JP2018085387A - 放射線検出器 - Google Patents

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Abstract

【課題】感度を向上できる放射線検出器を提供する。
【解決手段】実施形態によれば、放射線検出器は、シンチレータ層と、第1導電層と、第2導電層と、有機層と、を含む。前記第2導電層は、前記シンチレータ層と前記第1導電層との間に設けられる。前記有機層は、前記第1導電層と前記第2導電層との間に設けられる。前記有機層は、前記有機半導体領域を含む。前記有機半導体領域は、400ナノメートル以上の第1厚さを有する。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、放射線検出器に関する。
放射線検出器において、感度の向上が望まれる。
特許5235348号公報
本発明の実施形態は、感度を向上できる放射線検出器を提供する。
本発明の実施形態によれば、放射線検出器は、シンチレータ層と、第1導電層と、第2導電層と、有機層と、を含む。前記第2導電層は、前記シンチレータ層と前記第1導電層との間に設けられる。前記有機層は、前記第1導電層と前記第2導電層との間に設けられる。前記有機層は、有機半導体領域を含む。前記有機半導体領域は、400ナノメートル以上の第1厚さを有する。
第1の実施形態に係る放射線検出器を例示する模式的断面図である。 図2(a)及び図2(b)は、第1の実施形態に係る放射線検出器に用いられる材料を例示する模式図である。 図3(a)〜図3(c)は、第1実験の結果を示すグラフ図である。 第1実験の別の結果を示すグラフ図である。 第1実験の結果を示すグラフ図である。 第2実験の結果を示すグラフ図である。 第2実験の結果を示すグラフ図である。 第3実験の結果を示すグラフ図である。 第3実験の結果を示すグラフ図である。 第1の実施形態に係る放射線検出器の一部を例示する模式的断面図である。 第1の実施形態に係る放射線検出器の一部を例示する回路図である。 第1の実施形態に係る別の放射線検出器を例示する模式的断面図である。 第2の実施形態に係る放射線検出器を例示する模式的斜視図である。
以下に、本発明の各実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る放射線検出器を例示する模式的断面図である。
図1に示すように、第1の実施形態に係る放射線検出器110は、シンチレータ層40、第1導電層10、第2導電層20及び有機層30を含む。この例では、基板50がさらに設けられている。この例では、有機層30は、有機半導体領域30R及び有機中間層35を含む。
第2導電層20は、シンチレータ層40と第1導電層10との間に設けられる。有機層30は、第1導電層10と第2導電層20との間に設けられる。第1導電層10及び第2導電層20は、電極として機能する。
基板50は、シンチレータ層40と第2導電層20との間に設けられている。有機中間層35は、第2導電層20と有機半導体領域30Rとの間に設けられている。有機中間層35は、有機半導体領域30Rと接する。有機中間層35は、第2導電層20と接する。
第2導電層20から第1導電層10に向かう方向をZ軸方向とする。Z軸方向は、第2導電層20、有機層30及び第1導電層10の積層方向である。これらの層は、Z軸方向に対して実質的に垂直な平面に沿って広がる。シンチレータ層40もこの平面に沿って広がる。
シンチレータ層40に放射線81が入射する。放射線81に応じて、シンチレータ層40から光が放出される。光は、基板50及び第2導電層20を介して、有機層30(有機半導体領域30R)に入射する。有機半導体領域30Rにおいて、光のエネルギーにより、移動可能な電荷が生成される。第1導電層10と第2導電層20との間にバイアス電圧を印加することで、この電荷が取り出される。有機半導体領域30Rは、例えば、光電変換層として機能する。
