JP2018087657A - 給湯装置 - Google Patents

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Hidetsugu Okada
英嗣 岡田
西山 善朗
Yoshiaki Nishiyama
善朗 西山
俊也 辰村
Toshiya Tatsumura
俊也 辰村
加藤 嘉一
Yoshikazu Kato
嘉一 加藤
佑樹 中島
Yuki Nakajima
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拓人 松岡
Takuto Matsuoka
拓人 松岡
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Isao Aoki
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Masanori Yamashita
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sachiko Tachibana
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Yasuhiro Maeda
恭大 前田
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Abstract

【課題】 使用者に操作の煩わしさ感を与えることなく、経済的な使用を行うことができる給湯装置を提供する。【解決手段】 浴室100内に設置された給湯端末と浴室100外に設置された給湯端末とを含む複数の給湯端末へ給湯する給湯装置であって、給湯する給湯流量の上限値を調整する給湯流量調整弁17と、給湯流量の上限値を調整する調整モードを実行するか否かを設定する操作が行われるリモコン7と、浴室100内に人が存在するか否かを検出する人感センサ63と、調整モードが設定されている場合において、人感センサ63により人の存在が検出されているときに、給湯流量の上限値が第1の所定値となるように給湯流量調整弁17を制御し、人感センサ63により人の存在が検出されていないときに、給湯流量の上限値が第2の所定値となるように給湯流量調整弁17を制御する制御装置5とを備えている。【選択図】 図1

Description

本発明は、給湯装置に関する。
従来、給湯器本体から給湯端末への給湯量(給湯流量)を制限することにより、水道代やガス代の節減を図る給湯装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、浴室のシャワーなどで要求される給湯量が、台所の給湯栓で要求される給湯量よりも多いことを考慮して、浴室用リモコン、及び台所用リモコンがそれぞれ、浴室用節約スイッチ、及び台所用節約スイッチを有し、浴室用節約スイッチがオン操作された場合には給湯器本体からの給湯量を浴室用節約給湯量に調整し、台所用節約スイッチがオン操作された場合には給湯器本体からの給湯量を浴室用節約給湯量よりも少量の台所用節約給湯量に調整するようにした給湯装置の構成が記載されている。
特開2014−219127号公報
上記特許文献1の構成では、給湯器本体からの給湯量を台所用及び浴室用の節約給湯量に調整できて経済的であるが、台所や浴室の使用者が台所用及び浴室用の節約スイッチをオン操作する必要があり、このようなスイッチ操作は使用者にとって煩わしいことである。また、使用者がスイッチ操作を行うのを忘れることもある。
本発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、使用者に操作の煩わしさ感を与えることなく、経済的な使用を行うことができる給湯装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明のある態様に係る給湯装置は、浴室内に設置された給湯端末と浴室外に設置された給湯端末とを含む複数の給湯端末へ給湯する給湯装置であって、前記給湯する給湯流量の上限値を調整する給湯流量調整部と、前記給湯流量の上限値を調整する調整モードを実行するか否かを設定する操作が行われる操作部と、前記浴室内に人が存在するか否かを検出する人感センサと、前記操作部の操作によって前記調整モードが設定されている場合において、前記人感センサにより人の存在が検出されているときに、前記給湯流量の上限値が予め定められた第1の所定値となるように前記給湯流量調整部を制御し、前記人感センサにより人の存在が検出されていないときに、前記給湯流量の上限値が予め定められた第2の所定値となるように前記給湯流量調整部を制御する制御部とを備えている。
