JP2018085704A - 通話制御装置、遠隔制御装置、及び通話管理方法 - Google Patents

通話制御装置、遠隔制御装置、及び通話管理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2018085704A
JP2018085704A JP2016229431A JP2016229431A JP2018085704A JP 2018085704 A JP2018085704 A JP 2018085704A JP 2016229431 A JP2016229431 A JP 2016229431A JP 2016229431 A JP2016229431 A JP 2016229431A JP 2018085704 A JP2018085704 A JP 2018085704A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
call
unit
network
communication
volume
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016229431A
Other languages
English (en)
Inventor
敬久 石川
Yoshihisa Ishikawa
敬久 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Building Systems Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Building Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Building Systems Co Ltd filed Critical Hitachi Building Systems Co Ltd
Priority to JP2016229431A priority Critical patent/JP2018085704A/ja
Publication of JP2018085704A publication Critical patent/JP2018085704A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Telephone Function (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Indicating And Signalling Devices For Elevators (AREA)
  • Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)

Abstract

【課題】通話者による利得(増幅率)調整を想定しない通話装置を用いた会話をより確実に成立させる技術を提供する。【解決手段】通話制御装置は、ネットワーク1を介した通信により、通話装置(インターホン42)による通話を可能にする。そのために、前記ネットワーク1を介した通信が可能な通信部31と、前記通信部31が前記ネットワーク1から所定の信号を受信した場合に、前記通話装置により放音される音の音量を調整するための調整部(音量調整部34)を制御して、前記音量を増減させる制御部32と、を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、通話制御装置、遠隔制御装置、及び通話管理方法に関する。
2つの通話装置間での通話は、通常、ネットワーク(ここでは信号線を含む)を介した通信により行われる。この2つの通信装置の一方は、特定の場所に居る人との通話を想定して設置される場合がある。例えばエレベータでは、何らかの原因により乗りかご内に乗客が閉じ込められるといった状況が発生する恐れがある。そのような状況に対応するために、乗りかご内にはインターホンが設けられている。そのインターホンは、管制センター、或いは管理室等に設けられた通話装置との間で通話するための通話装置である。このインターホンを乗りかご内に設けることにより、乗客は必要に応じて外部の人と通話することができる。
この乗りかご内のインターホンは、乗客と管制センターの管制員等との会話が確実に成立するように、その機能、つまり放音される音の音量、及び検知する音の感度等の確認が定期的に行われる。その確認結果に応じて、音を放音させるための電気信号の増幅を行う増幅回路の増幅率(利得)調整が行われる。
その増幅率調整は、保守員に行わせるようになっている。これは、乗客が任意に調整できるようにした場合、その調整が不適切に行われている状況で乗客が通話を望む場合、その乗客が増幅率の調整方法を知らなければ会話が成立しない恐れがあるからである。しかし、保守員に行わせる場合、保守員は現地に移動する必要がある。そのため、迅速な対応は困難である。このことから、増幅回路の自動的な増幅率調整も行われている。その自動的な増幅率調整に関連する周知技術として、例えば特許文献1に記載されたものがある。
この特許文献1に記載のエレベータの遠隔監視システムは、「各地域に点在するエレベータ制御装置に設置された監視用端末を用いてエレベータかご内のインターホンと監視センタとの間を電話回線を通じて通話する直話機能を備えたエレベータの遠隔監視システムにおいて、前記監視センタ側に、前記電話回線を通じて送出する一定レベルの基準音を発生する基準音発生装置を設け、前記監視用端末側に、電話回線からの受話音声、電話回線への送話音声を増幅する増幅回路と、前記受話音声と送話音声の信号レベルを比較し、受話、送話いずれかレベルの高い方を優先させて切り替える送受話切替回路と、前記受話音声と送話音声の信号レベルをディジタルデータに変換するA/D変換回路と、前記A/D変換回路にデータを提供するために前記インターホンの近くに設置した基準音発生装置と、前記A/D変換回路の出力データをそれに対応する利得調整データと対照する利得調整参照テーブルと、前記A/D変換回路の出力データに対して、前記利得調整参照テーブルを参照して適切な利得調整値を求める演算回路と、前記演算回路の求めた利得調整値に基づいて前記増幅回路の利得調整を行なう利得調整回路を設けて成ることを特徴とする」ものである。
