを形成する必要はない。
プレート13は、積層コア10をケース30に固定するために、矩形の枠状に形成される。プレート13の内周には、ヘッダ部材16を介して積層コア10が固定される。プレート13は、積層コア10が設けられる側に、ケース30を固定するための複数のカシメ爪13aを有する。
ヘッダ部材16の一端には、矩形に形成される矩形部16aが設けられる。矩形部16aは、プレート13の内周に挿入される。矩形部16aの内周には、積層コア10が挿入される。矩形部16aは、チューブ11の端部からチューブ11における膨出部11dを覆うように形成される。ヘッダ部材16の他端には、円筒状に形成される円筒部16bが設けられる。円筒部16bは、供給パイプ41に接続される。ヘッダ部材16は、円筒部16bが最も小さく、矩形部16aが最も大きくなるように形成される。
ヘッダ部材16は、積層コア10及びプレート13とロウ付けされて一体にされる。ヘッダ部材16は、チューブ11と同様に、例えばステンレスなどの金属材料によって形成される。
ヘッダ部材17は、ケース30の内周に挿入される。ヘッダ部材17の一端には、矩形に形成される矩形部17aが設けられる。矩形部17aの内周には、積層コア10が挿入される。矩形部17aは、チューブ11の端部からチューブ11における膨出部11dを覆うように形成される。ヘッダ部材17の他端には、円筒状に形成される円筒部17bが設けられる。ヘッダ部材17は、円筒部17bが最も小さく、矩形部17aが最も大きくなるように形成される。
ヘッダ部材17は、ヘッダ部材16と同様に、積層コア10とロウ付けされて一体にされる。ヘッダ部材17もまた、チューブ11と同様に、例えばステンレスなどの金属材料によって形成される。
図4及び図5に示すように、円筒部17bは、Oリング17cと、Oリング17cをケース30内に固定するバックアップリング17dと、を介して、ケース30の内周に保持される。これにより、ケース30内を流通するエンジン冷却水がEGRガスの流路に漏れ出すことを防止できる。円筒部17bは、ケース30を介して排出パイプ42に接続される。
クリップ20は、直方体形状の積層コア10における4つの側面のうち3面に当接するようにU字状に形成される。クリップ20は、図3に示すように、チューブ11の突起11cの間に嵌められる。これにより、クリップ20は、突起11cに係合して、チューブ11に対する移動が規制される。クリップ20は、ケース30に対して積層コア10を積層方向に支持する。クリップ20は、ケース30に対して積層コア10を積層方向に弾性的に支持する弾性支持部としての板ばね部21を有する。
クリップ20は、ロウ付け前の複数のチューブ11を外周から積層方向に拘束して、積層コア10を形成する。クリップ20は、積層コア10を拘束した状態で積層コア10にロウ付けされて、積層コア10と一体にされる。クリップ20は、チューブ11と同様に、例えばステンレスなどの金属材料によって形成される。
ここで、矩形断面を有する枠体で積層コア10の4つの側面を拘束する場合には、枠体に対して積層コア10を長手方向に挿入する際に、チューブ11を変形させるような力が作用するおそれがある。これに対して、クリップ20は、積層コア10の積層方向に沿う一対の側面のうち一方を開放するように形成される。よって、クリップ20を積層コア10の側面から嵌めることができるため、チューブ11を変形させるような力が作用することを防止できる。
なお、クリップ20は、積層コア10にロウ付けされるのではなく、積層コア10とは別部材として設けられて積層コア10に取り付けられてもよい。この場合、クリップ20は、ばね鋼鋼材や耐熱性樹脂材料などによって形成されてもよい。
板ばね部21は、積層コア10の積層方向の両端部に各々設けられる。板ばね部21は、チューブ11の内周を流通する高温のEGRガスによって積層コア10が熱膨張した場合に変形し、積層コア10の外形の変化を吸収する。板ばね部21は、クリップ20のケース30への挿入方向における後方に向けて積層コア10の外側に突出するように形成される。これにより、積層コア10をケース30に挿入する際に、クリップ20の板ばね部21がケース30内に引っ掛かることが防止され、積層コア10のケース30への挿入が容易になる。