例えば、検出回路70が設けられる。検出回路70は、第1導電層10及び第2導電層20と電気的に接続される。電気的な接続は、例えば、第1導電層10と接続された第1配線71、及び、第2導電層20と接続された第2配線72により行われる。検出回路70は、後述するように、電荷増幅器を含む。電荷増幅器の入力に前記第1導電層10(第1配線71)及び第2導電層20(第2配線72)が電気的に接続される。電荷増幅器の出力が、出力信号OSとなる。
例えば、放射能物質による汚染を検出する際に、対象物から放射線81が放出される。放射線81は、微弱である。放射線81は、時間的に不連続に放出される場合もある。短いパルス状の放射線81に高感度で反応することが求められる。
例えば、半導体の光電変換層を用いた撮像素子がある。対象物からの光(連続的な光)を受光し、半導体で光電変換が行われる。光に応じた電気信号が撮像データとなる。一方、医療・検査用などのX線検出器においても光電変換層が用いられる。この場合、意図して出射されたX線が対象物に照射され、対象物が検査される。従って、検出すべきX線の照射のタイミングが既知である。上記のような撮像素子やX線検出器においては、応答が遅くても所望の結果が得られる。
これに対して、放射能物質による汚染を検出する場合には、時間的に不連続でランダムに放出される放射線81が検出対象である。この放射線81が生じるタイミングは、既知ではない。このような特別な事情が存在する。このため、放射線検出器には、放射線81に対して高速に応答することが求められる。さらに、放射線検出器の出力信号OSに含まれるノイズが、短いパルス状の放射線81と区別できることが求められる。
実施形態においては、有機半導体領域30Rの厚さ(第1厚さt1、図1参照)を400ナノメートル(nm)と厚くする。これにより、高速な応答性が得られる事がわかった。そして、第1厚さt1を厚くすることでノイズを低減できることがわかった。実施形態によれば、感度を向上できる放射線検出器を提供できる。
例えば、一般の撮像素子や医療・検査用などのX線検出器などにおいては、光電変換層は薄い方が有利である。例えば、光電変換層が厚いとバイアス電圧が高くなる。そして、光電変換層が厚いと、生じた電荷が光電変換層中を移動して電極に到達するまでの時間が長くなる。このように、バイアス電圧及び電荷の移動時間の観点から、一般的には光電変換層の厚さは薄く設定される。例えば、その厚さは、200nm以下である。シンチレータ層と光電変換層とを組み合わせる場合においても、シンチレータ層からの光が届く距離に制限があるため、光電変換層の厚さを厚くすることは有益ではないと考えられていた。
しかしながら、本願の発明者の実験によると、光電変換層の厚さが400nm以上と厚くなると、得られる出力信号の応答が速くなることがわかった。このことは、従来知られていない。本実施形態は、新たに見いだされたこの現象に基づいている。以下、発明者がおこなった実験について説明する。
第1実験では、有機半導体領域30Rの特性に関する。第1実験の試料は、以下である。ガラスの基板50の上に、第2導電層20として、50nmの厚さのITO(Indium Tin Oxide)膜が設けられる。その上に、33nmの厚さの有機中間層35が設けられる。その上に、有機半導体領域30Rが設けられる。その上に、第1導電層として、150nmの厚さのアルミニウム膜が設けられる。第1実験においては、シンチレータ層は設けられない。
第1実験では、複数の試料が作製される。複数の試料において、有機半導体領域30Rの第1厚さt1は、80nm、150nm、300nm、500nm、または、700nmと変更される。
第1実験では、有機半導体領域30Rとして、サブフタロシアニン誘導体が用いられる。
図2(a)及び図2(b)は、第1の実施形態に係る放射線検出器に用いられる材料を例示する模式図である。
図2(a)に示す第1化合物31は、クロロホウ素サブフタロシアニン(SubPc)である。SubPcは、p形の導電性を有する。図2(b)に示す第2化合物32は、ペンタフルオロフェノキシホウ素サブフタロシアニン(F5−SubPc)である。F5−SubPcは、n形の導電性を有する。
第1実験では、有機半導体領域30Rとして、第1化合物31及び第2化合物32の混合物が用いられる。第1化合物31の体積比は、0.5であり、第2化合物32の体積比は、0.5である。
