JP2018084912A - 情報処理装置及びプログラム - Google Patents

情報処理装置及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2018084912A
JP2018084912A JP2016226967A JP2016226967A JP2018084912A JP 2018084912 A JP2018084912 A JP 2018084912A JP 2016226967 A JP2016226967 A JP 2016226967A JP 2016226967 A JP2016226967 A JP 2016226967A JP 2018084912 A JP2018084912 A JP 2018084912A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
employee
authority
information
unit
affiliation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016226967A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6820725B2 (ja
Inventor
繁宏 枝沢
Shigehiro Edasawa
繁宏 枝沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba TEC Corp filed Critical Toshiba TEC Corp
Priority to JP2016226967A priority Critical patent/JP6820725B2/ja
Priority to CN201711003706.3A priority patent/CN108090649A/zh
Priority to US15/815,016 priority patent/US20180144331A1/en
Publication of JP2018084912A publication Critical patent/JP2018084912A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6820725B2 publication Critical patent/JP6820725B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q20/00Payment architectures, schemes or protocols
    • G06Q20/08Payment architectures
    • G06Q20/20Point-of-sale [POS] network systems
    • G06Q20/206Point-of-sale [POS] network systems comprising security or operator identification provisions, e.g. password entry
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F21/00Security arrangements for protecting computers, components thereof, programs or data against unauthorised activity
    • G06F21/30Authentication, i.e. establishing the identity or authorisation of security principals
    • G06F21/31User authentication
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F21/00Security arrangements for protecting computers, components thereof, programs or data against unauthorised activity
    • G06F21/30Authentication, i.e. establishing the identity or authorisation of security principals
    • G06F21/45Structures or tools for the administration of authentication
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F21/00Security arrangements for protecting computers, components thereof, programs or data against unauthorised activity
    • G06F21/60Protecting data
    • G06F21/62Protecting access to data via a platform, e.g. using keys or access control rules
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/06Resources, workflows, human or project management; Enterprise or organisation planning; Enterprise or organisation modelling
    • G06Q10/063Operations research, analysis or management
    • G06Q10/0631Resource planning, allocation, distributing or scheduling for enterprises or organisations
    • G06Q10/06311Scheduling, planning or task assignment for a person or group
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q20/00Payment architectures, schemes or protocols
    • G06Q20/08Payment architectures
    • G06Q20/20Point-of-sale [POS] network systems
    • G06Q20/202Interconnection or interaction of plural electronic cash registers [ECR] or to host computer, e.g. network details, transfer of information from host to ECR or from ECR to ECR

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Computer Security & Cryptography (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Accounting & Taxation (AREA)
  • Strategic Management (AREA)
  • General Business, Economics & Management (AREA)
  • Software Systems (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Finance (AREA)
  • Human Resources & Organizations (AREA)
  • Economics (AREA)
  • Entrepreneurship & Innovation (AREA)
  • Bioethics (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Game Theory and Decision Science (AREA)
  • Educational Administration (AREA)
  • Development Economics (AREA)
  • Marketing (AREA)
  • Operations Research (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Tourism & Hospitality (AREA)
  • Cash Registers Or Receiving Machines (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】装置と当該装置のユーザとの関係に基づいて当該装置の操作または使用に関する適切な権限をユーザに付与することができる情報処理装置及びプログラムを提供する。【解決手段】情報処理装置は、入力手段と、取得手段と、設定手段とを備える。前記入力手段は、装置を使用するユーザの識別情報が入力される。前記取得手段は、前記入力手段から入力された前記識別情報により特定されるユーザの権限情報を取得する。前記設定手段は、前記入力手段から入力された前記識別情報により特定されるユーザの所属と、前記装置の所属とが異なることを条件に、前記取得手段が取得した前記権限情報が示す権限により実行させることが可能な各機能のうち一部の機能の実行を制限した権限を、前記識別情報を入力したユーザに付与する。【選択図】図7

