JP2018087932A - 結像レンズ、光学機器、および板状部材の製造方法 - Google Patents

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【課題】倍率変化に伴う収差変動が小さく、高い光学性能を有した結像レンズを提供する。【解決手段】結像レンズILは、正の屈折力を有する前群GFと、絞りSと、正の屈折力を有する後群GRとからなり、前群GFは、第1〜第4レンズ成分L1〜L4からなり、後群GRは、第5レンズ成分L5からなり、第2レンズ成分L2における最も物体側のレンズ面が凸面で、第2レンズ成分L2における最も像側のレンズ面が凹面であり、第3レンズ成分L3における最も像側のレンズ面が凹面であり、第4レンズ成分L4における最も物体側のレンズ面が凸面(もしくは平面)であり、第5レンズ成分L5における最も物体側のレンズ面が凹面であり、無限遠物体から有限距離物体への合焦の際、前群GFと後群GRとの空気間隔が増加するように、前群GFおよび後群GRが光軸に沿って物体側に移動する。【選択図】図1

Description

本発明は、結像レンズ、光学機器、および板状部材の製造方法に関する。
近年、FPD(Flat Panel Display)、PCB(Printed Circuit Board)、シー
ト、印刷面等の外観検査に用いられる結像レンズには、検査対象物の高精細化や撮像素子の高精細化に伴い、結像レンズの高性能化が要求されている。具体的には、高い解像力に加え、像面湾曲および歪曲収差の低減化等が要求されている。また、検査対象物の大きさが多様化し、それに対応するために複数種の外観検査装置が必要とされている。このような要求に応えるため、結像倍率を変化させることが可能な結像レンズが考案されている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2008−257088号公報
第1の態様に係る結像レンズは、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する前群と、絞りと、正の屈折力を有する後群とを有し、前記前群は、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ成分と、正の屈折力を有する第2レンズ成分と、負の屈折力を有する第3レンズ成分と、正の屈折力を有する第4レンズ成分とを有し、前記後群は、正の屈折力を有する第5レンズ成分を有し、前記第2レンズ成分における最も物体側のレンズ面が凸面で、前記第2レンズ成分における最も像側のレンズ面が凹面であり、前記第3レンズ成分における最も像側のレンズ面が凹面であり、前記第4レンズ成分における最も物体側のレンズ面が凸面もしくは平面であり、前記第5レンズ成分における最も物体側のレンズ面が凹面であり、無限遠物体から有限距離物体への合焦の際、前記前群と前記後群との空気間隔が増加するように、前記前群および前記後群が光軸に沿って物体側に移動する。
第2の態様に係る光学機器は、物体の像を所定の位置に結像させる上記の結像レンズを備えて構成される。
第3の態様に係る板状部材の製造方法は、板状部材を製作する製作工程と、上記の光学機器を用いて前記板状部材を検査する検査工程と、前記検査工程で良品と判定された前記板状部材を選別する工程とを有する。
第1実施例に係る結像レンズの構成を示す断面図である。 (a)は第1実施例に係る結像レンズの無限遠合焦状態における諸収差図であり、(b)は結像倍率が−1/3倍の場合における諸収差図であり、(c)は結像倍率が−1倍の場合における諸収差図である。 第2実施例に係る結像レンズの構成を示す断面図である。 (a)は第2実施例に係る結像レンズの無限遠合焦状態における諸収差図であり、(b)は結像倍率が−1/3倍の場合における諸収差図であり、(c)は結像倍率が−1倍の場合における諸収差図である。 第3実施例に係る結像レンズの構成を示す断面図である。 (a)は第3実施例に係る結像レンズの無限遠合焦状態における諸収差図であり、(b)は結像倍率が−1/3倍の場合における諸収差図であり、(c)は結像倍率が−1倍の場合における諸収差図である。 第4実施例に係る結像レンズの構成を示す断面図である。 (a)は第4実施例に係る結像レンズの無限遠合焦状態における諸収差図であり、(b)は結像倍率が−1/3倍の場合における諸収差図であり、(c)は結像倍率が−1倍の場合における諸収差図である。 第5実施例に係る結像レンズの構成を示す断面図である。 (a)は第5実施例に係る結像レンズの無限遠合焦状態における諸収差図であり、(b)は結像倍率が−1/3倍の場合における諸収差図であり、(c)は結像倍率が−1倍の場合における諸収差図である。 第6実施例に係る結像レンズの構成を示す断面図である。 (a)は第6実施例に係る結像レンズの無限遠合焦状態における諸収差図であり、(b)は結像倍率が−1/3倍の場合における諸収差図であり、(c)は結像倍率が−1倍の場合における諸収差図である。 第7実施例に係る結像レンズの構成を示す断面図である。 (a)は第7実施例に係る結像レンズの無限遠合焦状態における諸収差図であり、(b)は結像倍率が−1/3倍の場合における諸収差図であり、(c)は結像倍率が−1倍の場合における諸収差図である。 第8実施例に係る結像レンズの構成を示す断面図である。 (a)は第8実施例に係る結像レンズの無限遠合焦状態における諸収差図であり、(b)は結像倍率が−1/3倍の場合における諸収差図であり、(c)は結像倍率が−1倍の場合における諸収差図である。 第9実施例に係る結像レンズの構成を示す断面図である。 (a)は第9実施例に係る結像レンズの無限遠合焦状態における諸収差図であり、(b)は結像倍率が−1/3倍の場合における諸収差図であり、(c)は結像倍率が−1倍の場合における諸収差図である。 第10実施例に係る結像レンズの構成を示す断面図である。 (a)は第10実施例に係る結像レンズの無限遠合焦状態における諸収差図であり、(b)は結像倍率が−1/3倍の場合における諸収差図であり、(c)は結像倍率が−1倍の場合における諸収差図である。 第11実施例に係る結像レンズの構成を示す断面図である。 (a)は第11実施例に係る結像レンズの無限遠合焦状態における諸収差図であり、(b)は結像倍率が−1/3倍の場合における諸収差図であり、(c)は結像倍率が−1倍の場合における諸収差図である。 第12実施例に係る結像レンズの構成を示す断面図である。 (a)は第12実施例に係る結像レンズの無限遠合焦状態における諸収差図であり、(b)は結像倍率が−1/3倍の場合における諸収差図であり、(c)は結像倍率が−1倍の場合における諸収差図である。 第13実施例に係る結像レンズの構成を示す断面図である。 (a)は第13実施例に係る結像レンズの無限遠合焦状態における諸収差図であり、(b)は結像倍率が−1/3倍の場合における諸収差図であり、(c)は結像倍率が−1倍の場合における諸収差図である。 (a)は結像倍率が低倍率の状態の光学機器の要部概略図であり、(b)は結像倍率が高倍率の状態の光学機器の要部概略図である。 板状部材の製造方法を示すフローチャートである。
以下、本実施形態の結像レンズ、光学機器について図を参照して説明する。特許文献1に記載の結像レンズでは、倍率変化に伴うコマ収差や像面湾曲の変動を抑制することが困難であるため、使用倍率によっては解像力が低下するという問題があることが分かった。
そこで本実施形態では、倍率変化に伴う収差変動が小さく、高い光学性能を有した結像レンズについて説明する。
本実施形態に係る結像レンズILの一例として、図1に示す結像レンズIL(1)は、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する前群GFと、絞り(開口絞り)Sと、正の屈折力を有する後群GRとを有して構成される。前群GFは、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ成分L1と、正の屈折力を有する第2レンズ成分L2と、負の屈折力を有する第3レンズ成分L3と、正の屈折力を有する第4レンズ成分L4とを有して構成される。後群GRは、正の屈折力を有する第5レンズ成分L5を有して構成される。
本実施形態において、レンズ成分は、単レンズ又は接合レンズを示すものである。前群GFにおいて、第2レンズ成分L2における最も物体側のレンズ面が凸面であり、第2レンズ成分L2における最も像側のレンズ面が凹面である。第3レンズ成分L3における最も像側のレンズ面が凹面であり、第4レンズ成分L4における最も物体側のレンズ面が凸面もしくは平面である。後群GRにおいて、第5レンズ成分L5における最も物体側のレンズ面が凹面である。また、無限遠物体から有限距離物体への合焦の際、前群GFと後群GRとの空気間隔が増加するように、前群GFおよび後群GRが光軸に沿って物体側に移動する。
本実施形態に係る結像レンズILは、第1レンズ成分L1から第5レンズ成分L5にかけて、対称性の高い正・正・負・正・正の屈折力配置を有するため、歪曲収差および倍率色収差を良好に補正することが可能になる。また、第1レンズ成分L1が正の屈折力を有するため、第2レンズ成分L2以降の各レンズ成分の大型化を抑制することができる。第2レンズ成分L2における最も物体側のレンズ面が凸面で、第2レンズ成分L2における最も像側のレンズ面が凹面であり、第3レンズ成分L3における最も像側のレンズ面が凹面であり、第4レンズ成分L4における最も物体側のレンズ面が凸面もしくは平面であり、第5レンズ成分L5における最も物体側のレンズ面が凹面であるため、軸外の入射光線と射出光線を滑らかに通過させることができ、コマ収差の増大を抑制することができる。無限遠物体から有限距離物体への合焦の際、前群GFと後群GRとの空気間隔が増加するように、前群GFおよび後群GRが異なる移動量で光軸に沿って物体側に移動するため、使用倍率範囲内での諸収差の変動を抑制することが可能になる。
本実施形態に係る結像レンズILは、図3に示す結像レンズIL(2)でも良く、図5に示す結像レンズIL(3)でも良く、図7に示す結像レンズIL(4)でも良く、図9に示す結像レンズIL(5)でも良い。また、本実施形態に係る結像レンズILは、図11に示す結像レンズIL(6)でも良く、図13に示す結像レンズIL(7)でも良く、図15に示す結像レンズIL(8)でも良く、図17に示す結像レンズIL(9)でも良い。また、本実施形態に係る結像レンズILは、図19に示す結像レンズIL(10)でも良く、図21に示す結像レンズIL(11)でも良く、図23に示す結像レンズIL(12)でも良く、図25に示す結像レンズIL(13)でも良い。なお、図3、図5、図7、図9、図11、図13、図15、図17、図19、図21、図23、および図25に示す結像レンズIL(2)〜IL(13)の各群は、図1に示す結像レンズIL(1)と同様に構成される。
