JP2018088164A - 家事支援情報提供サーバ、家事支援情報提供方法及び家事支援情報提供プログラム - Google Patents
家事支援情報提供サーバ、家事支援情報提供方法及び家事支援情報提供プログラム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】家事を実施する意欲を高めることのできる家事支援情報提供サーバ、家事支援情報提供方法及び家事支援情報提供プログラムを提供する。【解決手段】家事支援情報提供サーバ12は、ユーザが実施した家事に関する家事データを含むデータを当該ユーザと紐付いた端末11から取得する取得部22と、前記取得部22が取得した前記データを前記ユーザと関連付けて記憶する記憶部23と、前記記憶部23に記憶された前記データに基づいて、前記家事の実施度を示すポイントを演算する演算部25と、前記ユーザの前記ポイントを、当該ユーザに紐付いた前記端末11に向けて送信する送信部26と、を備える。【選択図】 図1
Description
本発明は、家事支援情報提供サーバ、家事支援情報提供方法及び家事支援情報提供プログラムに関する。
従来から、家事の効率を向上させるために様々な器具及び装置が開発されている。例えば、特許文献1には、フックに突起部と受け部を設け、積み上げ可能にするハンガーが開示されている。これによれば、衣服をハンガーにかけ、干し場に吊架する作業を簡便にすることができる。また、特許文献2には、食器及び食品の両方の洗浄が可能な食器洗浄機が開示されている。これによれば、食器洗浄機で食品洗浄も可能になるため、家事の効率を向上させることができる。
ところが、上記のような器具及び装置では、家事の負担を軽減したり家事の効率を向上させたりすることはできても、家事を実施する意欲を向上させて、能動的に家事を実施させることは困難であった。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものである。その目的は、家事を実施する意欲を高めることのできる家事支援情報提供サーバ、家事支援情報提供方法及び家事支援情報提供プログラムを提供することである。
上記課題を解決する家事支援情報提供サーバは、ユーザが実施した家事に関する家事データを当該ユーザと紐付いた端末から取得する取得部と、前記取得部が取得した前記家事データを前記ユーザと関連付けて記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された前記家事データに基づいて、前記家事の実施度を示すポイントを演算する演算部と、前記ユーザの前記ポイントを、当該ユーザに紐付いた前記端末に向けて送信する送信部と、を備える。
上記構成によれば、家事支援情報提供サーバは、ユーザから取得した家事データに基づいて家事の実施度を示すポイントを演算し、当該ポイントをユーザに紐付いた端末に向けて送信する。すなわち、ユーザは、これまでに自身が実施した家事を数値化されたポイントで把握できる。このため、ポイントが低い場合には当該ポイントを高くすべく家事を実施する意欲を高めたり、ポイントが高い場合には当該ポイントを高く保つべく家事を実施する意欲を高めたりすることができる。こうして、家事を実施する意欲を高めることができる。
また、上記家事支援情報提供サーバは、前記家事データには、前記家事の種類が含まれ、前記演算部は、前記家事の種類に応じて、前記ポイントの大きさを変更することが好ましい。
上記構成によれば、ユーザにとって苦手な家事や普段行わない家事のポイントをその他の家事に比べて大きくなるように変更することで、苦手な家事や普段行わない家事を実施する意欲を高めることができる。
また、上記家事支援情報提供サーバは、前記送信部は、前記端末に紐付いた前記ユーザと異なる前記ユーザと紐付いた前記端末に前記ポイントを送信することが好ましい。
上記構成によれば、ユーザに他のユーザのポイントを把握させることで、ユーザの競争心を刺激し、家事を実施する意欲をさらに高めることができる。
また、上記家事支援情報提供サーバは、前記記憶部は、前記ユーザの行動パターンに関する行動データを記憶し、前記記憶部に記憶された前記行動データに基づいて、前記家事データを生成する生成部をさらに備えることが好ましい。
上記構成によれば、家事支援情報提供サーバがユーザの行動データに基づいて家事データを生成するため、ユーザが自身の実施した家事を端末に入力する手間を低減できる。