Description

本発明の実施形態は、情報処理装置及びプログラムに関する。
情報処理装置としては、たとえば小売店舗で使用されているPOS(Point Of Sales)システム(販売時点情報管理システム)の端末装置やECR(Electronic Cash Register:電子式キャッシュレジスタ)等の商品販売登録処理装置がある。この様な商品販売登録処理装置の使用(操作)は、当該装置の使用(操作)が許された者のみが行えるように制限されている。さらに、当該装置を操作して行うことができる業務範囲(情報処理内容)も、一般的には、当該装置の使用(操作)が許された者の職制や資格等の属人情報に基づいて定められており、装置使用(操作)者が属するグループ(「権限グループ」、「権限ランク」等と称されることもある)に応じたものに制限されている。そのため、装置を操作(使用)する者は、装置の操作(使用)に際し、予め各人個々にユニークとなるように割り当てられたコード(識別情報)を入力している(「サインオン」、「サインイン」、「ログオン」、[ログイン」等と称されることもある)。そして、装置は、入力されたコードに基づいて当該使用(操作)者が属するグループを特定し、当該グループに許された権限範囲内での使用、操作を受け入れる。
ところで、複数の店舗を展開している小売店においては、或る店舗が必要な店員を確保することができなかった場合、普段は当該店舗ではない他の店舗で働いている者を、一時的に当該店舗に動員することがある。このように一時的に他の店舗から動員された店員は、同じ小売店の店員ではあるので、動員された店舗で使われている商品販売登録処理装置を、普段自分が働いている店舗のものと同様に、使用操作することができる。しかしながら、当該店舗で普段働いていない店員が、当該店舗で普段働いている店員と同様に、当該店舗で使われている商品販売登録処理装置を操作使用することができてしまうことは、好ましいことではなく、その改善が求められている。
本発明が解決しようとする課題は、装置と当該装置のユーザとの関係に基づいて当該装置の操作または使用に関する適切な権限をユーザに付与することができる情報処理装置及びプログラムを提供することである。
実施形態の情報処理装置は、入力手段と、取得手段と、設定手段とを備える。前記入力手段は、装置を使用するユーザの識別情報が入力される。前記取得手段は、前記入力手段から入力された前記識別情報により特定されるユーザの権限情報を取得する。前記設定手段は、前記入力手段から入力された前記識別情報により特定されるユーザの所属と、前記装置の所属とが異なることを条件に、前記取得手段が取得した前記権限情報が示す権限により実行させることが可能な各機能のうち一部の機能の実行を制限した権限を、前記識別情報を入力したユーザに付与する。
図1は、POSシステムの一例を示す説明図である。 図2は、本部サーバのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図3は、従業員マスタのデータ構成の一例を示す説明図である。 図4は、店舗サーバのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図5は、POS端末のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図6は、実行権限マスタのデータ構成の一例を示す説明図である。 図7は、POSシステムの各装置が有する特徴的な機能構成を示すブロック図である。 図8は、実行判定処理の一例を示すフローチャートである。 図9は、サインオン処理の一例を示すフローチャートである。 図10は、従業員判定処理の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、実施形態に係る情報処理装置及びプログラムについて詳細に説明する。以下に説明する実施形態は、情報処理装置及びプログラムの一実施形態であって、その構成や仕様等を限定するものではない。本実施形態は、量販店等の店舗に導入されたPOSシステムへの適用例である。
図1は、実施形態に係るPOSシステム1の一例を示す説明図である。POSシステム1は、複数の店舗を展開する本部に設けられた本部サーバ10を備える。本部サーバ10は、複数の店舗システム2を管理する。店舗システム2は、各店舗に設けられ、当該店舗での商品販売登録処理等の情報処理に供されている情報処理装置や当該店舗での商品販売登録業務等に普段従事している店員等の従業員を管理する。なお、以降、各店舗に設けられ、当該店舗での情報処理に供される情報処理装置、各店舗での業務に普段従事している従業員をそれぞれ、各店舗に所属している装置、従業員と称する。
本部サーバ10は、例えばサーバタイプのコンピュータである。本部サーバ10は、店舗システム2の中核を成す店舗サーバ30とネットワーク20を介して接続されており、店舗システム2とデータ通信可能である。本部サーバ10は、各店舗の店舗システム2に各種情報を配信したり、店舗システム2から要求された処理を実行し、その実行結果を応答したりする。また、本部サーバ10は、従業員のアカウント等の属人的な情報を記憶している。なお、本部サーバ10は、必ずしも本部に設けられている必要はなく、クラウドサービスプロバイダから提供されるハードウェアやソフトウェア等のコンピュータ資源であってもよい。また、本部サーバ10は、必ずしも一つのコンピュータである必要はなく、複数のコンピュータからなる分散システムや広域ネットワーク上にある複数のコンピュータからなるグリッド・コンピューティングシステム等により構成されていてもよい。
店舗サーバ30は、例えばパーソナルコンピュータやサーバ装置等のコンピュータである。また、店舗サーバ30は、当該店舗に所属している装置や従業員を管理する。店舗サーバ30は、店舗ネットワーク40を介して複数のPOS端末50と通信可能である。店舗サーバ30は、店舗システム2に属するPOS端末50に各種情報を配信したり、POS端末50から要求された処理を実行して実行結果を応答したりする。また、店舗サーバ30は、店舗に所属している従業員のアカウント等の属人的な情報を記憶している。なお、店舗サーバ30は、ハードウェアやソフトウェア等のコンピュータ資源を提供するクラウドサービス等により提供させるものであってもよい。さらに、店舗サーバ30は、複数台のサーバ装置等により構成されていてもよい。
POS端末50は、販売された商品の売上を登録する処理や、販売された商品の合計金額等を算出する処理等を実行する。さらに、POS端末50は、サインオン機能を有している。すなわち、POS端末50は、サインオンされたアカウントが予め登録された従業員であることを条件に、使用を許可する。さらに、POS端末50は、従業員の権限のランクが、機能ごとに定められた権限のランク以上であることを条件に、従業員に操作された機能を実行する。
次に、POSシステム1が有する各種装置のハードウェア構成について説明する。
図2は、本部サーバ10のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。本部サーバ10は、制御部101と、記憶部102と、通信インタフェース103と、操作部104と、表示部105とを備える。制御部101と、記憶部102と、通信インタフェース103と、操作部104と、表示部105とは、データバスやアドレスバス等のシステムバス106を介して相互に接続している。
制御部101は、本部サーバ10の全体の動作を制御し、本部サーバ10が提供する各種の機能を実現する。制御部101は、CPU(Central Processing Unit)と、ROM(Read Only Memory)と、RAM(Random Access Memory)とを備える。CPUは、本部サーバ10の動作を統括的に制御する。ROMは、各種プログラムやデータを記憶する記憶媒体である。RAMは、各種プログラムを一時的に記憶したり、各種データを書き換え自在に記憶する媒体である。CPUは、RAMをワークエリア(作業領域)として使い、ROM又は記憶部102等に格納されたプログラムを実行する。
