JP2018083276A - インパクト回転工具 - Google Patents

インパクト回転工具 Download PDF

Info

Publication number
JP2018083276A
JP2018083276A JP2016229461A JP2016229461A JP2018083276A JP 2018083276 A JP2018083276 A JP 2018083276A JP 2016229461 A JP2016229461 A JP 2016229461A JP 2016229461 A JP2016229461 A JP 2016229461A JP 2018083276 A JP2018083276 A JP 2018083276A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
impact
motor
time
hit
detection unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016229461A
Other languages
English (en)
Inventor
陵平 大石
Ryohei Oishi
陵平 大石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2016229461A priority Critical patent/JP2018083276A/ja
Publication of JP2018083276A publication Critical patent/JP2018083276A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)

Abstract

【課題】打撃開始時点から所定の設定時間が経過したときにモータ回転を停止させるトルク制御を好適に実施する。【解決手段】打撃検出部13は、インパクト機構9による打撃を検出する。制御部10は、打撃検出部13の検出結果から打撃開始時点を特定し、打撃開始時点から所定の設定時間が経過したときにモータ2の回転を停止させる制御を実施する。制御部10は、打撃開始時点から所定の設定時間が経過する前に、打撃検出部13により打撃が検出されなくなると、打撃開始時点から所定の設定時間が経過したときにモータの回転を停止させない。【選択図】図1

