JP2018087587A - 制振部材の製造方法及び構造体の製造方法 - Google Patents

制振部材の製造方法及び構造体の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2018087587A
JP2018087587A JP2016230323A JP2016230323A JP2018087587A JP 2018087587 A JP2018087587 A JP 2018087587A JP 2016230323 A JP2016230323 A JP 2016230323A JP 2016230323 A JP2016230323 A JP 2016230323A JP 2018087587 A JP2018087587 A JP 2018087587A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
molded body
damping member
parison
manufacturing
resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016230323A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6777856B2 (ja
Inventor
輝雄 玉田
Teruo Tamada
輝雄 玉田
奈央人 谷
Naoto Tani
奈央人 谷
小野寺 正明
Masaaki Onodera
正明 小野寺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyoraku Co Ltd
Original Assignee
Kyoraku Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyoraku Co Ltd filed Critical Kyoraku Co Ltd
Priority to JP2016230323A priority Critical patent/JP6777856B2/ja
Priority to PCT/JP2017/042182 priority patent/WO2018097237A1/ja
Publication of JP2018087587A publication Critical patent/JP2018087587A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6777856B2 publication Critical patent/JP6777856B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C49/00Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
    • B29C49/02Combined blow-moulding and manufacture of the preform or the parison
    • B29C49/04Extrusion blow-moulding
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C49/00Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
    • B29C49/24Lining or labelling
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F15/00Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
    • F16F15/02Suppression of vibrations of non-rotating, e.g. reciprocating systems; Suppression of vibrations of rotating systems by use of members not moving with the rotating systems
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F15/00Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
    • F16F15/02Suppression of vibrations of non-rotating, e.g. reciprocating systems; Suppression of vibrations of rotating systems by use of members not moving with the rotating systems
    • F16F15/04Suppression of vibrations of non-rotating, e.g. reciprocating systems; Suppression of vibrations of rotating systems by use of members not moving with the rotating systems using elastic means

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Abstract

【課題】制振性が高められた制振部材の製造方法を提供する。
【解決手段】本発明によれば、筒体内に挿入される制振部材の製造方法であって、前記制振部材は、成形体を備え、前記成形体は、複数の基部と、前記複数の基部のうちの隣接する2つを連結するヒンジ部を備え、前記製造方法は、溶融樹脂を押し出してパリソンを形成して一対の分割金型間に配置する押出工程と、前記分割金型の型締めを行って前記パリソンの成形を行って前記成形体を形成する成形工程を備え、前記分割金型の型締めの際に前記分割金型で前記パリソンを圧縮することによって前記成形体に前記ヒンジ部が形成される、制振部材の製造方法が提供される。
【選択図】図1