記憶部102は、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)などの記憶装置である。記憶部102は、制御プログラム107と、従業員マスタ108とを記憶する。制御プログラム107は、オペレーティングシステムや、本部サーバ10が提供する機能を実現させるプログラム等からなる。そして、制御プログラム107には、本実施形態に係る機能を実現させるプログラムが含まれる。
図3は、従業員マスタ108のデータ構成の一例を示す説明図である。従業員マスタ108は、一又は複数の店舗を経営する事業者の従業員の属人的な情報が登録された設定情報である。従業員マスタ108は、従業員コードと、パスワードと、名称と、所属コードと、権限情報とを関連付けて記憶する。従業員コードは、従業員を識別可能な識別情報である。従業員コードは、POS端末50を使用するユーザの識別情報でもある。パスワードは、従業員コードと組合わせて、従業員の認証に用いられる情報である。例えば、パスワードは、文字や数字の文字列である。そして、従業員コードとパスワードとは、アカウントを有しているか否かの判定に用いられる。アカウントは、その使用が不特定の者に対し開放されていなく特定の者に制限されているコンピュータやネットワークを使用するのに必要な権利のことである。したがって、アカウントは、個々の使用者ごとに登録/発行され、各使用者を識別する識別番号(たとえば従業員コードなど)や識別名(ユーザー名、アカウント名)などの識別情報(ID:IDentifier)と、本人確認のための暗証番号やパスワードなどの認証情報、各資源に対する権限などの設定情報で構成される。名称は、従業員コードの従業員の氏名等である。所属コードは、従業員の所属を識別可能な識別情報である。例えば、所属コードは、従業員が所属している店舗を示す店舗コードである。権限情報は、POS端末50等が有する各機能を実行させる権限を示す情報である。権限情報は、権限ランクと、維持情報とを有している。権限ランクは、従業員に対して段階的に設定された権限の階級(クラス、グループ)を示す情報である。例えば、「1」から数値が大きくなるに従い権限は低下して、実行可能な機能の種類は少なくなる。維持情報は、従業員が所属している店舗以外の店舗においても権限を制限せずに維持することを示す情報である。すなわち、維持情報は、従業員の所属コードと、従業員が使用するPOS端末50が所属する店舗の所属コードとが異なる場合であっても、権限ランクの低下を拒否する情報である。
通信インタフェース103は、ネットワーク20に接続された店舗サーバ30等と通信するためのインタフェースである。
操作部104は、キーボードや、マウス等の入力装置である。
表示部105は、例えば、液晶表示装置である。なお、表示部105は、液晶表示装置に限らず、有機EL表示装置等であってもよい。
図4は、店舗サーバ30のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。店舗サーバ30は、制御部301と、記憶部302と、通信インタフェース303と、操作部304と、表示部305とを備える。制御部301と、記憶部302と、通信インタフェース303と、操作部304と、表示部305とは、データバスやアドレスバス等のシステムバス306を介して相互に接続している。
制御部301は、店舗サーバ30の全体の動作を制御し、店舗サーバ30が提供する各種の機能を実現する。制御部301は、CPUと、ROMと、RAMとを備える。CPUは、店舗サーバ30の動作を統括的に制御する。ROMは、各種プログラムやデータを記憶する記憶媒体である。RAMは、各種プログラムを一時的に記憶したり、各種データを書き換え自在に記憶する媒体である。CPUは、RAMをワークエリア(作業領域)として使い、ROM又は記憶部302等に格納されたプログラムを実行する。
記憶部302は、HDDやSSDなどの記憶装置である。記憶部302は、制御プログラム307と、店舗従業員マスタ308とを記憶する。制御プログラム307は、オペレーティングシステムや、店舗サーバ30が提供する機能を実現させるプログラムである。制御プログラム307には、本実施形態に係る機能を実現させるプログラムが含まれる。
店舗従業員マスタ308は、従業員マスタ108に登録された従業員の情報うち、店舗サーバ30が管理対象にしている店舗システム2の店舗に所属している従業員の情報が登録された設定情報である。
さらに、記憶部302は、所属コード記憶領域309を備えている。所属コード記憶領域309は、店舗サーバ30が管理対象にしている店舗システム2の店舗の所属コードを記憶する記憶領域である。すなわち、店舗従業員マスタ308には、所属コード記憶領域309に記憶されている所属コードと同一の所属コードを有する従業員が登録されている。
通信インタフェース303は、ネットワーク20に接続された本部サーバ10等と通信するためのインタフェースである。また、通信インタフェース303は、店舗ネットワーク40に接続されたPOS端末50等と通信するためのインタフェースである。
操作部304は、キーボードや、マウス等の入力装置である。
表示部305は、例えば、液晶表示装置である。なお、表示部305は、液晶表示装置に限らず、有機EL表示装置等であってもよい。
図5は、POS端末50のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。POS端末50は、制御部501と、記憶部502と、通信インタフェース503と、操作部504と、第1表示部505と、第2表示部506と、プリンタ507と、カードリーダライタ508と、スキャナ509とを備える。制御部501と、記憶部502と、通信インタフェース503と、操作部504と、第1表示部505と、第2表示部506と、プリンタ507と、カードリーダライタ508と、スキャナ509とは、データバスやアドレスバス等のシステムバス510を介して相互に接続している。
制御部501は、POS端末50の全体の動作を制御し、POS端末50が提供する各種の機能を実現する。制御部501は、CPUと、ROMと、RAMとを備える。CPUは、POS端末50の動作を統括的に制御する。ROMは、各種プログラムやデータを記憶する記憶媒体である。RAMは、各種プログラムを一時的に記憶したり、各種データを書き換え自在に記憶する媒体である。そして、CPUは、RAMをワークエリア(作業領域)として使い、ROM又は記憶部502等に格納されたプログラムを実行する。
記憶部502は、HDDやSSDなどの記憶装置である。記憶部502は、制御プログラム511と、実行権限マスタ512とを記憶する。制御プログラム511は、オペレーティングシステムや、POS端末50が提供する機能を実現させるプログラムである。そして、制御プログラム511には、本実施形態に係る機能を実現させるプログラムが含まれる。また、記憶部502は、POS端末50が所属する店舗の店舗システム2の所属コードを記憶していてもよい。
ここで、図6は、実行権限マスタ512のデータ構成の一例を示す説明図である。実行権限マスタ512は、POS端末50が有する機能ごとに、機能の実行を許可する権限ランクが設定された設定情報である。実行権限マスタ512は、機能コードと、機能名称と、実行権限ランクとを関連付けて記憶する。機能コードは、機能を識別可能な識別情報である。機能名称は、機能の名称を示す情報である。実行権限ランクは、機能コードの機能の実行を許可する従業員の権限ランクである。そして、POS端末50は、サインインしている従業員の権限ランクが実行権限ランク以上であることを条件に、指示された機能を実行する。すなわち、POS端末50は、権限ランクの数値が、実行権限ランクの数値以下の場合に、指示された機能を実行する。
通信インタフェース503は、店舗ネットワーク40に接続された店舗サーバ30等と通信するためのインタフェースである。
操作部504は、キーボード等の入力装置である。
第1表示部505は、表示面上にタッチパネルが積層された液晶表示装置等である。第1表示部505は、例えば、店舗の店員に向けて各種画面を表示する。第2表示部506は、表示面上にタッチパネルが積層された液晶表示装置等である。第2表示部506は、例えば、顧客に向けて各種画面を表示する。
プリンタ507は、レシート及びジャーナルを印字する。
カードリーダライタ508は、クレジットカード等の決済に用いるカードの記憶媒体が記憶する情報の読み取り及び書き込みを実行する装置である。