Description

本発明は、インパクトレンチやインパクトドライバなどのインパクト回転工具に関する。
インパクト回転工具は、モータ出力で回転するハンマにより出力軸に回転方向の打撃衝撃を与えて、ボルトやナットなどのねじ部材の締付けを行う。インパクト回転工具は組立工場などで使用されるため、ねじ部材の締付トルクは、ユーザにより設定された値となるように正確に制御される必要がある。
締付トルクの制御精度を高めるためには、出力軸にトルク測定手段を設けて実際の締付トルクを直接測定することが好ましいが、工具の高コスト化および大型化を招くという問題がある。そのため従来より、締付トルクが設定値になったことを推定することでモータを自動停止するシャットオフ機能を備えたインパクト回転工具が提供されている。特許文献1は、打撃機構の打撃開始時点を検出する打撃開始時点検出手段と、打撃開始時点検出手段からの信号により動作するタイマと、タイマの動作時間が設定時間に等しくなったときに直巻整流子電動機の電流を遮断する電流遮断手段とを備えたインパクトレンチを開示する。
実公昭59−17582号公報
インパクト回転工具では、回転方向に係合するハンマとアンビルとの間に所定値以上の負荷が作用することで、ハンマがアンビルに対して後退する。ハンマの後退によりハンマとアンビルの係合状態が解除されると、ハンマは回転しながら前進してアンビルを打撃する。そのためインパクト回転工具が、たとえば被締結部材やボルトの塗装を削り取りながらボルトを締結するとき、塗装の削り取り負荷が大きいと、ボルトの着座前にハンマがアンビルを打撃することがある。打撃開始時点から設定時間経過時にモータを自動停止するトルク制御を行う場合、ボルト着座前の負荷に対する打撃開始時点を基準としてモータを自動停止すると、締付トルク値が、目標とするトルク値に到達しないことがある。
本発明はこうした状況に鑑みなされたものであり、その目的は、トルク制御を好適に実施する技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様のインパクト回転工具は、モータ出力によって出力軸に打撃衝撃を加えるインパクト機構と、インパクト機構による打撃を検出する打撃検出部と、打撃検出部の検出結果から打撃開始時点を特定し、打撃開始時点から所定の設定時間が経過したときにモータの回転を停止させる制御部とを備える。打撃開始時点から所定の設定時間が経過する前に、打撃検出部により打撃が検出されなくなると、制御部は、打撃開始時点から所定の設定時間が経過したときにモータの回転を停止させず、モータの回転を継続させる。
本発明によれば、トルク制御を好適に実施する技術を提供できる。
実施形態に係るインパクト回転工具の構成を示す図である。 検出電圧波形の例を示す図である。 途中負荷発生時の検出電圧波形の例を示す図である。
図1は、本発明の実施形態に係るインパクト回転工具の構成を示す。インパクト回転工具1において、電力はバッテリパックに内蔵されたリチウムイオン電池により供給される。電圧検出部12はバッテリ電圧を検出して、検出したバッテリ電圧値を制御部10に出力する。制御部10は、バッテリ電圧値が所定の保護閾値を下回ると、リチウムイオン電池からの電力供給を停止させるバッテリ管理を行う。制御部10は電力供給を停止させると、ユーザに充電を促す報知を行ってもよい。二次電池であるリチウムイオン電池は、残量が空になってから充電すると劣化が早まるため、ある程度残量が残った状態でユーザに充電させることが好ましい。
モータ2は、モータ駆動部11により駆動され、モータ2の回転出力は、減速機3によって減速されて駆動軸5に伝達される。駆動軸5には、カム機構(図示せず)を介してハンマ6が連結され、ハンマ6は、ばね4により出力軸8を備えるアンビル7に向けて付勢される。
ハンマ6とアンビル7との間に所定値以上の負荷が作用しない間は、ハンマ6とアンビル7とが回転方向に係合し、ハンマ6は、駆動軸5の回転をアンビル7に伝達する。しかしながらハンマ6とアンビル7との間に所定値以上の負荷が作用すると、ハンマ6がカム機構によりばね4に抗して後退し、ハンマ6とアンビル7との係合状態が解除される。その後、ばね4による付勢とカム機構による誘導により、ハンマ6は回転しながら前進してアンビル7に回転方向の打撃衝撃(インパクト)を加える。インパクト回転工具1において、ばね4、駆動軸5、ハンマ6およびカム機構は、モータ出力によってアンビル7および出力軸8に打撃衝撃を加えるインパクト機構9を構成する。
インパクト回転工具1において、制御部10、打撃検出部13、設定部15などの構成は、制御基板に搭載されるマイクロコンピュータなどにより実現される。制御部10は、バッテリ管理や、モータ2の回転制御機能などを有する。操作スイッチ16は、ユーザの指により引き操作されるトリガスイッチであって、制御部10は、操作スイッチ16の操作有無によりモータ2のオンオフを制御するとともに、操作スイッチ16の操作量に応じた駆動指示をモータ駆動部11に供給する。モータ駆動部11は、制御部10から供給される駆動指示によりモータ2の印加電流を制御して、モータ回転数を調整する。
打撃検出部13は、インパクト機構9による打撃を検出して、検出結果を制御部10に供給する。打撃検出部13は、ハンマ6がアンビル7を打撃することによる衝撃を検出する衝撃センサや、打撃音を検出する音センサなどを有して構成されてよい。なお実施形態で打撃検出部13は、バッテリ電圧を検出する電圧検出部12の出力から、インパクト機構9による打撃を検出する構成を採用する。
インパクト回転工具1は、ユーザが選択可能な2つの動作モードを有する。第1の動作モードは、打撃検出部13の検出結果にもとづいてモータ2の回転を停止させるモードであり、打撃開始時点から所定の設定時間が経過したときにモータ2を自動停止させるシャットオフ機能を有効とするモードである。ユーザは第1動作モードを選択する場合、目標とする締付トルク値を設定し、設定した締付トルク値は、モータ2を自動停止させるときの設定時間に反映される。第1の動作モードでは、ユーザは操作スイッチ16を最大操作位置まで引き操作し、モータ2が自動停止すると操作スイッチ16をオフ位置に戻す。
第2の動作モードは、シャットオフ機能を無効とするモードである。第2動作モードではモータ2が自動停止しないため、ユーザは操作スイッチ16の引き操作量を調整して、ねじ部材の締め過ぎを防止する。