特開平6−85940号公報
上述したような自動的な利得(増幅率)調整は、一定レベルの基準音に依存したものである。そのため、基準音を基準にする形で望ましい利得に調整することができる。しかし、インターホンにより通話する乗客にとって、想定する基準音が適切であるとは限らない。例えば、インターホンに近づくのが困難、聴力が低い、騒音が大きい状況に居る、といった乗客では、基準音により自動調整された利得では音声が聞き取り難くなり易い。声を出すのが困難な乗客では、例え音声は聞き取れても、管制センター側の通話者である管制員は音声を聞き取り難くなり易い。
管制センター側の通話装置では、乗客が発した音声を検知して増幅する回路の利得を調整可能なのが普通である。そのため、管制センター側では、乗客の小さな声に対応することが可能な場合も多い。しかし、個人差、或いは状況により音声が聞き取り難い乗客には、対応できる余地は小さい。また、管制員が発する音を検知する感度を上げた場合は、音声に歪みが発生して乗客が聞き取り難くなったり、管制員に大声を出させるのは管制員への負担が大きく、且つ音声に歪みを発生させる場合がある、といった不具合が発生し得る。このようなことから、乗客との会話をより確実に成立させるには、乗客の個人差、或いは状況に合わせて放音される音の音量、つまり放音用の増幅回路の利得調整を行えるようにすることが重要である。これは、通話者による利得調整を想定しない通話装置を用いた通話では一層重要である。
本発明は、上述したような課題に鑑みてなされたもので、その目的は、通話者による利得(増幅率)調整を想定しない通話装置を用いた会話をより確実に成立させる技術を提供することにある。
上記技術的課題を解決するため、本発明の一形態は、ネットワークを介した通信により、通話装置による通話を可能にする通話制御装置であって、前記ネットワークを介した通信が可能な通信部と、前記通信部が前記ネットワークから所定の信号を受信した場合に、前記通話装置により放音される音の音量を調整するための調整部を制御して、前記音量を増減させる制御部と、を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、通話者による利得調整を想定しない通話装置を用いた通話をより確実に成立させることができる。上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本実施形態による通話制御装置、及び遠隔制御装置を用いて構築されたネットワークシステムを説明する図である。 アナログの音声信号に重畳された制御信号の例を説明する図である。 通話管理処理の例を示すフローチャートである。 通話処理の例を示すフローチャートである。
以下に、本発明に係る通話制御装置、遠隔制御装置、及び通話管理方法の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。図1は、本実施形態による通話制御装置、及び遠隔制御装置を用いて構築されたネットワークシステムを説明する図である。始めに、図1を参照し、そのネットワークシステムについて具体的に説明する。
このネットワークシステムは、エレベータの遠隔監視用に構築された遠隔監視システム(以降、この表記を用いる)である。図1に示すように、その遠隔監視システムは、例えば公衆電話回線であるネットワーク1に、制御装置2、遠隔監視装置3、及びサーバー6を接続する形で構築されている。
この図1において、制御装置2、及び遠隔監視装置3は、エレベータが設けられた1つの建屋に設置された情報処理装置である。その建屋は実際には複数、存在しているが、ここでは便宜的に1つの建屋に設けられた1つのエレベータのみを示している。制御装置2、及び遠隔監視装置3は別の装置として図1に示しているが、遠隔監視装置3は制御装置2に搭載されたものであっても良い。
4は、1つのエレベータが運行させる乗りかごであり、40は、その乗りかご4の乗客である。その乗りかご4内には、操作盤41が設けられている。その操作盤41には、通話装置であるインターホン42が搭載されると共に、行き先階釦43、ドア開閉用のドア閉釦44a、及びドア開釦44b等が設けられている。インターホン42は、スピーカー42a、マイクロフォン(以降「マイク」と略記)52b、及び通話の開始を要求するための呼び釦42cを備えている。
制御装置2は、操作盤41に設けられた各種操作子への操作を認識し、その認識結果に応じてエレベータの運行を制御する。また、エレベータの状態を監視し、ネットワーク1を介して、その監視結果を管制センター5に送信する。それにより、停電、地震、或いは故障等が発生し、エレベータを停止させた場合、その旨が制御装置2から管制センター5に通知される。
エレベータの停止は、制御装置2から遠隔監視装置3に通知される。また、呼び釦42cへの操作を認識した場合、制御装置2は、その旨を遠隔監視装置3に通知する。それにより、遠隔監視装置3は、インターホン42を用いて乗客40が通話するための処理を行う。このことから、遠隔監視装置3は、本発明における通話制御装置、及び第2の情報処理装置となっている。その通話用の機能構成については後述する。
サーバー6は、保守契約を行ったエレベータの管理、及び監視のために用意された管制センター5に設置されている情報処理装置である。管制員70は、管制センター5内の管理室7で乗客40への対応を行うようになっている。そのために、管理室7には乗客への対応用の管制卓71が設置されている。図1では、管制卓71は一つのみ示しているが、通常、管制卓71は複数、存在する。
管制卓71は、スピーカー72a、及びマイク72bが設けられた通話装置であるヘッドセット72が接続可能なものである。それにより、管制員70は、管制卓71に接続された通話装置であるヘッドセット72を装着して、乗客40への対応を行うようになっている。