本実施形態の結像レンズILは、次の条件式(1)を満足してもよい。
0.012<D23/f<0.050 ・・・(1)
但し、D23:第2レンズ成分L2と第3レンズ成分L3との空気間隔、
f:無限遠合焦状態における結像レンズILの焦点距離。
条件式(1)は、第2レンズ成分L2と第3レンズ成分L3との空気間隔と、結像レンズILの全系の(e線における)焦点距離との適切な比率を規定するための条件式である。条件式(1)を満足することで、コマ収差を十分に補正することができる。
条件式(1)の対応値が下限値を下回ると、コマ収差がマイナス方向に増大する。これにより、像の全域での解像力の均一性が低下し、十分な光学性能が得られなくなる。本実施形態の効果を確実にするために、条件式(1)の下限値を0.020にすることができる。
条件式(1)の対応値が上限値を上回ると、コマ収差がプラス方向に増大する。これにより、像の全域での解像力の均一性が低下し、十分な光学性能が得られなくなる。本実施形態の効果を確実にするために、条件式(1)の上限値を0.037にすることができる。
本実施形態の結像レンズILは、次の条件式(2)を満足してもよい。
−0.68<f3/f<−0.24 ・・・(2)
但し、f3:第3レンズ成分L3の焦点距離、
f:無限遠合焦状態における結像レンズILの焦点距離。
条件式(2)は、第3レンズ成分L3の(e線における)焦点距離と、結像レンズILの全系の(e線における)焦点距離との適切な比率を規定するための条件式である。条件式(2)を満足することで、像面湾曲を十分に補正することができる。
条件式(2)の対応値が下限値を下回ると、ペッツバール和がプラス方向に大きくなりすぎるため、像面湾曲がアンダー方向に増大する。これにより、像の周辺に向かうにつれて解像力が低下し、十分な光学性能が得られなくなる。本実施形態の効果を確実にするために、条件式(2)の下限値を−0.53にすることができる。
条件式(2)の対応値が上限値を上回ると、ペッツバール和がマイナス方向に大きくなりすぎるため、像面湾曲がオーバー方向に増大する。これにより、像の周辺に向かうにつれて解像力が低下し、十分な光学性能が得られなくなる。本実施形態の効果を確実にするために、条件式(2)の上限値を−0.34にすることができる。
本実施形態の結像レンズILにおいて、第4レンズ成分L4を構成する正レンズに、次の条件式(3)を満足する光学材料が用いられるようにしてもよい。
1.80<ne ・・・(3)
但し、ne:光学材料のe線に対する屈折率。
条件式(3)は、第4レンズ成分L4を構成する正レンズに使用される光学材料の(e線に対する)屈折率の適切な範囲を規定するための条件式である。条件式(3)を満足することで、球面収差を十分に補正することができる。
条件式(3)の対応値が下限値を下回ると、球面収差がオーバー方向に増大する。これにより、特に像の中心付近における解像力が著しく低下し、十分な光学性能が得られなくなる。本実施形態の効果を確実にするために、条件式(3)の下限値を1.88にすることができる。
本実施形態の結像レンズILにおいて、無限遠物体から有限距離物体への合焦の際、絞りSが前群GFもしくは後群GRとともに光軸に沿って物体側に移動するようにしてもよい。これにより、絞りSが単独で光軸に沿って移動する場合よりも移動機構を簡素化することができる。また、絞りSに対して、前後の屈折力のバランスが大きく変化することを防ぎ、像面湾曲、歪曲収差、倍率色収差の増大を抑制することができる。
本実施形態の結像レンズILは、以降の実施例において例示される構成に限定されるものではないことは言うまでもない。また、以降の実施例において、本実施形態の結像レンズILを縮小光学系として記載しているが、光の可逆性により光学系を逆向きに捉え、拡大光学系として用いることも可能である。
本実施形態の光学機器は、上述した構成の結像レンズILを備えて構成される。その具体例として、上記実施形態に係る結像レンズILを備えた外観検査装置(光学機器)を図27(a)および図27(b)に基づいて説明する。この外観検査装置101は、FPDやPCB等の検査対象物(板状部材)110に対して外観検査を行うために用いられる。外観検査装置101のカメラ鏡筒部に搭載される撮像レンズ112として、上記実施形態に係る結像レンズILが用いられる。外観検査装置101において、検査対象物110からの光は、撮像レンズ112で集光されて、撮像素子111へ到達する。撮像レンズ112により、検査対象物110の像が撮像素子111の撮像面上に結像され、撮像素子111が検査対象物110の像を撮像する。撮像素子111により撮像取得された検査対象物110の画像は、モニター114に表示される。画像処理装置113は、撮像素子111により撮像取得された検査対象物110の画像データに対して種々の画像処理を行うことができる。このような構成によれば、上記実施形態に係る結像レンズILを搭載することにより、図27(a)および図27(b)に示すように結像倍率を変化させても、倍率変化に伴う収差変動が小さく、高い光学性能を有した光学機器を得ることが可能になる。
続いて、図28を参照しながら、上述の外観検査装置(光学機器)101を用いた板状部材の製造方法について概説する。FPDやPCB等の板状部材(図示せず)は、板状部材を製作する製作工程(ステップST1)、板状部材の検査を行う検査工程(ステップST2)等を経て製造される。ステップST1では、例えばガラス基板上にフォトリソグラフィ等にてTFT(Thin Film Transistor)のパターンを形成し、板状部材を製作する。ステップST2では、ステップST1で製作した板状部材の欠陥の有無を検査する。検査の結果、良品(欠陥が無い)と判定された板状部材を選別して次の製造工程(例えば、セル工程、モジュール工程、製品出荷等)に送る。また、検査の結果、不良品(欠陥が有る)と判定された板状部材は、補修されるか破棄される。このような板状部材の製造方法の検査工程において、上述の外観検査装置(光学機器)101を用いて板状部材の外観検査を行う。これにより、倍率変化に伴う収差変動が小さく、像の中心から周辺まで解像力の高い検査対象物(板状部材)の像に基づいて、精度の高い外観検査を行うことができる。
以下、本実施形態の実施例に係る結像レンズILを図面に基づいて説明する。図1、図3、図5、図7、図9、図11、図13、図15、図17、図19、図21、図23、図25は、第1〜第13実施例に係る結像レンズIL{IL(1)〜IL(13)}の構成を示す断面図である。各図に示す矢印は、無限遠物体から有限距離物体への合焦の際の、各群の移動方向を示している。
これら図1、図3、図5、図7、図9、図11、図13、図15、図17、図19、図21、図23、図25において、各群を符号Gとアルファベットの組み合わせにより、各レンズ成分を符号Lと数字の組み合わせにより、それぞれ表している。この場合において
、符号、数字の種類および数が大きくなって煩雑化するのを防止するため、実施例毎にそれぞれ独立して符号と数字(もしくはアルファベット)の組み合わせを用いてレンズ成分等を表している。このため、実施例間で同一の符号と数字(もしくはアルファベット)の組み合わせが用いられていても、同一の構成であることを意味するものでは無い。
以下に表1〜表13を示すが、この内、表1は第1実施例、表2は第2実施例、表3は第3実施例、表4は第4実施例、表5は第5実施例、表6は第6実施例、表7は第7実施例、表8は第8実施例、表9は第9実施例、表10は第10実施例、表11は第11施例、表12は第12実施例、表13は第13実施例における各諸元データを示す表である。各実施例では収差特性の算出対象として、e線(波長λ=546.07nm)、C線(波長λ=656.27nm)、F線(波長λ=486.13nm)を選んでいる。
[全体諸元]の表において、fは無限遠合焦状態における結像レンズILの全系のe線における焦点距離を示し、FNOは無限遠合焦状態における結像レンズILのe線におけるFナンバーを示す。2ωは無限遠合焦状態における結像レンズILの画角を示し、Yは像高を示し、βは結像レンズILのe線における結像倍率を示す。f3は第3レンズL3のe線における焦点距離を示し、D23は第2レンズ成分L2と第3レンズ成分L3との空気間隔を示す。なお、結像倍率βの「∞」は無限遠合焦状態であることを示している。
[レンズ諸元]の表において、面番号は物体側からのレンズ面の順序を示し、Rは各面番号に対応する曲率半径(曲率中心が像側に位置する面を正の値としている)、Dは各面番号に対応する光軸上のレンズ厚もしくは空気間隔、ndは各面番号に対応する硝材のd線(波長λ=587.56nm)に対する屈折率、νdは各面番号に対応する硝材のd線を基準とするアッベ数、Bfはレンズ最終面から像面までの光軸上の距離を、それぞれ示す。曲率半径の「∞」は平面又は開口を示し、(絞りS)は絞りSが配置されることを示す。なお、第0面は物体面に対応し、第0面に記載されたDは物体面から第1面までの空気間隔を示す。また、空気の屈折率nd=1.00000の記載は省略している。
[可変間隔データ]の表は、[レンズ諸元]を示す表において面間隔が「可変」となっている面番号iにおける次の面までの面間隔Diを示す。例えば、第1実施例では、面番号0,10での面間隔D0,D10を示す。また、[可変間隔データ]の表において、結像倍率に対応した可変間隔の値を示す。fは各結像倍率における結像レンズILの全系のe線における焦点距離を示し、Bfは各結像倍率におけるレンズ最終面から像面までの光軸上の距離を示す。なお、結像倍率βの「∞」と面間隔D0の「∞」は、無限遠合焦状態であることを示している。
[条件式対応値]の表には、上記の条件式(1)〜(3)に対応する値を示す。
以下、全ての諸元値において、掲載されている焦点距離f、曲率半径R、面間隔D、その他の長さ等は、特記のない場合一般に「mm」が使われるが、光学系は比例拡大又は比例縮小しても同等の光学性能が得られるので、これに限られるものではない。
ここまでの表の説明は全ての実施例において共通であり、以下での重複する説明は省略する。
(第1実施例)