スキャナ509は、顧客が購入を希望した商品に付されているバーコード等のコードシンボルからコード情報を光学的に読み取る。
次に、POSシステム1の各装置が有する特徴的な機能について説明する。ここで、図7は、POSシステム1の各装置が有する特徴的な機能構成を示すブロック図である。
本部サーバ10の制御部101は、記憶部102に記憶された制御プログラム107をRAMに展開し、制御プログラム107に従って動作することで、各機能部をRAMに生成する。具体的には、本部サーバ10の制御部101は、機能部として、通信制御部1001と、従業員判定部1002と、判定結果生成部1003とを備える。
通信制御部1001は、通信インタフェース103を制御して、店舗サーバ30等と通信する。例えば、通信制御部1001は、従業員判定要求を受信する。従業員判定要求は、従業員マスタ108にアカウントが登録されているか否かにより、従業員であるか否かの判定を要求する情報である。また、従業員判定要求には、判定対象の従業員コードと、パスワードとが含まれている。そして、通信制御部1001は、判定結果生成部1003が生成した従業員判定結果を送信する。
従業員判定部1002は、従業員マスタ108にアカウントが登録された従業員であるか否かを判定する。例えば、従業員判定部1002は、通信制御部1001が従業員判定要求を受信した場合に、従業員判定要求に含まれている従業員コード及びパスワードを抽出する。従業員判定部1002は、抽出した従業員コード及びパスワードが従業員マスタ108に登録されている場合に、アカウントが登録されている従業員であると判定する。一方、従業員判定部1002は、抽出した従業員コード及びパスワードが従業員マスタ108に登録されていない場合に、従業員ではないと判定する。
判定結果生成部1003は、従業員判定結果として通信制御部1001が送信する情報を生成する。判定結果生成部1003は、従業員判定部1002が従業員ではないと判定した場合に、従業員コードを認証不可とすることを示す認証不可情報を生成する。そして、判定結果生成部1003は、認証不可情報を判定結果として通信制御部1001に送信させる。
一方、判定結果生成部1003は、従業員判定部1002が従業員であると判定した場合に、従業員コードを認証することを示す認証情報を生成する。さらに、判定結果生成部1003は、従業員判定要求に含まれている従業員コードに関連付けられている所属コード及び権限情報を抽出する。そして、判定結果生成部1003は、認証情報と、所属コードと、権限情報とを判定結果として通信制御部1001に送信させる。
店舗サーバ30の制御部301は、記憶部302に記憶された制御プログラム307をRAMに展開し、制御プログラム307に従って動作することで、各機能部をRAMに生成する。具体的には、店舗サーバ30の制御部301は、機能部として、通信制御部3001と、所属判定部3002と、権限ランク設定部3003と、報知制御部3004と、認証結果生成部3005とを備える。
通信制御部3001は、入力手段及び出力手段の一例である。通信制御部3001は、通信インタフェース303を制御して、POS端末50や店舗サーバ30等と通信する。例えば、通信制御部3001は、サインオンの許否の判定を要求するサインオン要求を受信する。すなわち、通信制御部3001は、装置へのサインオンを要求する従業員の従業員コードの入力を受け付ける。また、通信制御部3001は、サインオン判定結果を送信する。さらに、通信制御部3001は、従業員であるか否かの判定を要求する従業員判定要求を送信する。また、通信制御部3001は、従業員判定結果を受信する。
所属判定部3002は、通信制御部3001がサインオン要求を受信した場合に、サインオン要求に含まれる従業員コードにより特定される従業員の所属を判定する。所属判定部3002は、店舗従業員マスタ308にアカウントが登録されている場合に、サインオン対象のPOS端末50と同一の店舗に所属する従業員であると判定する。すなわち、所属判定部3002は、サインオン要求に含まれる従業員コードと、パスワードとの組み合わせが店舗従業員マスタ308に登録されている場合に、アカウントが登録されている従業員であると判定する。そして、所属判定部3002は、サインオン対象のPOS端末50と同一の店舗に所属する従業員であると判定する。ここで、店舗従業員マスタ308には、所属コード記憶領域309に記憶されている所属コードと同一の所属コードを有する従業員が登録されている。よって、所属判定部3002は、店舗従業員マスタ308に登録されているか否かにより所属が同一であるか否かを判定することができる。すなわち、所属判定部3002は、同一の所属コードを有しているか否かを判定することができる。
一方、所属判定部3002は、店舗従業員マスタ308にアカウントが登録されていない場合に、従業員判定要求を通信制御部3001に送信させて、従業員マスタ108にアカウントが登録されているか否かを問い合わせる。所属判定部3002は、店舗従業員マスタ308に登録されておらず、従業員マスタ108にアカウントが登録されている場合に、サインオン対象のPOS端末50と所属の異なる従業員であると判定する。すなわち、所属判定部3002は、サインオン要求に含まれる従業員コードにより特定される従業員の所属を示す所属コードと、POS端末50の所属を示す所属コードとが異なると判定する。そして、所属判定部3002は、店舗従業員マスタ308と、従業員マスタ108との何れにもアカウントが登録されていない場合に、従業員ではないと判定する。
権限ランク設定部3003は、取得手段及び設定手段の一例である。権限ランク設定部3003は、サインオンにおいて従業員に付与する権限ランクを設定する。例えば、権限ランク設定部3003は、サインオン対象のPOS端末50と同一の店舗に所属する従業員であると所属判定部3002が判定した場合には、店舗従業員マスタ308の権限ランクを設定する。すなわち、権限ランク設定部3003は、サインオン要求に含まれる従業員コードにより特定される従業員の権限情報を店舗従業員マスタ308から取得する。そして、権限ランク設定部3003は、店舗従業員マスタ308から抽出した権限情報に含まれる権限ランクを、従業員に付与する権限ランクとして設定する。
一方、権限ランク設定部3003は、サインオン対象のPOS端末50とは異なる店舗等に所属する従業員であると所属判定部3002が判定した場合には、従業員判定結果に含まれている権限ランクより低い権限ランクを設定する。これにより、権限ランク設定部3003は、権限の全部又は一部を制限して、POS端末50が有する各機能の全部又は一部の機能の実行を禁止する。権限ランク設定部3003は、従業員判定結果から権限情報を取得する。これにより、権限ランク設定部3003は、サインオン要求に含まれる従業員コードにより特定される従業員の権限情報を従業員マスタ108から取得する。そして、権限ランク設定部3003は、従業員マスタ108から抽出した権限情報に含まれる権限ランクより低い権限ランクを、従業員に付与する権限ランクとして設定する。なお、権限ランク設定部3003は、低下させる権限ランクとして、一段階低い権限ランクを設定してもよいし、複数段階低い権限ランクを設定してもよい。
但し、権限ランク設定部3003は、権限ランクを維持する従業員である場合には、サインオン対象のPOS端末50とは異なる店舗等に所属する従業員であっても、権限ランクを低下させずに設定する。すなわち、権限ランク設定部3003は、従業員マスタ108の維持情報が権限ランクの維持を示している場合に、従業員マスタ108の権限ランクを維持する。
また、権限ランク設定部3003は、店舗従業員マスタ308又は従業員マスタ108から抽出した権限ランクが閾値よりも低い場合に、権限ランクを低下させないように制御する。これにより、権限ランク設定部3003は、従業員の権限が必要以上に制限されてしまい、POS端末50を使用した業務が実行できなくなってしまうことを防止する。なお、閾値には、任意の権限ランクを指定することができる。
報知制御部3004は、権限ランク設定部3003が低い権限ランクを設定した場合に、その旨を報知させる報知情報を生成する。そして、報知制御部3004は、生成した報知情報の送信先をPOS端末50にして通信制御部3001に送信させる。報知情報には、権限ランクが低下したことにより一部の機能の実行が制限されていることを通知する情報と、低下後の権限ランクを通知する情報とが含まれている。また、報知情報には、低下後の権限ランクでは実行できなくなった機能や、低下後の権限ランクで実行可能な機能等が含まれていてもよい。