この構成によれば、浴室内に人がいるときには第1の所定値が給湯流量の上限値となり、浴室内に人がいないときには第2の所定値が給湯流量の上限値となるように自動的に切り替わるので、使用者に操作の煩わしさ感を与えることがない。また、予め第1及び第2の所定値を適当な値に定めておくことで、経済的な使用を行うことができる。
前記複数の給湯端末のいずれかが使用状態であるか否かを検出する給湯使用検出部をさらに備え、前記制御部は、前記調整モードが設定されている場合において、前記給湯使用検出部により使用状態であることが検出されている最中に、前記人感センサによる検出結果が人の存在が検出されている状態から検出されていない状態に変化したときには、前記給湯流量の上限値として前記第1の所定値を維持し、この後、前記給湯使用検出部により使用状態であることが検出されなくなったときに、前記給湯流量の上限値を前記第2の所定値に変更するよう構成されていてもよい。
この構成によれば、浴室外の給湯端末を使用中に入浴者が浴室から退室しても、給湯流量の上限値は変更されないので、浴室外の給湯端末の使用感が損なわれることがない。
前記浴室内の前記給湯端末がシャワーであり、前記浴室内の浴槽に人が入浴しているか否かを検出する入浴検出部をさらに備え、前記制御部は、前記調整モードが設定されている場合において、前記人感センサにより人の存在が検出されている場合であっても、前記入浴検出部により人が入浴していることが検出されているときには、前記第2の所定値が前記給湯流量の上限値となるように前記給湯流量調整部を制御するよう構成されていてもよい。
この構成によれば、入浴検出部により人が入浴していることが検出されているときにはシャワーを使用する可能性が低く、このときには、給湯流量の上限値を第2の所定値とするようにしている。この第2の所定値を、浴室外の給湯端末の使用において節約効果が得られる値に定めておくことで、人が入浴していることが検出されているときに、浴室外の給湯端末が使用される場合に節約効果が得られる。
本発明は、以上に説明した構成を有し、使用者に操作の煩わしさ感を与えることなく、経済的な使用を行うことができる給湯装置を提供することができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施形態の一例の給湯装置の概略構成を示す作動原理図である。 図2は、第1、第2実施形態での給湯流量調整弁の制御において重要となるセンサ類等を示すブロック図である。 図3は、第1実施形態において給湯流量の上限値が変化する場合の一例を示すタイミングチャートである。 図4(A)は、台所リモコンのトップ画面の一例を示す図であり、図4(B)は、台所リモコンの設定画面の一例を示す図である。 図5は、第2実施形態において給湯流量の上限値が変化する場合の一例を示すタイミングチャートである。
以下、好ましい実施の形態を、図面を参照しながら説明する。なお、以下では全ての図面を通じて同一又は相当する要素には同一の参照符号を付して、その重複する説明を省略する。また、本発明は、以下の実施形態に限定されない。
(第1実施形態)
まず、図1を参照して、第1実施形態の一例の給湯装置の概略構成について説明する。図1は、第1実施形態の一例の給湯装置の概略構成を示す作動原理図である。
本実施形態の一例の給湯装置1は、給湯機能に加え、風呂注湯機能及び追焚き機能を有する構成であり、熱源機2と、浴槽3に取り付けられた循環金具4と、熱源機2と循環金具4とを接続する外部配管51,52と、シャワー81や給湯栓82などの複数の給湯端末と、これら給湯端末と熱源機2とを接続する外部配管53とを備えている。
熱源機2は、筐体10の内部に、給湯回路11と、浴槽3の湯水を追焚き加熱する追焚き循環回路21と、給湯回路11と追焚き循環回路21とを接続する風呂注湯流路30と、バーナ8a、8bと、バーナ8a、8bへ燃焼用の空気を供給する送風機9と、制御装置5などを備えている。さらに、熱源機2は、筐体10の外部に、浴室100内に設置された浴室リモコン6と、浴室100外の台所等に設置された台所リモコン7とを備えている。
給湯回路11は、給湯用熱交換器12と、外部の図示しない給水源から水を導入して給湯用熱交換器12に至る入水路13と、給湯用熱交換器12で加熱された湯水を外部へ供給する給湯路14と、入水路13と給湯路14とをつなぐバイパス流路15とを有している。給湯路14を流れる湯水は、外部配管53を介して、浴室100内に設置されたシャワー81や、浴室100外の台所及び洗面所等に設置された給湯栓82などの複数の給湯端末へ供給される。