Description

本発明は、制振部材の製造方法及び構造体の製造方法に関する。
例えば自動車の車体等の構造物内に樹脂材を形成することは知られている。例えば特許文献1には、自動車の車体を構成する筒体内に環状発泡材を配設することが記載されている。
特開2007−90542号公報
特許文献1の構成によってもある程度の制振性が確保できるが、制振性をさらに高めることが望まれている。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、制振性が高められた制振部材の製造方法を提供するものである。
本発明によれば、筒体内に挿入される制振部材の製造方法であって、前記制振部材は、成形体を備え、前記成形体は、複数の基部と、前記複数の基部のうちの隣接する2つを連結するヒンジ部を備え、前記製造方法は、溶融樹脂を押し出してパリソンを形成して一対の分割金型間に配置する押出工程と、前記分割金型の型締めを行って前記パリソンの成形を行って前記成形体を形成する成形工程を備え、前記分割金型の型締めの際に前記分割金型で前記パリソンを圧縮することによって前記成形体に前記ヒンジ部が形成される、制振部材の製造方法が提供される。
本発明者は、制振部材の制振性を高めるべく鋭意検討を行ったところ、筒体に挿入される制振部材が筒体を内側から押圧するように構成することによって制振性が高められることに気がついた。そして、制振部材が筒体を内側から押圧することを可能にする構成を検討したところ、パリソンを圧縮することによって形成したヒンジ部において制振部材を折り畳んだ状態で制振部材を筒体に挿入することによって、ヒンジ部に生じる復元力によって成形体の基部が筒体を内側から押圧することを見出し、本発明の完成に到った。
以下、本発明の種々の実施形態を例示する。以下に示す実施形態は互いに組み合わせ可能である。
好ましくは、前記成形体は、中空部を有する。
好ましくは、前記制振部材は、前記成形体を前記ヒンジ部で折り畳んだときに対向する面の間に弾性部材を備える。
好ましくは、前記弾性部材は、不織布で構成される。
好ましくは、前記不織布は、樹脂繊維で構成される。
好ましくは、前記樹脂繊維を構成する樹脂は、前記成形体を構成する樹脂よりもピカット軟化点が高い。
好ましくは、前記樹脂繊維は、5デニール以上の繊維である。
好ましくは、前記弾性部材は、前記成形体と一体成形される。
好ましくは、前記制振部材は、前記成形体を前記ヒンジ部で折り畳んだときに外周となる面にクッション部材を備える。
好ましくは、前記クッション部材は、不織布で構成される。
好ましくは、前記クッション部材は、前記成形体と一体成形される。
好ましくは、前記成形体は、少なくとも2つのヒンジ部を備える。
好ましくは、前記成形体は、3つの基部が2つのヒンジ部で連結された構成を備える。
好ましくは、前記成形体は、2つの基部が1つのヒンジ部で連結された構成を備える。
好ましくは、前記成形体は、発泡成形体である。
本発明の別の観点によれば、筒体内に制振部材を挿入する工程を備える、構造体の製造方法であって、前記制振部材は、上記記載の方法によって製造された制振部材であり、前記制振部材を前記ヒンジ部で折り畳んだ状態で前記制振部材が前記筒体に挿入される、方法が提供される。
本発明の第1実施形態の制振部材1の構成を示す斜視図であり、(a)は制振部材1に外力が加わっていない状態を示し、(b)は制振部材1に外力を加えて制振部材1をヒンジ部2cで折り畳んだ状態を示し、(c)は制振部材1をヒンジ部2cで折り畳んだ状態で筒体5に挿入した後の状態を示す。 本発明の第2実施形態の制振部材1の構成を示す斜視図であり、(a)〜(c)は、図1(a)〜(c)に対応する図である。 本発明の一実施形態の制振部材1の製造方法で利用可能な成形機6の一例を示す。 パリソン形成工程を示す図5中のA−A断面図である。 パリソン形成工程を示す図4中のB−B断面図である。 成形工程を示す、図5と同じ断面の断面図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。また、各特徴事項について独立して発明が成立する。
1.制振部材の構成
1−1.第1実施形態
図1を用いて、本発明の第1実施形態の制振部材1について説明する。制振部材1は、筒体5に挿入されることによって筒体5の振動を抑制することによって筒体5を通じた音の伝搬を低減するための部材である。筒体5は、例えば自動車のインパネ内のリインフォースであり、パイプ状であり、内周の断面は例えば円形である。
制振部材1は、成形体2と、弾性部材3と、クッション部材4を備える。弾性部材3は、成形体2の一方の面に設けられる。クッション部材4は、成形体2の他方の面に設けられる。
成形体2は、第1基部2aとその両側に設けられた第2基部2bを備える。基部2a,2bは、ヒンジ部2cで互いに連結される。従って、成形体2は、3つの基部が2つのヒンジ部2cで連結された構成を備える。ヒンジ部2cは、板バネとして機能するように構成されており、成形体2がヒンジ部で曲げられると復元力が発生する。本実施形態のように、成形体2は、少なくとも2つのヒンジ部を備えることが好ましい。ヒンジ部の数が多いほど、復元力の合計が大きくなり、その結果、成形体2が筒体5を内側から押圧する力が強くなるからである。