また、前記記憶部は、前記ユーザが属するグループを記憶し、前記送信部は、前記グループに属する一の前記ユーザに関連付けられた前記家事データを、当該グループに属する他の前記ユーザに紐付いた前記端末に送信することが好ましい。
上記構成によれば、グループに属するユーザの家事データを、グループに属するユーザに紐付いた端末へ送信することによって、グループに属するユーザ同士で実施済みの家事を確認できる。このため、例えば、同一家庭内でグループを構成した場合、ユーザが家族の行った家事を把握することで、家事の分担が可能になる。
また、上記課題を解決する家事支援情報提供方法はユーザが実施した家事に関する家事データを含むデータを当該ユーザと紐付いた端末から取得するステップと、前記取得部が取得した前記家事データを前記ユーザと関連付けて記憶するステップと、前記記憶部に記憶された前記家事データに基づいて、前記家事の実施度を示すポイントを演算するステップと、前記ユーザの前記ポイントを、当該ユーザに紐付いた前記端末に向けて送信するステップと、を備える。
上記構成によれば、上記家事支援情報提供サーバと同様の効果を奏することができる。
また、上記課題を解決する家事支援情報提供プログラムは、ユーザが実施した家事に関する家事データを含むデータを当該ユーザと紐付いた端末から取得するステップと、前記取得部が取得した前記家事データを前記ユーザと関連付けて記憶するステップと、前記記憶部に記憶された前記家事データに基づいて、前記家事の実施度を示すポイントを演算するステップと、前記ユーザの前記ポイントを、当該ユーザに紐付いた前記端末に向けて送信するステップと、を家事支援情報提供サーバに実行させる。
上記構成によれば、上記家事支援情報提供サーバと同様の効果を奏することができる。
以下、家事支援情報提供サーバを備える家事支援情報提供システムの一実施形態について図面を参照しつつ説明する。
なお、本実施形態の家事支援情報提供システムは、当該システムの使用者(以下、「ユーザ」とも言う。)が実施した家事に応じて当該ユーザにポイントを付与することによって、当該ユーザの家事を実施する意欲を高めることを目的とするものである。
図1に示すように、家事支援情報提供システム1は、ユーザの位置を取得する位置取得部10と、インターネットに接続されたインターネット家電13(以下、「家電13」とも言う。)と、ユーザによる情報入力の受付け及び情報の表示を行う複数の端末11と、ユーザが実施した家事に応じてポイントを演算する家事支援情報提供サーバ12(以下、「サーバ12」とも言う。)と、を備える。位置取得部10、家電13、複数の端末11及びサーバ12は、無線LAN等の通信機能を有しており、家事支援のための情報を送受信可能に構成されている。
位置取得部10は、端末11の所有者の住宅内に設置、もしくは当該ユーザに携帯される。家電13は、ユーザの住宅内に設置される。端末11は、ユーザに携帯される。サーバ12は、位置取得部10が設置されている住宅と異なる建物に設置される。本実施形態において、端末11はユーザ毎に所有される。また、同一の住居で複数のユーザが生活する場合、図1に示すように、当該複数のユーザが所有する端末11を同一のグループ40に属する端末11とする。この場合のグループ40とは、例えば家族である。
位置取得部10は、ユーザの現在位置に関するデータ(以下、「位置データ」とも言う。)を取得する。詳しくは、位置取得部10は、位置データとして、時刻毎のユーザの位置情報を取得する。このため、位置取得部10は、ユーザに携帯されるGPSロガーとすればよい。また、位置データは、ユーザ判別情報と、ユーザの位置情報と、現在時刻と、が組み合わされたデータである。例えば、ユーザが住宅内のある地点にいる場合、位置取得部10は、「ユーザ」が「ユーザの現在位置に相当する位置情報」に「現在時刻で」存在した、という位置データを取得する。位置取得部10は、取得した位置データを端末11へ送信する。
家電13は、ユーザの家電の使用状況に関するデータである使用状況データ31を取得する(図6参照)。家電13は、通信機能を有する家電である。使用状況データ31は、時刻毎のユーザの家電の使用状況である。また、家電13は、ユーザ判別機能を有する。例えば、家電13は、ユーザが割り当てられたボタンを選択する機能や、指紋認証等の個人識別手法によって、ユーザを判別する。したがって、使用状況データ31は、ユーザ判別情報と、家電の使用状況と、現在時刻と、が組み合わされたデータである。