ヘッドセット7は、管制卓71の入出力部711と接続される。管制卓71は、LCD(Liquid Crystal Display)712、そのLCD712上を覆うように設けられたタッチパネル713が設けられている。また、乗りかご4のインターホン42のスピーカー42aから放音される音の音量調整用の2つの第1の操作子714−1、714−2、及びインターホン42のマイク42bが検知する音の感度調整用の2つの第2の操作子715−1、715−2が設けられている。
例えば第1の操作子のうちの714−1は、インターホン42のスピーカー42aから放音される音の音量の増大を指示するための操作子であり、操作子714−2は、その音量の減少を指示するための操作子である。以降、これらの操作子は便宜的に「第1の操作子714」と総称する。
一方、例えば第2の操作子のうちの操作子715−1は、インターホン42のマイク42bの感度の増大を指示するための操作子であり、操作子715−2は、その感度の減少を指示するための操作子である。以降、これらの操作子は便宜的に「第2の操作子715」と総称する。
第1の操作子714、及び第2の操作子715は、共に例えばハードキーである。しかし、第1の操作子714、及び第2の操作子715は共に、2つのキーでなくとも良い。それらは、つまみ、或いはホイール、等の別の種類の操作子であっても良く、LCD712上に表示するソフトウェアによる操作子であっても良い。
上記のように、遠隔監視システムは、エレベータの乗客40と管制センター5の管制員70との間の通話(会話)を可能にするものとなっている。図1では、その通話に係わる部分に着目する形でシステム構成例を示している。
エレベータの乗客40からの音声は、インターホン42→遠隔監視装置3→ネットワーク1→サーバー6→管制卓71→ヘッドセット72、の順序で伝送される。管制員70からの音声は、その逆の順序で伝送される。そのような伝送を可能にするために、サーバー6は、図1に示すように、機能構成として、第2通信部61、入出力部62、及び第2制御部63を備えている。
第2通信部61は、ネットワーク1を介した通信を実現させるための機能である。具体的には、該第2通信部61は、例えば通信デバイスである。ネットワーク1が公衆電話回線であった場合、通信デバイスはモデムである。その第2通信部61が受信して処理した信号(デジタルデータ)は、第2制御部63の他に、入出力部62に出力可能となっている。
入出力部62は、管制卓71とのインターフェースである。具体的には、例えばデジタルの音声信号をアナログの音声信号に変換する変換器、及びアナログの音声信号の入出力が可能なコントローラを含む。この入出力部62は、管制卓71の入出力部711との間でアナログの音声信号を送受信する。その送受信により、管制員70は、ヘッドセット72を用いて通話することができる。
第2制御部63は、サーバー6全体を制御する機能である。その機能は、ハードウェアとしては、サーバー6が備えるCPU(Central Processing Unit)、主記憶装置、及びハードディスク装置等の不揮発性記憶装置、等によって実現される。ソフトウェア面では、CPUが、不揮発性記憶装置上のOS(Operating System)、及び1つ以上のアプリケーション・プログラム(以降「アプリケーション」と略記)を実行することで実現される。
第2制御部63は、機能として、信号生成部63a、及び認識部63bを備える。ネットワーク1が公衆電話回線であった場合、そのネットワーク1に接続された他の装置への指示は、アナログ信号で行う必要がある。信号生成部63aは、各種指示用のアナログ信号を第2通信部61に送信させるための信号波形(デジタルデータ)を生成する機能である。
認識部63bは、管制卓71への管制員70が行った操作を認識する機能である。第1の操作子714、第2の操作子715、及びタッチパネル713に対する管制員70の操作は、認識部63bによって認識される。第2制御部63は、第1の操作子714、或いは第2の操作子715への操作を認識部63bが認識した場合、信号生成部63aに送出用の信号波形を生成させる。管制卓71のLCD712上に表示される画面は、第2制御部63の指示によって変更される。
第2通信部61は、その信号波形からアナログ信号を生成する。また、入出力部62が出力する音声信号からもアナログの音声信号を生成する。第2通信部61は、その2つのアナログ信号を重畳してネットワーク1上に出力する。信号波形から生成されるアナログ信号は、以降「制御信号」と表記する。
図2は、アナログの音声信号に重畳された制御信号の例を説明する図である。図2では、横軸に時間、縦軸に周波数をそれぞれとっている。201a、及び201bは、共に音声信号であり、202a、及び202bは、共に制御信号である。
制御信号202aは、例えば第1の操作子714のうち操作子714−1への操作によって生成される、放音される音量の増大(利得の増大)を指示するための信号である。他方の制御信号202bは、第1の操作子714のうちの操作子714−2への操作によって生成される、放音される音量の減少(利得の減少)を指示するための信号である。
本実施形態では、ネットワーク1として公衆電話回線を採用していることから、図2に示すように、制御信号202a、202bは所定時間以上、継続する周波数の異なる信号としている。それにより、制御信号202aは、周波数T1の時間t1だけ継続する信号となっている。制御信号202bは、周波数T2の時間t2だけ継続する信号となっている。同様に、第2の操作子715、つまり操作子715−1、或いは715−2への操作により生成される制御信号も、周波数の異なる、所定時間以上、継続する信号となっている。
なお、制御信号間の区別は、周波数(ここでは、周波数の変化のさせ方、等を含む)、信号の継続時間、或いはそれらの組み合わせ、等により行うことができる。このことから、制御信号の内容は、図2に示すようなものに限定されない。以降、制御信号202a、202bは「第1の制御信号」と総称し、第2の操作子715、つまり第2の操作子715−1、715−2への操作によってそれぞれ生成される制御信号は「第2の制御信号」と総称する。
サーバー6から送信された制御信号を含むアナログ信号は、遠隔監視装置3によって受信され処理される。その遠隔監視装置3は、図1に示すように、第1通信部31、第1制御部32、エコー検出部33、及び2つの調整部(第1調整部34および第2調整部35)を備えている。