設定部15は、ユーザによる選択操作にもとづいて、第1動作モードまたは第2動作モードのいずれかを設定する。インパクト回転工具1は、第1動作モードまたは第2動作モードを選択させるモード切替スイッチを備え、ユーザはモード切替スイッチの操作により動作モードを選択してよい。制御部10は、設定部15が設定した動作モードに応じてモータ2の回転を制御する。
設定時間記憶部17は、ユーザが設定可能な目標トルク値ごとに、打撃開始時点からモータ2を停止させるまでの設定時間を記憶している。設定部15が第1動作モードを設定した場合、制御部10は、目標トルク値に対応する設定時間Tを設定時間記憶部17から取得する。その後、ユーザが操作スイッチ16を操作すると、制御部10は、打撃検出部13の検出結果から打撃開始時点を特定し、打撃開始時点から設定時間Tが経過したときにモータ2の回転を停止させる。
図2は、第1動作モードにおける電圧検出部12の検出電圧波形の例を示す。電圧検出部12は、検出したバッテリ電圧値を制御部10および打撃検出部13に供給する。制御部10はリチウムイオン電池の保護のために常にバッテリ電圧を監視し、モータ停止時のバッテリ電圧が所定の保護閾値を下回ると、リチウムイオン電池からの電力供給を停止させるバッテリ管理を実行している。時間t1までの間、モータ2は停止状態にあり、電圧検出部12は、バッテリ電圧がE1であることを示す検出信号を制御部10に出力する。制御部10は、電圧E1と保護閾値とを比較して、電圧E1が保護閾値以上であることを確認する。以下、モータ停止時に検出されたバッテリ電圧E1を「基準電圧」と呼ぶ。
ユーザが時間t1で操作スイッチ16の操作を開始すると、制御部10は、操作スイッチ16の操作量に応じた駆動指示をモータ駆動部11に供給し、モータ駆動部11は、駆動指示にしたがってモータ2を回転させる。図2において、時間t1からt2までの間、ハンマ6とアンビル7は係合状態を維持して一体となって回転し、時間t2でハンマ6を含むインパクト機構9による打撃が開始される。
図2に示すように、モータ2が回転すると、モータ2に印加される電流に応じた電圧降下が生じる。時間t1からt2までの間の検出電圧E2は、基準電圧E1から1V程度降下した値となる。時間t2以降では、インパクト機構9による打撃が開始されたことにより、検出電圧E2と比べてさらに電圧降下が大きくなる。実施形態の打撃検出部13は、このバッテリ電圧波形を利用して、インパクト機構9による打撃を検出する。
打撃検出部13は、モータ停止時の基準電圧E1にもとづいて、打撃が生じたことを判定するための判定閾値Th1を設定する。
判定閾値Th1=基準電圧E1−所定降下電圧E3
所定降下電圧E3は、(E1−E2)よりも大きい値に設定される。たとえば(E1−E2)が1V程度である場合、所定降下電圧E3は4V程度の値に設定されてよい。打撃検出部13は、電圧検出部12の検出電圧と判定閾値Th1を比較するコンパレータを有し、検出電圧が判定閾値Th1を下回ったことを示すコンパレータ出力から、打撃が開始されたことを判定してよい。
実施形態の打撃検出部13は、電圧検出部12の出力を用いてインパクト機構9による打撃を検出する。なおインパクト機構9による打撃を検出するために、衝撃センサや音センサなどを別途設けることも可能であるが、バッテリ保護のために標準装備されている電圧検出部12を打撃検出に利用することは、コスト的な利点が大きい。また打撃検出部13は、モータ停止時の基準電圧E1にもとづいて判定閾値Th1を設定することで、基準電圧E1が満充電時の最大電圧から下がっている場合であっても、判定閾値を所定値に固定した場合と比較して、打撃を好適に検出できる。
打撃検出部13がインパクト機構9による打撃を検出すると、制御部10は、打撃開始時点(時間t2)を特定し、タイマ(図示せず)を作動させる。第1動作モードにおいて制御部10は、打撃開始時点から設定時間Tが経過したときにモータ2の回転を停止させるシャットオフ機能を実行し、図2において制御部10は、時間t2から設定時間Tが経過した時間t3でモータ2の回転を自動停止させている。モータ2の回転が停止すると、バッテリ電圧は基準電圧E1に戻る。このときねじ部材の締付トルク値は、ユーザが設定した目標トルク値となっている必要がある。
作業対象であるねじ部材と被締結部材によっては、ねじ部材が被締結部材に着座する前に、ハンマ6とアンビル7との間に所定値以上の負荷(以下、「途中負荷」とも呼ぶ)が生じて、ハンマ6がアンビル7を打撃することがある。この場合、制御部10が打撃開始時点から設定時間Tの経過時にモータ2の回転を停止させると、ねじ部材の着座前からタイマが計時していることで、締結後のボルトの締付トルク値が、ユーザが設定した目標トルク値に到達しない。そこで実施形態の制御部10は、インパクト機構9による打撃が途中負荷に対するものであることを判定すると、タイマをリセットする機能を有している。
制御部10によるタイマリセット機能を実現するために、打撃検出部13は、モータ停止時の基準電圧E1にもとづいて、打撃が生じていないことを判定するための判定閾値Th2を設定する。
判定閾値Th2=基準電圧E1−所定電圧E4
ここで所定電圧E4は、
Th1<Th2<E2
の関係が成立するように定められる。打撃検出部13は、検出電圧が判定閾値Th2を上回ると、打撃が終了したことを判定する。制御部10は、打撃検出部13により打撃が終了したことを判定され、その後の所定時間、打撃検出部13により打撃が検出されない場合に、インパクト機構9による打撃が途中負荷に対するものであったことを判定し、タイマをリセットする。
図3は、途中負荷発生時の電圧検出部12の検出電圧波形の例を示す。ユーザが時間t1で操作スイッチ16の操作を開始する。時間t1からt4までの間、ハンマ6とアンビル7は係合状態を維持して一体となって回転している。時間t4で、検出電圧が判定閾値Th1を下回ると、打撃検出部13は、打撃が開始されたことを検出する。
打撃検出部13がインパクト機構9による打撃を検出すると、制御部10は、打撃開始時点(時間t4)を特定し、タイマを作動させて、タイマの計測時間が設定時間Tになるとモータ2の回転を停止させるシャットオフ機能を実行する。