例えば、ユーザが通信機能を有するアイロンを使用した場合、家電13は、「ユーザ」が「アイロン」を「現在時刻で」使用した、という使用状況データ31を取得する。家電13は、取得した使用状況データ31を端末11へ送信する。
端末11は、例えばスマートフォンである。端末11は、当該端末11を所有するユーザに紐付いている。このため、家事支援情報提供システム1には、ユーザの数と等しい数の端末11が含まれる。端末11は、位置取得部10から受信した位置データ及び家電13から受信した使用状況データ31を取得する。
端末11は、入力部20及び表示部21を有する。入力部20は、ユーザが情報を入力するためのインターフェースであり、例えば、タッチパッドやボタンである。端末11は、ユーザが入力部20を介して位置データ、使用状況データ31及びユーザが実施した家事に関するデータである家事データ33を入力することによって、ユーザの位置データ、使用状況データ31及び家事データ33を取得する。ここで、家事データ33は、ユーザが実施した家事の種類であり、例えば、「料理をする」や「洗濯物を干す」といったデータである。すなわち、端末を介して家事データ33を送信することで、インターネット家電を用いることなく家事を実施した場合でも、当該ユーザが家事を実施したことをサーバ12に認識させることができる。
そして、端末11は、使用状況データ31、位置データ及び家事データ33をサーバ12へ送信する。
表示部21は、ユーザに情報を表示するための画面であり、例えば、液晶ディスプレイである。表示部21は、サーバ12から受信した情報や入力部20の入力画面等を表示する。
また、端末11は、ユーザが属するグループ40に属する他のユーザの家事データ33をサーバ12から受信する。そして、表示部21は、サーバ12から受信した家事データ33を表示する。
サーバ12は、端末11から受信したデータからユーザが実施した家事を判定し、当該家事に応じたポイントを演算する。ポイントとは、家事データ33の評価値である。
サーバ12は、取得部22、記憶部23、生成部24、演算部25及び送信部26を有する。
取得部22は、ユーザと紐付いた端末11から受信した位置データ、使用状況データ31及び家事データ33を取得する。
記憶部23は、例えばROMやRAMのような記憶媒体である。記憶部23は、サーバ12が行う処理を実行するためのプログラムを保存している。サーバ12は、記憶部23からプログラムを読み出し、実行することによって処理を実現する。また、記憶部23は、取得部22が取得した位置データ、使用状況データ31及び家事データ33をユーザと関連付けて記憶する。
また、記憶部23は、対応表30を記憶する。対応表30とは、家事データ33を生成したり、家事データ33からポイントを演算したりするときに参照される表である。
対応表30における家事を実施したユーザは、当該家事に対応するポイントをポイントデータ34として得ることができる。ポイントデータ34とは、ユーザが取得したポイントに関するデータである。ポイントデータ34は、ユーザ判別情報と、ポイントの大きさと、が組み合わされたデータである。図2に示される対応表30に含まれる家事である「洗い物をする」のように、家事に対応する行動パターン、家電及び実施(滞在)時間は無くてもよい。また、図2に示すように、対応表30は、家事の種類に応じてポイントの大きさが異なり、一定ではない。対応表30は、ユーザに紐付けられて、記憶部23に記憶されている。
また、記憶部23は、ユーザのポイントデータ34の合計値(以下、「合計ポイント」とも言う。)を記憶する。ユーザの合計ポイントは、ユーザのポイントデータ34を合計した値である。さらに、記憶部23は、端末11から受信したグループ40及び当該グループ40に属するユーザを関連付けて記憶する。
生成部24は、記憶部23に記憶された位置データから、行動データ32を生成する。行動データ32は、位置データに含まれるユーザの位置情報をユーザの行動パターン、つまり住宅における場所情報に変換したものである。生成部24は、記憶部23に記憶された位置データに含まれるユーザの位置情報に該当する場所情報を含む行動データ32を生成する。