第1通信部31は、ネットワーク1を介した通信を実現させるための機能である。具体的には、該第1通信部31は、例えば通信デバイス(モデム)、及び2つの変換回路等を含むものである。その変換回路の一つは、モデムが出力するデジタル信号をアナログ信号に変換して出力するものである。他の一つは、第2調整部35を介してマイク42bから入力するアナログ信号をデジタル信号に変換して出力するものである。通信デバイスから出力されたデジタル信号は、第1制御部32にも入力される。
この2つの調整部(第1調整部34および第2調整部35)、アナログ信号に対する利得を調整する機能を有する。それらは、例えば電気信号により増幅率(利得)を調整可能な電子ボリュームである。
第1調整部34は、第1通信部31から出力されるアナログ信号の増幅率を調整するためのものである。スピーカー42aから放音される音の音量は、その増幅率に応じて増減する。このことから、該第1調整部34は、以降「音量調整部」と表記する。この音量調整部34は、本発明における調整部に相当する。
一方、第2調整部35は、マイク42bから出力されるアナログ信号の増幅率を調整するためのものである。マイク42bによって検知される音の感度は、その増幅率に応じて増減する。このことから、該第2調整部35は、以降「感度調整部」と表記する。この感度調整部35は、本発明における他の調整部に相当する。
第1制御部32は、遠隔監視装置3全体を制御する。その機能は、ハードウェアとしては、遠隔監視装置3が備えるCPU、主記憶装置、及びハードディスク装置等の不揮発性記憶装置、等によって実現される。ソフトウェア面では、CPUが、不揮発性記憶装置上のOS、及び1つ以上のアプリケーションを実行することで実現される。
第1制御部32は、第1通信部31から入力するデジタル信号を処理して制御信号を認識し、その認識結果に応じた制御を行う。それにより、デジタル信号中に第1の制御信号が含まれている場合、音量調整部34の増幅率(利得)の調整を行い、第2の制御信号が含まれる場合、感度調整部35の増幅率(利得)の調整を行う。それにより、管制員70は、第1の操作子714への操作を通して、インターホン42のスピーカー42aから放音される音の音量を調整することができる。また、管制員70は、第2の操作子715への操作を通して、インターホン42のマイク42bが検知する音の感度を調整することができる。このようなことから、サーバー6は、本発明における遠隔制御装置、及び第1の情報処理装置となっている。
このようなことから、管制員70は、管制室7のスピーカー72aからの音声(乗客40の音声)の音量に応じて、インターホン42のマイク42bが検知する音の感度を調整することにより、その音声をより確実、且つ適切な音量で聴くことができる。管制員70は、管制室7のスピーカー72aから放音される音声の音量、或いは話す内容から、インターホン42のスピーカー42aから放音される音声の音量が乗客40にとって適切か否か判断することができる。
これは、管制室7のスピーカー72aから放音される音量が小さい場合、乗客40がインターホン42から離れた位置に居る等により、インターホン42のスピーカー42aから放音される音の音量が乗客40にとって小さい可能性が考えられるからである。その場合、管制員70は、第1の操作子714−1、及び第2の操作子715−1を操作して、インターホン42のスピーカー42aから放音される音の音量を増大させると共に、インターホン42のマイク42bによって検知される音の感度を増大させるという対応をするのが望ましい。
乗客40との通話を行う管制員70は、その乗客40に対し、各種確認のための通話を行う。このことから、管制室7のスピーカー72aから放音される音量が小さくないにも係わらず、乗客40が話す内容が想定より大きく乖離しているような場合にも、インターホン42のスピーカー42aから放音される音の音量が乗客40にとって小さい可能性が考えられる。スピーカー42aから放音される音の音量が乗客40にとって小さければ、管制員70が話した内容を乗客40が適切に理解するのは困難である。それにより、この場合、管制員70は、第1の操作子714−1を操作して、スピーカー42aから放音される音の音量を増大させるという対応をするのが望ましい。
管制室7のスピーカー72aから放音される音量が小さくない場合、管制員70は、乗客40が話す内容を容易に理解することができる。それにより、管制員70は、乗客40からの要望により、インターホン42のスピーカー42aから放音される音の音量を増減させることができる。
このようなことから、管制員70は、自身の判断、或いは乗客40からの要望により、インターホン42のスピーカー42aから放音される音の音量、或いはマイク42bが検知する音の感度を適切な方向に調整することができる。それにより、管制員70は、乗客40との通話をより確実、且つ適切に成立させることができる。
インターホン42のスピーカー42aから放音される音の音量、或いはマイク42bが検知する音の感度を調整できることから、管制員70にとっては、大声を出す必要性が回避、或いは抑制される。それにより、管制員70の音声が歪んで伝送されることも回避、或いは抑制される。このことからも、乗客40への対応時における管制員70の負担の増大も抑制される。
インターホン42のスピーカー42aとマイク42bは、近い位置に設けられている。そのインターホン42による通話は、通常、乗りかご4のドアが閉まった状態で行われる。乗りかご4内の空間は比較的に小さい。このようなことから、乗りかご4内のインターホン42を用いた通話では、エコー(音響エコー)、或いはハウリング(正帰還のループによる音響エコー)が比較的に発生し易い。管制員70がヘッドセット72を用いる場合、管制員70側ではエコー、及びハウリング(以下、これらを総称してエコーという。)は通常、発生しない。このことから、本実施形態では、乗客40(インターホン42)側で発生するエコーの抑制のためにエコー検出部33を設けている。