図3に示す電圧波形例において、打撃検出部13は、設定時間Tの経過前である時間t5で、検出電圧が判定閾値Th2を上回ったことを検出する。制御部10は、この検出結果を受けて打撃が終了したことを認識し、その後、所定時間、打撃検出部13により打撃が検出されるか否かを確認する。この所定時間は、複数回の打撃に相当する時間に設定される。たとえば打撃間隔が略n[m秒]である場合、所定時間は3n〜5n[m秒]であってよい。打撃終了検出時から所定時間の間に打撃検出部13により打撃が検出されなければ、制御部10は、インパクト機構9による打撃が途中負荷に対するものであったことを判定し、タイマをリセットする。一方で、打撃終了検出時から所定時間の間に打撃検出部13により打撃が検出されると、制御部10は、シャットオフ機能を継続して実行する。
なお電圧検出部12の電圧検出精度が高ければ、制御部10は、打撃終了検出時の後に打撃検出の有無を確認する必要はなく、打撃終了検出時に、インパクト機構9による打撃が途中負荷に対するものであったことを判定して、タイマをリセットしてよい。
以上のように制御部10は、打撃開始時点から設定時間Tが経過する前に、打撃検出部13により打撃が検出されなくなると、シャットオフ機能の実行を停止し、タイマをリセットする。図3に示す例で制御部10は、時間t4でシャットオフ機能を実行開始するものの、設定時間Tの経過前の時間t5で、時間t4以降の打撃が途中負荷に対するものであったことが判定されたため、シャットオフ機能の実行を停止し、タイマをリセットしている。制御部10はタイマをリセットしたことで、時間t4から設定時間Tが経過したときにモータ2の回転を停止させず、モータ2の回転を継続させる。
時間t6で打撃検出部13がインパクト機構9による打撃を検出すると、制御部10は、打撃開始時点(時間t6)を特定し、タイマを作動させる。図3に示す例では、時間t6から設定時間Tが経過した時間t7までの間に打撃終了が検出されなかったため、制御部10は、時間t7でモータ2の回転を停止させている。このように実施形態のインパクト回転工具1によれば、設定時間T内の打撃検出部13の検出結果に応じて打撃開始時点を適切に再設定することで、締付トルク値を、ユーザが設定した目標トルク値に制御することが可能となる。
時間t7でモータ2が自動停止したとき、ねじ部材の締付トルク値は、設定した目標トルク値となっている必要があるが、ユーザが目標トルク値を間違えて小さく設定したようなケースでは、継続して増し締め作業を行いたいことがある。ユーザは第1動作モードにおける目標トルク値を再設定したり、動作モードを第2動作モードに手動で切り替えることで、増し締め作業を行うことができる。
しかしながら、目標トルク値の再設定や動作モードの切替操作は、一旦、インパクト回転工具1の先端工具を作業対象から外して行わなければならない。そこでインパクト回転工具1は、第1動作モードにおいてモータ2を自動停止した後、所定の条件が成立すると、動作モードを第2動作モードに自動的に切り替えて、ユーザが増し締め作業を連続して実施できるようにする。
具体的に制御部10は、第1動作モードにおいて打撃開始時点から設定時間Tが経過したときにモータ2の回転を停止させた後、ユーザが所定時間内に操作スイッチ16を操作すると、その後は打撃開始時点から所定の設定時間経過時にモータの回転を停止させる制御を実施しない。つまり制御部10は、第1動作モードのシャットオフ機能によりモータ2を自動停止した後、ユーザが一度操作スイッチ16をオフにし、所定時間内に操作スイッチ16を再操作したことを条件として、動作モードを第2動作モードに自動で切り替える。第2動作モードでは、シャットオフ機能が無効とされており、したがって打撃開始時点から設定時間経過時にモータ回転を自動停止させる制御は実施されない。
たとえば、動作モードを切り替える条件となる所定時間は、ユーザが操作スイッチ16をオフにしてからオンにするまでの時間として設定されてよいが、モータ2が自動停止されてから操作スイッチ16がオンにされるまでの時間として設定されてもよい。この所定時間は、数秒(たとえば3秒)に設定される。
たとえばユーザが作業対象の締付作業を繰り返し行っているとき、1つの作業対象の締付作業を終えて、次の作業対象の締付作業を開始するまでには、少なくとも5秒程度を要することが予想される。そこで、この時間よりも短い時間(たとえば3秒)内に操作スイッチ16が再操作されたことを条件とすることで、操作スイッチ16のオン操作が、同一の作業対象の増し締め作業であることが判断される。制御部10は、所定時間内のユーザによる操作スイッチ16の再操作を契機として第1動作モードから第2動作モードに自動で切り替えることで、ユーザによる増し締め作業をサポートできる。
以上、本発明を実施形態をもとに説明した。この実施形態は例示であり、それらの各構成要素あるいは各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
実施形態において、電圧検出部12は、バッテリ電圧を検出することを説明したが、モータ電圧を検出してもよい。
本発明の態様の概要は、次の通りである。
本発明のある態様のインパクト回転工具(1)は、モータ出力によって出力軸(8)に打撃衝撃を加えるインパクト機構(9)と、インパクト機構による打撃を検出する打撃検出部(13)と、打撃検出部の検出結果から打撃開始時点を特定し、打撃開始時点から所定の設定時間が経過したときにモータの回転を停止させる制御部(10)とを備える。打撃開始時点から所定の設定時間が経過する前に、打撃検出部により打撃が検出されなくなると、制御部(10)は、打撃開始時点から所定の設定時間が経過したときにモータの回転を停止させず、モータの回転を継続させる。
制御部(10)は、打撃開始時点から所定の設定時間が経過したときにモータの回転を停止させた後、ユーザが所定時間内に操作スイッチを操作すると、その後は打撃開始時点から所定の設定時間経過時にモータの回転を停止させる制御を実施しないことが好ましい。
打撃検出部は、バッテリ電圧又はモータ電圧を検出する電圧検出部の出力から、インパクト機構による打撃を検出してもよい。
1・・・インパクト回転工具、2・・・モータ、9・・・インパクト機構、10・・・制御部、12・・・電圧検出部、13・・・打撃検出部、15・・・設定部、16・・・操作スイッチ、17・・・設定時間記憶部。