また、生成部24は、記憶部23に記憶されている使用状況データ31及び行動データ32から、実施(滞在)時間を生成する。さらに、生成部24は、行動データ32、使用状況データ31、及びそれぞれに対応する実施(滞在)時間に当てはまる家事を対応表30から選び出し、当該家事に関する家事データ33を生成する。
演算部25は、取得部22及び生成部24から取得した家事データ33と対応表30からユーザの家事の実施度、つまりユーザがどれだけ家事を実施したかを示すポイントを演算する。
家事データ33は家事の種類であるため、演算部25は、対応表30において、取得部22及び生成部24から取得した家事データ33に対応する家事に対応するポイントをポイントデータ34としてユーザに付与する。これによって、家事の実施度に応じてポイントがユーザに与えられる。
また、演算部25は、ユーザのポイントデータ34を合計することで合計ポイントを演算する。さらに、演算部25は、ユーザの合計ポイントに応じて順位付けを行い、ランキングを作成する。ランキングは、性別毎に分けて作成してもよいし、年代毎に分けて作成してもよい。これによって、ユーザが他のユーザに比べてどの程度家事を実施しているのかわかりやすくすることができる。
送信部26は、端末11に紐付いたユーザ及び当該ユーザと異なるユーザのポイントデータ34及び合計ポイントを当該端末11に向けて送信する。また、送信部26は、ランキングを当該端末11に送信する。これによって、ユーザは、当該ユーザの合計ポイント、他のユーザの合計ポイント及びランキングを端末11の表示部21によって確認することができる。
また、送信部26は、端末11に紐付いたユーザに関連付けられて記憶部23に記憶された家事データ33を、当該ユーザが属するグループ40に属する他のユーザに紐付いた端末11に向けて送信する。
次に、図4及び図5に示すフローチャートを参照して、サーバ12が実行する処理の内容について説明する。
まず、図4に示すフローチャートを参照して、端末11からデータを受信した際にサーバが実行する処理の内容について説明する。
図4に示すように、ステップS1では、サーバ12は、端末11から位置データ、使用状況データ31又は家事データ33を取得する。続いて、ステップS2において、サーバ12は、ステップS1で取得したデータを記憶部23にユーザと関連付けて記憶する。サーバ12は、ステップS2が完了した後、ステップS3へ進む。
ステップS3は、位置データを取得した場合に実行される処理である。ステップS3において、サーバ12は、位置データに含まれるユーザの位置情報に該当する行動データ32を生成する。例えば、サーバ12は、記憶部23に位置情報と行動データ32の対応を記憶していてもよいし、インターネット上の情報から位置情報と行動データ32を対応付けしてもよい。サーバ12は、ステップS3が完了した後、ステップS4へ進む。
ステップS4は、行動データ32又は使用状況データ31を取得した場合に実行される処理である。ステップS3において、サーバ13は、行動データ32又は使用状況データ31に対応する実施(滞在)時間を生成する。生成部24は、記憶部23に記憶されている行動データ32を時系列で見たときに、当該行動データ32が記憶されている時間の長さに応じて、当該行動データ32に対応する実施(滞在)時間を生成する。サーバ12は、ステップS4が完了した後、ステップS5へ進む。
ステップS5では、サーバ12は、対応表30において、ステップS1で取得した行動データ32、使用状況データ31及びそれらに関連付けられた実施(滞在)時間に対応する家事に関する家事データ33を生成する。
例えば、図2に示される対応表30において、「アイロンをかける」は「ユーザ」が「アイロン」を「15分」以上使用した場合、「ユーザ」が「アイロンをかける」を実施したと判定される。したがって、記憶部23が使用状況データ31として「ユーザ」が「アイロン」を使用したという使用状況データ31に実施(滞在)時間として「15分」が対応付けられていた場合、生成部24は、「アイロンをかける」に関する家事データ33を生成する。サーバ12は、ステップS5が完了した後、ステップS6へ進む。
ステップS6では、サーバ12は、対応表30において、ステップS1及びステップS5で取得及び生成された家事データ33に対応するポイントを演算し、ユーザにポイントデータ34として付与する。つまり、サーバ12は、対応表30において、ステップS1及びステップS5で取得及び生成された家事データ33に対応するポイントを、記憶部23に記憶されているユーザの合計ポイントに加算する。その後、記憶部23は、更新されたユーザの合計ポイントを記憶する。