なお、板ばね部21は、積層コア10の積層方向の一端部のみに設けられてもよい。この場合、クリップ20は、板ばね部21が設けられない他端部がケース30の内壁に当接し、一端部に設けられる板ばね部21がケース30に対して積層コア10を弾性的に支持する。よって、この場合にも、積層コア10を拘束することができ、積層コア10とケース30の内壁との位置規制を確実に行うことができる。
ケース30は、積層コア10を収装するケース本体31と、エンジン冷却水を供給するための供給流路32と、エンジン冷却水を排出するための排出流路33と、を有する。
ケース本体31は、開口部31aから挿入される積層コア10を覆うような筒状に形成される。図2に示すように、ケース本体31は、カシメ爪13aが折り曲げられることでプレート13に固定される。図3から図5に示すように、ケース本体31の開口部31aとプレート13との間には、Oリング13bが設けられる。Oリング13bは、カシメ爪13aが折り曲げられる際に、ケース本体31とプレート13との間で押しつぶされる。これにより、ケース30内を流通するエンジン冷却水がEGRガスの流路に漏れ出すことを防止できる。
ケース本体31は、積層コア10とは熱膨張率の異なる材料によって形成される。具体的には、ケース本体31は、積層コア10と比較して熱膨張率の小さな材料によって形成される。ここでは、ケース本体31は、例えば樹脂材料によって成形される。
ケース本体31は、積層コア10のチューブ11内を流通するEGRガスを冷却するためのエンジン冷却水が供給される冷却水供給ポート31bと、EGRガスを冷却したエンジン冷却水が排出される冷却水排出ポート31cと、を有する。
ケース本体31における開口部31aの反対側の端部31dには、Oリング42aと、Oリング42aをケース30に固定するバックアップリング42bと、を介して、排出パイプ42が取り付けられる。排出パイプ42は、U字状に形成されるスプリング42cによってケース30に固定される。ケース本体31の端部31dは、積層コア10及びヘッダ部材17を収容する部分から徐々に縮径される漏斗状に形成される。
供給流路32は、ケース本体31の側面に取り付けられる。供給流路32は、ケース本体31の冷却水供給ポート31bからケース本体31内に供給される冷却水を案内する。冷却水供給ポート31bから供給された冷却水は、図5に示すように、積層コア10の一端近傍に導かれた後に、ケース本体31内に供給される。
排出流路33は、ケース本体31の供給流路32が取り付けられるのと同じ側面に取り付けられる。排出流路33は、ケース本体31の冷却水排出ポート31cから排出される冷却水を案内する。EGRガスを冷却したエンジン冷却水は、図5に示すように、積層コア10の他端近傍まで導かれた後に、ケース本体31から外部に排出される。
次に、熱交換器100の作用について説明する。
熱交換器100を組み立てる際には、複数のチューブ11を積層し、積層されたチューブ11を積層方向にクリップ20で拘束する。これにより、積層コア10を組み立てることができる。そして、クリップ20によって積層方向に拘束された積層コア10に、プレート13と、ヘッダ部材16と、ヘッダ部材17と、を取り付けてロウ付けを行う。
最後に、ケース本体31内に積層コア10を収容するようにケース30を取り付けてカシメ爪13aを折り曲げれば、熱交換器100が完成する。このように、クリップ20を用いることで、熱交換器100を容易に組み立てることができる。
熱交換器100では、供給パイプ41から導かれたEGRガスが、積層コア10のチューブ11内を流通して排出パイプ42から排出される。また、熱交換器100では、供給流路32からケース本体31内に供給されたエンジン冷却水が、積層コア10におけるチューブ11間の流路を流通し、排出流路33から排出される。これにより、熱交換器100では、EGRガスとエンジン冷却水との間で熱交換が行われる。EGRガスの温度はエンジン冷却水の温度と比較して高いため、EGRガスは、エンジン冷却水によって冷却される。
ここで、熱交換器100では、ケース30は樹脂材料によって形成され、積層コア10は金属材料によって形成される。このように、ケース30と積層コア10との熱膨張率が異なるため、チューブ11の内周を高温のEGRガスが流通した場合には、積層コア10がケース30と比較して大きく熱膨張する。