認証結果生成部3005は、サインオン要求の判定結果として通信制御部3001が送信する情報を生成する。判定結果生成部1003は、所属判定部3002が従業員ではないと判定した場合に、サインオン不可を示す情報を生成する。そして、判定結果生成部1003は、サインオン不可を示す情報をサインオン結果として通信制御部3001に送信させる。
認証結果生成部3005は、所属判定部3002が従業員であると判定し、且つ、権限ランクを低下させていない場合には、サインオン許可を示す情報を生成する。そして、認証結果生成部3005は、サインオン許可を示す情報と、権限ランク設定部3003が設定した権限ランクとをサインオン結果として通信制御部3001に送信させる。
認証結果生成部3005は、所属判定部3002が従業員であると判定し、権限ランクが低下された場合には、サインオン許可を示す情報を生成する。そして、認証結果生成部3005は、サインオン許可を示す情報と、権限ランク設定部3003が設定した低下後の権限ランクと、報知制御部3004が生成した報知情報とをサインオン結果として通信制御部3001に送信させる。
POS端末50の制御部501は、記憶部502に記憶された制御プログラム511をRAMに展開し、制御プログラム511に従って動作することで、各機能部をRAMに生成する。具体的には、POS端末50の制御部501は、機能部として、通信制御部5001と、操作制御部5002と、サインオン実行部5003と、表示制御部5004と、実行制御部5005とを備える。
通信制御部5001は、通信インタフェース503を制御して、店舗サーバ30等と通信する。例えば、通信制御部5001は、サインオンの許否の判定を要求するサインオン要求を店舗サーバ30に送信する。また、通信制御部5001は、サインオン判定結果を店舗サーバ30から受信する。
操作制御部5002は、操作部504を制御して、操作入力を受け付ける。さらに、操作制御部5002は、第1表示部505に積層されたタッチパネルや、第2表示部506に積層されたタッチパネルを制御して、操作入力を受け付ける。例えば、操作制御部5002は、POS端末50が有する機能を起動させる操作を受け付ける。また、操作制御部5002は、サインオンにおける従業員コードやパスワードを入力する操作を受け付ける。なお、サインオンにおける従業員コードやパスワードは、操作制御部5002に限らず、スキャナ509等がコードシンボル等を読み取ることにより入力されてもよい。
サインオン実行部5003は、サインオン判定結果に基づいて、サインオンを実行する。すなわち、サインオン実行部5003は、サインオンが許可された場合には、POS端末50の使用を許可する。
表示制御部5004は、第1表示部505を制御して、各種画面を表示させる。例えば、表示制御部5004は、サインオン判定結果に報知情報が含まれている場合には、報知情報を表示した報知画面により報知する。報知画面は、例えば「権限ランクが低下しました。低下後のランクは[2]です。」とのメッセージを有する。これにより、報知画面は、報知情報に含まれる権限ランクが低下したことと、低下後の権限ランクとをPOS端末50を使用する従業員に報知する。さらに、メッセージには、低下後の権限ランクでは実行できなくなった機能や、低下後の権限ランクで実行可能な機能等が含まれていてもよい。なお、表示制御部5004は、メッセージに限らず、アイコン等の図形や数値等を表示させることにより報知してもよい。さらに、POS端末50は、第1表示部505に表示させる方法に限らず、音声やライトを点滅させる等の方法により報知してもよい。
実行制御部5005は、POS端末50が有する機能を実行する。実行制御部5005は、POS端末50が有する機能を起動させる操作を操作制御部5002が受け付けた場合に、従業員が機能を実行させる権限を有しているか否かを判定する。すなわち、実行制御部5005は、起動対象の機能の機能コードに関連付けられている権限ランクを実行権限マスタ512から抽出する。そして、実行制御部5005は、サインオンしている従業員の権限ランクが、実行権限マスタ512から抽出した権限ランク以下である場合に、機能を実行させる権限を有していると判定する。そして、実行制御部5005は、機能を実行させる権限を有していると判定した場合に、機能を実行する。
次に、POS端末50が実行する実行判定処理について説明する。ここで、図8は、本実施形態のPOS端末50が実行する実行判定処理の一例を示すフローチャートである。
操作制御部5002は、機能を起動させる操作を受け付ける(ステップS11)。
操作制御部5002は、サインオンする操作を受け付ける(ステップS12)。すなわち、操作制御部5002は、従業員コード及びパスワードの入力を受け付ける。
通信制御部5001は、サインオン要求を店舗サーバ30に送信する(ステップS13)。通信制御部5001は、サインオン結果を受信したか否かを判定する(ステップS14)。サインオン結果を受信していない場合に(ステップS14;No)、通信制御部5001は、サインオン結果を受信するまで待機する。
一方、サインオン結果を受信した場合に(ステップS14;Yes)、サインオン実行部5003は、サインオン不可を示す情報がサインオン結果に含まれているか否かを判定する(ステップS16)。サインオン不可を示す情報がサインオン結果に含まれている場合に(ステップS16;Yes)、表示制御部5004は、サインオン不可を表示する(ステップS17)。
一方、サインオン不可を示す情報がサインオン結果に含まれていない場合に(ステップS16;No)、サインオン実行部5003は、サインオンする(ステップS18)。すなわち、所属判定部3002は、POS端末50を使用する従業員として、従業員コードと、サインオン結果に含まれている権限ランクとを記憶部502等に記憶させる。
表示制御部5004は、従業員の権限ランクが低下したことを報知させる報知情報がサインオン結果に含まれているか否かを判定する(ステップS19)。報知情報がサインオン結果に含まれている場合に(ステップS19;Yes)、表示制御部5004は、報知画面を表示して報知する(ステップS20)。
一方、報知情報がサインオン結果に含まれていない場合に(ステップS19;No)、POS端末50は、ステップS21に移行させる。
実行制御部5005は、サインオン中のユーザの権限ランクで、ステップS11の機能を実行可能であるか否かを判定する(ステップS21)。実行不可である場合に(ステップS21;No)、表示制御部5004は、実行不可を示す画面を表示させる(ステップS22)。一方、実行可能である場合に(ステップS21;Yes)、実行制御部5005は、ステップS11の機能を実行する(ステップS23)。
以上により、POS端末50が実行する実行判定処理を終了する。
次に、店舗サーバ30が実行するサインオン処理について説明する。ここで、図9は、本実施形態の店舗サーバ30が実行するサインオン処理の一例を示すフローチャートである。
通信制御部3001は、サインオン要求を受信する(ステップS31)。
所属判定部3002は、サインオン要求に含まれている従業員コードが店舗従業員マスタ308に含まれているか否かを判定する(ステップS32)。
従業員コードが店舗従業員マスタ308に含まれている場合に(ステップS32;Yes)、所属判定部3002は、店舗従業員マスタ308のパスワードと、サインオン要求に含まれているパスワードとが一致するか否かを判定する(ステップS33)。
パスワードが不一致の場合に(ステップS33;No)、所属判定部3002は、従業員ではないと判定する(ステップS34)。そして、店舗サーバ30は、ステップS46に移行する。
一方、パスワードが一致する場合に(ステップS33;Yes)、所属判定部3002は、サインオン対象のPOS端末50と同一の店舗に所属する従業員であると判定する(ステップS35)。
権限ランク設定部3003は、店舗従業員マスタ308から権限情報を抽出する(ステップS36)。権限ランク設定部3003は、サインオンにおいてユーザに付与する権限ランクとして、抽出した権限情報の権限ランクを設定する(ステップS37)。そして、店舗サーバ30は、ステップS46に移行する。