このような試料に、パルス状の光(白色光)が照射され、そのときに得られる電流(光電流)が観測される。
図3(a)〜図3(c)は、第1実験の結果を示すグラフ図である。
図3(b)は、第1実験において試料に照射されたパルス状の光を示す。図3(a)は、そのときに得られる光電流IPの強度を示す。図3(c)は、光電流IPの立ち下がり部分を拡大して示した図である。これらの図の横軸は、時間tm(ms)である。図3(b)の縦軸は、光の強度PLである。図3(a)及び図3(c)の縦軸は、光電流IPである。図3(a)及び図3(c)には、第1厚さt1が、80nm、150nm及び700nmの結果が示されている。
図3(b)に示すように、2msの幅のパルス状の光が照射される。図3(a)に示すように、第1厚さt1が80nmの試料においては、パルス状の光に追従した光電流IPが得られる。すなわち、速い応答が得られる。
一方、第1厚さt1が150nmのときは、立ち上がりにおいて、オーバーシュートが観測され、光電流IPが安定するまでの時間が長い。そして、図3(c)に示すように、立ち下がりにおいても、光電流IPが安定するまでの時間が長い。このように、第1厚さt1が150nmのように厚いと、応答が遅くなる。この結果は、予測していたことと一致する。
しかしながら、図3(a)及び図3(c)に示すように、第1厚さt1が700msのときに、速い応答が得られることがわかった。この結果は、予測していなかったことである。
立ち下がりの特性について詳しく測定した結果を図4に示す。
図4は、第1実験の別の結果を示すグラフ図である。
図4は、光電流IPの立ち下がりの特性を示す。図4には、厚さt1が、150nm、300nm、500nm及び700nmの結果が示されている。
図4に示すように、厚さt1が150nmのときよりも、厚さt1が、300nmのときの方が応答は遅い。そして、厚さt1が、500nmのとき、及び、700nmのときに、応答が速い。
ここで、応答速度に対応するパラメータとして、応答時間パラメータTcを用いる。1つの例として、図3(c)及び図4に例示した立ち下がりの特性に着目する。光のパルスが0になる時刻(時間tmが2ms)から、光電流IPの変化の10%になるまでに要した時間を、応答時間パラメータTcとする。
図5は、第1実験の結果を示すグラフ図である。
図5の横軸は、第1厚さt1である。縦軸は、応答時間パラメータTcである。応答時間パラメータTcは、短いことが好ましい。図5は、第1実験の結果から導出されている。
図5からわかるように、第1厚さt1が200nm以下の第1領域R1では、応答時間パラメータTcが小さい。第1厚さt1が200nmよりも大きく400nm未満の第2領域R2では、応答時間パラメータTcが大きい。第1厚さt1が400nm以上の第3領域R3では、応答時間パラメータTcが小さい。
第1領域R1においては、第1厚さt1の増大とともに、応答時間パラメータTcが増大する。このことは、「光電変換層が厚いと、生じた電荷が光電変換層中を移動して電極に到達するまでの時間が長くなる」という考えと、整合する。
図5に示すように、第1厚さt1が400nm以上の第3領域R3で小さい応答時間パラメータTcが得られることは、上記の考えとは、反対である。
図5の結果が得られるのは、以下が原因であると考えられる。光が有機半導体領域30Rに照射されたときに、生じた電荷が、電極に向かって移動する。この移動時間が、光電流IPに影響すると考えられる。このメカニズムに着目すると、第1厚さt1が厚いと、応答時間パラメータTcが大きくなる。一方、2つの電極によりキャパシタンスが形成される。このキャパシタンスにおける充放電特性が、光電流IPに影響すると考えられる。キャパシタンスは、第1厚さt1が厚いと、小さくなる。このため、このメカニズムに着目すると、第1厚さt1が厚いと、応答時間パラメータTcが小さくなる。このような、2つのメカニズムのために、第1厚さt1が第2領域R2で応答時間パラメータTcが大きく、それよりも小さい第1領域R1、または、それよりも大きい第3領域R3において、応答時間パラメータTcが小さくなると推定される。