第1実施例について、図1〜図2および表1を用いて説明する。図1は、本実施形態の第1実施例に係る結像レンズの構成を示す断面図である。第1実施例に係る結像レンズIL(1)は、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する前群GFと、絞り(開口絞り)Sと、正の屈折力を有する後群GRとから構成される。前群GFは、物体側から順に並ん
だ、正の屈折力を有する第1レンズ成分L1と、正の屈折力を有する第2レンズ成分L2と、負の屈折力を有する第3レンズ成分L3と、正の屈折力を有する第4レンズ成分L4とから構成される。第1レンズ成分L1は、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズである。第2レンズ成分L2は、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズである。第3レンズ成分L3は、両凹形状の負レンズである。第4レンズ成分L4は、(物体側から順に)物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと両凸形状の正レンズとが接合された接合正レンズである。このように、第2レンズ成分L2における最も物体側のレンズ面が凸面であり、第2レンズ成分L2における最も像側のレンズ面が凹面である。第3レンズ成分L3における最も像側のレンズ面が凹面であり、第4レンズ成分L4における最も物体側のレンズ面が凸面である。
後群GRは、正の屈折力を有する第5レンズ成分L5から構成される。第5レンズ成分L5は、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズである。このように、第5レンズ成分L5における最も物体側のレンズ面が凹面である。なお、第5レンズ成分L5の像側に像面(図示せず)が配置される。第1実施例に係る結像レンズIL(1)では、無限遠物体から近距離物体(有限距離物体)への合焦の際、すなわち結像倍率が変化する際、前群GFと後群GRとの空気間隔が増加するように、前群GFおよび後群GRが異なる移動量で光軸に沿って物体側に移動する。このとき、絞りSは、前群GFとともに光軸に沿って物体側に移動する。
以下の表1に、第1実施例に係る結像レンズの諸元の値を掲げる。なお、表1における面番号1〜12は、図1における面m1〜m12と対応している。
(表1)
[全体諸元]
f=54.7
FNO=2.8
2ω=43.1度
Y=21.6
β=∞〜-1倍
f3=-24.1
D23=1.700
[レンズ諸元]
面番号 R D nd νd
0 D0(可変)
1 86.970 3.300 1.51633 64.2
2 774.408 0.700
3 17.630 4.300 1.77250 49.6
4 31.479 1.700
5 -315.176 1.200 1.56732 42.8
6 14.378 2.550
7 170.756 1.200 1.75520 47.5
8 14.240 5.100 1.89190 37.1
9 -96.364 2.000
10 ∞ D10(可変) (絞りS)
11 -38.003 3.000 1.71299 53.9
12 -27.502 Bf
[可変間隔データ]
β ∞ -1/3倍 -1倍
f 54.7 55.5 56.7
D0 ∞ 210.073 99.456
D10 3.100 5.600 9.150
Bf 40.368 57.607 93.920
[条件式対応値]
条件式(1) D23/f=0.031
条件式(2) f3/f=-0.441
条件式(3) ne=1.89760
表1に示す諸元の表から、第1実施例に係る結像レンズでは、上記条件式(1)〜(3)を全て満たすことが分かる。
図2(a)は、第1実施例に係る結像レンズの無限遠合焦状態における諸収差図(球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図、およびコマ収差図)である。図2(b)は、第1実施例に係る結像レンズの結像倍率が−1/3倍の場合における諸収差図である。図2(c)は、第1実施例に係る結像レンズの結像倍率が−1倍の場合における諸収差図である。図2(a)〜(c)の各収差図において、Yは像高を示し、eはe線(波長λ=546.07nm)、CはC線(波長λ=656.27nm)、FはF線(波長λ=486.13nm)に対する諸収差をそれぞれ示す。非点収差図において、実線はサジタル像面、破線はメリディオナル像面をそれぞれ示す。なお、以下に示す各実施例の収差図においても、本実施例と同様の符号を用い、重複する説明は省略する。
各収差図より、第1実施例に係る結像レンズは、無限遠合焦状態から結像倍率が−1倍の状態までの使用倍率範囲において、収差の変動が少なく、像の全域で諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることがわかる。
(第2実施例)
第2実施例について、図3〜図4および表2を用いて説明する。図3は、本実施形態の第2実施例に係る結像レンズの構成を示す断面図である。第2実施例に係る結像レンズIL(2)は、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する前群GFと、絞り(開口絞り)Sと、正の屈折力を有する後群GRとから構成される。前群GFは、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ成分L1と、正の屈折力を有する第2レンズ成分L2と、負の屈折力を有する第3レンズ成分L3と、正の屈折力を有する第4レンズ成分L4とから構成される。第1レンズ成分L1は、物体側に凸面を向けた平凸形状の正レンズである。第2レンズ成分L2は、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズである。第3レンズ成分L3は、両凹形状の負レンズである。第4レンズ成分L4は、(物体側から順に)物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと両凸形状の正レンズとが接合された接合正レンズである。このように、第2レンズ成分L2における最も物体側のレンズ面が凸面であり、第2レンズ成分L2における最も像側のレンズ面が凹面である。第3レンズ成分L3における最も像側のレンズ面が凹面であり、第4レンズ成分L4における最も物体側のレンズ面が凸面である。
後群GRは、正の屈折力を有する第5レンズ成分L5から構成される。第5レンズ成分L5は、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズである。このように、第5レンズ成分L5における最も物体側のレンズ面が凹面である。なお、第5レンズ成分L5の像側に像面(図示せず)が配置される。第2実施例に係る結像レンズIL(2)では、無限遠物体から近距離物体(有限距離物体)への合焦の際、すなわち結像倍率が変化する際、前群GFと後群GRとの空気間隔が増加するように、前群GFおよび後群GRが異なる移動量で光軸に沿って物体側に移動する。このとき、絞りSは、後群GRとともに光軸に沿って物体側に移動する。
以下の表2に、第2実施例に係る結像レンズの諸元の値を掲げる。なお、表2における面番号1〜12は、図3における面m1〜m12と対応している。
(表2)
[全体諸元]
f=54.9
FNO=2.8
2ω=42.9度
Y=21.6
β=∞〜-1倍
f3=-25.1
D23=1.563
[レンズ諸元]
面番号 R D nd νd
0 D0(可変)
1 88.015 3.000 1.48749 70.2
2 ∞ 0.900
3 17.692 3.950 1.77250 49.6
4 31.129 1.563
5 -194.934 1.250 1.54814 45.8
6 14.944 2.615
7 202.634 1.000 1.72825 28.5
8 15.910 5.050 1.88300 40.8
9 -111.806 D9(可変)
10 ∞ 2.850 (絞りS)
11 -44.587 2.950 1.75500 52.3
12 -30.280 Bf
[可変間隔データ]
β ∞ -1/3倍 -1倍
f 54.9 55.6 56.4
D0 ∞ 210.790 99.889
D9 1.300 3.350 5.900
Bf 42.071 59.688 96.416
[条件式対応値]
条件式(1) D23/f=0.028
条件式(2) f3/f=-0.457
条件式(3) ne=1.88815
表2に示す諸元の表から、第2実施例に係る結像レンズでは、上記条件式(1)〜(3)を全て満たすことが分かる。
図4(a)は、第2実施例に係る結像レンズの無限遠合焦状態における諸収差図である。図4(b)は、第2実施例に係る結像レンズの結像倍率が−1/3倍の場合における諸収差図である。図4(c)は、第2実施例に係る結像レンズの結像倍率が−1倍の場合における諸収差図である。各収差図より、第2実施例に係る結像レンズは、無限遠合焦状態から結像倍率が−1倍の状態までの使用倍率範囲において、収差の変動が少なく、像の全域で諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることがわかる。
(第3実施例)
第3実施例について、図5〜図6および表3を用いて説明する。図5は、本実施形態の
第3実施例に係る結像レンズの構成を示す断面図である。第3実施例に係る結像レンズIL(3)は、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する前群GFと、絞り(開口絞り)Sと、正の屈折力を有する後群GRとから構成される。前群GFは、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ成分L1と、正の屈折力を有する第2レンズ成分L2と、負の屈折力を有する第3レンズ成分L3と、正の屈折力を有する第4レンズ成分L4とから構成される。第1レンズ成分L1は、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズである。第2レンズ成分L2は、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズである。第3レンズ成分L3は、両凹形状の負レンズである。第4レンズ成分L4は、(物体側から順に)物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと両凸形状の正レンズとが接合された接合正レンズである。このように、第2レンズ成分L2における最も物体側のレンズ面が凸面であり、第2レンズ成分L2における最も像側のレンズ面が凹面である。第3レンズ成分L3における最も像側のレンズ面が凹面であり、第4レンズ成分L4における最も物体側のレンズ面が凸面である。