さらに、給湯回路11は、バイパス流路15を通過する流量を調整するバイパス流量調整弁16と、給湯路14を流れる湯水の流量の上限値(給湯流量の上限値)を調整する給湯流量調整弁17(給湯流量調整部)と、入水路13に設けられた流量センサ(給湯使用検出部)18とを有している。なお、給湯回路11に設けられる温度センサ等の流量センサ18以外のセンサ類は省略している。
追焚き循環回路21は、追焚き用熱交換器22と、戻り流路23と、往き流路24とを有している。戻り流路23には、湯水の循環流を形成する循環ポンプ25と、浴槽3内の水位を検知する圧力センサで構成された水位センサ26と、水流の有無を検出する水流スイッチ27と、浴槽3から戻ってくる浴槽水の温度を検出する戻り温度センサ28とが設けられている。往き流路24には、浴槽3へ送られる浴槽水の温度を検出する往き温度センサ29が設けられている。
また、給湯回路11の給湯路14と追焚き循環回路21の戻り流路23とが、風呂注湯流路30で接続され、給湯路14の湯が風呂注湯流路30及び追焚き循環回路21等を通して浴槽3に注湯可能とされている。風呂注湯流路30には注湯弁31が設けられ、注湯弁31を開くことにより、所定の温度に調整された湯が風呂注湯流路30、追焚き循環回路21及び外部配管51,52を通して浴槽3へ注湯される。
制御装置5は、CPU、ROMおよびRAM等を備え、例えば、マイクロコントローラ等で構成されている。制御装置5には、バーナ8a、8b、送風機9、バイパス流量調整弁16、給湯流量調整弁17、注湯弁31、循環ポンプ25などを制御するための信号経路が接続されている。また、制御装置5には、流量センサ18、水位センサ26、水流スイッチ27、戻り温度センサ28及び往き温度センサ29などのセンサ類の出力信号を入力するための信号経路が接続されている。制御装置5では、例えば、CPUがROMに記憶された制御プログラムをRAMに読み出し実行することで熱源機2の各種制御を実行することができる。なお、制御装置5は、集中制御する単独の制御装置によって構成されていてもよいし、互いに協働して分散制御する複数の制御装置によって構成されていてもよい。
また、制御装置5は、浴室リモコン6及び台所リモコン7と接続されており、情報の授受を行う。これらのリモコン6,7は、熱源機2の運転操作等を行うことができるとともに、給湯温度や浴槽3内の湯量(水位)の設定等の各種設定を行うことができる。そのため、リモコン6,7には、給湯温度などを液晶画面等に表示する表示部61,71と、運転等の操作スイッチからなる操作部62,72とが備えられている。また、リモコン6,7には、ブザー音や音声等を出力するためのスピーカが内蔵されている。
さらに、浴室リモコン6には人感センサ63が備えられている。この人感センサ63は、浴室100内に人が存在するか否かを検出するためのものであり、例えば赤外線センサ、電波センサ等、人の存在を検知することができるものであればよい。また、人感センサ63が浴室リモコン6とは別個に設けられてあってもよい。人感センサ63の検出結果は、制御装置5へ出力される。
次に、この給湯装置1の基本的な動作の概略について説明する。この給湯装置1には、給湯運転、風呂注湯運転、追焚き運転、風呂自動運転等の複数の運転モードがある。各運転モードにおける給湯装置1の動作は、制御装置5の制御によって実現される。
まず、給湯運転は、給湯機能を実行する運転モードであり、使用者が給湯端末の操作(シャワー81や給湯栓82の開操作)による給湯要求に応じて、所望の設定温度(例えば摂氏40度)の湯を給湯端末から出湯させることができる運転モードである。具体的には、上記給湯要求によって、入水路13への入水流量が最低作動流量以上になったことが流量センサ18により検出されれば、制御装置5は、給湯運転を実施し、バーナ8a及び送風機9を作動制御し、給湯路14に出湯される出湯温度が所定温度になるように所定の燃焼量でバーナ8aを燃焼させるようになっている。そして、給湯路14に出湯させた湯と、バイパス流路15を通して給湯路14に分岐入水させた水とを混合させて温調させることにより、例えば、シャワー81や台所等の給湯栓82から設定温度の湯が流出される。
次に、風呂注湯運転の概略について説明する。風呂注湯運転は、風呂注湯機能を実行する運転モードであり、使用者によってリモコン6の注湯スイッチがON操作されると、その操作信号が制御装置5に入力されて、制御装置5は、風呂注湯運転を実施し、注湯弁31を開作動する。この開作動により機外からの給水圧を受けて入水路13に対し入水される。この入水路13への入水流量が最低作動流量以上になったことが流量センサ18により検出されれば、制御装置5は、バーナ8a及び送風機9を作動制御し、給湯路14から設定注湯温度の湯が風呂注湯流路30に供給される。そして、風呂注湯流路30を通過した湯は、戻り流路23、往き流路24及び外部配管51,52を通して浴槽3に注がれる。