このエコー検出部33は、音量調整部34から出力されたアナログ信号(音声信号)、及びマイク42bから出力されたアナログ信号を入力して、エコーの検出を行い、その検出結果に応じて、感度調整部35の調整を行う。その調整により、マイク42bが検知した音が歪んで伝送されることは回避、或いは抑制される。それにより、管制員70は、乗客40が話す内容をより確実、且つ適切に理解することができる。なお、エコーの検出等には、周知の技術を採用することができる。
このエコー検出部33は、例えばDSP(Digital Signal Processor)を用いて実装されたものか、或いはCPUによるソフトウェア処理により実現されたものである。このエコー検出部33の代わりにエコーキャンセラを搭載しても良い。また、エコー検出部33には、感度調整部35の調整を行わせているが、エコーの発生は、スピーカー42aから放音される音の音量が大きすぎることが原因と推定し、音量調整部34の調整を行わせるようにしても良い。この場合、音量調整部34から出力されるアナログ信号のみからその調整を行わせることができる。このようなことから、調整の対象は、音量調整部34、及び感度調整部35のうちの少なくとも一方であれば良い。
次に、図3、及び図4に示すフローチャートを参照し、乗客40と管制員70間の通話を実現させるためのサーバー6、及び遠隔監視装置3の動作についてより詳細に説明する。
図3は、通話管理処理の例を示すフローチャートである。この通話管理処理は、乗客40と管制員70間の通話を実現させるためにサーバー6側で実行される処理である。この通話管理処理は、例えば通話用のアプリケーションをサーバー6に搭載のCPUが実行することで実現される。このことから、処理を実行する主体としてCPUを想定し、説明を行う。
ネットワーク1が公衆電話回線であった場合、遠隔監視装置3は、呼び釦42cへの操作により、管制センター5との通話のために発呼を行う。その発呼により、サーバー6は、呼出信号を受信する。図3では、その呼出信号の受信から通話が終了するまでの主な処理を抜粋する形でフローチャートを示している。
第2通信部61から呼出信号の受信が通知されたCPUは、管制卓71のLCD712上に「直話」釦を表示させる(S301)。この「直話」釦は、呼び釦42cを操作した乗客40との通話の開始を管制員70に指示させるための釦である。このことから、CPUは、「直話」釦を表示させた後、S302に移行し、その「直話」釦を管制員70が操作するのを待つ。その「直話」釦が操作された場合、S302の判定はYESとなってS303に移行する。その「直話」釦が操作されない場合、S302の判定はNOとなり、再度、S302の判定処理が行われる。
S303では、CPUは、第2通信部61から応答信号を送信させる。その応答信号の送信により、遠隔監視装置3とサーバー6間の通信が確立する。それにより、CPUは、入出力部62が管制卓71から入力したアナログの音声信号の送信、及び入出力部62からのアナログの音声信号の管制卓71への出力を可能にさせる(S304)。この結果、サーバー6と遠隔監視装置3間で音声信号の送受信が行われ、管制員70は、乗客40との通話が可能になる。
S304では、CPUは、通話が可能な状態に移行させると共に、「終了」釦712aを管制卓71のLCD712上に表示させる。この「終了」釦712aは、乗客40との通話の終了を管制員70に指示させるための釦である。そのため、管制員70は、「終了」釦712aの操作(クリック操作)により、乗客40との通話を終了させることができる。
次に,CPUは、第1の操作子714が操作されたか否か判定する(S305)。管制員70が第1の操作子714の操作子714−1及び714−2のうちの一方を操作した場合、S305の判定はYESとなってS306に移行する。管制員70がこの操作子714−1及び714−2の何れも操作していない場合、S305の判定はNOとなってS307に移行する。
S306では、CPUは、第1の操作子の操作子714−1及び714−2のなかで操作されたものに対応する第1の制御信号用の信号波形を生成し、アナログの第1の制御信号(図2参照)を通信部61から送信させる。その後、上記S305に戻る。
S307では、CPUは、第2の操作子715が操作されたか否か判定する。管制員70が第2の操作子715の操作子715−1及び715−2のうちの一方を操作した場合、S307の判定はYESとなってS308に移行する。管制員70がこの操作子715−1及び715−2の何れも操作していない場合、S307の判定はNOとなってS309に移行する。
S308では、CPUは、第2の操作子の操作子715−1及び715−2のなかで操作されたものに対応する第2の制御信号用の信号波形を生成し、アナログの第2の制御信号を第2通信部61から送信させる。その後、上記S305に戻る。
S309では、CPUは「終了」釦712aが操作されたか否か判定する。管制員70が「終了」釦712aを操作した場合、S309の判定はYESとなってS310に移行する。管制員70が「終了」釦712aを操作していない場合、S309の判定はNOとなって上記S305に戻る。
S310では、CPUは、乗客40との通話を終了させるために終話信号を第2通信部61に送信させる。その後、この通話管理処理が終了する。なお、終話信号の送信により、サーバー6はネットワーク1との通話のための通信を終了し、遠隔監視装置3は話中音を受信する。その話中音の受信により、遠隔監視装置3は、切断信号を送信する。その結果、遠隔監視装置3側もネットワーク1との通話のための通信を終了することとなる。
このように、サーバー6は、管制員70の第1の操作子714、或いは第2の操作子715への操作により、第1の制御信号、或いは第2の制御信号を送信する。それにより、管制員70は、必要に応じて、インターホン42のスピーカー42aから放音される音の音量、或いはマイク42bが検知する音の感度を随時、調整することができる。
図4は、通話処理の例を示すフローチャートである。この通話処理は、乗客40と管制員70間の通話を実現させるために遠隔監視装置3側で実行される処理である。この通話処理も同様に、例えば通話用のアプリケーションを遠隔監視装置3のCPUが実行することで実現される。このことから、処理を実行する主体としてCPUを想定し、説明を行う。