後群GRは、正の屈折力を有する第5レンズ成分L5から構成される。第5レンズ成分L5は、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズである。このように、第5レンズ成分L5における最も物体側のレンズ面が凹面である。なお、第5レンズ成分L5の像側に像面(図示せず)が配置される。第3実施例に係る結像レンズIL(3)では、無限遠物体から近距離物体(有限距離物体)への合焦の際、すなわち結像倍率が変化する際、前群GFと後群GRとの空気間隔が増加するように、前群GFおよび後群GRが異なる移動量で光軸に沿って物体側に移動する。このとき、絞りSは、後群GRとともに光軸に沿って物体側に移動する。
以下の表3に、第3実施例に係る結像レンズの諸元の値を掲げる。なお、表3における面番号1〜12は、図5における面m1〜m12と対応している。
(表3)
[全体諸元]
f=55.0
FNO=2.8
2ω=42.9度
Y=21.6
β=∞〜-1倍
f3=-24.4
D23=1.425
[レンズ諸元]
面番号 R D nd νd
0 D0(可変)
1 -1631.070 2.900 1.49700 81.6
2 -92.631 0.200
3 18.123 4.000 1.77250 49.6
4 36.117 1.425
5 -111.855 1.800 1.54814 45.8
6 15.394 2.507
7 318.558 1.000 1.72825 28.5
8 16.725 5.000 1.88300 40.8
9 -106.106 D9(可変)
10 ∞ 1.900 (絞りS)
11 -42.253 2.950 1.75500 52.3
12 -29.008 Bf
[可変間隔データ]
β ∞ -1/3倍 -1倍
f 55.0 55.5 56.3
D0 ∞ 211.651 100.738
D9 1.300 2.900 5.150
Bf 43.520 61.374 98.185
[条件式対応値]
条件式(1) D23/f=0.026
条件式(2) f3/f=-0.444
条件式(3) ne=1.88815
表3に示す諸元の表から、第3実施例に係る結像レンズでは、上記条件式(1)〜(3)を全て満たすことが分かる。
図6(a)は、第3実施例に係る結像レンズの無限遠合焦状態における諸収差図である。図6(b)は、第3実施例に係る結像レンズの結像倍率が−1/3倍の場合における諸収差図である。図6(c)は、第3実施例に係る結像レンズの結像倍率が−1倍の場合における諸収差図である。各収差図より、第3実施例に係る結像レンズは、無限遠合焦状態から結像倍率が−1倍の状態までの使用倍率範囲において、収差の変動が少なく、像の全域で諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることがわかる。
(第4実施例)
第4実施例について、図7〜図8および表4を用いて説明する。図7は、本実施形態の第4実施例に係る結像レンズの構成を示す断面図である。第4実施例に係る結像レンズIL(4)は、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する前群GFと、絞り(開口絞り)Sと、正の屈折力を有する後群GRとから構成される。前群GFは、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ成分L1と、正の屈折力を有する第2レンズ成分L2と、負の屈折力を有する第3レンズ成分L3と、正の屈折力を有する第4レンズ成分L4とから構成される。第1レンズ成分L1は、両凸形状の正レンズである。第2レンズ成分L2は、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズである。第3レンズ成分L3は、両凹形状の負レンズである。第4レンズ成分L4は、両凸形状の正レンズである。このように、第2レンズ成分L2における最も物体側のレンズ面が凸面であり、第2レンズ成分L2における最も像側のレンズ面が凹面である。第3レンズ成分L3における最も像側のレンズ面が凹面であり、第4レンズ成分L4における最も物体側のレンズ面が凸面である。
後群GRは、正の屈折力を有する第5レンズ成分L5から構成される。第5レンズ成分L5は、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズである。このように、第5レンズ成分L5における最も物体側のレンズ面が凹面である。なお、第5レンズ成分L5の像側に像面(図示せず)が配置される。第4実施例に係る結像レンズIL(4)では、無限遠物体から近距離物体(有限距離物体)への合焦の際、すなわち結像倍率が変化する際、前群GFと後群GRとの空気間隔が増加するように、前群GFおよび後群GRが異なる移動量で光軸に沿って物体側に移動する。このとき、絞りSは、前群GFとともに光軸に沿って物体側に移動する。
以下の表4に、第4実施例に係る結像レンズの諸元の値を掲げる。なお、表4における面番号1〜11は、図7における面m1〜m11と対応している。
(表4)
[全体諸元]
f=54.9
FNO=2.8
2ω=43.0度
Y=21.6
β=∞〜-1倍
f3=-19.0
D23=1.660
[レンズ諸元]
面番号 R D nd νd
0 D0(可変)
1 110.929 3.600 1.91650 31.6
2 -434.673 0.700
3 19.169 5.900 1.88300 40.8
4 21.214 1.660
5 -50.223 1.200 1.84666 23.8
6 24.291 1.763
7 63.259 4.300 1.88300 40.8
8 -35.319 2.000
9 ∞ D9(可変) (絞りS)
10 -24.975 3.300 1.65844 50.9
11 -20.582 Bf
[可変間隔データ]
β ∞ -1/3倍 -1倍
f 54.9 55.6 56.2
D0 ∞ 210.613 99.776
D9 2.950 5.100 7.000
Bf 41.243 58.539 95.065
[条件式対応値]
条件式(1) D23/f=0.030
条件式(2) f3/f=-0.346
条件式(3) ne=1.88815
表4に示す諸元の表から、第4実施例に係る結像レンズでは、上記条件式(1)〜(3)を全て満たすことが分かる。
図8(a)は、第4実施例に係る結像レンズの無限遠合焦状態における諸収差図である。図8(b)は、第4実施例に係る結像レンズの結像倍率が−1/3倍の場合における諸収差図である。図8(c)は、第4実施例に係る結像レンズの結像倍率が−1倍の場合における諸収差図である。各収差図より、第4実施例に係る結像レンズは、無限遠合焦状態から結像倍率が−1倍の状態までの使用倍率範囲において、収差の変動が少なく、像の全域で諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることがわかる。
(第5実施例)
第5実施例について、図9〜図10および表5を用いて説明する。図9は、本実施形態の第5実施例に係る結像レンズの構成を示す断面図である。第5実施例に係る結像レンズIL(5)は、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する前群GFと、絞り(開口絞り)Sと、正の屈折力を有する後群GRとから構成される。前群GFは、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ成分L1と、正の屈折力を有する第2レンズ成分L2と、負の屈折力を有する第3レンズ成分L3と、正の屈折力を有する第4レンズ成分L4とから構成される。第1レンズ成分L1は、(物体側から順に)物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズとが接合された接合正レ
ンズである。第2レンズ成分L2は、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズである。第3レンズ成分L3は、両凹形状の負レンズである。第4レンズ成分L4は、(物体側から順に)物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと両凸形状の正レンズとが接合された接合正レンズである。このように、第2レンズ成分L2における最も物体側のレンズ面が凸面であり、第2レンズ成分L2における最も像側のレンズ面が凹面である。第3レンズ成分L3における最も像側のレンズ面が凹面であり、第4レンズ成分L4における最も物体側のレンズ面が凸面である。
後群GRは、正の屈折力を有する第5レンズ成分L5から構成される。第5レンズ成分L5は、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズである。このように、第5レンズ成分L5における最も物体側のレンズ面が凹面である。なお、第5レンズ成分L5の像側に像面(図示せず)が配置される。第5実施例に係る結像レンズIL(5)では、無限遠物体から近距離物体(有限距離物体)への合焦の際、すなわち結像倍率が変化する際、前群GFと後群GRとの空気間隔が増加するように、前群GFおよび後群GRが異なる移動量で光軸に沿って物体側に移動する。このとき、絞りSは、前群GFとともに光軸に沿って物体側に移動する。
以下の表5に、第5実施例に係る結像レンズの諸元の値を掲げる。なお、表5における面番号1〜13は、図9における面m1〜m13と対応している。
(表5)
[全体諸元]
f=54.6
FNO=2.8
2ω=43.2度
Y=21.6
β=∞〜-1倍
f3=-27.2
D23=1.580
[レンズ諸元]
面番号 R D nd νd
0 D0(可変)
1 103.887 1.400 1.59551 31.6
2 30.892 3.600 1.72000 50.2
3 155.043 1.300
4 18.050 4.100 1.77250 49.6
5 31.337 1.580
6 -241.074 1.200 1.51742 52.4
7 15.068 2.505
8 104.399 1.200 1.80518 25.4