また、記憶部23は、ステップS1からステップS6で取得及び生成された行動データ32、使用状況データ31、それらに関連付けられた実施(滞在)時間、家事データ33及びポイントデータ34を、図6に示す一覧表50に記憶する。ステップS6が完了した後、ステップS7へ進む。
ステップS7では、サーバ12は、ユーザの合計ポイント、当該ユーザと異なるユーザの合計ポイントをユーザに紐付いた端末11に向けて送信する。また、ユーザが属するグループ40に属している他のユーザに紐付けられている家事データ33をユーザに紐付いた端末11に向けて送信する。図3に示すように、端末11の表示部21は、受信した家事データ33を利用してグループ40に属するユーザが実施した家事を一覧できるように表示する。また、表示部21は、グループ40に属するユーザが実施した家事にチェックを付ける。これによって、ユーザが実施した家事が、当該ユーザが属するグループ40に属する他のユーザにわかるようにする。サーバ12は、ステップS7が完了した後、処理を終了する。
次に、図5に示すフローチャートを参照して、サーバ12が一定期間(例えば5分)毎に実行する処理の内容について説明する。
ステップS11では、サーバ12は、記憶部24から当該記憶部24に記憶されている全てのユーザそれぞれの合計ポイントを取得する。サーバ12は、ステップS11が完了した後、ステップS12へ進む。
ステップS12では、サーバ12は、ユーザの合計ポイントが高い方が高い順位になるように当該ユーザに順位をつけ、ランキングを更新する。サーバ12は、ステップS12が完了した後、ステップS13へ進む。
ステップS13では、サーバ12は、ステップS12で更新されたランキングを各ユーザに紐付いた端末11に送信する。サーバ12は、ステップS13が完了した後、処理を終了する。
上述の処理において、ステップS1が「ユーザが実施した家事に関する家事データを当該ユーザと紐付いた端末から取得するステップ」に該当する。また、ステップS2が「前記取得部が取得した前記家事データを前記ユーザと関連付けて記憶するステップ」に該当する。また、ステップS6が、「前記記憶部に記憶された前記家事データに基づいて、前記家事の実施度を示すポイントを演算するステップ」に該当する。また、ステップS7が、「前記ユーザの前記ポイントを、当該ユーザに紐付いた前記端末に向けて送信するステップ」に該当する。
次に、本実施形態における家事支援情報提供システム1の作用について説明する。
本実施形態の家事支援情報提供システム1のユーザは、同一住居内に住む夫婦とする。このとき、夫が家事を実施すると、サーバ12上で当該ユーザにポイントが付与され、ランキングが上昇する。
例えば、夫がアイロンがけを開始したことをインターネット家電としてのアイロンの通信機能でサーバ12が受信した後、10分間アイロンを使用した場合、演算部25は、「アイロンをかける」に対応する15ポイントを夫に付与する。また、洗濯機による洗濯が完了したことを洗濯機からの通信機能で受信した後、ユーザが10分間ベランダに出る行動を位置取得部10からサーバ12が受信した場合、演算部25は、「洗濯物を干す」に対応する10ポイントを夫に付与する。さらに、夫が端末11の入力部20から「料理する」を直接入力した場合、演算部25は、15ポイントを夫に付与する。
これによって、夫の合計ポイントが増えるため、夫にどの程度家事を実施したか把握させることができる。また、ユーザ間で取得した合計ポイントのランキングを作成するため、夫の競争心を刺激し、夫に率先して家事を実施させることができる。こうして、家事促進情報提供システム1は、ユーザの家事を実施する意欲を高めることができる。
また、この夫婦は同一住居内に住んでいることによって同一グループ40に属しているため、お互いの家事データ33を端末11で確認することができる。これによって、妻は、夫が実施した家事を把握することができるため、重複して家事を実施してしまうことを抑制することができる。したがって、効率的に家事を実施することができる。