このように、応答時間パラメータTcの観点では、第1領域R1または第3領域R3を採用するのが好ましい。ここで、ノイズの観点がある。以下に説明するように、第1厚さt1が小さいと、ノイズが大きくなることがわかった。
以下、第2実験について説明する。第2実験の試料においては、第1実験の試料において、シンチレータ層40がさらに設けられる。シンチレータ層40は、厚さが約1mmのCsI(Tl)層である。シンチレータ層40に、放射線81(β線)が入射し、そのときに、出力信号OSが得られる。β線は、時間的にランダムに、離散的に発生する。
図6は、第2実験の結果を示すグラフ図である。
図6は、第1厚さt1が500nmの試料に対応する。図6の横軸は、時間tmである。縦軸は、出力信号OSである。測定時のバイアス電圧は、−20Vである。
図6に示すように、厚さt1が500nmのときにおいて、出力信号OSに、大きなピークと、小さいノイズと、が観測される。大きなピークは、β線の入射に対応する。出力信号OSにおいて、β線の入射に基づくピークと、と、ノイズと、は、互いに区別が可能である。
これに対して、厚さt1が小さくなると(例えば、80nmまたは150nmなど)、ノイズが大きくなる。例えば、第1厚さt1が80nmのときには、β線の入射によるピークと、ノイズと、が区別できない。
ノイズの強度に対応するパラメータとして、ノイズ値NLを導入する。図6に示すように、ノイズ値NLは、出力信号OSにおけるノイズ成分の最大値と最小値との差である。一方、β線の入射によるピークに対応するパラメータとして、信号値SLを導入する。図6に示すように、信号値SLは、β線の入射によるピークの高さに対応する。
図7は、第2実験の結果を示すグラフ図である。
図7の横軸は、第1厚さt1である。縦軸は、ノイズ値NLまたは信号値SLである。図7に示すように、第1厚さt1が小さくなると、ノイズ値NLが小さくなる。一方、信号値SLは、厚さt1が変化しても実質的に一定である。図7からわかるように、厚さt1が280nmよりも小さいと、信号値SLよりもノイズ値NLが大きい。この領域においては、β線を適正に評価することは困難である。厚さt1が400nm以上になると、信号値SLは、ノイズ値NLの1.4倍以上になる。
放射線検出において、有機半導体領域30Rから得られる電荷は微弱である。一般的には、有機半導体領域30Rから得られた信号をアンプ等で増幅し、増幅した信号が、後段の信号処理部に送られる。例えば、チャージアンプで信号を増幅する場合、チャージアンプ内部のオペレーションアンプにおいて、ノイズの高周波成分が検出器の容量に比例して増幅される。例えば、第1厚さt1を厚くすると、検出器の容量が減少し、高周波成分のノイズ増幅量が小さくなる。このため、全体のノイズ量が低減されると推定される。
上記の図5及び図7から分かるように、第1厚さt1が400nm以上において、小さい応答時間パラメータTcと、小さいノイズ値NLが得られる。
実施形態においては、有機半導体領域30Rの第1厚さt1を400nm以上と厚くする。これにより、高速な応答性が得られる。そして、ノイズを低減できる。
既に説明したように、放射能物質による汚染を検出する場合においては、時間的に不連続でランダムに放出される放射線81が検出対象である。この放射線81が生じるタイミングは、既知ではない。このような特別な事情が存在する。高速応答で低ノイズの放射線検出器110を用いることで、短いパルス状の放射線81を高感度で検出できる。
以下、第3実験について説明する。第3実験においては、第1実験の試料において、光を試料に入射させない状態で、電流(暗電流)が測定される。
図8は、第3実験の結果を示すグラフ図である。
図8の横軸は、第1厚さt1である。縦軸は、暗電流Id(A)である。縦軸は、対数で表示されている。
図8に示すように、第1厚さt1が厚くなると、暗電流Idが大きくなる。例えば、第1厚さt1が1000nmを超えると、暗電流Idは、1×10−9Aを超える。
実施形態においては、第1厚さt1は、例えば、1μm以下であることが好ましい。これにより、例えば、暗電流Idを小さくできる。