ヒンジ部2cは、図5に示すように、分割金型19,20,20でパリソン23を圧縮することによって形成される(詳細は後述する)。このため、ヒンジ部2cは高い精度と高い剛性を有している。基部2a,2bは、それぞれ、分割金型を用いてパリソン23を成形することによって形成される。基部2a,2bは、それぞれ、中空部2dを備える。基部2a,2bは、発泡成形体であっても非発泡成形体であってもよいが、基部2a,2bが発泡成形体である場合の方が軽量性及び消音性に優れているので、基部2a,2bは発泡成形体であることが好ましい。成形体2は、例えばポリオレフィンなどの熱可塑性樹脂で形成されることが好ましく、ポリオレフィンとしては、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体及びその混合物などが挙げられる。
制振部材1は、図1(b)に示すように、制振部材1がヒンジ部2cで折り畳まれた状態で筒体5内に挿入される。制振部材1がヒンジ部2cで折り畳まれた状態では制振部材1の外面形状は、筒体5の内面形状に略一致する。制振部材1が図1(c)に示すように、筒体5内に収容されると、ヒンジ部2cが板バネとして機能し、復元力が働く。この復元力によって成形体2の基部2a,2bがクッション部材4を介して筒体5を内側から押圧し、筒体5の振動が効果的に抑制される。なお、クッション部材4は必須ではなく、クッション部材4がない場合は基部2a,2bが筒体5を内側から直接押圧する。
弾性部材3は、図1(b)に示すように、成形体2がヒンジ部2cで折り畳まれたときに対向する面の間に配置される。図1(b)の形態の場合、弾性部材3は、基部2aの当接面2a1と基部2bの当接面2b1との間に配置されて基部2a,2bによって圧縮されて変形する。また、弾性部材3は、一対の基部2bの当接面2b2の間にも配置されて一対の基部2bによって圧縮されて変形する。そして、弾性部材3の復元力によって基部2a,2bが筒体5を内側から押圧して、筒体5の振動がより効果的に抑制される。
弾性部材3としては、圧縮されることによって復元力を発生させる任意の部材を用いることができる。弾性部材3は、樹脂やゴムなどで形成することができる。弾性部材3は、不織布で構成されることが好ましい。この場合、弾性部材3が復元力を発生させやすく且つ弾性部材3を成形体2と一体成形することが容易であるからである。不織布は、樹脂繊維で構成されることが好ましい。樹脂繊維は、5デニール以上の繊維であることが好ましい。この場合、弾性部材3の剛性が十分に高くなりやすい。樹脂繊維を構成する樹脂は、成形体2を構成する樹脂よりもピカット軟化点が高いことが好ましい。この場合、制振部材1が高温にさらされる環境下でも弾性部材3が基部2a,2bを筒体5に押し付ける力が長期間維持されるからである。樹脂繊維を構成する樹脂としては、PETやポリアミドなどが挙げられる。
このように、本実施形態では、ヒンジ部2cの復元力と弾性部材3の復元力によって基部2a,2bが筒体5を内側から強く押圧し、筒体5の振動が効果的に抑制される。なお、弾性部材3は、省略可能であり、その場合、ヒンジ部2cの復元力によって基部2a,2bが筒体5を内側から押圧する。
クッション部材4は、成形体2をヒンジ部2cで折り畳んだときに外周となる面に配置される。クッション部材4は、成形体2と筒体5との密着性を向上させるために設けられるものであり、このような機能を発揮しうる任意の部材でクッション部材4を構成することができる。クッション部材4は、成形体2よりも変形しやすい部材で構成することが好ましい。クッション部材4は、不織布で構成されることが好ましい。この場合、クッション部材4が成形体2と筒体5との密着性を向上させやすく、且つクッション部材4を成形体2と一体成形することが容易であるからである。弾性部材3とクッション部材4は同一構成の不織布で構成することが好ましい。この場合、部材数が減って製造効率が向上するからである。
1−2.第2実施形態
図2を用いて、本発明の第2実施形態の制振部材1について説明する。本実施形態は、第1実施形態に類似しており、成形体2の構成の違いが主な相違点である。
本実施形態では、成形体2は、一対の基部2eと、これらを連結するヒンジ部2cを備える。従って、本実施形態の成形体2は、2つの基部が1つのヒンジ部2cで連結された構成を備える。本実施形態においても、図2(b)に示すように、制振部材1をヒンジ部2cで折り畳むと、ヒンジ部2cが板バネとして機能して復元力を発生させ、基部2eが筒体5を内側から押圧する。また、制振部材1をヒンジ部2cで折り畳むと、弾性部材3が一対の基部2eの当接面2e1の間において圧縮されて変形し、復元力を発生させる。従って、本実施形態においても、ヒンジ部2cの復元力と弾性部材3の復元力によって基部2bが筒体5を内側から強く押圧する。
2.成形機6の構成
図3を用いて、本発明の一実施形態の制振部材の製造方法の実施に利用可能な成形機6について説明する。成形機6は、樹脂供給装置7と、ヘッド18と、分割金型19,20を備える。樹脂供給装置7は、ホッパー12と、押出機13と、インジェクタ16と、アキュームレータ17を備える。押出機13とアキュームレータ17は、連結管25を介して連結される。アキュームレータ17とヘッド18は、連結管27を介して連結される。
以下、各構成について詳細に説明する。
<ホッパー12,押出機13>