次に、追焚き運転の概略について説明する。追焚き運転は、追焚き機能を実行する運転モードであり、使用者によってリモコン6の追焚き運転スイッチがON操作されると、その操作信号が制御装置5に入力されて、制御装置5は、追焚き運転モードを実施し、循環ポンプ25、バーナ8b及び送風機9を作動制御する。すると、循環ポンプ25の作動により、浴槽3から外部配管51及び戻り流路23を通して取り出された浴槽水が、追焚き用熱交換器22へ流入され、この追焚き用熱交換器22で加熱された浴槽水が往き流路24及び外部配管52を通して浴槽3へ送られる。これにより、浴槽3内の湯を昇温させることができる。
次に、風呂自動運転の概略について説明する。風呂自動運転は、風呂注湯機能と追焚き機能とを実行する運転モードであり、使用者によってリモコン6の風呂自動スイッチがON操作されると、制御装置5は、風呂自動運転を実施する。この風呂自動運転では、まず、前述の注湯運転を実施して浴槽3に所定水位まで湯張りする。引き続いて、追焚き運転を実施して所定の設定温度にし、その後、浴槽3内の湯水の温度を設定温度に維持するように間欠的に追焚き運転を実施する。
次に、本実施形態における特徴点について説明する。図2は、図1に示す給湯装置において、第1、第2実施形態での給湯流量調整弁17の制御において重要となるセンサ類等を示すブロック図である。ここで、水位センサ26については後述の第2実施形態において重要となるものである。
本実施形態では、浴室100内のシャワー81の使用に適した浴室用給湯流量値(第1の所定値)Bと、台所や洗面所等の給湯栓82の使用に適した台所用給湯流量値(第2の所定値)Kとが、例えばリモコン6,7を用いて予め制御装置5に設定(記憶)されている。また、リモコン6,7は、給湯路14における給湯流量の上限値を調整するモードである調整モードを制御装置5に設定する操作を行うことができるよう構成されている。すなわち、リモコン6,7は、使用者によって調整モードを実行するか否かを設定する操作が行われる操作部としての機能を有する。
以下では、調整モードが設定されている場合について説明する。この場合、制御装置5は、人感センサ63の検出結果に基づいて、給湯路14における給湯流量の上限値が浴室用給湯流量値Bと台所用給湯流量値Kとで択一的に切り替わるように給湯流量調整弁17を制御する。この場合のタイミングチャートの一例を図3に示す。
図3において、入室検知状態がONとは、人感センサ63によって浴室100内に人の存在が検出されている状態であり、入室検知状態がOFFとは、人感センサ63によって人の存在が検出されていない状態である。
図3に示すように、制御装置5は、入室検知状態がOFFのとき(時刻t10以前と時刻t20以降)、すなわち浴室100内に人がいないときには給湯流量の上限値を台所用給湯流量値Kとなるように、給湯流量調整弁17を制御する。そして、入室検知状態がONのとき(時刻t10〜時刻t20の間)、すなわち浴室100内に人がいるときには給湯流量の上限値を浴室用給湯流量値Bとなるように、給湯流量調整弁17を制御する。
本実施形態では、後述するように、リモコン6,7を用いて、給湯流量値B,Kを種々の値に設定及び変更することが可能であるが、経済的な使用を考えれば、浴室100のシャワー81で要求される給湯流量が、台所等の給湯栓82で要求される給湯流量よりも多いことを考慮して、台所用給湯流量値Kを浴室用給湯流量値Bよりも小さい値に設定しておくことが好ましい。そして、浴室100内に人がいるときには浴室用給湯流量値Bが給湯流量の上限値となり、浴室100内に人がいないときには台所用給湯流量値Kが給湯流量の上限値となるように自動的に切り替わるので、使用者に操作の煩わしさ感を与えることなく、経済的な使用を行うことができる。ここで、台所用給湯流量値Kは、台所等の給湯栓82の使用において節約効果の得られる値に設定されていることが好ましい。また、より経済性を考えれば、浴室用給湯流量値Bが、浴室100のシャワー81の使用において節約効果の得られる値に設定されていることが好ましい。
また、本実施形態では、現時点における給湯流量の上限値をリモコン6,7で報知するようになっている。この報知は、例えばリモコン6,7の表示部61,71に表示させることにより行う。図4(A)は、給湯装置1の運転中に台所リモコン7の表示部71に通常表示されるトップ画面において、給湯流量の上限値の表示例を示す図である。図4(A)において、「シャワー10L/分が有効中です」とあるのは、現時点において給湯流量の上限値として、浴室用給湯流量値Bである10L/分が選択されていることを示している。