以下、第4実験について説明する。第4実験においては、第1実験の試料において、外部量子効率が測定される。
図9は、第3実験の結果を示すグラフ図である。
図9の横軸は、第1厚さt1である。縦軸は、平均外部量子効率EQEa(%)である。
図9に示すように、第1厚さt1が80nmにおいては、平均外部量子効率EQEaが低い。第1厚さt1が150nm以上において、高い平均外部量子効率EQEaが得られる。実施形態においては、第1厚さt1が400nm以上であるため、十分に高い平均外部量子効率EQEaが得られる。
以下、実施形態における有機半導体領域30Rの例について説明する。
図10は、第1の実施形態に係る放射線検出器の一部を例示する模式的断面図である。 図10に示すように、有機半導体領域30R(有機層30)において、第1化合物31及び第2化合物32が設けられる。第1化合物31は、第1サブフタロシアニン誘導体(例えば、SubPc)を含む。第2化合物32は、第2サブフタロシアニン誘導体(例えば、F5−SubPc)を含む。このように、有機半導体領域30Rは、例えば、p形半導体領域(例えば、第1化合物31の領域)と、n形半導体領域(例えば、第2化合物32の領域)と、を含む。
図10に示すように、2つの領域は、混ざり合っている。例えば、有機半導体領域30Rは、バルクヘテロ接合構造を有する。
例えば、第1化合物31の量と、第2化合物32の量は、実質的に等しい。例えば、有機半導体領域30Rにおける第1化合物31の濃度(例えば、体積濃度または体積比)は、有機半導体領域30Rにおける第2化合物32の濃度(例えば、体積濃度または体積比)の0.2倍以上5.0倍以下である。
例えば、第1化合物31の体積比は、0.45以上0.55以下である。第2化合物32の体積比は、0.45以上0.55以下である。
実施形態において、有機半導体領域30Rの少なくとも一部は、アモルファスであることが好ましい。これにより、例えば、有機半導体領域30Rにおける均一性が高まる。
実施形態においては、第1厚さt1を400nm以上に厚くする。アモルファスの材料を用いることで、第1厚さt1を厚くしても、高い均一性が得られ易い。高い平坦性が得やすい。
実施形態において、有機半導体領域30Rは、特定の波長の光を効率良く吸収する。例えば、有機半導体領域30Rにおいて、吸収率がピークとなる波長(吸収ピーク波長)がある。この吸収ピーク波長は、有機半導体領域30Rに含まれる材料に依存する。
例えば、有機半導体領域30Rが、サブフタロシアニン誘導体を含む場合、吸収ピーク波長は、緑色帯である。この場合、シンチレータ層40は、CsI(Tl)を含むことが好ましい。例えば、シンチレータ層40は、ヨウ素、セシウム及びタリウムを含む。このとき、シンチレータ層40から緑色帯の光が放出される。
実施形態において、有機半導体領域30Rの吸収ピーク波長に対応する光が、シンチレータ層40から放出されることが好ましい。これにより、高い変換効率が得られる。
実施形態において、放射線検出器110は、有機中間層35(図1参照)を含むことが好ましい。有機中間層35は、第2導電層20と有機半導体領域30Rとの間に設けられる。有機中間層35により、例えば、有機半導体領域30Rで生じた電荷が不活性化することが抑制できる。これにより、電荷が電極により有効に取り出される。有機中間層35を設けることで、例えば、平坦性が向上する。例えば、均一な特性が得やすくなる。
有機中間層35の厚さ(第2厚さt2、図1参照))は、有機半導体領域30Rの第1厚さt1よりも薄い。例えば、第2厚さt2は、5nm以上50nm以下である。これにより、例えば、バイアス電圧が過度に上昇することが抑制できる。
この例では、シンチレータ層40と第2導電層20との間に、基板50が設けられている。基板50とシンチレータ層40との間に、第1導電層10、有機層30及び第2導電層20が設けられても良い。例えば、基板50が設けられなくても良い。例えば、シンチレータ層40が第2導電層20と接しても良い。第2導電層20は、有機中間層35と接しても良い。