ホッパー12は、原料樹脂11を押出機13のシリンダ13a内に投入するために用いられる。原料樹脂11の形態は、特に限定されないが、通常は、ペレット状である。原料樹脂11は、例えばポリオレフィンなどの熱可塑性樹脂であり、ポリオレフィンとしては、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体及びその混合物などが挙げられる。原料樹脂11は、ホッパー12からシリンダ13a内に投入された後、シリンダ13a内で加熱されることによって溶融されて溶融樹脂になる。また、シリンダ13a内に配置されたスクリューの回転によってシリンダ13aの先端に向けて搬送される。スクリューは、シリンダ13a内に配置され、その回転によって溶融樹脂を混練しながら搬送する。スクリューの基端にはギア装置が設けられており、ギア装置によってスクリューが回転駆動される。シリンダ13a内に配置されるスクリューの数は、1本でもよく、2本以上であってもよい。
<インジェクタ16>
シリンダ13aには、シリンダ13a内に発泡剤を注入するためのインジェクタ16が設けられる。原料樹脂11を発泡させない場合は、インジェクタ16は省略可能である。インジェクタ16から注入される発泡剤は、物理発泡剤、化学発泡剤、及びその混合物が挙げられるが、物理発泡剤が好ましい。物理発泡剤としては、空気、炭酸ガス、窒素ガス、水等の無機系物理発泡剤、およびブタン、ペンタン、ヘキサン、ジクロロメタン、ジクロロエタン等の有機系物理発泡剤、さらにはそれらの超臨界流体を用いることができる。超臨界流体としては、二酸化炭素、窒素などを用いて作ることが好ましく、窒素であれば臨界温度−149.1℃、臨界圧力3.4MPa以上、二酸化炭素であれば臨界温度31℃、臨界圧力7.4MPa以上とすることにより得られる。化学発泡剤としては、酸(例:クエン酸又はその塩)と塩基(例:重曹)との化学反応により炭酸ガスを発生させるものが挙げられる。化学発泡剤は、インジェクタ16から注入する代わりに、ホッパー12から投入してもよい。
<アキュームレータ17、ヘッド18>
発泡剤が添加されている又は添加されていない溶融樹脂11aは、シリンダ13aの樹脂押出口から押し出され、連結管25を通じてアキュームレータ17内に注入される。アキュームレータ17は、シリンダ17aとその内部で摺動可能なピストン17bを備えており、シリンダ17a内に溶融樹脂11aが貯留可能になっている。そして、シリンダ17a内に溶融樹脂11aが所定量貯留された後にピストン17bを移動させることによって、連結管27を通じて溶融樹脂11aをヘッド18内に設けられたダイスリットから押し出して垂下させてパリソン23を形成する。パリソン23の形状は、特に限定されず、筒状であってもよく、シート状であってもよい。
<分割金型19,20>
パリソン23は、一対の分割金型19,20間に導かれる。分割金型19,20を用いてパリソン23の成形を行うことによって、成形体が得られる。分割金型19,20を用いた成形の方法は特に限定されず、分割金型19,20のキャビティ内にエアーを吹き込んで成形を行うブロー成形であってもよく、分割金型19,20のキャビティの内面からキャビティ内を減圧してパリソン23の成形を行う真空成形であってもよく、その組み合わせであってもよい。溶融樹脂が発泡剤を含有する場合、パリソン23は、発泡パリソンとなり、成形体は、発泡成形体となる。
3.制振部材1の製造方法
制振部材1は、パリソン形成工程、成形工程、及び後処理工程を備える方法によって形成可能である。以下、各工程について詳細に説明する。以下、第1実施形態の制振部材1の製造方法を例に挙げて説明するが、第2実施形態の制振部材1も同様の方法で製造可能である。
<パリソン形成工程>
パリソン形成工程では、図4〜図5に示すように、溶融樹脂をヘッドから押し出して垂下させてパリソン23を形成し、パリソン23を分割金型19,20の間に配置する。分割金型19は、ピンチオフ部19bで囲まれたキャビティ19aを備える。分割金型20は、ピンチオフ部20bで囲まれたキャビティ20a内に突起20cを備える。
分割金型19とパリソン23の間には弾性部材3を構成する弾性部材シート3aが垂下される。分割金型20とパリソン23の間にはクッション部材4を構成するクッション部材シート4aが垂下される。弾性部材3及びクッション部材4が不織布で構成される場合、パリソン23の両側に不織布シートが垂下される。
<成形工程>
成形工程では、図6に示すように、分割金型19,20の型締めを行ってパリソン23の成形を行って成形体2を形成する。この際、突起20cに対応する部位において、パリソン23が分割金型19,20によって圧縮されてヒンジ部2cが形成される。また、シート3a,4aは、それぞれ、パリソン23と分割金型19、パリソン23と分割金型20によって挟まれることによって、成形体2に一体成形される。
<後処理工程>
後処理工程では、図6に示すように成形されたバリ23bのついた成形体2を分割金型19,20から取り出し、バリ23bを除去する。これによって、第1実施形態の構成の制振部材1が得られる。
1 :制振部材
2 :成形体
2a :第1基部
2a1 :当接面
2b :第2基部
2b1 :当接面
2b2 :当接面
2c :ヒンジ部
2d :中空部
2e :基部
2e1 :当接面
3 :弾性部材
3a :弾性部材シート
4 :クッション部材
4a :クッション部材シート
5 :筒体
6 :成形機
7 :樹脂供給装置
11 :原料樹脂
11a :溶融樹脂
12 :ホッパー
13 :押出機
13a :シリンダ
16 :インジェクタ
17 :アキュームレータ
17a :シリンダ
17b :ピストン
18 :ヘッド
19 :分割金型
19a :キャビティ
19b :ピンチオフ部
20 :分割金型
20a :キャビティ
20b :ピンチオフ部
20c :突起
23 :パリソン
23b :バリ
25 :連結管
27 :連結管