上述した実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)上記実施形態によれば、サーバ12は、取得した家事データ33から家事の実施度を示すポイントに応じたポイントを演算し、当該ポイントをポイントデータ34としてユーザに付与し、当該ポイントデータ34及び合計ポイントをユーザに紐付いた端末11に向けて送信する。すなわち、ユーザは、これまでに自身が実施した家事を数値化されたポイントデータ34及び合計ポイントで把握できる。このため、合計ポイントが低い場合には当該合計ポイントを高くすべく家事を実施する意欲を高めたり、合計ポイントが高い場合には当該合計ポイントを高く保つべく家事を実施する意欲を高めたりすることができる。こうして、家事を実施する意欲を高めることができる。
(2)対応表30において、演算部25は、家事の種類に応じてポイントの大きさを変更する。このため、例えば、ユーザにとって苦手な家事や普段行わない家事のポイントをその他の家事に比べて大きくなるように変更することによって、苦手な家事や普段行わない家事を実施する意欲を高めることができる。
(3)送信部26は、端末11に紐付いたユーザと異なるユーザと紐付いた端末11にポイントデータ34及び合計ポイントを送信する。このため、ユーザの競争心を刺激し、家事を実施する意欲をさらに高めることができる。
(4)生成部24は、行動データ32、使用状況データ31及びそれぞれに対応する実施(滞在)時間から家事データ33を生成する。これによって、ユーザが自身の実施した家事を端末に入力する手間を低減できる。
(5)ユーザの家事データ33を、当該ユーザが属するグループ40に属する他のユーザに紐付いた端末11へ送信することによって、グループ40に属するユーザ同士で実施済みの家事を確認することができる。このため、例えば、同一家庭内でグループ40を構成した場合、ユーザが家族の行った家事を把握することで、家事の分担が可能になる。
以下に、上述した実施形態の別の実施形態を説明する。
ユーザは、グループ40に属するかどうかに関わらず、他のユーザの家事データ33を見ることができるようにしてもよい。これによって、グループ40を作成する手間を省くことができる。
また、位置取得部10及び家電13を用いずに、端末11からだけ位置データ、使用状況データ31及び家事データ33を取得してもよい。一方、端末11から位置データ、使用状況データ31及び家事データ33を取得しないようにしてもよい。
また、端末11が位置取得部10と同様の機能を有していてもよい。例えば、端末11は、端末11が有するGPS機能からユーザの移動や現在位置を取得してもよい。
また、HEMS(Home Energy Management System)に代表される住宅内のエネルギー管理システムを利用して、ユーザの電気やガス、水道等の使用状況に関するデータを取得してもよい。例えば、ユーザが水道を使用した場合、ユーザが「水道」を「単位時間」使用した、というデータを取得するようにしてもよい。
さらに、ユーザの電気やガス、水道等の使用状況に関するデータを用いて、ユーザが実施した家事を推定してもよい。
また、位置取得部10、家電13及び端末11以外からデータを取得できるようにしてもよい。例えば、通信機能を有する自動車から、ユーザの自動車の使用に関するデータを取得してもよい。これによって、子供の送迎や買い物の判定を容易にしたり、判定の精度を向上させたりすることができるようになる。
また、行動データ32及び使用状況データ31から家事データ33を生成せずに、行動データ32及び使用状況データ31にポイントを付与してもよい。具体的には、サーバ12から生成部24を削除し、対応表30から家事の列を削除してもよい。このとき、例えば、サーバ12は、「アイロン」を「15分以上」使用した使用状況データ31を取得したときに、ユーザに「15ポイント」付与するようにしてもよい。これによって、家事の種類を区別しなくてよくなる。
また、サーバ12は、ランキングを作成しなくてもよいし、ユーザの端末11に当該ユーザのポイントデータ34だけ送信するようにしてもよい。この場合でも、ユーザは家事を実施することによってポイントデータ34が付与されるため、ユーザの家事を実施する意欲を高めることができる。
また、図2に示される対応表30は家事毎にポイントを設定しているが、全ての家事を一律に同じポイントにしてもよい。これによって、対応表30のポイントの列を減らすことができるため、演算部25が家事データ33からポイントを演算する必要が無くなり、サーバ12が行う処理の負荷を軽減することができる。