このような報知により、使用者が現在有効となっている給湯流量の上限値を容易に知ることができる。また、給湯流量の上限値が切り替わった直後には、リモコン6,7のスピーカから出力するブザー音や音声等によって切り替わったことを知らせるようにしてもよい。また、切り替わった直後に、所定時間の間、表示部61,71の給湯流量の上限値の表示領域を点滅させるようにしてもよい。
また、給湯流量の上限値が切り替わる過渡期には出湯温度が変わるので、給湯流量の上限値が切り替わる直前に、その旨をリモコン6,7で報知するようにしてもよい。例えば、「給湯量が切り替わります」というメッセージを、リモコン6,7の表示部61,71に表示させるようにしてもよいし、リモコン6,7のスピーカから音声で知らせるようにしてもよい。この際、リモコン6,7の表示部61,71の画面や、リモコン6,7に別途設けたLEDを点滅させるようにしてもよい。
このように、給湯流量の上限値が切り替わる直前に、その旨を報知することにより、例えば台所の給湯栓82を使用中に、入浴者が浴室100から退室して、給湯流量の上限値が切り替わった際に出湯温度が急に変わっても、台所の使用者は驚かずにすむ。
次に、台所用給湯流量値K及び浴室用給湯流量値Bの設定及び変更方法の一例について説明する。これらの給湯流量値K,Bは、リモコン6,7の操作によって制御装置5に設定することができる。図4(B)は、台所用給湯流量値K及び浴室用給湯流量値Bを設定する際に用いる台所リモコン7の設定画面の一例を示す図である。
ここでは、台所リモコン7の表示部71にはタッチパネルを備えており、図4(B)に示す設定画面は、例えば、図4(A)に示すトップ画面の「メニュー」をタッチ操作してメニュー画面を表示させ、そのメニュー画面から呼び出すことができる。
図4(B)の設定画面を呼び出したときには、その時点で設定されている台所用給湯流量値Kが表示領域A1に表示され、浴室用給湯流量値Bが表示領域A2に表示される。図4(B)の場合、台所用給湯流量値Kが6L/分に設定され、浴室用給湯流量値Bが10L/分に設定されている。
本実施形態では、台所用給湯流量値Kとして、複数の選択肢、例えば、「5」,「6」,「7」,「制限なし」の中から選択して設定することができる。また、浴室用給湯流量値Bとして、複数の選択肢、例えば、「8」,「10」,「12」,「制限なし」の中から選択して設定することができる。各々の表示領域A1,A2内の「+」、「−」をタッチ操作すると、上記の中から選択される値が切り替わって表示される。この操作によって表示領域A1,A2に表示された値がそれぞれの給湯流量値K,Bとして新たに設定される。すなわち、それぞれの給湯流量値K,Bを変更することができる。
例えば、台所の給湯栓82での標準的な使用湯量が7L/分程度とすれば、台所用給湯流量値Kを、「5」または「6」とすることにより、節約効果が大きくなる。また、台所用給湯流量値Kを、「7」としても、7L/分を超えることはないので、ある程度の節約効果は得られる。一方、シャワー81での標準的な使用湯量が12L/分程度とすれば、浴室用給湯流量値Bを、「8」または「10」とすることにより、節約効果が大きくなる。また、浴室用給湯流量値Bを、「12」としても、12L/分を超えることはないので、ある程度の節約効果は得られる。
制御装置5は、ある時点において、そのときに選択されている給湯流量値K,Bの設定値に基づいて、給湯流量調整弁17の開度を設定している。前述の「制限なし」の場合は、給湯流量調整弁17の開度が最大であり、節約効果が得られない場合であり、このような場合も、使用者の意思により選択することができるようにしている。
なお、使用者が給湯流量値K,Bのうちのいずれか一方の値を選択して設定することにより、他方の値が自動的に設定されるようしてもよい。例えば、制御装置5に台所用給湯流量値Kの値に対応する浴室用給湯流量値Bの値の組合せを予め複数記憶しておいて、使用者がリモコン6,7を操作して台所用給湯流量値Kの値を選択して設定すれば、制御装置5は、上記の組合せの中から設定された台所用給湯流量値Kの値に対応する浴室用給湯流量値Bの値を選択して設定するようにしてもよい。また、給湯流量値K,Bの値を上述のように複数の選択肢の中から選択するのではなく、使用者が所望の値を入力して設定できるように構成してもよい。