Claims (16)

  1. 筒体内に挿入される制振部材の製造方法であって、
    前記制振部材は、成形体を備え、
    前記成形体は、複数の基部と、前記複数の基部のうちの隣接する2つを連結するヒンジ部を備え、
    前記製造方法は、
    溶融樹脂を押し出してパリソンを形成して一対の分割金型間に配置する押出工程と、
    前記分割金型の型締めを行って前記パリソンの成形を行って前記成形体を形成する成形工程を備え、
    前記分割金型の型締めの際に前記分割金型で前記パリソンを圧縮することによって前記成形体に前記ヒンジ部が形成される、制振部材の製造方法。
  2. 前記成形体は、中空部を有する、請求項1に記載の方法。
  3. 前記制振部材は、前記成形体を前記ヒンジ部で折り畳んだときに対向する面の間に弾性部材を備える、請求項1又は請求項2に記載の方法。
  4. 前記弾性部材は、不織布で構成される、請求項3に記載の方法。
  5. 前記不織布は、樹脂繊維で構成される、請求項4に記載の方法。
  6. 前記樹脂繊維を構成する樹脂は、前記成形体を構成する樹脂よりもピカット軟化点が高い、請求項5に記載の方法。
  7. 前記樹脂繊維は、5デニール以上の繊維である、請求項5又は請求項6の何れか1つに記載の方法。
  8. 前記弾性部材は、前記成形体と一体成形される、請求項3〜請求項7の何れか1つに記載の方法。
  9. 前記制振部材は、前記成形体を前記ヒンジ部で折り畳んだときに外周となる面にクッション部材を備える、請求項1〜請求項8の何れか1つに記載の方法。
  10. 前記クッション部材は、不織布で構成される、請求項9に記載の方法。
  11. 前記クッション部材は、前記成形体と一体成形される、請求項9又は請求項10に記載の方法。
  12. 前記成形体は、少なくとも2つのヒンジ部を備える、請求項1〜請求項11の何れか1つに記載の方法。
  13. 前記成形体は、3つの基部が2つのヒンジ部で連結された構成を備える、請求項1〜請求項12の何れか1つに記載の方法。
  14. 前記成形体は、2つの基部が1つのヒンジ部で連結された構成を備える、請求項1〜請求項11の何れか1つに記載の方法。
  15. 前記成形体は、発泡成形体である、請求項1〜請求項14の何れか1つに記載の方法。
  16. 筒体内に制振部材を挿入する工程を備える、構造体の製造方法であって、
    前記制振部材は、請求項1〜請求項15の何れか1つに記載の方法によって製造された制振部材であり、
    前記制振部材を前記ヒンジ部で折り畳んだ状態で前記制振部材が前記筒体に挿入される、方法。
JP2016230323A 2016-11-28 2016-11-28 制振部材の製造方法及び構造体の製造方法 Active JP6777856B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016230323A JP6777856B2 (ja) 2016-11-28 2016-11-28 制振部材の製造方法及び構造体の製造方法
PCT/JP2017/042182 WO2018097237A1 (ja) 2016-11-28 2017-11-24 制振部材の製造方法及び構造体の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016230323A JP6777856B2 (ja) 2016-11-28 2016-11-28 制振部材の製造方法及び構造体の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018087587A true JP2018087587A (ja) 2018-06-07
JP6777856B2 JP6777856B2 (ja) 2020-10-28