これに対して、熱交換器100では、クリップ20が、ケース30に対して積層コア10を弾性的に支持する板ばね部21を積層コア10の積層方向の両端部に各々有する。よって、チューブ11の内周を流通する高温のEGRガスによって積層コア10が熱膨張した場合には、板ばね部21が変形することによって積層コア10の外形の変化を吸収して、積層コア10をケース30に対して常に保持することができる。
また、板ばね部21を有するクリップ20が設けられることにより、積層コア10が積層方向に拘束されるため、高温のEGRガスが流通することによるチューブ11の熱膨張が抑えられる。よって、EGRガスの流通に対する耐圧性を向上させることができる。
以上の第1の実施形態によれば、以下に示す効果を奏する。
熱交換器100では、複数のチューブ11を積層し、積層されたチューブ11を積層方向にクリップ20で拘束するだけで積層コア10を組み立てることができる。したがって、熱交換器100を容易に組み立てることができる。
また、熱交換器100では、クリップ20が、ケース30に対して積層コア10を弾性的に支持する板ばね部21を積層コア10の積層方向の両端部に各々有する。よって、チューブ11の内周を流通する高温のEGRガスによって積層コア10が熱膨張した場合には、板ばね部21が変形することによって積層コア10の外形の変化を吸収して、積層コア10をケース30に対して常に保持することができる。
(第2の実施形態)
以下、図6を参照して、本発明の第2の実施形態に係る熱交換器200について説明する。以下に示す各実施形態では、第1の実施形態と異なる点を中心に説明し、同様の機能を有する構成には同一の符号を付して説明を省略する。
熱交換器200は、二つに分割されたケース230を有する点で、第1の実施形態に係る熱交換器100とは相違する。
熱交換器200は、EGRガスとエンジン冷却水との間で熱交換を行う積層コア10と、積層コア10を積層方向に拘束する拘束部材としてのクリップ20と、積層コア10が収容されて内部をエンジン冷却水が流通するケース230と、を備える。
ケース230は、積層コア10を一方から覆う第1ケース231と、積層コア10を他方から覆う第2ケース232と、を有する。第1ケース231は、フランジ部231aを有し、第2ケース232は、フランジ部232aを有する。フランジ部231aとフランジ部232aとは、向かい合って当接し、ボルト締結などによって固定される。
ケース230には、ヘッダ部材16及びヘッダ部材17が、積層コア10と共に収容される。
ヘッダ部材16は、ヘッダ部材17と同様に、ケース230の内周に挿入される。ヘッダ部材16の円筒部16bは、Oリング16cと、Oリング16cをケース30内に固定するバックアップリング16dと、を介して、ケース30の内周に保持される。
板ばね部21は、クリップ20の第2ケース232への挿入方向における後方に向けて積層コア10の外側に突出するように形成される。これにより、積層コア10を第2ケース232に挿入する際に、クリップ20の板ばね部21が第2ケース232内に引っ掛かることが防止され、積層コア10のケース230への挿入が容易になる。
以上の第2の実施形態によってもまた、第1の実施形態と同様の効果を奏する。
(第3の実施形態)
以下、図7を参照して、本発明の第3の実施形態に係る熱交換器300について説明する。
熱交換器300は、EGRガスがケース330内を一方向に流通するのではなく、EGRガスがケース330内で折り返すように流通する点で、第1の実施形態に係る熱交換器100とは相違する。
熱交換器300は、EGRガスとエンジン冷却水との間で熱交換を行う積層コア10と、積層コア10を積層方向に拘束する拘束部材としてのクリップ20と、積層コア10が収容されて内部をエンジン冷却水が流通するケース330と、を備える。
積層コア10を構成するチューブ11は、EGRガスが供給方向(図7では右から左)に流通する複数の供給用チューブ11eと、EGRガスが排出方向(図7では左から右)に流通する複数の排出用チューブ11fと、からなる。複数の供給用チューブ11eは、積層してまとめられる。複数の排出用チューブ11fも同様に、積層してまとめられる。積層してまとめられた供給用チューブ11eと排出用チューブ11fとは、積層方向(図7では上下方向)に更に積層される。