乗客40は、呼び釦42cへの操作により、管制員70との通話が可能となる。図4では、その呼び釦42cの操作により実行される主な処理を抜粋する形でフローチャートを示している。
呼び釦42cの操作が通知されたCPUは、管制センター5との通話のために発呼を第1通信部31に行わせる。その発呼、つまり発呼信号、及び選択信号(管制センター5を指定する信号)を第1通信部31はネットワーク1に順次、送信する。それにより、サーバー6は、呼出信号を受信する。この結果、管制員70の「直話」釦への操作により、ネットワーク1から遠隔監視装置3に応答信号が送信されることとなる。
このようなことから、発呼を行わせた後のCPUは、応答信号が受信されるのを待つ(S402)。その応答信号を第1通信部31が受信した場合、S402の判定はYESとなってS403に移行する。その応答信号を第1通信部31が受信しない場合、S402の判定はNOとなり、再度、S402の判定処理が実行される。
応答信号の受信により、遠隔監視装置3とサーバー6間の通信が確立する。このことから、S403では、CPUは、第1通信部31からインターホン42のスピーカー42aへのアナログの音声信号の出力、及びマイク42bから感度調整部35を介して入力するアナログの音声信号の第1通信部31からの送信を可能にする。それにより、乗客40は、管制員70との通話が可能になる。
次に、CPUは、第1の制御信号が受信されたか否か判定する(S404)。第1の制御信号が重畳されたアナログ信号を第1通信部31が受信した場合、S404の判定はYESとなってS405に移行する。その第1の制御信号が重畳されたアナログ信号を第1通信部31が受信していない場合、S404の判定はNOとなってS406に移行する。
S405では、CPUは、第1の制御信号の種類に応じて、音量調整部34の増幅率を調整する。その後、上記S404に戻る。その増幅率の調整は、例えば現在の増幅率に対し、予め定めた値を加減算する形で行う。
S406では、CPUは、第2の制御信号が受信されたか否か判定する。第2の制御信号が重畳されたアナログ信号を第1通信部31が受信した場合、S406の判定はYESとなってS407に移行する。その第2の制御信号が重畳されたアナログ信号を第1通信部31が受信していない場合、S406の判定はNOとなってS408に移行する。
S407では、CPUは、第2の制御信号の種類に応じて、感度調整部35の増幅率を調整する。その後、上記S404に戻る。その増幅率の調整は、例えば音量調整部34と同様に、現在の増幅率に対し、予め定めた値を加減算する形で行う。
S408では、CPUは、話中音が受信されたか否か判定する。その話中音を第1通信部31が受信した場合、S408の判定はYESとなってS409に移行する。その話中音を第1通信部31が受信していない場合、S408の判定はNOとなって上記S404に戻る。なお、その話中音は、上記のように、管制員70が「終了」釦712aを操作することでネットワーク1から遠隔監視装置3に送信される信号である。
S409では、CPUは、第1通信部31から切断信号を送信させる。その切断信号の送信により、遠隔監視装置3のネットワーク1との通話のための通信が終了する。その後、CPUは、音量調整部34、及び感度調整部35の増幅率を予め設定された値(初期値)に設定する初期値設定を行う(S410)。通話処理は、その後に終了する。
このように、遠隔監視装置3は、第1の制御信号、或いは第2の制御信号の受信により、音量調整部34、或いは感度調整部35の増幅率の調整を行う。それにより、管制員70の第1の操作子714、或いは第2の操作子715への操作により、インターホン42のスピーカー42aから放音される音の音量、或いはマイク42bが検知する音の感度が調整される。
また、通話の終了時には、音量調整部34、或いは感度調整部35の増幅率は通話前の値(所定の状態)に調整される。そのため、次の通話時には、大部分の乗客40にとって適切な音量、感度で通話を開始させることができる。それにより、管制員70にとっては、多くの場合、通話開始時に音量調整部34、或いは感度調整部35の増幅率の調整を行わなくとも済むようになる。従い、管制員70の負担の軽減、及び作業効率の低下の抑制といった面での利点がある。
上記のようにインターホン42のスピーカー42aから放音される音の音量、及びマイク42bが検知する音の感度が調整可能な場合、管制員70は、通話が可能な状態になって以降、例えば以下のような手順で対応すれば良い。
管制員70は、通話が可能な状態に移行すると、先ず、乗りかご4内の乗客40への問いかけ、例えば「こちら管制センター○○です。どうかなされましたか?」といった問いかけを行う。(手順1)その問いかけの後、管制員70は、乗客40からの音声が聞こえるか否かの確認を行う(手順2)。
手順2において、音声が確認できなかった場合、管制員70は、通話を終了させ、管制卓71を用いてエレベータの故障状態を調査する状態監視を行う(手順3)。このとき、通話を終了させるのは、呼び釦42cを操作した後、ドアが開いたといった理由により、乗客40が乗りかご4内から立ち去ったこと等が考えられるためである。
手順3において、エレベータの故障が確認できなかった場合、管制員70は、乗客40が通話を意図していないにも係わらず、何らかの理由により呼び釦42cが操作されたと判断し、直話業務を終了する(手順4)。
手順3において、エレベータの故障が確認できた場合、管制員70は、例えばそのエレベータが設置された建屋(現地)に近い営業所の技術員にその故障の状況を伝えて現地への対応を要請する(手順5)。
手順2において、音声が確認できた場合、管制員70は、乗りかご4内に乗客40が居ると判断し、その乗客40が発する音声が聞き取れるか否かを判断する(手順6)。
手順6において、音声が聞き取れないと判断した場合、管制員70は、第1の操作子714−1、及び第2の操作子715−1を操作して、インターホン42のスピーカー42aから放音される音の音量、及びマイク42bが検知する音の感度を増大させる。その後、再度、問いかけを行う(手順7)。この後の管制員70は、再度、手順2の確認を行う。