ステップS32において、従業員コードが店舗従業員マスタ308に含まれていない場合に(ステップS32;No)、通信制御部3001は、従業員判定要求を本部サーバ10に送信する(ステップS38)。
通信制御部3001は、従業員判定結果を受信したか否かを判定する(ステップS39)。従業員判定結果を受信していない場合に(ステップS39;No)、通信制御部3001は、従業員判定結果を受信するまで待機する。
一方、従業員判定結果を受信した場合に(ステップS39;Yes)、所属判定部3002は、従業員であることを認証した認証情報が従業員判定結果に含まれているか否かを判定する(ステップS40)。認証情報が従業員判定結果に含まれていない場合に(ステップS40;No)、所属判定部3002は、従業員ではないと判定する(ステップS41)。
一方、認証情報が従業員判定結果に含まれている場合に(ステップS40;Yes)、所属判定部3002は、サインオン対象のPOS端末50と所属の異なる従業員であると判定する。(ステップS42)。
権限ランク設定部3003は、権限ランクを維持するか否かを判定する(ステップS43)。すなわち、権限ランク設定部3003は、権限ランクの維持を示す維持情報が従業員判定結果に含まれているか否かを判定する。また、権限ランク設定部3003は、権限ランクが閾値以下であるか否かを判定する。
権限ランクを維持する場合に(ステップS43;No)、店舗サーバ30は、ステップS37に移行する。すなわち、権限ランク設定部3003は、サインオンにおいてユーザに付与する権限ランクとして、従業員判定結果に含まれている権限ランクを設定する。
一方、権限ランクを維持しない場合に(ステップS43;Yes)、権限ランク設定部3003は、サインオンにおいてユーザに付与する権限ランクとして、従業員判定結果に含まれている権限ランクより低い権限ランクを設定する(ステップS44)。
報知制御部3004は、報知情報を生成する(ステップS45)。
通信制御部3001は、サインオン結果をPOS端末50に送信する(ステップS46)。
以上により、店舗サーバ30が実行するサインオン処理を終了する。
次に、本部サーバ10が実行する従業員判定処理について説明する。ここで、図10は、本実施形態の本部サーバ10が実行する従業員判定処理の一例を示すフローチャートである。
通信制御部1001は、従業員判定要求を受信する(ステップS51)。
従業員判定部1002は、従業員判定要求に含まれる従業員コードが従業員マスタ108に記憶されているか否かを判定する(ステップS52)。従業員コードが従業員マスタ108に記憶されていない場合に(ステップS52;No)、従業員判定部1002は、従業員判定要求に含まれる従業員コードを認証不可と判定する(ステップS53)。
一方、従業員コードが従業員マスタ108に記憶されている場合に(ステップS52;Yes)、従業員判定部1002は、従業員マスタ108のパスワードと、従業員判定要求に含まれるパスワードとが一致するか否かを判定する(ステップS54)。パスワードが不一致の場合に(ステップS54;No)、所属判定部3002は、ステップS53に移行して認証不可と判定する。
一方、パスワードが一致する場合に(ステップS54;Yes)、従業員判定部1002は、従業員であると認証する(ステップS55)。権限ランク設定部3003は、従業員マスタ108において従業員コードに関連付けられている権限情報を抽出する(ステップS56)。
通信制御部1001は、従業員判定結果をPOS端末50に送信する(ステップS57)。
以上により、本部サーバ10が実行する従業員判定処理を終了する。
以上のように、本実施形態に係る店舗サーバ30によれば、所属判定部3002は、サインオンを要求した従業員の所属と、サインオン対象のPOS端末50の所属とが異なっているか否かを判定する。そして、権限ランク設定部3003は、所属が異なっている場合に、権限ランクを低下させて付与することにより、POS端末50が有する機能のうち一部の機能の実行を制限した権限を付与する。よって、店舗サーバ30は、装置と当該装置のユーザとの関係に基づいて当該装置の操作または使用に関する適切な権限をユーザに付与することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
また、上記実施形態では、店舗サーバ30は、店舗に所属している従業員の情報が登録された店舗従業員マスタ308を記憶していると説明したが、これに限らない。例えば、店舗サーバ30は、従業員マスタ108を記憶していてもよい。この場合には、所属判定部3002は、従業員マスタ108において、サインオン要求に含まれている従業員コードと同一の従業員コードに関連付けられている所属コードを抽出する。そして、所属判定部3002は、抽出した所属コードと、所属コード記憶領域309に記憶された所属コードとを比較する。所属判定部3002は、所属コードが同一の場合に、サインオン対象のPOS端末50と同一の店舗に所属する従業員であると判定する。所属判定部3002は、所属コードが異なっている場合に、サインオン対象のPOS端末50とは異なる店舗等に所属する従業員であると判定する。
また、上記実施形態では、情報処理装置を店舗サーバ30に適用した場合を例に説明したが、これに限らない。例えば、情報処理装置は、本部サーバ10やPOS端末50に適用することができる。すなわち、店舗サーバ30が有する機能の全部又は一部を本部サーバ10又はPOS端末50が有していてもよいし、これら以外の装置が有していてもよい。また、例えば従業員証に、当該従業員の従業員コードのみ、従業員コードと当該従業員の所属情報との組、従業員コードと当該従業員に付与されている権限ランクとの組、当該従業員の所属情報と権限ランクとの組、或いは従業員コードと当該従業員の情報と権限ランクとの組の何れかの情報を記憶させ、当該従業員証から必要とする情報を取得するインターフェースをPOS端末50に設けてもよい。従業員証から当該従業員の所属情報と権限ランクとを取得できる場合には、POS端末50は、自分が所属している所属情報を自身で記憶保持しておき、従業員証から取得した当該従業員の所属情報と自己の所属情報との一致/不一致を判別し、当該判別結果に基づいて従業員証から取得した権限ランクをそのまま採用するのか、或いは変更するのかを選択すると良い。従業員証から従業員コードと当該従業員に付与されている権限ランクとを取得できる場合には、POS端末50は、自分が所属している店舗に所属している従業員の従業員コードを記憶保持しておき、従業員証から取得した従業員コードが、自己が記憶保持している当該店舗所属従業員の従業員コードと一致しているか否かを判別し、当該判別結果に基づいて従業員証から取得した権限ランクをそのまま採用するのか、或いは変更するのかを選択すると良い。
上記実施形態や変形例の各装置で実行されるプログラムは、各装置が備える記憶媒体(ROM又は記憶部)に予め組み込んで提供するものとするが、これに限らないものとする。例えば、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。さらに、記憶媒体は、コンピュータ或いは組み込みシステムと独立した媒体に限らず、LANやインターネット等により伝達されたプログラムをダウンロードして記憶又は一時記憶した記憶媒体も含まれる。
また、上記実施形態や変形例の各装置で実行されるプログラムをインターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよいし、インターネット等のネットワーク経由で提供又は配布するように構成してもよい。
1 POSシステム
10 本部サーバ
30 店舗サーバ
50 POS端末
108 従業員マスタ
308 店舗従業員マスタ
512 実行権限マスタ
1001 通信制御部
1002 従業員判定部
1003 判定結果生成部
3001 通信制御部
3002 所属判定部
3003 権限ランク設定部
3004 報知制御部
3005 認証結果生成部
5001 通信制御部
5002 操作制御部
5003 サインオン実行部
5004 表示制御部
5005 実行制御部
特許第4018519号公報