9 14.767 5.000 1.89190 37.1
10 -103.693 2.000
11 ∞ D11(可変) (絞りS)
12 -34.640 2.900 1.77250 49.6
13 -27.497 Bf
[可変間隔データ]
β ∞ -1/3倍 -1倍
f 54.6 55.4 56.3
D0 ∞ 210.525 100.252
D11 3.050 5.800 9.000
Bf 39.688 56.517 92.437
[条件式対応値]
条件式(1) D23/f=0.029
条件式(2) f3/f=-0.498
条件式(3) ne=1.89760
表5に示す諸元の表から、第5実施例に係る結像レンズでは、上記条件式(1)〜(3)を全て満たすことが分かる。
図10(a)は、第5実施例に係る結像レンズの無限遠合焦状態における諸収差図である。図10(b)は、第5実施例に係る結像レンズの結像倍率が−1/3倍の場合における諸収差図である。図10(c)は、第5実施例に係る結像レンズの結像倍率が−1倍の場合における諸収差図である。各収差図より、第5実施例に係る結像レンズは、無限遠合焦状態から結像倍率が−1倍の状態までの使用倍率範囲において、収差の変動が少なく、像の全域で諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることがわかる。
(第6実施例)
第6実施例について、図11〜図12および表6を用いて説明する。図11は、本実施形態の第6実施例に係る結像レンズの構成を示す断面図である。第6実施例に係る結像レンズIL(6)は、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する前群GFと、絞り(開口絞り)Sと、正の屈折力を有する後群GRとから構成される。前群GFは、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ成分L1と、正の屈折力を有する第2レンズ成分L2と、負の屈折力を有する第3レンズ成分L3と、正の屈折力を有する第4レンズ成分L4とから構成される。第1レンズ成分L1は、(物体側から順に)両凸形状の正レンズと両凹形状の負レンズとが接合された接合正レンズである。第2レンズ成分L2は、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズである。第3レンズ成分L3は、両凹形状の負レンズである。第4レンズ成分L4は、(物体側から順に)物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと両凸形状の正レンズとが接合された接合正レンズである。このように、第2レンズ成分L2における最も物体側のレンズ面が凸面であり、第2レンズ成分L2における最も像側のレンズ面が凹面である。第3レンズ成分L3における最も像側のレンズ面が凹面であり、第4レンズ成分L4における最も物体側のレンズ面が凸面である。
後群GRは、正の屈折力を有する第5レンズ成分L5から構成される。第5レンズ成分L5は、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズである。このように、第5レンズ成分L5における最も物体側のレンズ面が凹面である。なお、第5レンズ成分L5の像側に像面(図示せず)が配置される。第6実施例に係る結像レンズIL(6)では、無限遠物体から近距離物体(有限距離物体)への合焦の際、すなわち結像倍率が変化する際、前群GFと後群GRとの空気間隔が増加するように、前群GFおよび後群GRが異なる移動量で光軸に沿って物体側に移動する。このとき、絞りSは、前群GFとともに光軸に沿って物体側に移動する。
以下の表6に、第6実施例に係る結像レンズの諸元の値を掲げる。なお、表6における面番号1〜13は、図11における面m1〜m13と対応している。
(表6)
[全体諸元]
f=54.7
FNO=2.8
2ω=43.1度
Y=21.6
β=∞〜-1倍
f3=-25.2
D23=1.496
[レンズ諸元]
面番号 R D nd νd
0 D0(可変)
1 57.400 3.800 1.72000 46.0
2 -112.759 1.200 1.56732 42.8
3 58.460 1.700
4 18.101 4.000 1.77250 49.6
5 32.998 1.496
6 -163.779 1.200 1.56732 42.8
7 15.784 2.431
8 106.080 1.300 1.78472 25.7
9 15.612 5.000 1.89190 37.1
10 -91.450 2.000
11 ∞ D11(可変) (絞りS)
12 -36.284 3.000 1.77250 49.6
13 -27.504 Bf
[可変間隔データ]
β ∞ -1/3倍 -1倍
f 54.7 55.5 56.5
D0 ∞ 208.563 98.027
D11 3.150 5.600 8.800
Bf 40.126 57.326 93.606
[条件式対応値]
条件式(1) D23/f=0.027
条件式(2) f3/f=-0.461
条件式(3) ne=1.89760
表6に示す諸元の表から、第6実施例に係る結像レンズでは、上記条件式(1)〜(3)を全て満たすことが分かる。
図12(a)は、第6実施例に係る結像レンズの無限遠合焦状態における諸収差図である。図12(b)は、第6実施例に係る結像レンズの結像倍率が−1/3倍の場合における諸収差図である。図12(c)は、第6実施例に係る結像レンズの結像倍率が−1倍の場合における諸収差図である。各収差図より、第6実施例に係る結像レンズは、無限遠合焦状態から結像倍率が−1倍の状態までの使用倍率範囲において、収差の変動が少なく、像の全域で諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることがわかる。
(第7実施例)
第7実施例について、図13〜図14および表7を用いて説明する。図13は、本実施形態の第7実施例に係る結像レンズの構成を示す断面図である。第7実施例に係る結像レンズIL(7)は、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する前群GFと、絞り(開口絞り)Sと、正の屈折力を有する後群GRとから構成される。前群GFは、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ成分L1と、正の屈折力を有する第2レンズ成分L2と、負の屈折力を有する第3レンズ成分L3と、正の屈折力を有する第4レンズ成分L4とから構成される。第1レンズ成分L1は、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズである。第2レンズ成分L2は、(物体側から順に)物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズとが接合された接合正レンズであ
る。第3レンズ成分L3は、両凹形状の負レンズである。第4レンズ成分L4は、(物体側から順に)物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと両凸形状の正レンズとが接合された接合正レンズである。このように、第2レンズ成分L2における最も物体側のレンズ面が凸面であり、第2レンズ成分L2における最も像側のレンズ面が凹面である。第3レンズ成分L3における最も像側のレンズ面が凹面であり、第4レンズ成分L4における最も物体側のレンズ面が凸面である。
後群GRは、正の屈折力を有する第5レンズ成分L5から構成される。第5レンズ成分L5は、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズである。このように、第5レンズ成分L5における最も物体側のレンズ面が凹面である。なお、第5レンズ成分L5の像側に像面(図示せず)が配置される。第7実施例に係る結像レンズIL(7)では、無限遠物体から近距離物体(有限距離物体)への合焦の際、すなわち結像倍率が変化する際、前群GFと後群GRとの空気間隔が増加するように、前群GFおよび後群GRが異なる移動量で光軸に沿って物体側に移動する。このとき、絞りSは、前群GFとともに光軸に沿って物体側に移動する。
以下の表7に、第7実施例に係る結像レンズの諸元の値を掲げる。なお、表7における面番号1〜13は、図13における面m1〜m13と対応している。
(表7)
[全体諸元]
f=54.5
FNO=2.8
2ω=43.2度
Y=21.6
β=∞〜-1倍
f3=-25.1
D23=1.470
[レンズ諸元]
面番号 R D nd νd
0 D0(可変)
1 42.043 2.900 1.51633 64.2
2 65.266 0.300
3 19.849 1.200 1.66680 33.0
4 15.435 4.700 1.77250 49.6
5 35.309 1.470
6 -325.113 1.200 1.56732 42.8
7 15.028 2.446
8 108.023 1.300 1.75520 27.5
9 14.912 5.000 1.89190 37.1
10 -102.275 1.800
11 ∞ D11(可変) (絞りS)
12 -37.318 3.000 1.73400 51.5
13 -28.918 Bf
[可変間隔データ]
β ∞ -1/3倍 -1倍
f 54.5 55.5 56.7
D0 ∞ 212.255 101.954
D11 2.950 6.300 10.400
Bf 38.075 54.481 90.035
[条件式対応値]
条件式(1) D23/f=0.027
条件式(2) f3/f=-0.461
条件式(3) ne=1.89760
表7に示す諸元の表から、第7実施例に係る結像レンズでは、上記条件式(1)〜(3)を全て満たすことが分かる。
図14(a)は、第7実施例に係る結像レンズの無限遠合焦状態における諸収差図である。図14(b)は、第7実施例に係る結像レンズの結像倍率が−1/3倍の場合における諸収差図である。図14(c)は、第7実施例に係る結像レンズの結像倍率が−1倍の場合における諸収差図である。各収差図より、第7実施例に係る結像レンズは、無限遠合焦状態から結像倍率が−1倍の状態までの使用倍率範囲において、収差の変動が少なく、像の全域で諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることがわかる。
(第8実施例)