以上、調整モードの場合について詳しく説明したが、調整モードではない場合、すなわち非調整モードの場合には、常に、給湯流量調整弁17の開度が例えば最大で固定され、節約効果が得られないモードになる。すなわち、本実施形態では、制御装置5の制御モードとして、調整モードと非調整モードとを有している。そして、使用者がリモコン6,7の操作によって、調整モードと非調整モードとを択一的に選択する(切り替える)ことができ、この選択したモードを制御装置5に設定することができる。
なお、本実施形態において、給湯装置1は、少なくとも給湯機能を有する構成であればよく、追焚き機能、風呂注湯機能等を有していない構成でもよい。
(第2実施形態)
第2実施形態の一例の給湯装置は、第1実施形態の場合と同様、図1に示す給湯装置1を用いることができる。第2実施形態では、調整モードにおける給湯流量調整弁17の制御方法が第1実施形態の場合と相違し、他の点については第1実施形態の場合と同様である。以下では、調整モードにおける第1実施形態との相違点について説明する。
第1実施形態では、図3に示すように、人感センサ63による検出結果(入室検知状態のON,OFF)に基づいて、給湯流量の上限値として給湯流量値K,Bのいずれか一方を選択して、給湯流量調整弁17を制御している。
一方、この第2実施形態では、制御装置5は、人感センサ63による検出結果と、人が浴槽3に入浴しているか否かを検出する入浴検出部による検出結果とに基づいて、給湯流量の上限値として給湯流量値K,Bのいずれか一方を選択して、給湯流量調整弁17を制御する。
なお、以下では、台所用給湯流量値Kが、浴室用給湯流量値Bよりも小さい値であり、台所等の給湯栓82の使用において節約効果の得られる値に設定されているものとして、説明する。また、より経済性を考えれば、浴室用給湯流量値Bが、浴室100のシャワー81の使用において節約効果の得られる値に設定されていることが好ましい。
上記入浴検出部は、例えば、水位センサ26と制御装置5とで構成される。ここで、制御装置5は、水位センサ26による浴槽3内の検出水位の変化に基づいて、人が浴槽3に入浴しているか否かを判定する。例えば、制御装置5は、人感センサ63により入浴者が浴室100へ入室していることが検出されているときに、水位センサ26による浴槽3内の検出水位が急激に上昇(検出水位が所定時間内に所定値以上上昇)した場合に、入浴者が浴槽3に入ったと判定する。そしてこの後、水位センサ26による浴槽3内の検出水位が急激に下降(検出水位が所定時間内に所定値以上下降)した場合に、入浴者が浴槽3から出たと判定する。そして、上記の入浴者が浴槽3に入ったと判定してから浴槽3から出たと判定するまでの期間を、浴槽3に入浴していると判定する。入浴が繰り返される場合も同様である。なお、入浴していると判定している期間以外は、入浴していないと判定している期間である。
図5は、本実施形態において、給湯流量の上限値が変化する場合の一例を示すタイミングチャートである。
図5において、入室検知状態のON、OFFは図3の場合と同様であり、人感センサ63による検出結果である。入浴検知状態がONとは、上記入浴検出部によって浴槽3に人が入浴していることを検出している状態であり、入浴検知状態がOFFとは、上記入浴検出部によって浴槽3に人が入浴していることが検出されていない状態である。
図5に示すように、制御装置5は、入室検知状態がOFFのとき(時刻t10以前と時刻t20以降)、すなわち浴室100内に人がいないときには給湯流量の上限値を台所用給湯流量値Kとなるように、給湯流量調整弁17を制御する。そして、入室検知状態がONで、かつ入浴検知状態がOFFのとき(時刻t10〜時刻t11の間、時刻t12〜時刻t20の間)、すなわち浴室100内に人はいるが入浴していないとき(すなわちシャワー81を使用する可能性が高いとき)には、給湯流量の上限値を浴室用給湯流量値Bとなるように、給湯流量調整弁17を制御する。また、入室検知状態がONで、かつ入浴検知状態がONのとき(時刻t11〜時刻t12の間)、すなわち浴室100内の人が入浴しているとき(すなわちシャワー81を使用する可能性が低いとき)には、給湯流量の上限値を台所用給湯流量値Kとなるように、給湯流量調整弁17を制御する。
本実施形態では、浴室100のシャワー81の使用可能性の程度を推定して、シャワー81を使用する可能性が低いとき(時刻t11〜時刻t12の間)には、給湯流量の上限値を台所用給湯流量値Kとするので、そのときに台所等の給湯栓82が使用される場合には節約効果が得られる。
なお、本実施形態において、入浴検出部を、光センサあるいは画像センサ等を用いて構成すれば、給湯装置1は、少なくとも給湯機能を有する構成であればよく、追焚き機能、風呂注湯機能等を有していない構成でもよい。