Claims (6)

  1. 装置を使用するユーザの識別情報が入力される入力手段と、
    前記入力手段から入力された前記識別情報により特定されるユーザの権限情報を取得する取得手段と、
    前記入力手段から入力された前記識別情報により特定されるユーザの所属と、前記装置の所属とが異なることを条件に、前記取得手段が取得した前記権限情報が示す権限により実行させることが可能な各機能のうち一部の機能の実行を制限した権限を、前記識別情報を入力したユーザに付与する設定手段と、
    を備える情報処理装置。
  2. 前記設定手段が一部の機能の実行を制限した権限を、ユーザに付与する権限として設定したことを条件に、一部の機能の実行が制限されていることを報知する報知情報を出力する出力手段を更に備える、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記設定手段は、前記権限情報に機能の実行を制限しないで維持することを示す維持情報が含まれていることを条件に、所属が異なる場合であっても機能の実行を制限しない、
    請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記設定手段は、段階的に設定された権限の階級を低下させることにより一部の機能の実行を制限する、
    請求項1乃至3の何れか一項に記載の情報処理装置。
  5. 前記設定手段は、前記権限情報が示す階級が閾値より低いことを条件に、所属が異なる場合であっても前記階級を下げない、
    請求項4に記載の情報処理装置。
  6. コンピュータを、
    装置を使用するユーザの識別情報が入力される入力手段と、
    前記入力手段から入力された前記識別情報により特定されるユーザの権限情報を取得する取得手段と、
    前記入力手段から入力された前記識別情報により特定されるユーザの所属と、前記装置の所属とが異なることを条件に、前記取得手段が取得した前記権限情報が示す権限により実行させることが可能な各機能のうち一部の機能の実行を制限した権限を、前記識別情報を入力したユーザに付与する設定手段と、
    して機能させるためのプログラム。
JP2016226967A 2016-11-22 2016-11-22 情報処理装置及びプログラム Active JP6820725B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016226967A JP6820725B2 (ja) 2016-11-22 2016-11-22 情報処理装置及びプログラム
CN201711003706.3A CN108090649A (zh) 2016-11-22 2017-10-24 信息处理装置及控制方法、终端设备
US15/815,016 US20180144331A1 (en) 2016-11-22 2017-11-16 Information processing apparatus and information processing method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016226967A JP6820725B2 (ja) 2016-11-22 2016-11-22 情報処理装置及びプログラム