第8実施例について、図15〜図16および表8を用いて説明する。図15は、本実施形態の第8実施例に係る結像レンズの構成を示す断面図である。第8実施例に係る結像レンズIL(8)は、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する前群GFと、絞り(開口絞り)Sと、正の屈折力を有する後群GRとから構成される。前群GFは、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ成分L1と、正の屈折力を有する第2レンズ成分L2と、負の屈折力を有する第3レンズ成分L3と、正の屈折力を有する第4レンズ成分L4とから構成される。第1レンズ成分L1は、両凸形状の正レンズである。第2レンズ成分L2は、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズである。第3レンズ成分L3は、(物体側から順に)物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズと両凹形状の負レンズとが接合された接合負レンズである。第4レンズ成分L4は、(物体側から順に)物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと両凸形状の正レンズとが接合された接合正レンズである。このように、第2レンズ成分L2における最も物体側のレンズ面が凸面であり、第2レンズ成分L2における最も像側のレンズ面が凹面である。第3レンズ成分L3における最も像側のレンズ面が凹面であり、第4レンズ成分L4における最も物体側のレンズ面が凸面である。
後群GRは、正の屈折力を有する第5レンズ成分L5から構成される。第5レンズ成分L5は、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズである。このように、第5レンズ成分L5における最も物体側のレンズ面が凹面である。なお、第5レンズ成分L5の像側に像面(図示せず)が配置される。第8実施例に係る結像レンズIL(8)では、無限遠物体から近距離物体(有限距離物体)への合焦の際、すなわち結像倍率が変化する際、前群GFと後群GRとの空気間隔が増加するように、前群GFおよび後群GRが異なる移動量で光軸に沿って物体側に移動する。このとき、絞りSは、前群GFとともに光軸に沿って物体側に移動する。
以下の表8に、第8実施例に係る結像レンズの諸元の値を掲げる。なお、表8における面番号1〜13は、図15における面m1〜m13と対応している。
(表8)
[全体諸元]
f=54.8
FNO=2.8
2ω=43.0度
Y=21.6
β=∞〜-1倍
f3=-24.2
D23=1.493
[レンズ諸元]
面番号 R D nd νd
0 D0(可変)
1 173.663 2.900 1.51742 52.4
2 -176.949 0.200
3 19.248 4.200 1.77250 49.6
4 37.991 1.493
5 -150.000 2.100 1.76200 40.1
6 -72.500 1.000 1.57501 41.5
7 14.982 2.440
8 246.214 1.000 1.75520 27.5
9 14.230 5.050 1.89190 37.1
10 -87.279 1.800
11 ∞ D11(可変) (絞りS)
12 -31.344 3.100 1.69350 53.2
13 -24.235 Bf
[可変間隔データ]
β ∞ -1/3倍 -1倍
f 54.8 55.6 56.6
D0 ∞ 210.281 99.464
D11 3.500 6.200 9.200
Bf 40.147 57.216 93.576
[条件式対応値]
条件式(1) D23/f=0.027
条件式(2) f3/f=-0.442
条件式(3) ne=1.89760
表8に示す諸元の表から、第8実施例に係る結像レンズでは、上記条件式(1)〜(3)を全て満たすことが分かる。
図16(a)は、第8実施例に係る結像レンズの無限遠合焦状態における諸収差図である。図16(b)は、第8実施例に係る結像レンズの結像倍率が−1/3倍の場合における諸収差図である。図16(c)は、第8実施例に係る結像レンズの結像倍率が−1倍の場合における諸収差図である。各収差図より、第8実施例に係る結像レンズは、無限遠合焦状態から結像倍率が−1倍の状態までの使用倍率範囲において、収差の変動が少なく、像の全域で諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることがわかる。
(第9実施例)
第9実施例について、図17〜図18および表9を用いて説明する。図17は、本実施形態の第9実施例に係る結像レンズの構成を示す断面図である。第9実施例に係る結像レンズIL(9)は、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する前群GFと、絞り(開口絞り)Sと、正の屈折力を有する後群GRとから構成される。前群GFは、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ成分L1と、正の屈折力を有する第2レンズ成分L2と、負の屈折力を有する第3レンズ成分L3と、正の屈折力を有する第4レンズ成分L4とから構成される。第1レンズ成分L1は、両凸形状の正レンズである。第2レンズ成分L2は、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズである。第3レンズ成分L3は、両凹形状の負レンズである。第4レンズ成分L4は、(物体側から順に)物体側に凸面
を向けた負メニスカスレンズと、両凸形状の正レンズと、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズとが接合された接合正レンズである。このように、第2レンズ成分L2における最も物体側のレンズ面が凸面であり、第2レンズ成分L2における最も像側のレンズ面が凹面である。第3レンズ成分L3における最も像側のレンズ面が凹面であり、第4レンズ成分L4における最も物体側のレンズ面が凸面である。
後群GRは、正の屈折力を有する第5レンズ成分L5から構成される。第5レンズ成分L5は、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズである。このように、第5レンズ成分L5における最も物体側のレンズ面が凹面である。なお、第5レンズ成分L5の像側に像面(図示せず)が配置される。第9実施例に係る結像レンズIL(9)では、無限遠物体から近距離物体(有限距離物体)への合焦の際、すなわち結像倍率が変化する際、前群GFと後群GRとの空気間隔が増加するように、前群GFおよび後群GRが異なる移動量で光軸に沿って物体側に移動する。このとき、絞りSは、前群GFとともに光軸に沿って物体側に移動する。
以下の表9に、第9実施例に係る結像レンズの諸元の値を掲げる。なお、表9における面番号1〜13は、図17における面m1〜m13と対応している。
(表9)
[全体諸元]
f=54.5
FNO=2.8
2ω=43.2度
Y=21.6
β=∞〜-1倍
f3=-27.5
D23=1.595
[レンズ諸元]
面番号 R D nd νd
0 D0(可変)
1 121.945 3.500 1.51633 64.2
2 -306.461 0.200
3 19.404 4.000 1.77250 49.6
4 33.707 1.595
5 -252.447 1.200 1.51823 59.0
6 15.182 2.592
7 148.331 1.000 1.71736 29.5
8 18.796 5.700 1.89190 37.1
9 -21.100 1.300 1.76182 26.5
10 702.372 1.900
11 ∞ D11(可変) (絞りS)
12 -45.782 3.500 1.75500 52.3
13 -28.253 Bf
[可変間隔データ]
β ∞ -1/3倍 -1倍
f 54.5 55.5 56.7
D0 ∞ 203.827 92.750
D11 7.200 10.050 13.000
Bf 38.898 56.366 93.404
[条件式対応値]
条件式(1) D23/f=0.029
条件式(2) f3/f=-0.505
条件式(3) ne=1.89760
表9に示す諸元の表から、第9実施例に係る結像レンズでは、上記条件式(1)〜(3)を全て満たすことが分かる。
図18(a)は、第9実施例に係る結像レンズの無限遠合焦状態における諸収差図である。図18(b)は、第9実施例に係る結像レンズの結像倍率が−1/3倍の場合における諸収差図である。図18(c)は、第9実施例に係る結像レンズの結像倍率が−1倍の場合における諸収差図である。各収差図より、第9実施例に係る結像レンズは、無限遠合焦状態から結像倍率が−1倍の状態までの使用倍率範囲において、収差の変動が少なく、像の全域で諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることがわかる。
(第10実施例)
第10実施例について、図19〜図20および表10を用いて説明する。図19は、本実施形態の第10実施例に係る結像レンズの構成を示す断面図である。第10実施例に係る結像レンズIL(10)は、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する前群GFと、絞り(開口絞り)Sと、正の屈折力を有する後群GRとから構成される。前群GFは、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ成分L1と、正の屈折力を有する第2レンズ成分L2と、負の屈折力を有する第3レンズ成分L3と、正の屈折力を有する第4レンズ成分L4とから構成される。第1レンズ成分L1は、両凸形状の正レンズである。第2レンズ成分L2は、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズである。第3レンズ成分L3は、両凹形状の負レンズである。第4レンズ成分L4は、(物体側から順に)物体側に平面を向けた平凹形状の負レンズと両凸形状の正レンズとが接合された接合正レンズである。このように、第2レンズ成分L2における最も物体側のレンズ面が凸面であり、第2レンズ成分L2における最も像側のレンズ面が凹面である。第3レンズ成分L3における最も像側のレンズ面が凹面であり、第4レンズ成分L4における最も物体側のレンズ面が平面である。