また、対応表30の家電、行動パターン、家事、実施(滞在)時間及びポイントの対応を変更することができるようにしてもよい。例えば、対応表30における「アイロンをかける」の家事に対応するポイントを「15ポイント」から「20ポイント」に変更することができるようになっていてもよい。このとき、例えば、ユーザが端末11の入力部20を介して対応表30を変更するための要求を入力し、端末11が当該要求をサーバ12へ送信することによって、サーバ12が対応表30を変更するようにしてもよい。これによって、ユーザが対応表30を自分に適した設定に変更することができるため、ユーザの家事を実施する意欲をより高めることができる。
また、家事の実施状況によって、実施した家事とポイントの対応を自動で変更してもよい。つまり、演算部30は、家事の実施状況に応じてポイントの大きさを変更してもよい。詳しくは、ユーザが実施しない家事のポイントを徐々に上昇させたり、逆にユーザがよく実施する家事のポイントを徐々に減少させたりしてもよい。例えば、対応表30において、ユーザが「アイロンをかける」を一週間実施しなかった場合、「アイロンをかける」に対応するポイントを2倍の「30ポイント」にしてもよい。これによって、ユーザの苦手な家事や慣れていない家事の実施を促すことができる。
また、ユーザに付与するポイントデータ34を、家事を実施した時間に比例させてもよい。例えば、ユーザが「アイロンをかける」を対応表30の実施(滞在)時間の2倍の「30分」かけて実施した場合、ユーザに付与するポイントデータ34を「30ポイント」にしてもよい。これによって、ユーザが大量に家事を実施したにもかかわらず、ユーザに付与されるポイントデータ34が一定であることによるユーザの家事を実施する意欲の低下を抑制することができる。
また、ユーザの行動とユーザの手入力情報から、ユーザの実施した家事を推定する学習機能を有していてもよい。例えば、ユーザが「キッチン」に「30分」いるときに「料理」と手入力した場合、サーバは、次回からユーザが「キッチン」に「30分」いたときに「料理」を実施したと判定するようにしてもよい。これによって、ユーザが端末11の入力部20を介して対応表30を変更することなく、家事データ33に対して最適な使用状況データ31、行動データ32及び実施(滞在)時間に変更することができる。
また、位置取得部10は、サーバ12と直接送受信を行ってもよい。これによって、端末11の処理負荷が軽減される。
また、一覧表50に日付のデータを付与し、ランキングを一定期間毎に区切って作成するようにしてもよい。例えば、一日毎にその日付のデータを含む一覧表50のデータから合計ポイントを演算し、ランキングを作成してもよい。これによって、ユーザは、同一期間内の家事の実施状況を他のユーザを比較することができる。
また、端末11は、入力部20を介して行動データ32を直接取得するようにしてもよい。これによって、サーバ12の処理負荷を軽減することができる。
1:家事促進情報提供システム
10:位置取得部
11:端末
12:サーバ
13:家電
20:入力部
21:表示部
22:取得部
23:記憶部
24:生成部
25:演算部
26:送信部
30:対応表
31:使用状況データ
32:行動データ
33:家事データ
34:ポイントデータ
40:グループ
50:一覧表
10:位置取得部
11:端末
12:サーバ
13:家電
20:入力部
21:表示部
22:取得部
23:記憶部
24:生成部
25:演算部
26:送信部
30:対応表
31:使用状況データ
32:行動データ
33:家事データ
34:ポイントデータ
40:グループ
50:一覧表
Claims (7)
- ユーザが実施した家事に関する家事データを当該ユーザと紐付いた端末から取得する取得部と、
前記取得部が取得した前記家事データを前記ユーザと関連付けて記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶された前記家事データに基づいて、前記家事の実施度を示すポイントを演算する演算部と、
前記ユーザの前記ポイントを、当該ユーザに紐付いた前記端末に向けて送信する送信部と、を備える
家事支援情報提供サーバ。 - 前記家事データには、前記家事の種類が含まれ、
前記演算部は、前記家事の種類に応じて、前記ポイントの大きさを変更する
請求項1に記載の家事支援情報提供サーバ。 - 前記送信部は、前記端末に紐付いた前記ユーザと異なる前記ユーザと紐付いた前記端末に前記ポイントを送信する