EGRガスが給排されるヘッダ部材16内における供給用チューブ11eと排出用チューブ11fとの間には、ヘッダ部材16内を供給流路37と排出流路38とに仕切る仕切部材としての仕切板15が設けられる。仕切板15は、板状に形成されるが、供給流路37と排出流路38とを仕切れればよいため、板状に限られるものではない。
ケース330は、積層コア10を収装するケース本体331を有する。ケース本体331は、開口部31aから挿入される積層コア10を覆うような筒状に形成される。ケース本体331は、ヘッダ部材17の先端を覆うように形成されるガイド部35を有する。ガイド部35は、供給用チューブ11eから導かれるEGRガスを方向転換して排出用チューブ11fに案内する方向転換流路36を形成する。なお、ガイド部35は、ケース本体331と一体に形成されるのではなく、ケース本体331とは別体に設けられてケース本体331に取り付けられる態様であってもよい。
以上の第3の実施形態によってもまた、第1及び第2の実施形態と同様の効果を奏する。このように、クリップ20は、EGRガスが一方向に流通する熱交換器100,200だけでなく、EGRガスがケース330内で折り返すように流通する熱交換器300においても有効である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
例えば、上記実施形態に係る熱交換器100,200,300は、EGRクーラに限らず、車両に搭載されるチャージエアクーラなどの熱交換器にも適用できる。また、車両以外に使用される熱交換器にも適用できる。
また、上記実施形態では、ケース本体31は、積層コア10と比較して熱膨張率の小さな材料によって形成されるが、これに限らず、ケース本体31を、積層コア10と比較して熱膨張率の大きな材料によって形成してもよい。この場合にも、クリップ20に板ばね部21が設けられることによって、積層コア10をケース30,230,330に対して常に保持することができる。
100 熱交換器
200 熱交換器
300 熱交換器
10 積層コア
11 チューブ
12 インナーフィン
13 プレート
16 ヘッダ部材
17 ヘッダ部材
20 クリップ(拘束部材)
21 板ばね部(弾性支持部)
30 ケース
230 ケース
231 第1ケース
232 第2ケース
330 ケース

Claims (6)

  1. 第1の流体と第2の流体との間で熱交換を行う熱交換器であって、
    積層される複数のチューブと、
    前記複数のチューブを積層方向に拘束して積層コアを形成する拘束部材と、を備え、
    前記拘束部材は、前記積層コアの積層方向に沿う一対の側面のうち一方を開放するように形成され、
    各々の前記チューブ内には、第1の流体が流通する流路が形成され、
    前記複数のチューブ間には、第2の流体が流通する流路が形成されることを特徴とする熱交換器。
  2. 請求項1に記載の熱交換器であって、
    前記積層コアが収容されて内側を第2の流体が流通するケースを更に備え、
    前記拘束部材は、前記ケースに対して前記積層コアを弾性的に支持する弾性支持部を有することを特徴とする熱交換器。
  3. 請求項2に記載の熱交換器であって、
    前記弾性支持部は、前記積層コアを積層方向に支持することを特徴とする熱交換器。
  4. 請求項2又は3に記載の熱交換器であって、
    前記積層コアと前記ケースとは、熱膨張率の異なる材料によって形成されることを特徴とする熱交換器。
  5. 請求項4に記載の熱交換器であって、
    前記積層コアは、金属材料によって形成され、
    前記ケースは、樹脂材料によって形成されることを特徴とする熱交換器。
  6. 請求項2から5のいずれか一つに記載の熱交換器であって、
    前記弾性支持部は、前記拘束部材の前記ケースへの挿入方向における後方に向けて前記積層コアの外側に突出するように形成されることを特徴とする熱交換器。
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