実施形態において、シンチレータ層40で放出された光は、第2導電層20を通過して、有機半導体領域30Rに入射する。実施形態において、第2導電層20は、透光性である。例えば、第2導電層20は、シンチレータ層40から放出される光を透過させる。
一方、第1導電層10は、光反射性でも良い。例えば、有機半導体領域30Rに入射した光が、第1導電層10で反射することで、有機半導体領域30Rにおける光電変換効率が高まる。例えば、第1導電層10の光反射率は、第2導電層20の光反射率よりも高い。この光反射率は、シンチレータ層40から放出される光のピーク波長における反射率である。
例えば、シンチレータ層40は、光を放出する。この光は、シンチレータ層40に入射する放射線81に応じている。第2導電層20の、この光のピーク波長に対する透過率は、20%以上である。この透過率は、60%以上であることが望ましい。例えば、このピーク波長における第1導電層10の光反射率は、このピーク波長における第2導電層20の光反射率よりも高い。
実施形態において、シンチレータ層40は、プラスチックシンチレータ材を含んでも良い。プラスチックシンチレータ材は、例えば、ポリスチレン、ポリビニルトルエンおよびポリフェニルベンゼンからなる群から選択された少なくとも1つを含む。プラスチックシンチレータ材における発光波長は、例えば、緑色帯である。
図11は、第1の実施形態に係る放射線検出器の一部を例示する回路図である。
図11は、検出回路70に設けられる電荷増幅器75を例示している。電荷増幅器75の2つの入力端子の一方に、第1配線71(すなわち、第1導電層10)が電気的に接続される。電荷増幅器75の2つの入力端子の他方に、第2配線72(すなわち、第2導電層20)が電気的に接続される。電荷増幅器75の負入力と、電荷増幅器75の出力端子との間に、キャパシタンス76が接続される。例えば、第1導電層10と第2導電層20との間に生じる電荷に応じた電圧が、出力信号OSとして得られる。
電荷増幅器75において、キャパシタンス76と並列に抵抗が設けられてとも良い。参照電圧の入力端子がさらに設けられても良い。
図12は、第1の実施形態に係る別の放射線検出器を例示する模式的断面図である。
図12に示すように、本実施形態に係る別の放射線検出器111においては、シンチレータ層40、第1導電層10、第2導電層20、有機層30(有機半導体領域30R)、基板50に加えて、封止部材60がさらに設けられる。基板50及び封止部材60には、例えば、ガラスが用いられる。封止部材60の外縁が、基板50の外縁と、接合される。基板50及び封止部材60により囲まれる空間に、第1導電層10、第2導電層20及び有機層30が設けられる。第1導電層10、第2導電層20及び有機層30は、基板50及び封止部材60により、気密に封止される。これにより、安定した特性が得やすくなる。高い信頼性が得られる。
第1導電層10、第2導電層20及び有機層30と、封止部材60との間には、空間65が設けられる。この空間65に、例えば、不活性ガス(例えば窒素ガスなど)が封入される。
(第2の実施形態)
図13は、第2の実施形態に係る放射線検出器を例示する模式的断面図である。
図13に示すように、放射線検出器120においては、シンチレータ層40、第1導電層10、第2導電層20及び有機層30が設けられる。基板50及び有機中間層35がさらに設けられても良い。図13においては、図の見やすさのために、放射線検出器120に含まれる要素の一部が互いに離されて描かれている。
放射線検出器120においては、第2導電層20は、複数設けられる。複数の第2導電層20は、シンチレータ層40から第1導電層10に向かう第1方向(Z軸方向)に対して交差する平面(例えばX−Y平面)に沿って並ぶ。X−Y平面は、Z軸方向に対して垂直である。
複数の第2導電層20は、例えば、X軸方向及びY軸方向に沿って並ぶ。複数の第2導電層20は、例えば、マトリクス状に並ぶ。
放射線検出器120においては、放射線81に応じた画像が得られる。放射線検出器120において、第1の実施形態に関して説明した構成、及び、その変形が適用できる。放射線検出器120においても、感度を向上できる放射線検出器が提供できる。
実施形態によれば、感度を向上できる放射線検出器を提供することができる。