Claims (3)

  1. モータ出力によって出力軸に打撃衝撃を加えるインパクト機構と、前記インパクト機構による打撃を検出する打撃検出部と、前記打撃検出部の検出結果から打撃開始時点を特定し、打撃開始時点から所定の設定時間が経過したときにモータの回転を停止させる制御部と、を備えたインパクト回転工具であって、
    前記制御部は、打撃開始時点から所定の設定時間が経過する前に、前記打撃検出部により打撃が検出されなくなると、打撃開始時点から所定の設定時間が経過したときにモータの回転を停止させない、
    ことを特徴とするインパクト回転工具。
  2. 前記制御部は、打撃開始時点から所定の設定時間が経過したときにモータの回転を停止させた後、ユーザが所定時間内に操作スイッチを操作すると、その後は打撃開始時点から所定の設定時間経過時にモータの回転を停止させる制御を実施しない、
    ことを特徴とする請求項1に記載のインパクト回転工具。
  3. 前記打撃検出部は、バッテリ電圧又はモータ電圧を検出する電圧検出部の出力から、前記インパクト機構による打撃を検出する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のインパクト回転工具。
JP2016229461A 2016-11-25 2016-11-25 インパクト回転工具 Pending JP2018083276A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016229461A JP2018083276A (ja) 2016-11-25 2016-11-25 インパクト回転工具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016229461A JP2018083276A (ja) 2016-11-25 2016-11-25 インパクト回転工具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018083276A true JP2018083276A (ja) 2018-05-31