後群GRは、正の屈折力を有する第5レンズ成分L5から構成される。第5レンズ成分L5は、(物体側から順に)物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズと物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズとが接合された接合正レンズである。このように、第5レンズ成分L5における最も物体側のレンズ面が凹面である。なお、第5レンズ成分L5の像側に像面(図示せず)が配置される。第10実施例に係る結像レンズIL(10)では、無限遠物体から近距離物体(有限距離物体)への合焦の際、すなわち結像倍率が変化する際、前群GFと後群GRとの空気間隔が増加するように、前群GFおよび後群GRが異なる移動量で光軸に沿って物体側に移動する。このとき、絞りSは、後群GRとともに光軸に沿って物体側に移動する。
以下の表10に、第10実施例に係る結像レンズの諸元の値を掲げる。なお、表10における面番号1〜13は、図19における面m1〜m13と対応している。
(表10)
[全体諸元]
f=54.9
FNO=2.8
2ω=43.0度
Y=21.6
β=∞〜-1倍
f3=-26.7
D23=1.415
[レンズ諸元]
面番号 R D nd νd
0 D0(可変)
1 124.922 3.050 1.51633 64.2
2 -161.567 1.300
3 18.809 4.000 1.75500 52.3
4 32.617 1.415
5 -228.636 1.050 1.51742 52.4
6 14.801 2.421
7 ∞ 1.000 1.72825 28.5
8 18.618 4.750 1.88300 40.8
9 -97.312 D9(可変)
10 ∞ 5.500 (絞りS)
11 -38.189 4.600 1.75500 52.3
12 -13.645 1.350 1.70154 41.2
13 -27.227 Bf
[可変間隔データ]
β ∞ -1/3倍 -1倍
f 54.9 55.6 56.3
D0 ∞ 203.660 92.434
D9 1.200 2.900 4.900
Bf 42.365 60.336 97.471
[条件式対応値]
条件式(1) D23/f=0.026
条件式(2) f3/f=-0.486
条件式(3) ne=1.88815
表10に示す諸元の表から、第10実施例に係る結像レンズでは、上記条件式(1)〜(3)を全て満たすことが分かる。
図20(a)は、第10実施例に係る結像レンズの無限遠合焦状態における諸収差図である。図20(b)は、第10実施例に係る結像レンズの結像倍率が−1/3倍の場合における諸収差図である。図20(c)は、第10実施例に係る結像レンズの結像倍率が−1倍の場合における諸収差図である。各収差図より、第10実施例に係る結像レンズは、無限遠合焦状態から結像倍率が−1倍の状態までの使用倍率範囲において、収差の変動が少なく、像の全域で諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることがわかる。
(第11実施例)
第11実施例について、図21〜図22および表11を用いて説明する。図21は、本実施形態の第11実施例に係る結像レンズの構成を示す断面図である。第11実施例に係る結像レンズIL(11)は、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する前群GFと、絞り(開口絞り)Sと、正の屈折力を有する後群GRとから構成される。前群GFは、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ成分L1と、正の屈折力を有する第2レンズ成分L2と、負の屈折力を有する第3レンズ成分L3と、正の屈折力を有する第4レンズ成分L4とから構成される。第1レンズ成分L1は、両凸形状の正レンズである。第2レンズ成分L2は、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズである。第3レンズ成分L3は、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズである。第4レンズ成分L4は、(
物体側から順に)物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと両凸形状の正レンズとが接合された接合正レンズである。このように、第2レンズ成分L2における最も物体側のレンズ面が凸面であり、第2レンズ成分L2における最も像側のレンズ面が凹面である。第3レンズ成分L3における最も像側のレンズ面が凹面であり、第4レンズ成分L4における最も物体側のレンズ面が凸面である。
後群GRは、正の屈折力を有する第5レンズ成分L5から構成される。第5レンズ成分L5は、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズである。このように、第5レンズ成分L5における最も物体側のレンズ面が凹面である。なお、第5レンズ成分L5の像側に像面(図示せず)が配置される。第11実施例に係る結像レンズIL(11)では、無限遠物体から近距離物体(有限距離物体)への合焦の際、すなわち結像倍率が変化する際、前群GFと後群GRとの空気間隔が増加するように、前群GFおよび後群GRが異なる移動量で光軸に沿って物体側に移動する。このとき、絞りSは、前群GFとともに光軸に沿って物体側に移動する。
以下の表11に、第11実施例に係る結像レンズの諸元の値を掲げる。なお、表11における面番号1〜12は、図21における面m1〜m12と対応している。
(表11)
[全体諸元]
f=54.8
FNO=3.3
2ω=43.0度
Y=21.6
β=∞〜-1倍
f3=-23.8
D23=1.350
[レンズ諸元]
面番号 R D nd νd
0 D0(可変)
1 107.679 3.600 1.51742 52.4
2 -4032.484 2.200
3 17.978 4.050 1.80440 39.6
4 34.177 1.350
5 1827.545 1.000 1.57501 41.5
6 13.663 2.600
7 2411.699 1.800 1.75520 27.5
8 16.347 4.850 1.88300 40.8
9 -73.323 1.350
10 ∞ D10(可変) (絞りS)
11 -27.133 3.350 1.75500 52.3
12 -20.655 Bf
[可変間隔データ]
β ∞ -1/3倍 -1倍
f 54.8 55.5 56.2
D0 ∞ 202.592 91.547
D10 6.600 8.500 10.200
Bf 41.670 59.473 96.474
[条件式対応値]
条件式(1) D23/f=0.025
条件式(2) f3/f=-0.434
条件式(3) ne=1.88815
表11に示す諸元の表から、第11実施例に係る結像レンズでは、上記条件式(1)〜(3)を全て満たすことが分かる。
図22(a)は、第11実施例に係る結像レンズの無限遠合焦状態における諸収差図である。図22(b)は、第11実施例に係る結像レンズの結像倍率が−1/3倍の場合における諸収差図である。図22(c)は、第11実施例に係る結像レンズの結像倍率が−1倍の場合における諸収差図である。各収差図より、第11実施例に係る結像レンズは、無限遠合焦状態から結像倍率が−1倍の状態までの使用倍率範囲において、収差の変動が少なく、像の全域で諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることがわかる。
(第12実施例)
第12実施例について、図23〜図24および表12を用いて説明する。図23は、本実施形態の第12実施例に係る結像レンズの構成を示す断面図である。第12実施例に係る結像レンズIL(12)は、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する前群GFと、絞り(開口絞り)Sと、正の屈折力を有する後群GRとから構成される。前群GFは、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ成分L1と、正の屈折力を有する第2レンズ成分L2と、負の屈折力を有する第3レンズ成分L3と、正の屈折力を有する第4レンズ成分L4とから構成される。第1レンズ成分L1は、両凸形状の正レンズである。第2レンズ成分L2は、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズである。第3レンズ成分L3は、両凹形状の負レンズである。第4レンズ成分L4は、(物体側から順に)両凸形状の正レンズと両凹形状の負レンズとが接合された接合正レンズである。このように、第2レンズ成分L2における最も物体側のレンズ面が凸面であり、第2レンズ成分L2における最も像側のレンズ面が凹面である。第3レンズ成分L3における最も像側のレンズ面が凹面であり、第4レンズ成分L4における最も物体側のレンズ面が凸面である。
後群GRは、正の屈折力を有する第5レンズ成分L5から構成される。第5レンズ成分L5は、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズである。このように、第5レンズ成分L5における最も物体側のレンズ面が凹面である。なお、第5レンズ成分L5の像側に像面(図示せず)が配置される。第12実施例に係る結像レンズIL(12)では、無限遠物体から近距離物体(有限距離物体)への合焦の際、すなわち結像倍率が変化する際、前群GFと後群GRとの空気間隔が増加するように、前群GFおよび後群GRが異なる移動量で光軸に沿って物体側に移動する。このとき、絞りSは、前群GFとともに光軸に沿って物体側に移動する。
以下の表12に、第12実施例に係る結像レンズの諸元の値を掲げる。なお、表12における面番号1〜12は、図23における面m1〜m12と対応している。
(表12)
[全体諸元]
f=54.9
FNO=3.3
2ω=43.0度
Y=21.6
β=∞〜-1倍
f3=-24.1
D23=1.540
[レンズ諸元]
面番号 R D nd νd
0 D0(可変)
1 105.597 2.900 1.51633 64.2
2 -2150.263 0.200
3 18.230 4.100 1.77250 49.6
4 33.536 1.540
5 -330.659 1.100 1.56732 42.8