本願明細書において、電気的に接続される状態は、2つの導体が直接接する状態を含む。電気的に接続される状態は、2つの導体が、別の導体(例えば配線など)により接続される状態を含む。電気的に接続される状態は、2つの導体の間の経路の間にスイッチング素子(トランジスタなど)が設けられ、2つの導体の間の経路に電流が流れる状態が形成可能な状態を含む。
本願明細書において、「垂直」及び「平行」は、厳密な垂直及び厳密な平行だけではなく、例えば製造工程におけるばらつきなどを含むものであり、実質的に垂直及び実質的に平行であれば良い。
以上、具体例を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明は、これらの具体例に限定されるものではない。例えば、放射線検出器に含まれるシンチレータ層、導電層、有機層、有機半導体領域、有機中間層及び検出回路などの各要素の具体的な構成に関しては、当業者が公知の範囲から適宜選択することにより本発明を同様に実施し、同様の効果を得ることができる限り、本発明の範囲に包含される。
また、各具体例のいずれか2つ以上の要素を技術的に可能な範囲で組み合わせたものも、本発明の要旨を包含する限り本発明の範囲に含まれる。
その他、本発明の実施の形態として上述した放射線検出器を基にして、当業者が適宜設計変更して実施し得る全ての放射線検出器も、本発明の要旨を包含する限り、本発明の範囲に属する。
その他、本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の範囲に属するものと了解される。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…第1導電層、 20…第2導電層、 30…有機層、 30R…有機半導体領域、 31…第1化合物、 32…第2化合物、 35…有機中間層、 40…シンチレータ層、 50…基板、 60…封止部材、 65…空間、 70…検出回路、 71…第1配線、 72…第2配線、 75…電荷増幅器、 76…キャパシタンス、 81…放射線、 110、111、120…放射線検出器、 EQEa…平均外部量子効率、 Id…暗電流、 IP…光電流、 NL…ノイズ値、 OS…出力信号、 PL…強度、 R1〜R3…領域、 SL…信号値、 Tc…応答時間パラメータ、 t1…第1厚さ、 t2…第2厚さ、 tm…時間

Claims (10)

  1. シンチレータ層と、
    第1導電層と、
    前記シンチレータ層と前記第1導電層との間に設けられた第2導電層と、
    前記第1導電層と前記第2導電層との間に設けられた有機層であって、400ナノメートル以上の第1厚さを有する有機半導体領域を含む前記有機層と、
    を備えた放射線検出器。
  2. 前記第1厚さは、1マイクロメートル以下である、請求項1記載の放射線検出器。
  3. 前記有機半導体領域は、n形半導体領域と、p形半導体領域と、を含む、請求項1または2に記載の放射線検出器。
  4. 前記有機半導体領域は、第1サブフタロシアニン誘導体を含む第1化合物と、第2サブフタロシアニン誘導体を含む第2化合物と、を含む、請求項1または2に記載の放射線検出器。
  5. 前記有機半導体領域の少なくとも一部は、アモルファスである、請求項1〜4のいずれか1つに記載の放射線検出器。
  6. 前記第2導電層は、透光性である、請求項1〜5のいずれか1つに記載の放射線検出器。
  7. 前記第2導電層と前記有機半導体領域との間に設けられ前記有機半導体領域と接する有機中間層をさらに備えた、請求項1〜6のいずれか1つに記載の放射線検出器。
  8. 前記有機中間層の第2厚さは、前記第1厚さよりも薄い、請求項7記載の放射線検出器。
  9. 前記シンチレータ層と前記第2導電層との間に設けられた基板をさらに備えた、請求項8記載の放射線検出器。
  10. 前記シンチレータ層は、前記第2導電層と接し、
    前記第2導電層は、前記有機中間層と接した、請求項8記載の放射線検出器。
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