請求項1又は2に記載の家事支援情報提供サーバ。 - 前記記憶部は、前記ユーザの行動パターンに関する行動データを記憶し、
前記記憶部に記憶された前記行動データに基づいて、前記家事データを生成する生成部をさらに備える
請求項1乃至3の何れか一項に記載の家事支援情報提供サーバ。 - 前記記憶部は、前記ユーザが属するグループを記憶し、
前記送信部は、前記グループに属する一の前記ユーザに関連付けられた前記家事データを、当該グループに属する他の前記ユーザに紐付いた前記端末に送信する
請求項1乃至4の何れか一項に記載の家事支援情報提供サーバ。 - ユーザが実施した家事に関する家事データを含むデータを当該ユーザと紐付いた端末から取得するステップと、
前記取得部が取得した前記家事データを前記ユーザと関連付けて記憶するステップと、
前記記憶部に記憶された前記家事データに基づいて、前記家事の実施度を示すポイントを演算するステップと、
前記ユーザの前記ポイントを、当該ユーザに紐付いた前記端末に向けて送信するステップと、を備える
家事支援情報提供方法。 - ユーザが実施した家事に関する家事データを含むデータを当該ユーザと紐付いた端末から取得するステップと、
前記取得部が取得した前記家事データを前記ユーザと関連付けて記憶するステップと、
前記記憶部に記憶された前記家事データに基づいて、前記家事の実施度を示すポイントを演算するステップと、
前記ユーザの前記ポイントを、当該ユーザに紐付いた前記端末に向けて送信するステップと、を家事支援情報提供サーバに実行させる
家事支援情報提供プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016231572A JP2018088164A (ja) | 2016-11-29 | 2016-11-29 | 家事支援情報提供サーバ、家事支援情報提供方法及び家事支援情報提供プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016231572A JP2018088164A (ja) | 2016-11-29 | 2016-11-29 | 家事支援情報提供サーバ、家事支援情報提供方法及び家事支援情報提供プログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Family
ID=62494515
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2016231572A Pending JP2018088164A (ja) | 2016-11-29 | 2016-11-29 | 家事支援情報提供サーバ、家事支援情報提供方法及び家事支援情報提供プログラム |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2018088164A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020177447A (ja) * | 2019-04-18 | 2020-10-29 | トヨタホーム株式会社 | 家事分担システム |
WO2023058747A1 (ja) * | 2021-10-07 | 2023-04-13 | パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブ アメリカ | 家事ポイントの算出方法、情報処理装置、及びプログラム |
-
2016
- 2016-11-29 JP JP2016231572A patent/JP2018088164A/ja active Pending
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JP2020177447A (ja) * | 2019-04-18 | 2020-10-29 | トヨタホーム株式会社 | 家事分担システム |
WO2023058747A1 (ja) * | 2021-10-07 | 2023-04-13 | パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブ アメリカ | 家事ポイントの算出方法、情報処理装置、及びプログラム |
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