6 14.377 2.630
7 47.077 5.400 1.89190 37.1
8 -17.091 1.100 1.75520 27.5
9 198.328 2.000
10 ∞ D10(可変) (絞りS)
11 -25.726 3.600 1.71299 53.9
12 -20.278 Bf
[可変間隔データ]
β ∞ -1/3倍 -1倍
f 54.9 55.6 56.2
D0 ∞ 207.879 96.902
D10 5.000 6.950 8.700
Bf 40.346 57.970 94.827
[条件式対応値]
条件式(1) D23/f=0.028
条件式(2) f3/f=-0.439
条件式(3) ne=1.89760
表12に示す諸元の表から、第12実施例に係る結像レンズでは、上記条件式(1)〜(3)を全て満たすことが分かる。
図24(a)は、第12実施例に係る結像レンズの無限遠合焦状態における諸収差図である。図24(b)は、第12実施例に係る結像レンズの結像倍率が−1/3倍の場合における諸収差図である。図24(c)は、第12実施例に係る結像レンズの結像倍率が−1倍の場合における諸収差図である。各収差図より、第12実施例に係る結像レンズは、無限遠合焦状態から結像倍率が−1倍の状態までの使用倍率範囲において、収差の変動が少なく、像の全域で諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることがわかる。
(第13実施例)
第13実施例について、図25〜図26および表13を用いて説明する。図25は、本実施形態の第13実施例に係る結像レンズの構成を示す断面図である。第13実施例に係る結像レンズIL(13)は、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する前群GFと、絞り(開口絞り)Sと、正の屈折力を有する後群GRとから構成される。前群GFは、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ成分L1と、正の屈折力を有する第2レンズ成分L2と、負の屈折力を有する第3レンズ成分L3と、正の屈折力を有する第4レンズ成分L4とから構成される。第1レンズ成分L1は、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズである。第2レンズ成分L2は、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズである。第3レンズ成分L3は、両凹形状の負レンズである。第4レンズ成分L4は、(物体側から順に)物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと両凸形状の正レンズとが接合された接合正レンズである。このように、第2レンズ成分L2における最も物体側のレンズ面が凸面であり、第2レンズ成分L2における最も像側のレンズ面が凹面である。
第3レンズ成分L3における最も像側のレンズ面が凹面であり、第4レンズ成分L4における最も物体側のレンズ面が凸面である。
後群GRは、正の屈折力を有する第5レンズ成分L5から構成される。第5レンズ成分L5は、(物体側から順に)物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズと両凹形状の負レンズとが接合された接合正レンズである。このように、第5レンズ成分L5における最も物体側のレンズ面が凹面である。なお、第5レンズ成分L5の像側に像面(図示せず)が配置される。第13実施例に係る結像レンズIL(13)では、無限遠物体から近距離物体(有限距離物体)への合焦の際、すなわち結像倍率が変化する際、前群GFと後群GRとの空気間隔が増加するように、前群GFおよび後群GRが異なる移動量で光軸に沿って物体側に移動する。このとき、絞りSは、前群GFとともに光軸に沿って物体側に移動する。
以下の表13に、第13実施例に係る結像レンズの諸元の値を掲げる。なお、表13における面番号1〜13は、図25における面m1〜m13と対応している。
(表13)
[全体諸元]
f=54.6
FNO=2.8
2ω=43.2度
Y=21.6
β=∞〜-1倍
f3=-28.7
D23=1.450
[レンズ諸元]
面番号 R D nd νd
0 D0(可変)
1 44.458 2.750 1.75500 52.3
2 63.040 0.200
3 19.307 4.000 1.75500 52.3
4 37.403 1.450
5 -544.830 2.500 1.51742 52.4
6 15.372 2.350
7 93.223 1.300 1.80518 25.4
8 16.187 4.700 1.88300 40.8
9 -207.267 1.000
10 ∞ D10(可変) (絞りS)
11 -312.932 4.800 1.75500 52.3
12 -22.629 2.700 1.48749 70.2
13 850.000 Bf
[可変間隔データ]


β ∞ -1/3倍 -1倍
f 54.6 55.5 56.6
D0 ∞ 213.992 103.310
D10 3.050 5.600 8.900
Bf 36.154 53.508 90.100
[条件式対応値]
条件式(1) D23/f=0.027
条件式(2) f3/f=-0.526
条件式(3) ne=1.88815
表13に示す諸元の表から、第13実施例に係る結像レンズでは、上記条件式(1)〜(3)を全て満たすことが分かる。
図26(a)は、第13実施例に係る結像レンズの無限遠合焦状態における諸収差図である。図26(b)は、第13実施例に係る結像レンズの結像倍率が−1/3倍の場合における諸収差図である。図26(c)は、第13実施例に係る結像レンズの結像倍率が−1倍の場合における諸収差図である。各収差図より、第13実施例に係る結像レンズは、無限遠合焦状態から結像倍率が−1倍の状態までの使用倍率範囲において、収差の変動が少なく、像の全域で諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることがわかる。
上記各実施例によれば、レンズの枚数を抑えつつ、使用倍率範囲内でコマ収差、軸上色収差、倍率色収差等の諸収差が良好に補正され、倍率変化に伴う収差変動が小さく、像の中心から周辺にわたり高い光学性能を有した結像レンズを実現することができる。
ここで、上記各実施例は本実施形態の一具体例を示しているものであり、本実施形態はこれらに限定されるものではない。
なお、以下の内容は、本実施形態の結像レンズの光学性能を損なわない範囲で適宜採用することが可能である。
レンズ面は、球面または平面で形成されても、非球面で形成されても構わない。レンズ面が球面または平面の場合、レンズ加工および組立調整が容易になり、加工および組立調整の誤差による光学性能の劣化を防げるので好ましい。また、像面がずれた場合でも描写性能の劣化が少ないので好ましい。
レンズ面が非球面の場合、非球面は、研削加工による非球面、ガラスを型で非球面形状に形成したガラスモールド非球面、ガラスの表面に樹脂を非球面形状に形成した複合型非球面のいずれでも構わない。また、レンズ面は回折面としても良く、レンズを屈折率分布型レンズ(GRINレンズ)あるいはプラスチックレンズとしても良い。
開口絞りは、前群と後群との間に配置されるのが好ましいが、開口絞りとしての部材を設けずに、レンズの枠でその役割を代用しても良い。
各レンズ面には、フレアやゴーストを軽減し、コントラストの高い光学性能を達成するために、広い波長域で高い透過率を有する反射防止膜を施しても良い。これにより、フレアやゴーストを軽減し、高コントラストの高い光学性能を達成することができる。
GF 前群 GR 後群
L1 第1レンズ成分 L2 第2レンズ成分
L3 第3レンズ成分 L4 第4レンズ成分
L5 第5レンズ成分
S 絞り

Claims (7)

  1. 物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する前群と、絞りと、正の屈折力を有する後群とを有し、
    前記前群は、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ成分と、正の屈折力を有する第2レンズ成分と、負の屈折力を有する第3レンズ成分と、正の屈折力を有する第4レンズ成分とを有し、
    前記後群は、正の屈折力を有する第5レンズ成分を有し、
    前記第2レンズ成分における最も物体側のレンズ面が凸面で、前記第2レンズ成分における最も像側のレンズ面が凹面であり、
    前記第3レンズ成分における最も像側のレンズ面が凹面であり、
    前記第4レンズ成分における最も物体側のレンズ面が凸面もしくは平面であり、
    前記第5レンズ成分における最も物体側のレンズ面が凹面であり、
    無限遠物体から有限距離物体への合焦の際、前記前群と前記後群との空気間隔が増加するように、前記前群および前記後群が光軸に沿って物体側に移動する結像レンズ。
  2. 以下の条件式を満足する請求項1に記載の結像レンズ。
    0.012<D23/f<0.050
    但し、D23:前記第2レンズ成分と前記第3レンズ成分との空気間隔、
    f:無限遠合焦状態における前記結像レンズの焦点距離。
  3. 以下の条件式を満足する請求項1または2に記載の結像レンズ。
    −0.68<f3/f<−0.24
    但し、f3:前記第3レンズ成分の焦点距離、
    f:無限遠合焦状態における前記結像レンズの焦点距離。
  4. 前記第4レンズ成分を構成する正レンズに、以下の条件式を満足する光学材料が用いられる請求項1〜3のいずれかに記載の結像レンズ。
    1.80<ne
    但し、ne:前記光学材料のe線に対する屈折率。
  5. 無限遠物体から有限距離物体への合焦の際、前記絞りが前記前群もしくは前記後群とともに光軸に沿って物体側に移動する請求項1〜4のいずれかに記載の結像レンズ。
  6. 物体の像を所定の位置に結像させる請求項1〜5のいずれかに記載の結像レンズを備えて構成される光学機器。
  7. 板状部材を製作する製作工程と、
    請求項6に記載の光学機器を用いて前記板状部材を検査する検査工程と、
    前記検査工程で良品と判定された前記板状部材を選別する工程とを有する板状部材の製造方法。
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