上記の第1、第2実施形態では、図3、図5に示すように、制御装置5は、入浴者が浴室100から退室することにより人感センサ63による入室検知状態がONからOFFになったとき(時刻t20)に、給湯流量の上限値を浴室用給湯流量値Bから台所用給湯流量値Kに変更するようしているが、次のようにしてもよい。すなわち、制御装置5は、入室検知状態がONからOFFになったとき(時刻t20)に、台所等の給湯栓82が使用中すなわち使用状態の場合(流量センサ18の検出値が最低作動流量以上である場合)には、給湯流量の上限値を変更することなく浴室用給湯流量値Bを維持するようにし、この後、使用状態であることが検出されなくなったとき(流量センサ18の検出値が最低作動流量未満となったとき)に、給湯流量の上限値を台所用給湯流量値Kに変更するようにしてもよい。これにより、例えば台所の給湯栓82を使用中に、入浴者が浴室100から退室しても、給湯流量の上限値は変更されないので、例えば食器洗い中に出湯流量が急に小さくなることがなく、給湯栓82の使用者の使用感が損なわれることがない。この場合、給湯使用検出部が、流量センサ18と、この流量センサ18の検出値が最低作動流量以上であるか否かによって使用状態であるが否かを判別する制御装置5とで構成される。
上記説明から、当業者にとっては、本発明の多くの改良や他の実施形態が明らかである。従って、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本発明を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本発明の精神を逸脱することなく、その構造及び/又は機能の詳細を実質的に変更できる。
本発明は、使用者に操作の煩わしさ感を与えることなく、経済的な使用を行うことができる給湯装置等として有用である。
1 給湯装置
3 浴槽
5 制御装置
6,7 リモコン
14 給湯路
17 給湯流量調整弁
18 流量センサ
26 水位センサ
63 人感センサ
81 シャワー
82 給湯栓
100 浴室

Claims (3)

  1. 浴室内に設置された給湯端末と浴室外に設置された給湯端末とを含む複数の給湯端末へ給湯する給湯装置であって、
    前記給湯する給湯流量の上限値を調整する給湯流量調整部と、
    前記給湯流量の上限値を調整する調整モードを実行するか否かを設定する操作が行われる操作部と、
    前記浴室内に人が存在するか否かを検出する人感センサと、
    前記操作部の操作によって前記調整モードが設定されている場合において、前記人感センサにより人の存在が検出されているときに、前記給湯流量の上限値が予め定められた第1の所定値となるように前記給湯流量調整部を制御し、前記人感センサにより人の存在が検出されていないときに、前記給湯流量の上限値が予め定められた第2の所定値となるように前記給湯流量調整部を制御する制御部とを備えた、
    給湯装置。
  2. 前記複数の給湯端末のいずれかが使用状態であるか否かを検出する給湯使用検出部をさらに備え、
    前記制御部は、
    前記調整モードが設定されている場合において、前記給湯使用検出部により使用状態であることが検出されている最中に、前記人感センサによる検出結果が人の存在が検出されている状態から検出されていない状態に変化したときには、前記給湯流量の上限値として前記第1の所定値を維持し、この後、前記給湯使用検出部により使用状態であることが検出されなくなったときに、前記給湯流量の上限値を前記第2の所定値に変更するよう構成された、
    請求項1に記載の給湯装置。
  3. 前記浴室内の前記給湯端末がシャワーであり、
    前記浴室内の浴槽に人が入浴しているか否かを検出する入浴検出部をさらに備え、
    前記制御部は、
    前記調整モードが設定されている場合において、前記人感センサにより人の存在が検出されている場合であっても、前記入浴検出部により人が入浴していることが検出されているときには、前記第2の所定値が前記給湯流量の上限値となるように前記給湯流量調整部を制御するよう構成された、
    請求項1または2に記載の給湯装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113842047A (zh) * 2021-08-31 2021-12-28 珠海格力电器股份有限公司 饮水机控制方法、装置、存储介质、控制设备及饮水机

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