Family

ID=62195257

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016230323A Active JP6777856B2 (ja) 2016-11-28 2016-11-28 制振部材の製造方法及び構造体の製造方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6777856B2 (ja)
WO (1) WO2018097237A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111361128B (zh) * 2018-12-26 2021-12-17 绍兴福膜新材料有限公司 用于挤出和吹塑联动系统的管道阻尼减振装置和减振方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6076440A (ja) * 1983-09-30 1985-04-30 Nissan Shatai Co Ltd 車両用小物入れ及びその製造方法
JP2001013704A (ja) * 1999-07-01 2001-01-19 Fuji Xerox Co Ltd 電子写真感光体用消音部材及びそれを用いた電子写真感光体
JP2010052691A (ja) * 2008-08-29 2010-03-11 Kyoraku Co Ltd 車両用空調ダクト
JP2015000547A (ja) * 2013-06-17 2015-01-05 キョーラク株式会社 ダクト

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE60006390T2 (de) * 1999-06-28 2004-05-13 Lear Corp., Southfield Verfahren zum formen eines blasgeformten kunststoffteils mit filmscharnier

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6076440A (ja) * 1983-09-30 1985-04-30 Nissan Shatai Co Ltd 車両用小物入れ及びその製造方法
JP2001013704A (ja) * 1999-07-01 2001-01-19 Fuji Xerox Co Ltd 電子写真感光体用消音部材及びそれを用いた電子写真感光体
JP2010052691A (ja) * 2008-08-29 2010-03-11 Kyoraku Co Ltd 車両用空調ダクト
JP2015000547A (ja) * 2013-06-17 2015-01-05 キョーラク株式会社 ダクト

Also Published As

Publication number Publication date
WO2018097237A1 (ja) 2018-05-31
JP6777856B2 (ja) 2020-10-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2018097237A1 (ja) 制振部材の製造方法及び構造体の製造方法
US8795802B2 (en) Foam duct
JP7060782B2 (ja) 発泡成形体の製造方法
JP6667090B2 (ja) 管状体
JP2015033849A (ja) 熱可塑性樹脂発泡成形体及びその製造方法
JP6941268B2 (ja) 構造体及びその製造方法
JP6851267B2 (ja) 制振部材及びその製造方法、並びに構造体の製造方法
WO2018097320A1 (ja) 構造体の製造方法、一体成形体及び一体成形体の製造方法
JP6920604B2 (ja) 発泡成形体、及びその製造方法
JP6940747B2 (ja) 一体成形体及び一体成形体の製造方法
JP6947972B2 (ja) 一体成形体及び一体成形体の製造方法
US11524430B2 (en) Structure, and method for manufacturing same
JP6978671B2 (ja) 構造体及びその製造方法
JP2017080962A (ja) 二重構造体の製造方法
JP6923797B2 (ja) 構造体及びその製造方法
JP2013178034A (ja) 発泡ダクト
JP7071632B2 (ja) 成形体の製造方法
WO2018062033A1 (ja) 発泡成形体の製造方法
JP2021187039A (ja) 発泡樹脂シートの成形方法
CN111052224A (zh) 结构体、车辆用结构体及车辆用空调管道
JP7280502B2 (ja) ダクトの製造方法
JP6773967B2 (ja) 発泡成形体の製造方法
JP2018086755A (ja) 構造体の製造方法
JP2023005855A (ja) 発泡成形体の製造方法および発泡成形体
JP2020032586A (ja) 構造体及び構造体の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191008

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200721

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200727

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200908

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200921

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6777856

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250