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021000046A Division JP7064628B2 (ja) 2021-01-04 2021-01-04 情報処理装置及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018084912A true JP2018084912A (ja) 2018-05-31
JP6820725B2 JP6820725B2 (ja) 2021-01-27

Family

ID=62147101

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016226967A Active JP6820725B2 (ja) 2016-11-22 2016-11-22 情報処理装置及びプログラム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20180144331A1 (ja)
JP (1) JP6820725B2 (ja)
CN (1) CN108090649A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN117113313B (zh) * 2023-10-25 2024-04-09 荣耀终端有限公司 权限管理方法及装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004185112A (ja) * 2002-11-29 2004-07-02 Toshiba Tec Corp Posシステムおよびpos端末
JP2011175606A (ja) * 2010-02-25 2011-09-08 Sii Data Service Kk オーダーエントリーシステム、移動端末装置および移動端末装置の表示方法
JP2015125480A (ja) * 2013-12-25 2015-07-06 東芝テック株式会社 商品販売データ処理装置及びプログラム

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4068477B2 (ja) * 2003-02-26 2008-03-26 Necインフロンティア株式会社 Posシステムにおける作業画面表示方式
JP5151488B2 (ja) * 2008-01-09 2013-02-27 富士ゼロックス株式会社 権限情報管理装置、情報処理システム及びプログラム
JP4985426B2 (ja) * 2008-01-24 2012-07-25 富士ゼロックス株式会社 権限認証装置、権限認証システム、及び権限認証プログラム
KR20130010770A (ko) * 2011-07-19 2013-01-29 삼성전자주식회사 호스트 장치, 관리 서버 및 그들의 화상 형성 제어 방법

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004185112A (ja) * 2002-11-29 2004-07-02 Toshiba Tec Corp Posシステムおよびpos端末
JP2011175606A (ja) * 2010-02-25 2011-09-08 Sii Data Service Kk オーダーエントリーシステム、移動端末装置および移動端末装置の表示方法
JP2015125480A (ja) * 2013-12-25 2015-07-06 東芝テック株式会社 商品販売データ処理装置及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
CN108090649A (zh) 2018-05-29
JP6820725B2 (ja) 2021-01-27
US20180144331A1 (en) 2018-05-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI526037B (zh) 用於交易鑑認之抽象化及隨機化單次使用密碼之方法及系統
US20080114678A1 (en) Method and apparatus for remote authorization
US11777930B2 (en) Transaction authentication
JP2014056550A (ja) 利用者情報管理装置、利用者情報管理方法および利用者情報管理プログラム
CN102968250A (zh) 用于选择多个帐户和连接点的用户界面
JP5507641B2 (ja) 権限管理装置、権限管理方法および権限管理プログラム
JP2019148991A (ja) プロビジョニングシステム、プロビジョニング方法、プロビジョニングプログラム、およびネットワークデバイス
JP2015179474A (ja) 販売時点管理システム
JP6820725B2 (ja) 情報処理装置及びプログラム
JP7064628B2 (ja) 情報処理装置及びプログラム
JP2015045930A (ja) 販売管理装置
JP7384526B2 (ja) 方法及びプログラム
US20240086519A1 (en) System and method for distributed management of consumer data
CN113450118A (zh) 交易证明系统、管理装置及存储介质
Kordov et al. Applied software for managing a small business
JP6795952B2 (ja) システム、管理サーバ、情報処理方法、及び、プログラム
JP6113680B2 (ja) 権限管理装置、権限管理方法および権限管理プログラム
KR101753835B1 (ko) 앱을 이용한 쿠폰 서비스 방법 및 시스템
JP6009521B2 (ja) 利用者特定システム、方法、およびプログラム
JP2018181279A (ja) 管理プログラム、管理方法及び管理装置
JP7388017B2 (ja) 処理方法、携帯端末及びプログラム
JP2023125217A (ja) プログラム、情報処理装置、及び情報処理方法
JP2024051338A (ja) 貨幣処理システム及び貨幣処理方法
JP2021012621A (ja) 処理方法、携帯端末及びプログラム
JP2015028740A (ja) サービス提供システム、サービス提供方法及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190924

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200904

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200915

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201104

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201208

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210105

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6820725

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150