スピーカー42aから放音される音の音量を増大させることにより、聴力が低い、インターホン42から離れた位置に居る、或いは騒音が大きい状況となっている等の乗客40は、管制員70の音声をより認識し易くなる。そのため、会話はより成立し易くなる。騒音が大きい状況とは、例えば乗客40の人数が多い、大きい音を出す乗客40が居る、といった状況である。
マイク42bが検知する音の感度を増大させた場合にも、管制員70は乗客40の音声をより認識し易くなる。このことから、その感度を増大させた場合も、通話(会話)はより成立し易くなる。
手順6において、音声が聞き取れると判断した場合、管制員70は、乗客40から状況の聞き取りを行う(手順8)。その聞き取りにより、状況が確認できた場合、管制員70は、営業所の技術員が対応に向かう旨を乗客40に伝えた後、「終了」釦712aを操作して通話を終了させる(手順9)。
手順9を行った後、管制員70は、営業所の技術員に乗りかご4内の乗客40の状況と故障の状況を伝えて現地への対応を要請する(手順10)。この際に、管制員70は、乗客40が閉じ込められている状況に応じて、出動優先度を判断して技術員に伝える、或いは現地近辺を巡回して保守作業を行っている複数の作業員に現地への出動を要請する、といったことを行うようにしても良い。
なお、本実施形態では、ネットワーク1として公衆電話回線を採用しているが、採用するネットワーク1は公衆電話回線に限定されない。ネットワーク1として、デジタル信号を送受信するネットワークを採用しても良い。デジタル信号を送受信するネットワーク1を採用した場合、音量調整部34、及び感度調整部35の増幅率は直接、指定することが可能である。それにより、第1の操作子714、及び第2の操作子715は、数値、或いは調整可能範囲内での位置、等を直接的に指定できるものであっても良い。採用するネットワーク1により、採用可能な第1の操作子714、及び第2の操作子715、並びに音量調整部34、及び感度調整部35の増幅率の調整に採用可能な方法も変化する。
本実施形態では、音の音量の増減等を通話先から可能にする通話装置はエレベータの乗りかご4に設けられたインターホン42としている。しかし、その通話装置は、乗りかご4に設けられたインターホン42に限定されない。ネットワークを介した通信による2つの通話装置間での通話を管理するための通話装置、例えば、駐車場、警備対象等に備えられた通話装置(不特定の人を対象にした通話装置)であっても良い。
このような場合は、上記実施形態から明らかなように、一方の通話装置を使用する第1の通話者に、他方の通話装置を使用する第2の通話者に対する音量等の調整を管理させることとなる。
また、その通話装置は、訪問者等の案内用に設置されたロボット等に搭載されたものであっても良い。
このようなことからも、本発明は、上述した実施形態、或いは変形例に限定するものではなく、他にも様々な変形が可能である。例えば、サーバー6に通話、及び各調整部34、35の増幅率の調整を共に可能にするのではなく、通話用、増幅率の調整用の情報処理装置を別に用意し、それら増幅率のうちの少なくとも1つの調整を可能にしても良い。増幅率の調整用の情報処理装置は、ネットワーク1とは異なるネットワークを介して遠隔監視装置3と通信可能にしても良い。
1 ネットワーク
2 制御装置
3 遠隔監視装置(通話制御装置、第2の情報処理装置)
4 乗りかご
5 管制センター
6 サーバー(遠隔制御装置、第1の情報処理装置)
7 管制室
31 第1通信部、61 第2通信部
32 第1制御部、63 第2制御部
33 エコー検出部
34 音量調整部(第1調整部)
35 感度調整部(第2調整部)
40 乗客(第2の通話者)
41 操作盤
42 インターホン
42a インターホン側スピーカー、
42b インターホン側マイクロフォン
42c 呼び釦
61 第2通信部
62 入出力部
63a 信号生成部
63b 認識部
70 管制員(第1の通話者)
71 管制卓
72 ヘッドセット
72a 管制室側スピーカー
72b 管制室側マイクロフォン
202a、202b 第1の制御信号
712 LCD
712a 「終了」釦
713 タッチパネル
714−1、714−2第1の操作子
715−1、715−2第2の操作子

Claims (7)

  1. ネットワークを介した通信により、通話装置による通話を可能にする通話制御装置であって、
    前記ネットワークを介した通信が可能な通信部と、
    前記通信部が前記ネットワークから所定の信号を受信した場合に、前記通話装置により放音される音の音量を調整するための調整部を制御して、前記音量を増減させる制御部と、
    を備えていることを特徴とする通話制御装置。
  2. 請求項1記載の通話制御装置において、
    前記制御部は、前記通信部が前記ネットワークから他の所定の信号を受信した場合に、前記通話装置により検知する音の感度を調整するための他の調整部を制御して、前記感度を増減させることを特徴とする通話制御装置。
  3. 請求項2記載の通話制御装置において、
    前記通話装置に発生するエコーの検出を行い、該エコーの検出結果に基づいて、前記調整部、及び前記他の調整部のうちの少なくとも一方を制御する検出部、を更に備えることを特徴とする通話制御装置。
  4. 請求項1記載の通話制御装置において、
    前記制御部は、前記通話のための前記通信部による通信が終了した場合に、前記調整部を所定の状態に移行させることを特徴とする通話制御装置。
  5. ネットワークに接続されることにより、通話装置による通話を可能にする通話制御装置の制御に用いられる遠隔制御装置であって、
    前記通話装置により放音される音の音量の変更を指示するための1つ以上の操作子への操作を認識する認識部と、
    前記認識部が前記操作子への操作を認識した場合に、前記音量の変更を指示するための所定の信号を、前記ネットワークを介して前記通話制御装置との通信が可能な通信部から送信させる制御部と、
    を備えたことを特徴とする遠隔制御装置。
  6. 請求項5記載の遠隔制御装置において、