Family

ID=62236834

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016229461A Pending JP2018083276A (ja) 2016-11-25 2016-11-25 インパクト回転工具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018083276A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11855567B2 (en) 2020-12-18 2023-12-26 Black & Decker Inc. Impact tools and control modes

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001219382A (ja) * 2000-02-04 2001-08-14 Matsushita Electric Works Ltd インパクト回転工具
JP2002160180A (ja) * 2000-11-22 2002-06-04 Makita Corp 動作モード切替機能を備える電動工具
JP2007007852A (ja) * 2006-08-08 2007-01-18 Makita Corp 締付工具

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001219382A (ja) * 2000-02-04 2001-08-14 Matsushita Electric Works Ltd インパクト回転工具
JP2002160180A (ja) * 2000-11-22 2002-06-04 Makita Corp 動作モード切替機能を備える電動工具
JP2007007852A (ja) * 2006-08-08 2007-01-18 Makita Corp 締付工具

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11855567B2 (en) 2020-12-18 2023-12-26 Black & Decker Inc. Impact tools and control modes

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11325228B2 (en) Rotary impact tool
US10322498B2 (en) Electric power tool
JP6406792B2 (ja) 電動工具の電動機を制御するための方法、および、制御装置
US11919129B2 (en) Adaptive impact blow detection
US8890449B2 (en) Electric power tool, lock state occurrence determination apparatus, and program
US10919134B2 (en) Impact rotary tool
JP5841011B2 (ja) 回転打撃工具
JP6380924B2 (ja) インパクト回転工具の慣性モーメントの測定方法とその測定方法を用いたインパクト回転工具
EP3272463B1 (en) Impact rotary tool
JP7170290B2 (ja) インパクト回転工具
JP2017042839A (ja) 回転打撃工具
US20140158390A1 (en) Electric tool
JP6755154B2 (ja) 電動工具
JP7132707B2 (ja) 電動作業機
EP3040162B1 (en) Impact rotation tool
JP6587110B2 (ja) 回転打撃工具
JP2019030947A (ja) 電動作業機
JP2011067910A (ja) 自動車タイヤ交換用のホイールナットの締付け工具
JP2019123027A (ja) 電動作業機
JP2018083276A (ja) インパクト回転工具
JP6095526B2 (ja) 回転打撃工具
JP7113264B2 (ja) 電動工具
JP2001246574A (ja) インパクト回転工具
JP2001341079A (ja) 動力駆動回転工具
JP6028075B2 (ja) 回転打撃工具

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20180416

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190705

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200421

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200512

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20201104