    前記認識部は、前記通話装置により検知される音の感度の変更を指示するための一つ以上の他の操作子への操作を認識し、
    前記制御部は、前記認識部が前記他の操作子への操作を認識した場合に、前記感度の変更を指示するための他の所定の信号を、前記通信部から送信させることを特徴とする遠隔制御装置。
  7. ネットワークを介した通信による2つの通話装置間での通話を管理するための通話管理方法であって、
    前記2つの通話装置のうちの一方の通話装置を使用する第1の通話者に、前記2つの通話装置のうちの他方の通話装置を使用する第2の通話者へ放音する音量を変更する必要性を判断させる第1のステップと、
    前記第1の通話者に該音量の変更を指示するための1つ以上の操作子への操作を行わせる第2のステップと、
    前記操作に基づく所定の信号を前記ネットワークを介して第1の情報処理装置に送信する第3のステップと、
    前記所定の信号に基づいて、前記他方で放音される音量を第2の情報処理装置に変更させる第4のステップと、を有することにより、
    前記2つの通話装置間での通話を前記第1の通話者に管理させることを特徴とする通話管理方法。
JP2016229431A 2016-11-25 2016-11-25 通話制御装置、遠隔制御装置、及び通話管理方法 Pending JP2018085704A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016229431A JP2018085704A (ja) 2016-11-25 2016-11-25 通話制御装置、遠隔制御装置、及び通話管理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016229431A JP2018085704A (ja) 2016-11-25 2016-11-25 通話制御装置、遠隔制御装置、及び通話管理方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018085704A true JP2018085704A (ja) 2018-05-31

Family

ID=62237430

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016229431A Pending JP2018085704A (ja) 2016-11-25 2016-11-25 通話制御装置、遠隔制御装置、及び通話管理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018085704A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108689269A (zh) * 2018-06-05 2018-10-23 日立楼宇技术(广州)有限公司 电梯调试方法、设备、系统、计算机设备和存储介质

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108689269A (zh) * 2018-06-05 2018-10-23 日立楼宇技术(广州)有限公司 电梯调试方法、设备、系统、计算机设备和存储介质

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8265240B2 (en) Selectively-expandable speakerphone system and method
US9628910B2 (en) Method and apparatus for reducing acoustic feedback from a speaker to a microphone in a communication device
US20160112574A1 (en) Audio conferencing system for office furniture
JP2006304219A (ja) 集合住宅用インターホンシステム
JP2018085704A (ja) 通話制御装置、遠隔制御装置、及び通話管理方法
US20120140918A1 (en) System and method for echo reduction in audio and video telecommunications over a network
WO2012175964A2 (en) Multi-party teleconference methods and systems
JP3328570B2 (ja) ハンズフリー装置
US11804207B1 (en) Motor vehicle workspace with enhanced privacy
JP3992047B2 (ja) 集合住宅用インターホンシステム
WO2011062016A1 (ja) インターホンシステム
JP2905023B2 (ja) エレベータの音響装置
JP2012099884A (ja) インターホン装置
JP2018142814A (ja) インターホンシステム
JP3654186B2 (ja) ワイヤレスインターホンシステム
JP4613679B2 (ja) 集合住宅用インターホンシステム
JP2002368866A (ja) 音声会議システムの送話レベル調整方法
JP4821509B2 (ja) 集合住宅用インターホンシステム
US20220230614A1 (en) Dynamic network based sound masking
EP3907978A1 (en) Computer-implemented method of controlling a plurality of communication devices and communication system
JP2006211028A (ja) バス接続式インターホン装置
JP4715526B2 (ja) 通話システム
JP6347029B2 (ja) インターホンシステム
JP4039368B2 (ja) インターホン機器
JP4821508B2 (ja) 集合住宅用インターホンシステム